元ヤン八幡「夜露死苦ぅ!」雪乃「!?」 (484)

青春とは暴走である、千葉県には房総半島があることからもその事が伺える。

多分暴走だとマッポがうるせえから暴走を房総に当て字にしたんじゃねえかな、とにかく!青春ってのは暴走!そこんとこ夜露死苦!


静「なんだこの作文は」

八幡「俺の力作っス!」

静「なあ比企谷、不思議と国語の成績のいい君がだぞ?こんな馬鹿みたいな文章を書いてどうするんだ」

八幡「国語が分かるのと書けるのは違うと思うっス」

静「もういい、ついて来なさい」

八幡「なんスか?先生も暴走いくんスか?」


静「行かん!…まったく、そんなんでよく元ヤンを名乗っているな」


八幡「何言ってんスか、もう誰も半殺しにしたりしてないじゃないっスか」

静「普通はしないものなんだよ半殺しなんか!」

八幡「そうなんスか、へー」

静「いいから来なさい」

八幡「押忍!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447933132

雪乃「…」

静「雪ノ下、コイツに優等生の何たるかを叩き込んでやってくれ」

八幡「夜露死苦ぅ!」

雪乃「入るときはノックを」

静「すまんすまん、コイツを頼みたくてな」

八幡「押忍!」

雪乃「そのガラの悪い人は?」

八幡「あ゛?ガラの悪い人って俺のことか?お?」

雪乃「その通りよ」


八幡「姉ちゃん鋭でえじゃねえか、どうすれば優等生になれるか分からなくてよぉ」

静「それじゃ夜露死苦ー」

雪乃「え?ちょっと先生」

八幡「姉ちゃん、確か雪ノ下とかいうすげえ優等生なんだよな?どうすりゃ優等生になれんだよ?」

雪乃「言葉遣いの時点で優等生じゃないわよあなた」

八幡「え、マジ?」

雪乃「色々と信じられない男ね…」

八幡「仕方ねえじゃん、売られた喧嘩は買うだろ?片っ端から半殺しにするだろ?気付いたらこんなんなっちってよぉ」


雪乃「売られた喧嘩は買うですって…?」ピクッ


八幡「ったりめえだろそんなもんよぉ」

雪乃「見上げた男ね、名前は何というのかしら?」

八幡「おう!俺ぁ比企谷八幡つうからよ、夜露死苦な!」

雪乃「こちらこそよろしくね、比企谷君」

八幡「つうかよ、ここ何するとこなんだよ?リンチか?」


雪乃「私はあなたの言うところの優等生なのだけれど、そんな私が誰を痛めつけると思ったのかしら?」


八幡「湘南らへんから来たシャバ僧とかじゃねえの?」

雪乃「私は湘南の人に何の恨みがあるのよ…」

八幡「なんだ違うのか?なら分かんねえな」

雪乃「当ててみて」

八幡「うーん…」

雪乃「ヒントをあげるわ、今こうしていることが部活動よ」

八幡「こうしてるだぁ?」

雪乃「そうよ」

八幡「分かった!これから人が集まって暴走すんだろ!?だからここは集会所じゃねえの!?」

雪乃「私は優等生よ!?」

八幡「おうそうだったな、優等生が集まって…」
雪乃「集まると言うのは語弊があるのだけれど、答えに近付いてきたわよ」

八幡「優等生が集まって暴走か?」

雪乃「暴走から離れなさい!」

雪乃「部活名を教えるわ、奉仕部というの」

八幡「あん?奉仕部?」
雪乃「奉仕部よ」


八幡「誰のパシリするってんだよ?湘南のシャバ憎どもなら俺のパシリにしてやったことあるけどよ」


雪乃「パシリではないの、人々の抱える問題を解決に導いてあげるのが活動内容よ」

八幡「ケツ持ちか?」

雪乃「少し違うのだけれど、大体は合っているということにしておくわ」

八幡「それなら悩んでいる奴来ねえとダメだな!いっちょ何人か締め上げて聞き出してやんよ!」ボキボキ


雪乃「あなたが諸悪の根源になるわよ!?」

八幡「んだよ、悩み聞いてやるってのに」

雪乃「待っていれば来るわ、締め上げてしまうとそれが悩みになってしまうじゃない」

八幡「そうなのか」

雪乃「そうなのよ」

八幡「優等生の先輩が言うなら聞くべ」

雪乃「止めなかったら絶対とんでもない事になっていたわね…」

「あのー、奉仕部はここですか?」

八幡「あ゛!?てめえ何が悩みだコラァ!」

「ひぃっ!?」

雪乃「なぜ恫喝から入るのよ!」

八幡「悪りぃ、つい」

雪乃「ついでは済まない恫喝っぷりだったのだけれど」

結衣「あの…」


八幡「あ?悪りぃな姉ちゃん、驚かせちまってよ?いいからさっさと悩み置いて行けや」


雪乃「カツアゲに限りなく近いのだけれど…」


結衣「ヒッキーだよね?」


八幡「あ゛?ヒッキーだぁ?」

結衣「ほら、あたし同じクラスの!」

八幡「てめえら俺にビビって話し掛けて来ねえのに誰が誰だか分かんねえよ」

結衣「話しかけてみても『あ゛?』とか『あん?』とかしか言わないからじゃん!」

眠みいから寝るぜ!

また明日書くから夜露死苦!

続きをブッ込んでいくんで夜露死苦!

八幡「あ?そんなもん普通の反応だろうがよ」

結衣「フツーなワケないじゃん!ヒッキーかなり怖いからね!?」

雪乃「たしかに私も少し身構えたわ」

八幡「ま、マジかよ…」ヨロッ

雪乃「やっと自分が分かったようね」

結衣「結構話しやすいんだねヒッキー」

八幡「ナメた野郎共を半殺しにしなけりゃ安全に思われると思ったのによぉ…」


結衣「は、半殺し!?」

雪乃「あなたの怖がられないと思っているラインはおかしいと思うの」

八幡「つーかよ姉ちゃん、おめえ悩みあっから来たんだべ?」


結衣「あ、そうだった」

雪乃「話してちょうだい」

結衣「あのね?クッキーが焼けるようになりたいなーって…」

八幡「あ?クッキー?」
雪乃「作り方を教わりたいのね?」

結衣「うん…」

八幡「奉仕部ってのは料理も教えるのか?」

雪乃「と言うよりも個人によって悩みが違うのだから色々やるわ」

八幡「なるほどな」

結衣「どうすればいいかな?」

雪乃「家庭科室を借りてくるわ」

家庭科室

雪乃「まず分量を正確に計るの」

結衣「ふむふむ」

八幡「ほうほう」

雪乃「そして小麦粉をふるいに掛けて横から揺らすように優しく叩いて…」

結衣「うんうん」

八幡「おうおう」

残りの工程は仏恥義理だ!

雪乃「完成よ」

八幡「おお、我ながら完璧じゃねえか」

結衣「う…なんだこれ…」

雪乃「同じ作り方だったわよね?」

八幡「おう、実際俺のはうまそうだべ?」

結衣「あたし、才能ないのかな…」シュン

雪乃「才能のせいにしないの」

結衣「!」

八幡「才能がねえからってこんな最初から諦めちまったら何にもなんねえよ」

雪乃「このヤンキーの言うとおりよ、たかが一回や二回失敗しただけで才能のないせいにするのは間違いよ」


八幡「それによ」ボリボリ

結衣「ヒッキー!わざわざあたしのクッキー食べなくてもいいよ!」

八幡「確かにマズいけど野郎からすりゃ作ってもらえるだけで嬉しいべ?由比ヶ浜が誰に渡すか知んねえけどよ」ボリボリ


結衣「!」

雪乃「あなたモテなさそうだものね」クスッ

八幡「うっせえ!おめえも手伝えやコラ!」ボリボリ

結衣「ありがとう…ゆきのん、ヒッキー」

八幡「あん?」ボリボリ

雪乃「ゆきのん…?」

結衣「そうゆきのん、ダメ?」

八幡「俺はヒッキーかよ」ボリボリ

結衣「うん!」

解決後

八幡「あんにゃろう、ヒッキーなんてあだ名付けやがって…」ブツブツ


雪乃「私もゆきのん呼ばわりなのよね」


八幡「おめえのはまだ原型あんだろ?俺なんか引きこもり呼ばわりだべ」

雪乃「御愁傷様」クスッ

八幡「てめえ!」

奉仕部最初の活動は無事完了!次の依頼も喧嘩上等でいくんで夜露死苦!

一旦終わりだ!今晩から明日中には書けるか分かんないんで夜露死苦!

ちっと時間できたから書くんで夜露死苦!

翌日

結衣「ヒッキーってヤンキーなんだよね?」

八幡「あ?元ヤンつってんだろ?」

雪乃「現役にしか見えないわよ」

八幡「優等生になんのも大変だなおい」

雪乃「優等生になる気はあるのね」

結衣「でね、そんなヤンキーのヒッキーに聞きたいんだけどさ」

八幡「んだよ?」

結衣「やっぱ悪さとかしてきたの?」

八幡「喧嘩しかしてねえよ」

雪乃「悪さと言えばそれも悪さに入るわよね」

八幡「あん?俺ぁ売られた喧嘩を買うだけで、手前えから喧嘩を売った事なんざねえよ」

結衣「そうなの?」

雪乃「余罪はないのかしら?」

八幡「万引きもしねえしカツアゲもしねえよ、カツアゲする奴は狩るけどよ。単車だって俺が稼いだ金で買ったもんだべ」

結衣「ヒッキーの噂でカツアゲされたとか聞かなかったけどホントだったんだ」

雪乃「していたら停学ないし退学ですものね」

八幡「初めは俺だって普通のガキだったんだけどよ、中学生になりたての時に先輩にいきなりボコボコにされてよ」

結衣「う、うん…」

雪乃「…」

八幡「その次の日にやられっぱなしなのは腹立つからきっちりお礼参りしてよ」


結衣「ヤンキーマンガまんまだね」

雪乃「…」

八幡「その先輩ブチのめしたお礼参りの相手を返り討ちにしてやってよ、ひたすら似たようなこと繰り返してたらこんなんなっちまった」

結衣「…」

雪乃「なまじ暴力に長けているとそんな事になるのね」

八幡「中学のあの時にやられてなきゃ、まっとうに学生してたんじゃねえかって思うぜ?正直喧嘩なんか嫌いなんだよ俺ぁ」


結衣「そうだったんだ」

雪乃「強いのね」


八幡「喧嘩が強いから偉いわけじゃねえ、おめえらみてえな真面目に生きてる優等生が偉れえんだ、だから俺もおめえらみてえな優等生になりてえんだ」


雪乃「喧嘩の強さの話ではないわ、あなたは自分を守る為にしか暴力を振るわないのよね?それは正当防衛だと思うの、それ以外に無闇に人を傷つけないとは思わなかったわ」

すまねえ!時間だから終わるぜ!また書くんで夜露死苦!

原作の(仗助の)見た目かな?

折本「あたし、あのハンバーグマンに告られちゃったwwwwww」
モブ「マジありえないんですけどwwww」

続き書くんで夜露死苦!

結衣「ホントは優しいのになんでそんなんしてたの?」

八幡「それに関しちゃ必要だったからよ」

結衣「必要?ガラの悪さが?」

八幡「人ってなぁ結局見てくれと口の効き方で判断しちまうっつうこったな」

雪乃「抑止力ね」

八幡「まさにその通りでよぉ、いくら喧嘩が強くても七三分けのメガネ野郎でヤワそうな物腰だったらナメられちまぁわな、で、ナメられちまえば余計に喧嘩の機会が増えるってぇワケよ」

結衣「なるほど」

雪乃「だから染まるしかなかったと」

八幡「おう、実際オールバックにしてだらしねえように制服着崩したら半分ぐれぇは喧嘩相手が減ってよ」


結衣「なんかなぁ…」

雪乃「分かりやすいわね」

八幡「数が半分になろうが楽じゃなかったけどよ、見てくれでビビらねえ気合いの入った野郎は強ええからよ、サンピンにしか通用しねえのよコレが」

結衣「減るだけマシなんだろうね」

雪乃「ヤンキーの世界も大変なのね」

八幡「毎日机に向かって勉強してる優等生よりはしんどくねえだろ」

結衣「どうなんだろ」

雪乃「お互い大変なんでしょうね」

八幡「俺らみてえのは評価されていいもんじゃねえよ、しんどいにしても意味のあるしんどい事のが絶対ぇいいに決まってんだろ」

雪乃「あなたはヤンキーとして通用してしまっただけで、必ず優等生に戻れる人間だと思うわ」

結衣「きっとガラが悪いのも直せるよ」

八幡「おめえら…」

雪乃「口は悪いけど、地頭は良いのだし、時間を掛ければ問題ないわ」

結衣「あたしたちも手伝うからさ、頑張ろうね!」

八幡「ありがとよ…」

眠みいから寝るぜ!また明日書くんで夜露死苦!

続きブッ込んでくんで夜露死苦!

翌日 奉仕部前

雪乃「…」ヒソヒソ

結衣「…」ヒソヒソ

八幡「なにしてんだおめえら」

雪乃「!?」

結衣「?!」

八幡「驚くこたねえだろうがよ」

雪乃「ぶ、部室に不審者がいるのよ」

結衣「ほら、あそこ」

八幡「不審者だあ?」ピキッ
!?

???「…」

八幡「テメェ血祭りにしてやらぁコラァ!」ドガン!

???「ひぃぃっ!?」ビクッ!

八幡「テメェ俺の部室で幅利かせるなんざ良い度胸…って、あ?おめえたしか…」

材木座「すみません!すみません!幅が広いのは太ってるからですううう!」

八幡「おう雪ノ下由比ヶ浜!コイツは俺と顔見知りだぞ、不審者じゃねえわ」

雪乃「そうだったの…」
結衣「ヤンキー仲間?」

八幡「ちげえよ、コイツがカツアゲされてたのを助けてやった事があってよ」

材木座「あの時のご恩は一生忘れません!」

八幡「いいからさっさと忘れろやあんなもん」


雪乃「随分と慕われてるのね」

結衣「助けられた…」

八幡「んで、たまに体育の授業で一緒になる事があってよ、顔見知りなワケよ」

雪乃「ごめんなさい、不審者と間違えてしまったわ」

材木座「あ、いえいえお気になさらず」

結衣「ていうか平塚先生から奉仕部の事を聞いてきたんだよね?」

八幡「お、材木座も悩みあんのか?中免取りてえのか?教習所紹介すんぞ、一万くれえ安くなっぞ」

雪乃「非行の一歩を踏み出させるようにしか見えないのだけれど」

結衣「バイクの免許…」

材木座「あ、違うんです実はですね…」

八幡「物書きになりてえのか」

材木座「そうなんです」

雪乃「依頼はそれでいいのね?」

結衣「でも、何をしたらいいの?」

八幡「そりゃ材木座の書いたもんを読んで感想言やぁいいんじゃねえか?」

雪乃「そうなるわね」

結衣「あたしの苦手な奴だなぁ…」

材木座「一応持ってきたんですけど」ドサッ

八幡「多いな!」

雪乃「やる気は十分のようね」

結衣「これを読むんだ…」

眠みいから寝るぜ!明日書くんで夜露死苦!

続きブッ込むんで夜露死苦!

小一時間経過

結衣「…」zzzz

!?

八幡「なんつうか、言いにくいけどな?」

雪乃「つまらないわね」
材木座「ごふっ!」

八幡「よくそんなにハッキリとえぐれるなおめえ!?」

雪乃「ファンタジーが題材で、主人公が日本のヤンキーなのはいいわ」

材木座「あ、そこはいいんだ…」

八幡「材木座よぉ、全身鎧姿で長物持った奴相手をステゴロのヤンキーがワンパンでノすのは無理があるべ?」

雪乃「この喧嘩のプロの話を聞きながら書くべきだったわね」

材木座「いやぁ、八幡ならやりそうだったからつい…」

八幡「できるわきゃねえだろ!こういう全身に防具付けた野郎は締め落とすんだよ」

雪乃「当たり前のように言っているけれど色々おかしいわね」

材木座「ふむふむ、締め技…っと」メモメモ

八幡「頸動脈を縦に締めんだ、血流を止めてやんだよ。大体十秒しねえ内に落ちるからよ」

雪乃「それは柔道の技術なのだけれど…」

八幡「あ?格闘技のテクなら一回見りゃできるべ」

雪乃(天才じゃない…)

材木座「あ、でも鎧だから首も守られてますよ」
八幡「あー、そんなら関節をブチ折りゃOKよ」


材木座「関節技ですね!」

八幡「おうよ、立てなきゃ勝ちだべ?」

雪乃(どんな人間を相手にしていたらこんな結論に至るのかしら…)

材木座「いやぁ勉強になるなぁ!」

八幡「照れるなぁおい」

材木座「次は格闘技を勉強しながら書こうと思います!」

八幡「おう、待ってるからまた持って来いや」

材木座「ありがとうございました!失礼します!」

雪乃「…あら?いつの間にか格闘技がメインになっていないかしら?」

八幡「あ」

結衣「…はっ!寝てた!?」パチクリ

八幡「面白いもん書けりゃ何でもいいんじゃねえか?」

雪乃「読むなら面白い方がいいわね」

結衣「あれ?さっきの人は?」

八幡・雪乃「帰った(ぞ・わよ)」

結衣「あちゃー…」

解決後 職員室

八幡「押忍!失礼します!」

静「おお比企谷、どうした?」

八幡「雪ノ下の代わりに部室の鍵返しに来ました」

静「確かに受け取った」
八幡「優等生への道のりは遠いっスね」


静「君ならやれない事もないさ」


八幡「あいつら、俺みてえな奴にも優しいんスよ」

静「君は意外と自己評価が低いな」


八幡「そうなんスかね?」

静「君は自分の為に暴力を振るわないだろう?」
八幡「いや、自分を守るために喧嘩するんス」

静「それは正当防衛と言うんだ、でなければ君は停学か退学は避けられないさ」

八幡「雪ノ下も同じ事言ってたっス」

静「ふふふ、あの子なら君を立派な優等生に導いてくれるさ」

八幡「押忍!」

静「ふむ、たまにはバイクを走らせたいな、君も走るか?」

八幡「おっ、ツーリングっスね、行きます!」

静「ついでにラーメンでも食べような」

八幡「押忍!」

眠みい!寝るぜ!明日も夜露死苦!

続きブッ込んでくんで夜露死苦!

夜 千葉県某所

八幡「遅いっスよ」

静「残業があったのでな、ラーメンを奢ってやるから許せ」

八幡「マジっスか!ゴチになります!」

静「それにしても改造を一切していないな」

八幡「ノーマルが一番シブいんすよ」

静「それもそうだな」

八幡「オマケに車検も楽っスから」

静「私のナナハンについてこられるか?」

八幡「先生安全運転じゃないっスか」

静「君も安全運転だろう」

八幡「無事故無違反で行くんで夜露死苦!」

静「夜露死苦!」

二時間後 ラーメン屋

静「なあ比企谷」

八幡「はい、なんスか?」

静「君はよく暴走だのなんだの言うが、実際はなんであんなに安全運転なんだ?いや、素晴らしい事なんだがな?」


八幡「族のアホ共がやってるような改造してうるさく走るなんざ近所迷惑じゃないっスか」


静「その通りではあるがな」

八幡「しかもっスよ?俺のペケちゃんを必要以外で空吹かしなんかしたらかわいそうっスよ」

静「名前を付けていたのか…」

八幡「死に物狂いで稼いでやっと手に入れた相棒っスからつい」

静「分からないこともないさ、愛着湧くよな」

八幡「そりゃあもう洗車も趣味になってくるくらいっスよ」

静「ガラスコーティング剤という塗膜を保護するものが売っていてな」

八幡「なんスかそれ?」
静「スポンジに含ませて…」

八幡「勉強になりました!しかも奢ってもらってありがとうございます!ご馳走様っス!」

静「気にするな、また走ろうな」

八幡「押忍!」

静「ふふふ」

翌日

カマクラ「にゃー」ゴチン

八幡「おうおう、いきなりパチキ入れてくるなんて良い度胸してんじゃねえか」ワシャワシャ

カマクラ「にゃー」ゴロゴロ

小町「オス猫は懐いてるとそうするみたいだよ」

八幡「懐いてるとパチキってのがいいな」ワシャワシャ

小町「えいっ」コツン

八幡「おめえも懐いてやがんのかよ」ナデナデ

小町「お兄ちゃんが喧嘩相手を半殺しにしなくなったから懐いたんだよ」

八幡「ありゃ二回目がねえように徹底しただけだっつの」

小町「分かってても怖かったもん、昔のお兄ちゃん」

八幡「相手が強くて余裕が無くてよ、心配掛けてすまねえな」

小町「優等生にはなれそうなの?」

八幡「わかんねぇ、やるしかねえからやるだけよ」

小町「お兄ちゃんらしくてポイント高いよ」

八幡「へっ」

学校 ベストプレイス

八幡(学校の近くまでペケちゃんで行きてえなあ、だけどギられたりイタズラされたら犯人ブッ殺しちまうだろうしやめとくか)

結衣「あれ?ヒッキーじゃん」

八幡「おう由比ヶ浜か」
結衣「こんなとこでなにしてんの?タバコ?」

八幡「吸わねえよ、金がもったいねえだろ」

結衣「意外だー、吸わないんだ?」

八幡「嗜好品はもっぱらマッ缶よ」

結衣「教室でもよく飲んでるよね」

八幡「まあな」

結衣「あ、ゆきのんの罰ゲーム中なんだった」

八幡「あ?」

結衣「ジャンケンで負けたらジュース奢りってなってさ」

八幡「忘れてやるなや…」

結衣「ヒッキーいたしさ」

八幡「俺のせいか?」

結衣「ヒッキーのせいじゃないね」

八幡「だろうな。おう、さっさとあの優等生のヘッドにジュース渡してやれや」

「由比ヶ浜さん?」

結衣「おー!さいちゃん!」

八幡(由比ヶ浜はあだ名付けるのが好きなのか?一回俺のあだ名考え直してくれねえかな)

戸塚「比企谷君も一緒ってどうしたの?」

八幡「あん?姉ちゃん俺知ってんのか?」

結衣「同じクラスだよ?!っていうかさいちゃん男の子だし!」

八幡「あ?男だぁ!?」
!?


戸塚「うん、僕、男の子です」

結衣「ホントにもうヒッキーは…」

八幡「…」ポカーン

戸塚「そういえば比企谷君ってすごく運動神経いいよね」


結衣「喧嘩強いからね」

八幡「喧嘩関係ねえよ…あんまりそういうの言うなや、わざわざ優等生ビビらせる意味ねえしよ」

結衣「あ、ゴメン…」


戸塚「比企谷君喧嘩強いんだ…」


八幡「ほれみろ、優等生がビビっちま…」


戸塚「スゴいよ!喧嘩が強いなんて羨ましいよ!」


八幡・結衣「!?」

戸塚「僕、こんなだから強い人に憧れててさ、比企谷君が羨ましいよ」


結衣「さいちゃんの意外な一面が見えた…」


八幡「喧嘩ってのはどこまでいっても暴力でよぉ、俺に言わせりゃ、おめえらみてえな暴力に頼らなくても立派にやってる奴らが羨ましいんだよ」

戸塚「本当の強者の言葉だ…渋いなぁ…」


八幡「話聞いてるか?」

結衣「ダメだ…さいちゃんの目がキラキラしてるよ」

八幡「こんな奴もいるのか…」

明日は早出だから寝るぜ!明日も夜露死苦!

続き書いてくんで夜露死苦!

奉仕部

八幡「っつう話になったらよぉ、漢にしてくれとか言われて聞かねえんだこいつ」

結衣「さいちゃんが思ってたより熱い人だったんだよ」

戸塚「僕を比企谷君みたいな漢にしてください!」

雪乃「なんで優等生になりたいあなたがヤンキー志望を連れてくるのよ…」

八幡「おめえのせいだぞ由比ヶ浜よぉ」

結衣「さいちゃんがヤンキーになりたいなんか分からないし!…ゴメン」
雪乃「本当にどうしようかしらこの状況…」


戸塚「焼きそばパン買って来ますか!?」

八幡「いらねえよ!焼きそばパンよりメロンパン派なんだよ俺ぁ」

戸塚「それならメロンパン買って来ます!」

八幡「待てやコラ、パシらせるのは湘南のシャバ僧共だけって決めてんだよ」ムンズ

結衣「湘南の人に何の恨みが…」

雪乃「そのやり取りはとっくにしたわよ」


戸塚「え?それなら何を買ってきたらいいの!?」

八幡「買わなくていいんだよなにも!」

戸塚「喧嘩なら買っても…」

八幡「今までおめえに喧嘩売る奴がいたのか!?」

戸塚「うーん…いなかった」

八幡「だろうよ!そのままのおめえでいいんだよ!」

雪乃「面白い二人ね」

結衣「ねー」

八幡「てめえらなに楽しんでやがんだコラァ!」

結衣「ていうかさいちゃんテニス部なのにヤンキーになっていいの?」

八幡「あ?テニス部?」
雪乃「ヤンキーに憧れる戸塚君が?」

戸塚「僕はヤンキーになりたいんじゃないんだ、強くなりたいんだ!」

八幡「強くっつってもテニス部が欲しがる強さはヤンキーライフにねえぞ」

戸塚「比企谷君みたいな漢になりたいんだってば!」

雪乃「このガラと口と態度の悪い暴力大魔王になりたいですって?」


八幡「オイコラ」


結衣「喧嘩上等でクラスで浮いてて尾崎豊の歌みたいな生き方してるヒッキーみたいになりたいの?」


八幡「てめえら喧嘩売ってんな?お?」


戸塚「ガラと口と態度が悪くて喧嘩上等でクラスで浮いてて尾崎豊の歌みたいな生き方してる暴力大魔王になりたいんだ!」


八幡「てめえら表出ろやああああああ!」

グラウンド

八幡「おう戸塚、強さってなぁ何だと思う?」


雪乃「何か始まったわね」

結衣「ヒッキー面倒見いいね」


戸塚「えっと…自分の信じた道を進める力の事かな」


八幡「例えばだ、おめえがテニスじゃなくてロックに憧れたとしたら何が力だ?」


雪乃「抽象的ね」

結衣「ヒッキー口悪いけど頭いいよね」

戸塚「え?…歌唱力とかハートとか?あ、あと肺活量」


八幡「テニスが強くなりたいおめえは何の力を付けてえ?」

戸塚「とりあえず筋力かな?その次はコントロールを身に着けたいよ」


八幡「おめえが必要と判断したなら筋トレから初めろや、足りねえのが肌で分かってるから課題が出んだ、手始めに腕立てからじっくりやれや」

戸塚「はい!ありがとうございます!頑張ります」


八幡「おうおう、ケガすんなよ」


結衣「コーチングだったんだね」

雪乃「それらしい事を言って煙に巻くのかと思ったわ」

八幡「マイルドに二十回やってみっか」

戸塚「一…二…」

八幡「うし、最初ならこんなもんだろ」

戸塚「はあはあ…」


結衣「ヒッキーもさいちゃんのトレーニングに付き合ってたのにケロッとしてるね」

雪乃「暴力大魔王だから楽勝なのよきっと」

八幡「おめえら全然仕事しねえのな」


結衣「なんかヒッキー慣れてるから邪魔かなと思って」


雪乃「自慢じゃないのだけれど体力には自信がないの」

八幡「あいつをスムーズに鍛えてやれたからいいけどよ」


優美子「お、テニスしてんじゃん」

結衣「優美子…」


八幡「あん?誰だお前?」


葉山「同じクラスなんだけど」


雪乃「…」


八幡「記憶に残らねえ色男ってこたぁ多分だけどよ、薄っぺらい野郎なんだろうな」

葉山「…」ムッ

優美子「なんなのいきなり!?」ギロッ


八幡「あ゛?」ピキッ

結衣「ヒッキー…?」

雪乃「…」

葉山「!」ゾッ

優美子「…」ハッ

八幡「喧嘩してえにしても相手選べや、兄ちゃん姉ちゃんよぉ…」


葉山「…」ブルブル


優美子「…」カタカタ


八幡「てめえらみてぇな毛並みの良い連中が火遊びなんざ十年早ええよ、さっさと帰んな」

葉山「わ、分かった」

優美子「…」

眠みい!ねんねの時間だぜ!明日も夜露死苦!

今日から明日は書けなくなっちまった!すみません!

待たせたな!続きブッ込んでくんで夜露死苦!

八幡「けっ、シャバ憎が」

結衣「あの優美子が簡単に…」

雪乃「本職にはかなわないものね」

戸塚「すごい…」

八幡「あの色男がこっち側にいたならヤベえんだけどな」

結衣「?」

戸塚「どういうこと?」
雪乃「ああいう顔立ちが良くて、器用に大概の物事をこなせる人間が多いから暴力の世界を知っていたら厄介でしょうね」

八幡「そういうこった」
結衣「隼人君がヤンキーかぁ」

戸塚「比企谷君でも怖いものがあるんだね」

八幡「何か勘違いしてるみてえだけどよ、怖えもんだらけだぞ俺ぁ」

結衣「またまたー」

戸塚「本当なの?」

八幡「あのよ、喧嘩ってなぁルールがねえだろ?」

雪乃「無いでしょうね」
八幡「喧嘩で勝つために刃物が出たりしてもおかしくねえワケだべ、場合によっちゃあボクサーやら柔道野郎だっていんだから怖ええに決まってんだろが」

結衣「怖いなら逃げたらいいじゃん」

八幡「てめえらがいなけりゃバックレてもいいけどよぉ、逃げらんねえ喧嘩もあるわけよ」

戸塚「それじゃ、比企谷君は僕達の為にあんなことしたの?」


八幡「んなわけねえだろ、あいつらの場合は単に気ぃ張ってりゃやられねえのが分かってっからだっつうの」


結衣「そんなの分かるんだ…」


雪乃「もはや一角の武道家じゃない」


八幡「後ろからノされようが勝ちは勝ちだからよ、喧嘩の世界は張り続けねえといけねえんだ」

戸塚「張り続ける…」


八幡「正直喧嘩三昧にゃ嫌気が差しちゃいるが、この心構えが身に付いたのぁ収穫よ」


結衣「…」


雪乃「そろそろ戻りましょう」

奉仕部

八幡「今日やったトレーニングメニューに慣れてきたら、1セットずつ増やすとかして調整しろや」


戸塚「分かった」


八幡「うっし、依頼完了だな」


戸塚「ありがとうございました!たまにでいいから一緒にテニスしようね」

八幡「考えといてやんよ、じゃあな」


結衣「あたし達何もしてない…」


雪乃「比企谷君の得意分野だからよ」


八幡「だべ、次の依頼が勉強とかなら雪ノ下に任せた方がいいしな、適材適所よ」


結衣「あたし何か出来るかな?」

眠気が限界だから寝るぜ!今日は遅くなっちまって悪りぃ!明日も夜露死苦!

続きブッ込んでくんで夜露死苦!

八幡「何か出来るって、おめえ特技とかねえのか?」

雪乃「由比ヶ浜さんは成績はあまりよくないわよ」


結衣「言わないでよゆきのん!」


八幡「成績やら学歴だけで人間測れねえもんだっつって良いのぁ食える一芸持ってる奴か、食える技術持ってる奴のどっちかだべ」


雪乃「その通りね」


結衣「うう…」


八幡「おめえも絶対ぇなんかあんべ、ゆっくり探せや」


結衣「うん…」


雪乃「そういえば、来月から部費の予算が削られるのよ」

八幡「あ?部費なんざあったのかよ?」

雪乃「クッキーの材料費は部費から出たわ、これが帳簿よ」ペラ


八幡「おお家庭科室で使った分の、こんなんやってたんだな」

結衣「…あれ?この額だと変じゃない?」

八幡「あん?」

雪乃「どこかおかしいかしら?」


結衣「この消耗品費とかさ、何にこんなに使ったの?」

雪乃「いちいち買いに行くのも手間だからまとめて買うのよ」


八幡「面倒がるんだなおめえも」


雪乃「奉仕部の性質上、受ける人間がいないと成り立たないもの。予算が繰り越せるならいいのだけれど」


結衣「それはそうだけどさ、次からはあたしとヒッキーが入ったから減らせるよね?」

八幡「確かにその通りだべ」


結衣「他は今のとこは大丈夫そうだね、後は依頼の内容によるかな。予算が繰り越せないのが痛いけど、必要な分だけ買えば多分カツカツにはならないよ」


八幡「おうおう…ん?」

雪乃「由比ヶ浜さん」

結衣「なに?」

八幡「おめえ特技あんじゃねえか」

雪乃「これなら予算が減らされても問題ないわ、由比ヶ浜さんには部費の管理をお願いしたいのだけれど」

結衣「あたしが?」

八幡「金勘定バッチリじゃねえか」

結衣「そ、そうかな?」
雪乃「決まりね」

八幡「部費の管理夜露死苦!」

雪乃「夜露…よろしくね由比ヶ浜さん」

結衣「任せて!」

比企谷家

八幡「たでえま」

小町「おかえりお兄ちゃん」

八幡「おう」

小町「お母さんから親不孝者のお兄ちゃんにプレゼントだって」ペラッ

八幡「あん?なんだこりゃ…塾?」

小町「お兄ちゃん成績は割と良いけど、素行が悪いからできるだけ成績上げろだって」


八幡「母ちゃん、中学の時の先公とおんなじ事言ってらぁ」


小町「大人は喧嘩両成敗だからね」



八幡「両成敗なんざそんなもん嘘っぱちの保身第一のクズだったから跳ねっ返ってやったけど母ちゃんが言うならしゃあねえな、ちょっくら場所見てくらぁ」



小町「行ってらっしゃーい」



八幡(ここか)

「…」

八幡(あ?なんでこんなヤンキー女が塾にいんだ?TPOを知らねえのか?)

「…」

八幡(なに見てんだ?指名手配犯のツレでもいたのか?)

「…」スタスタ

八幡(どれどれ、どんなワルなんだ?…あ?スカラシップ?学費免除又は割引だぁ?めちゃくちゃナイスな制度だなおい)

比企谷家

八幡「学費安くできそうだべ」

小町「そうなの?」

八幡「スカラシップとかいう制度があってよ、成績優秀者ならかなり安く上がるらしいべ」


小町「お母さん喜びそうだね」

八幡「親不孝者にしちゃ上出来だべ」

寝るわ!明日も夜露死苦!

続き書いてくんで夜露死苦!

翌日 二時間目

静「おい比企谷」

八幡「押忍!なんスか?」

静「重役出席とは大層な御身分じゃないかね」


八幡「恐縮っス!」


静「誉めてない!」


八幡「あ、そうなんスかすんません」


静「遅刻の言い訳を聞いてやろう」


八幡「押忍!塾行ってたもんで予定が狂っちまって、単車で走る予定が遅くなっちまいまして、結局寝坊しました!」

結衣(そういえばバイク乗ってるって言ってたなぁ)

静「遅くまで走るなぁ!」ガコォン!

八幡「ぐおおお!」ゴロゴロ

結衣(教科書の角で殴った…痛そう)

静「はあ…では、授業を始める」

沙希「すんません寝坊しました」ガラガラ

静「お次は問題児二号か、気をつけるように」

沙希「はい」ツカツカ

八幡「ぐむぅ…はっ!?黒のレース!」クワッ


沙希「…バカじゃないの?」

八幡(あん?こいつ昨日のヤンキー女じゃねえか)

奉仕部

結衣「そういえばヒッキーってさ、どうやってバイク買ったの?」

八幡「あ?どういう意味だよ?」

雪乃「恐らくバイクの購入資金の元が知りたいのよ」

結衣「そうそう、どうやったの?」

雪乃「私も気になってきたわね」

八幡「んなもんバイトに決まってんべ」

結衣「え?バイトしてるのヒッキー?」

雪乃「意外と言えば意外ね、毎日部活に来ているのにアルバイトなんて可能なのかしら?」

八幡「奉仕部に入るから辞めたけどよ、単車の金貯めるまではひたすらバイトやってたべ」

結衣「何のバイトなの?」

雪乃「接客業ではなさそうね」

八幡「バーテンやってたべ」

結衣「え?」

雪乃「バーテンダーの事よね?」

八幡「おうよ、バーテン辞めたから他の土日だけ入れるバイト探してっけど中々無くてよぉ」

雪乃「なるほど、まっとうに働いたお金だったのね」

結衣「カツアゲとかしないもんねヒッキー」

八幡「ったりめぇだろが、夕方から朝まで働けるから稼げたんだけどなバーテン」

雪乃「朝まで?」

結衣「あれ?高校生ってたしか…」

八幡「何か良いバイトねえかなぁ」

雪乃「それってあなた」
ブーンブーン

八幡「あん?小町からじゃねえか、もしもし?」

結衣「小町?」

雪乃「…」

八幡「おうおう、あ?なんだそりゃ?別に構わねえけどよ、分かった部活終わったら詳しく聞いてやんよ」ピッ

雪乃「急ぎなら帰っても構わないわよ」

結衣「小町って誰?」

八幡「言ってなかったか?妹だべ」

雪乃「妹がいたのね」

結衣「何の電話だったの?」

八幡「友達が相談したい事があるからっつって電話してきてよぉ」

雪乃「相談ですって?」
結衣「あたしたちの出番じゃないの?」

八幡「それもそうか、おめえらも来てくれや」

お休みの時間だコラァ!明日も夜露死苦!

続き書いてくんで夜露死苦!

比企谷家

八幡「…」ピキッ

!?

大志「初めましてお兄さん、川崎大志と言います」

八幡「おう兄ちゃん"海"と"山"ならどっちが好きだ?五秒以内に選べや」ピキピキ

大志「え!?」

雪乃「初対面で殺害予告をしないの」

結衣「殺害!?」

小町「お兄ちゃん昔に戻ってるよ」

八幡「戻ってなんざねぇよ、これは大人の"ケジメ"の話っつうんだよ」

雪乃「あなたのそれは本職じゃない…」

結衣「ダメな方に大人になってる!?」


八幡「次、お兄さんなんて呼んだら指飛ばすだけじゃ済まさねえぞ?」


大志「すみませんでしたぁ!」

八幡「分かりゃいいんだよ分かりゃあ」

小町「はあ…」

雪乃「Vシネマさながらね」

結衣「ヒッキーの迫力で大志君が小さく見える…」

大志「あ、あの…」

八幡「本題を話してくれや」

大志「は、はい」

小町「何事も無かったかのように相談は受けるんだ…」

雪乃「小町さんが彼の逆鱗のようね」

結衣「こんな怖いシスコンヤだなぁ」

八幡「姉貴が朝帰りしてくるだぁ?」


大志「そうなんです、理由を聞いても教えてくれなくて」

小町「最近それが増えてるから心配なんだってさ」

雪乃「学業に支障が出るでしょうから問題よね」
結衣「あ、朝帰りって…」

八幡「若い姉ちゃんなら普通に男のところじゃねえのか?」


大志「どうもそうじゃないみたいで…何か悪い遊びとかしてないか心配なんです」

八幡「その姉ちゃん、おめえさんとキッチリ目を見て話してくれるか?」
大志「え?あ、はい、会話はしてくれます」


八幡「ちっと俺の昔話だ、どんなワケだろうが束になられようが喧嘩で相手を血祭りにした日は家族の目を見て話せねんだ、これが本当の負い目なんつってな」


雪乃「…」

結衣「血祭り…」


小町「お兄ちゃんの場合は返り血とかですぐ分かりましたけどね」


八幡「おめえさんの姉貴はそういう負い目がねえからおめえさんの目を見て話してくれてんだ、不安だろうが信じてやれや、な?」

大志「…」


雪乃「例え負い目が無くても夜に何をしているかは把握しておいたほうがいいわよ」

結衣「もし今は良くてもどこで悪い人に関わるか分からないじゃん」

八幡「そりゃあそうだけどよ、中坊の妹の友達の姉貴に探り入れるのも考えもんだべ?ガッコも違うから情報も少ねえし」
小町「お姉さんはお兄ちゃんと同じ学校だよ?確か学年も」

八幡「あ?」

雪乃「川崎…」

結衣「あ!川崎さん!確かにいるよ!同じクラスだよ!」

八幡「んな奴いたか?」
結衣「いたよ!朝ヒッキーが遅刻した更に後から来たのが川崎さんだよ!」

雪乃「調べてみましょう」

お休みなさいコラァ!明日も夜露死苦!

続き書くんで夜露死苦!

翌日

八幡「あのヤンキー女だったのか、ガラ悪りい姉ちゃんだなおい」

結衣「人の事言えないでしょ?」

八幡「違ぇねえ」

結衣「でも、川崎さんって誰とも話さないから周りの人からは調べられないよ?」

八幡「一匹狼か、確かに女だてらに強ぇだろうなありゃ」


結衣「分かるの?オーラとか見えるの?」


八幡「んなスピリチュアルなハナシじゃねえよ、体の動かし方やら重心で分かんだよ」


結衣「あたしには普通にしか見えないよ」


八幡「ありゃ空手屋だべ、間違ぇなく黒帯持ちだべ」

結衣「黒帯!?すごい!」

八幡「空手だろうが柔道だろうが、黒帯取るにゃ長年やらねえと無理だからな、やらねえで済むならやりたくねえな」

結衣「川崎さんを探るなら空手の話から入る?」

八幡「得策じゃねえな、俺が空手の話を聞くと喧嘩売られてると勘違いされちまうし、おめえが聞くとミーハー感があるから本題に入る前にあしらわれちまう」

結衣「うーん…」

八幡「生徒同士のやりとりがうまく行かねえなら、先生に頼んでみるべ」
結衣「平塚先生かぁ」

静「うっ…うう…」シクシク

!?

八幡「先生何があったんスか!?」

結衣「川崎さんって平塚先生より強いの!?」


静「わ、私が30だからって…ひぐっ…生徒の心配よりも自分の心配しろって…ひぐっ」グシグシ

八幡「さすが空手屋ヤンキー女…急所をためらいなく突きやがる…」

結衣「空手関係ないよね?言葉の暴力だよね?」
静「もうおうち帰る…」フラフラ

八幡「あの格闘王平塚静がボロ負けか…なんて女だ川崎沙希…」


結衣「あれ?いつから格闘技の話になったの?あれ?」


八幡「こうなったら、喧嘩王比企谷八幡の出番だな」ゴキゴキ


結衣「おーいヒッキー、何かおかしいよ戻ってきてー」

八幡「つうわけで川崎には空手王の称号を付けてぇんだけどよ」

雪乃「…あなた達に脱線癖があるのはよく分かったわ」

結衣「え!?あたしも!?」

雪乃「むしろ由比ヶ浜さんを見逃す意味が分からないわ」


結衣「はい…」


八幡「そんならおめえにゃ何か考えあんのかよ?空手王以上の称号付けられんだろうな!?あぁ!?」


雪乃「称号じゃないわよ!」

一時間後

カマクラ「にゃー」

八幡「連れて来たぞ」

雪乃「ありがとう」ナデナデ

カマクラ「ゴロニャン」ゴロゴロ

八幡「猫連れてきて何すんだよ?」

雪乃「川崎さんだって猫の魅力にはかなわないはずよ」ナデナデ

八幡「…」

雪乃「もし猫が甘えてきたら、必ず川崎さんだって隙を見せるわ、それなら話もしやすいと思うの」ナデナデナデナデナデナデ

八幡「…あのよ、おめえが猫を…」

雪乃「?」キラキラ

八幡「いや、なんでもねえ」

雪乃「♪」ナデナデ

カマクラ「にゃー」ゴロゴロ

お休みの時間だコラァ!明日も夜露死苦!

続き書いてくんで夜露死苦!

ブーンブーン


八幡「あ?もしもし?おう、いるぞ、おおマジか分かった」ピッ

雪乃「川崎さん遅いわね」ナデナデ


カマクラ「にゃー」ゴロゴロ

八幡「川崎、猫アレルギーだってよ」


雪乃「…」

カマクラ「にゃー」ゴロゴロ

八幡「おめえだけ得しちまったな」

雪乃「猫が通用しないなんて…」

八幡「万策尽きたってか」

雪乃「困ったわね」


結衣「どうしよう」

小町「うーん…」

大志「あの、今家から連絡あって、エンジェルなんとかから電話が来たみたいなんですけど」

八幡「…エンジェルなんとか?」

雪乃「調べてみましょう」

結衣「だね」

八幡「…まさか、な」

大志「おねがいします」

すまねえ!具合悪りいから寝るわ!二、三日書けるか分かんねえんで夜露死苦!

復活したんで夜露死苦!テメエら生牡蠣には気をつけろ!ありゃ宇梶さんよりヤベエぞ!

雪乃「ここがエンジェルの名前の付いたメイド喫茶ね」


結衣「入るの初めてだよ」


八幡「冥土喫茶ってなんだよ?誰を地獄に叩き落とすんだ?」

雪乃「そっちの冥土じゃないわ、接客する従業員がメイドなだけよ」


八幡「あ?誰が提供しても同じじゃねえのか?」

雪乃「需要があるから供給が成り立つの、いわゆりスキマ産業ね」


八幡「そう言われりゃ納得だべ」


結衣「ゆきのんヒッキーの扱い慣れてきたね」


雪乃「不本意ではあるのだけれどね」


八幡「うっしカチ込むか」ゴキゴキ


雪乃「待ちなさい!」

八幡「んだよ?」バキボキ

雪乃「あなた、今何をしようとしているの?」


八幡「だからカチ込みつってんだろ」

結衣「えっと、殴り込みってやつ?」

八幡「だべ」

雪乃「駄目に決まってるでしょう!」

結衣「いきなりそんなんしたらとんでもないことになるよ!」

八幡「分かってんよ、探り入れてクロならブチのめすからよ」

結衣「ブチのめしたらダメだってば」

雪乃「最悪荒事がありそうならあなたに任せるから、それまでは大人しくしてなさい、分かったかしら?」

八幡「手っ取り早くてよくねぇか?」

雪乃・結衣「ダメ!」

心配してくれてありがとよ!

店内

オカエリナサイマセゴシュジンサマ、オジョウサマ


八幡「なんだこりゃ…」
雪乃「こういうものらしいわ」

結衣「制服可愛いなー」

「お帰りなさいませご主人様、三名様でございますね」

八幡「え、ああ、そうっス」

「フローレンシアの猟犬の名に誓いましてご主人様とお嬢様へ最高のおもてなしをさせて頂きます」


八幡(この女やべえ…何か下手打ったら一瞬で殺られる)


雪乃(出勤している従業員には川崎さんはいないみたいね)キョロキョロ


結衣(本場のメイドさんみたいな人だなー)

「どうぞこちらへ、ご案内いたします」

八幡(やっぱ冥土喫茶じゃねえかよ)

雪乃「!」

結衣「どしたのゆきのん?」

雪乃「メイド服の貸し出しをしているみたいね」
結衣「着てみたい着てみたい!」


八幡「…」


雪乃「試着ついでに川崎さんの名前があるか調べてみるわ、待ってて」

結衣「すぐ戻るからね」

八幡「…おう」

八幡「なあ猟犬さんよぉ」


「答えられる範囲には限りが御座いますがお申し付け下さい」



八幡「カタギがヤクザもんのフリするのも良くねえけどよ、ヤクザもんがカタギの皮被るのぁもっとタチが悪りぃと思わねえか?」


「…」ピクッ


八幡「あんたに喧嘩売る気はねえよ、売っても取り返しがつかねえくらい高くつくのが分かってるからよ」


「そうなるとますます質問の意図が分かりかねますが」



八幡「簡単だべ、お互いワケありみてえだからこの場は目をつむり合えば誰も痛い目を見ねえで済むっつう提案だべ」


「制服の試着にかこつけてメイドのプライバシーの侵害を見逃せと?」


八幡「探してる奴がいてよ、そいつがいねえようならもう二度と来ねぇから見逃してくれや」


「…またのお帰りをお待ちしております」

八幡「あ?」


「端的に申し上げますと、交渉成立といたします」


八幡「たまには金落とせってか」


「ただし、次にメイドを調べるなら相応の覚悟でお臨み下さい」


八幡「臨んだら最期ご臨終っつうワケだ、しゃあねえな」

雪乃「待たせたわね」


結衣「に、似合ってるかな?」


八幡「おう、似合ってるぜ」

「大変見目麗しゅう御座います、お似合いで御座います」

雪乃「…?」

結衣「ヒッキー、なんかメイドさんと仲良くなってる…」


八幡「プロの仕事はこんな感じですげえもんなんだよ」(マトを冥土に送る方が得意なんだろうがよ)


「恐縮で御座います」



雪乃「川崎さんはいないみたいよ、次へ行きましょう」

ゴシュジンサマトオジョウサマガオデカケデス


\イッテラッシャイマセ/



八幡「カチ込まなくてよかったべ」


雪乃「ちゃんと考え直したのね」


結衣「あのメイドさん凄かったね!本物みたいだったよ!」


八幡「確かにすげえなありゃ」


雪乃「あの従業員が気に入ったのかしら?」


結衣「えー」ジトー


八幡(おめえらブッ殺されるとこだったんだぞ!)

八幡「やっぱここか…」
雪乃「早いわね比企谷君」

結衣「ドレス選ぶの遅くなっちゃってごめんね」

八幡「ドレスコードあっからしゃあねぇやな」

雪乃「この店を知っているの?」

結衣「なんか変じゃないヒッキー?」

八幡「そりゃ、元バイト先だからだべ」

雪乃・結衣「え?」

眠みぃから寝るぜ!心配掛けて済まねえな!明日も夜露死苦!

続き書いてくんで夜露死苦!

八幡がカチ込むつもりだったのは女を食い物にしていると思ってたからなんで夜露死苦!

八幡「辞める時に人手が欲しいつってたからな、俺がいなくなった枠にあの姉ちゃんが入ったんだろうよ」


雪乃「それを早く言いなさい」


結衣「メイド服試着できて楽しかったけどさ」


八幡「悪りい悪りい、まさかこんなに世間が狭いなんて思わなくてよ」(あのメイド服が死に装束になりかけてっけどな)



雪乃「話は変わるけれど、あなたのその格好本職みたいよ」


結衣「Vシネマで似たような格好してる人見たことある」


八幡「哀川翔さんスタイルだべ」ドヤッ


雪乃「腹の立つ得意顔ね…」

結衣「ひたすらいかつい」

八幡「店入ってみるべ」

八幡「オイッス」

ヒキガヤクンジャナイカ!

アノヨウジンボウケンバーテンノヒキガヤクンカ!

雪乃「用心棒だったのね…」

結衣「元ヤンじゃないじゃん!バリバリじゃん!」

八幡「酒癖の悪りいお客さんは他のお客さんに迷惑だからな、たまに帰ってもらってたべ」


雪乃「毒をもって毒を制すとはこのことね」


結衣「結構親しんでる…」


沙希「注文は?」

八幡「お、せっかくだし姉ちゃんも一杯どうよ?」

沙希「仕事中なんで遠慮します」

雪乃「あら、もうすぐ帰らないといけない時間じゃないかしら?」

結衣「なんで?」

八幡「高校生は基本22時には帰るもんだべ」

沙希「金がいるんだよ」

八幡「ゼファーでも欲しいのか?安く買えるようにしてやろうか?」


沙希「バイクじゃない、大学に行く学費を稼いでる」

雪乃「だからといって朝まで働くのはどうなのかしら?」

結衣「うーん…」

八幡「おめえが恵まれてるだけで、世の中働かねえと食えねえやつなんざ腐るほどいんだよ」

雪乃「…」

結衣「ゆきのんが悪いんじゃないでしょ?」

沙希「不自由のない奴に不自由な人間の苦労を一般論でとやかく言われたくない」

八幡「その中で不満を垂れずに必死こいてる川崎を俺ぁなんとかしてやりてえな」

沙希「できるならしてみなよ」

八幡「バイト終わったら近場にマックあんの知ってんな?」

沙希「…」コク

八幡「耳寄り情報あっから来いや、代金置いてくな」

雪乃「…」

結衣「ゆきのん…」

沙希「ありがとうございます」

八幡「雪ノ下よぉ」

雪乃「何かしら?」

結衣「どしたのヒッキー?」

八幡「先生から聞いたけどよ、おめえは持たざる者になんやらかんやらっつう話だべ」

雪乃「私の義務だと思っているわ」

八幡「魚の捕り方を教えるっつうのぁ立派な理念だとは思うがよ、どうも綺麗過ぎると思うべ」

雪乃「なんですって?」キッ

結衣「ヒッキー?」


八幡「生まれ育ちバラバラで不平等な世の中で、てめえの生き様曲げねえと野垂れ死ぬ奴の方が多いべ」


雪乃「何が言いたいの?」

八幡「さっきの川崎だって、おめえが振りかざした正論で路頭に迷いかねねえんだわ、正しい手段は罰を受けねえけどよ、その正しい手段が人様の生活を奪っちまうかも知れねえ事まで考えてやんのが俺らの部活の正しい手段じゃねえか?」


雪乃「不正を見逃せというの?」

八幡「不正ってのぁ必要以上に人様を食い物にするクズの所業の事だと思ってんだ」


結衣「必要以上?ヒッキー的には川崎さんのあれは不正じゃないと思ってるってこと?」


八幡「川崎はあの店を食い物にして、あの店は川崎の労働力を食い物にしてんのがそんなに悪りいたぁ思えねえんだよ俺ぁ」


雪乃「あなたもバイク欲しさに今の川崎さんと同じことを同じ店でしていたからでしょう?」


八幡「そうかもな、おめえから見りゃ嫌な見逃せねぇ事件かもしれねえな」

雪乃「その通りよ、だから私は」


八幡「人様を誰よりも真っ当なやり方で生活を奪うんだな?」

雪乃「…」

結衣「…」

八幡「正論だけで人は助からねえんだよ、背負っちまうもんが違げぇんだよ、そん中で目をつぶってやるだけで助かる人様がいんならそうしてやる方がはるかにマシじゃねえのか?」

結衣「でも…」

雪乃「…」

八幡「一回考えてみてくれや、世のため人のためを口にしたんなら唾は飲ませねえぞ」

結衣「…」

雪乃「…」

ねんねするぞオラァ!明日も夜露死苦!

続きブッ込んでくんで夜露死苦!

八幡「悪りい、熱くなっちまって」

結衣「ううん、あたしは大事な事だって思った」
雪乃「綺麗事では生きていけない人がいるのね、私が思っているよりも遥かに」


八幡「理想の反対が現実なワケだしよ、現実とカチ合いながら理想を追うしかねえべ」


結衣「理想かあ、言われてみるとあんまり考えたことないかも」


雪乃「私はよく考えるわ」

八幡「おめえら足して二で割りゃ良い塩梅じゃねえのか?」

結衣「いいねそれ!」

雪乃「私は遠慮したいのだけれど…」


八幡「お、来やがったな」

小町「どもども」

大志「どうもすみませんこんな早くに」

結衣「早くというか遅くというか…」

八幡「間違いなく徹夜明けだべ」

雪乃「依頼主がきちんと見届けに来るのは感心したわ」

小町「そりゃ来ますよ!」

結衣「えらいえらい」

沙希「大志、あんた…」

八幡「俺が洗いざらいおめえの身の上話をしてやった、身内心配させたケジメ代わりによ」

大志「なにも朝まで働かなくても」


沙希「姉弟揃って進学したら家に負担が掛かるでしょ」

大志「だからってそんな…」

小町「お兄ちゃんの話になるんですけどね、高校に入る前は毎日毎日喧嘩してボロボロになって帰って来てたんです」


雪乃「…」

結衣「小町ちゃん…」

小町「相手の血なのかお兄ちゃんの血なのか分からないくらい真っ赤になって帰ってくるたびに泣きそうでした」


八幡「…」


小町「事が落ち着いてきて、お兄ちゃんが喧嘩王なんて呼ばれ出してお兄ちゃんに絡んでくる人がいなくなるまでずっと辛かったです」


沙希「あんた、そんな物騒なことしてたんだ…」
小町「兄妹でも姉弟でも、家族が一人でそんな抱え込むようなマネをされたら他の家族だって辛いんです、お兄ちゃんが一歩間違ったら殺される状況なんて嫌でした」


雪乃「…」

八幡「俺ぁ川崎にゃ強く言えねえからよ、限りなく当事者に近けえ意見を聞かせたくてよ」

沙希「ごめん、大志」

大志「姉ちゃん…」

八幡「耳寄り情報を話す約束だったべ、スカラシップっつうナイスな制度があってよ」

八幡「これであいつもそこまで根詰めることもねえだろ」


小町「お兄ちゃんもガラ悪いのを何とかできればなぁ」


八幡「あぁ!?おめえにゃこの哀川翔さんスタイルの良さが分かんねえのか!?」


小町「分かんないよ!小町ヤンキーじゃないもん!」


八幡「っかぁー、漢の中の漢に憧れるこの気持ちが分かんねえのかよ」


小町「小町は哀川翔よりも反町隆史の方が好きだもん」


八幡「ただの色男じゃねえか、もっとこう男気溢れる奴をだな」


小町「それにしても、結衣さんと知り合ってたなんてね」


八幡「あん?」

小町「お兄ちゃんが事故で入院してたときにお菓子の人の話してなかったっけ?」

八幡「おめえが全部その菓子折り平らげてただろうが」

小町「その菓子折りをくれてたのが結衣さんだよ」

八幡「え、マジ?」

小町「知らなかったの?」

八幡「あいつ、んなこと一言も言ってねえよ」

小町「おっかしいなぁ」

寝るぜこの野郎!週明けまで年末の行事が立て込んでて書けねえから夜露死苦!

続きブッ込んでくんで夜露死苦!

回想



八幡(ヤンキーすんのは中学までだべ、喧嘩王比企谷八幡は死んだ、今日から俺は!優等生比企谷八幡になってやらぁ!)ビキビキッ!


!?


わんわん!

「あ!サブレ!」

八幡「オラァ!」ガバッ!

キキィー!ゴシャッ!

八幡「…おうワン公、俺ぁ浦飯幽助じゃねぇんだ、こんなとこでくたば」ドサッ

結衣「き、救急車!救急車ぁ!」


回想終了



八幡「あん時のワン公の飼い主が由比ヶ浜だったんだな」


小町「血まみれで犬を抱えて仁王立ちしてるお兄ちゃんが目撃者から見ると閻魔大王に見えたとかなんとか」


八幡「マジかよ…俺的には菩薩に見間違えられてると思ってたのによ」


小町「血まみれでガラの悪いヤンキーが犬を抱えてるだけで菩薩に見えた人がいるなら、その人の方が救急車に乗るべきだと思うな」


八幡「何にせよ、ワケあって話さねんだろ」


小町「どうなんだろ?」

八幡「あくまで犬を助けたのぁ俺の判断だからよ、あいつが気にするもんでもねえのにな」

小町「気にしない人はいないと思うよ?」

八幡「俺が霊界探偵になっちまってたらちったぁ愚痴るだろうがよ、死人ゼロでギャーギャー言わねえべ」

小町「結衣さんに言いなよ、少しは気が楽になるんじゃないの?」

八幡「しゃあねえな」

小町「結衣さん的に避けたい話題なら無理したらダメだよ?」

八幡「分かってらあ」

就寝すっぞコラァ!年明けまで週末は更新出来ないんで夜露死苦!

続き書くんで夜露死苦!

学校

八幡「押忍!おはようございます先生!」


静「ああ比企谷、三十路女にそんなに元気よく挨拶なんかしてくれるなんてときめくじゃないか」


八幡「あのダメージが残ってますね」

静「まあな、それより何か用があって来たんじゃないのか?私目当てなら大歓迎だが」


八幡「そういやそうでした、先生は俺の事故の件はどこまで知ってるんスか?」


静「どこまでもなにも、あの事故のほとんどは把握しているに決まってるだろう」


八幡「ちっと気になったんスよ、当事者は俺と由比ヶ浜なのも知ってるんスね?」

静「ん?その質問の仕方だと知らなかったのか?」

八幡「そうなんスよ、いや俺がワン公助けたから感謝しろとか言いてえんじゃなくてですね…」


静「ふむ…由比ヶ浜の事も知らなかったなら、雪ノ下を送迎していた車が君を跳ね飛ばしたのも知らないみたいだな」


八幡「え?」

静「状況から見ても避けようのない事故だったからな、運転手も微々たる処分で済んだようだ」


八幡「おお!そりゃ良かったっス!」


静「奇妙な事に奉仕部のメンツはあの事故の関係者で出来ているな」


八幡「って事ぁ、由比ヶ浜は雪ノ下と俺に負い目があるっつうワケなんスね」


静「元を辿ればあの子に辿り着いてしまうからな、普段の振る舞いでは分からないが内心では自分を責め続けているのかも知れないな」


八幡「んなもん誰も得しねぇっつうのに」


静「理屈じゃ無いんだろう、君は下手すると死んでいたわけだし、雪ノ下は君を跳ね飛ばした車に乗っていたのだから精神的に辛いものがあっただろうからな」

八幡「アホっスねあいつ」

静「そう言ってやるな、あの子の優しさがそうさせるんだからな」


八幡「すんませんでした先生、色々助かりました」


静「気にするな」


八幡「どっかで由比ヶ浜にハッパ掛けてやります」


静「そうしてやるといい」

放課後

結衣「な、何かな?いきなり呼び出して…」ドキドキ


八幡「由比ヶ浜よぉ、おめえ無理すんなよ?」


結衣「…無理?」


八幡「俺があのワン公助けたからっつって恩に着るこたねえべ」


結衣「え、あ、え?え?」


八幡「俺に気ぃ使ってやりたくもねえ部活に入らなくてもよかっただろうによ」



結衣「…」カタカタ


八幡「友達の多いおめえが、人付き合い
ないがしろにしてまで自分を追い込む…」


結衣「ごめん…迷惑だったんだね」


八幡「あ?」


結衣「あたし奉仕部辞めるよ、ごめんね?ちゃんとお詫びはするから…だから…」ポロポロ


八幡「お、おい?何で泣いてんだ?」

結衣「バイバイ…」タッタッタッタッ…

八幡「なんだあいつ…」

奉仕部

八幡「なぁ雪ノ下、由比ヶ浜がいきなり泣きながら部活辞めるっつって…」


雪乃「今さっき退部届を渡されたわ、あなた何をしでかしたの?」


八幡「んなもん俺が聞きてえよ」


雪乃「いいから由比ヶ浜さんのやり取りを話しなさい」

八幡「…初めは小町に…」

雪乃「あなた馬鹿ね」


八幡「あ?」


雪乃「その言い方だと由比ヶ浜さんが奉仕部にいると迷惑だと言われたようにとられるじゃない」


八幡「逆だべ、俺と雪ノ下がいる奉仕部にとっ捕まる意味がねえっつってんだよ」


雪乃「だから…自分を責め続けている由比ヶ浜さんからするとあなたの本意とは真逆の意味に聞こえるのよ」


八幡「あ」


雪乃「由比ヶ浜さんは気にし過ぎではあるのだけれど、あなたはあなたで気にしなさ過ぎよ…」

おやすみオラァ!また明日夜露死苦!

続き頑張っからよぉ!夜露死苦ぅ!

八幡「んなもん気にする意味ねえだろうが」


雪乃「あなたのその大黒柱のような太さの神経では分からないのでしょうけど、由比ヶ浜さんのようなまともな人間なら気にするものなのよ」


八幡「わーったよ、それもひっくるめてあいつにゃ詫びいれるわ」


雪乃「そうした方がいいわね」

八幡「おう由比ヶ浜、もっぺんツラ貸せ…」

結衣「!」タタタタタタ…

八幡「あ、おい!」

結衣(何であんな事言っといて普通に話しかけてくるの!?しかもなんかツラ貸せやとか怖いし!)

雪乃「昨日の今日では難しいようね」

八幡「あんにゃろう無駄に逃げ足速えんだ」

雪乃(ヤンキーに追われたなら恐怖も一入なのでしょうけれど)

八幡「下駄箱に手紙でも仕込むか?」


雪乃「果たし状でも送るつもり?」


八幡「果たし状は受け取るもんだべ」

雪乃「はあ…」

すまねえ!今日はかなり疲れてっから明日また書くんで夜露死苦!

続き行くぜ!夜露死苦!

八幡「まあいいべ、そのうち捕まえっからよ」

雪乃「そう簡単に行くかしら?」


八幡「あん?」

雪乃「無闇に女子生徒を追いかけ回すヤンキーを見て、他の人はどう思うのかしら?」


八幡「青春してるとか思うんじゃね?」


雪乃「保証してもいいけれど、決して絶対ありえないわ」


八幡「マジか、ナンパ野郎に間違われんのか」


雪乃「違うわよ?単なるガラの悪い変質者に追われる可哀想な女子生徒がいると思われるのよ」

八幡「変質者に間違われんのか…そりゃイヤだべ」

雪乃「そういえば、由比ヶ浜さんの誕生日が近いはずよ」

八幡「そうなのか?」

雪乃「アドレスに誕生日らしき数字が入っていたのよ」

八幡「ほう」

雪乃「せっかくなのだし、誕生日を祝いながらあなたの考えを話せばいいと思うわ」

八幡「うし、由比ヶ浜にゃ奮発してやっか!」

雪乃「そうするといいわ」


八幡「何にすっかな、釘バットとかアリだよな」
雪乃「待ちなさい」


八幡「お?普通の金属バットのがいいのか?」


雪乃「誕生日プレゼントのつもりで釘バットとか言っているのよね?」


八幡「釘バット高けぇんだぞ?木製バットに釘を仕込む手間を考えりゃすげえ…」

雪乃「そんな凶器いらないわよ!」

八幡「え?じゃあメリケンとか…」

雪乃「凶器そのものがいらないわよ!」

八幡「そうなのか?」

雪乃「はあ…もういいわ、休みの日に一緒に彼女のプレゼントを選ぶわよ」

八幡「おめえも買うのか?」

雪乃「最初からそのつもりだったのだけれど、あなたのセンスがあまりにも酷いから監視も兼ねて一緒に行くわよ」

八幡「別にいいけどよ」

休日ららぽーと

雪乃「来たわね」

八幡「おう」

小町「どうも雪乃さん、兄をよろしくお願いします」

雪乃「あら、小町さんも一緒なのね」

小町「このバカヤンキーは毎年毎年小町に物騒な物しか渡さないんですよ」

雪乃「想像がつくわね」
八幡「護身用にゃうってつけだろが」

小町「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリって年々小町の部屋に凶器が増えて行くんですよ全く…」

雪乃「妹をどうしたくてそんなものを…」

八幡「マキシマムザホルモンだべ」ボソッ


小町「バイクでフラッと出掛けたと思ったらお土産に木刀とか渡してくるし、そろそろ友達呼べなくなっちゃうよ!」


雪乃「律儀に捨てないで置いているのね…」


八幡「今やおめえの部屋のがヤベえもんな」ゲラゲラ

小町「誰のせいだと思ってんの!?」

寝るぞコラァ!また週明け書くから夜露死苦!ついでに先に言うけど23日も書けねえから悪りいな!

続き書いてくんで夜露死苦!

八幡「うははははは!」

小町「うはははははじゃないよ!」


雪乃「小町さんも苦労しているのね…」


八幡「うっし!さっさと買い物するべ!」


小町「はあ…」

二時間経過

八幡「意外と迷うもんだな」


雪乃「渡せばいいというものでもないのよね」


八幡「お?小町どこ行った?」


雪乃「あら?さっきまでいたはずなのだけれど」


ピロリロ


八幡「小町からメールだべ、急用できたから帰るっつってる」


雪乃「仕方ないわね」

ワンワン!

八幡「あん?」

雪乃「犬…!」ビクッ

ワンワン!

八幡「このワン公…」

結衣「すみません!うちのサブレが…あ」

八幡「あ」

雪乃「あ」

結衣「そ、そっか…二人は…」

八幡「?」

雪乃「由比ヶ浜さん、週明けに部室に来てもらえないかしら?」

八幡「すぐ済むからよ」

結衣「…あんまり聞きたくないけど…分かったよ」


雪乃「ありがとう由比ヶ浜さん」

結衣「もう行くね!」


八幡「おう」

雪乃「また学校でね」

八幡「にしてもよぉ、おめえの頼みなら通んだな」


雪乃「人徳の差ね」


八幡「仏かてめえは」


「雪乃ちゃん?」


八幡「?」


雪乃「姉さん」

陽乃「ほうほう、雪乃ちゃんもデートする年頃なんだねぇ」チラッ

八幡「…」

雪乃「そういうわけではないのだけれど」

陽乃「またまたぁ、ワルな彼氏なんか作っちゃって、お姉ちゃん心配だよ」チラッ

雪乃「何か用かしら?」

陽乃「妹が男連れだったからつい気になってさ、どうも初めまして!雪乃ちゃんの姉の雪ノ下陽乃です」


八幡「比企谷八幡っす、彼氏じゃねえっすよ」


陽乃「えー?本当に?雪乃ちゃんが男の子連れてるなんて一回もなかったんだよ?」


八幡「そうなんすか?」

陽乃「だからてっきり火遊びに目覚めたのかって思ってさ」


八幡「良いお姉さんっすね」

陽乃「でしょ?もし彼氏じゃなくても雪乃ちゃんを大事にしてあげてね?」

八幡「いやいや、お姉さんがいるなら大丈夫っすよ」

陽乃・八幡「ははははは!」

雪乃(意気投合してる…)

陽乃「さて、邪魔しちゃ悪いから行くね、バイバイ」

八幡「…いい姉ちゃんだな」

雪乃「ええ、本当に」

八幡「おめえが心配でたまらねえっつう感じだったべ」

雪乃「!」


八幡「偶然おめえを見掛けて、連れてるのが俺だったから釘刺しに来たってところか」


雪乃「姉さんの仮面が分かったの?」


八幡「擬態してる奴ぁ分かるべ、あの様子だとすげえ切れ者で一切抜かりのねえ化け物なんだろ?だからわざわざ俺に向かって名前を名乗って俺を値踏みする問答をいくつかぶつけたんだべ」


雪乃「おそらく正解よ」

八幡「で、眼鏡に適ったからしばらくは泳がせてもいいっつう判断をしてどっか行った、女優も真っ青になっちまぁよ」


雪乃「初めてよ、姉さんの本質を見抜いた男は」

八幡「俺が見抜いたっつうより、あの姉ちゃんがてめえの武器をちらつかせたんだろうよ」

雪乃「武器?」


八幡「妹泣かせたら暴力だろうが何だろうがキッチリブチのめすからなってなもんよ、必要最低限だけ見せて、底を見せねえように用心深く俺に言ったじゃねえか」

雪乃「…」

八幡「おめえの姉ちゃん怖ええな」

おやすみなさいコラァ!明日も夜露死苦!

下手クソ上等!続きブッ込んでくんで夜露死苦!

雪乃「怖い、ね…」

八幡「おう、喧嘩王比企谷八幡改め土下座王比企谷八幡になりそうだべ」

雪乃「プライドは無いのかしら?」


八幡「つまらねえプライドでブッ殺されたらたまんねえよ、切れ者・強者・美貌を兼ね備えてる女相手にどうやって勝てんだよ?そもそも女は殴らねえぞ俺ぁ」


雪乃「賢明な判断よ」

八幡「最近おっかねえ女によく出くわすべ」

雪乃「よく出くわす?」

八幡「まあな、それより由比ヶ浜のプレゼント考えるべ」


雪乃「そうしましょう」

八幡「うっしゃ、これにするべ」

雪乃「首輪?」

八幡「あのワン公向けにな」


雪乃「なるほど、私もこれにするわ」

八幡「おっ、あいつにぴったりじゃねえかそのエプロン」

雪乃「デザイン重視よ」
八幡「ならそれ買って解散すっか、今日はありがとな」

雪乃「ついでよ、気にしないで」

今日は短くてすまねえが終わるぜ!明後日また夜露死苦!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月24日 (火) 22:13:22   ID: 4vhxjlmN

夜露死苦!

2 :  SS好きの774さん   2015年11月29日 (日) 20:03:32   ID: FidDyrVD

テニス回で葉山君と三浦さんションベンちびってそうですな。

3 :  SS好きの774さん   2015年12月08日 (火) 17:31:43   ID: WacE0BIY

面白い
更新夜露死苦

4 :  SS好きの774さん   2015年12月08日 (火) 19:45:31   ID: A-VqbVne

続き夜露死苦

5 :  SS好きの774さん   2015年12月09日 (水) 21:42:46   ID: n6H_WoQP

つづき夜露死苦ぅ!!

6 :  SS好きの774さん   2015年12月14日 (月) 08:23:10   ID: CyJOYGqn

続き夜露死苦うう!

7 :  SS好きの774さん   2015年12月14日 (月) 17:52:36   ID: TQTih_WT

続き待ってるんでッ
四露死苦!!

8 :  SS好きの774さん   2015年12月14日 (月) 18:42:07   ID: MxAz0D56

面白いやんけ!!続きめっちゃ気になる!!  四露死苦!!

9 :  SS好きの774さん   2015年12月22日 (火) 12:09:41   ID: EUcwcy7x

いいSSだぜ!
この調子で夜露死苦!!

10 :  SS好きの774さん   2015年12月26日 (土) 05:06:01   ID: vxfdujJo

面白いやんけ!!続きめっちゃ気になる!!  四露死苦!!

11 :  SS好きの774さん   2015年12月27日 (日) 20:52:01   ID: iaehpppe

面白いぜ!
続きも夜露死苦!!

12 :  SS好きの774さん   2016年02月20日 (土) 19:34:38   ID: aAOjw6WY

お前らノリいいなw
続き夜露死苦!

13 :  SS好きの774さん   2016年04月03日 (日) 03:10:54   ID: xBlKRVIa

おまえらのノリについていけないんだけど…
続き夜露死苦!

14 :  SS好きの774さん   2016年04月05日 (火) 22:17:07   ID: 7DIyYWGU

べるぜバブの男鹿みたいなイメージでいいかな?

15 :  SS好きの774さん   2017年04月08日 (土) 07:07:18   ID: vtKygyPg

はよ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom