男「これって?」
妹「だ、だからこれです!」プラーン
男「・・・ゴム?」
妹「も、もしかして兄上!ど、どこぞの馬の骨とち、ちちち契ったのですか!?」
男「んなことしてないよ」
妹「で、ですが!ここに動かぬ証拠が!」
男「それこの間財布の中で袋が破けちゃったから捨てたんだよ」
妹「そ、そうでしたか!そうですよね!兄上がまさかそんなことをするわけないですよね!ね!ね!」
男「にしても何でそんなもの持ってんの?俺自分の部屋のゴミ箱に捨てたと思ったんだけど」
妹「なっ!?そ、それは!?」
男「俺の部屋に入ったの?勝手に?」
妹「そ、それは・・・・・」
男「勝手に人の部屋に入っちゃだめでしょ」
妹「い、いえ!は、入ってません!」
男「じゃあどうしてもってるのさ?」
妹「そ、それは!」
男「それは?」
妹「あ・・・・」
男「あ?」
妹「そ、そうです!朝目が覚めたら私の手の中にあったのです!」
男「・・・・・・・・・は?」
妹「ふふん。どうですか?これで兄上の部屋には入っていな・・・・」
男「じゃあなんでそのゴムが俺のだと?」
妹「えっ?!」
男「いや、何で俺のだって言い切れるのかな?」
妹「それは・・!」
男「入ったんだろ?」
妹「は、入ってないです・・・」
男「じゃあ何で俺のだと言い切れるの?」
妹「そ、それは・・・・えっと・・・・」
男「・・・・・・・・・・・・・」
妹「そ、そう!兄上の匂いがしたからです!」
男「言っとくけど、それ使ってないからな」
妹「ぐっ・・・・と、とにかく!兄上の匂いがしたんですぅ!」
男「・・・はぁ」
妹「あ、兄上?」
男「にいちゃん嘘をつく子って嫌いだなぁ」
妹「!?」
男「もう一度言うけど嘘をつく子ってきっらいだなぁ」
妹「・・・・!?」ガガーン
男「・・・・・・・・」
妹「・・・・・・・・」ガシ
男「ん?」
妹「ずびばぜん・・・うぞをづぎまじだぁ・・・・」
男「・・・・・・・・・」
妹「ぎらいにならないでぇ・・・・・やだぁぁぁ・・・・あにうえぇぇ」
男「もう嘘ついちゃだめだよ」
妹「もうづぎませんがら・・・ゆるじでぇぇぇ」
男「はいはい。それと勝手に部屋に入っちゃだめだぞ」
~30分前~
ガサゴソ
妹「兄上もお年頃なのに・・・・」
ガサゴソ
妹「使用済みのティッシュが1つも出てこないなんて・・・」
ガサゴソガサゴソ
妹「これじゃあ兄上分の補給ができないではありませんか・・・・」
ガサゴサゴソゴソ
妹「あら?・・・・・こ、これは!?」
>>1に戻る
~翌朝~
コケコッコォォォォォ!!
妹「ん・・・・んー・・・・」ノビッ
妹「朝ですか・・・・・兄上を起こしに行かないと・・・」うつらうつら
妹「むふふ・・・・あにうえ~~♪」ヨロヨロヨロヨロ
ゴンッ!
妹「い・・・いたい・・・」
妹「お邪魔します」ガラッ
妹(起こすという名目なら部屋に入っても大丈夫!)
妹「兄上・・・兄上・・・朝ですよ。起きてください」ユサユサ
男「ぐー・・・・ぐー・・・」
妹「あにう・・・・・」
妹「・・・・・・・・・・・」
妹(眠ってる・・・今なら・・・!)
男「ぐーぐー・・・」
妹「ほ、ほかの馬の骨にとられるくらいだったら・・・・」
妹「あ、兄上・・・・・・んー・・・・」
男「・・・・・・なにしてんの?」
妹「ひぇえああ!?」
妹「あ、兄上!お、おはようございます!いい朝ですね!」
男「そうだね。ところでいまなにをしようとしてたの?」
妹「あ、兄上を起こしに来たに決まってるではないですか!」
男「なるほどね」
妹「はいっ!」
男「顔を近づけてきた理由は?」
妹「えっ!?」
妹「そ、それは・・・・そう!目元にごみがついていたのでとってあげようかと!」
男「・・・なるほどね。とりあえず起こしに来てくれてありがと」
妹「い、いえいえ!起こしにくるのは私の役目ですから!」
男(いつからそんな役目ができたんだ?)
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