勇者「この魔界は人間の物となった!」>>2「くそっ!」 (29)

>>2「私は人間なんかに屈しない!」

勇者「ほう、なかなか威勢がいいな。面白そうだ、俺の奴隷になれ」

>>2「殺す・・・殺してやる!」

兵士「っ!勇者さん危ない!!」グサッ

勇者「そっ・・・そんな」

兵士「あなたの為に死ねるなら・・・本望です・・・」

勇者「ああっ、なんてことだ!」

>>2「もう邪魔は居ないな。次は確実に殺す」

勇者「よくやった!」

>>2「え?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447486864

女魔王

勇者「魔王よ、感謝するぞ!」

女魔王「お、お前は何を言っている・・・?」

勇者「そのままの意味だ」

女魔王「そのままの意味・・・」

女魔王「ならお前は、仲間を討った我に激高するどころか礼を述べたというのか」

勇者「あれは仲間じゃないんだ」

勇者「俺の監視役さ」

女魔王「・・・監視役だと?」

勇者「これで俺は自由の身だ。国に縛られることなく、時間を自由に使える」

勇者「さあ魔王。いや、勇者の奴隷よ。早速行くぞ」

女魔王「どこへ行くというのだ」

勇者「>>7に行く」

現代日本

女魔王「二ホンだと?初めて聞く国だ」

勇者「人間界でも魔界でもない世界にある国家の名だ」

女魔王「そのような所へどうやって行こうというのだ!」

勇者「>>11すればいい。そうすれば二ホンへ行ける」

亡命

女魔王「この魔界を捨てろというのか」

勇者「すでに魔界は人間の物。未練は断ち切るんだな」

女魔王「くそっ!」

勇者「さあ、行こう」




国交大臣「駄目です」

勇者「我々二人だけだ!二人ぐらいいいだろう!!」

国交大臣「我が国は亡命者を受け入れませんので」

勇者「頼む・・・頼むから・・・」

女魔王「な、なあ勇者よ。もう諦めよう」

勇者「なに言っているんだ魔王!誠意が伝われば、きっと・・・」

国交大臣「誠意の問題ではありません。どうかお引き取りを」

勇者「そこを、そこをなんとか頼む・・・」

国交大臣「お引き取り下さい」

勇者「・・・」

勇者「人が・・・」ボソッ

国交大臣「何かおっしゃいましたか?」

勇者「人が下手でたら良い気になりやがって!」ザクッ

国交大臣「っ!その剣・・・コスプレではなかったのか・・・」バタッ

警備「大臣!」

警備「至急!至急応援を!!大臣が刺された!!」

女魔王「勇者!たくさんの足音が近づいてきている!逃げよう!」

勇者「しゃらくさい!ギガデイン!」

女魔王「ちょっ」

どがああああああああああああんん





『霞が関が消え去った』
この事実はすぐに世界中をかけめぐることとなった
日本の中枢、霞が関。日本を維持するための機関が無くなった


米大統領「何があったんだ?」

エージェント「巨大な落雷によって建物や人が土地ごと消滅したようです」

米大統領「そんなバカな。それほど大規模な自然災害が発生するなどと聞いたことがないぞ」

エージェント「日本に対する支援はどのように?」

米大統領「至急調査隊を派遣しろ。今はそれだけでいい」

エージェント「畏まりました」



勇者「おい、しっかりしろ」

女魔王「・・・はっ!・・・ここは?」

勇者「二ホン国民の住居を占拠した。暫くここを根城とする」

女魔王「・・・一般人の住居を略奪し、そこで暮らすのか。落ちたものだ」

勇者「食料を取ってくる」

女魔王「・・・ああ」




女魔王「・・・もう、魔界へは帰れないんだな」



勇者「ここがツキジか。美味い魚が買えると聞いてやってきたが」

勇者「よくよく考えれば俺は二ホンの貨幣を持っていない」

店長「おっ、そこのコスプレの外人のお兄ちゃん!かっこいいねえ、どこの人だい?」

勇者「・・・なんだお前」

店長「おっと、気を悪くさせちまったな。悪い悪い。これで許してくれ」

勇者「な、なぜ二ホンに>>17が!?」

店長「おっと、気を悪くさせちまったな。悪い悪い。これをあげるから許してくれ」

>>安価↓2

ksk

勇者「一体どういうことだ」

店長「美味いぞー、今朝競り落としたばかりの新鮮なやつだからなあ」

店長「刺身にして食いな!」

勇者「・・・感謝する」

店長「おう!」




勇者「飯だから降りて来い」

女魔王「ふわあ、もう帰ってきたのか」

勇者「なんだ、昼寝していたのか?顔が呆けているぞ」

女魔王「・・・そうまじまじと女の顔を見るな。仕方ないだろ、疲れていたんだ」

勇者「刺身にして食うぞ」

女魔王「これは・・・まさか、カジキマグロか?」

勇者「ああ。二ホンでカジキマグロが手に入るとは思わなかった」

女魔王「懐かしいな、子供の頃に水槽で飼っていた」

勇者「どんな水槽だよ」




女魔王「おい、厨房に包丁が無いぞ」

勇者「嘘だろ?」

女魔王「どうする。これでは捌けない」

女魔王「刺身にできないぞ!!」

勇者「・・・くそっ!」

女魔王「ん?なあ、勇者」

女魔王「その剣を使えばいいんじゃないか?」

勇者「それだ!」

勇者「ていっ」スパッ

勇者「ほっ」スパッ

勇者「そいやっ」スパッ



勇者「できたぞ、食え」

女魔王「頂こう」パク

女魔王「!!」

勇者「美味いだろう」

女魔王「な、なぜこれほどの味わいが・・・」

勇者「二ホンでは釣り上げた魚を特別な方法で保存するそうだ」

勇者「そのお陰で時間が経っても新鮮さを保ち、身に味わいを持たせるのだと教えてもらった」

女魔王「特別な保存方法とは?」

勇者「釣り上げた後、すぐに>>23するそうだ」

膣内中出し

女魔王「おぼろろろろろろおおおおおお」

女魔王「うえ、おお、ろろろおおおおおおおおおお!」

勇者「ちょ、洗い落としてるから。精子洗い落としてるから」

女魔王「うえええ、おおお・・・」

女魔王「・・・」

勇者「おい・・・落ち着いたか?」

女魔王「うっぷ」

勇者「よし、そのまま我慢しろ。机は拭いておくから、お前は水場に行って吐いて来い」

女魔王「・・・」コクッ



女魔王「二ホン嫌だ・・・魔界に帰りたい・・・」

勇者「そう言うな」

女魔王「・・・帰れないならせめて、魚は買わないでくれ」

勇者「美味かっただろ?」

女魔王「そういう問題じゃないんだ」

勇者「でもなあ・・・美味いからなあ・・・」

女魔王「勇者よ、あれはどこで買ってきたんだ?」

勇者「ん?ツキジだが」

女魔王「ツキジか。分かった」



女魔王「『魔王の名を持って命を下す!闇の精霊よ、ツキジを滅せ!』」

勇者「ちょ、お前なんてことを」




米大統領「説明しろ」

エージェント「ツキジが消えました」

米大統領「今度はなぜだ。また落雷か?」

エージェント「空間が圧縮されていき、いつの間にか何も無くなっていた」

エージェント「そういった報告が調査隊から届きました」

米大統領「・・・もう日本は駄目かもしれないな」



女魔王「これで二度と二ホンで魚は食べれないな!!」


ーーー勇者たちが二ホンに来て数年後ーーー

勇者「なあ、魔王」

女魔王「なんだ?」

勇者「>>28


①結婚しよう

②魔界に帰れ

③大阪に引っ越すぞ

④奴隷がもう一人欲しい

⑤その他

女魔王「オオサカといえば・・・確か、関西にある都市の名だな」

勇者「トウキョウは飽きてしまったからな、引っ越すぞ」

女魔王「はあ、いつも唐突なご主人だ」

勇者「引っ越し屋に電話しといてくれ」

女魔王「はいはい」




勇者「これがオオサカの天神橋筋商店街か」

勇者「人が多すぎるだろ・・・」

女魔王「勇者!タコヤキだ!本場オオサカのタコヤキだぞ!!」

勇者「そうだな」

女魔王「店員さん、鰹節多めで頼む」

店員「あいよ!」



女魔王「またタコヤキ屋があるぞ」

勇者「たくさんあるな」



女魔王「またタコヤキ屋だ」

勇者「凄いな」



女魔王「ちょっ、これもタコヤキ屋か・・・一体いくつあるんだ」

勇者「商店街の中にタコヤキ屋作りすぎだろ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom