CoP「よっし、渋谷と本田と、それから島村だったか？　全員揃ったな」

未央「CoPさん何か用なの～？」

卯月「………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

凛「集まれって言うから来たけど…今からレッスンじゃ無かったっけプロデューサー？」


CoP「すまんな急に呼び出して。大事な話があるんだ」

CoP「実はお前たち３人でユニットを組む話が立ち上がってな」

凛「…この３人で？　でも私たちまだロクにファンもいないド新人だけど、ユニットとか大丈夫なの？」

凛「そっちの…ええと、島村ｻﾝなんて昨日ココに入ったばかりだし」ﾁﾗ

卯月「………」


CoP「だからこそだよ。お前達は３人ともアイドルとしては比較的オーソドックスなタイプだ」

CoP「突出した個性は無いが…逆に言えば万人受けということ。ファン層も似たものになるだろう」

CoP「ユニット化することでファンを共有し、アイドルとしての地盤を固められる…というコトだな」

未央「ふ～ん、よくわかんないけどそういうものなんだ？」

凛「まぁ私らはそういうのまだ解らないし、プロデューサーの言うことに従うけどね」

CoP「はは、まぁ今すぐ組むというわけでは無いぞ。今日の所はとりあえず耳に入れておいてもらうだけだ」

CoP「ユニット名とか細かいコトはまたその時決めるとして…そうだお前達、まだお互い良く知らないだろ？」

未央「うん、私としぶりんは何度か顔合わせてるけど…」

凛「島村ｻﾝとは今日はじめて会うしね」

卯月「………」

CoP（島村カチカチになってるな…せめてCuPのやつが居てくれたら緊張も解れたろうが）


CoP「どうせ後々いっしょに仕事するんだし、ついでにここで自己紹介しとけ。ほれほれ、ほ～れほ～れ」

凛「ﾝﾌｯ…なにその適当なフリ…まぁいいや」

凛「…凛。渋谷凛だよ。よろしくね」

卯月「ふぇ？　えっ、あっ、えぇと、し、しみゃ、島村卯月ですっ！　よろしくお願いします！」

凛「落ち着いて。あと敬語じゃなくて良いよ。確か年上でしょ？」

卯月「あ、う、うん。　ごめんね渋谷ちゃん」

凛「名前で呼んでくれていいよ、私も卯月って呼ぶから　…良いよね卯月？」

卯月「あ…う、うんっ！　もろちんだよ凛ちゃん！」


未央「よーし、しぶりんのターンが終わって～次は私だね！」

未央「本田未央でーす！　とーぜん未央って呼んでよ？　よろしくね！」

卯月「う、うん。よろしくね未央ちゃん」

未央「もー、しまむー硬くなり過ぎだよ？　ほら笑って笑って」

卯月「あはは…って、しまむー？」

未央「島村卯月だから、しまむー。良いあだ名でしょ？」

卯月「それ苗字にしか掛かってないんじゃ…」

未央「いや～しまむーって語感が可愛いからさー。まっ細かいことはキニシナイキニシナイ！」

卯月（うう…クールで大人びてる凛ちゃんに元気溌剌な未央ちゃん）

卯月（二人ともすっごく可愛いなぁ）

卯月（私なんてとにかく頑張るくらいしかとりえ無いし、これといった個性も無いし）

卯月（個性、個性かぁ………はぁ…）

卯月（こんなキラキラした二人と一緒にユニットなんて）

卯月（私みたいなので大丈夫なのかなぁ…）

凛「それで、プロデューサー？　私たち部署違うけど、ユニットとしてのプロデュースはプロデューサーが？」

CoP「ん？　あぁいやいや…もちろん俺達３人で面倒見るぞ」

CoP「一応俺が指揮を執ることになってるが…まぁ形だけだな」

未央「その割にはウチのプロデューサーとしまむーんトコのCuPさんが居ないね？」

CoP「CuPのやつは他のアイドルに付いて行ってるよ…悪いな島村、心細かったろ？」

卯月「あっ、いえそんな、もう大丈夫ですよ！」

CoP「すまんな。で、PaPの方はホントはここに来るはずなんだが…」

未央「外回りが長引いてるのかな？」

CoP「多分な。島村とはまだ顔合わせてないし、ついでに会わせようと思ったんだが」



ｶﾞﾁｬ

PaP(アフロ)「ワリぃ！　思いのほか時間掛けちまったわ」

CoP「なんだ遅いぞ。もう話終わったし、島村と挨拶だけ済ませてサッサと本田を連れていｋ」

卯月「｡ﾟ(卯ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ！」

４人「！？」

凛（えっ何？　何が起こったの？）

未央（とりあえず黙ってた方が得策っぽいよしぶりん）


PaP(アフロ)「な、なんだ？　お前、島村…だよな？　俺の顔に何か付いてたか？」

卯月「い、いやぁｗｗｗｗｗｗそういう訳じゃないんですけどぉｗｗｗｗｗｗ」ｸﾞﾌｸﾞﾌ

PaP(アフロ)「だったらなんだ？　何か笑われるような…あっ、チャックが開いてるとかか？」ｻｯ

卯月「ち、ちがくてぇｗｗｗｗｗｗそうでもなくてぇｗｗｗｗｗｗ」ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙ

PaP(アフロ)「じゃあどうして笑ってんだよ！？」ﾑｶｯ

卯月「わ、私、私ぃ…」



卯月「アフロ、アフロがダメなんですぅﾌﾍｯﾍﾍﾍｗｗｗｗｗｗ」

４人「………………」

４人「???」

PaP(アフロ）「良くわからんのだが…アフロがダメってどういうことだ？」ｽﾞｲｯ

卯月「ひゃああぁｗｗｗｗｗｗこっちｗｗｗｗｗｗこっち来ないでくださいぃｗｗｗｗｗｗ」

PaP(アフロ)「えっあ、あぁ、済まない…？」

卯月「も、もう私のことは良いんでぇｗｗｗｗｗｗ話進めてくだざいぃｗｗｗｗｗｗはいっはいっ」ｸﾞｲｸﾞｲ

CoP「お、おぉ…分かった………？」




凛（う、卯月のツボが分からない…）

未央（突出した個性は無いってさっきCoPさんが言ってたような気が）

【とある日の事務所１】

卯月「………」（読書中）



未央「んねーねープロデューサープロデューサー、ちょっと相談してもいい？」

PaP(坊主)「おう、なんだ未央？」

未央「学校の友達がさ～好きな男子にアタックしたいみたいなんだけど」

未央「奥手な子だからさ、どうすれば良いか分からないって言ってるんだよね」

未央「男の人って女の子からどうされたらグッとくるかな？」


PaP(坊主)「そーだなぁ…友達の子はその男の子と良く話したりするのか？」

未央「いんや、まだ話したことも無いって言ってた」

PaP(坊主)「なんだまだスタートラインにも立ってないじゃねえか…」

未央「だからさぁ、こう最初からバァーンみたいな？」

未央「第一印象を最高に良くするシチュエーションみたいな？　何か無いかな」

PaP(坊主)「第一印象の良し悪しは関係無いんじゃないか？　悪印象は変換可能だって漫画で見たぞ」

PaP(坊主)「それより最初のインパクトのデカさが大事じゃないのか」

PaP(坊主)「キョーレツな印象を与えてやれば向こうの方から気になりだす筈だ」

未央「インパクトって、例えば？」

PaP(坊主)「例えば…上半身裸でニップレス付けて登場とかどうだ？」

PaP(坊主)「あとはいきなり鼻をホジってみるとかなｗｗ」ﾊｯﾊｯﾊ

未央「…もー小学生じゃないんだから真面目に答えてよ！　乙女の悩みなんだよ？」

未央「悪印象にも程があるし、だいたい半裸でニップレスってただの痴女じゃｎ」


卯月「｡ﾟ(卯ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ！」

未央「！？」

未央「ど、どうしたのしまむー！？　半裸で鼻をホジるのがそんなに面白かった！？」

卯月「だ、だってぇｗｗｗｗ目の前で服脱いで鼻ほじりだしてぇｗｗｗｗ」

卯月「それで『あぁこんな恥ずかしい姿で鼻ホジるなんて素敵な女の子だなｱﾊﾊ～』ってなったりしだらぁｗｗｗｗ」

卯月「変態ｗｗｗｗｗｗ完全に変態だよぉｗｗｗｗｗｗ」ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙ

卯月「もう想像したらおがしぐでぇｗｗｗｗｗｗ」ｸﾞﾌｸﾞﾌ

卯月「あ、アハハ、アハハハ」

｡ﾟ(卯ﾟ^∀^ﾟ)ﾟ｡ﾌｯﾊｯﾊｯハッハッ八ッ八ッﾉヽッﾉヽッノヽッノ＼ッ/＼



未央「………」

PaP(坊主)「まずは朝の挨拶から少しずつ始めたらどうだ」

未央「そう言っとくよ」

最近デレラジ聞けてないんだけど、どういう流れでへごちんになったん？