材木座「俺ガイルSS」 戸部「そりゃマジでっべーわ」 (16)

材木座「さて、我、剣豪将軍こと材木座義輝と」

戸部「戸部っちこと戸部翔っす! ウェーイ!」

材木座「時に戸部殿。ここ最近ネットの一部界隈では俺ガイルSSというものが流行っていることは知っておるか?」

戸部「何それ? 知らないっしょ?」

材木座「だろうの。お主のようなザ・リア充には縁もゆかりもないだろう。簡単に言うと総武高を舞台にしたネット小説のようなものだ」

戸部「えっ? まさか俺たちが出てたりするわけ?」

材木座「そのまさかだ」

戸部「マジで!? それはマジでっべーわ! どこで見れんの? ちょっとググるわ!」スマホサッ

材木座「ここではそのSSをいくつか紹介しようと思うぞ」

戸部「えっ、なんで? てか誰に?」

材木座「ゴラムゴラム、細かいところは気にしてはギルティだぞ戸部殿」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448992506

戸部「で、ザイモクザキくんがお勧めのその……SF?」

材木座「SSである。SFものもあるがな」

戸部「え……ちょっとSSなのにSF……?」

材木座「では一本目は」

戸部「ちょっとザイモクザキくん辛辣過ぎだわー。マジでないわー」

材木座「これである!」

材木座「ずばばばーーーーーーーーーーーんんっ!!!」

『雪乃「身長190センチ、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態が居るのだけれど。」』

戸部「……? これがタイトルなの?」

材木座「その通りだ。SSは誰かのセリフから始まるものが多い」

戸部「てか雪ノ下さん何言ってんのこれ?」

材木座「戸部殿はコマンドーという映画をご存知か?」

戸部「いや、全然」

材木座「ではターミネーターは?」

戸部「あのドドンドンドドン!ってやつ?」

材木座「あれのロボット役のアーノルド・シュワルツェネッガーが主役の映画でな、今でも一部でカルト的な人気を誇る怪作なのだが、それの主人公メイトリクスが奉仕部に入部するという衝撃的な内容なのだ」

戸部「ちょっとよくわかんないんだけど……」

材木座「ふむ、ちなみにメイトリクスの画像はこんな感じだ」スマホミセル

戸部「……これ高校生じゃないっしょ」

材木座「そのSSでは高校生なのだ」

戸部「いや無理がありすぎるっしょ!?」

材木座「ちなみにこのSSには八幡はいないのだが」

戸部「ヒキタニくんどこに行っちゃったの?」

材木座「そこはどうでもいいところなのだ」

戸部「えっ」

材木座「内容は奉仕部に入ったメイトリクスが奉仕部に持ち込まれる依頼を彼なりのやり方で解決していくという、まぁクロスものではよくある話なのだが」

戸部「ヒキタニくんみたいな感じかな。そういえば隼人くんと優美子がテニス対決してたっけ」

材木座「その話はこのSSでもあるぞ」

戸部「マジで!?」

材木座「メイトリクスがその二方と戦うという感じになっている」

戸部「それ隼人くんたち勝ち目なくね?」

材木座「……と、元コマンドーのメイトリクスが総武高で起こる事件に、その軍隊上がりの思考と肉体で立ち向かうというぶっ飛んだストーリーだが、その分ネタとしての面白さは保証しよう」

材木座「あと、八幡のような捻くれもないからある意味王道的に事件を解決することもある。その辺りも見どころの一つだ」

戸部「ちょっと帰ったら読んでみるわ。それ聞いてるだけで半端ねーっしょ」

材木座「ちなみに元の映画もなかなかの傑作なのでぜひ見てみるべきである。個人的には平田勝茂が翻訳し、メイトリクスの声を玄田哲章が担当したものがお勧めだ」

戸部「たぶん俺それは覚えてらんないわ」

材木座「どうだ、戸部殿。SSというものに興味がわいただろうか?」

戸部「めっちゃ! 他にも何かあったり?」

材木座「ふむ、主にSSのタイプにもいくつかあってだな」

戸部「タイプ?」

材木座「その通り。さっき言ったようなギャグものもあれば、シリアスもの、キチ系もの、イチャイチャもの、あとはクロスものなどだな。一応さっきのもクロスに入るのだがその辺はまたの機会にしよう」

戸部「そんな種類が……」

材木座「我からはあともう一本ほど紹介するとしよう」

戸部「おっ、次はどんなの?」

材木座「その前に戸部殿に一つ聞きたいことがあるのだが」

戸部「?」

材木座「戸部殿は雪ノ下殿派か由比ヶ浜殿派か、どっちだ?」

戸部「どっちの方がタイプかってこと?」

材木座「まぁ、そのようなものだ」

戸部「うーん……、俺は海老名さん一筋だからなぁ……」

戸部「……ってあれ、なんでザイモクザキくんにこんなことを」

材木座「いや、リア充の恋愛事情(笑)などに興味はないから別にいいぞ」

戸部「なんか妙にイラッとくるわー。ザイモクザキくんイラッとするわー」

材木座「で、どちらなのだ? 一応さっきのイチャイチャものも一つ挙げたいのだが」

戸部「うーん……、じゃあやっぱ結衣の方かな。雪ノ下さんは恐いし」

材木座「うむ……では八結ものか……。ならば、これだな」

戸部「はちゆい?」

材木座「ずばばばーーーーーーーーーーーんんっ!!!」

『由比ヶ浜結衣「やっはろー!」』

材木座「俺ガイルSSの黎明期の傑作の呼び名が高いこれを選ばせてもらった」

戸部「その掛け声意味わかんなすぎてマジッべーわ!」

材木座「内容はただ八幡と由比ヶ浜殿がいちゃつくだけなのだがな」

戸部「結衣とヒキタニくんが!?」

材木座「お主は驚くかもしれんがな。しかし大体はそういう感じのが多いのだ」

戸部「結衣とヒキタニくん……。でも部活一緒だしあり得なくは……いや、でも……」ブツブツ

材木座(あれ、もしかして戸部殿って……、……鈍いのか?)

戸部「てかヒキタニくんがジョカノ持ちとかマジないわー。ちょっと、てかかなりへこむわー」

材木座「感想は読んでから聞かせてもらうとしよう。ちなみに我はこれはかなり好きだ。読んでいる間に何度壁を殴ったことか、数えきれない」

戸部「それで好きなの?」

材木座「我々の業界ではこれ以上ない最高の賛辞の句だ」

材木座「このSSの特徴は良くも悪くもブレないところだな」

戸部「ブレない?」

材木座「そう。イチャイチャものとしてなかなかの長編であるにも関わらず、変にシリアスやキチ系に走らずに最後まで書き切っている。これがどれだけ大変なことかは他のを読めばわかるがな」

戸部「へぇ……。でも俺あんまり興味わかねーわ。さっきのローランドってやつの方が面白そうだわ」

材木座「コマンドーだ、戸部殿。まぁ、イチャコラ系はハマらない人には本当にハマらないからな。これは全部の話に言えることだが」

戸部「まぁ、その二つ? を読んでみるとするわ」

材木座「うむ、それが賢明であろう。この二本はSSの中でもなかなか長い方でな、SSを読み慣れていない戸部殿には数日はかかるであろう」

戸部「んじゃ、俺そろそろ部活行くわ! じゃあザイモクザキくんじゃあねー! ウェーイ!!」

材木座「う、うむ……」

材木座「これは布教は難しそうだのう……」

次の日

戸部「ザイモクザキくん……う……うぇーい……」フラフラ

材木座「ぬぅおっ!? と、戸部殿!?」

戸部「全部……読み終わった……。う、うぇ……」プルプル

材木座「……!? まさかあの二本を……!?」

戸部「コマンドー……めっちゃ面白くてテンション上がって……、そのままあの結衣の方読んで……」

材木座「ま、まさか……」

戸部「気づいたら朝になってた……。マジでっべー……」

材木座「なん……だと……!? そんなバカな……!?」

戸部「結衣が……ただ……可愛くて……、俺は……」

材木座「もういい、もういいぞ、戸部殿。お主は立派な勇者だ」

戸部「意味わかんねーけどあんがと……」

材木座「他にもお勧めは山ほどあるが……お主はどうする?」

戸部「……あるなら、読みてーわ。マジで結衣がもう……」

結衣「あたしがどうかしたのー?」

材木座「うわっ!?」

戸部「ゆ、結衣っ!?!?」

戸部(やべー結衣の顔が直視できねー! あのSSマジでっべーよ!)

戸部「い、いや……なんでもねーわ……」

結衣「そっかー。じゃあまたね!」

材木座「…………」

戸部「…………」

戸部「……なんか全然関係ないはずなのにヒキタニくんが憎くなってきたわー」

材木座「その気持ち、痛いほどにわかるぞ」

戸部「…………」

材木座「……雪ノ下殿のでお勧めもあるが、お主、読むか?」

戸部「……ザイモクザキくん。おなしゃす」

材木座「うむ」



材木座「時に戸部殿」

戸部「ん?」

材木座「我はザイモクザキではなく、ザイモクザなのだが」

戸部「えっ?」

おしまい
なんか書きたくなって書いた。今は反省している

本当はもっと他のSSも出そうと思ってたけどなんかいろいろ限界だった
申し訳ない

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