男「クーデレ許嫁と過ごす日常」(208)

前作
男「クーデレ許嫁がいきなり出来て世界が変わった件」 - SSまとめ速報
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の続編です
時系列としては男が許嫁に指輪を渡してから一ヶ月後くらいです
許嫁がもはやデレデレだったり…
ほのぼののんびりやっていきます

【朝】

チュンチュン…

男「ん…朝か…」

時計[9:15]

男「げっ?!9時15分!?やっば!!」

許嫁「朝から騒がしいわね…今日は日曜日よ…ふわぁ…」

男「そ、そっか…日曜日か…」ハハ

許嫁「男はまだ寝てていいのよ…ほら布団かけて…」ファサ

男「そうだね、ありがとう…」

男「っておい」

許嫁「…?」キョトン

男「いやなんでいるのさ…ここ俺の借りてる部屋だよ」

許嫁「男の部屋なら、私の部屋でもあるでしょう?」

男「なにそのジャイアン理論」

許嫁「だって…寒かったから…」

男「俺は湯たんぽか」

許嫁「私の湯たんぽ♪」ナデナデ ギュッ

男「あふ~♪」

男「…じゃなくて」

許嫁「…嫌?」

男「いや、そういうわけでは…」

許嫁「なら、いいじゃない」ナデナデ

男「うーむ…まぁ、いっか」

許嫁「ふふ…♪」ギュッ ナデナデ

男「なにかがダメになっていく気がする…」

【2時間後】

男「…ハッ」

男「結局また寝てしまった…」

許嫁「…すぅ…すぅ…」

男「寝てる…可愛い…」

許嫁「…すぅ…すぅ…」

男「…トイレ行きたい」

男「んしょっと…?!」

許嫁「…すぅ…すぅ…」ギュッ

許嫁「…ちゅかまえたわ…すぅ…」ニヘラ

男「捕まっちゃったよー」デレデレ

男「…じゃなくて」

男「残念だけど、一旦抜け出さなきゃ…」グイ

許嫁「…んぅ…すぅ」ギュッ

男「くっ…」グイグイ

許嫁「んぅぅ…」ギュゥゥゥ

男「あ…(マズイ、力んだらますます…)」

男「やばい…やばいぞ…」

【40分後】

許嫁「ん…」パチ

許嫁「ふわぁ…よく寝たわ…」

許嫁「男…?…男!?」

男「…」プルプルピクピク

許嫁「ど、どうかしたの?!大丈夫?!」

男「離して…手を…」

許嫁「え、あ…はい」パッ

男「ちょ、ちょっとトイレ!」ダッ

許嫁「…?」

男「ふぅ~…危なかった…」

許嫁「男…?」

男「こいつめ」コツン

許嫁「あぅ…」

男「許嫁が抱きしめて離さないから、危うく漏れるとこだったんだぞ」

許嫁「ご、ごめんなさい…」シュン

男「あー大丈夫だったから、まぁいいんだけどさ…」ナデナデ

許嫁「ぁ……ふふ♪」ギュッ

男「…許嫁?」

許嫁「…なにかしら?」ギュッ

男「…(抱きつくのがデフォなのね…)」

男「今日どうする?このままゴロゴロしてる?出掛ける?」

許嫁「そうね…とりあえず、朝ごはん食べましょうか」ギュッ

男「……あの、じゃあ一旦離したら?」

許嫁「…それは嫌」ギュゥゥゥ

男「…」

許嫁「…冗談よ」スッ

男「(許嫁め…こっちがやられてばっかだと思うなよ…)」

許嫁「作ってくるわね…」スタスタ

男「…」カチャカチャ

男「よし、食器は並べたし…」

男「…反撃の時間だ」

【キッチン】

許嫁「…♪」ジュージューパチパチ

男「…」ヒタ…ヒタ…

許嫁「…♪」トントントン シャシャッ

男「…」ヒタ

許嫁「…ふぅ」カンカン ササッ

許嫁「出来た…」

男「…」ギュムッ

許嫁「え…?」

男「…」ギュゥ

許嫁「…」

男「…」ギュゥ

許嫁「…どうかした?」

男「…」ギュゥゥ

許嫁「あの…出来たから、運ばないと…」

男「…」ギュッ

許嫁「…」カチャ スタスタ

男「…」ギュッ スタスタ

許嫁「ふふ…ちゃんと歩いてくれるのね…」

男「(思ってたのと違う展開なんだが…)」

許嫁「…食べないの?」

男「…」ギュッ

許嫁「ふふ…手がふさがってるものね…」

男「(こうしても全然動じないな…なんか悔しいぞ)」

許嫁「…はい、あーん」スッ

男「(なん…だと…!?)」

許嫁「…ほら、冷めちゃうわ」ヒョイヒョイ

男「…あむ」パク

許嫁「ふふ…赤ちゃんみたいね…」ニヘラ

男「(慈愛に溢れたまなざしを向けられてる…)」ギュッ

許嫁「…あーん」スッ

男「ん…」パク

許嫁「…ふふ♪」ナデナデ

男「(思ってたのと、違うぞ…)」ギュッ

許嫁「…このままずっとこうしてるつもりかしら?」

男「(お…)」ギュッ

許嫁「…それもいいかもね」ニヘラ

男「(もうそれでもいいかな…)」ギュムッ

許嫁「いつでも補充出来るものね…」

男「補充…?」

許嫁「男エネルギーよ…私の原動力…」

男「なんだそりゃ…」ハハ

許嫁「…♪」ギュゥ

男「あー…俺も許嫁ゲージが満たされてく気がする」

許嫁「あら…私はもう満タンよ…」

男「…昨日の夜に補充したからか」ハハ

許嫁「そうかもね…」ニコニコ

男「TVでも付けるか」

許嫁「コーヒー…いる?」

男「あ、お願い」

TV【藤原竜也、アルプスを歩く】


藤原竜也『お久しぶりです視聴者の皆さん』

スタッフ『竜也さんは女子高生を妊娠させてしまい、謹慎なさってたんですよね』

藤原竜也『それアンタッチャブルの柴田』

藤原竜也『変なフリ入れないでくださいよー』

藤原竜也『はい、それは置いといて、私達は今、アルプスに来ております』

藤原竜也『来たはいいものの、ボクはまだ、何したらいいか聞いてないんですよ』

スタッフ『竜也さんには、ブランコしてもらいます』

藤原竜也『ブランコ?』

スタッフ『ほら、アルプスの少女ハイジのOPでハイジがブランコ乗ってるじゃないですか』

藤原竜也『あー知ってる知ってる』

スタッフ『あれが実際に可能なのか、検証しましょう』

藤原竜也『嫌な予感がする。。。』

テスト終わったので、続き書きます

【30分後】

藤原『やっばりこゔなるのがよぉぉぉお』

黒服『おら飛べ!飛び降りろ!!』

スタッフ『降りてくださーい!』

バラバラバラ(ヘリ)←上空1000M

藤原『いやだぁぁぁぁ しにだくなぃぃい』

黒服『死なない。下に吊り下げてあるブランコに着地すれば、死なないぞ。。。』

スタッフ『まぁ…可能性はほぼ0…だがね…』ニヤリ

ざわ…ざわ…

藤原『スタッフのやつ…舐めやがって…』

悔しい

藤原『悔しい!』

悔しい

藤原『悔しい!!』

だが

藤原『これでいい!!』バッ

黒服『すっげぇぇえ 飛びやがった!俺達には出来ないことを平然とやってのけるぅ!』

黒服『そこにシビれる、憧れるぅ!!』

ヒュオオオ

藤原『って、無理に決まってんだろぉぉお』

スタッフ『www』

藤原『しぬゔゔゔ』

藤原『スタッフてめぇぇぇぇえ』ビュン

スタッフ『うわ!こっち来た!!』

ガシャアアアアン

テロップ『しばらくお待ち下さい』

男「朝から男気あるな…」

許嫁「はい、コーヒー」カチャ

男「おっ、いつもありがとう」

許嫁「どういたしまして」ポスッ

男「…あの、許嫁さん?」

許嫁「なにかしら?」

男「なんで膝の上に座るんですか?座布団隣にありますよ?」

許嫁「…?」キョトン

男「いや、何言ってんのって顔しないで」

男「…(結局言いくるめられた)」ナデナデ

許嫁「…♪」

男「…(まぁむしろありがたいけど)」ギュッ

許嫁「ぁふ…」ニヘラ

男「…あ」

許嫁「…どうしたの?」

男「友1に借りてたゲーム、まだやってなかった」

【先週】

友1『これをお前に貸してやろう』

男『なにこれ、ゲーム?』

友1『おっと、中はまだ見るなよ?』

友1『来週、返してくれればいいからさ』

友1『ゆっくり、楽しんでくれ』ニコリ

男「明日返さなきゃいけないし、今日やろっかな」

許嫁「ゲーム…」

男「許嫁はゲームとか、やったことない?」

許嫁「一回だけ…許友と、太鼓を叩くゲームを…」

男「太鼓の達人かー」

許嫁「難しかったわ」

男「まぁ、ゲーセンでやるやつも楽しいけど、友1に借りたのは、家でやるやつなんだ」

許嫁「家で…ゲーム…」

男「マリオみたいなアクションゲームからスポーツゲーム、シューティングゲームとか、色々種類はあるね」

許嫁「…」ワクワク

男「ここに来る時に持ってきた、ウィーステーションをテレビに繋いで、と…」カチャカチャ

男「よし…準備完了」

許嫁「なんだかワクワクしてきたわ…」

男「さて、どんなゲームなんだ…」ガサゴソ

『ラブマスターWS-恋愛都市-』バン!!

男「…」

友1『ゆっくり、楽しんでくれ』ニコリ

ゆっくり、な

男「…」ガサ

許嫁「どうしたの?始めないの?」ワクワク

男「許嫁、やめた方がいいみたいだ」

許嫁「どうして?」

男「いや…なんというか…」

許嫁「男、早く始めましょう…」ワクワク

男「う…」

許嫁「ねぇ…」キラキラ

男「南無三、後悔するなよ許嫁!!」ガシャコン

男「ポチっとな!」

ブーーン

『ラブマスターWS』バン!!

『恋愛都市編』ババン!!

許嫁「これはどんなゲームなのかしら?」

男「まあ、簡単に言うと、恋愛シュミレーションゲーム」

許嫁「恋愛…シュミレーション…」ワクワク

男「ゲームの中のキャラクターと仲良くしていって、恋人になるのを目指すゲームさ」

許嫁「なんだか凄そうね…」

男「さっそく始めよう」カチ

ブーーン

『シナリオを選んで下さい』

『幼馴染みルート』(やさしい)
『転校生ルート』(ふつう)
『義妹ルート』(むずかしい)


男「これは…」

許嫁「幼馴染み…転校生…妹…」

許嫁「…妹!?」

男「いや、義理だ。血が繋がってないから、ギリセーフだ」

許嫁「ま、迷うわね…」

男「許嫁は幼馴染みルートをやってみたら?」

許嫁「そ、そうね…えーと…」

男「〇のボタンを押すんだ」

許嫁「わかったわ…」ワクワク ポチ

《幼馴染みルート》バン!!

『主人公の名前は?』

男「おー…名前決められるんだ…」

許嫁「えーと…そうね…」ポチポチ

《おとこ》

許嫁「ふふ…」

男「あっ…(嫌な予感がするぞ)」

幼馴染み『早く起きなさいよ!おとこ!!』

許嫁「あっ…起こされてるわね」

男「どうやら、一緒に学校に行くみたいだな」

幼馴染み『もう!だらしないんだから!』

幼馴染み『ほら早く仕度して!!もう!』

幼馴染み『さぁ行くわよ!!』スタスタ

後輩『せんぱーい!』

幼馴染み『!!』

後輩『一緒に学校行きましょーよ!!』

幼馴染み『えっ…ぁ…べ、別に行けばいいじゃない?私は元々、1人で行きたかったし…』

おとこ①『ん、じゃあ先いくわ』
②『ごめん後輩、先行ってて』

許嫁「いきなりもう一人女の子が来たわね」

男「障害物キャラクターだな。」

許嫁「セリフを選べばいいのね?よし…」ポチ

おとこ『ごめん後輩、先行ってて』

後輩『…わかりましたー。ずるいなー、幼馴染み先輩…』タッタッタ

幼馴染み『ぁ…おとこ…』

幼馴染み『い、行けばよかったのに!…まったく…』

幼馴染み『…えへへ』 UP!

許嫁「…UP?」

男「成功したってことだな」

許嫁「やったのね…」フゥ

男「まだ先は長いよ…」

【1時間後】

幼馴染み『おとこ…えへへ、大好き…』

男「めちゃくちゃデレたな…」ハハ

許嫁「……」ムスッ

男「…」

男「許嫁…もしかして、ヤキモチ妬いてる?」

許嫁「妬いてないわ…たかがゲームでしょ」ムスッ

男「(なんとなくこうなる予感してたんだよな)」

男「許嫁、おいで」ポンポン

許嫁「ん…」ポスン

男「…」ナデナデ

許嫁「…」ポチポチ

男「(あ…名前変えてる…)」

《ともくん》

許嫁「男は…私のものだから」ギュッ

男「(可愛いなぁ…)」ナデナデ

すいません。遅くなりました。明日から再開していきます。

いま書き溜めてますので、明日投下していきます。

『家ではすっかり甘えん坊になってしまった許嫁だが、学校では未だにクールキャラだったりする、編』

【学校】

キーンコーンカーンコーン

男「…やっと昼休みか」

友1「男!そういえばあのゲームどうだった!?」

男「なんでお前はそんなテンションたけーんだよ」

友1「いいからいいから!で、どうだった!?」

男「ま、まぁ面白かったよ(本当はあの後全然やれなかったけど)」

友1「やっぱ二次元だよなー!」

女友「ともくーん♡」ギュッ

友2「おいおい…まだ学校だぜ?」

友1「…ケッ」

男「…」

友1「これだからリア充は…なぁ男?」

男「ほ、本当にな!ったく…」

許嫁「男」

男「!!」ビクゥ

許嫁「お弁当忘れてたわ」

友1「い、許嫁さん…!?」

許嫁「?…あ、初めまして。いつも男がお世話になってます」

友1「い、いえ…そんな…」

男「…あ、ありがとな、許嫁」

許嫁「いつものことだから、もう慣れたわ」フフッ

許嫁「ちゃんと残さず食べなさいね」スタスタ

男「おう」

男「……殺気?!」

友1「…ドウイウコトカナ」

男「あ…ハハハ」ダッ

マテヤァァァァア

許友「またやってるね、あんたの旦那」

許嫁「もう慣れたわ」ハァ

許友「あーあ、1週間くらい前までは、旦那って言葉出すだけでいちいち顔真っ赤にしてたのにな」

許嫁「…そんなことないわ」

許友「またまたー」

許嫁「ソンナ コト ハ ナイ ワ」

許友「…ごめんなさい」

許嫁「…あ、お箸も忘れてる」

許友「あんたの旦那走り回ってるよ?」

許嫁「…仕方が無いわね」スタスタ

許友「あ、待って待って」ダッ

【男のクラス】

許嫁「あの」

女友「あ、許嫁ちゃんだ!」

許嫁「その、これ、男が帰ってきたら、渡してもらえるかしら」スッ

許友「…」ニヤ

女友「…」コクッ

女友「…え?ごめんもう一回言って?」

許嫁「だから…」

許友「許嫁は!旦那の男くんに!愛する男くんに!許嫁が作った!お弁当を食べてもらうための!お箸を渡したいんだって!」

許嫁「!?」

女友「あ、よく聞こえたよ」

「え、許嫁ちゃんって男くんと結婚してたの?!」「そうだよー1週間くらい前から噂になってたよ」「まじかよー知らなかった」
「男のやつ幸せモンだな」「男ゆるせねぇ」

許嫁「!?!?////」カァァァァ

女「…なにか言う事は?」

許友「ごめん…やり過ぎました」

女友「すいませんでした」

女「もう…許嫁ちゃん大丈夫?」ナデナデ

許嫁「…恥ずかしい…///」

男「あれ、許嫁?」

許嫁「男…」

男「ん?なんだよお前ら」

クラス男子「ゆるせねぇ!」

クラス男子2「取っ捕まえろ!」

クラス男子ども「うぉぉぉお」ダッ

男「うわ!来んな!」ダッ

友1「マテヤァァァァア」

男「またお前かよ!!」

許友「行っちゃった…」

許嫁「ええ、そうね」

女「男子って…」

女友「馬鹿だね…」

許嫁「馬鹿ね…」

許友「馬鹿だ…」

『男、捨て猫を拾う編』

ザーザー

男「うおっ!けっこー降ってる!」

友1「やべーな、天気予報じゃ晴れだったのに…」

友3「走って帰るしかない」

友1「どっかの誰かさんは嫁さんを待ってれば傘もらえるんじゃないですかねー」ケッ

男「許嫁は今日は委員会かな」

友1「許嫁ちゅわんは今日は委員会カナァ」

友3「…」ケッ

男「…なんか腹立つ」

友1「冗談はさておき、お前は嫁さん待たないの?」

男「うーん…でもすぐに雨止みそうだしな…」

友3「なら走るか」

男「うし!」

男「…って走ってきたけど…」ハァハァ

ザーザーザーザー

男「…」グショグショ

男「……ん?」

ぬこ「なーう」ショボン

男「捨て猫…!?」

ぬこ「なーう」ジーッ

男「これは…(このままにしとくのも猫が可哀想だけど…)」

ぬこ「?」

男「…(居候の身なんだし、猫を飼うなんて、俺だけで決められないしなぁ…)」

ぬこ「なーう」

男「ごめんな…」トボトボ

ぬこ「なーう!なーう!」

男「う…」

----------
男「…結局、連れてきちゃったよ」

ぬこ「なーう!」ゴロゴロ

男「…雨が止むまでだからな」

ぬこ「なーう…」

男「そんな顔すんなよ…」ナデナデ

ぬこ「なーう」ゴロゴロ

男「…」ナデナデ

許嫁「ただいま」ガチャ

男「!!」

男「こ、ここに…隠れててくれ!」ガサガサ

許嫁「男、ただいま」

男「お、おかえりー」

ぬこ「なーう!」

許嫁「?…いまのなんの鳴き声?」

男「…な、なんだろな」ダラダラ

許嫁「…?」

ぬこ「なーう!」

男「…」ダラダラ

許嫁「……」ジーッ

ぬこ「なう」

男「……」ダラダラダラダラダラダラ

許嫁「…ねぇ、男」

男「…はい」

許嫁「どうしてソファの前に座ってるのかしら?」

男「いや…これは…」

ぬこ「なう!」

許嫁「どきなさい」

男「ハイ」

許嫁「それで、見てられなくて、この子を連れてきちゃったのね?」ナデナデ

ぬこ「なう」ゴロゴロ

男「…雨の間だけでも、ここに置いてあげてくれ」

許嫁「あなたはどうしたい?」ナデナデ

ぬこ「なーう!」ゴロゴロ

許嫁「ここにずっといたいみたい」ナデナデ

男「え…!」

許嫁「男は飼いたいんでしょう?」

男「いいのか…!?」

許嫁「いいわ。ただし、ちゃんとトイレとかの世話をすること」

男「ま、任せてくれ!」パァァァ

ぬこ「なーう!」

男「お前!良かったな!本当に!」ナデナデ

ぬこ「なう!」ゴロゴロ

男「良かったなぁ…」ナデナデ

ぬこ「なーう!」ペロッ

男「うわ!やめろって!」

ぬこ「なう!」ペロペロ

ハハハハ ナーウ

許嫁「……ふふ♪」ニコニコ

男「名前は…何にしようかな」

許嫁「そうね…」

ぬこ「なう!」

男「ナウ子!」

許嫁「ふざけないで」

男「…ごめん」

男「うーむ…」

許嫁「少し、丸っこい猫ね…」

男「まる太郎!」

許嫁「まる太郎…」

男「うーむ…」

許嫁「まりも…」

男「マリモ…」

許嫁「まくら…」

男「たしかにまくらに出来そう…」

許嫁「まくら」

ぬこ「なーう!」

男「まくら」

ぬこ「なう!」

男 許嫁「まくら」

ぬこ「なう!」

家に可愛い生物が2匹

まくら「なーう」ゴロゴロゴロ

男「可愛いなぁ♡」ナデナデ

許嫁「楽しそうね…」ジッ

男「許嫁も可愛い!」ナデナデ

許嫁「…!」ニコ

男「こたつあったかい…」ホカホカ

許嫁「そうね…あったかい…」ホカホカ

男「なんか、はじめてあったときから比べて、許嫁も変わったね」

許嫁「…ご不満かしら?」ジッ

男「いえいえ!可愛くなったってこと!」

許嫁「…前は可愛くなかった?」

男「いや!そんなことないぞ」アセアセ

許嫁「…冗談」ニコ

男「なんだよー」ハハ

[学校]

許嫁「…」キリッ カリカリカリ

許友「…」ジッ

先生「~~」カッカッカッ

カリカリカリカリカリカリ…

許嫁「…」カリカリカリ

許友「(相変わらず、学校だと模範生徒そのまんまね)」

許友「(学校だと、どーしてもデレデレな許嫁があんまり見れない!見たい!見たい!!)」

許嫁「…視線がうるさい」

許友「ごめん…(いい事思いついた!)」

許友「嫉妬作戦!」

とうげんりゅうや(委員長)「静かにしないか…!」

先生「どうかしたのか?」

許友「な、なんでもありません」

男「嫉妬作戦?」

許友「お願い!許嫁が嫉妬してつい本心マルだしにしちゃうとこが見たい!」

男「そんなストレートに言われると…」

許友「お願い!」

男「えー……」

許友「許嫁の中学時代のアルバム写真!」

男「どこから仕掛けます姉御」

許友「作戦はこうだ!」

ステップA 後輩ちゃん(私の友達)が男くんに猛アタックをかける

ステップB 私が許嫁を誘導してうまく目撃させる

ステップC 放課後も後輩ちゃんと2人で過ごしてもらってその間の許嫁の反応を見る

ステップD 家に帰ってからも男くんから許嫁の反応を報告

ステップE 私は満足 男くんもアルバムゲットで満足

男 許友「ベンセレーモス!」

[家]

TV「ワーワー」

許嫁「…」

男「…(すまぬ…すまぬ…)」

許嫁「..?」

許嫁「なにかあったの…?」

男「い、いや…」

許嫁「…(なにか企んでるわね)」

[翌日]

後輩「今日はよろしくお願いします..」

男「あ、よろしく…」

許友「今日の意気込みはいかがでしょうか」

男「一晩たって冷静になると、普通に動じないと思うよ許嫁」

許友「どうかなぁ…」ワクワク

男「後輩ちゃんも、なんか付き合わせちゃって悪いね」

後輩「私は、許嫁先輩のファンですから。デレデレな先輩も見たいんです。」

許友「場合によっては後輩ちゃん威圧されるかもよ」

男「そのときは許友と俺に全部くるさ」

許友 男「………」

許友「頑張ろ、うね」

「「お、おー」」

[昼休み]

後輩「先輩、先輩、今日お弁当作ってきました!」

男「…お、おー」

許嫁「男、お弁当……あ…」

男「ア、許嫁、オベントウ、もう、モラッチャッタ!」

後輩「あ、私、迷惑でした…?」シュン

許嫁「いえ、そんなことないわ。男、後輩ちゃんのお弁当食べてあげなさい」

男「ハイ」

許友「あれ、今日はお弁当渡さないの?」

許嫁「色々とね…(なにかあるわね…)」

許友「ふーん……男くん、最近後輩ちゃんと仲良いよねー」

許嫁「そうね」

許友「…(嫁の余裕が垣間見える)」チッ

許友「いいの…?」

許嫁「いいわ」

男「やっぱまったく効果ないかもなー」

後輩「ですねー」

ピピッ

許友[ボディタッチを見せつけろ]

男「こいつ…」

後輩「やるしかないです…」

男「帰った後が…」ブルッ

[放課後]

男「許嫁、帰ろうぜー」

許嫁「ええ」

後輩「先輩ー!」

男「ん?どうした?」

後輩「友達への誕生日プレゼント選び、手伝ってもらいたくて…あ、また、私邪魔を…」

男「あ、前に言ってたな…どーすっか」

許嫁「男、行ってあげなさい」

男「許嫁…わかった」

後輩「先輩、ありがとうございます」

許嫁「いいの」ニコ

男「い、いきますか」スタスタ

後輩「は、はい」スタスタ

許嫁「…(あのふたり…妙に距離感あるし…怪しい…)」

男「(ボディタッチ!)」

後輩「(は、はい!)」ムギュ!

後輩「…い、いきましょー!」

男「お、おー」



許嫁「………」ムッ

許友「どうしたー?あれ、旦那は?」

許嫁「男は後輩ちゃんと買い物しに行ったわ」

許友「そ、そうなんだ(旦那に反応しない…割ときてる…?)」

許友「…せっかくだし、後つけてみる?」

許嫁「いやよ」

許友「将来の勉強勉強、ね?」

許嫁「帰るわ」

許友「もしかして、旦那取られるとこ見たくない?」

許嫁「…へぇ」ピキ

許友「こわっ」

許嫁「ハァ…わかった、行くわよ」

許友「うし!」

[エオン]

男「これとか、い、いいんじゃないか」

後輩「あ、いいですね、うん、はい」

---

許友「いい雰囲気ですねー」ニマニマ

許嫁「…(2人とも目が笑ってないわね…)」

--------
男「あ、あーん」

後輩「お、美味しいですー」

---

許友「まずいんじゃない…?まずいんじゃない?」

許嫁「…(私一体なにしてるの…)」

男「じゃ、帰ろうか」

後輩「は、はい」

----

許友「あ、帰るみたいだね」

許嫁「そうね」

許友「なんかいい雰囲気だったねー」チラ

許嫁「…もういいかしら」ハァ

許嫁「男、後輩ちゃん」

男 後輩「」ビクゥ

許嫁「それと、許友さん」

許友「(さん…!?え、私殺られるの…?!)」

-----

男 後輩 許友「すいませんでした…」

許嫁「バレバレだったわよ」ハァ…

男「慣れないことはするもんじゃないな」ハハハ

許嫁「笑い話にしようとしないで」ジッ

男「すいません…」

許嫁「もう遅いから、今日は帰るわよ。許友、後輩ちゃん、明日ゆっくりお話しましょう」ニコ

許友 後輩「ハイ…」

許嫁「男、行くわよ」スタスタ

男「ハイ…」スタスタ

[家]

許嫁「で、改めて言う事は?」

男「すいませんでした…」

許嫁「まったく…」

男「つい…誘惑に負けて…」

許嫁「…変態」

男「何も言えません…」

許嫁「もう…」

許嫁「…わかってはいたけど…」キュッ

男「許嫁…?」

許嫁「…ほんのちょっぴりは、嫉妬しちゃったじゃない…」ボソッ

男「!!」

許嫁「…!……忘れて///」

男「やべぇぇ!」ウハー

許嫁「忘れなさい!バカ男!///」


許友「…メール」

男[許嫁がめっちゃデレた]

許友「うはっ!!」


翌日、後輩の分も背負い、許友は星になった

『許嫁と触れ合おう編』

説明しよう!許嫁とは!
この世で最も高度なレベルでクールとデレを両立させた俺の許嫁!
優しい!甘い!しかしキリッとしている!そんな女の子である

それは突然だった!
この日本の各地に存在する許嫁を願う漢達の想いが男に降り注いだ!!

男「(何故だ…許嫁と、触れ合わねば!そんな気がする!)」

男「こんなときは、酒に頼るしかない!」

男「いきなりハイテンションですいません!」グィィ

[数十分後]

男「なーなづけん」ヨロヨロ

許嫁「誰がなづけんよ」

男「こっちおいでよ」

許嫁「いまテレビ見てるわ」

男「お願い」

許嫁「なによ」

男「こっちきてよ」

許嫁「なによ」ポスッ

すこし不満気に俺の隣に座ったなづけん

男「まぁまぁ」ナデナデ

許嫁「いきなり撫でないで」

といいつつ、頭をどけようとしない

許嫁「…今日はどうしたの?」

あまりに積極的過ぎたのか心配し出したなづけん

男「…朝は許嫁の方が甘えん坊なのに」ヘッ

許嫁「う、うるさいわね//…心配してあげてるのに」

許嫁「もう知らないわ…」プイッ

男「でも離れようとしない?」

許嫁「…//」

許嫁「今日の男は意地悪さんね」

男「許嫁が可愛いから」

許嫁「い、いきなりどうしたの…//」

許嫁「(なにかおかしいわね…)」

男「うへへ…」

許嫁「(…このアルコール臭…なるほど)」

許嫁「あなたお酒飲んだわね」

男「ちぇっバレたかー」

許嫁「まったく…お父さんのを勝手に飲むなんて」

男「おじさんがこの前飲んでいいって」

許嫁「ダメに決まってるでしょ」

男「なづけん膝枕!」

許嫁「うるさいわね…」

男「お願いしますお願いします」

許嫁「もう…いつもしてあげてるじゃない」

男「むっちむちやでー」ムニュムニュ

許嫁「太ってるみたいだからやめなさい」ペシ

男「なーなづけん」

許嫁「なにかしら酔っ払い君」

男「大好き」

許嫁「そ、そう…」

男「なづけんは?」

許嫁「それはいいじゃない…」

男「お願い」

許嫁「もう…めんどくさいわね」

許嫁「好きじゃなきゃ、酔っ払いに膝枕しないわよ、もう」プイ

男「なづけん抱き枕ー!」ギュウ

許嫁「や、やめなさい…ちょっと//」

男「…グゥ」

許嫁「…寝るの早いわね」

男「…zzz」スピー

許嫁「まったくもぅ…」ナデナデ


男「ハッ!」

男「酒の力を借りて触れ合っちゃおう作戦の途中で寝てしまった!!全国の漢たち、すまん!!」

許嫁「…ふふ、おとこ」ギュウ

男「…忘れてたけど、朝はこうなるんだった」

男「お前ら、思いは果たしたぞ」ドヤァ

「死ね」

野郎共の図太い声が、空にそう響いた気がした

『藤原竜也、デスノートについて語る』

「僕としては、あの映画はクソでした」

「キャラクターのやりたいことがわからないし、Lの後継者のアイツとか、とくにただのガイジだったね」

「んーあれ見るくらいだったら僕がこんど出演する映画見た方がいいよ」

「タイトル?なんだっけな…真冬の夜の…淫…」

「うわぁぁぁぁあ誰なんだオファーしたのはぁぁぁあ!」

「誰だお前ら!やめろおぉぉおぉお」

「ゔわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

男「なぁなづけん」

許嫁「懐かしいわねその呼び名…」

男「明日だな…結婚式」

許嫁「ええ…」

男「指輪渡した時に言ったこと…覚えてるか?」

許嫁「ええ…あなたったら、まだ学生なのに、あんなこと言っちゃって…ふふ」

男「でも…破ってないだろ?」

許嫁「…大事にしてもらってるわ」

男「俺も大事にしてもらってる」

許嫁「甘やかしすぎかしら」

男「他の人から見たらそうかもな」

許嫁「ふふ…」

男「許嫁…」

許嫁「なに…?」

男「俺、お前が許嫁で良かったよ」

許嫁「…私もよ」

男「俺が死ぬまで、側にいてくれな」

許嫁「言われなくても…」

許嫁「私がおばあちゃんになっても、追い出さないでよ?」

男「当たり前だろ…」

許嫁「ふふ…綺麗でいられるように頑張るからね」

男「俺も筋肉キープするな」

許嫁「それは無理よ」

男「ひどい」

許嫁「ふふ」

男「柔らかい」

許嫁「今日も甘えん坊なのね」

男「明日からキリッとするよ」

許嫁「それも無理よ」

許嫁「それにしなくていいわ」

男「やっぱり許嫁は甘やかしすぎかもな」

許嫁「相手があなただもの…しょうがないわ」

男「俺って頼りない?」

許嫁「ええ」

男「うっ…」

許嫁「嘘よ」

許嫁「頼りにしてるわ、私のダンナ様」ニヘ

これで終わりです。
永らくお待たせして本当に申し訳ございません。受験が終わったらまた書く時が来るかもしれません。それまではお待ち下さいませ。
本当に応援ありがとうございました。藤原竜也のことが嫌いでもこのssを嫌いにならないでください。あっ逆です逆。それではまたお会いしましょう。 超高校級の藤原竜也

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月11日 (金) 16:20:14   ID: xOh2GtDh

紫煙

2 :  SS好きの774さん   2015年12月15日 (火) 22:35:10   ID: eZTj9yaw

気付いたら毎日見に来てる自分がいるw

3 :  SS好きの774さん   2015年12月27日 (日) 22:40:48   ID: V-GwCc_i

続き待ってます!

4 :  SS好きの774さん   2016年09月06日 (火) 09:02:20   ID: YuyBR1Na

続きは?

5 :  SS好きの774さん   2016年09月14日 (水) 10:40:05   ID: uZrI8X6R

この作品愛してます!4.5回読み返しました!
続きまってます!!

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