???「温泉を求めて?」 (64)

注意書
・日本語が弱点なので文章がつたないところが多々あります。
・原作未読でアニメのみです、キャラや設定に違和感を覚えてしまうかもしれません。

八幡「温泉を求めて?」
八幡「温泉を求めて?」 - SSまとめ速報
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雪乃「温泉を求めて?」
雪乃「温泉を求めて?」 - SSまとめ速報
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由比ヶ浜「温泉を求めて?」
由比ヶ浜「温泉を求めて?」 - SSまとめ速報
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の続編です。お時間ありましたら前作もどうぞ

長くなりましたが今回もよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447231173

さぁ……まず何から話そうか……俺がどこに向かっているかはまぁ話さなくても読者の方はわかってるいると思う……そう、予想を裏切ることなく温泉だ。誰と行くことになったかを話す前に俺が温泉に頻繁に行っていることを心配してくれる方がいるらしいので、それについて一つ言っておこう……あの秘湯はそれだけの価値がある…まぁ入った奴しか分からない魅力ってもんがあるのかもな。
さて前置きが長くなったとこ……

いろは「もうっ!先輩!聞いてるんですかっ!?」

八幡「あ、ああ……スマンスマン……何だって?」

いろは「こんなに可愛い後輩が喋りかけてるのに上の空ってどういうことなんですか?……まったく」

擬音にすればプンプンッ!が聞こえてきそうなあざとい仕草で膨れてみせる一色いろは
お察しの通り今回のパートナーはコイツだ

いろは「だ~から~そんなに遠い距離ならトランプとか用意しとくのが普通じゃないんですか?」

二人で行くのにトランプ?七並べか?ポーカーか?

八幡「まぁそういうのはないが菓子でも食べて落ち着けって……」

自分で食べようと用意しておいたポッキーを出す

いろは「ちょっと!?いくら可愛い後輩と一緒にいるからってポッキーゲームはないでしょ!」

八幡「ばっ、そういう意味じゃねーよ…」

いろは「ごめんなさいていうか付き合ってても先輩とそんなゲームとか絶対無理です」

またフラれたのかよ…何度目だ?…というかコクってもねーぞ俺

八幡「俺とお前が付き合うなんてことは天が落ちて地が割れるのを心配するようなもんだ……」

いろは「えーっとー…そういう言い方するからきもち悪……取っつきにくいって思われちゃうのかもしれないですねー」

気持ち悪いって言った方がいっそ清々しいまであるぞそれ
てかあと一字じゃねーか

話が一旦切れたので一色は携帯をいじり始めた。……まぁなんというか今日くらいはコイツに一杯喰わせる展開があってもいいんじゃねーかなぁ年下相手に大人げないんだけどさ…

最寄りの駅に着いたので電車から降り改札をくぐる 。……う~ん、そろそろ見慣れたなこの寂れた景色も
後ろから軽く袖を引かれたので振り返る

いろは「本当にこんな寂れたところに秘湯があるんですかー?」

八幡「むしろ寂れてるから秘湯なんだ……とっとといくぞ一色」

いろは「えぇ~おいてかないでくださいよ~」

しばらく山道を進んだ……一色はそこまで疲れていない様子だ、もっと…もう疲れましたぁ~一歩も動けませ~ん先輩おぶってくださいよぉ~(裏声)とか言うと思ったぜ

八幡「一色、お前意外と根性あるんだな……」

いろは「先輩……もしかしてあたしがもう疲れたとか一歩も動けないとか言うと思ってたんですか?」

八幡「!?」

こいつ……鋭いな……
ピタリと当てられてちょっと動揺した…

いろは「そういうのは本当に助けてくれそうな人にやるから、体力ないのが女の子らしくてカワイイなとか俺が助けてやらないとなってなるわけですから……」

いろは「助けてくれなさそうな先輩にこういうとこでガチで疲れた~ってダダこねてもウザいだけじゃないですか」

確かに……だが俺の感心は返せ……

八幡「お前……ほんといい性格してるよな……」

いろは「……でも言わないだけで疲れてない訳じゃないんですよ……」ボソッ

本当にやっぱコイツあざといわ……
こういうとこは分かっててやってるのか素なのかは判断つきかねるが

八幡「……ほら」

いろは「……はい?」

八幡「……お前の背負ってるリュック持ってやるよ……」

いつかみたいに一色の荷物を持ってやる事にした……

いろは「もしかして……こういうときだからって口説こうとしてます?ごめんなさいときめきかけたけど冷静に考えたらちょっとだけ無理です」

ちょっと……だけね

八幡「そんなんじゃねーよ」

一色に差し出されたリュックを肩にかける

いろは「思ったんですけど……先輩のこれってやっぱりけっこうあざといですよ」

八幡「俺のはただの優しさだからあざとくはない……」

いろは「自分で優しさって言いますか」

八幡「うるせーよ」

さて、温泉ももうすぐだ

ここの温泉には俺が来るときは他人が来ない魔法でもかかってるのかもしれませんねぇ……まぁ例の如く服を着たまま温泉に先客がいないか確認した。脱衣所の外の岩に腰掛けていた一色に声をかける

八幡「おい、先客はいないみたいだ……とっとと入っちまおうぜ」

いろは「はーい……ってもしかして一緒に入るつもりですかっ!?もしかしなくてもありえないんですけど」

八幡「ミスった……いつものクセで…」

いろは「いつもの……?まさかい先輩はつも誰かと来るとき一緒に入ってるって事ですか?」

こりゃヤバイ……自分で墓穴を掘ってしまった……

八幡「ま、まぁな友達と……」

いろは「先輩に友達なんていないでしょうが」

し、失礼すぎる……事実だから言い返せんが……

いろは「まさか……奉仕部のお二人ですか?……」

途端に脳裏をよぎる鮮明な記憶……雪ノ下との近すぎる心の距離と暖かい手の感触。……由比ヶ浜の甘美な匂いと耳元の囁き……

八幡「……」

何も答えなかった……答えれなかったが赤面が答えになってしまったようだ

いろは「し、信じられませんっ!!……あのお二人がそんな積極的に……」

信じられないよな?俺も夢だったのかもとたまに思うくらいだ
一色は衝撃的ニュースを聞いて少し固まっていたが……

いろは「…………ま、まぁせっかく二人で来たんですし一緒に入ってもいいですよ」

少し顔赤らめて彼女は言った……これは素なのか?……それとも計算か?……
というかどういう風の吹き回しなんだ?
お先どうぞ、あとこっちを絶対見ちゃ行けませんからと言いながら一色は脱衣所に俺を押し込んだ。

女性と温泉に入るのも四度目にもなると慣れたもので脱衣所の方を意識しなくても自然と背を向けてくつろげるようになった……やっぱり何度入っても良いものだ……良い意味で力が抜ける……後ろの方でお湯が跳ねる音がしたような気がした

いろは「絶対こっち見ちゃダメですからね……」

一色は俺の後ろにすぐ腰をかけたらしい

八幡「……興味ねーよ」

いろは「むっ……それはそれでなんかムカつく……奉仕部のお二人にもそんな感じだったんですかー?」

そ、その話はやめろよ……ゆ、由比ヶ浜の……

いろは「……なに耳を赤くしてるんですかキモいです」

八幡「お、温泉に入ってたら普通こうなるぞ……」


そこから話は続かなくなった……お互い無言になる。それからちょっと長い時間があいてボーッとしてきた……

いろは「先輩……あのとき言ってた本物ってもう見つかりましたか?」

そういやコイツあの時に部室の外にいたよな……つか恥ずかしいからその話し持ち出すのやめてくんないかねいやほんと

八幡「……まだだ」

いろは「……とういか本物って何ですか?」

八幡「……教えねーよ……いや…そういうのは自分で考えるから価値があるものだ……」

いろは「えーっとー先輩が何言ってるかよく分かんないです」

八幡「お前なぁ……」

いろは「でも……きっとそういうもの何でしょうね……」

八幡「……」

返答はしなかった……俺自身まだ分かってないってのもあるが、そういうのは一色が自分で考えて答えを出すのが価値ある物だ、俺が答えを与えるもんじゃないって思ったから

いろは「いつかあたしも答え合わせに混ぜてくださいね」

今度は返事をした……どう返事したかって?それを聞くのは野暮ってもんだぜ…

奉仕部

いつもの三人でいつもの定位置で各々過ごす……いつもと変わらぬ風景……一色と温泉に行ったときの事を思い出す……今回は俺が普段とは違う顔を見られたのかな……
いきなり部室の扉がひらいた

いろは「先輩ー!!今週も良かったら温泉に行きませんかー?あれから体の調子が良くって良くって」

敏感なレーダーが危険信号をキャッチした

結衣「……ちょっとどういうことそれヒッキー」ゴゴゴゴ

雪乃「……まさかあたしたちの誘いを断って一色さんと行くとはね……いい度胸だわ……」ゴゴゴゴ

八幡「そ、それには……深い理由が……」

いろは「なんかまずいこと言っちゃいましたか?あたし……」

この後俺が二人にこってりしぼられたのは言うまでもあるまい


~終わり~

一色いろは編終わりです
次いきます

読者の諸君……エクストラウルトラスペシャルボーナスステージにようこそ!……長い前置きは要らないな……行動開始ッ!!

八幡「なぁ戸塚、電車の中で退屈だよね?退屈だよなぁ……」

戸塚「さっきまで普通に話してたのに急にどうしたの?……八幡といるから楽しいよ!」

天使……こんな不浄の存在と一緒にいて楽しいなんて言ってくれるなんてまさに天使

八幡「ありがとう戸塚……ゲームしないか?」

戸塚「ゲーム?……いいね!何するの?」

八幡「トランプで山札から引いた数が大きい方が勝ちっていう単純なゲームさ」

戸塚「うーん……二人でするには単純過ぎない?」

八幡「それで勝った方が負けた方に何でも好きな命令が出来るゲーム」

戸塚「電車でするゲームかなそれ」

八幡「無茶な命令はしないから安心してくれ」

戸塚「安心ってなんだろね」

天使に山札を切らせてそれを受けとる
一瞬の隙をつく

八幡「さぁ戸塚……先に引いてくれ…」

戸塚「まぁ八幡が言うなら……ハートの5だよ」スッ

八幡「じゃあ俺の番だな……スペードのキングだ」スッ

八幡「俺の勝ちだな……」

察しのいい読者ならお気付きだろうがこの最初の二枚は後から重ねた……イカサマだって?俺は勝つためなら手段を選ばない……

戸塚「どんな命令をするの?あんまりなのは勘弁してね」

八幡「俺の最初の命令は……年の離れた可愛い妹のように俺をお兄ちゃんと呼んでくれ……」

戸塚「妹って……僕男なんだけどなぁ……まぁ負けちゃったし……お、お兄ちゃん!」

か、可愛い~~脳内に今この瞬間の全てを刻み付ける。鼻血が出る。だがゲームは始まったばかりだ……

戸塚「はっ、八幡っ!鼻血が……」

八幡「戸塚……ネクストゲームだ」

戸塚「う、うん……」

山札を切り直す、今度のゲームは敢えてイカサマをしない

戸塚「それじゃあ引くね……クラブのクイーン」スッ

八幡「俺か……ハートの2」スッ

戸塚「僕の勝ちだね……それじゃあ僕の事を彩加って呼んでよ!僕だけが下の名前で呼んでるの前から気になってったんだよ!」

八幡「お、おう……さ、彩加……」

お安いご用だ!負けてよかった!……でも照れる……

彩加「ふふっ嬉しい……」

八幡「お、俺も嬉しい……」

彩加「えー?何で?八幡ってほんと面白いね……次のゲームいくよっ!」

八幡「おう!」

楽しい電車の一時を過ごしたあと俺達は山道を進んでいた

彩加「ねぇ……暑くなってきたしそろそろ手を離さない?」

八幡「ダメだ……勝者の言うことは絶対だ」

彩加「……もう仕方ないなぁ」

俺は今彩加と手を繋いでいる……え?無論OMRON恋人繋ぎだけど?勝者の言うことは絶対なんですけど?

彩加「というか八幡めちゃくちゃあのゲーム強かったよね……連敗しちゃったよ」

疑う事を知らない天使可愛い…お、俺が守ってやらないとな(使命感)

八幡「ま、まぁ運が良かっただけさ……」

俺はあのあとイカサマによる連勝で命令をストックしていた。彩加に命令出来るとか興奮するんだが……

楽しい電車の一時を過ごしたあと俺達は山道を進んでいた

彩加「ねぇ……暑くなってきたしそろそろ手を離さない?」

八幡「ダメだ……勝者の言うことは絶対だ」

彩加「……もう仕方ないなぁ」

俺は今彩加と手を繋いでいる……え?無論OMRON恋人繋ぎだけど?勝者の言うことは絶対なんですけど?

彩加「というか八幡めちゃくちゃあのゲーム強かったよね……連敗しちゃったよ」

疑う事を知らない天使可愛い…お、俺が守ってやらないとな(使命感)

八幡「ま、まぁ運が良かっただけさ……」

俺はあのあとイカサマによる連勝で命令をストックしていた。彩加に命令出来るとか興奮するんだが……

すいません、ミスして同じのを連投してしまいました

彩加「八幡、ちょっとここらへんで一回休憩しない?」

八幡「あぁいいぜ…」

山道の少し広いところに出ていたので腰をおろす……いつか雪ノ下と来たときに休憩した場所だ

彩加「歩いてたらお腹すいちゃった……」

すかさず用意しておいたポッキーを取り出す

八幡「ほら、彩加」

彩加「あっ!ありがとう八幡!」

彩加がポッキーを普通に取ろうとしたのでさっとポッキーをひく

彩加「もう!意地悪しないでよ~」

八幡「彩加、勝者からの命令だ……ポッキーゲームしようぜ(マジキチスマイル)」

彩加「きょ、今日の八幡なんだか怖いよ……それに男同士でポッキーゲームはちょっと……」

怖がらせてしまったか……だが彩加とポッキーゲームしたいんだっ!
病気だよ(病気)
病気なんだよ(迫真)
病気だよ(病気)
……本気すぎて一句詠んじゃった(病気)

八幡「勝者の命令は?」

彩加「……絶対」

ちょっと拗ねる天使も可愛い
彩加の口元にポッキーを差し出しくわえさせる……俺もポッキーの端をくわえた……ゲームスタートだ!

少しずつかじって進む彩加
だがな……戸塚彩加……今からの比企谷八幡は人じゃないぜぇ(ニィ)
勢い良くかじって彩加との距離をつめていく……長い睫毛……大きな瞳……お互いしか瞳に写らなくなる……吸い込まれていく……唇まであと少し……触れ……

彩加が顔そらした…

彩加「……ぼ、僕の負けだね…」

八幡「あ、あぁ……」

本来の目的を忘れてた……そういうゲームだったな……あぁ……彩加とキスしてえええええええ

この後、微妙な空気の中で温泉に着いた

脱衣所で一緒に服を脱ぐのは照れくさかったので先に彩加に入ってもらっていた……後ろから彩加に近づく……白い肌に汗が滑り落ちていくのが見える、なめかましい……吸い付きたくなる…

彩加「うん?……入ってきたの八幡……」

八幡「お、おぉ……」

こちらを振り向かない彩加
とりあえず少し離れたところに腰をおろす

八幡「何でこっちを見てくれないんだ?彩加」

彩加「今日の八幡なんか怖いから……」

八幡「そ、そうか?……」

彩加「普通の友達なら恋人繋ぎとか本気でポッキーゲームはしないよ……」

八幡「……」

彩加「せっかく二人で来たのに……なんか……残念だな……」

八幡「……ご、ごめんな戸塚……俺まともに友達が出来たことがなくて距離感が分かってなかった……戸塚が俺の事を友達って言ってくれたのが嬉しくて……らしくもなく舞い上がっちまった……」

戸塚「八幡……」

八幡「……こんな俺でもまだ友達でいてくれないか?……」

戸塚「……許すのは……今回だけだからねっ!」

八幡「あ、ありがとう……」

彩加「あと友達ならちゃんと彩加って呼んでよねっ!」

俺はこんな天使になんて事をしようとしていたのだろうか……

奉仕部

いつもの三人でいつもの定位置で各々過ごす……いつもと変わらぬ風景……だがエクストラステージに進んでから心が軽い…一時はどうなるかと思ったが仲直り出来て良かった……良かった……

良かった……けど……やっぱなんといっても彩加とポッキーゲーム出来たのはデカイっ!……あと数ミリであの唇に届いたのに……チクショー…またいずれチャンスがあれば……

結衣「ヒッキー……なんかすごい悪い顔してるよ…」

雪乃「この男の人相が良くないのは元々よ由比ヶ浜さん……あら奉仕部に相談のメールだわ…」

敏感なレーダーが危険信号をキャッチした

雪乃「なになに……仲の良い男友達と温泉に出掛けた時の話です(以下略)……お兄ちゃんと呼ばせたり(以下略)…恋人繋(以下略)…ポッキーゲーム(以下略)……」

結衣「ゆきのん……あたし、ヒッキーがさいちゃんと温泉に出かけた話を今朝聞いたんだけど……気のせいかなぁ」ゴゴゴゴゴ

雪乃「まさか……この仲の良い男友達って……」ゴゴゴゴゴ

八幡「…………」

許してくれたと思ったらやっぱり彩加は怒ってたみたいです……


~終わり~

これで終わりです
お目汚し失礼しました

エレ速の※欄に必死に6.7連発自演※するのやめろよ作者様

何が「読者の諸君」だよ。誰もお前のSSの続きなんて頼んでねーだろ調子に乗るな

モバマスの最近のSSでもあったけど「作者の自意識過剰なでしゃばりがイタい」のって流行ってるの?

※欄自演とか「読者の諸君」wとかキチってないだけ由比ヶ浜サーガのほうが幾分かマシだよな

続編書いたら許さない

http://elephant.2chblog.jp/archives/52147180.html?1447339831

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月12日 (木) 10:34:19   ID: a5b-Bihq

戸塚ともっといい雰囲気になってほしかった

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