卯月「久しぶりだね」 (27)

卯月「久しぶりだね」

未央「あっ、しまむーじゃん! 元気にしてた?」

卯月「は...はい」

凛「3人揃うなんて珍しいよね」

卯月「みんな色々と忙しいから」

未央「だよね、ニュージェネでの仕事がったらねぇ」

卯月「...」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449661458

スタッフ「スタンバイお願いします」

卯月「は...はい!」

卯月(私も頑張らないと...)

卯月「お待たせしました、お願いします」

卯月(あれ?フラフラする...)

バタンッ

未央「しまむー!」

凛「卯月!」

卯月「うっ...うぅ...」

卯月「あれ?みんなどうしたの?」

未央「しまむー急に倒れたんだよ!」

卯月「そ、そうだったんだ...」

凛「大丈夫なの?」

卯月「う...うん」

医者「目を覚ましたかい、最近あんまり寝れてないんじゃない?」

卯月「い、いえ」

未央「本当に大丈夫?」

卯月「うん、迷惑かけてごめんね」

未央「じゃあ、私達帰るね...」

凛「お大事に...」

卯月「はい、ありがとうございます」

卯月「先生、家には帰っていいんですか?」

医者「帰宅するのはいいが、安静にね」

卯月「は、はい...」

卯月(あれ?これ未央ちゃんのケータイ)

卯月「今からなら間に合うよね、届けなきゃ」

卯月「あっ、いた! 未央ちゃ...」

未央「最近しまむー変だよね」

凛「未央もそう思う?」

卯月「えっ?」

未央「なんて言うか焦ってるよね」

凛「う...うん」

凛「昔みたいに明るくないし...」

凛「最近の卯月...笑ってない」

卯月「み、未央ちゃん!」

未央「しまむー!?」

卯月「ケータイ忘れてたようだから届けに来たんです!それでは!」

未央「しまむー!待って!」

凛「卯月、聞いてたの?」

卯月「...」

卯月「何のことでしょうか?」

未央「違うのしまむー」

卯月「来ないで!」

卯月「これ以上近づかないでください...」

凛「卯月...」

卯月「じ、じゃあ私みんなに謝りに行かなきゃだし、行くね」

未央「しまむー...」

最近の私っておかしいのかな?

いつも通りだよね?ちゃんと営業にだって行ってるしレッスンだって毎日欠かさずしてる

どこが変なところ...

(最近の卯月...笑ってない)

卯月「そういえば最近よく顔みてない」

卯月「島村卯月、頑張ります!」

卯月「あれ?おかしいな?」

卯月「笑顔ってどうやってするんだっけ」

卯月「そうだ、楽しいこと!みんなのことを考えたら」

ニコッ

卯月「あれ?あれ?おかしいな」

卯月「こんなの私の顔じゃない」

(最近のしまむー変だよね)

卯月「うるさい!」

卯月「少し、静かにしてください」

(笑ってない)

卯月「...」

卯月「笑顔じゃない私なんて...」

未央「今、なんて?」

P「島村さんが、アイドルを辞めると突然」

凛「そんなのおかしいよ!」

P「自宅にも訪ねたのですが... 外出中とのことで...」

凛「まだ帰ってないの?」

P「はい、そのようです。また時間があれば搜索を」

凛「私が行く」

P「それはいけません、渋谷さんはレッスンに」

凛「卯月の方が大切なの!」

未央「私も行く!」

P「他の方にも迷惑がかかるので」

凛「ちゃんと説得するから」

未央「私も!そもそも私たちの責任かもだし!」

P「...」

凛「行こ、未央!」

P「...」

凛「卯月!」

未央「しまむー!」

卯月「...」

凛「どうして...」

卯月「2人は悪くありません」

卯月「全て、私の責任です」

未央「そんなことないよ!」

未央「メンバーの問題はみんなの問題だよ!」

卯月「...」

凛「まさか、昨日のこと」

卯月「違います! 違うんです!」

凛「じゃあ何よ!」

卯月「...私」

卯月「アイドルなんかに向いてなかったんです」

卯月「高嶺の花だったんです、夢を見てたんです」

卯月「そして今はすべてを失いました」

卯月「みんなだって思ってるんでしょ、私は笑顔だけが取り柄だって」

未央「そんなことない、そんなことないよ!」

卯月「その笑顔さえもないんです、今は」

卯月「みんなのこと、楽しかったこと、想像しても笑えない」

卯月「笑えないんです、フフフ」

凛「卯月?」

卯月「今じゃ、こんな醜い笑顔しかできないんです、みんなのことを考えても!楽しかったことを思い出しても!」

卯月「ウフフ、アッハッハッハ!」

卯月「見てこの顔!みんなのこと考えてるとこんなに醜くなるの!」

未央「しまむー...」

卯月「こんな私、気持ち悪いでしょ?」

卯月「だからね、さよならするの...みんなと」

凛「どういうこと?!」

卯月「みんな、目の前に光の波が見えるよ」

卯月「まるで、あの時のLIVEみたいですね」

未央「しまむー!やめて!」

卯月「さようなら、みんな...せーの...」

未央「...」

凛「...」

未央「しま... ごメ...」

キュッキュッ

【しまむー、ごめん】

卯月「何方かは知りませんが、そんな悲しい顔しないでください」

凛「卯月、これ、昔みんなで撮った写真」

凛「卯月はアイドルなの、この綺麗なステージに私を導いてくれたの」

凛「未央を今はこんな状態だけど、よくなるって言ってたから治ったらまた初めからみんなで頑張ろうよ」

卯月「...私...アイドルだったんですね」

卯月「1つだけ感覚として覚えてることがあります」

卯月「何方かは知りませんが、そんな悲しい顔しないでください」

凛「卯月、これ、昔みんなで撮っ
卯月「すみません、みんなのこと思い出せなくて」

凛「私たちのことはいいよ」

凛「けどもっと忘れて欲しくないものがあったから」

卯月「?」

凛「もう一度...っ...一瞬でいいから...」

凛「あなたのあの笑顔が...見たかった...」

~fin~

未央「...」

凛「...」

未央「しま... ごメ...」

キュッキュッ

【しまむー、ごめん】

卯月「何方かは知りませんが、そんな悲しい顔しないでください」

凛「卯月、これ、昔みんなで撮った写真」

凛「卯月はアイドルなの、この綺麗なステージに私を導いてくれたの」

凛「未央を今はこんな状態だけど、よくなるって言ってたから治ったらまた初めからみんなで頑張ろうよ」

卯月「...私...アイドルだったんですね」

卯月「1つだけ感覚として覚えてることがあります」

卯月「私、アイドルが嫌いです、理由はわかりませんが」

卯月「すみません、こんなことだけ覚えてて...」

凛「...本当に忘れてたんだね」

卯月「すみません、みんなのこと思い出せなくて」

凛「私たちのことはいいよ」

凛「けどもっと忘れて欲しくないものがあったから」

卯月「?」

凛「もう一度...っ...一瞬でいいから...」

凛「あなたのあの笑顔が...見たかった...」

ミスがあったので載せときます
見づらい文ですが見てくださってありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom