八幡「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】 (1000)
前スレ
八幡「好感度がわかるスイッチ……?」静「うむ」【コンマ】
八幡「好感度がわかるスイッチ……?」静「うむ」【コンマ】 - SSまとめ速報
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六行でわかる前スレのあらすじ
1、好感度スイッチを手に入れて
2、八幡が奉仕部に居づらくなって
3、あーしさんと戸部っちがいい人
4、海老名さんがぼっち無双した後
5、葉山がマダオ化して
6、いろはす頑張れ
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いろは→陽乃 58
いろは→戸塚 96
いろは→折本 83
結衣「グレー……かな」
雪乃「それも限りなく黒に近い灰色ね」
戸部「戸塚君、女の子っぽい顔立ちだしー。何とも言えないわー」
三浦「顔立ちは可愛い系が好みとしか言えないし……」
静「どちらだ、一色。素直に吐け」
いろは「だから、この機械がおかしいんです! 私はそんな風に先輩たちの事を思ってませんってば!」
陽乃「うーん……。他にあの子の関係者って誰かいないの?」
八幡「関係者というか、関係していた奴なら一人だけいますが……」
雪乃「またあの画像データの出番という事ね。三浦さん、少しだけ一色さんを押さえる係、変わってもらえるかしら? 比企谷君だと何かいやらしい事をする恐れがあるし」
八幡「いや、俺にそんな度胸ないから」
葉山「わかった。そういう事なら僕がやろう」キリッ
三浦「もうあんた擬態する気ゼロじゃん。いい加減にするし」
雪乃「」ピッピッ
雪乃「これね。一色さん、この男にはあなたも覚えがあるでしょ?」
いろは「!」
八幡「流石にこれならわかるだろ。あいつなら、今後の交流もあるし利用価値はある。つまり、高ければ腹黒い、低ければ優しくされるのに弱いが好き嫌い激しい。そのどちらかだ」
結衣「じゃあ、早速いってみよっか!」
戸部「えっと、エビなんとかさん、オナシャス!」
海老名「ちょっと戸部っち! それ絶対わざとだよね!」
折本「ああ、いいよいいよ。私がやるってー。それ」ポチッ
いろは「だから何で私、こんなにされなきゃいけないんですかぁぁー!!」ピピッ
いろは→玉縄 ↓1
これ一応今までの積み重ねによる数字って設定でしょ
折本や戸塚は繋がりがほとんどないけど、他のキャラはそこまで直近だけの数字じゃないよね?
いろは→玉縄 65
静「確定だな」
八幡「でしょうね。玉縄にはあまり好感情を持ってないでしょうし、利用価値だけで判断してますね。何せ、めぐり先輩より高いですから」
いろは→めぐり 63
いろは→玉縄 65
葉山「くっ!」
めぐり「……一色さん、そういうのあまり良くないと思うよー」
いろは「だ、だから、やめてって言ったじゃないですかあ……。先輩のバカー!」グスッ
八幡(え、非難されるの俺だけ? 何で?)
陽乃「比企谷君、女の子泣かしちゃ駄目じゃない」
八幡(え、更に俺、雪ノ下さんからも言われるの? 何でだよ)
雪乃「とはいえ、同情は出来ないわね」
結衣「いろはちゃん、残念」
戸部「いろはすー……」
三浦「あーしは同情しないでもないけど……」
葉山「俺の力が足りなかったか……残念だ」ハァ
海老名(後で優しくすれば仲良くなれるかも……)
いろは「うっ……ぐすっ」ニヤリ
静「しぶといな……あいつも。糾弾をかわしやがった」
めぐり「ほら、まあ、一色さんも反省してるみたいだし、ね?」
めぐり「ここは過去の事は洗い流して、穏やかにいこう。過去の事よりも大事なのはこれからだよー。一色さんだってきっとこれからは変わってくれると思うし。ね?」ニコッ
いろは「めぐり先輩……」グスッ
戸部「ま、いろはすだしー。俺はもういいけどさあ」
三浦「あーしも。元からそんなに嫌ってた訳じゃないし。それに、計算高い部分ってのは誰でもあるだろうしさあ」
いろは(……女の涙は武器ですし。チョロいですね)グスッ
八幡(……とか、絶対に思ってるんだろうな)
陽乃「そっか、そっかー。めぐりは優しいねえ、ホント。うちの雪乃ちゃんとかはこういう時冷たくてさあ」
雪乃「…………」
陽乃「泣いたからといって過去が変わる訳ではないのよ、それに反省してるとは限らないわ」
いろは「」ギクッ
陽乃「とかそんな事を言い出しかねないからさあ。ね、雪乃ちゃん?」
雪乃「……それに何か文句でもあるのかしら、姉さん?」
陽乃「文句はないよ。ただ、場の整え方を知った方がいいんじゃない? って事をお姉さんは言いたかったの」
雪乃「…………」
陽乃「ほらほら、一色ちゃん。これで涙を拭いて。悪かったね、ちょっと悪ノリが過ぎちゃってさ」
いろは「あ、ありがとうございます……」
陽乃「こんな風に涙を流すなんて本当は良い子なんだよねー。私にはその涙の意味が『よーくわかってるよ』」
いろは「!」ビクッ
静(流石……イジメっ子。手慣れたものだな)
陽乃「ねえ、静ちゃん。そろそろ、私も待ちくたびれてきてるからさ。さっさと次にいかない?」
静「……そうだな。なら、次は陽乃がいくといい。丁度スイッチもそこにあるしな」
陽乃「了解。じゃあ、押してこうか。私の場合は、奉仕部の三人とめぐり、静ちゃんに、隼人ぐらいかな?」
静「つまり、計六人か。それなら二回に分けて押すか」
陽乃「そうだね。それなら先にめぐりたちから」ピピッ
陽乃→静 ↓1
陽乃→めぐり ↓2
陽乃→葉山 ↓3
陽乃→静 41
陽乃→めぐり 53
陽乃→葉山 76
静「……おい、陽乃。実は私の事、どちらかと言えば嫌いなのか」
めぐり「私は普通だね。はるさんからなら、こんなものかなあ」
葉山「陽乃から76もあるのか……」
雪乃「葉山君が初の60超えね……。しかも姉さんから。意外だわ……」
三浦「でも、八人目でようやくだし」フンッ
陽乃「それじゃあ、お待ちかねの雪乃ちゃんたちだね」
陽乃「はい」ピピッ
陽乃→雪乃 ↓1
陽乃→結衣 ↓2
陽乃→八幡 ↓3
奉仕部には嫌がらせをしてただけということが発覚
陽乃→雪乃 24
陽乃→結衣 41
陽乃→八幡 49
雪乃「ぐっ……!」
結衣「なんか、奉仕部とか結構どうでもいいみたいな……」
八幡「むしろ、嫌われてる部類だろ。そして、雪ノ下が密かにダメージを受けてるぞ」
陽乃「いやあ、遂にバレちゃったねえ。私さあ、昔から雪乃ちゃんの事、好きじゃないんだよねえ」ニマリ
雪乃「し、知っていたわよ……。そんな事……」
陽乃「本当にそう? 実は好かれてるなんて考えてなかったかなあ、雪乃ちゃん? 嫌がらせを好きだから構ってもらえてるなんて思ってなかったあ?」
雪乃「……や、やめて、姉さん。私だって……私は……」グスッ
結衣「あ……ゆ、ゆきのん……」
八幡「……おい、この空気、どうするんだ」
葉山「……っ!」
グスッとか言いつつレズのんが陽乃のこと大嫌いな可能性もあるわけか
葉山「や、やめてくれないか、陽乃」ズイッ
三浦「!?」
海老名「あの隼人君が自分から行った!?」
八幡「」ハァ……
八幡(駄目男だが、何だかんだでいいやつなんだよな、あいつ……。俺はそれが嫌いだが)
陽乃「あれー、隼人。どういう事? 何で隼人が雪乃ちゃんを庇うかな? 子供の頃からずっと見て見ないふりしてたのに、今更になっておかしいよね?」
葉山「……いや、それは。……俺の方でも構っているのだと誤解してたし……」←雪乃への好感度81
八幡「……それに」ズイッ
葉山「……比企谷?」
八幡「こんな場所でわざわざ言う事じゃないんじゃないですか? 妹いびりなら他所でやってもらえませんか」←雪乃への好感度80
陽乃「ふうん……。二人揃って雪乃ちゃんの事庇うんだ。水と油みたいな二人だったのにねえ……」
八幡「いや、庇うとかそういうんじゃないですし。それに、俺はこいつの事が嫌いです」
葉山「俺も君の事が好きじゃない。……だが、今は協力しないか、比企谷?」
八幡「冗談言うな。大体協力とかなんだよ?」
葉山「君が囮になって陽乃の怒りを引き受ける。その間に俺が雪乃ちゃんを慰める」
八幡「……お前、こんな時でも最低だな」
葉山「自分に素直になっただけさ」
静「ふむ……。嫌っていた同士の夢の共闘か。少年漫画の王道だな」
結衣「先生、そんな呑気な事言ってる場合じゃないし!」
休憩ー。また後で
この葉山は姉妹丼とか狙いそう
陽乃「ふうん。隼人……少し変わったね」
陽乃「前は自分が悪く思われるのをとことん避ける雰囲気があったのにさあ」
陽乃「今はなんか比企谷君に少しだけ似てるねえ。影響受けちゃったのかなあ?」
葉山「それもあるかもしれない。俺は比企谷の様になりたかった一面もあったから」
葉山「だけどそれは出来なかったし、やりたくなかった。持っている荷物が重かったが、それを手離す気にはなれなかったから」
葉山「だから、そのせいで色々と無理をしたよ。結果、身動きが取れなくなった事も多かった」
葉山「でも、今は幸か不幸か、全部、その荷物がなくなってしまったからね。失った物の多さにはかなり堪えるけど、それでも気持ちは楽になってる。自由に生きている気がするよ」ニコッ
八幡「やりたい放題生きてるの間違いだろ」
結衣「っ」←吹き出した
陽乃「ふふっ。あははっ。いいねいいねえ、隼人。かなり面白い事言うようになってさあ」
陽乃「なんか色々と吹っ切れたみたいだね。主に駄目な方向にみたいだけどさ」
陽乃「でも、私はそういう隼人の方が好きだよ。泥を気にして前に進めない人間よりは、泥をかぶってでも前に進める人間の方が魅力的だもんね。前の隼人よりもよっぽど好感持てるよ」
葉山「……ありがとう、と言うべきかな」
陽乃「さあねえ。ま、いいよ。気も削がれちゃったしさ、雪乃ちゃんへのちょっかいはここらで終わりにしとくよ」
葉山「」ホッ
陽乃「雪乃ちゃんもごめんねー。ついつい雪乃ちゃん、からかいたくなっちゃうからさあ」
雪乃「……覚えていなさいよ、姉さん。私はこう見えて執念深い方なのだから」
静「……それは見たままだと思うがな」
陽乃「さてと、それじゃ次はめぐりいってみようか」
めぐり「やっぱり私もなんですねえ。ちょっと気が重いんですけど」
陽乃「大丈夫、大丈夫。めぐりは良い子だしさ。はい、スイッチ」スッ
めぐり「仕方ないですよね。それなら……。えっと、誰に向けてになりますか?」
静「城廻の場合だと、私、陽乃、一色、雪ノ下、比企谷あたりか」
静「ん? そういえば、相模はどうした? 確かあいつも呼んだはずなんだが」
めぐり「相模さんなら、用事があるとかで、少し遅くなるって言ってたはずですよお。もうすぐ来るんじゃないですか」
ガラッ
相模「すいませーん。なんか、平塚先生から呼ばれたんですけどー」
静「お、丁度来たな。それじゃ、頼んだぞ。城廻」
めぐり「あ、はい。じゃあ順番に」ピピッ
相模「?」
めぐり→静 ↓1
めぐり→陽乃 ↓2
めぐり→いろは ↓3
しかしほんと女子に大人気だなこの行き遅れ
めぐり→静 100
めぐり→陽乃 50
めぐり→いろは 22
静「!?」
陽乃「私は普通だね。だけど……」チラッ
戸部「平塚先生が超高いし! マジパナイわー」
雪乃「平塚先生なら十分有り得る話ね」
結衣「だよね!」
三浦(そこは疑問に思うべきっしょ……)
いろは「っ……!」
戸塚「ええと……一色さんはもう仕方ないと思うけど」
相模「……葉山君、これ、何してるの?」
葉山「……ちょっとしたゲームかな」
八幡(あいつ、本当に吹っ切れてるな。平気で嘘つき始めたぞ)
めぐり「じゃあ、次は雪ノ下さんたちだね。はい」ピピッ
めぐり→雪乃 ↓1
めぐり→八幡 ↓2
めぐり→相模 ↓3
めぐり「やっぱり君は不真面目で最低だね(真剣)」
めぐり→雪乃 28
めぐり→八幡 03
めぐり→相模 47
雪乃「私……あの時の事で嫌われてたのかしらね」
八幡「……俺は多分、埃とか塵扱いだな。いてもいなくてもどうでもいいみたいな。……いつも通りだ」
戸部「ひ、ヒキタニ君、こういうんは気にしない方がいいからー」
海老名「まあまあ、ヒキタニ君。そういう事もあるよ」ポンッ
結衣「……ちょっと嬉しそうだね、姫菜」
相模「葉山君、これ何のゲームやってんのー? なんかー、みんなかなり真剣にやってるっぽいんだけどー」
葉山「まあ、色々とかかってるからね……」
相模「え……。お金とか賭けてるの、それマジで?」
葉山「いや、そういうのじゃなくて……。まあ、後で話すよ」
めぐり「さ、それじゃ、次は相模さんだねえ。はい、これ。こうやって、順に押していって」
相模「え、うちもですかぁ?」
めぐり「そりゃそうだよお。どしどし押していこう」ニコッ
折本「ある意味、あなたより怖いよねー、あの人。誰に対しても別け隔てなく接してて、好感度バレても全くぶれないしさー」
いろは「私、まだまだ未熟だったんですね……。嫌われてるとはいえ、めぐり先輩の事、ちょっと尊敬しちゃいます」
まあめぐりんの代の生徒会とか、ポヤポヤしてるだけなら
ああは人を使えないだろって感じだったしな
静「あー……城廻」
めぐり「はい、何ですか?」
静「その……私へのあの数値は一体……」
めぐり「あ、それは聞くのとかやめて下さいよお。そういうのは全部、御想像にお任せしますって感じでお願いします」
静「……そ、そうか」
陽乃「……一応、好感度って尊敬や憧れとかもあるよね?」
葉山「愛情のみとは限らないのは確かだろうが……」
三浦「……雪ノ下さんへは低いし。レズとは限らないだろうけどさ……」
海老名「でも、結衣や雪ノ下さんの例があるしね……」
八幡「何より数値がな……。一人だけぶっちぎってる」
戸塚「平塚先生、他の女の子からもかなり好かれてるんだよね……。女の人から見たら、多分、カッコいい存在だとは思うんだけど……」
葉山「グレーだな……。そして、何故か怖くて真相が聞けない……」
めぐり「さあ、それじゃ押してこうかあ。楽しみだよねえ」ニコッ
相模「あ、はい……。じゃあ」
めぐり「えっと、相模さんの場合は、どうなるのかな?」
雪乃「あ……そ、そうですね。私以外は同じクラスなので……。姉さんとは一度会っただけですし……一色さんと姉さんは除外してもいいと思いますけど……」
結衣「彩ちゃんも除外でいいんじゃないかな。話してるの見た事ないし」
三浦「じゃあ、あーし達と奉仕部の三人、それに平塚先生で」
海老名「四人押してまた四人だね」
相模「じゃあ、押してきまーす」ピピッ
相模→葉山 ↓1
相模→三浦 ↓2
相模→戸部 ↓3
相模→海老名 ↓4
相模→葉山 84
相模→三浦 02
相模→戸部 04
相模→海老名 94
三浦「相模、あんた!」
相模「え!? な、何!?」
戸部「……俺も埃とか塵扱いなん? マジでー……凹むわー」
八幡「まあ、あれだ……。元気出せよ、戸部」ポンッ
海老名「キターーーーーー!!!」
結衣「!?」ビクッ
静「……ここまで好き嫌いがはっきりしてる奴も珍しいな」
折本「なにこれ、ウケルー!」ケラケラ
めぐり「いいね、いいねえ。その調子で次もいっちゃおう」
相模「え、ちょっと、一体何これ!」
いろは「……私、段々、めぐり先輩の事怖くなってきました」
相模「と、とにかく、押せばいいの!? やだもう!」ピピッ
相模→雪乃 ↓1
相模→結衣 ↓2
相模→八幡 ↓3
相模→静 ↓4
戸部の「それナニタニくんよ〜」が密かにムカついていた可能性
相模→雪乃 100
相模→結衣 57
相模→八幡 74
相模→静 80
雪乃「!//」
結衣「私はうん。納得」
八幡「俺……何でこんなに高いんだ。おかしいだろ」
陽乃「というか、静ちゃん、生徒から好かれてるねえ。今のところ、女の子ばかりに」
静「……何が言いたい、陽乃? 何故かトゲが沢山含まれてる気がするんだが」
今日はここで終わり
すまん、眠れないからもうちょい続ける
葉山「それにしても、これはどう取るべきかな」
静「好感度は二人を除いてはかなり高めだからな」
相模「え、なに、好感度? どういう事?」
陽乃「ま、あれだねー。一桁の二人は興味ないって感じで論外と取るべきだろうね」
三浦「」
戸部「」
八幡(潔く散ってくれ。俺もさっき味わったばかりだ)
いろは「葉山先輩が高いし、先輩も高いし、三浦先輩は低いですから、女の子好きって感じではないですよね」
めぐり「だよねえ。これは多分あれだよお。文化祭の時の一件だろうね。だって、高い順に並べると、ほら」
相模の好感度(高い順)
雪乃 100
海老名 94
葉山 84
静 80
八幡 74
結衣 57
戸部 04
三浦 02
八幡「……確かに、文化祭の時の面子が多いですね。それも盛り上げる為に貢献した人間が上位に来てる」
雪乃「え?」
海老名「私はクラスの出し物を取り仕切っていたからって事?」
葉山「俺は屋上の時の事かな……。比企谷についても、ある程度察して感謝してると思ってもいいかもしれない」
めぐり「あの時の事を反省して、それで貢献した人には尊敬や感謝を持つようになったんじゃないかな? これはいい事だよお」ニコッ
三浦「あーしらもバンドで間を繋いで頑張ったんだけど……」
戸部「マジかよー、それは聞いてないって感じー」
結衣「私も頑張ってボーカルやったのにー……」
雪乃「相模さん、これは……」
相模「ご……ごめんなさい!」ペコッ
雪乃「…………」
相模「うち、あの時は本当に自分の事ばっか考えてて……」
相模「終わった後も、自分の事だけで手一杯で……」
相模「皆が頑張ってくれてるから、どうにかなったなんて、そんな当たり前の事も考えられなくて……」
相模「でも……あれからずいぶん経ったし……。落ち着いてよくよく考えてみたら、やっぱり悪いのは全部うちで……駄目なのも全部うちで……」
相模「あの時、迷惑一杯かけたにも関わらず、文句も言わず全部やってくれた雪ノ下さんの事……本当に感謝してるし、申し訳ない気持ちで一杯だし、そして尊敬してるの」
相模「雪ノ下さん、ごめんなさい! それに、ありがとう!」グシュッ
相模「ずっと言いたかったのに言えなかった……だから」ポロポロ
相模「葉山君も、クラスの出し物成功させてくれた海老名さんも、後からしっかり叱ってくれた平塚先生にも、それに……比企谷にも」ポロポロ
相模「ごめん……なさい……。ありがとう……」グシュッ
相模「今更かもだけど……。本当に……本当に……ごめんなさい」ポロポロ
雪乃「…………」
葉山「…………」
八幡「…………」
静「過ぎた事だ。私はとうの昔に忘れたさ」
静「長く歩いていれば、人間はどこかで転ぶものだ。これは誰しもがそうだ。似たような痛みを誰もが経験している。その痛みを知っているから、誰も君の事を口に出して責めなかったのだろう」
静「人の痛みがわかる優しい生徒たちだ。私の自慢だな。だから、次は君が同じ事を別の誰かにしてやれ。世の中ってのはそれでチャラになる様に上手く出来ているものだ」
相模「先生……」グシュッ
静「今の君も私の自慢の生徒だな。その気持ち、悩んで抱え込む必要はまったくないが、忘れないでおけよ」
相模「……は、い」ポロポロ
陽乃「ああいうところは静ちゃん、最高クラスの教師だからねえ」
めぐり「平塚先生、好かれるのわかりますよね」ニコッ
陽乃「ま、あれだね……。私は静ちゃんほど優しくないから、ああいうのはどうにも苦手なんだけど……」
八幡「俺も苦手ですけどね。ひねくれてるんで」←静への好感度24
陽乃「君も相変わらずだねえ。そんな君にお姉さんからのプレゼントだよ、折本ちゃんは」
八幡「……要はからかって楽しみたいんですね」
陽乃「そんな事ないよー。折本ちゃんも隼人との一件で君の事を見直してるみたいだしねー。改めて好意を持たれてる可能性は十分にあるんだからさ」ニマリ
八幡「その逆の可能性もありそうで嫌なんですけど」
陽乃「ま、なんて言おうと君に拒否権はないけどね。なにせ、勝手に押しちゃうだけだからさ。……隼人ー」
葉山「ん?」
陽乃「あの子の繋がりって、隼人と君ぐらいでしょ? 向こうで感動の押し付けあいをやってる間にこっちで遊ぼう」
八幡「……本当にいい趣味してますね」
陽乃「怒らないでよ、怖いなー。えっと、折本ちゃんもこっちこっち」
折本「はーい」タタタッ
陽乃「はい、これ。二人に向けて押してあげてね」スッ
折本「了解ですっと。あはっ。なんかちょっとドキドキしてない、比企谷?」
八幡「……してねーよ」
葉山「……俺も計られるのか」フゥ
折本「じゃ、押してくねー。それっ」ピピッ
折本→八幡 ↓1
折本→葉山 ↓2
折本→八幡 15
折本→葉山 22
八幡「……二回フラれた気分だな」
葉山「俺、今まで本当にモテてきたのだろうか……」
陽乃「っ……やめてよ、笑わせないでよ」←爆笑
折本「あはっ。ごめんねー、比企谷。やっぱあんた無理なんだわ」
八幡「……おう。もういい。わかってるから」
折本「葉山君もごめんねー、あの時の事で、ちょっと冷めちゃったっていうかさー」
葉山「……まあ、覚悟はしてたからいいけどさ」
陽乃「ああ、もう面白いねー、折本ちゃん。君、最高だね」←大満足
折本「いやー、なんかそう言われると照れちゃいますしー」
八幡「……罰ゲームの告白って知ってるか、葉山?」
葉山「噂にはね……。なるほど、これがその時の気分か……。勉強になったよ」
陽乃「あー、面白い。じゃあ、次は逆いってみよっか」
折本「あ、そうですね! じゃあ、はい。比企谷。スイッチ」スッ
八幡「……押さなきゃ駄目か?」
折本「えー、もう、ノリ悪いって、比企谷! そこはパーっと押してくとこじゃん?」
八幡「」ハァ
八幡「ほれ」ピピッ
八幡「で、お前もな」スッ
葉山「仕方ないか……」ピピッ
八幡→折本 ↓1
葉山→折本 ↓2
八幡→折本 71
葉山→折本 65
折本「へー、私、結構好かれてるんだ。意外ー」
陽乃「でも、妥当なとこじゃないの? そんなものでしょ」
折本「でも、ごめんねー。私はたいして好きじゃないからさー。あ、でも、嫌ってるって訳じゃないからね」
八幡(折本は本当に折本だな……。裏表のないとこまで、まったく変わってない……)
葉山(……誰にでも明るく接するタイプ。それは本当なんだな)
陽乃「いやー、楽しめた楽しめた。それじゃ、向こうの方も一段落したみたいだし、混ざろっか。今度は私の好感度が気になるしね」
折本「それあるー。めっちゃ気になりますよね」
八幡「……次、雪ノ下さんか」
葉山「……みたいだな」
陽乃「ひゃっはろー。こっちはもうお話は済んだ?」
めぐり「あ、はい。相模さんもようやく泣き止んでくれて。何だか私まで泣けてきちゃいますねえ、こういうのって」
陽乃「……あ、うん。そう……」
陽乃(参ったなあ。どこまで本気かめぐり、全然、わかんなくなっちゃったんだよね。……対応が難しい)
八幡(あの人でも、今のめぐり先輩は苦手みたいだな……。ある意味、最強かも知れん)
陽乃「えっと、それで今度は私の好感度が知りたいんだけど、今、大丈夫かな?」
めぐり「はるさんのですか? ええと、はるさんだと私はもうしたので、奉仕部の三人とあと葉山君、平塚先生ですよね?」
陽乃「そうだねえ。静ちゃんとか雪乃ちゃんが空いてればって、感じだったんだけど……」
めぐり「それなら大丈夫ですよお。雪ノ下さーん、由比ヶ浜さーん」
葉山「……先に言っとくが、比企谷。低かった場合は覚悟しといた方がいいからな」
八幡「……それはお前の方がよっぽどまずいんじゃないのか?」
陽乃「って事で、よろしくねー、雪乃ちゃん。はい、スイッチ」
雪乃「……姉さん、こんなの押さなくてもわかるでしょう。私が姉さんの事をどう思っているかなんて」
陽乃「そうかなあ? 雪乃ちゃん、本音を言わないところがあるからさあ。お姉ちゃん、わかんないんだよねえ」
雪乃「……いいわ。それなら数値にして、はっきりと教えてあげるから」
雪乃「押すわよ」ピピッ
結衣「次、私か……」ピピッ
八幡「……」ピピッ
葉山「踏み絵か……」ピピッ
静「やれやれ」ピピッ
雪乃→陽乃 ↓1
結衣→陽乃 ↓2
八幡→陽乃 ↓3
葉山→陽乃 ↓4
静 →陽乃 ↓5
コンマ了解、寝ます
スレ変わったんで、一応ここまでのランキング
毎回、表と平均値出してくれる人あざます。めっちゃ助かる
ベスト相性トップ10 合計
1、戸塚 92⇔88 雪乃 180
2、戸塚 100⇔79 戸部 179
3、戸部 84⇔83 八幡 167
4、結衣 86⇔79 三浦 165
5、海老名 82⇔69 八幡 151
6、陽乃 76⇔74 葉山 150
7、戸塚 79⇔62 八幡 141
7、戸部 78⇔63 三浦 141
9、雪乃 80⇔58 戸部 138
10、静 95⇔41 陽乃 136
ワースト相性トップ10 合計
1、いろは 02⇔22 海老名 24
2、いろは 14⇔20 結衣 34
3、葉山 14⇔25 戸部 39
4、雪乃 24⇔24 陽乃 48
4、戸塚 07⇔41 海老名 48
6、結衣 15⇔37 戸部 52
7、三浦 10⇔45 海老名 55
8、結衣 15⇔53 葉山 68
8、結衣 24⇔44 戸塚 68
10、八幡 24⇔45 静 69
報われない相性トップ10 落差
1、葉山 93⇔14 いろは 79
2、雪乃 93⇔17 静 76
3、葉山 82⇔09 三浦 73
4、八幡 80⇔10 雪乃 70
5、いろは 85⇔16 雪乃 69
6、雪乃 97⇔33 三浦 64
7、結衣 73⇔11 静 62
8、海老名 76⇔15 戸部 61
9、八幡 71⇔15 折本 56
10、静 95⇔41 陽乃 54
最大好感度トップ10
1、戸塚 →戸部 100
1、めぐり→静 100
1、相模 →雪乃 100
4、雪乃 →三浦 97
5、静 →陽乃 95
6、相模 →海老名 94
7、雪乃 →静 93
7、葉山 →いろは 93
9、戸塚 →雪乃 92
10、海老名→結衣 90
最低好感度トップ10
1、いろは→海老名 02
1、相模 →三浦 02
3、めぐり→八幡 03
4、相模 →戸部 04
5、戸塚 →海老名 07
6、三浦 →葉山 09
7、雪乃 →八幡 10
7、三浦 →海老名 10
9、静 →結衣 11
10、葉山 →戸部 14
10、いろは→葉山 14
10、いろは→結衣 14
雪乃→陽乃 24
結衣→陽乃 36
八幡→陽乃 69
葉山→陽乃 74
静 →陽乃 95
陽乃「少し意外な人もいるけど、大体私の予想通りかなあ……」
雪乃「これでわかったでしょう、姉さん。昔からの恨みと、さっきの好感度での事を私は絶対に忘れないから」
陽乃「でも、お互いの数字は24ってそこは一緒なんだねえ。やっぱり姉妹なんだなあって思ったよ」
雪乃「その姉妹と言うのをやめてもらえないかしら? 私はそう思ってなんかいないから」
陽乃「でも、事実は事実じゃない? 本当に雪乃ちゃんはそういうところ、可愛くないなあ」
雪乃「姉さんに可愛いなんて思われたくないわね」
静「雪ノ下。それぐらいにしておけ。陽乃をあまり苛めるな。陽乃が傷付くだろ」←雪乃と陽乃の好感度17と95
雪乃「……先生。結構きついんですが。その一言は」←静への好感度93
葉山「それにしても、比企谷。君が意外と高いな。もう少し低いと思ってたんだが」
八幡「別に俺は嫌いじゃないぞ。本質をざくりと突いてくる人だからな。苦手ではあるが、嫌いではない」
葉山「そういうものか……。君もひねくれてるからな」
八幡「それにしても、お前の女好きも相変わらずだよな」
葉山「陽乃とは幼馴染みみたいなものさ。そういうんじゃないよ」
八幡「……どうだかな」
陽乃「にしても、ガハマちゃんにはちょっと嫌われてるね、私。やっぱ雪乃ちゃんの事で?」
結衣「あ、えと……もう少しゆきのんに優しくしてもらえたら……みたいな」
陽乃「ま、しょうがないか。隼人からは嫌われてないってわかったし、そこは素直に嬉しいからさ。丸くおさめとくよ」
結衣「」ホッ……
陽乃「だけど、静ちゃんは私の事、相変わらず大好きだねえ」
静「優等生でありながら真面目でない辺りが気に入っててな。卒業しても私に絡んでくるし、まあ、親友感覚だったんだが……」
陽乃「ごめんね。私の方は実はそこまででもなくって。でも、嫌いって訳じゃないから許して」テヘ
静「……そういうしたたかなところも憎めないから困るな。まったく」
雪乃「……」ギリッ
戸塚「雪ノ下さん、抑えて抑えて!」アセアセ
結衣「ゆきのん、どうどう! 嫉妬する気持ちはわかるけど、ストップ!」アセアセ
「陽乃さん」呼びじゃなかった?
めぐり「それじゃあ、はるさんも終わったし、次は私かなあ」
いろは(いつでもマイペースなゆるふわめぐり先輩、のはずが、今は怖いもの知らずにしか見えないんですけど……)
めぐり「それじゃあ、皆さん、順番にお願いしますね。あ、相模さんもこっちに来てくれる?」
相模「え? あ、はい!」タタッ
葉山「城廻先輩だと、いろはと陽乃からはもう計ってるから、後は雪ノ下さん、相模さん、平塚先生、比企谷の四人だな」
八幡「なら、俺からいくぞ。ゴミ扱いだからな、俺は」ピピッ
静「……結構、気にしてたんだな、比企谷」ピピッ
雪乃「次は私ね」ピピッ
相模「最後がうちかあ」ピピッ
静 →めぐり ↓1
雪乃→めぐり ↓2
八幡→めぐり ↓3
相模→めぐり ↓4
静 →めぐり 16
雪乃→めぐり 11
八幡→めぐり 87
相模→めぐり 43
めぐり「…………」
いろは(めぐり先輩の目が怖いです! 無表情になっちゃってますし!)
三浦「……つか、先生、実は生徒の事、嫌いなんじゃない?」ヒソヒソ
戸部「いや、それはいくらなんでもないっしょー……さっき、自慢の生徒とかめっちゃいい事言ってたのにー……」ヒソヒソ
海老名「」ポン
海老名「ヒキタニ君、君は泣いていいよ。遠慮なく泣きなよ」
八幡「……いや、もう中学の時から慣れっこなんで。……むしろ、放っといて下さい」
葉山「……雪ノ下さん、ひょっとして文化祭の時に城廻先輩と何かあったのかい?」
雪乃「いいえ、何もなかったわ。あの人は何もしなかったもの。私一人で頑張っていただけよ」
相模(これ、実はうちも相当恨まれてない!?)
>>262
呼び捨てだったような気がして……うろ覚えでマジサーセン
違ったら脳内補完でオナシャス
折本「てかさあ、87ってこれまでの比企谷の最高値じゃない?」
戸塚「そういえば、そうだね。由比ヶ浜さんが85で、雪ノ下さんが80だし……」
折本「これさあ、絶対に比企谷、あの人の事好きだったよね。憧れとかも入ってただろうにさあ」
折本「でも、向こうからがたったの3とか……」プッ
折本「ちょ、マジウケるんだけどー」ケラケラ
八幡「…………」
葉山「彼女、本当に変わらないな」
八幡「……同じ高校でなくて良かった。同じだったら明日から学校行けないぞ、俺……」
戸部「ヒキタニ君、ドンマイ! そういう事もあるってー。だから元気出しなよ、マジでー!」
三浦「ヒキオ、あいつ女運悪すぎっしょ……。ホント可哀想だし」
めぐり「……それじゃあ、次にいく?」ユラリ
いろは(だから、怖いです、めぐり先輩! さっきから黒いオーラが凄い出てるんですけど! 近寄れないです、こんなの!)
めぐり「……次は相模さん、いってみようか。さっき、あんなに泣いて謝ってたもんねえ。皆もその事を覚えてるだろうからさ」
めぐり「きっと高い数値が一杯出ちゃうよお。今から楽しみだよねえ」ニコッ
相模「え、何!? さ、寒気が……!」ゾクッ
陽乃(今のめぐりには、私も近寄りたくないなあ……)
静「ふむ……。なかなか良い気迫を持ってるな。遂に覚醒したか、城廻めぐり」
海老名「先生!? 飴と鞭の使い分けが洗脳レベルじゃないですか、これ!?」
雪乃「……き、きっと、獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす的な教育方針を持っているのよ、平塚先生は」
結衣「ゆきのん、平塚先生大好きだね……」
静「よし。相模の番だな。じゃあ、関係してる奴は全員押していくか」
静「城廻だけはもう押してるから、後は戸塚を除いたクラスのやつと雪ノ下だな」
静「葉山、君から順番に押してけ。その方がわかりやすい」
陽乃「多いから、四人、四人に分けてだね」
めぐり「はい、葉山君。スイッチだよお」スッ
葉山「あ、はい。じゃあ、押していきます」
めぐり「さてさてー。皆はさっき、相模さんの事を許してたみたいだけど、本当のところはどうだったのかなあ」
相模「!?」ビクッ
葉山「いや、大丈夫だから。別に俺はもう気にしてないし、そんなに心配する事はないよ。安心して」ピピッ
三浦「あーしも前からそんなに怒ってないし」ピピッ
戸部「それは俺もだしー」ピピッ
海老名「私も気にしてないよ。だから、平気だって」ピピッ
相模「み、みんな……」ウルッ
葉山 →相模 ↓1
三浦 →相模 ↓2
戸部 →相模 ↓3
海老名→相模 ↓4
葉山 →相模 67
三浦 →相模 72
戸部 →相模 56
海老名→相模 61
葉山「ほら、言った通りだろ?」ニコッ
相模「う、うん! 良かったあ」ニコッ
めぐり「」チッ
いろは「え……。今、舌打ち……」
めぐり「……? 何の事かなあ?」
いろは「……いえ、何でもないです」
静「三浦がそれなりに高いか。向こうからはどうでもいいと思われているのに。……ふむ。見かけによらずいい奴だ」
陽乃「それは戸部君もだねえ。56だから、まったく気にしてない感じだし。泣いて謝ってそれでわかりあえるって、なんか青春って感じがするよねえ」
戸塚「いいなあ、こういうの。ねえ、戸部君」
戸部「ま、俺ら高校生な訳だしー。そこらはエンジョイしてかないとー」
八幡「…………」
雪乃「…………」
結衣「えっと、ヒッキー? ゆきのん?」
めぐり「それじゃあ、次は雪ノ下さんたちだね」
めぐり「やっぱり雪ノ下さんたちも怒ってなんかないのかなあ?」
雪乃「……言わなくても押せばわかるわ」ピピッ
八幡「そういう事だな」ピピッ
結衣「あはは……。サガミン、あんまり気にしないでね」ピピッ
相模「」ドキドキ
葉山「……結衣はともかく、他の二人が曲者だからな」
折本「どうなんだろねー。楽しみー」
雪乃→相模 ↓1
結衣→相模 ↓2
八幡→相模 ↓3
雪乃→相模 10
結衣→相模 59
八幡→相模 60
相模「う……! 雪ノ下さんだけ……」
折本「チョー執念深いしー。ウケるー」ケラケラ
葉山「まあ……あの時は雪ノ下さん、体調崩して休んだりもしたからな……」
雪乃「むしろ、私は比企谷君が許している事の方が疑問なんだけど」
八幡「……平塚先生も言ってたが、俺はもう忘れてるんだよ、あの時の事を。謝ったし、別に嫌う理由がなくなっただけだ」
相模「比企谷も、皆も優しくて、うち……うち……」グスッ
三浦「ああもう、また泣き出したよ。すぐに泣くなっての。ほら、ハンカチ」スッ
陽乃「まったく、雪乃ちゃんは酷いよねえ。過去の事なんて水に流しちゃえばいいのにさあ」チラッ
雪乃「っ! 何で私が悪いみたいな風潮になっているのかしら? 元を正せば、私は迷惑を受けた側よ。怒っていて当然の事だと思うけど」
戸塚「だ、ダメだよ! 雪ノ下さん、落ち着いて、ね?」
八幡「雪ノ下さんも、あまり挑発はしないでくれませんか?」
陽乃「挑発なんてしたつもりないんだけどなあ。あーあ、怒られちゃった」
めぐり「……なんか面白くないなあ」
いろは「……私は何も聞いてないです」
めぐり「ではではー、最後の最後。平塚先生、お願いします」
静「そうだな。私だけ押してなかったからな」
陽乃「私とめぐりは押したから、静ちゃんは折本ちゃんを除いたそれ以外全員だね」
結衣「あ、奉仕部は先にやってます! だから、それ以外ですね」
葉山「つまり、俺たちか……」
三浦「つうか、あーし、イマイチ先生の好感度心配なんだけど……」
戸部「丁度、生徒嫌い疑惑が出てるところだしー……」
静「何を言う。私は生徒全員の事が好きだぞ」
めぐり「…………」
静「ま、論より証拠だな。まずは葉山たちからいくか。それ」ピピッ
静→葉山 ↓1
静→三浦 ↓2
静→戸部 ↓3
静→海老名 ↓4
静→葉山 35
静→三浦 12
静→戸部 22
静→海老名 84
葉山「」
三浦「」
戸部「」
海老名「ま・さ・か」キラキラ
八幡「生徒全員の事が好きだぞ、って言ってたよな、あの人?」
雪乃「……え、ええと」
結衣「ゆきのんが遂にフォローしきれなくなってるし!」
戸塚「そして、今度はBL好き疑惑が出てるね……」
静「次だな」ピピッ
静→戸塚 ↓1
静→相模 ↓2
静→いろは ↓3
静→戸塚 42
静→相模 39
静→いろは 66
戸塚「やっぱり……」
相模「先生!? さっきのは!?」
八幡「自慢の生徒、とは言ったが好きとは言ってないからな……」
いろは「良かった……。私、普通でした……」
三浦「つうか……先生、結婚出来ない理由が何となくわかったし……」
海老名「そう! 実は先生も! ホモが好きだったんですね!」キラキラ
静「うむ。あれは良いものだ。君から持ち物検査で没収したのは、全部、気に入ってるぞ」
陽乃「……あれ? 静ちゃん、もしもーし」
めぐり「……包丁がいいかなあ? どうしよう」
雪乃「……ナイフなら実家に戻ればあるはずよね」
いろは(やめて下さい! 私、何も聞いてないです! 怖いです!)ブルブル
結衣「……平塚先生。大崩壊だし」
ガラッ
小町「こんにちはー! お兄ちゃんいますかー、って人多いね!」
八幡「!? 小町? お前、どうしてここに?」
小町「いやー、さっき平塚先生からメールをもらいましてね。好感度を調べてる、なんて事を聞いちゃったもんだからさ」
小町「あのお兄ちゃんの好感度だよ。しかもその中に可愛い女の子も一杯いるって聞いたら、お兄ちゃんの将来を心配してる妹としては、来ない訳にはいかないじゃん」
小町「あ、今の小町的にポイント高い!」
八幡(……余計な事を、あの腐女子の差別教師さんがしてくれてるんですけど? 俺、今の状態で小町からの好感度低かったら、ここから飛び降りる自信あるぞ?)
小町「で、お兄ちゃん、今はどんな感じなの? 誰か一人でも、女の人とうまくいった? 結衣さんとか、雪乃さんとか!」ワクワク
八幡(助けてくれ、誰か。妹の純粋な目が今の俺には痛い……)
休憩ー。後で来るかも
葉山「平塚先生、一応聞いておきますけど、この数値は……?」
三浦「先生、生徒の事嫌い過ぎっしょ。50以上が二人だけだし」
結衣「こうして見ると、ヒッキー以外と高いんだ……」
戸部「つうか、いろはすが謎だし」
静の好感度(高い順)
陽乃 95
海老名 84
いろは 66
八幡 45
戸塚 42
相模 39
葉山 35
戸部 22
雪乃 17
めぐり 16
三浦 12
結衣 11
静「ああ、いろはか。あいつからはディスティニーランドのチケットのお礼とかで、この前、茶菓子を貰ったからな」
戸部「ちょっ! マジで!? それだけ!?」
折本「物にスゴイ釣られるねー」
陽乃「……えっと、静ちゃん。それ、教師として最低だと思うんだけど……」
静「ちなみに、君達の事が好きだという台詞に嘘はない。だが、それはそれとして、幸せな人生を歩みそうな奴は嫌いだ」
葉山「……これは低い方がむしろ良かった様な気がするな」
戸塚「僕、不幸になりそうって思われてるのかな……」
めぐり「……相模さん、どこか美味しいお菓子のお店、知ってるかな?」
相模「え!」ビクッ
雪乃「実家から最高級のお菓子を取り寄せて貰うしかないわね……。今度、電話しておきましょう」
結衣「ゆきのんたち、めげないね……」
小町「で、お兄ちゃん、どうなの? 隠す事ないじゃん、ほらほら」
八幡(やめて。空気読んで、小町。お前はそれが出来る子だろ)
結衣「ん? あ、小町ちゃんじゃん。やっはろー!」
小町「あ、はい。こんにちは、結衣さん。やっはろーです」
雪乃「あら、小町さん。こんにちは。ここへ来たという事は、あなたも好感度を計りに来たの?」
小町「え? いえ、別に計りに来たって訳じゃないんですけど。ただ、お兄ちゃんのが気になりましてー」
小町「それで、どうだったんですか、お兄ちゃん? 小町的には、そんなに悪い結果は出てないと予想してるんですけど」
雪乃「…………」
結衣「……えっと。おおむね好かれてる? みたいな……?」
小町「……あれ? なんか反応悪い?」
八幡(妹に、俺が色々と勘違いしてた事までバレるとか、これ、何の拷問?)
静「お、比企谷妹。ようやく来たか」
小町「あ、お久しぶりです。お兄ちゃんがいつもお世話になってます」ペコッ
静「うん。君は相変わらずよく出来た妹だな。比企谷にはもったいないぐらいだ」
小町「あー、それ、よく言われます。ちょっと照れちゃいますけど」
八幡(え、なに、よく言われてるの? 俺、初耳なんだけど)
小町「それで、先生。お兄ちゃんとか、どんな感じでした?」
静「ん? ああ、比企谷か。まあ、何だ。リア充からは好かれてるみたいだな」
小町「……え? ……まさか」
折本「なにそのリアクション。比企谷、どんだけ妹から友達いないって思われてるの? ウケるー」ケラケラ
葉山(悪気がない上に容赦もないな……)
陽乃「ひゃっはろー、小町ちゃん。君も来たんだー」
小町「あ、どうもです」
陽乃「そうだよねー。小町ちゃんってさあ、お兄ちゃん思いだもんねー。やっぱり気になっちゃうよねー、好感度」
小町「お兄ちゃん思いっていうか、家族なので。特にうちのお兄ちゃんはゴミィちゃんな訳ですから。小町的には心配なんですよ」
陽乃「うんうん。そっかそっか。でもさあ、お兄ちゃんの事を知る前にまずは小町ちゃんからいってみよっか。話はそれからだよねー」
小町「……私もですか?」
陽乃「そうそう。とりあえず押しとこ。はい、これ」スッ
小町「あ、はい」
陽乃「それさあ、小町ちゃんの知り合い全員、順に押してってくれる? それから後で比企谷君の教えてあげるからさ。むしろ、それからじゃないとちょっと教えられないって感じかなあ」
小町「……そうですか。それなら」
静「君だと、キャンプの時もあるから、葉山たちも含むな」
小町「そうですね。それじゃ……」
葉山(あの時、俺は何もしてないよな……。そこまで悪い印象は持たれてないと思うが……)
三浦(あーし、怖がられてないよね?)
戸部(俺は大丈夫なはずー、きっと)
海老名(私、擬態してなかったんだけど……。また低いとかやめてよ)ハラハラ
小町「押してきます」ピピッ
小町→葉山 ↓1
小町→三浦 ↓2
小町→戸部 ↓3
小町→海老名 ↓4
ごめん、確認
小町って、はるのん、いろはすとは交流ってあったよね?
サンクス
勘違いか。いろはす抜きで、サガミン、めぐりんも確かなかったはずだから、あとはるのんと残りか……
ちょい待って、すまん
小町→葉山 45
小町→三浦 40
小町→戸部 65
小町→海老名 39
雪乃「妥当な数値ね……」
戸塚「やっぱり海老名さんは一番低くなるよね」←海老名への好感度07
海老名「戸塚君!?」
結衣「だけど、結構、普通だよね。交流それぐらいしかなかった訳だし。戸部っちだけちょっと好印象だったのかなってぐらいで」
いろは「多分、こんな感じでしょうね」
八幡(そう。問題はこの後だ……)
小町「それじゃあ、次は雪乃さんとかお兄ちゃんで」
小町「それ」ピピッ
小町→陽乃 ↓1
小町→戸塚 ↓2
小町→雪乃 ↓3
小町→結衣 ↓4
小町→八幡 ↓5
やっとか、八幡……。寝ます、お休みー
小町→陽乃 30
小町→戸塚 32
小町→雪乃 36
小町→結衣 23
小町→八幡 91
陽乃「おっと、これは……」
戸塚「……僕、それなりに仲良かったと思ってたんだけど」
雪乃「私、こんな風に思われてたのね……」
結衣「私、小町ちゃんから嫌われてたの!?」
八幡「小町……」ツー……
戸部「あれ、ちょっ、ヒキタニ君もしかして泣いてる!?」
三浦「結衣に雪ノ下さん、城廻先輩ときてっからね。妹とはいえ、ヒキオもそこはやっぱ嬉しいんっしょ」
静「麗しき兄弟愛か。良いものだな」
めぐり「でも、他の人は低いんですよね……それって」
いろは「先輩、シスコンっぽいとこありますし、て事は……」
海老名「ブラコンって事?」
折本「それあるかもー」アハッ
陽乃「私はそこまで絡んでないし、比企谷君にちょーっと意地悪した事もあるから、わからなくはないけど……」
戸塚「……僕たちが葉山君たちより低いんだよね」
めぐり「これはどう取るべきなのかなあ」
陽乃「仲良かったんだよね、ガハマちゃん? 表面上は」ニマリ
結衣「……はい」シュン
陽乃「だとしたら、考えられるのは3パターンかな」
雪乃「……詳しく説明してもらえる、姉さん」
陽乃「簡単な事だよ。一つ目は、小町ちゃんがガハマちゃんや雪乃ちゃんたちの事を苦手だったり嫌いだったりしてるパターン」
陽乃「だけど、比企谷君の……つまりお兄ちゃんのお友達だから、そこは我慢して仲良さそうに振る舞ってたって事だね」
雪乃「……そういえば、三人で一緒に買い物とかに行くと、必ず途中でいなくなっていたわね」
結衣「そういえば、私も……。あれ、多分、小町ちゃんが勘違いしてヒッキーと二人きりにさせようとか、無駄な気を回そうとしてたって思ってたけど……」
雪乃「そうね。逆に気まずくなって困ってしまったし」
小町「!?」
折本「つまりー、単に苦手だから、自分がいなくなってたって事?」
葉山「……そうなるな」
小町「……お兄ちゃん、結衣さんと雪ノ下さんの好感度ってどれぐらいなの? 小町、無駄とか言われたんだけど」
八幡「悪い、小町……」
陽乃「そ。で、次の二つ目」
陽乃「小町ちゃんはお兄ちゃんの事が好きだから、彼女候補を探して応援してた」
陽乃「だけど、雪乃ちゃんや結衣ちゃんはどうにも相応しくないように思えた。戸塚君は男の子だから、逆にくっついたらまずいしね」
海老名「くっつく! 男同士!」ブハッ
三浦「ちょっ、汚い!」
静「……はちとつか。萌えるな」
いろは「いえ、ドン引きです。男同士で恋愛とか無理です。気持ち悪いです」
戸塚「八幡なら、僕も悪くないけど……//」チラッ
海老名「くっはぁぁ!!」ブホッ
結衣「姫菜! 出血多量で倒れるよ、その内!」
葉山「つまり、陽乃さん。兄の彼女には相応しくないとは思いつつも、比企谷の事を考えてそれを黙っていたって事?」
陽乃「そんな感じかなあ。このパターンだとね」
小町「ちょっと、お兄ちゃん、なにこれ! 何で雪乃さんと結衣さん、こんなに低いの!? ワースト3に入ってるじゃん! こんなの小町的にも超ポイント低いよ!」
八幡「……どちらもレズだったんだよ」ボソッ
小町「!?!?」
失礼、>>506訂正
ワースト3に入ってるじゃん!
↓
ワースト4に入ってるじゃん!
あと↓を追加
八幡の被好感度ワースト4とその相性
めぐり 03 ⇔ 87
雪乃 10 ⇔ 80
折本 15 ⇔ 71
結衣 32 ⇔ 85
ちなみに、小町を抜きにした八幡の好感度ベスト5
めぐり 87 ⇔ 03
結衣 85 ⇔ 32
戸部 83 ⇔ 84
雪乃 80 ⇔ 10
折本 71 ⇔ 15
陽乃「それで、最後のパターンがこれ。一番、楽しそうな考え」ニマリ
葉山(……この人がこの笑いを見せる時は、大体ろくでもない事を考えてるんだが)
陽乃「実はー、小町ちゃんはお兄ちゃんの事が異性として好きだった」
三浦「!?」
戸部「それ、禁断の愛ってやつー。マジで!?」
陽乃「これだと、お兄ちゃんに群がってくる恋敵は自然と低くなっちゃうよねえ。お兄ちゃんとの仲が良ければ良いほどさあ」
雪乃「そう言われてみると、この数値は……」
小町の好感度(高い順)
八幡 91
戸部 65
葉山 45
三浦 40
海老名 39
雪乃 36
戸塚 32
陽乃 30
結衣 23
結衣「私も結構ヒッキーとは色々出かけてるし……うーん」
戸塚「雪ノ下さんは毒舌吐いてたから、逆に高いみたいな感じなのかな……?」
静「よし。検証してみるか」
八幡「!?」
小町「ていうか、女の子好きだとしても、10はいくらなんでも酷くないですか、雪乃さん!」
雪乃「え、いえ……その……比企谷君は生理的に受け付けなくて」
小町「余計酷いですよ、それ! 流石の小町も怒りますよ! お兄ちゃんが何したって言うんですか!」
雪乃「あ、ええと……そういう問題ではなくて」
いろは「……珍しく雪ノ下先輩が押されてますね」
めぐり「そうだねえ」
静「由比ヶ浜、それと陽乃。悪いが、呼んできて欲しいやつがいる。陽乃は免許持ってたよな?」
陽乃「まあね。持ってるよ」
静「だったら、私の車を貸すから家まで行って呼んできてくれ。行く場所は後でメールで送る」
結衣「私も一緒にですか? ていうか、誰を?」
静「そんなの決まってるだろう。比企谷の関係者で今この場にいない奴はもう二人しかいない」
結衣「あー……もしかして、中二と川崎さん」
静「あいつらはもう帰ったのか見つからなかったからな。人数もそれなりに集まったし、もういいかと思っていたが、検証のついでだ。呼んでやろう」
結衣「でも、川崎さんはともかく、中二って小町ちゃんと面識あったっけ? ヒッキー?」
八幡「……なくはない。が、材木座は呼ばなくていい。あいつは必要ない」
静「いいや、呼んでこい、由比ヶ浜。この際、全員計ってしまおう。私は中途半端は嫌いなたちでな」
三浦「つかもう、自分が楽しみたいだけじゃないの、先生?」
陽乃「いや、でも、面白そうだよねえ」ニマリ
葉山(……これはもう駄目だな。陽乃さんなら絶対に呼んでくる)
陽乃「それじゃ、車のキー貸して。一走りしてくるからさ」
静「ああ、これだ」チャリ
陽乃「でも、何で私が行くのかな? 静ちゃんが直接行けばいいのに」
静「いや、考えてみれば、私は全員の生徒からの好感度を計り終えてないからな。陽乃達が連れてくる間に計っておきたい」
陽乃「そういう事ね。ん、了解。それじゃガハマちゃん、行こうか」
結衣「え? あ、はい」
静「という事でだ、諸君」クルッ
葉山「……言わなくてもわかりますけど」
静「ああ、そういう事だ。まずは私の好感度を計ってもらおうか」
八幡(……最初は興味ないと言ってた癖にノリノリだな)
静「確か、計ってないのは葉山達と戸塚、比企谷妹だな。だが、比企谷妹だけは川崎たちが来てからの方が良さそうだな。その方が面白そうだ」
静「という事で、さっき言った面子は順番に押していけ」
静「面倒だから、もうまとめてやるといい」
葉山「……わかりました。それなら俺から」ピピッ
三浦「次、あーしか」ピピッ
戸部「で、俺が押してー」ピピッ
海老名「私だね」ピピッ
戸塚「最後は僕で」ピピッ
葉山 →静 ↓1
三浦 →静 ↓2
戸部 →静 ↓3
海老名→静 ↓4
戸塚 →静 ↓5
葉山 →静 19
三浦 →静 67
戸部 →静 98
海老名→静 43
戸塚 →静 40
八幡「……生徒嫌いだと判明して、全体的に落ちた感じだな」
いろは「ていうか、戸部先輩って海老名先輩の事を諦めたとかじゃなくて、実は平塚先生に心変わりしただけじゃないんですかあ」
戸部「え、ん……まあ、ちょっとはそれもあるっていうかー。平塚先生とかー、カッコいいしー」
八幡「……ちなみに、向こうからの好感度っていくつだ?」
戸部「22だしー……ウケるしー……」
三浦「……あんた、素直に泣いていいって」ポンッ
葉山「……俺はあの人は嫌いだな。色々と雑用や面倒事を押し付けてこられる事が多かったし」
戸塚「ストレートだね……。でも、理由それだけなんだ」
葉山「俺は他人に使われるのは好きじゃない」キリッ
戸塚「あ、あははは……」
雪乃「……でも、海老名さんが低いというのは意外ね。……好都合だけど」←静への好感度93
めぐり「だよねえ。腐った話で盛り上がってたのにね。何でなのかなあ。……丁度いいけど」←静への好感度100
いろは(だから、本当に怖いですからやめて下さい、この二人!)
静「その……海老名? お前、BL好きの事で私とは気が合ってたんじゃ……」
海老名「いえ、没収した物の中にプレミア級の同人誌があったんで」
静「そ、そうか……」
海老名「あれ、返してもらえませんか? そしたらホモ好きな仲間として扱いますので」
静「」
戸塚「プレミアなら仕方ないよね、うん」
相模(今、うち、聞いちゃいけない事を聞いちゃった気がするんだけど! え、なに、戸塚ってやっぱそうなん?)
【数十分後】
ガラッ
陽乃「ひゃっはろー。みんな、お待たせー。連れてきたよー」
沙希「」ハァ
沙希「つうか、家まで来て何かと思えば好感度がわかるスイッチ使ってるから来いとか……」
沙希「先生、ちょっと自分勝手で横暴過ぎない? そんな性格だから結婚出来ないんじゃないの?」
静「ぐはあっ!」ガクッ
八幡(少し落ち込んでたところに、追い討ちかけるとか……ナイスだ、川なんとかさん)←静への好感度24
材木座「ふははははっ! 八幡よ、何やら我の力が必要だとか!」
材木座「この剣豪将軍! 友の為に駆けつけてやったぞ! 安心するといい!」
八幡「おう。ご苦労。もう返っていいぞ」
材木座「八幡っ! 呼んでおいてそれはないだろうに!」
結衣「だから、中二とかは呼ばなくて良かったと思うんだけどなあ」ハァ
陽乃「まあまあ、ああいうのも一人ぐらいいた方が面白いってー」
陽乃「あとねー、比企谷君、喜びなよ。じゃじゃーん。スペシャルゲストだよー!」
大志「あ、どうもっす。お兄さん」ペコッ
八幡「お前も来たのかよ! と言うか、お前にお兄さん呼ばわりされる筋合いはない」
結衣「あ、あとね、ヒッキー! 途中でこの子も見つけたから連れてきたよ!」
留美「……久しぶり、八幡」
八幡「おいおい、留美もかよ。……小学生を連れてくるなよ」
結衣「だって、ヒッキーや私達の関係者だし。それに来てくれるって言ってくれたしさ」
留美「……暇だったから来ただけ。終わったらすぐに帰るし」
陽乃「よーし、これでようやく全員揃ったねー」
葉山「本当に、よくもまあこんなに集めたものだよな」
折本「いいんじゃない! 多い方が楽しいってのあるしー」
葉山「楽しいだけで済めばいいが……」
休憩。また後で
静「さて、それでは検証を始めていくか」
陽乃「一応、先に聞いておくけどさあ、小町ちゃん。って、あれ? 小町ちゃんは?」
三浦「ヒキオの妹なら向こうだし」
小町「お兄ちゃん、小町なんか悲しいよ。なにこの報われなさっぷり。好意を寄せては袖にされて、また好意を寄せてはフラれての繰り返しじゃん」
八幡「いや……俺、告白とかしてないし。フラれては……」
小町「同じだよ。ホントに何でゴミィちゃんはこう人を見る目がないの。ちょっと親切とかにされたらすぐに惚れちゃうの? 小町情けないよ」
八幡(……俺の中学時代を何で知ってるんだよ。というか、俺、あの頃から学んだつもりだったのに、実はまったく成長してなかったのか……?)
結衣「あ、荒れてるね……」
雪乃「さりげに私達、かなり非難されてるわよ。しかもこの何分かずっと……」
戸部「ヒキタニ君の妹ってこんな感じだったけー?」
戸塚「ええと……普段はそんな感じかも。こんな風に感情出してるのは珍しいとは思うけど……」
陽乃「こーまちちゃん、ちょっといいかなあ?」
小町「え、はい。何ですか? 今、お兄ちゃんのヘタレっぷりを責めてるんで、出来れば手短にお願いしたいんですけど」
陽乃「まあまあ、落ち着いて。ね? 比企谷君だって可哀想なんだしさ」
八幡(可哀想とかやめてくれ。そういうんじゃないから)
陽乃「で、それはそれとしてさ。小町ちゃん的にはガハマちゃんや雪乃ちゃんの事を苦手とかそんな風に思ってる感じ?」
小町「……うーん、まあそうですね。今更ですし、隠す意味もなくなっちゃいましたし」
陽乃「なら、別にお兄ちゃんの事を異性として好きとかそうは思ってない感じかな? 雪乃ちゃんとかに親切にしてたのはー、お兄ちゃんに彼女を作りたいってだけで」
小町「……まあ、はい。お兄ちゃんはお兄ちゃんですし、そんな感じですね」
陽乃「ふんふん、なるほどねえ」ニマリ
八幡「…………」
静「ま、それが本心かどうかは次の好感度でわかるな。ほら」ポイッ
小町「っと」キャッチ
静「それで、私を含めたあの二人を押してみてくれ。これで決まるだろ」
小町「あの二人って言うと……」
沙希「あたしたちか……」ハァ
大志「え、俺も?」
材木座「は……八幡、我はどうして今、ハブられた?」
八幡「いや、お前、小町とろくに話した事ないだろ」
材木座「……そ、そうか。折角の好機だと思ったのだが……」ショボン
八幡「何の好機だ」
小町「んー……まあ、はい。じゃあ」
小町「……押してきます」
八幡(……そして、何かその気の進まない様子が俺としては気になるんだが)
八幡(特に大志! お前!)
小町「はい」ピピッ
小町→静 ↓1
小町→沙希 ↓2
小町→大志 ↓3
小町→静 01
小町→沙希 88
小町→大志 33
静「……1はいくらなんでもないんじゃないか。最低値だぞ、これ。私が何をした……」
沙希「てか、私、何でこんな好かれてんの?」
大志「」
八幡(うしっ!)
結衣「あ、ヒッキーがガッツポーズしてる」
雪乃「明日は雪ね。比企谷君がそんな事をするなんて最早超常現象に近いもの」
陽乃「ほほう。つまり、これはあれだね。十中八九、兄弟愛」
めぐり「それで、川崎さん推しって事ですね。それ以外は邪魔みたいな感じなのかな?」
いろは(タイプは違うけど、何故か私と同じ様な匂いがしますね……先輩の妹さんって。意外と気が合うかも)
静「ひ、比企谷妹……」
小町「」ハァ……
小町「……何ですか…?」
静「」
三浦(あ、これ、顔に出してないけど、メッチャ怒ってるし)
戸部(声ひっく! どこからそんな声出してんの、マジでー!)
静「あ、ええとだな。私がどうしてこんなに好感度が低いか……その理由をだな……」
小町「お兄ちゃん、前にどこかの国語教師から殴られた事あるらしいんですけど、それでも理由聞きたいですか? なら、遠慮なく話しますけど」
静「……す、すまなかった。だが、あれは比企谷の方も……」
小町「お兄ちゃんが……何ですか? 殴られても仕方がないって全員が納得出来るぐらい悪い事をしでかしたんですか?」
静「」
八幡(確かに体罰は良くない。それは当たり前だが、それよりも俺の妹の迫力が怖い)
八幡(八幡的にその小町の言葉ポイント高い! とか言える雰囲気じゃないな……)
沙希「……あんたんとこの妹ってあんな感じだっけ?」
八幡「いや、普段は社交的で滅多に怒る事のない奴なんだが……」
沙希「あ、それと、大志」
大志「……うん」
沙希「人間諦めも肝心って言葉の意味、あんたわかるよね?」
大志「……うん」
八幡(良い事言う、川崎。その調子でしっかり諦めさせてくれ)
結衣「今度はヒッキーがゲスい顔してる」
雪乃「それはいつも通りと言うのよ、由比ヶ浜さん」
戸塚(八幡の扱い、相変わらず厳しいなあ、雪ノ下さん)
静「は、陽乃……助けを」
陽乃「まったく静ちゃんはしょうがないなあ」ツカツカ
小町「今度は陽乃さんですか……」
陽乃「ごめんね、静ちゃんにはさあ、私の方から後でよーく言っとくから、ここは私に免じて許してあげてくれない?」
めぐり「ほらほら、ね? 平塚先生もさあ。血気盛んなところあるから、魔がさしちゃったんだよ」
戸部「俺からもオナシャス! 勘弁してあげてー!」←静への好感度98
小町「まあ、戸部さんがそこまで言うなら……小町的にも、ギリギリ我慢しますけど」←戸部への好感度65
相模「えっと……次はほら、うちらからやれば」←静への好感度80
結衣「そ、そうだね、次は私達から小町ちゃんにしようよ! ね? そうしよ!」←静への好感度73
雪乃「スイッチをこちらに渡してくれないかしら、小町さん。私からも頼むわ」
海老名「平塚先生、味方多いなあ……羨ましい」ポツーン
八幡「何であの教師が好かれるのか、俺には未だに謎だ」←静への好感度24
結衣「えっと、小町ちゃんだと結構多いよね」
いろは「何人いるんですか?」
雪乃「全部で十二人ね」
葉山「そんなにいるのか」
八幡「何だかんだで、俺と関わりがある人間のほとんどを知っているからな」
三浦「とりあえず、あーしらからやれば? そこまで絡んでないしさ。四人ごとに分けて」
戸部「だべ。じゃあ、隼人君から」
葉山「そうだな、それじゃ」ピピッ
三浦「ほい」ピピッ
戸部「よっ」ピピッ
海老名「はい」ピピッ
葉山 →小町 ↓1
三浦 →小町 ↓2
戸部 →小町 ↓3
海老名→小町 ↓4
葉山 →小町 52
三浦 →小町 78
戸部 →小町 100
海老名→小町 45
葉山「戸部……お前、年上から年下まで幅広すぎじゃないか?」
三浦「……うわ、なんか隼人と同じ匂いがしてきたし」
海老名「戸部っち、流石にそれは節操がないよ……」
戸部「いや、ちょっと待ってよ! 俺はそういうんじゃないしー!//」
結衣「顔赤らめながら言っても説得力ないしねえ。戸部っち、サイテー」←戸部への好感度15
いろは「色々と酷いですね。さっき平塚先生から興味ないって判明したからってすぐにこれですか。軽蔑します、ごめんなさい」←戸部への好感度15
戸部「ちょっ、マジ勘弁してよー! それどこの隼人君だよー!」
沙希「で、次は私ら?」
静「……私は押すのが怖いな」
陽乃「ま、いきますかー。それっと」ピピッ
大志「俺もちょっと今はきついっす……」ピピッ
沙希「ほい」ピピッ
静「……押すぞ」ピピッ
静 →小町 ↓1
陽乃→小町 ↓2
沙希→小町 ↓3
大志→小町 ↓4
静 →小町 72
陽乃→小町 88
沙希→小町 02
大志→小町 20
陽乃「静ちゃん、何だかんだで気に入ったの? 気骨があって良いとかそんなノリ?」
静「陽乃こそ、何でそんな高い? 葉山より高いじゃないか。可愛くない妹の代わりを見つけたとか、そんなのか?」
雪乃「……先生、だからそういうのは私にダメージが大きいと何度も」
沙希「あ、ごめん。私はあんたの事、まるで興味ないから。名前も覚えてないし」
小町「っ!」ガクッ
八幡「おい、大志。これはこれでいいんだが、何故か腹が立つ俺がいるぞ。理由を言え」
大志「あ、お兄さん。いえ、もう小町さんの事はすっぱり諦めたんで安心して下さいっす!」
折本「き、切り替え早すぎだし! ヤバい、超ウケるー!」ケラケラ
雪乃「で、次は私達ね」
結衣「なんかスゴい流れなんだけど、これ、大丈夫なの?」
戸塚「とにかく押してくよ、それ」ピピッ
雪乃「そうね……。押さないと始まらない訳だし」ピピッ
結衣「で、私と」ピピッ
八幡「最後は俺か……」ピピッ
戸塚→小町 ↓1
雪乃→小町 ↓2
結衣→小町 ↓3
八幡→小町 ↓4
戸塚→小町 65
雪乃→小町 94
結衣→小町 87
八幡→小町 03
小町「」バタッ……
戸塚「え、ちょっと!?」
雪乃「小町さん! しっかりして! 息をして!」
結衣「ヒッキーのせいで、小町ちゃんが倒れちゃったじゃん! ヒッキーの馬鹿!」
八幡「……全て俺の計画通りだ」ニヤリ
戸部「ヒキタニくーん!! なにしてんのマジでー!!」
陽乃「比企谷君、ちょっと君さあ……」
静「比企谷……君ってやつは」
いろは「」ハァ
いろは「やっぱ、こうなるんですねえ、先輩は。先輩だから仕方ないですかね」ハァ
相模「比企谷……何してるのもう」ハァ
寝ます。今日はここまで
陽乃「比企谷君、まさかさあ。これまでの事は全部、小町ちゃんにダメージを与える為の布石だったって事?」
陽乃「だとしたらお姉さん、ちょーっと許せないんだけどさあ」←小町への好感度88
八幡「……そんなの当たり前じゃないですか。御想像の通りですよ」
戸塚「八幡!?」
雪乃「比企谷君! あなた!」←小町への好感度94
結衣「ヒッキー! なにそれ!」カチンッ ←小町への好感度87
小町「お……お兄ちゃん……」
八幡「はっきり言って、俺はずっと前から小町の事が嫌いだったんです。むしろ大嫌いでした」
静「比企谷……!」←小町への好感度72
八幡「事ある毎にゴミィちゃんと呼ばれ、ひたすら文句の言われっぱなし。オマケに友達の出来ない可哀想な兄と、そう見下され、同情されてずっと過ごしてきた」
小町「そんな……! 小町、そんなつもりじゃ……!」グスッ
八幡「更に、親や周りからも比較され、その度に俺は可愛くないと差別されてきた。その事で小町はどんどん調子に乗ってきて、遂には使いっパシリまでさせてくる始末」
小町「違う、違うのお兄ちゃん! 小町は本当にお兄ちゃんの事が好きだったから、だから!」グシュッ
八幡「だから、俺は表面上は小町が好きな様な素振りをしてきた。そうしなかったら、親からも俺が悪いと断定されるしな。だが」
小町「」ビクッ
八幡「今日の小町からの好感度を知った時、俺の中でこれまで累積され溜まりに貯まった鬱憤が弾けた。これは小町に大ダメージを与えるチャンスだと」
小町「そ……んな……! お兄ちゃん……」ポロポロ
八幡「楽しい夢は見れたか、小町? 普段の俺からは嫌ってるなんて思いもしなかっただろうからな。安心して見てたんじゃないのか? 一気に地獄に叩き落とされる気分はどうだ?」
小町「うぁ……。お、お兄ちゃん……」ポロポロ
めぐり「……最低だね、君」←生ゴミを見るような目
折本「比企谷、マジでそれないわ。あんたそういう事をする奴だとは思ってなかったのに」←軽蔑しきった目
海老名「で、でも、ヒキタニ君……。さっき小町ちゃんからの好感度見て涙流してたよね。……それってやっぱり」
八幡「違う。あれは目を自分で擦って、涙が出るようにしただけだ。でないと、疑いを呼ぶからな」
雪乃「本当にゴミ谷君ね。……そう言われるのは全部あなたの責任だし、私怨以外の何物でもないというのに」ギリッ
結衣「ヒッキー! ホント、サイテー! 小町ちゃん関係ないじゃん! 見損なったし!」
八幡「……元から俺はこういう奴だ。見損なうんじゃなくて、本物を見誤ったお前らが悪い」
静「そこまで言うか、比企谷。ならばよし、その曲がった性根を叩き直してやる」ポキポキ
陽乃「流石に今回は私も止めないよ。思いっきりやっちゃいなよ、静ちゃん」
相模「比企谷……うち、屋上でのあの言葉、うちを庇ってくれてたのかもって思ってたのに、これじゃ……」シュン
いろは「……先輩」ハァ
静「さて、覚悟は出来てるな、比企谷」ズイッ
八幡「また、暴力ですか。最低ですね、平塚先生」
静「最低度では、君には負けてると思うがな」スッ
海老名「ま、待って下さい、先生!」ズイッ ←八幡への好感度82
静「海老名……邪魔するな。そこをどきたまえ」
海老名「それは無理です! 何があっても殴るのは駄目だって私は思ってるから! それに、先生たちだってヒキタニ君の事を言えないですよね!」
葉山「確かに……それは言えてるかな。俺もそこには賛成だ」ズイッ
八幡「葉山……お前」
三浦「あーしも、ヒキオを責めるのはチョイ違うと思うし」ズイッ
八幡(三浦まで……)
戸部「正直、さっきのヒキタニ君のは酷いと思うけど……でも先生や結衣が文句言うのは違うっしょー」ズイッ
八幡(戸部もかよ。なんかおかしくね……?)
静「やれやれ、そう嫌そうな顔をするな。当たると評判とはいえ、所詮はパーティーゲームみたいなものだ。真剣に取る必要はない」
静「ちょっとした暇潰しと考えろ。では、始めるぞ」
って独身も言ってるわけだし多少の差異はね?
陽乃「隼人……それ、どういうつもりかな?」
葉山「陽乃さん。俺ははっきり言って、比企谷の事は好きでも嫌いでもない。でも」
葉山「平塚先生や雪乃さん、結衣やめぐり先輩からその事で糾弾を受ける理由はないと思っている」
三浦「つかさあ、雪ノ下さん。あんたずっと前からヒキオの事散々言ってたじゃん? あーし、腹立つからやめろっつったよね?」
雪乃「……ええ、そうね。でも、それは言われる比企谷君の方が問題ある訳で」
三浦「ならさあ、ヒキオもおんなじじゃん。言われる比企谷の妹の方に問題があるって話な訳っしょ? あんたが怒るの、おかしくね?」
三浦「つか、ムカつくんだわ、流石に。自己中なのどっちなん?」ジロッ
雪乃「っ……それは。でも……」
戸部「俺はさー、小町ちゃんもヒキタニ君の事も好きだから、見てるだけで辛いんだわー……」
戸部「ヒキタニ君も言い方やさ、やり方がマジ酷いんだけど、でもこれまで色々辛かったんだろうなーって思うと、やっぱさあ……」
海老名「私も辛かったからわかるよ。ホモが好きなだけなのに、まるで私が全部悪いみたいに言われて、私を全否定されてるみたいで……」
海老名「だから、ヒキタニ君の気持ちもわかる。良くない事だとは思うけど、抑えてた感情が爆発する事ってあると思うし……」
八幡(……ヤバい。こいつら良い人過ぎて逆にきつい。こういうの慣れてなさすぎなんだよ、俺は)
結衣「でも、これじゃ小町ちゃんが可哀想だよ! ヒッキーの事、スゴい好きだったのに、こんな酷い事言われて!」
雪乃「そうね……。言うにしても、もう少し言い方というものがあるでしょうし……」
陽乃「いくらなんでも、傷付けるチャンスを伺って、ってのがね」
海老名「陽乃さんだって、雪ノ下さんをずっと苛め続けてたって話だったですよね?」
三浦「つか、言い方とかいうなら雪ノ下さんのがよっぽどっしょ」
葉山「気持ちはわかるが、陽乃さんとかにそれを言う資格はないと俺は思ってる」
めぐり「でも、人として最低な行為だなってのは間違いないんだよね?」
折本「言って良い事と悪い事ってのがあるじゃん」
相模「でも……確かにうちたちも少し言い過ぎな面はあったって思うし……」
いろは「私なんか、平塚先生から酷い言われようでしたよ」
戸部「なんかヒキタニ君派と小町ちゃん派で分かれてきてるしー」
戸塚「僕は二人とも好きだから、仲良くしてくれれば一番だと思うんだけど……無理なのかな、八幡」チラッ
八幡「…………」
静「確かに私達も悪かった面はある。そこは認めよう」
静「だが、さっきの比企谷の様に、人を傷付ける様なやり方を良しとするのはいただけない。これはわかるな?」
海老名「……まあ、それは」
葉山「実際、君が小町ちゃんを狙って傷付けたというのは、俺も快く思ってない」
八幡「……うるせーよ。これは俺と小町の問題だろ。お前は口を出すな」
葉山「……比企谷。君は自分の敵か味方かも判別がつかないのか」
八幡「お前と違って、敵か味方かなんて考える必要がこれまでなかったからな。俺はずっと一人だった。家でも学校でも。むしろ、学校の方が心地好かったぐらいだ。学校なら相手にされないだけで済んだからな」
三浦「ヒキオ……あんたねえ」
留美「……ばっかみたい」ボソッ
沙希「……え?」
静「む……」
結衣「留美ちゃん……?」
留美「……私、少しがっかりした」
留美「私から見たら、八幡とかは大人で、他の皆も高校生なんだから何でも出来て、色々な事をうまくやれてて、だから大人なんだって思ってた」
留美「なのに、さっきから言ってる事とかやってる事、全部私たちと一緒」
留美「ちょっとの事で仲が悪くなったり良くなったりして、それでお互いに意地悪とか悪口とか言ってハブにして」
留美「……それも、普通に大人の人まで」
静「う……」
陽乃「参ったな……。そういうの耳が痛いんだよね……」
留美「八幡」
八幡「……おう。なんだよ?」
留美「特に八幡にはがっかり」
八幡「……悪かったな」
葉山「大人げないな……確かに」ハァ
三浦「それに、あの子の前でする話じゃないのはホントだし。あーしも頭に血が上ってたわ」
雪乃「……最低なのは私達全員でもあるのね」
結衣「……うん、でも」チラッ
小町「……」グスッ
戸部「その……小町ちゃん、元気出しなってー」
戸塚「八幡も、ちょっと感情的になってるだけだと思うし……」
小町「うん……」ゴシゴシ
折本「でも、女の子泣かせたって事実は変わんないんだよねー」
めぐり「そうなんだよねえ」
結衣「ヒッキー……せめて一言だけでも謝ったら……? 留美ちゃんの手前もあるんだし……」
八幡「……心がこもってなくても構わないなら、いくらでも謝るけどな」
結衣「ヒッキー、またそんな事!」
雪乃「比企谷君、少しはその口を塞いだ方があなたの為ではないの」
小町「あ、あの、やめて下さい! 小町なら、別にもういいんです! あれでいいんです! お兄ちゃんなんで!」
静「だがな……」
小町「お兄ちゃんがああいうお兄ちゃんだって私知ってるんで……。いいんです、お兄ちゃんはお兄ちゃんだから。私もお兄ちゃんに酷い事言ってたの本当ですし……」
小町「お兄ちゃんがあれだけ怒ってたっていうなら、全部、小町の言い方が悪かったんです。だからもう……お兄ちゃんの事、酷く言わないで下さい。お願いします」ペコリ
折本「めっちゃ……健気」ウルッ
めぐり「本当に良い妹さんだなあ、小町ちゃんは」
八幡「…………」
八幡「……それじゃ、もう次にいくぞ。ほれ、材木座。スイッチ」スッ
材木座「なぬう! 八幡!! この雰囲気の中で我にスイッチを押せと言うのか!」
八幡「いや、別にお前の事なんて誰も気にしてないから、一旦空気変えるのに丁度いいだろ」
材木座「なんたる鬼畜! 鬼か、貴様はあ!」
八幡「いいから押せよ。相手するの面倒なんだよ、お前は」
結衣「中二、もう早く押してって」ハァ
雪乃「相変わらず暑苦しいわね」ハァ
材木座「何故に我だけこの様な程度の低い扱いを受けるのだぁ! 解せぬ、解せぬぞぉ!」
静「材木座。いいから早く押したまえ」ハァ
八幡「お前の場合、まともに話すの奉仕部ぐらいだろ。三人しかいないんだから、さっさとしろ」
材木座「ぐぬううう! 憤怒! 憤怒! 憤怒!」
材木座「ならば、刮目するが良い! 我が好感度を!!」ピピッ
材木座→雪乃 ↓1
材木座→結衣 ↓2
材木座→八幡 ↓3
材木座→雪乃 34
材木座→結衣 53
材木座→八幡 91
戸塚「なんか……凄い分かりやすい数値だね」
沙希「あいつが好きなのは比企谷だけで、雪ノ下さんは毒舌吐くからそうでもないって感じかな」
八幡「お前……俺の事、大好きなのか」
材木座「当たり前だろう、我が魂の友よ!! 唯一無二の親友が貴様だからな!!」
八幡「……消去法的なあれか。俺しか話してくれる奴いないからな」
材木座「その様な意味ではなく! 我は八幡を買っているのだ! 感謝するが良いぞぉ、八幡!」
八幡「さて、押してくか」ピピッ
雪乃「そうね」ピピッ
結衣「早く終わらせよ」ピピッ
材木座「八幡っ!?」
雪乃→材木座 ↓1
結衣→材木座 ↓2
八幡→材木座 ↓3
雪乃→材木座 78
結衣→材木座 75
八幡→材木座 99
材木座「八幡っ!! 我はずっと信じていたぞ!! 貴様こそ、我の生涯を通じて最高の親友だと!!」パアッ
八幡「数値の故障だ。いいから話しかけてくんな。やめろ//」
海老名「くーっ!!! キ・マ・シ・タ・ワー!!!」ブハッ!!
三浦「やっぱりだし!! だから、汚いっての、姫菜っ!」
海老名「なにこれ、ツンデレ八幡とか私的に超超最高だよー!! 責めるデブにデレるやさぐれ男とか、それはそれでアリだしー!!」ダラダラ
葉山「……とりあえず、鼻血を拭こうか、姫菜」っハンカチ
静「しかし……流石に私は材木座では無理だぞ。海老名め、本当に何でもありだな……」
戸塚「……意外と好かれてるんだね」
結衣「なんかもう、あれなんだよねー。いじりやすいしー、話してて結構楽しいしー。男として見てないからかな?」←女の子大好き
雪乃「奉仕部のマスコット的な感じよね。あの小説は見るに耐えないものだと私は思ってるけど、彼自体はそれなりに好きだわ」
葉山「……これはあいつには黙っておいた方がいいかな」
戸部「なんかもう材木座君が、奉仕部に入れば良くね? みたいな?」
いろは「まあ、あれですね。さっきの殺伐とした雰囲気が消えて、良かったですね」
めぐり「……そうだねえ」
戸部「っし! じゃあ、この良い流れの中で、鶴見ちゃんだっけ! いってみようか!」
留美「う……」ヒキッ
三浦「戸部、あんたこの前の時の誤解まだ解いてないっしょ!」アセアセ
戸部「マジで!? しまったー、やっちゃったか俺ー……!」
八幡「いや待て。その誤解なら俺が前に会った時に解いておいたぞ。……だよな?」
留美「うん……八幡から聞いてる」コクッ
留美「さっきはちょっと……驚いただけ」
戸部「マジで! 良かったー……っぶねー」ホッ
いつのまに、こんな進んでたんだ
ちょい待って
次スレ先に立てる
いろは「やっぱり先輩の好感度は間違ってますね」【コンマ】
いろは「やっぱり先輩の好感度は間違ってますね」【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449412270/)
ほい、次スレ
こっちが埋まったら使ってくらさい
葉山「それなら……どうする?」
三浦「どっちにしろ、あーしらはろくに話してなかったし。話してたのって、隼人と奉仕部の三人だけっしょ」
留美「うん……そんな感じ」
葉山「なら、俺と比企谷。あと、雪ノ下さんに結衣の四人か」
雪乃「……そうね、それが妥当かしらね」
留美「じゃあ……押してくから」
留美「はい」ピピッ
留美→葉山 ↓1
留美→雪乃 ↓2
留美→結衣 ↓3
留美→八幡 ↓4
このSSまとめへのコメント
は、
安価好感度ssは糞っていうのは常識です