中居正広「見て下さい!僕のグラウンドレベルが上がりましたよ!」 (30)

某野球大会


中居「ちょっと見て下さい!」

実況「はいなんですか中居さん」

中居「上空にもやがかかっていますよ!」

実況「そうですね。これではボールの行方も分かり辛いですね」

解説「チッ」

中居「見て下さい!」

実況「はいなんですか中居さん」

中居「ベンチはとてもいい雰囲気です」

実況「そうですね」

解説「チッ」

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中居「……」

中居「……ん?」

中居「見て下さい!」

実況「いい加減にしろよてめえ(なんですか中居さん)」

中居「内野が5人に増えていますよ!」

解説「ああっ!本当だ!」

実況「これはお手柄ですね。中居さん」

解説「なんてすごいんだぁ……(恍惚)」

中居「へへへ」

某取材


中居「見て下さい!小久保監督批判スレが飽和状態です!」

監督「残念です」

中居「内野5人状態より溢れてますよ!」

監督「私の責任です」

中居「見て下さい!たまべヱの批判ツイートがこんなに集まっています!」

マスコット「ひどいたま~」

中居「ベネズエラの内野にだってこんなに集まらないですよ!」

マスコット「あなだらけだからせーふたま~」

某屋台


中居「ふう。仕事の後は焼酎に限りますね」

中居「おでんもおいしいです」

中居「……」

中居「……ん?」

ニート「よっしゃ。日本が負けたから賭博は俺の勝ちだ」

店主「くそ。負けたか。しょうがねえ。好きなもん食いな」

ニート「やったー!いただきまーす!」

ニート「バクバクモグモグ」

ニート「バクバクモグモグ」

ニート「バクバクモグモグ」

中居「……」

ニート「バクバクモグモグ」

ニート「バクバクモグモグ」

ニート「バクバクモグモグ」

店主「お、おい食いすぎじゃねえのか。ていうかなんでそんなに食えんだよ」

中居「見て下さい!ニートが5人増えて代わる代わる食べてますよ!」

店主「!?」

六つ子「やべ!」

嫌味な男「シェー!ずるいざんす!」

店主「てやんでバーローちきしょうめ!そりゃ反則だぞ!」

六つ子「逃げろー」ポイッ

店主「あ!しかも飲みかけの酒缶ポイ捨てしていきやがった!」

六つ子「このままお姉ちゃんの居る店行こうぜー」

店主「とんでもねえな……ありがとうよ兄ちゃん。お礼に好きなもん食ってってくれ」

中居「へへへ」

某体育館


中居「グラウンドレベルを上げるためにスポーツ観戦です」

中居「今日はバスケです。面白いですね」

中居「……」

中居「……ん?」

イケメン選手「くそ……やつはどこに?」

目立たない選手「ふふ」

中居「見て下さい!コートに5人目がいますよ!」

目立たない選手「!?」

イケメン選手「そこにいたッスか黒子っち!この勝負もらったッス!」

目立たない男「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

某施設


中居「今日はお休みです。児童養護施設にボランティアに来ています」

中居「こんにちは」

少女「あ!中居くんだ!サインちょうだい」

中居「見て下さい。これが某監督の内野に5人集まれのサインです」バッ

少女「わあ似てるー!ありがとー。グータッチしてー」

中居「あとこれは僕がグラウンドレベルでファインプレイしたときの映像を焼いたものです。後で見て下さい」

少女「すごーい!ありがとー」

中居「見て下さい。この施設子供が5人もいませんよ」

少女「うん……皆貰われちゃったから」

中居「……」

少女「羨ましいな……」

中居「見て下さい!ここに君の家族がいますよ!」

少女「え?中居君私を引き取ってくれるの?」

中居「これから5人くらい僕の(血のつながった)子供を増やしますよ!」

少女「家族が増えるよ!」

ぬいぐるみ「やったね!」

某酒場


中居「ふう。仕事の後は焼酎に限りますね」

中居「……」

中居「……ん?」

勇者「今日はダンジョンを攻略するぞ」

戦士「準備万端だぜ」

魔法使い「やっと仲間が揃ったしね」

商人「稼ぎますぞー」

中居「見て下さい!パーティーが5人になってますよ!」

勇者「なに?数えるぞ1」

戦士「2」

魔法使い「3」

中居「4」

商人「5……あ、あれ?」

勇者「悪いな商人。うちのパーティー4人までなんだ」

商人「そんな……」

某車内


中居「見て下さい!この車5人いますよ!」

女の子「困ったわ。どうしましょう」

恵体「誰か降りるしかねえな」

金持ち「悪いなのび太。この車4人乗りなんだ」

ゴミ「ドラえもーん(泣」

某山小屋


学生A「スクエアしようぜ。タッチ」

学生B「4人で部屋を回るんだよな。タッチ」

学生C「あんなもん歳伝説だっつーの。タッチ」

学生D「だよなー。タッチ」

中居「タッチ」

学生A「あれ?」

中居「見て下さい!部屋に5人いますよ!」

学生&幽霊「ひいいいいいいい」

某コンサート


S○AP「1・2・3・4・5リスペクト!」

中居「皆ありがとー!(濁声)」


―――


中居「ふう。疲れましたね」

草○「そろそろ僕たちも年齢的にきつくなってきたよね」

香○「つよポンそれ毎年言ってる」

ハハハ

中居「……」

中居「……ん?」

中居「なんか人多くないですか?」

香○「言われてみれば……」

草○「ううん、いつもと変わらないよ?」

稲○「何?早く帰りたいんだけど」

木○「待てよ。数えるぞ。1、2、3、4……5」

中居「見て下さい!SMAPが5人いますよ!」

草○「元々5人じゃん。それよりシャワー浴びてきていい?もう脱いじゃうよ?」

木○「ちょ、待てよ!しまえよそんな汚いもの!」

草○「え……?」

香○「……なんでつよポンがいるの?」

草○「え、え……で、でも、僕SMAPだよ」

木○「待てよ。お前あの事件でクビになっただろうが」

草○「え……え……」

マネージャー「クスクス……」

香○「大体SMAPの元々は6人だし」

草○「でも森君は……」

稲○「はぁ……言葉にしないと伝わらないの?人様に迷惑かける事件起こしておいてよく復帰しようと思うよね」

草○「!」

木○「犯罪者がいていいグループじゃないんだよ、うちは!(ドンッ」

草●「いたっ!(ポロン←経歴が明るみになった音」

草●「あぁ!……もみ消し……もみ消し……!」

稲○「ふん、さっさと出ていけ犯罪者!そのままフルチンで返るんだな!(HAHAHA」

社長「HAHAHA!」

草●「うぅ……うぅ……」

草○「どうすりゃいいんだ・・・」

某コンサート会場控室で迎えたメンバーとの一方的な舌戦
洗髪シャワー室へ向かう際、歴史的失態を思い出させてくれた
部屋中に響くメンバーのため息、どこからか聞こえる「内野に5人いますよ!」の声
無言で帰り始めるメンバーの中、フルチンの草○は独りベンチで泣いていた
アイドル活動で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるメンバー・・・
それを今のS○APで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」内川は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、草○ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい床の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってジーパン履かなきゃな」草○は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、草○はふと気がついた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
控室から飛び出した草○が目にしたのは、外野席まで埋めつくされんばかりの観客だった
千切れそうなほどにうちわが振られ、地鳴りのようにアンコールが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする草○の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「剛、アンコールだ、早く行くぞ」 声の方に振り返った草○は目を疑った
「き・・・木村君?」 「なんだ露出狂、居眠りでもしていたの?」
「い・・・稲垣メンバー?」 「なんだつよポン、かってにゴローちゃんを犯罪者にしやがって」
「シンゴー・・・」 草○は半分パニックになりながら文字がつぶれて半分読めなくなっていた曲目を見た
1、世界に一つだけの 
2、君は君だよ

3、たいせつ 
4、友だち 
5、負けるな 
6、がんばりましょう 
7、笑顔の 
8、君 
9、に明日はある

暫時、唖然としていた草○だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「許された・・・許されたんだ!」
パパラッチ記者からマイクを受け取り、ステージへ全力疾走する草○、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている草○が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

某野球大会


中居「見て下さい!」

実況「うるせえな(なんですか中居さん)」

中居「中田選手が打ちましたよ!筒香選手のミスをカバーしたんです!仲間のミスをカバーするのがチームワークです!」

解説「チッ」

実況「その話何回目だよ(ありがとうございました中居さん。また何かありましたらお願いします)」

中居「はいー。こちらからは以上です」



おわり

終着点が分からなくなったから終わりです

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