提督「巨乳としか喋れない病」 (119)
提督「なにそれ」
霧島「最近提督達の間で流行っている病気だそうです」
提督「…症状は?」
霧島「巨乳の艦娘としか喋ることができなくなるそうです」
提督「まんまだな。ていうか何そのわけわからん病気。ウイルスは何を思ってそうなった」
霧島「司令は大丈夫ですか?」
提督「さっき龍驤と喋ってたから大丈夫だと思うが」
<あああああああああ!!!!
霧島「何か聞こえませんでした?」
提督「気のせいだろ」
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提督「ちなみに巨乳ってどのへんからならOKなんだ」
霧島「さぁ…それは」
提督「例えば愛宕ん、高雄ん、雲龍、天城、浜風とかは言うまでもなく巨乳。いや爆乳」
霧島「そうですね」
提督「金剛型も巨乳でいいの?」
霧島「まぁ…有るほうではないのでしょうか?」
提督「うーむ、まぁ主力は基本でかい娘が多いからかかっても問題無いか。駆逐艦がほとんど全滅しそうだが」
霧島「提督はおっぱい星人ですからね」
提督「ちょっとそれどこ情報よー」
提督「ちなみにその病気に効く薬とかあんの?」
霧島「奇病ですし今のところはまだ無いようですね。時間が経てば治るようですが」
提督「奇病にも程ってものがあると思うの」
ドア<コンコン
提督「あいてるぞー」
翔鶴「失礼します」
瑞鶴「やっほー」
霧島「あら、どうなされたんですか?」
翔鶴「午前の部の演習の成果を纏めたので報告させていただきます」
瑞鶴「つかれたー甘いもの食べたいなー」
提督「おーお疲れさん。どれどれ」
提督「ふむふむ、ん。んじゃ午後の方も頼んだ」
翔鶴「了解しました」
瑞鶴「もー最近ハードで嫌になっちゃう」
提督「お前らもそろそろ改二が近いからな。経験値稼がないとな」
瑞鶴「午後の部終わったら何か甘いものでも食べさせてよね!」
提督「……」
瑞鶴(……ん?)
翔鶴「もう、我儘言っちゃダメよ瑞鶴」
提督「他に報告することはないか?」
翔鶴「そうですね…川内さんが夜戦夜戦とうるさいと相手方から少し苦情が…」
提督「経験値重視だから毎回夜戦までやってるしな…」
瑞鶴「ホント勘弁して欲しいわよねーかわうちは!」
提督「……」
瑞鶴(……あれ?)
瑞鶴「えーっと…提督さん?」
提督「……」
翔鶴「?」
霧島(まさか…?)
翔鶴「あの…提督?」
提督「ん?どうかしたか?」
瑞鶴「えーっと…私何かしたっけ?」
提督「……」
瑞鶴「……おーい?」(涙目
翔鶴「瑞鶴のこと、その…さっきから無視されているようですが…」
提督「え?」
翔鶴「え?」
瑞鶴「え?」
提督「瑞鶴さっきから何も喋んないなーとは思ってたけど無視してた覚えはないぞ?」
瑞鶴「は?」
翔鶴「……?」
霧島「司令、司令」
提督「ん?どうした霧島」
霧島「瑞鶴さんに何か喋ってみてください」
提督「何かって何だ」
霧島「何でもよろしいので」
提督「わ、わかったけど何だよ急に」
提督「……」(よう瑞鶴)
瑞鶴「……」
提督「……」(あれ、声出ないぞ。口も開かないぞ)
瑞鶴「……提督さん?」
提督「……」(無表情だし無言だし怖いぞ瑞鶴。えーっと…あれ?おかしいな本当に声が出ない。…やーい貧乳ー!お前の姉ちゃん紐パーン!)
提督「…貧乳?」(独り言)
瑞鶴「は?」
提督「…キリシマ」ギギギ
霧島「…はい」
提督「…シャベレナイ」
霧島「…はぁ」
瑞鶴「ちょ、ちょっと何!?何なのボソッと貧乳って!」
霧島「それがですね……」
瑞鶴「……」プルプル
翔鶴「巨乳としか喋れなくなる病気…」
霧島「まさか司令もかかってしまうとは…」
提督「なんということだ…」
瑞鶴「……ふ、ふふ…貧乳ね、貧乳とは喋れないのね…」プルプル
翔鶴「ず、瑞鶴?」
瑞鶴「チラッ」
翔鶴(バイーン)
霧島(ボイーン)
瑞鶴「て…」
瑞鶴「提督さんのバカあああああああ!!!!」(爆撃)
提督「グエーッ!!!」ドカーン
瑞鶴「うわああああああん!!!」
ドア<バターン!!
霧島「司令には瑞鶴さんがずっと無表情、無言でいるように見えていた…と」
提督(アフロ)「うむ。無表情で爆撃されて謀反かと思ったわ。おまけにこっちも瑞鶴と喋ろうとすると口も開かん」
翔鶴「す、すごい病気ですね…」
霧島「瑞鶴さんは貧乳と病気は判断したようですね」
提督「ちょっとヤバイ気がしてきたぞこの病気」
翔鶴「で、では私はこれで失礼しますね…。瑞鶴も探さないといけませんし」
提督「おう、瑞鶴に謝っといてくれ。人づてなら大丈夫だろ流石に」ゲンナリ
鎮守府放送<第二艦隊が遠征から帰還しました
提督「…はっ!」
霧島「第二艦隊といえば…」
提督「第六駆逐隊だ!まずい全員ぺったんこだ!」
バタバタバタ
雷「しれいかーん!遠征終わったわよ!」バターン
電「バケツもちゃんと回収できたのです!」
響「はらしょー」
暁「ふふん、レディにはこれぐらい朝飯前だけど褒めてくれてもいいのよ?」
雷「あら?司令官どうしてボロボロなの?」
電「頭が爆発しているのです…」
響「はらしょー」
暁「ほら、バケツよ!褒めてくれてもいいのよ!」
提督「いやちょっと色々あってな…あれ?」
霧島「あら?」
雷「どうしたのよ?」
提督「…雷ちゃん元気?」
雷「ふふん!見ての通りよ!」
提督「電ちゃんは?」
電「?元気なのです!」
提督「治った…のか?」
霧島「そんな一瞬で治るものなんでしょうか…?」
響「はらしょー」
提督「なんにせよ一安心だ。子供には効果がない病気なのかもしれんな」
暁「ちょっと!子供なんて失礼しちゃうわ!」
提督「ところで雷ちゃん」
雷「どうしたの?」
提督「暁は体調でも悪いのか?えらく静かだが」
雷「え?」
暁「え?」
電「?」
響「はらしょー」
提督「いや、いつもは褒めてくれてもいいのよ?とか言いながらバケツ持ってきてくれるのに今日は何も言わないし」
雷「言ってたわよ?」
提督「え?」
電「言ってたのです!」
響「すぱしーば」
暁「ほ、褒めてくれてもいいのよ?」(聞こえてなかったのかしら…)
提督「……」(無表情に見える)
暁「し、司令官?」
提督「……」(何か嫌な予感がしてきた)
雷「ちょっと司令官!どうして暁を無視するの!ひどぉい!」
提督「…キリシマ」ギギギ
霧島「…はい」
提督「シャベレナイ」
雷「巨乳としか喋れなくなる病気?」
電「なのです?」
霧島「ええ。司令は今そういう病気にかかっていまして」
雷「でも暁と雷達、そんなにお胸のサイズ変わらないわよ?」
提督「わけがわからん…」
暁「ひ、貧乳…これから大きくなるもん…」グスン
響「はらしょー」
提督「雷」
雷「はーい!」
提督「電」
電「なのです!」
提督「響」
響「ダンケ」
提督「……」(暁)
暁「……」
提督「……」(汗ダラダラ
暁「……」ジワッ
霧島「まさか、とは思うのですが」
提督「どうした、霧島」
霧島「将来、巨乳になるかどうかというところまで関係しているのでは?」
提督「…んなアホな」チラッ
雷電響暁(ペターン
雷「?ということは雷は将来おっぱい大きくなるの!?」
電「電もなのです?」
響「はらしょー」
暁「え、ちょ、ちょっと…暁は?」
雷「やったわ!雷も愛宕さんみたいはナイスバディになれるのかしら!」
電「は、恥ずかしいのです…」
響「やぱー」
暁「ねぇ!暁はぁ!?」
雷「えへへー!将来が楽しみだわ!」
電「えるかっぷぐらいなのです…?」
響「それはでかすぎる」
雷「響が日本語喋ったわ!?」
暁「ね、ねぇちょっと…暁のナイスバデーは…?うっ…うぅ…」
雷電響「……」
暁「し、司令官なんて大嫌いなんだからあああああああ」ビエー
ドア<バターン!
提督「…霧島」
霧島「はい」
提督「暁は何て言って出て行った?」
霧島「司令官なんて大嫌いなんだから、と」
提督「(吐血)」
こんな感じで書き貯めもせずにダラダラやっていきます
1時間後
執務室前<ズラーッ
グラーフ(新入り)「…日本人は行列を作るのが好きと言うが、アレはなんの行列だ?」
ビスマルク「アドミラールに会えば胸のサイズが分かるそうよ」
グラーフ「…アドミラルは女性の胸に、詳しい人なのか?」
プリンツ「ビスマルクお姉様!説明が雑すぎます!なんだか将来おっぱいが大きくなるか分かる能力を手に入れたみたいです!」
グラーフ「日本の提督というのは…すごいのだな」
レーベ「すごいのかな…」
ビスマルク「あら、レーベ。貴女はいいの?駆逐艦の子達が主に並んでるみたいだけれど」
プリンツ「ちらほら軽巡や軽空母の方も混じってますけどね」
グラーフ「潜水艦の娘もいるが…あのツインテールのは聞く必要が無いんじゃないか?」
レーベ「うーん…ボクはいいよ。なんだか知るのが怖いっていうか。
あれ、そういえばマックスは?」
マックス「呼んだかしら?」(死んだ目
プリンツ「わぁ!ビックリしたぁ~」
マックス「ねぇレーベ…」(死んだ目
レーべ「な、なんだい?」
マックス「女性の魅力を胸のサイズだけで決めるなんて馬鹿らしいと思わないかしら?」(死んだ目
レーベ「あっ」
執務室
島風「提督ひっどーい!」ダッ
霧島「島風さんはアウトと。次の方どうぞ」メモメモ
提督「死にそう」グッタリ
提督(どうしてこうなった…さては第六の子達が触れ回ったな…。今日はおやつ抜きだ)
提督(…やっぱりかわいそうだからちょっと少なめにするだけにしよう)
皐月「ぼくを呼んだかい!?」
提督「呼んでないぞー。お前から来たんだろー皐月」
皐月「司令官!ぼくとお話ができるんだね!?」
提督「あ、そうね」
皐月「やったぁ!ぼくも将来はナイスバデーになれるんだね!」
皐月「皆に自慢してやるんだ~」パタパタ
提督「それはやめときなさい!」
提督(睦月とかアウトだったし…)
霧島「次の…」
提督「待て!待って!ちょっと休憩させて!」
提督(第六駆逐艦が出て行ってから駆逐艦を主にいっぱい俺に確認に来るようになった。陽炎型の一部以外はだいたい来る)
提督(軽巡も割と来る。ちなみに川内と那珂ちゃんはアウトだった。でも神通はセーフだった)
提督(球磨多摩もアウトだった。暴れてた。引っかかれた)
提督(あと瑞鳳も来た。アウトだった。ていうかあいつ酒飲めるぐらいの歳じゃなかったか)
提督(俺と会話できた娘は皐月のように嬉しそうにはしゃいでるが、アウトだった娘はそれはもう凄い悲壮感が漂っていくらしい。俺には無表情無言でしか目に映らないから余計来るものがある)
提督「霧島、なぁ…」
霧島「はい?」
提督「俺、嫌われたりしないかなぁ…?」
霧島「絶望はさせてますから何とも言えませんね…」
提督「」
その頃
龍驤(なんやなんや…乳がなんやねん、胸のサイズだけで女の魅力を決めるなんてアホのすることやで)ズカズカ
龍驤(そう!大鳳をみてみい!乳が無いから中破の時とか露骨にケツ晒してるやないか!大事なのはアイデンティティを確立することや!)
瑞鳳「そうよ!胸なんて関係無いんだから!私は料理キャラで攻めるの!」
龍驤「うおっ!おったんかい!っていうかウチ声だしてたか?」
瑞鳳「ほんとに!もう!提督ったら!演技でも喋ってくれてもいいじゃない!」
龍驤「なんや…キミ例のやつ行ってきたんかい」
瑞鳳「やめて!霧島さんと同じ目をしないで!『もう伸び代なくない?』みたいな目で見ないで!」
龍驤「へっ!ウチは乳なんかに興味無いからあないなとこ行かへんで!」
瑞鳳「龍驤、声震えてるわよ」
龍驤「じゃかあしい!」
瑞鳳「ていうかこれどこ向かってるの?」テコテコ
龍驤「食堂や。腹が減ったんや」
瑞鳳「お昼だもんねー。私も卵焼き食べたいなー」
食堂のドア<ガラッ!
龍驤「さーメシやメ…」
金剛「ウー…!テートクがワタシと喋ってくれなくなったらと思うと会いにもいけまセーン!」バイーン
榛名「金剛お姉様は大丈夫だと思いますが…」ボイーン
比叡「そうですよ!お姉様はナイスバデーのグラマラスのボンキュッボンですから心配ありません!」ベイーン
愛宕「でもパンパカパーンな病気もあったものねぇ」バヨーン
高雄「どんな表現よ。それ」ボヨーン
摩耶「巨乳としか喋れないんだっけかー?男としては本望なんじゃねーの?」ポヨーン
鳥海「ここでお仕事する上ではすっごく不便だと思うけど」ヘニョーン
龍驤「……」
瑞鳳「……」
摩耶「お、まな板コンビじゃん」
龍驤「誰が!!」
瑞鳳「まな板よ!!」
龍驤「…しかし何やえらい混んどるな」
摩耶「提督のとこにいったアウト判定もらってきた駆逐艦やら軽巡やらの連中がやけ食いに来てんだぜ」
金剛「ゼカマシもさっき泣きながら飛び込んできましたが『胸があったら遅くなりそうだから別にいーや』とか言ってまたどっか行きマシタ」
龍驤「なんやねんアイツは」
比叡「天津風ちゃんもさっき来たんですが、煙突から出る煙がブラキディオスみたいになってました!」
龍驤「ブラキディオスって何やねん」
このSSまとめへのコメント
これは今までありそうでなかった感じで面白い
あと19はトリプルテールだよ
発想の勝利
いや普通に面白いw