凛「キスして、いい?」未央「・・・え?」 (62)
※百合描写があります。百合が嫌いな人は御注意を。
※りんみおSSですが、ちゃんと卯月と三人で仲良しなので御安心を。
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~346プロ レッスンルーム~
凛「ごめん未央。急に呼び出して・・・」
未央「いいよいいよ。ちょうど暇だったし♪」
未央「それで、しぶりんの未央ちゃんへの頼み事とは何かな~?」
凛「・・・・・・」
未央「遠慮しないでよ!私としぶりんの仲じゃん!」
凛「・・・・・・・・・」
未央「・・・しぶりん?」
凛「・・・・・・私が、ドラマに出ることになったのは話したよね?」
未央「学園恋愛モノだよね!」
凛「うん。・・・それで、さ。その・・・演技の練習に付き合ってほしいんだ。」
未央「お!台本の読み合わせだね!ばっちこーい!!」
凛「・・・・・・ううん。そうじゃ、ない・・・」
未央「ありゃ?」
凛「えっと・・・その・・・台本に、私が恋人役の人に・・・キスするシーンがあってさ・・・」
未央「ほほう♪なかなか興味深い話ですな~」
凛「で、でもね。私、今までキスとかしたことなくて・・・どう演じればいいのか、分からないんだ・・・」
未央「ふむふむ」
凛「だから・・・未央!」ズイ
未央「!?」
凛「キスして、いい?」
未央「・・・え?」
凛「・・・・・・・・・・・・」
未央「・・・・・・・・・・・・・」
凛「・・・・・・・・・・・っ!」
未央「・・・・・・キスって、私に?」
凛「・・・・・・///」コク
未央「・・・・・・しぶりんが・・・私に・・・?///」
凛「・・・・・・・・・//////」コク
未央「・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?/////////」
未央「いやいやいやいやいやいやいや!なんで!?なぜ!?ホワイ!?」
凛「やっぱり・・・驚くよね・・・」
未央「そりゃ驚くよ!?まさか同性の友人からキスの練習付き合ってなんて言われるとは思わなかったよ!?」
凛「ごめん・・・でもプロデューサーに頼むわけにはいかないし・・・」
未央「な、なんで私なの?しまむーにも頼んだの?」
凛「・・・卯月はだめ」
未央「どうして・・・?」
凛「相手役とキャラが離れすぎてるからだよ。どうせ練習するなら、キャラが近いほうとしたい・・・」
未央「・・・・・・・・・」
未央「・・・しぶりんは、いいの?」
凛「え?」
未央「いや、さっき今までキスとかしたことないって言ったじゃん・・・」
凛「・・・うん」
未央「・・・つまり、その・・・」
凛「・・・・・・」
未央「・・・・・・ファ、ファーストキスを私に捧げるってことになるんだよ・・・?」
凛「・・・・・・」
凛「・・・大丈夫だよ。女同士はノーカンって言うし。」
未央「そういうもんなの・・・?」
凛「うん。それに・・・・」
凛「・・・・未央になら私、捧げてもいい・・・///」
未央「・・・」ドキ
未央(・・・・いやいやいやいや!ドキじゃない!私はノーマル私はノーマル私はノーマル・・・///
し、しぶりんも私を友人として信用してるだけで別にレズとかじゃなくてあくまで演技の練習d)
凛「嫌、かな?」
未央「・・・へ?」
凛「未央は、私とじゃ、嫌かな・・・?」
未央「べ、別に、嫌とかじゃ・・・」
凛「・・・だったらお願い!とんでもないこと言ってるのは分かってる!
でも、こんなこと頼めるの未央しかいないんだよ・・・!!」
未央「しぶりん・・・」
凛「・・・・・・!!」
未央(目が真剣だ・・・よほど切羽詰まってるのかな・・・)
未央(・・・そうだ。しぶりんはいつでも真剣なんだ。真面目で、努力家で、責任感が強くて・・・
きっと、台本を渡されたその時から、役作りで悩んで悩んで・・・色んな手段を考えたんだろうな・・・
そして、本当に手詰まりになって、私に助けを求めてるんだ・・・
だったら、私は・・・応えなきゃ・・・ユニットのリーダーとして、なにより友人として・・・)
凛「・・・未央?」
未央「・・・・・・」
すみません。今から出掛けます・・・夕方頃に再開します。
お待たせしました!!再開します!!
未央「・・・私、しぶりんの気持ちに応えたい」
凛「え?」
未央「付き合うよ!私なんかでよければ!」ニコ
凛「未央・・・!ありがとう!」パア
未央(・・・とは言うものの、しぶりんとキス、か・・・)
凛「よ、よろしくね」テレテレ
未央(やっぱ緊張するな~・・・///)
凛「えっと・・・場面は文化祭後の教室で・・・」
未央「う、うん」
凛「もう教室には相手役の男子しかいなくて、そこに偶然、私が現れるんだ」
未央「・・・ねえ、しぶりん」
凛「なに?」
未央「肝心なこと、聞き忘れてたんだけどさ・・・」
凛「うん」
未央「キスって、どっちからやるの・・・?」
凛「・・・・・・えっと、それは・・・」
凛「相手役・・・未央からだよ・・・///」
未央(よりによって!?///)
未央(どうしよう・・・しぶりんからなら、大人しく待ってるだけでいいと思ったのに・・・)
凛「未央、大丈夫?やっぱり嫌なら・・・」
未央「だ、大丈夫!大丈夫だから!!さあ、いつでもいいよ!!」
未央(いや、なんで見栄張ってんの私!?)
凛「分かった。私も、心の準備は出来てるよ///」
未央「OK!じゃあ始めようか!」
未央(ああもう!!こうなったらヤケだ!なるようになれ!///)
凛「キスは窓際でやるんだ。で、窓から後夜祭の花火を眺めてる私の顔を、
相手役の男子が両手で挟むように掴んで首を自分の方に向かせてキスするんだよ」
未央「え?いきなり?」
凛「まあ、そうなる前に色々やり取りがあるけど、今回はセリフ無しで行くよ」
未央「つまり、キスだけということ?」
凛「う、うん・・・タイミングは任せるから・・・///」
未央(ああ・・・本当にやっちゃうんだ・・・)
~窓際へ移動(凛はすでに窓の方に体を向けてます)~
未央「じゃあ行くよ・・・まず、しぶりんの顔をこっちに向けるんだよね?」
凛「うん・・・」
未央「・・・し、失礼します!」グイ
※凛の顔が未央の正面に向く
りんみお「」ドキ
未央(・・・綺麗・・・普段あまり意識してないけど、やっぱしぶりんって美人だな・・・
髪の毛サラサラだし・・・うわっ、まつ毛こんなに長いんだ・・・
・・・・唇も凄く綺麗・・・水を含んだ桜色って、こういうのを言うんだ・・・)
凛(かわいい・・・普段、元気な姿しか見てないから忘れがちだけど、凄くかわいいな・・・
瞳、大きい・・・まるで琥珀みたい・・・クセッ毛も可愛らしいし・・・
あ、唇震えてる・・・緊張してるんだ・・・)
未央(こんな、綺麗な子と・・・)
凛(こんな、かわいい子と・・・)
りんみお(今から、キスするんだ・・・・///)
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
未央(・・・もう、していいのかな・・・?
いいよね・・・?いいんだよね・・・?)
凛(落ち着け・・・落ち着け・・・大丈夫・・・
後は待つだけ・・・いつでもいいよ、未央・・・)
未央「・・・・・いくよ」
凛「・・・・・・うん」
未央「・・・・・・・・・・・・////」
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
凛「・・・・・・・・・・・・・////」
ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン
チュ
未央「・・・・・・・・・・・・」
凛「・・・・・・・・・・・・・」
未央(触れて、る・・・?)
凛(触れてる、よね・・・?)
りんみお(・・・・・・・・・・/////)
未央(柔らかい・・・///)
凛(暖かいな・・・///)
未央(え、えっと・・・これから、どうしたらいいんだろう・・・///しぶりんから何も聞かされてないし・・・)
凛「・・・・・・・・・・・・・・っ///」ゴクリ
ヌルリ
未央「!?」
未央(こ、これって、しぶりんの舌!?///ななな、なんで!?///////)
凛「・・・・ん・・・・んむっ・・・・・//////」
未央「あ・・・ん・・・あむ・・・んんっ・・・!///」
未央(ディープキス・・・!?このドラマってそこまでやるの・・・!?///)
凛「・・・ん・・・はぁ・・・んく・・・・///」
凛(ごめん未央・・・台本には書いてないけど・・・もう理性が保てない・・・!!///)
未央(いや、これも台本通りなら、ちゃんと応えないと・・・
・・・・・激しめで良いんだよね、しぶりん・・・?台本通りなんだよね?
許して、くれるよね・・・・?///)
ムニュ
凛「~~~~~~~~っ!?」
凛(未央が・・・わ、私の胸を、揉んでるの・・・?///)
未央「・・・んむ・・・ちゅ・・・は・・・あむ・・・///」モミモミ
凛「あっ・・・あむ・・・はぁ・・・・くぅ・・・あんっ////」
凛(未央・・・これ以上揉んじゃダメ・・・///おかしくなる・・・///)
未央(しぶりんが悪いんだよ・・・///舌なんか入れるから・・・///)
凛(だったら、こっちは・・・///)
ガバッ モミュ
未央「んんっ!?//////」
凛(ふふ・・・可愛い声上げちゃって・・・♪///)
未央(ま、まさかしぶりんから抱きしめてくるなんて・・・///)
凛(未央の胸・・・柔らかくて温かい・・・///おまけに・・・)サワサワ
未央「はあ・・・あんっ・・・んむ・・・あうぅ・・・////」
未央(しぶりんが私のお尻を・・・///ていうか、触り方がいやらしい・・・///)
未央「・・・あ・・・んむ・・・ちゅ・・・しぶりん・・・//////」
凛「・・・んく・・・あんっ・・・あむ・・・未央・・・ん・・・・/////」
未央「はぁ・・・あ・・・れろ・・・あぁ・・・あうぅ・・・/////」
凛「・・・んん・・・ちゅぱ・・・くぅんっ・・・んむ・・・//////」
・
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・
・
・
・
・
・
~数分後~
りんみお「はあ・・・はあ・・・・」グッタリ
未央「やっちゃったね・・・」
凛「うん・・・」
未央「演技の、参考に・・・なった・・・?」
凛「うん・・・十分、だよ・・・・」
未央「そっか・・・よかった・・・・」
凛「未央・・・本当に、ありがとう・・・」
未央「へへ・・・どういたしまして・・・」
凛「なにか・・・お礼、したいな・・・」
未央「・・・・・・・だったらさ」
凛「・・・え?」
未央「もう一回・・・キスしてくれない・・・?///」
凛「・・・・・・いいよ///でも、もうしばらく立てそうにないk」
ガバッ
凛「・・・!」
未央「このままでいいよ・・・///」
凛「・・・ん。了解・・・///」
チュ
~数時間後 都内 某駅近辺~
未央「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///」
凛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///」
未央「まさか・・・いつの間にか夕方になってるとはね・・・///」
凛「未央が、何回も「もう一回」だなんて言うから・・・///」
未央「しぶりんだって、もう止めとこうか?って聞いたら「イヤだ」って即答してたじゃん・・・///」
凛「そもそも、未央が胸を揉むから・・・///」
未央「先に舌を入れてきた、しぶりんに言われたくない・・・///」
未央「・・・ドラマ、上手くいくといいね」
凛「成功させるよ。今日の経験、絶対に無駄にしないから」
未央「うん。頑張ってね」
凛「了解。リーダー」
未央「・・・・・・・・・・・・・・・」
凛「・・・・・・・・・・・・・・・・」
未央「・・・それじゃ私、電車こっちだから」
凛「・・・うん。じゃあまた明日」
未央「また明日ね」
~凛&未央 帰宅 自室到着 ベッド直行~
※ここから先は、凛と未央が各々の自室にいると思って読んでください。
凛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
未央「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
りんみお(うわぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!!///////////)ゴロンゴロン
凛(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
しちゃったんだ、未央とキスしちゃったんだ、演技のためとはいえしちゃったんだ・・・!!///
ディープキスとかバカなの!?///なんであそこで離れず無駄に踏み込んだの私!?///
台本通り「軽く触れて恥ずかしくなって終了」でいいじゃん!?///
死にたい本当に死にたい、ていうか誰か私を殺して!!友人のファーストキスを奪った上に汚すなんて・・・!!)
未央(やってしまったやってしまったやってしまったやってしまったやってしまった
しぶりんとキスしちゃった///明らかに普通のキスを超えたことまでやっちゃった・・・!!///
しぶりんに欲情して胸を揉むなんて私って本当に最低!友情番長の風上にも置けない!
絶対台本通りじゃなかった!あのディープキスの時点で終わっとけばよかったんだ・・・!!///
どんだけ胸まさぐったの!?どんだけ唇奪ったの!?スキンシップじゃ済まないよこれ!?)
凛(卯月が聞いたら軽蔑されるかな・・・)
未央(しまむーが聞いたら縁切られるかも・・・)
りんみお(いや、今はそれより・・・)
凛(明日、未央に・・・///)
未央(明日、しぶりんに・・・///)
りんみお(どんな顔で会えばいんだろう・・・///)
以上でおわりです。
更新の時間が空きすぎて本当にすみませんでした・・・
百合SSは初挑戦だったんですが、いかがでしたでしょうか?
せめて皆さんの暇つぶしになれば幸いです・・・
では最後に一言・・・りんみお流行れ!!
これこの後ドラマで男とキスするの?
おつー
>>55
監督「分かってると思うけど振りだけでいいからねー」
凛「!?」
そして未央に勘違いを謝るけど別に嫌じゃなかったとか言われてドキッとするしぶりん
まで妄想した
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