エウレカセブンのアフターストーリーです。
AOは関係ありません、エンディングからの流れを妄想しつつ書いていきます
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レントン『バイバイなんて言うなよ!1人で行こうとするなよ、エウレカ!』
エウレカ『来てくれた、本当に来てくれた』
レントン『約束しただろ、俺は絶対君を守るって!君とずっと一緒にいるって!』
エウレカ『けど、私もう戻れない…』
レントン『君がこの星を守るためにコーラリアンでなくなる事を選ぶのなら、俺も人間である事をやめる、俺は君と出会えたこの星が大事だし、この星で生きるみんなも大切だ、でも俺はそのために君を失いたくない』
エウレカに髪飾りをつける
レントン『似合ってるよ』
エウレカ『レントン…』
そしてその後…
-とある病院-
ホランド『ここか…』
タルホ『まだ入院してるのね…』
ホランド『あいつらが病院に入ってからもう9年もたつのか』
タルホ『私たちが悪い…のかもしれないわね…』
ホランド『俺らが許せない…だろうな…』
9年前
市町『能力開発というのを知っていますか?』
ホランド『ああぁ?能力開発だぁ?』
市町『はい、人がなにかをしたい!と思う時に一番必要なものはなんだと思います?』
ホランド『んなの決まってんだろ!男はポリシーだ!信念だけありゃなんでもできんだよ!』
市町『半分正解、とでも言うべきでしょうか…正解は《怒り》です』
ホランド『!?』
市町『戦争、革命、全ての大きな出来事は何かに対しての怒りから始まりました』
市町『ヒトラーのユダヤ人虐殺は民族史上主義への怒り、第二次世界大戦は元々はドイツの領土だった港をとったポーランドへの怒り…』
ホランド『それで、怒りとご自慢の能力開発がどうつながってくるんだ?』
市町『はい』
市町『もしも、この《怒り》をもっと純度の高いものにしたとしたら…どうでしょう?』
ホランド『…何が言いたい?』
市町『まだ純粋な子供のうちにですよ、あの子たちの怒りを純度の高いものにするんです』
市町『もちろんこれはあのこ達にとってもいいことですよ』
市町『よりリーダーシップをとるにふさわしい子になれるんですから』
ホランド『…で何をすればいいんだ』
市町『少しスポンサーになっていただきたいんです』
市町『エウレカさんとレントン君でしたっけ』
市町『彼女たちの原動力《愛》今回はそれにスポットをあてて純度の高いものにしたいと思います』
ホランド『愛なんて信じねぇ!俺達は喰いたい時に喰って寝たい時に寝る』
ホランド『それだけだ』
市町『《愛》は素晴らしいものですよ』
市町『未知への探求、僕はこれを《愛》と定義してます』
市町『分からないから好きになる』
市町『分からない事があると男は女をいじめる、そして愛がうまれる』
市町『もしも《愛》を未知への探求と定義するのなら、より純度の高い《愛》に対する怒りを持った子供を作り出せば…』
市町『人間はより高次元な存在になれると…そうは思いませんか?』
ホランド『…そのためにエウレカとレントンを差し出せっていうのか?』
ホランド『そんな事出来る訳ねぇだろ!』
市町『お食事すすまないようですね』
市町『私はね、パスタが好きなんですよ』
市町『特にベーコンの入ったナポリタンが』
ホランド『レントン達に何をするつもりだ?』
市町『自我を押さえるカプセルの中に入ってもらいます』
市町『身体を2つに分けるんですよ』
市町『彼らのね』
ホランド『金であいつらを売れっていうのか?』
市町『あなたの子供ではないんでしょう?』
市町『彼らは確かにコールドスリープ状態に入ってもらいますが義体を使う事で普通に話す事も出来れば普段の生活になんの支障も出ません』
ホランド『考えさせてくれ…』
市町『はい、いい返事を期待してますよ』
タルホ『どうしたのホランド?浮かない顔して』
ホランド『13地区のやつらが金の為にエウレカとレントンを差し出せと言ってきやがった…』
タルホ『私は絶対反対よ!エウレカとレントンだって私達の仲間じゃない』
ホランド『ああ…』
ホランド『俺達はガキの集まりだ今までだってガキどもを助けてきたはずだ…』
ホランド『それなのに俺達がこんな事をするなんてな…』
…そして9年の月日が流れる
ホランド『あいつらやってくれたな』
ホランド『まさかあいつらの《愛》が世界を救う事になるとは思ってもみなかったぜ』
タルホ『最後には彼らに全てを託す事になるとはね…』
タルホ『皮肉な話』
タルホ『レントンとエウレカの《愛》から言葉がうまれた』
タルホ『そしてメーテルやリンクが仲間になって』
タルホ『私達に新しい世界を…《愛》の新しい意味を気づかせてくれたのはレントン達かもしれないわね』
やっぱり書ききっちゃいます
…シュー
パカッ
レントン『んん…ここはどこだ?俺はエウレカを追って…ニルヴァーシュに乗って…』
ホランド『ありがとな…お前が…お前らが世界を救ったんだ』
エウレカ『レントン良かった!もう起きないと思って!』
レントン『そっかぁ…俺はエウレカを追って…君を救って…』
レントン『でも…あれ全部が夢だったんだね』
タルホ『そう…夢!あれは全部夢だったの』
タルホ『でも…あんたはこっちのでも世界を救った、例え夢でも世界を救ったんだよ』
タルホ『胸をはりなさい!』
レントン『タルホさん…』
エウレカ『レントンたくさん冒険したね!』
レントン『俺エウレカと会えて楽しかった…これは夢かもしれない…でも』
レントン『君がいたから成長が出来た、分からない事を気づかせてくれた』
レントン『きっと君を好きになれたのはだからなんだよ』
レントン『僕は君を知らなかった』
レントン『きっと僕は君を知りたかったんだ!だから好きになったんだ』
エウレカ『…私もレントンが好き…だから』
エウレカ『レントンはいつでも私を助けてくれる』
レントン『俺、エウレカを好きになって思ったんだ』
エウレカ『俺達は何度も同じKLFと戦っていた』
レントン『そう、俺達は回っていたんだよ、夢の中で…何度も何度も』
レントン『でも意味はあった、意味はあったんだよ』
レントン『あの戦いの中に』
レントン『君は俺に知識をくれた』
エウレカ『…知識?』
レントン『君が教えてくれたんだ』
レントン『全てを俺は君に教わった』
レントン『だから俺達は何度も繰り返す事が出来るんだ』
レントン『君が俺を救ってくれたから!』
エウレカ『でも…疲れちゃうよね』
レントン『永遠には君を守れないかもしれない、きっと神様に誓えない』
レントン『でも…』
レントン『ぐるぐる回って…ちょっとずつでもいいから俺達の世界を作る事は出来ると思うんだ!』
レントン『いつかは俺もエウレカもおじいちゃんやおばあちゃんになる』
レントン『その時にさ』
レントン『俺も絶対幸せになりたいし、君を幸せにしたいんだ』
レントン『最後がバットエンドなんですごい寂しいじゃん』
レントン『だから俺達は頑張るんだ』
レントン『俺は他の人が何を望んでるのかなんて分からない』
レントン『でもいくつになっても何かを望む権利はあると思うんだ』
レントン『だからエウレカ!もっともっと俺に新しい世界を教えて欲しいんだ』
エウレカ『新しい世界…?』
レントン『そう』
レントン『君は空から降ってきたあの時新しい世界を俺に教えてくれたんだ』
レントン『つまんないと思ってあの時に新しい世界を俺にくれたんだよ』
レントン『だからもっと新しい世界を俺に持ってきてくれ!俺に教えてくれ!』
レントン『そしたら俺はもっと頑張れる、そんな気がするんだよ』
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