後輩「先輩、ちゅーしてください。」(103)

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「キスしてくださいと言っているんです。」

男「だから何言ってるんだ。」

後輩「接吻してください、先輩。」

男「嫌だ。」

後輩「何でですか?」

男「お前と接吻をする理由がない。」

後輩「先輩の事が好きだからちゅーしたいんです。」

男「俺は好きじゃない。」

後輩「じゃあ私の事、嫌いですか?」

男「それはまた別だ。」

後輩「えへへ。」

男「笑うな。」

後輩「先輩の為にファーストキスも処女も全部全部守ってきたんですよ?」

男「早く全部捨てろ。」

後輩「ファーストキスは?」

男「接吻した事はない。」

後輩「童貞ですか?」

男「あぁ。」

後輩「えへへ。」

男「笑うな。」

後輩「先輩、格好良いのに。付き合った事はないんですか?」

男「ないな。」

後輩「私はあります。先輩、嘘です。冗談です。何処に行く気ですか。」

男「一年の男子を殴りに行こうかと。」

後輩「えへへ。」

男「笑うな。」

後輩「先輩。」

男「隣に座るな暑苦しい。」

後輩「セックスしましょう。」

男「何を言ってるんだ? 気が狂ったか?」

後輩「子作りしましょう。」

男「嫌だ。」

後輩「じゃあ、ちゅーしましょう。」

男「今日はなんだ? 頭がおかしい日なのか?」

後輩「おかしくないです。接吻しましょう。」

男「黙れ。」

後輩「じゃあ、デートしましょう?」

男「悪いな。横文字は苦手だ。」

後輩「一緒に買い物に行きませんか?」

男「商店街に用事があるからな。仕方ない。」

後輩「えへへ。」

男「笑うな。」

後輩「でも先輩、商店街じゃありませんよ。ショッピングモールです。」

男「知ってる。分かってる。」

後輩「じゃあ先輩、私をレイプしてください。」

男「……レイプ?」

後輩「あれ先輩、分からないんですか? 教えましょうか?」

男「良い。分かる。」

後輩「じゃあ、レイプしてください。」

男「分かった。」

後輩「や、約束ですよ。」

男「あぁ。」

男「暗くなる前に行くぞ。」

後輩「先輩に犯してもらえる……」

後輩「えへへ……」

男「何笑ってんだ気色悪い。」

後輩「行きましょう。」

ショッピングモール――――

男「平日の夕方にしては人が多いな。」

後輩「そうですね。」

男「何処に行くんだ?」

後輩「ゲームセンターとかどうですか?」

男「ゲームセンター? あぁ、機械遊戯場か。」

後輩「寧ろそれはなんですかと訊きたい所ですね。」

酉付け忘れたスマソ。

ゲームセンター――――

後輩「何かやりたいのありますか?」

男「ないな。」

後輩「じゃあ、クレーンゲームでもやりましょう。」

男「クレーンゲーム?」

後輩「あっ、先輩。ナナ助手のぬいぐるみがありますよ。取ってください。」

男「……俺が?」

後輩「先輩が。」

男「……」

後輩「……」

男「……」

後輩「取れないからってむきになって二千円も使わないでください……」

男「うるさい。取れたから良いだろ?」

後輩「買った方が安いです。」

男「……」

後輩「先輩。」

男「なんだよ。」

後輩「ありがとうございます。一生、大切にしますよ。」

男「!」

男「……だ、抱き着くな。離れろ。」

後輩「ふふっ、本当は嬉しいんでしょう……」

男「うるさい。」

後輩「えへへ。」

男「……」

ペットショップ――――

後輩「見てください、先輩。このブルドック、先輩のしかめっ面にそっくりですよ。」

男「何言ってんだお前。」

後輩「そうですそうです。その顔です。」

男「……」

ブルドック「……」

後輩「っぷ。くくくっ……似てます……凄い似てますよ……」

男「……笑うな。」

屋台前――――

後輩「このたこ焼き美味しいですね。」

男「そうだな。」

後輩「……先輩って横文字苦手ですよね。どうしてなんですか?」

男「深い理由はない。ただ何となく苦手なんだ。横文字、と言うか英語が。」

後輩「でもその代わりに日本語は好きですよね。漢文じゃなくて古文を選択したんでしょう? 古文難しいのに。」

男「あぁ。」

後輩「あっ、先輩。」

男「ん?」

後輩「ふふっ、ほら。たこ焼きのソース付いてましたよ?」

男「あぁ、悪い。ほら、ティッシュやるから指拭け。」

後輩「必要ないです。はむ。」

男「……」

男「変態だな。」

後輩「先輩にだけにですから安心してください。」

?

>>21
男の口元に付いたソースを後輩が指で取る、そのソースを後輩が拭かずに食べる(舐める)。

ゲームセンター――――

男「……」

後輩「先輩が拗ねて出てきちゃったからプリクラやれなかったんです。」

男「ゲームセンターなんて嫌いだ。」

後輩「我儘言わないでください。」

後輩「さっ、プリクラやりますよ。それともプリクラの中で私とヤりますか?」

男「うん。取り敢えずお前を殺ろうかな。」

後輩「えっ、せ、先輩。冗談ですよ! ヤるなら家にしましょう? ……ねっ?」

本屋――――

後輩「先輩、何か良い本見つかりましたか?」

男「うーん。微妙。」

後輩「そうですか。じゃあ、私はちょっとこれ買ってきますね。」

男「何買うんだ?」

後輩「……えっと。あっ、先輩! み、見ないでください!」

男「……」

男「お前これ、何買おうとしてるんだ……」

後輩「う、うるさいです。私の勝手です。」

男「まぁ、良いけどさ。」

後輩「えっ? 先輩、一緒にやってくれるんですか?」

男「やらねーよ。」

後輩「良いじゃないですか。一緒にやりましょうよ。」

男「やらねーよ。」

後輩「……けち。」

男「最悪命に関わるじゃねーか。」

男「ほれ。」

後輩「ありがとうございます、先輩。」

男「俺にも一口頂戴。」

後輩「先輩炭酸、って言うかコーラ飲めるんですか?」

男「飲んだことないから飲んでみないとわからん。」

後輩「そうですか。じゃあはい、どうぞ。」

男「ありがと。」

後輩「!」

後輩「間接ちゅーですね。」

男「……」

男「お前は中学生か。」

後輩「先輩といると大人の世界を忘れて、無邪気な子供に戻れます。」

男「今でもまだ子供じゃねーか。」

後輩「で?」

男「ん?」

後輩「いつになったらコーラ返してくれるんですか?」

男「美味しいな、コーラ。」

後輩「新しいの買えば良いじゃないですか。」

男「新しいの買ってやるから。」

後輩「私が飲まなかったら間接ちゅーが成立しないじゃないですか!」

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「事件解決後に探偵の活躍を見て、探偵助手になったナナは訊いたんですよ。」

後輩「『師匠、私に足りないものはなんですか?』」

後輩「そしたら探偵――先輩?」

男「ぐー……ぐー……」

後輩「……」

男「殴らなくても……」

後輩「先輩が悪いんです! デート中に寝るなんて考えられません!!」

男「まぁ、確かに……」

後輩「まったく……」

男「……」

後輩「……」

男「随分と遅くなったな。怒られないか?」

後輩「大丈夫です。」

男「……」

男「仕方ないから送ってくよ。」

後輩「……ふふっ。先輩って本当に素直じゃないですよね。」

男「うるさい。」

後輩「でも分かりますよ、先輩。心配してくれてるんですよね。……えへへっ。」

男「だ、抱き着くなって。」

男「離れろって……」

後輩「……」

男「……」

後輩「……」

男「……」

後輩「……」

男「……」

後輩「……」

男「後輩……?」

後輩「先輩。」

男「ん?」

後輩「……」

後輩「先輩、ちゅーしてください。」

男「……」

男「何言ってるんだ。」

後輩「先輩が好きです。私、もう我慢できませんよ?」

後輩「先輩と手を繋ぎたいんです。抱きしめて欲しいんです。ちゅーがしたいんです。えっちがしたいんです。」

男「……」

後輩「結婚したいんです。子供を作りたいんです。らぶらぶしたいんです。」

男「……後輩。」

後輩「お目覚めのちゅーと行ってらっしゃいのちゅーとお帰りのちゅーと寝る前のちゅーと。一日最低四回はちゅーしたいんです。」

男「後輩……俺も……」

後輩「先輩をドmに調教したいんです……!」

男「おい。」

後輩「はい?」

男「はい?じゃねーよ。」

男「良い雰囲気ぶち壊しじゃねーか。」

後輩「先輩? 良い事を教えてあげます。」

男「ほう。」

後輩「雰囲気なんてこうすれば作れますよ。」

男「えっ、んっ!?」

後輩「……先輩の味がしましたよ。えへへっ。」

男「……こ、後輩。」

後輩「……」

男「……」

後輩「……」

男「……顔真っ赤にして。……恥ずかしいならするなよ。」

後輩「うぅっ……」

後輩「先輩も真っ赤じゃないですかぁ……」

男「う、うるさい……」

後輩「お早うございます、先輩。」

男「お早う。」

後輩「……昨日はありがとうございました。」

男「……」

後輩「……」

後輩「次は勿論、セックスですよね。」

男「黙れ。」

後輩「良いじゃないですか。子作りしましょうよ。」

男「はぁ……」

後輩「あっ、待ってくださいよ、先輩。」

後輩「先輩。」

男「抱き着くな変態。」

後輩「本当に素直じゃないですよね、先輩。」

男「お前が素直過ぎるだけだ。今何考えてるか言ってみ。」

後輩「先輩大好き。」

男「……」

後輩「先輩、恥ずかしいからって逃げないでください。」

後輩「昨日、ナナが真犯人を追い詰めたんですよ。でも、……って先輩聞いてますか?」

男「俺ドラマの方嫌い。小説の方が好き。」

後輩「え? そうなんですか?」

男「ナナが主役なのは良いけど、主演の女優が嫌い。」

後輩「あー、分かります。」

後輩「あっ、先輩に貰ったナナ助手の人形。昨日、抱きしめて寝ましたよ。」

男「ふーん。」

後輩「先輩だと思って。」

男「……」

後輩「えへへ。」

男「笑うな。」

後輩「風が気持ち良いです。」

男「まぁ、屋上だからな。少し寒いけど。」

後輩「はい、先輩。」

後輩「愛妻弁当。」

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「じゃあ、要らないんですね?」

男「それはまた別だ。」

後輩「えへへ。」

男「ほら、頂戴。」

後輩「はい、どうぞ。」

男「俺の好きな物しかない。」

後輩「でも、栄養バランスはちゃんと考えてあるんですよ。」

男「箸は?」

後輩「先輩。」

男「ん?」

後輩「あーんしてあげます。」

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「あーん。」

男「にじり寄るな。」

後輩「あーん。」

男「おい。」

後輩「あーん。」

男「……」

後輩「先輩真っ赤。可愛いですよ。」

男「うるさい。」

男「うん。美味し、おい。」

後輩「はい?」

男「何してんだ。」

後輩「先輩の使った箸を真空パックにいれてますけど?」

男「何の為に?」

後輩「舐めながらオナニーします。」

男「オナニー……?」

後輩「あれ? 分からないですか? 教えましょうか?」

男「別に教えてくれなくて良い。分かる。」

後輩「じゃあ、オナニー見せてくださいね?」

男「分かった。」

後輩「オナニーって自慰の事ですよ?」

男「」

後輩「先輩の自慰ですか。興味深々です。どう言う風にしてるんですか?」

男「いや、しないから。」

後輩「私は毎日先輩でしてますよ。」

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「あーん。」

男「なんで口開けてるんだ。馬鹿みたいぞ?」

後輩「あーん。」

男「いや……」

後輩「あーん。」

男「……」

後輩「……ふふっ、先輩大好き。」

男「……抱き着くな馬鹿。」

男「ご馳走様。」

後輩「お粗末様です。」

男「お前があーんを強請った所為で五限目に出れない。」

後輩「ごめんなさい。計画通りですが。」

男「留年させる気か。」

後輩「はい、是非留年してください。離れたくないです。」

男「……馬鹿か。」

男「でも留年したら先輩じゃなくなるな。」

後輩「先輩は先輩ですよ?」

男「擦り寄るな。腕を絡ませるな。」

後輩「えへへ。」

後輩「……先輩、ちゅーしてください。」

男「何言って……」

後輩「ん。」

男「目を閉じるな……」

後輩「ん。」

男「……」

後輩「ん。……あ。」

男「……」

後輩「先輩……」

後輩「大好き。」

後輩「もし留年したら先輩じゃなくて名前で呼ぶんですかね?」

男「しないけどな。」

後輩「男さん?」

男「……」

後輩「男くん?」

男「……」

後輩「男?」

男「どれもしっくりこないな。」

後輩「……先輩。」

男「……」

男「後輩……」

後輩「な、な、なんで抱きしめるんですか。」

男「気でも狂ったかな? 抱きしめたくなったんだ……」

後輩「せ、先輩……」

後輩「先輩。良い匂い。」

男「そうか?」

後輩「髪の匂い嗅がせてください。」

男「ほれ。」

後輩「くんくん。……はふぅ。」

男「……」

後輩「えへ、先輩も嗅ぎたいですか?」

男「うるさい。」

後輩「はい、くんくんしてください。」

男「何言ってんだ。」

後輩「……私の匂い好きな癖に。」

男「な、何言ってんだ……」

後輩「体操服。」

男「!?」

後輩「私が忘れた体操服。一昨日届けてくれましたよね。」

男「あ、あぁ。」

後輩「先輩の髪の香りが少し残ってましたよ。匂い嗅いだでしょう?」

男「……」

後輩「えへへ。恥ずかしがらなくても良いんですよ?」

男「ご、ごめん。」

後輩「髪じゃなくても良いんですよ? 」

後輩「私の胸に顔押し付けて嗅いでも良いですよ。丁度、体操服ですし。」

男「何言ってんだこいつ……」

後輩「ほらほら、先輩。」

男「ち、近寄るな。」

後輩「先輩。」

男「……」

後輩「……」

後輩「どうですか?」

男「良い匂いだな……」

後輩「えへへ。変態。」

男「うるさい。」

後輩「あっ、先輩。」

男「ん、後輩。」

後輩「先輩、私の事待っててくれたんですか。」

男「違う。」

後輩「じゃあなんで二年生の靴箱をチラチラ見ながらウロウロしてたんですか?」

男「二年生の女の子に告白され、おい冗談だ。鞄からカッターを出すな。」

後輩「一緒に帰るの久しぶりですね。」

男「二年と三年だからな。」

後輩「……」

後輩「……卒業しちゃんですね。」

男「……」

後輩「……先輩。」

後輩「私の事、好きですか?」

男「……」

後輩「答えられないですよね。分かってますよ。」

男「……」

後輩「抱きしめないでください。誤魔化されちゃいます。」

男「俺は都合が良いな……」

後輩「良いですよ、先輩。」

後輩「私はそれでも先輩が好きです。」

男「ごめん……」

男「……」

男「……後輩。」

男「……」

後輩「おはようございます。」

男「おはよう。」

後輩「今日も寒いですね。」

男「陽が出てるから昨日よりはましだろ。」

後輩「あぁ先輩、手が寒いです。」

男「なんだ、手袋貸してほしいのか? ないけどな。」

後輩「……馬鹿。」

男「お前の方が馬鹿、おい。なんで手握ってるんだ。」

後輩「先輩が好きだからです。」

男「何言ってんだこいつ。」

後輩「えへへ。先輩暖かいですよ。」

男「……」

後輩「そんなに照れなくても良いのに。」

男「……」

男「あのさ。」

後輩「何ですか?」

男「……今日、学校サボって遊びに行かないか?」

後輩「えっ?」

後輩「行きます。行きましょう、せ、先輩。」

男「お、おい。抱き着くなよ。」

後輩「先輩……」

男「ま、まだ待ってくれ……」

後輩「……」

後輩「いつまでも待ちますよ。」

後輩「平日なのに人が結構いますね。」

男「まぁ、遊園地だからな。家族と恋人が多いな。」

後輩「私たちは後者ですか? それともパパって呼んでほしいですか?」

男「何言ってんだこいつ。」

先輩「子供は二人が良いですよ、先輩。今夜は頑張ってくださいね。」

男「まじ何言ってんの、こいつ。」

後輩「先輩、あれを二人で食べましょう。」

男「あれどう考えても一人でしか食えないだろ。」

後輩「口移ししてあげます。」

男「……変態。」

後輩「良いからほら、先輩。買いますよ。」

男「ちゃんと、二つ買えよ? 絶対だぞ?」

後輩「そろそろ順番ですね。」

男「そうだな。」

後輩「私、実はジェットコースター苦手なんですよ。」

男「そうなのか? 今から乗るけど。」

後輩「恐くておもらししちゃうんです。先輩拭いてくださいね?」

男「」

後輩「順番来ましたよ、先輩♪」

後輩「お化け屋敷って怖いと思わないんですよね、私。あ、こんにゃく。」

男「お化けが不憫だ……」

後輩「だって非科学的じゃないですか。あ、はんぺん。」

男「そうだけど、もっと女の子らしく。」

後輩「せ、先輩! お化け恐いです!! あ、大根。」

男「抱き着くな。胸を押し付けるな。」

後輩「先輩先輩。見てください。」

男「ん?」

後輩「猫耳ですにゃん。」

男「……」

後輩「可愛いですかにゃん?」

男「か、可愛い。」

後輩「わーい。先輩大好きですにゃん。」

男「」

後輩「先輩って猫耳好きなんですね。」

男「俺も初めて知った。」

後輩「付けててあげましょうか?」

男「いや、別に……」

後輩「にゃんにゃん。本当に良いんですかにゃん?」

男「」

後輩「先輩先輩。コーヒーカップで気持ち悪くなりましょう。」

男「なんで遊園地は横文字ばっかりなんだ。」

後輩「仕方ないですよ。日本の文化ではないですから。」

男「だな。」

後輩「さ、乗りましょう。」

男「はいはい。」

後輩「コーラひとつお願いします。」

男「あ、俺もコーラで。」

後輩「じゃあ、ふたつ。お願いします。」

後輩「……先輩、コーラ好きになったんですか?」

男「まぁ。」

後輩「スプライトが炭酸なのにさっぱりしててお勧めですよ。コーラみたいにどこにでもないですけど。」

後輩「観覧車……」

男「乗るか?」

後輩「はい。乗りましょう、先輩。」

男「……」

後輩「……」

男「綺麗だな、夕日。」

後輩「ですね。」

男「……」

後輩「……」

男「後輩……」

後輩「……はい。」


男「お前が好きだ。」

後輩「せ、先輩。どうして……」

男「……俺好きな人を愛せなかったから。」

後輩「……」

男「都合が良くてごめん。後輩。」

男「……好きだ。」

後輩「あっ……」

後輩「えへへ。先輩暖かい。」

男「……」

後輩「良いんです。都合が良くても、私だって先輩の心の隙間に入り込んだずるい女の子ですし。」

男「そんな事。」

後輩「そんな事あります。」

男「……」

後輩「でも、先輩が自分を許せないって言うなら。」

後輩「我儘を言っていいですか?」

男「……?」


後輩「先輩、ちゅーしてください。」

閲覧支援超感謝。

男と後輩の過去の話を省きました。
後輩「先輩、泣かないでください。」で過去の話を書こうと思います。

思ってるだけなので期待しないでください。では、乙。

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