光彦「総武高校に入学です」 (5)
光彦「はぁ僕も落ちぶれたものですね・・・この程度の高校に・・・いえ仕方ないです。父親が学生とセックスしそれがばれて自殺、母親は文字通り蒸発・・・姉は売春」
光彦「そのせいで勉強なんて2年はできませんでした」
光彦「それでもこのくらいは出来たんです。誇りますかね」
光彦「とりあえず早く叔父の家を出ましたが・・・流石に誰もいないでしょうね」
光彦「あれ?可愛い女の子ですね!服はあれですが・・・きっと頭が緩いんでしょう。犬の散歩だからってあれは」
光彦「おや?犬が車道に・・・あ、車」
グシャ
光彦「www 」
光彦「おっと助ければフラグがたってたかもしれないですね。ですが怪我は嫌ですし、死ぬかもしれないのでしませんw」
結衣「サブレーーーー」
光彦「鳩サブレ!!」
結衣「うぅ私が・・・私が」
光彦「おっふw笑いをこらえられませんでしたよ。リードを離すなんてまぬけですね。」
運転手「・・・」
ゆきのんin車「・・・」
光彦「」ニタニタ
光彦「僕も性根が腐りましたね・・・コナンくんたちに会わせる顔がないです」
光彦「・・・」
光彦「僕はどうしたらいいんでしょうか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447006616
運転手「すみません。私の不注意で」
結衣「・・・そうだよ!ちゃんと運転手さんが見てれば!ブレーキしてないよね?サブレを返して!」
運転手「・・・ちっ」
結衣「犬殺し!返して!サブレを。最低!人でなし!」
光彦「可哀想な運転手ですね・・・まぁブレーキを踏んでも間に合わないくらい急な飛び出しでしたからね。酷い言われようです」
光彦「まぁ大切な犬だから理不尽なまでに切れてるんでしょうね。誰かに当たらなくちゃ辛いんでしょう。運転手にしてみればいい迷惑ですね」
結衣「ちゃんと運転してくれれば」
運転手「あ?」
光彦「あのぉ見てたんですけどリードを離したのは貴女ですよね?流石にその責任はあるんでは?あの距離では流石にブレーキも間に合わないでしょう。みたところ速度も普通でしたし、」
結衣「関係ない人は出てこないで」
光彦「はぁ・・・まぁ死んだものは仕方ないです。運転手さんは罪に問われる可能性もありますね」
結衣「そうだよ!きちんと償って貰わなきゃサブレが可哀想」
光彦「犬は器物ですし・・・運転の過失・・・ですけど貴方に十分な管理不足もありますので・・・僕は承認としてきちんと証言しますよ。すべてをね」
結衣「はぁ?器物?サブレを馬鹿にしないでよ!私は・・・私は悪く・・・私は・・・運転手さんごめんなさい。私が悪いのに」
運転手「」チラ
光彦「」ニコ
運転手「い、いえ見通しはよく人も少なかったので気を付けることは出来たのです。私にも責任はあります」
結衣「・・・すいません今日は、また話は後日でいいですか?」
運転手「はい、これは私の連絡先です。」
光彦(その後彼女は僕を睨んで来ました。怖いですね。まぁ仕方ないですけど。警察などに連絡して犬を回収して話は後日と言うことで片付きました)
運転手「あ、ありがとうございました//これ俺の連絡先です!」
光彦「」
光彦(やはり僕の青春ラブコメは間違っている)
完
後日
光彦「はぁ散々でしたね入学は」
光彦「・・・つまらないですね」
光彦(僕はつまらない人間です)
結衣「」テクテク
光彦(それに嫌な人間です)
結衣「ねぇ」
光彦(あの頃に・・・)
結衣「聞けし!」
光彦「うわ!な、なんですか?って貴女はたしか」
結衣「同じクラス・・・君が嫌いだけど、少しだけ感謝はしてる。運転手さんに迷惑をたくさんかけるところだった。それだけは感謝してる。君が私を攻めてくれたおがげ・・・」
光彦(少し酷い言われかたですが。まぁ僕の自業自得ですからね)
結衣「もう少しで私は酷いことするところだったから、だから・・・あ、あ ありが」
光彦(何で?僕はありがとうと言われそうに?感謝されるべきことはしてないのに・・・それにこの子凄いやつれてる。隈も凄いし・・・クラスでも浮きそうです)
光彦「本当ですね!運転手さんを罪人にしようとするなんて最低ですよね?」
光彦「たかが犬が死んだくらいで!メソメソうるさいんですよ!」
クラス名と「酷くない?」
クラスめーと「えーと休んでた由比ヶ浜さんだっけ?可哀想」
結衣「最低なのは・・・君もだよ」
光彦(その後の三年間は悲惨でした。校内では二年間苛められ。3年生の時はいないものとされました。由比ヶ浜さんは友達もできて明るく・・・サブレを散歩してた時のような顔をしてました)
完
運転手「優しいねみっくんは」
光彦「・・・流石にこれは辛いです」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません