側近「魔王様、それは本気ですか!?」
魔王「当たり前だ! 何せ我は>>6をされたのだからな!」
魔王「必ずやこの屈辱を晴らしてみせる!」
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お百度参り
誘惑
>>2は下にずらした
側近「ですが、たかだか誘惑されただけなのでしょう?」
側近「それだけで、自分自身を幼女にするというのは……」
魔王「あやつは我の事を見て鼻で笑ったのだぞ! 何だ、男かと」
魔王「女と間違えて誘惑しておきながら、男だとわかった途端にポイだ! こんな屈辱があるか!」
魔王「だから我は幼女となり、逆にあやつを誘惑するのだ!」
側近「つーか、その時点でメロメロですよね、魔王様」
魔王「何か悪いのか!」
側近「逆ギレされても困ります」
魔王「とにかくこれは決定だ! 一時的に変身出来る魔法があっただろう! それを使う!」
側近「確かにありますが……。あの魔法はかなり高等な魔法なので、魔王様は使えなかったのでは?」
魔王「左様だ。我は攻撃系の魔法ならば極めているが、補助系となるとまた別だからな」
側近「確かに」
魔王「誰が使えたか、お前は把握しているだろう。名を言え」
側近「あまり気は進みませんが……。>>11が使えたはずです」
魔王「なるほど、あやつか……」
俺
魔王「しかし、あやつの力を借りるのは正直めんどくさいな」
側近「ああ、確かに。非常にめんどくさいですね」
魔王「出来る事なら関わりたくないが……」
側近「ならやめましょう。凄い無駄な時間を過ごしてますよ、魔王様」
魔王「いや、ならぬ! 我はこの屈辱を晴らさねばならぬのだからな!」
側近「その決意を別の方向に向けていたら、さぞかし名君になられたでしょうに」
魔王「とりあえず、あやつの所へ向かうとする。留守を頼むぞ」スタスタ、ガチャッ
側近「魔王様も本当にもの好きな事で……。お好きにどうぞ」
魔王「では、行くか。移動魔法!」ヒュイン
側近「」ハァ……
側近「仕方ない。仕事の続きに戻るか」スタスタ
― 山小屋 ―
鶏「コケーコココココ!」
俺「ははっ。マーリンは今日も元気だな、よしよし」
俺「しっかり食ってしっかり育てよ。そして、卵を沢山産むといい」ナデナデ
鶏「コケー!」ドゲシッ
俺「ふぐおおっっ! ちょ、痛い痛い! 蹴るな!」
ヒュイン
魔王「…………」
魔王「……やはり全然変わってないな、あやつ」
魔王「……久しいな、俺」
俺「おお! 魔王かー。久し振りだなー。何だどうした寂しくなって急に俺に会いたくなっちゃったかー? んー?」
魔王(相変わらずめんどくせーな、こいつ……)
魔王「実は今日は頼みがあって来た」
俺「頼みか。おっしゃ、何でもいいぞ、どんとこい。俺とお前の仲だしな。何でも言ってくれや。はっはっは」
魔王「では、遠慮なく。我を幼女に変身させろ」
俺「……は?」
魔王「我を幼女にさせろと言っている」
俺「ちょwwwww本気かそれおいwwwwwwwウケるwwwwwwww」
魔王(ウゼえー!)
俺「どしたのどしたの魔王たんwwwww急にロリコン願望に目覚めちゃったんでちゅかーwwwwwwwwww」
魔王「ふんっ!」(衝撃魔法)
俺「ごふあっ!!」ドンガラガッシャーン
魔王「話せば長くなる。だから用件だけ伝えたのだが、それが気に入らなかったのか?」
俺「サーセン……いや、マジ切れはやめようや……。俺、不死身の肉体持ってるとはいえ、これどっちかってと呪いなんだから……。マジで痛いんだからさあ……」
魔王「貴様が煽るからだ。それよりもさっさとしろ」
俺「いやー、でもさー、俺的には理由が知りたい訳じゃん? そこら辺聞いてから、決めたいみたいな?」
魔王(マジでウゼえ。不死身だからこいつ余計にタチが悪い。凄いめんどくさい)
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