幼女「ふえぇ……さいふおとしたよ?」(341)

幼女「はい、これ」

女「あ、うん。ありがとうね」

幼女「おねぇちゃん、あのね……」

女「? ん、なに?」

幼女「おれいにおちゃしてほしいの」

幼女(そしてこのおねぇちゃんをおとすの!)



vipで落ちたからこっちで書かせていただきます

女「え?」

幼女「ふえぇ……おちゃ、しませんか?」

女「え、あぁうん。いいんだけど――」

幼女「じゃあいこ!」

女「ちょ、待って。私これから学校なの」

幼女「え? きょうおやすみのひだよ?」

女「そうなんだけど私の大学は諸事情でいかなきゃいけないの」

幼女「……けんきゅう?」

女「ううん、普通の授業。日数が足らないとかで色々とね」

幼女「そっか……」 シュン

女(私はこんな小さい子に一体何を話してるんだ?)

幼女「いそいでるのにごめんなさい」

女「いやいいのよ? 一応時間あるし何より財布拾ってくれたんだからね」 ナデナデ

幼女「ふえぇ……じゃあおねえちゃんのけいたいのばんごうおしえてほしいの」

女「携帯? うんちょっとまってね」

幼女「あ、わたしけいたいもってないからめもしてほしいの」

女「うんおっけー」

カキカキ

女「はい、どうぞ」

幼女「わーい、ありがとう……おんなっていうんだね、おねぇちゃん」

幼女「……さみしくなったらでんわしていい?」

女「うん、ぜんぜん気にしないで電話していいからね」

女「っともう行かなきゃ。財布、ありがとうね」

幼女「うん、またね」


推敲中だから遅筆です。④サンクスだが早すぎこえぇよ

プルルルル……

y「あ、あるじさま」

「」

y「はい、ごめんなさい」

「」

y「はい。だいじょうぶです」

「」

y「いえ、あるじさまのせいじゃないです」

「」

y「はい。きめました。がくせいしょをとったのでおくります」

「」

y「はい。いいひと、だとおもいます」

「」

y「はい、また」

pi


女「幼女ちゃん可愛かったなぁ」

女「っていうか結局財布拾ってもらったお礼してないじゃん」

女「子供だからってそういうところうやむやにするの悪いよね」

女「だからって連絡先しらないし」

女「かかってくるかなぁ……」

女「かかってきたらいいなぁ……」

女「可愛かったなぁ」

女「うーん、おわったー」

友「うっさい!」

女「うー、叩く必要あった?」

友「つっこみだし」

女「……それですべてが許されると思ってない?」

友「こと貴様に関しては」

女「うわ、鬼だ、暴力魔だ」

友「変な日本語作るなっての」

女「ふん。しかし大学生にもなって休日にまで学校に来るとはおもわなんだ」

友「いや、私サークルあるし」

女「飲みサーのヤリサーだろうが」

友「普通に失礼なこと言うな、こら」

女「で、何のサークルだっけ?」

友「……リズミックダンス?」

女「リズミックダンス(笑)」

友「おうおう喧嘩売ってんだろ。いいぜ、買うぜ」 シュッシュ

女「暴れるなって。その体力はサークルに取っておきなww」

友「……そっちこそ彼氏とはどうなんですかー」

女「話かえてきたし。えっと何が?」

友「いや、彼話してたよ。ガード固いって」

女「固くはないよ。気分が乗らないだけ」

友「ふーん。大学生にもなってプラトニックな付き合い方しかできないだけかと思ってたわ」

女「さすがヤリサーww」

友「いい加減にせい。でも考えとけよー、男が逃げるぞ」

女「それくらいで逃げるようならそれまでだって。やりたいだけの男なんて嫌いなもんで」

友「ふーん。その言葉、半年後にまた言えるかな」

女「はっは、だまっとれ。じゃ、帰るわ」

友「んーじゃあなー」


おっと3つ上のyって幼女のことな、みすったわー

女「……」ゴトンゴトン

女(電話、来てないなぁ……)

女「……」ゴトンゴトン

女「……」ゴトンゴトン

女「……」ゴトンゴトン チラッ

女「……」ゴトンゴトン

女「……」ゴトンゴトン

女「……はぁ」ゴトンゴトン


ぴかぴか

女「!」 

女(着信……知らない番号だ)

女(で、でも電車の中だし……)

女(なんでこんな時に急行乗ってるのよー)



女(とりあえず出なきゃ!) pi

女「すみません、今電車の中なのでまたかけ直します」こそこそ

?「はい」pi

女「ふう……」

女「なんでこんなに焦ってるんだろう……」

女(ってさっきの声あの子のだったかな? なんかちょっと違う気がしたんだけど……)

ハッシャシマース

女「……とりあえず、かけ直そっか」

pururururu……

?「はい」

女(あれ、なんか大人っぽい?)

女「突然申し訳ございません、先程お電話を受けた女といいますが」

?「あ、はい。私、主と申します」

女「? ……主ですか?」

主「はい」

主「本日幼女が貴女とお話をしたそうで」

主「その話を聞いてぜひ私もあなたとお話をしたいと思いました故」

主「この後時間はお空きですか?」

女「……急、ですね」

主「そうですか? そう思ったことはないですね」

女(……何だろう、この感じ)

女(言うなれば……セレブ?)

女(セレブ、セレブ?)

女(セレブなんですかー?)

主「ではそこの駅、高崎ですか、そこのロータリーで車がお待ちしておりますので」

女「ふえ?」

主「あら、お客様にご足労おかけするわけにはいきませんから」

主「なんでしたら使いの者をその場まで向かいに行かせましょうか」

女「いえ、いいです! 大丈夫ですから、すぐに向かいます」pi

女(大変なことになってるのかな?)


てとてと

女「えっと、ロータリーロータリー……」

女「ロータリーロータリーって東口、西口どっち!?」

女「……ここで戸惑ってるとなんか嫌な事が起こりそうな」

地元民「見た? 駅前にリムジン止まってるぜ」

地元民「東口だろ? 見た見た」

地元民「え、西口だけど……」

地元民「え……」

女「え……」

女「嫌な予感」

女「何だろう、あの曲がれなさそうな車……」

女(とりあえず近くに……)

てとてと

黒服「女様ですか?」

女「ふえ!?」

黒服「女様ですか?」

女「あ、は、はい」

黒服「では車にお乗りください」

黒服「主様のところへご案内します」

女「あ、はい」

女(うう、すっごい見られてるよ……)

女「……」

黒服「……」

運転手「……」

女(……きっまず!!)

女「あのぉ……」

黒服「なんでしょうか」

女「……えっと、あの私が西口じゃなくて東口にいっていたらどうなってました?」

黒服「そちらにも迎えの者がいますのでそちらがお連れしていたでしょう」

女「……はぁ」

女(うわー、うわぁ……)

運転手「っくっくっく、ははははは」

女「!?」

黒服「……おい」

運転手「いいじゃねぇか、わが主と天地程差がある奴なんだ。どん引きしててもしかたねぇだろ」

女(え、女のひと!?)

黒服「……失礼だぞ」

運転手「いいんだよ。な、お嬢ちゃん」

女「え、あ、はい」

運転手「ってなわけだ。一緒に楽しおかしく城まで行こうや、灰かぶりさん」

女「……はぁ」

女(へ、変な人……)

運転手「おっと、その前にだ。あんた家族は? 見たところ高校生、か?」

女「え、いや大学生なんですけど」

運転手「おっと失礼。日本人はやっぱ若く見えるな」

女「……」

女(外国の人なのかな? 顔見えないからわかんないけど)

運転手「えっと、で家族は?」

女「あ、はい。えっと一応両親が居ますけど今は一人暮らしで」

運転手「ふーん。ツレは居んの?」

女「ツレ? あ、結婚相手ですか? 旦那さんはいないですけど彼氏なら一応……」

運転手「ふーん、何でも応えるんだな。じゃあもうヤったのか?」

黒服「おい、下世話だぞ」

運転手「んだよーガールズトークに口挟んでんじゃねぇよ。顔真っ赤だぞ」

黒服「それは女様のほうだ」

女「///」

運転手「け、話そらしやがって」

運転手「まぁいいや。けどまぁボーイフレンドいんのか。どう思う?」

黒服「何がだ?」

女「え、なにかまずいんですか?」

運転手「いや、まずくはねぇよ。少し隣で寝る相手が変わるだけだ」

黒服「……」

女「え……っとどういう意味ですか?」

運転手「そのままさ。まぁ気にする必要はねぇな」

女「……そう、ですか」

運転手「ひでぇ事にはならねぇよ」

女「……」

運転手「……ったくブルーになんなよ。今日は来客なのは間違いねぇよ」

黒服「あほが」

運転手「ちっ」

女「……あ、えっとあの、今日私と会ったあの小さい子って知ってますか?」

運転手「あ? あぁ、知ってるも何もあれだしな」

黒服「彼女は主様の子供の一人だ」

女「あ、そうなんですか。一人ってことは何人かほかに姉妹がいるってことなんですか?」

運転手「いるけど、まぁそこら辺はおいおいわかってくると思うぜ?」

黒服「……」

女「あの、あとどのくらいで着くんでしょうか?」

運転手「ん、飽きたのか?」

女「あ、いえ」

運転手「なら便所か」

女「いえ……」

黒服「……少しは節度と常識をわきまえて行動しようとは思わないのか?」

運転手「んだよ。喧嘩売ってんのか?」

女「お二人、仲いいんですね」

運転手「仲いいねぇ。そんなこと思ったことねぇけど」

黒服「そうだな」

女「昔からの縁なんですか?」

運転手「いや? 屋敷で拾われるまであったことねぇし」

運転手「屋敷で拾われたっていうのもここ1ヶ月の事だしな」

女「へぇ、でもいいですねそういうの」

女「すぐに気が会うなんてうらやましいと思います」

運転手「……」グッ

女「うわっ」

黒服「……」

女「えっと、いきなり速度あげないで下さいよ」

運転手「すまんな。トラックが煽ってきやがったんだよ」

女「そう、ですか……」

黒服「……」

運転手(笑ってんじゃねぇよ、クソ!)

ブーン、キュ

運転手「おっし着いたぞ。黒服、さっさとでろ!」

黒服「……」ガチャ、ガチャ

女「あ、ありがとうございます」

黒服「いえ、お気になさらず」

幼女「あ、おねーちゃん!」

女「あ、 ……あっとえっとその……」

幼女「? どうしたの? おねーちゃん」

女「えっとね。うん、今朝はありがとうね。ほんと、助かったよ」

幼女「えへへ。おねーちゃんにほめられた」

女「で、お名前まだ聞いてないとおもってね、教えてくれる?」

幼女「うん! わたし、よーじょっていうの!」

女「幼女ちゃんね。うん、わかったよ」

幼女「えへへ。おねーちゃんこっちきて!」

女「あ、えっと……」

運転手「じゃ、俺は車庫に車戻しとくから女のこと頼むぞ」

黒服「……敬称もつけなくなったか、あの馬鹿は」

幼女「おねーちゃーん」

女「え、あ、うん」

黒服「そのまま幼女様について行ってください。私も後からついてまいります」

女「……」

女「きれい……」

幼女「おねーちゃん?」

女「あ、うんうん。すぐ行くよ」

女(ここ、教会だよね?)

女(何だろう、いろいろ疑問が……)

女「まあいっか」

幼女「おねーちゃーん」

女「はーい」

黒服「……」

幼女「こっち!」

女「はいはい」

女「……ここは?」

黒服「こちらは食堂となっております」

女「食堂?」

幼女「うん、みんながかえってきたきとかここでおはなしするのー」

女「そうなんだ……」

黒服「ですが今は使われておりませんので。さ、奥へどうぞ」

幼女「主さまー」

女(主様?)

主「あら、もうご到着されたの?」

幼女「うん! おねーちゃんきたよー」

主「そう……あなたが女さんね」

女「あ、はい」

女(あれ、名乗ったっけ? ていうか誰かに名乗ったっけ?)

女(あれなの? セレブにかかれば個人情報なんてないものよーみたいななの?)

主「あら、なかなか。こちらに寄っていただけないかしら?」

女「あ、はい」

主「黒服は外で待機よ」

黒服「はい」

主「……ふーん。女さん、あなたご両親は健在よね?」

女「ふえ? あ、はい」

女(綺麗な人……思わず見とれちゃった。でも幼女ちゃんと似てない気がする)

女(私もちゃんと年取ったらこんな綺麗なおばあちゃんになれるのかな?)

主「そうよね。孤児だったらこっちに連絡着てないはずが無いものね」

女「ふえ?」

主「あら、ごめんなさい。私ばかり話しこんでしまって」

主「幼女ちゃんも退屈よね?」

幼女「ふえ? へいきだよーあるじさまのこえすきだもん」

主「あらあら」

主「でも女さんと遊びたいわよね?」

幼女「うん! おねーちゃんとあそびたい!」

主「ふふ。女さんも構わないかしら?」

女「あ、はい。ぜんぜん平気ですよ」

主「ありがとう。ご夕飯には呼ぶからそれまでいいかしら」

女「そんな夕飯なんて悪いです」

主「いいのよ。遠慮しなくて。じゃあ遊んでらして」

幼女「はーい」

幼女「おねーちゃんいこー」

女「あ、待って」

とてとて



黒服「失礼します」

主「……」

黒服「いかがなされました」

主「なにもないわ。ただそうなると思ってなくて驚いてるだけ」

主「でもいい子そうでよかったわ」

幼女「こっちー」

女「まってって」

幼女「こっちだよー」

女「はーい」

女(……外?)

幼女「ここです」

女「……ここ?」

女(……一軒家?)

女(あれ?後ろに教会で一軒家?)

女(が、並んでる)

女(10軒くらいかな)

女(なんなんだろうここ?)

幼女「ただいまー」

女「お、おじゃましまーす……」

女(あ、案外広い)

女(ワンルームマンションの私のうちよりは確実に広い)

女(なんだろう、この敗北感は)

女「えっと幼女ちゃんはここに主さんと二人で暮らしてるの?」

幼女「ううーん。ここはわたしのおうちだもん。でていくまでわたししかすまないよー」

女「なんと!」

幼女「ねーねーおねーちゃん、おそぼーよー」

女「あ、はい」

女(うわちゃんとキッチンまであるよ)

女(でも生活感の一切無い家だなー)

幼女「あねーちゃんこっちー」

女「はーい」

幼女「ここがわたしのへやです」

女「わー……ってさっきの部屋は?」

幼女「? りびんぐ?」

女(な、泣きたい!!)

幼女「あ、べっどこうかんしてあるー」

幼女「とー」 ボフッ

幼女「ふかふかだよーふかふかー」

女「ほら、そんなに暴れないの」

幼女「ふえ……でも気持ちいいよ?」

女「そう?」

幼女「うん!」

女「どれどれ」

女(……うわ、すっごい沈む)

女(これ逆に寝にくいかも)

幼女「おねーちゃんねないのー?」

女「あ、うん」

女「じゃあお言葉に甘えて」 ボフッ

女「お、おぉ」

女(落ち着かない!)

幼女「おねーちゃん?」

女「ん、なに?」

幼女「ぎゅーしていい?」

女「ふえ?」

幼女「……いや?」

女「いや、別に嫌じゃないけど」

幼女「やったー」

幼女「じゃあぎゅーするー」

女「う、うん」

ぎゅー

幼女「……ふぁ」

女「……」

女(……いい、匂い)

女(幼女ちゃんってこんなに柔らかいんだ)

幼女「おねーちゃん、あったかい」

女「……」

女(これは……寝れる!)

幼女「おねーちゃん、おっぱいちいさいね」

女「……」

幼女「? おねーちゃんどうしたの?」

女「なんでもないよ?」

女(悪気はない、きっと悪気はないんだー)

幼女「……なんか、ねむくなってきちゃうね」

女「うん……」

女「寝てもいいのよ?」

幼女「でも……おねーちゃんと……あそぶから」

女「……」 ナデナデ

運転手「しつれいすっぞー」ドン

幼女「!」

女「!」

運転手「どこだーっていいとこ住んでんな、子供達ってやつは」

運転手「おっとここか?」

運転手「うーい、お前ら……」

幼女「……」

女「……」

運転手「……邪魔、したな」

女「ふえ?」

運転手「そりゃそうだと思うけどボーイフレンドすてんの早くね? 若いって怖いわー」

女「……えっと何か勘違いしてません?」

運転手「え、なにが?」

女「何っていわれると何にも言えないんですが……」

運転手「? なんだ、主様からなんも聞いてないのか」

幼女「ふえぇ……ど、どちらさまですか?」

運転手「ん? あぁ俺は運転手だよ。ここで雇われてるんだ」

幼女「あ、はい。よろしくおねがいします」

運転手「よろしくっていっても多分もう接点ねぇよ」

幼女「はい、そうですね」

女「……」

女「なんかいろいろ言いたいんですけどとりあえず運転手さん」

運転手「ん?」

女「外国人じゃなかったんですか?」

運転手「は? なにいってんだ?」

女「だって私に日本人はどうこういってたじゃないですか。なのに普通に髪も目も黒いし」

運転手「んだよ。日本人が日本人どうこう言っちゃいけないのかよ」

女「……いえ」

運転手「まぁあれだ。若いころいろんなとこ行ってたから日本人より外国人のほうがよく見てたんだわ」

運転手「そういうことだ」

女「らしいですね」

運転手「まぁな」

幼女「うんてんしゅはがいこくごはなせるのー?」

運転手「はぁ、んなもん無理に決まってるだろ」

女「え?」

運転手「そんなもん酒とボディーランゲージでどうにかなんだよ」

女「……」

幼女「……」

運転手「んだよその目は?」


あ、ごめんこれエロ注意だわ

女「そう言えば何か御用でもあったんじゃないんですか?」

運転手「なんかいきなりぞんざいになった気もするが」

運転手「まあいい。主様がな、20時に食堂に来いとさ」

女「20時……あと一時間くらいですね」

運転手「そうだなー」

幼女「いちじかん?」

女「そ、一時間。どうする? 寝る?」

幼女「ううん、おきる」

運転手「そっかじゃあなにかして遊ぶか!」

幼女「うん!」

女「運転手さん、いいんですか? お仕事とか?」

運転手「あ? いいんだよ。どうせ夜お前を自宅まで送り届けるまで仕事ないし」

運転手「つっても何にもねぇなぁ……なにすっか?」

幼女「しりとり!」

運転手「okだ!」
女「ふえぇ」

運転手「まさか1時間もしりとりするとは思わなかったぜ」

女「そうですね。普通にやってればそんなに時間かからなかったでしょうね」

幼女「むずかしかったよー」

女「まったく。変な縛り出さないで下さいよ」

運転手「少しくらいそういうのないと飽きるだろ?」

女「だからって世界各国の料理とか幼女ちゃん不利すぎます!」

幼女「そうだよー」

運転手「でも負けてたの女だけどな」

女「……」

運転手「まぁいっか。主様も待ってるだろうしそろそろ食堂行こうぜ」

幼女「うん。いくー」

主「あら、いらっしゃい」

幼女「あるじさまー」

主「ふふふ。楽しかった?」

幼女「うん、たのしかったー」

幼女「しりとりしたのー。おねーちゃんとうんてんしゅと」

主「そう」

主「あなたたちもお疲れ様」

運転手「いえ、それほどのことでもないので」

女(し、しおらしい!?)

運転手「」 ゲシ

女「いた!」

主「どうかしましたか?」

女「えっと……いえ何も」

主「とりあえず立っているのもあれでしょう。席についていいわよ」

女「あ、はい」

運転手「では失礼します」

主「ありがとう。運転手さん」

運転手「いえ、では待機しています」

主「よろしくおねがいします」

女「……」

女(そこはちゃんとする人だったんだ……)

主「ではお食事にしましょう」

女「あ、はい」

少女「あるじさま……おねーちゃんのとなりでたべていい?」

主「……女さん、迷惑じゃないかしら?」

女「え、あ、はい。大丈夫です」

主「よかったわね、幼女ちゃん」

幼女「うん!」

主「じゃあ、お食事出してもらうわね」

主「おねがい」

黒服「かしこまりました」

カチャカチャ

女「……」

女(何だろうこれ……すごい、ちまい)

主「ではいただきます」

幼女「いただきます」

女「! いただきます」

カチャカチャ

女(……おい、しい)

女(なにこれ、すっごいおいしい!)

主「いかがかしら? うちのものが作ったものなのだけど」

女「いえ、すっごく美味しいです」

主「そう? 若い子に合わせてフレンチにしてよかったわ」

女「いえありがとうございます」

主「幼女ちゃんもおいしい?」

幼女「うん。くろふくえーのごはんはじめてたべたけどすごくおいしいねー」

女(あ、すごい食べ方綺麗……それに比べて)

女(うぅ……)

黒服「申し訳ございませんが本日のメニューは私ではなく」

黒服b「私が厨房を務めさせていただいております」

黒服c「給仕は私と黒服が行っておりますので何かありましたらなんなりとお申し付けください」

女(セ、セレブ!)

女(すっごい場違いな気がする)

カチャカチャ

主「ふう、ごちそうさま」

女「……」 スッ

主「あぁ、いいのよ。この年になると食も細くなってしまうの」

主「黒服bが気を使って作ってくれたものだけど」

主「やっぱり若い子と同じようにはいかないわね」

主「だから気を使わないで食べて」

主「そのほうが黒服bも喜ぶわ」

女「あ、はい」

女「では遠慮なく」

女「いただきます」

カチャカチャ

女「ふう、ごちそうさまでした」

幼女「ごちそうさまでした」

黒服b「お粗末さまです」

主「ふふ。そうね、すこし急で悪いけれどお話してもいいかしら」

女「あ、はい」

主「そうね、今日一日色々思う事があったんじゃないかしら?」

女「……はい」

主「本当は今日はお客様としてもてなしたかったのだけれど」

主「幼女ちゃんがずいぶん懐いてるみたいだし」

主「幼女ちゃん、お姉ちゃんは好き?」

幼女「うん、だいすきだよー?」

女「……」

主「そうね。悪いのだけれどあなたのお家に幼女ちゃんを預けてもいいかしら」

女「!?」

女「えっとそれはどういう?」

主「そんなに遠まわしに言ったつもりはないんだけど」

幼女「?」

女「でも幼女ちゃんはここにお家あるじゃないですか」

主「そうね」

女「なら――」

主「今日あの子の家に行って何を思ったかしら?」

女「……えっと」

主「遠慮せずにいっていいのよ?」

女「……生活感がないかと」

主「そうね、私が全部かたづけさせたから」

女「!?」

主「教会のようだけどね、ここは孤児院といったほうがいいかしら」

主「まぁそういう施設なの」

主「一応幼女は受け入れ先が決まっていたのだけれど少し特殊なケースでね」

主「本当は落ち着くまでここに居させてあげたいんですけれど」

主「もう他の子の受け入れも済んでいてね」

女「……居場所がないと」

主「端的にいえば、ね」

女「そうですか」

女(さっきから幼女ちゃんがうつ向いて黙っちゃってるし……)

女(どうしよっか……)

女(okって言っていいかな?)

女(やばい、全然考えがまとまらない)

女(駄目な理由ってあるかな……)

女(……)

女「……うち、狭いですよ?」

女(り、理由がひどい!)

主「そう……4畳半くらい?」

女(セレブが案外庶民的なこと言った!)

女「いえ、6畳です」

女(なんだこの会話ーー!?)

主「ですって」

幼女「わ、わたしはだいじょーぶです」

女「結構……汚いですよ」

主「ですって」

幼女「わ、たし、きれいにします」

女(okって言っていいかな?)

女(やばい、全然考えがまとまらない)

女(駄目な理由ってあるかな……)

女(……)

女「……うち、狭いですよ?」

女(り、理由がひどい!)

主「そう……4畳半くらい?」

女(セレブが案外庶民的なこと言った!)

女「いえ、6畳です」

女(なんだこの会話ーー!?)

主「ですって」

幼女「わ、わたしはだいじょーぶです」

女「結構……汚いですよ」

主「ですって」

幼女「わ、たし、きれいにします」


主「あぁ、嫌なら嫌っていって構わないのよ」

女「あ、いや、嫌ってわけじゃないんです」

主「じゃあ頼んでいいのかしら?」

女「……はい」

主「そう」

主「黒服」

主「荷物は取りに行ってもらえたかしら」

黒服c「つつがなく」

主「わかったわ。じゃあ女さんが準備出来次第送ってあげて」

黒服「は」

主「ごめんなさい。まだ私はすることがあるのでここで退席させてもらうわね」

主「後のことは黒服たちがしてくれるから。ではさようなら」

てとてと

運転手「お、来たか」

女「運転手さん、待ってたんですか?」

運転手「客が来てからエンジンふかしてたら意味無いからな」

運転手「っと、今度は幼女も一緒か」

幼女「よろしくおねがいします」

運転手「おぉまかせとけ」

運転手「じゃ、乗りな」

運転手「黒服、荷物積み終わったか?」

黒服「ああ」

運転手「じゃ、出発すっぞ」

黒服「道はわかるか?」

運転手「あ? 舐めてんのか?」

黒服「ならいい」

運転手「ちっ、張り合いねぇな」

黒服「張り合う気はない。まず仕事をこなせ」

運転手「うるせーよ。車から蹴りだすぞ」

幼女「ふえぇ……けんか、よくないよ……」

女「……」

女(何ともいえない)

運転手「しっかしなぁ、良かったのか?」

女「私、ですか?」

運転手「それ以外に誰がいんだよ?」

女「別に……一日二日なら……」

運転手「……」

運転手「……おい」

運転手「おい、黒服」

黒服「言いたいことはわかるが主様の御考えだ。我々が口出しする権利はない」

運転手「……だからってなぁ」

女「……」

運転手「あーやめやめ。女、今日はうち泊まれ」

女「ふえ?」

運転手「ちょっと大変だろ、幼女と二人で自分の部屋に住むってのも」

女「えっと、そうでしょうか」

運転手「お前がそれでいいならいいけどなぁ。とりあえずまた主様に呼び出されるまではうちにいたほうがいいぜ?」

女「……そうでしょうか」

運転手「あの部屋にひと月近く二人で住むか?」

女「ひと月!? そんな話――」

運転手「してねぇだろうな。でも期限について何にもいわれてねぇだろ」

女「……」

運転手「そういうことだ」

運転手「まあ今から幼女を外にほっぽりだすっていうんでもいいんだぜ」

運転手「誰も咎めないし、そして誰も救わない」

女「そんな!?」

運転手「まぁそういうところなんだよ」

女「……」

運転手「だから話しまとまるまでうちで預かるつってんの」

女「……」

運転手「早く決めろとはいわねぇ。後20分で決めろ」

黒服「おい」

運転手「なんだ? うちに招いちゃだめなんて言われてないだろ?」

黒服「……」

運転手「で、どうする?」

女「お、お願いします」

運転手「幼女はそれでいいか?」

幼女「お、おねーちゃんがそれでいいなら」

運転手「んーじゃあうちに行くか」

運転手「だがここで一つ問題だ」

運転手「こいつ邪魔」

黒服「……」

運転手「……だよ、ホントのことだろ?」

黒服「だが」

運転手「変態」

黒服「……」

運転手「うわーないわー幼女と女2人の部屋にこようとするとか間違いなく変態だわー」

黒服「……」

運転手「つうわけでどっかホテルの前か、駅前におろすけどどっちがいい?」

黒服「駅、で」

運転手「okだ」

運転手「んじゃあな」

黒服「ではたのむぞ」

運転手「まかせとけって」

黒服「……やはり」

運転手「変態」

黒服「……」

運転手「じゃあなぁ」

ブーン

黒服「……不安で仕方ない」

黒服「……」

黒服「……ちっ」

運転手「さてうちに着いたが」

女「すみません、あのリムジンはどこに?」

運転手「車庫?」

女「車庫……って」

女「いえ、もういいです。何も言いません」

運転手「まぁ気にすんな。とりあえず自分のうちのようにくつろいでいいからな」

運転手「ただいまー」

女「お、おじゃまします」

幼女「お、おじゃまします……」

運転手「ま、なにも無いけど適当にくつろげや」

女「は、はい」

女(予想外に綺麗。それにけっこうひろいし)

幼女「きれいです」

運転手「だろー。一応気は使ってんだぜ」

運転手「それと幼女。もう無理しなくていいぞ。眠いんだろ」

幼女「そ、そんなこと……ないです」

運転手「無理すんなって。ぜんぜん寝てないんだろ、最近。寝巻は明日黒服に荷物解かせなきゃだから無いけどそのまま寝ていいから」

幼女「……はい。じゃあしつれいします」 ヌギヌギ

女「!?」

運転手「……なに動揺してんだよ。ほんとによくそんなんで預かるっていえたな」

女「いえ、急にされたからびっくりしただけで普段なら平気です」

運転手「ふーん」

運転手「まぁいいや。ちょっと待ってろ。いくつか服みつくろってくるから」

女「あ、はい」

幼女「ふえぇ……さむいよー……」

女「あ、大丈夫?」

幼女「うん……だいじょうぶ……」

女(本当に寝むそう。こういうところも気付いていかなきゃいけなかったんだよね)

女(うぅ運転手さんのいうことは正しかったかも)

女(多分私一人じゃこの子に大分無理させちゃったと思う)

運転手「おーい、適当にこれを着替えさせてくれ」

女「あ、はいっと」

女「……」

運転手「下着はさすがにかんべんな。幼女に合うサイズはない!」

女「あの……運転手さんシャツだけですか?」

運転手「他にどうしろってんだよ」

女「そうですけど……」

女「ん、じゃあこれに着替えようね」

幼女「あーい」

女(肌……綺麗)

幼女「ひゃ! つめたいよー」

女「あ、ごめんね」

幼女「ううん。いいの」

幼女「よいしょ、よいしょ」

幼女「きれたー」

女「うん」

運転手「今布団しいてるから少し待てな」

幼女「ふぁーい」

幼女「zzz」

女「すぐ寝ちゃいましたね」

運転手「そりゃな」

女「そんなに疲れてたんだ……今日は無理させちゃってたのかな」

運転手「その子が隠すのうまいだけだ。背景しらなきゃ誰だってそんなもんだよ」

運転手「しかしそんなに幼女のこと気にするってことはなんかあったのか?」

女「……なんか色々わかんないことだらけで」

女「ちょっと距離感つかめないんですよ」

女「私とこの子の立ち位置みたいなものの」

運転手「まぁんなもんだろ」 カシュ

女「……そうでしょうか」

運転手「どうするかは全部知ってからで遅くねぇよ」

運転手「何もいえねぇ俺が言えることじゃないんだけどな」 グビグビ

女「もどかしいです」

運転手「だろうな」 グビグビ

運転手「でもそれは幼女も一緒だ」 グビ

運転手「主様でも初めての事だろうしな。慎重なんだろ」カシュ

運転手「って黒服が言ってた」 グビグビ
 
女「……」

運転手「……」

運転手「……ふぅ。じゃ、風呂でも入るか」

女「え?」

運転手「なんだよ、はいらねぇの?」

女「いえ、入りますけど」

運転手「なら入ろうぜ?」 ヌギヌギ

女「ってなんでここで脱ぐんですか!?」

運転手「脱衣所狭いから嫌いなんだよ。いいじゃねぇか誰も見てないんだし」

女「私が見てます!」

運転手「……で?」

女「え?」

運転手「だからなんだよーっていってんの? 銭湯だってまっぱだろ、大して変わらん」

女「それはそれです!」

運転手「あーあー、ぐちぐちうるせぇなぁ。いいんだよ、お前も脱げ!」

女「や、うわ、服引っ張らないでください!」

運転手「いいからいいから」

女「なんですか酔ってるんですか? 言動がオヤジ臭くなりかけてますよ」

運転手「どうせ女らしくねぇよ。いいから脱げー」

女「きゃー!」

運転手「てりゃ」 ゴッ

女「!」

運転手「五月蠅い、騒ぎすぎ。子供が寝てんだぞ」

女(誰のせいですか!)

運転手「とりあえず寝室から場所移すぞー」

女「ちょっと手引っ張らないでください!」

運転手「っとじゃあ脱ぐか」

女「普通に脱ぎ出したよこの人」

運転手「いいじゃんか、女同士だし。これから少しは幼女の面倒見るってのに恥ずかしがってたら埒が明かないぜ?」

女「そうですけど……」

運転手「ほらほら、こんな大きな胸にも慣れとけ、ほらほら」

女「ちょ押し付けないでください」

女(普通に大きいから精神的にもダメージが……)

運転手「ほらほらー」

女「だー。挟むまないでー」

運転手「……ふん、ノリ悪いな」

女「とりあえずショーツしか身につけてないならそれ以上近寄らないでください」

運転手「……脱いだら?」

女「逃げます」

運転手「……ふーん。お前、自分の体ちゃんと見たことないだろ」

女「……見ませんよ、普通」

運転手「駄目だな。だから恥らいとか持っちゃうんだよ」

女「その理論は絶対におかしいと断言できます」

運転手「まぁなんでもいいけど早く風呂場に来いよ?」

女「一緒に入りませんから!」

運転手「勝手がわからんだろうに」

運転手「教えるなんて面倒なことしないからな」

女「うぅ」

運転手「つうわけだ、諦めろ」 ヌギヌギ

女「……」

運転手「あー生き返るー」

女「オヤジ臭いですよ」

運転手「あきらめたー」

女「うわー」

運転手「いいんだよ、今更男に媚売って生きようとなんか思ってねぇし」

女「……そのわりには黒服さんとはいい感じでしたけどね」

運転手「あいつはんなんじゃねぇから」

女「そうですか? まんざらでもなさそうですよ?」

運転手「根拠がねぇ」

女「運転手さんの時だけ饒舌じゃないですか」

運転手「嫌みは饒舌っていわねぇよ」

女「ひねくれ者……」

運転手「いいんだよ、それで」

運転手「あー」

女「なんですか?」

運転手「風呂から上がってもブラねぇなと思って」

女「無いんですか?」

運転手「お前のな」

女「……」

運転手「明日取り行かなきゃだなぁ」

女「そうですね……」

運転手「または黒服に取り行かせるか」

女「いえ、それはいいです」

運転手「なんで? 面倒だろ?」

女「……男性ですし」

運転手「あ? 別にそういうの気にする奴じゃねぇよ」

女「そういうわけにもいきません!」

運転手「ま、そういうならそれでいいけどさ」

運転手「……」

女「……」

運転手「……」

女「……なんですか?」

運転手「いや、めんどくせぇなら俺の貸そうかと思ったんだが」

運転手「うん、なんつうか寄せて上げても無理そうだなと」

女「……」

運転手「あー泣くな泣くな」

女「泣いてません!」

運転手「つか、なんでそんなに小さいんだ?」

運転手「彼氏いんだろ? すったもんだで大きくなんじゃねえの?」

女「そ、そんなことしません!」

運転手「……あ、もしかしてまだ未経験?」

女「……うぅそうですよ。悪いですか!?」

運転手「いや意外だな。お前みたいな可愛い系のやつがまだ純潔守ってるなんてさ」

女「女子高でしたし、そういう機会なかったんです」

運転手「機会あったら捨ててたのか?」

女「……」

運転手「はっはっはすまんすまん。からかいすぎた」

女「いいですよね運転手さんは」

女「外国育ちですからそういう御相手に事かかさなそうですし」

運転手「おーおーいうねぇ」

運転手「だけど残念なことにまだ俺も処女だぜ?」

女「え?」

運転手「えって言われても事実なもんはしょうがねぇだろ」

女「じ、自分も処女で人の事からかったんですか!?」

運転手「ん? 別に人は人だろ。からかわれるような生き方してるほうが悪い」

女「なんという!」

運転手「だいたいこんな女に寄りつく男がいねぇよ」

女「い、いいんですか?」

運転手「いいっていいって。別にしなきゃ死んじまうわけでもないしな」

女「そうですけど……」

運転手「なんなら破ってみるか?」

女「え?」

運転手「なに、その手のおもちゃならいくつかあるしな」

女「な、な、」

運転手「ダチがこっちに遊びに来た時置いてったりな。処理したくても今度使うかもだからとか言いやがって。ここはモーテルでも何でもねぇってのに」

女「へ、変態!」

運転手「はぁ?」

女「だ、だってその、そういう……」

運転手「まとまってねぇよ」

女「うぅ……」

運転手「まぁ半分冗談として」

女「半分はガチですか」

運転手「私だって女だしな。自分の体には幾ばくかの興味ぐらいあるっつうの」

女「……」

運転手「つっても自慰してもなんつうかこう虚しいだけだし、どうせなら誰かとしたほうがいいだろ?」

女「え?」

運転手「彼氏との初エッチが苦痛でおわんのも嫌だろ?」

女「え?」

運転手「今、一緒に破っとくか?」

女「え? って近い、近いですよ?」

運転手「そう動くなよ。浴槽だってそう広くないんだし」

女(あ、なるほど。これが貞操の危機なのね)

女「ってそんなに冷静にしてる場合じゃない!」

運転手「なんだよ、ビビってるのか?」

女「ビビらないほうがおかしいでしょ!?」

運転手「心配すんな、女同士だからよくわかる」

女「余計心配です!」

運転手「……仕事柄、爪はちゃんと切ってるぜ?」

女「何その配慮!? ってドライバー爪関係ありますか?」

運転手「……むかついた奴を思いっきり殴れる?」

女「ひでぇ! ん」

運転手「」

女「」 バチャバチャ

運転手「」

女「……ぷはって何してるんですか?」

運転手「キス?」

女「知ってますよ! されたんですから!」

運転手「その、なんだ……お前唇やわらけぇな」

女「もじもじしながら言うセリフですか、それ」

運転手「いや、なんていうか予想外でな」

女「うわーん、がっさがさだと思われてたー!」

運転手「いやそういうわけじゃねぇから! 柔らかいんだろうなって思ってたらそれ以上だったってだけで」

女「いや、わかってます」

運転手「……」

女「……」

女(主導権握っとかないと多分この人暴走する!)

女(逆に言えば主導権握ればこっちのもんだわ)

女(経験少ない人でよかった……)

女「いいですか」

運転手「何?」

女「とりあえず落ち着いてください」

運転手「落ち着くも何も最初から冷静だっての」

女(一番信用ならないセリフだなぁ、これ)

女「いいですか、わたしは何もする気はないのでとりあえず少し距離をとってください」

運転手「……」 バチャバチャ

女(ほっ……)

運転手「……すまん」

女「いえ、別に」

運転手「……すまん」

女「……」

女(気まずい……)

運転手「もう、あがるわ」 バシャ

女「あ、はいじゃあ私も」 バシャ

運転手「……」 フキフキ

女「……」 フキフキ

運転手「……」 ソソクサ

女「……」 ソソクサ

運転手「……寝るか」

女「はい」

連投疲れた、書き溜めなくなった、もういろいろあって休憩

やるぜー

女「zzz」

女「zzz」

幼女「おねーちゃん、おきてー」

女「zzz」

幼女「おねーちゃーん!」

女「ん……」

幼女「おねーちゃん……起きた?」

女「……」 グイ

幼女「ふえ? ふえぇ……」

女「zzz」

運転手「おーい、女は起きたか?」

運転手「……なにしてんだ?」

幼女「うんてんしゅー、たすけてー」

運転手「抱き枕、だよな。襲ってるわけじゃないよな?」

幼女「うんてんしゅー」

運転手「……」

幼女「?」

運転手「……」 プニ

幼女「ふえぇ!?」

運転手「!」 プニプニ

幼女「う、うんてんしゅぅ」

運転手「は!? なにしてんだ、俺」

運転手「こら女、起きろ!」

女「zzz」

運転手「……」 パーン

女「ふぁ?」

運転手「けつたたいてこの反応かい……」

幼女「うんてんしゅぅ……」

運転手「あーあーわかったから。女、起きたろ? 幼女を離しな」

女「う……ん……」

幼女「ふえぇ……でれたよー」

運転手「後はこれなんだが」

運転手「!」

女「zzz」

運転手「……」 カプ

女「!!!!」

女「な、なななに? なに!?」

運転手「起きたな、完全に」

幼女「おきたー」

女「え、え?」

運転手「とりあえずだ、おはよう」

幼女「おねーちゃんおはよー」

女「……あ、うん。おはよう」

女「じゃあ行ってきます」

幼女「いってらっしゃーい」

運転手「おい。しかしいいのか? ほんとに車で送ってかなくて」

女「うん、平気です」

女(リムジンで学校来られても困るし)

運転手「リムジンじゃない普通の軽あんぞ?」

女「……いやいいです」

女「定期圏内だし、今の家より学校近くて楽できてるから」

運転手「ん、そっか。じゃあいってら」

女「はーい、行ってきます」



運転手「さて黒服でも迎えに行くか。ついてくるか?」

幼女「うん」

女「はぁ」

友「どうしたん?」

女「なんかねぇ。これからの人生に不安が」

友「……はぁ?」

女「うん、そんな反応だと思った」

友「知らんし。何かあったの」

女「目下の目標は私がつっこみ放棄出来る環境を家に作ることだと思う」

友「……」

女「学校おちつくわー」

友「私ただのつっこみ要員かよ!」

女「うん、ありがと」

友「いらっとした」

友「で実際なにがあったの?」

女「見ず知らずの幼女を預かることになった」

友「えっと、なんで?」

女「……流れ?」

友「うわ、それであんたいいのかい」

女「否定する理由が無く、つい」

友「ついで幼女養っていけるほど世の中甘くないよ!?」

女「そうなんだよねー今思った」

友「だめだこりゃ」

友「で、それを彼氏くんは知ってるの?」

女「……忘れてた」

友「……不憫だわ。なんでこんなの彼氏やってるんだろ、彼氏くん」

女「……同情?」

友「うわ……」

女「もしくはそんなあぶなっかしいところが保護欲そそるとか?」

友「一回謝ったほうがいいよ」

女「ごめんね!」

友「私に謝んなし」

女「じゃあ謝った分返せ」

友「どう返せと……」

女「ケーキでいいよ。学食のね、レアチーズ」

友「そこで150円のもの頼むあたり上手いこというのね。が、奢らん」

女「なんで?」

友「奢る理由ないじゃん」

女「そうだけどそこは気前よくさ。給料前で苦しんだよー」

友「給料ってバイトしてたっけ、あんた」

女「してるわ、普通に」

友「うっそ、まじで? 知らんかった」

女「帰っても暇だし、それにバイトの賄いがまた美味しくてね」

友「へぇ、なんのバイト?」

女「個人経営のラーメン屋」

友「……」

女「そこのラーメンも美味しいんだけど賄い用のチャーシュー丼がまた美味しいんだわさ。そこのチャーシューは味濃い目なんだけどたっぷり刻み葱とごまがふってあって、そこに熱いほうじ茶かけて食べるとなおよし」

女「ただお客さんの中にはマヨ足しだったりわさび足しだったり通好みの食べ方もあって毎日それでも飽きないくらいだよ」

女「しかも上の葱も普通の葱か白髪葱、玉葱に変更可能だしラーメン用の高菜を乗せてもいけるっていうね」

友「それ、何時ごろ?」

女「え、2時」

友「太れ」

女「いやー太らんて。結構暑いしね」

友「はぁ、つうわけで奢らんよ」

女「まさか!」

友「と、話戻すけど、その幼女って子はどうすんの?」

女「それが家に帰そうにも返せなくて……」

友「親がどっかに旅行中とか?」

女「いや、保護者は知ってると思う」

友「……遊びに来てるだけ?」

女「ではないっぽい」

友「もう警察に言っちゃえば? ただの育児放棄じゃん」

女「えー。だって孤児なんだよ?」

友「は?」

女「言ってなかったっけ?」

友「うん、ぜんぜん」

女「てへ」

友「殴られるか話し続けるか選びな」

女「まぁ孤児院から預かったといいますか」

友「親が?」

女「私の? それはない」

友「だって里親ってそんなに簡単にはなれないよ?」

女「まぁ里親ちゃうし」

友「はっきりせんかわれ」

女「だって私だってよくわかんないんだもん」

友「無責任。その子がかわいそうだって」

女「さっきからひどいっすね」

友「あんたが馬鹿すぎるだけ。いつまで預かるか知んないけど警察にいうなり他の孤児院探すなりしな」

友「それと期間かかるようなら彼氏くんにも連絡すること」

女「えー、はい」

友「ったく」

かきためた方がいいか?


女「終わりだー帰るぜー」

友「ん、じゃあな」

女「サークル?」

友「そ」

女「おー頑張ってこい」

友「ん」

……

女「会話しろよ!」

友「いやしてるじゃん!」
女「一文字だけは会話っていわな――」

プルルル……

女「あ、ごめん」

女「はい」

運転手「おー授業おわったか?」

女「あ、はい。今終わりました」

運転手「大学近くまで来てんだけど暇ならおくってくぜ?」

運転手「荷物もあるだろ?」

女「じゃあお願い………黒服さんはいないですよね?」

運転手「あいつは主様のところに送っていったよ。つうわけで男手はいねぇけどいいか?」

女「大丈夫です、そんなに荷物もないので」

運転手「お、じゃあ校内の駐車場で待ってるわ」

女「はい、すぐ行きます」

pi

友「え、誰? バイト?」

女「ううん………姉?」

友「は? 姉妹いないんじゃないの?」

女「っぽい人だから。じゃ、またせちゃ悪いから行くね」

友「おー」

テケテケ

「……」

友「姉か、いいなー。萌えるよね」

女「お待たせしましたってええ!」

運転手「?」

女「リムジン、ですか」

運転手「家寄るの面倒だったからな」

女(どおりで人だかりが)

女「もう、悪目立ちするじゃないですか」

運転手「いいんだよ、言わしとけば。と、さっさとならないともっと目立つぜ?」

女「うー。乗ります、乗りますよ」

ガチャ

幼女「おねーちゃん!」

女「あ、幼女ちゃん。どうしたの?」

幼女「うんてんしゅについてきたの」

と、バイト中だから抜けます。

家帰ったらpcだからもうちょっと早く投下できるはず

今からやります。甘やかすとすぐ書かなくなるから駄目だぜ!


運転手「世間話は中でやってくれよ? いつまでも駐車してるとうぜえのがくるからよ」

女「あ、はい。今乗ります」

運転手「ん、乗ったな。じゃあ出るぞ」

ブーン

女「……あ、ありがとうございます」

運転手「ん? 車か? 気にすんな。こんなことになったのも俺が無理言ったからだしな」

女「いえ、それは別で感謝してます」

運転手「はっ。なんだいまさら怖気づいたのか」

女「怖気づいたわけじゃないですけどまだまだ子供でした」

運転手「ま、それでいいんじゃねぇの? 深く考えないほうが面白いぜ?」

女「見てる分にはですか?」

運転手「どっちもだよ。楽しくねぇことはしねぇしさせねぇよ」

女「……」

運転手「まぁ今は目先のことだな。直でおまえんち行くか軽く飯でも食うか決めろや」

女「うーんそうですね。小腹がすいていると言えばすいてますが」

運転手「ちなみにだが俺たちは微妙な時間に朝飯食って以来何もくちにしてねぇ」

女「……はいはい。なにか食べましょう。それでいい、幼女ちゃん?」

幼女「うん!」

女「さて、何食べます?」

運転手「肉」

女「幼女ちゃん、何食べたい?」

運転手「おい」

幼女「うーんと、おねーちゃんがつくったものたべたい!」

女「oh……」

運転手「……お前飯作れんの?」

女「ひ、ひつれいな。一応人並みには作れます!」

運転手「ふーん」

女「あ、そうだ。冷蔵庫にちょうどあるのでうちでご飯にしません?」

運転手「肉がか?」

女「がめつい女性はもてませんよ?」

運転手「蒸し返すな、あほ」

女「幼女ちゃんもそれでいい?」

幼女「うん!」

運転手「じゃ、飛ばしてくから気をつけろよ!」

運転手「うし、ついたぞ」

女「前前から思ってましたけど、飛ばしてる割には運転上手ですよね」

運転手「ぶつけたら自分持ちだからな。下手な運転できねぇよ」

女「そこはきっちりしてるんですね……」

運転手「さて、そんなことより女ん家か……なんか変なもんねぇかな」

女「無いです。でも散らかってるのであんまり物色とかしないでくださいよ?」

運転手「あー平気だって。使い終わりのゴムでもなきゃ居心地わりーなんて言わないよ」

女「……子供いるんですけど」

運転手「あー。そっか、そういう立ち位置か。わりぃわりぃ」

女「? 幼女ちゃん、運転手さんが変なこと言っても反応しちゃだめだからね?」

幼女「? わかったー」

女「じゃ、鍵開けますから」

ガチャ

女「ただいまー」

幼女「おじゃまします」

運転手「うーす」

女「どうぞ入ってください」

幼女「はーい」

運転手「ふむ、どれどれ……1kにしては綺麗じゃん」

女「そこ、品定めしない」

幼女「わーそふぁーふかふかー」

運転手「おお、なかなかいいもんじゃねぇか」

女「そうなんですか? あんまりにも沈むし場所取るから嫌いなんですけどね」

運転手「まぁこの部屋にはもったいないな」

女「はいはい。でご飯作りますよー」

運転手「んー」

トントントン

ゆっくり再開


女「はい、できましたよー」

運転手「おー早いな」

幼女「わー」

女「一応ご飯は炊いてあったもの使ってるので味は落ちますが」

運転手「まぁいいや。このお茶かければいいのか?」

女「あ、はい」

運転手「ん、おーほうじ茶か。渋いな」

女「いえ、これには一番これが合うんで」

幼女「わーいいにおい」

運転手「よし、幼女の貸して。注いでやるから」

幼女「はーい」

パクパク

運転手「はぁ、くったくった」

女「お粗末さまです」

幼女「おいしかったー」

女「はい、ありがとう。さすがに幼女ちゃんがいつも食べてたようなものには負けるけどね」

幼女「ふえぇ……いつもわたしじぶんでつくってるからおねーちゃんのほうがじょうずだよ?」

女「へぇー自炊してるんだってこんなに小さい子が?」

運転手「早くから自立させるのが主様の考えだ。それ以上追及するの禁止な」 ズズッ

運転手「幼女も飲むか? 茶しかないけど」

幼女「うん、のむー」

女「……じゃあ片づけますね」

運転手「ん」

幼女「あ、おてつだいするー」

女「お客様なんだから座ってていいのよ」

女「しかし……」

運転手「ん?」

女「食べ散らかしましたね」

運転手「食べ方が汚いのは知ってる」

女「茶碗の中は綺麗ですけどそんなにこぼしますか? 幼女ちゃんを見習ってくださいよ」

運転手「気にするな。逆にがさつじゃないわたしのほうがなんかキモい」

女「ギャップ萌えでいいじゃないですか。男性だってそっちのほうがグッときますよ、きっと」

運転手「おまえ、いつもそればっかりだけどそんなに男に好かれようとして疲れないのか?」

女「……洗い物行ってきます」

運転手「んー」

カチャカチャ、ジャー

女「ふう……」

運転手「おわったかー?」

女「あ、はい」

運転手「じゃ、荷物まとめて行くか」

女「わかりました」

運転手「どんくらいかかる?」

女「えっと、いくつかの着替えだけだからケース二つなので二十分程度だと思います」

運転手「じゃ、さっさと済ませるか」

幼女「おてつだいする!」

女「うん、ありがと――」 プルルル

女「ん? メール……」

??『友から聞いたぞ。女の子預かったって』

??『大丈夫なのか? 心配だから返事くれ』

女「やろう……」

運転手「……誰から?」

女「彼氏です」

幼女「!」

運転手「ほうほう、でなんだって?」

女「幼女ちゃんのことで少し話があるって」

pi プルルルル

彼氏『はい、女か?』

女「うん、メール見たよ」

彼氏『そっか、で大丈夫なのか?』

女「うん、彼氏くんが心配することじゃないから」

彼氏『そうか……事情って聞いていい?』

幼女「おねーちゃーん」

女「あ、何? ごめん、これからちょっと用事あるからまたね」

彼氏『え、あ、ちょ――』

うーん、分岐発生中。ただでさえ冗長なんだがここで1カ月をダイジェストに流すか新キャラ出すかどっちがいい?

あと黒服は俺のジャスティスって人居る? 運転手との絡みがこの百合ssに必要かどうか

pi

女「幼女ちゃんどうしたの?」

幼女「たんすのなかのどれをしまえばいいの?」

女「えっと……じゃあわたしがタンスから出したのをバッグに詰めていってもらっていい?」

幼女「うん!」

トコロカワッテ

黒服「失礼します」

主「入って」

黒服「……」

主「紅茶、注いでもらえる?」

黒服「ただいま」

カチャカチャ

主「」

黒服「」

主「? あら、めずらしく雑味が出てるわね。らしくない」

黒服「失礼しました。ただいま新しいものと代えさせていただきます」

主「あぁいいのよ。それより何かあったのかしら?」

黒服「いえ、主様の御手を煩わせるようなことではありませんので」

主「……控えの者としてはベストかもしれないけど思ったことは話しなさい。貴方のミスがここの子たちの不幸に繋がるのよ」

黒服「は、申し訳ございません」

主「そうね。幼女ちゃんのこと、かしら?」

黒服「」

主「どうしたの?」

黒服「実は今幼女様と女様は運転手のもとで生活をしています」

主「初耳ね」

黒服「はい」

主「そうそう、いいこと教えてあげる。今朝伝えたのよ、運転手に暇を与えるって」

主「暇って言っても最低限の仕事はしてもらう予定だけれど」

黒服「……すでに伝えられていたのですか?」

主「いえ、ただ面倒見のいいあの子のことだからそうするんじゃないかと思っただけよ」

主「それに初めから二人きりだとなかなか大変でしょう? 今回はあの子たちの絆が正常に繋がってはいけないのだから」

黒服「はい」

主「とりあえず今はあの子に任せて様子見よ。それとも心配かしら? 拾ってきた子猫が母猫になるのが」

黒服「いえ」

主「そう、それでいいのよ。他にもしなければいけないことはたくさんあるのだから」

主「それにしても女の子同士とはね」

黒服「」

主「男同士なら前例もあったのだけれど」

主「同じようにはいかないわね」

黒服「」

主「……」

主「あれのもとへ行かせてしまった私たちのせいだとは分かっていても厄介なことね」

黒服「お疲れでしたら一度休まれてはいかがでしょうか?」

主「そうね……昔のように血統だけで候補が絞れればよかったのに。私も若くないわね」

黒服「」

主「助手の一人でも欲しいわね……」

主「……あ」

主「……これなら」

黒服「どうか、なさいましたか?」

主「そうね、そうよ。黒服、今うちにいる子で引き取り先が決まっているところを徹底的に洗い出したらすぐに計画に移してちょうだい」

黒服「すぐにですか? 重複してしまいますが」

主「人員なら八人まで出せるでしょう? 私はすることが出来たからしばらく監督はあなたに任せるわ」

主「出来るわね?」

黒服「お任せください」

主「それともう一つ。一月後にあの子たちをここへ。その時までにある程度話が進んでいるよう運転手に連絡を取ることを許可するわ」

主「多少なら強引な手を使ってもいいと伝えておきなさい」

黒服「了解いたしました」

主「そうね、あと」

主「雑味のない紅茶をもう一杯頂戴」

スウジツgo-

女「ありがとうございましたー」

女(バイト終わりだーイコール賄いの時間だー)

店長「ん、今ので最後か?」

女「はい、暖簾畳んじゃいますね」

店長「おう、すまねぇな」

女「いえ」

バタバタ

女「ふぅ、外電気消してきましたよ」

店長「うっし、中も終わりだ。ありがとな」

女「まぁバイトですから」

店長「それにしちゃあよく働いてくれてるよ。覚えんのもはえぇし大助かりだ」

女「褒めてもこれ以上は無理ですよ?」

店長「そりゃ残念だ。ほれ、いつもの」

女「んー。ありがとうございます」

パクパク

女(おいしいですよねー)

女(家で作ってもなかなかこの味にはならんのですよ)

女(幼女ちゃんにも食べさせてあげたいなぁ……)

女「んーおいしい」

店長「おう、今日も最高の出来だからな」

女「ですねぇ」

店長「しかし雇ってるほうがいうのもなんだがこんなに夜まで働いてて大丈夫か?」

女「えぇ、ここら辺は治安悪くないですし家も近いですから」

女(でも終電終わってて運転手さんちまでは帰れないんだよね。幼女ちゃん大丈夫かなぁ……)

女(運転手さんが酔って変なことしてないといいけど)

店長「そうか、ならいいんだが」

店長「ま、いい働き手なんだ。無理だけはしないでくれればこっちとしては問題ないがな」

女「そこは大丈夫です」

女「あ、ただ申し訳ないんですけどやっぱり少しだけシフト減らしてもらっていいですか?」

店長「おう。何かあるのかい?」

女「えぇ、ちょっと親戚の子を預かってもらいたいって言われてて。一月程度なんで今月だけ少し……」

店長「おう。それくらいなら構わないぞ? だいたい半分くらい減らすか?」

女「そう、ですね。ちょっと貯金と相談したいところではあるんでまた後日、早いうちに連絡します」

店長「ん、そうしてくれ。まぁ代わりのやつも研修終わるから使いっぱしれるしいい機会だと思っとくよ」

女「あんまりバイト君をいじめちゃだめですよー」

店長「いじめちゃいねぇよ。ただしみったれた根性叩き直してるだけだ」

女「そういうのが駄目なんですよ。彼だって彼なりに頑張ってるんですから」

店長「自分なりのやり方でもいいが仕事がとろいんじゃ話にならねぇだろ」

女「はぁ……よく辞めないですよね、バイト君」

店長「その根性だけは認めてる」

女「っと、じゃあこれ洗い終わったら私上がりますね」

店長「おう、お疲れ様」

女「ただいまー」

シーン

女「ひっさびさの我が家だけど……この寂しさが身にしみるわー」

女(そう言えば明日もバイトだから学校帰りに運転手さんち軽く寄ってまたこっちかぁ)

女(幼女ちゃん……いつもひとりなんだよね)

女(主さんから預かったはずなのに結局運転手さんが面倒みてるようなものだし)

女(駄目じゃない? 私の今の状況……)

女(どうにかして時間作ってあげないとなぁ)

女「」

女(……あと、お金だね)

プルルルル

pi

女「はい」

幼女『あ、おねーちゃん?』

女「あ、幼女ちゃん? どうしたの?」

幼女『えっとね、おやすみなさい』

女「!」

女(今、三時だよ? それを言うために待っててくれてたのかな?)

女(泣ける! 自分のふがいなさ併せて150%増しで泣けるわー)

女「うん、おやすみ。幼女ちゃんもおやすみね」

幼女『うん、おやすみなさい』

女「また、明日ね」

pi

プルルル

女(また?)

pi

彼氏『よ』

女「あ、彼氏くん?」

彼氏『おう、夜遅くにごめんな。今平気?』

女「うーん、長くは無理だからすこしなら」

彼氏『そっか……なぁ今度どこか遊びに行かない?』

女「今度?」

彼氏『あぁ、土日使ってドライブとかさ。ちょっと遠くに』

女「あ、泊まりは無理」

彼氏『……』

女(え?)

彼氏『あ、あぁそっか。うん、じゃあ普通に会える?』

女「うん、大丈夫だと思う。日にち決まったら言ってね?」

彼氏『おう、また連絡する』

pi

女「はぁ……」

女(泊まらないって言ったら黙っちゃった……)

女「男、だもんね」

女「そういうんじゃないんだけどなぁ……」

女「友達のほうが楽だったかも」

女「友の紹介だったしなんか流れで付き合ったのが悪かったんかな―」

女「」

女「ねよう」

マタイクニチカタッテ

yougottamail!!!

pi

『from 彼氏
subject 前の話なんだけど

本文:今度の日曜デートに行かない?
忙しくないならでいいんだけどどう?
返信よろノ』

女「」

幼女「どうひたの?」 チューチュー

女「んーなんへもはい」 チューチュー

運転手「いや、お前らアイス食べながら話すなっての」 グビグビ

女「むー。久々なんですもんこれ」

運転手「あーボンボンのアイスな。どう見てもゴムだけど、容器」 グビ

女「幼女ちゃん、あのおばさんの明日のご飯は抜きでいいよね?」

幼女「ふえぇ?」

運転手「」

運転手「とりあえずよしてください」

女「はいはい」

女「あ、っと今度の日曜ちょっと出ますね」

運転手「送りは?」 カシュ

女「いらないですよ。昼から飲んでて構いませんので」

運転手「嫌みか」 グッビグビ

幼女「学校?」

女「ううん。ちょっと友達と遊びに行くだけ。遅くなるかもしれないからご飯は食べててね」

運転手「……ほう、男か」

幼女「!!」

女「」

女「まぁ、そうですけど」

幼女「!!!」

運転手「おう、しっぽりやってこいや」

女「そういうんじゃないですから。ていうか子供の前ですよ?」

運転手「誰もが通る道だ」

女「……そんなこと言ってる人にはお酒取っちゃいます」 カシュ

運転手「お、おい。俺の!」

女「」 グビグビ

女「」 グビグビ

女「」 グビグビ

女「」

女「ふぅ」

運転手「一息かよ」

女「う」

運転手「おう、どうした?」

女「炭酸の一気飲みはお腹に悪いです……うっぷ」

百合エロはしばし待つのじゃ


運転手「炭酸かよ」

幼女「ふえぇ……おねーちゃんだいじょうぶ?」

女「だ、大丈夫だよ」 コホン

運転手「コーラ一気に飲んだのと変わらねぇよ」

女「うー口の中にがいです」

運転手「なんだ、ビール駄目か?」

女「大手のは。地元の白なら甘くて好きなんですけど」

運転手「贅沢な奴だな」

女「えぇ。大学のコンパでも地獄見ました」

運転手「そりゃな。ほい」

女「ありが……とうございます」 コクコク

女「うー」

運転手「よしよし。そろそろ幼女は寝な」

幼女「ふえぇ……はい」

女「うーおやすみ、ようじょちゃん」 コクコク

幼女「おやすみなさい……おねーちゃんかお、あかいよ?」

女「だいじょーぶだいじょーぶ。まだまわってないから」

幼女「? おやすみなさい」 トテトテ

女「」 コクコク

運転手「」 グビグビ

女「ひとににほんしゅわたしておいて、じぶんは、びーるですか?」 コクコク

運転手「さらっと飲んでる奴のせりふじゃねぇよ」 グビ

女「うー」

運転手「ほれ」 トクトク

女「あ、ありがとうございます」

女「」 コクコク

運転手「俺も酒にすっかな」 ガタ

女「」 コクコク

運転手「よっと、ちょっと足に来てるか」 トクトク

女「」 コクコク

運転手「」 ゴクッゴクッ

女「そんなにいっきにのんだら、もちませんよ」 トクトク

運転手「お、わりぃな」

女「いえいえ」

運転手「ほら」 トクトク

女「あ、ちょ、こんなになみなみそそいいでー」 ズズ

運転手「わりいわりい」 グビ

女「もーじぶんのはじぶんでつぎますー」 コクゴク

運転手「あー? いいんだよ。二人で飲んでんだ、そっちのほうが気が楽だろ?」

女「そうですけど……」 コクコクコク

運転主「」 ゴク

女「ふぅ、しかしこれおいしいですね」 コト

運転手「だろ? 吟醸でもない安酒だけど作りがしっかりしてるから臭くねぇし、雑味っつうか甘さがつよくてな」

運転手「飯には向かないからこういう晩酌にちょうどいいのさ」

女「へぇ。さかやでうってます?」

運転手「ん? 売ってるよ。蔵は地元だしここらへんならほとんどな」 ゴク

女「いいですね」 コクコクコク

運転手「」 ゴク

女「ふぅ、あついかな」 ヌギヌギ

運転手「お、ぬいだな。ふゆだってのに」

女「ここ、だんぼうきいてますから」 コクコク

運転手「だからってブラだけかい」

女「ふふふ、みずぎみたいなもんですよ」

運転手「おいおい」ゴク

女「なんですか? そそりますか?」

運転手「おとこじゃねえし。じぶんのでみなれてるっての」

女「そうですよねー」 トクトク

運転手「お、サンキュ」 トクトク

女「」 コクゴク

運転手「」 ググ

女「んーやっぱり脱ぐと寒いかも」

運転手「そうか?」 ゴク

女「お酒が冷たいですからね。いくら体を温めるって言ってもさすがに」

運転手「そうか。こっちはあついけどな」

女「なら脱いじゃえばいいじゃないですか」

運転手「おー」 ヌギヌギ

女「」 ゴクゴク

運転手「ふっふっ」

女「」 ゴクゴク

運転手「ふんー」

女「」 トクトク

運転手「!!!!」

女「なにやってるんですか?」 ゴク

運転手「ぬげん!」

女「もう、三枚一緒に脱ごうとするから」

運転手「んーんー」

女「」 ゴクゴク

運転手「んー! んー!」

女「」ゴク

女「」 トクトク

運転手「」 ゲシ

女「いた!? な、なんですか。蹴らないでくださいよ」

運転手「ならたすけんか!」

女「えー」

女「あー」

女「うわー……」

運転手「?」

女「えっとですね、これどうやって脱いだんですかって位からまってるんですけど」

運転手「まじか」

女「横着するからー」

女「で、ですね。首から上が衣服で隠れてて団子状になってると」

運転主「あつい!」

女「」

女「」 ふに

運転手「!?」

女「ノーブラ、なんですね」

さて一服

姉貴に見られて死にたい


運転手「や、やめろ!」

女「」 ふにふに

女「」 ふにふに

運転手「」

運転手「むごんはやめろ! あとあついからはやくぬがせて」

女「やわらかい……」 ふにふに

女「ていうか大きすぎです!」 ふにふに

運転手「そこのいみわからないぼうげんはよせ!」

女「」 ふにふに

女「」

女「」

運転手「?」

かぷ

運転手「!?」

運転手「お、おいやめろっ」

女「……」

女「……」

かり

運転手「ふにゃ!?」

ちゅー

運転手「しゃ、しゃれになんないからぁ」

女「ふふふ」

女「ふふふふふ」

運転手「こわいから! たすけろー!」

女「しゃつをぼたんもはずさずにぬごうとするほうがわるいんですよ。それにあばれるともっとあつくなりますよ?」

運転手「」

女「はい、いいこですね。じゃあたってください?」

運転手「な、なにするんだ?」

|∧∧
|・ω・`) そ�・�・・・・
|o ・o
|・u'

| ∧∧
|(´・ω・`)

|o   ヾ
|・u'  ・ <コトッ

|        -=  ∧_∧
|        -=と(`・ω・´) シュッ!
|         -=/ と_ノ
|    ・  -=_//⌒ソ


女「なにってぬがせてあげるんですよ? ここじゃしんちょうてきにぬがせにくいですし」

運転手「そう、か?」

女「そうです。はい、たって」

スク、とてとて

女「はい、ここによこになって?」

運転手「」 ごろん

女「あついですよね、すぐぬがせてあげますから」

女「あ、ちょっとまっててくださいね」 とてとて

運転手「」

運転手(ソファー? リクライニングがたおしてある……)

女「はい、ちょっとまってくださいね」 ぎゅ

運転手「!?」

運転手「なっ、おま」

女「ほらほらーあばれるとたいへんですよー?」

運転手「」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/


女「そう、それでいいんです。いたくないですかぁ?」

運転手「なに、したんだ?」

女「なにって、あばれないようにりょうてをしばっただけですよ」

運転手「え、なんで?」

女「あばれないようにっていったじゃないですかぁ。えっちなしかえしされたくないですから」

女「あんまりつよくひっぱるとすたんどらいとがたおれてようじょちゃんおきちゃうんであばれちゃだめですよ?」

運転手「」

女「すなおないいこ」 フフフ

女「じゃあぬがしますからね」

女「ん。ちょっとかたいですね、うしろからだと」

女「ん、っとこれで」

運転手「ぷはっ」

女「どうですか?」

運転手「お、おう。どうにかかおがでてくれたからあついくはないが……」

女「フフフ」

運転手「?」

かぷ

運転手「!?」

ちゅー

運転手「おい、やめ、やめてっ!」

女「フフフ」

ちゅー

運転手「!?」

運転手(キス?)

女「ん、ん……はぁ」

運転手「はぁはぁ」

女「やわらかい」 フフフ

運転手「おま、なにしてんだんっ!」 チュ

女「ん」

女「ん」

運転手「んっ」

女「ん、はぁ」

運転手「!?」

女「ん、ん」

運転手「んー! んー!」

運転手「は、はぁはぁはぁ……」

運転手「したいれて、なに」

女「ちょっとおさけのにおいもしますけどおいしい」 ゴク

運転手「」

女「かお、あかいですよ?」

女「かわいい」 ホッペチュー

運転手「ちょうし、のんてんぁ」

女「さきいじられるとぞくぞくしちゃうんですね?」 グリグリ

運転手「ん、や、やめて!」

女「ふふ」 グリ

運転手「ん、あ、ふぁ」

女「」 グリ……

運転手「あ、も、もうやめて……」

女「」 ギュ

運転手「あっ」

女「」 グギュー

運転手「そ、そんなにひっぱったらめらからぁ!」

女「」 ギューチネチネ

運転手「ひ、ひねるなぁ」 はぁはぁ

女「おっきいからいっぱいのびますね」 twinギュー

運転手「ふぁ!?」

女「りょうほうのほうがきもちいいですよねー」 twinチネチネ

運転手「あ、あっうぅ」

女「フフフ」 ヒダリギューミギオシコミグリグリ

運転手「あ、だめっやめてぇ」

女「かわいいーよーもう」 ちゅー

運転手「ふぁ、ん、あっ」

女「ん」 んちゃぬちゃ

運転手(した……あったかい)

女「はっはぁんっ」

運転手「んあ」

女「はぁ……はぁ……」

女「あぁおいしい」

運転手「はぁ……」

女「くちのなかぜんぶ、おいしかったよ?」

女「はとくちびるのあいだも、はのうしろも、したもぜんぶ」

運転手「ま、まんぞくしたろ?」

女「」

女「フフフ」

運転手「え、も、もうやめて!」

女「はいはい、じゃあ……」

運転手「?」

女「」 ジー

運転手「は?」

女「ちょ、あばれちゃだめですよ?」

運転手「だ、だからってパンツをおろすなって」

女「いや、まだパンツにはてをかけてないですよ? もうきがはやいんですから」

運転手「そっちじゃないから!」

女「ふふふ、しってますよ。はい、こしあげて?」

運転手「あげねぇよ」

女「うー」

運転手「ほらおちつけって。いまならゆるしてやるかふぁ!?」

女「」 ペロペロ

運転手「くっやめ、ふふ、わきなめんなはっ」

女「」 ペロペロ

運転手「ふふ、や、やめろーくっ」

女「」 ス……

運転手「ふははは、や、やめぇ」

女「」 スーパサ……

女「すこしあせのにおいしますね」 ペロ

運転手「」

幼女起きてこないかなー

http://i.imgur.com/rhc5b.jpg


姉様が寝たので再開します

いろいろありがと

女「きれいですよ?」

運転手「ぬがすなぁ。きさせろ」

女「またそんなこといってぇ。かわいいですね」 ナデナデ

運転手「」

女「かおあかくしながらふきげんそうなかおされてもねぇ」 ナデナデ

運転手「で、これからどうしようってんだ?」

女「そうですね。きもちいいことしてもいいですか?」

運転手「」

女「ふふ。いいこと、しましょうね」

女「あらためてみるとやっぱりおおきいですね」

女「d、eあたりですか?」

運転手「e」

女「やっぱり。てじゃおおいかくせませんもん」 ぎゅう……

女「ふふ、ゆびがしずんでく……」

女「てがたがついちゃうかもしれないですね」 ぎゅう……

女「はだかにされて、いまどういうきぶんですか?」

運転手「もう、あきらめたよ」

女「くやしそうにこっちをみるようなかおは、もうしてくれないんですね」 フフフ

運転手「」

女「ふふ。したのほうも……あら」

女「すくえるくらいにはぬれてきてますね」 ぬちゃ……

運転手「あっ」

女「まだそとさわっただけなのに」 ぬちゅ

女「どうですか? これだけぬれてますよ」 ペロ

女「ふーん、そんなにあじってないんですね」 ペロペロ

運転手「や、やめ――」 グッ

女「ふふ、どうですか? じぶんのもののあじは? あぁもしかしてわたしがなめとりすぎてわからないですか? ごめんなさい、もっともっとすくってあげますね」 ぬちゅぬちゅ

運転手「ふぁやめ、やめ、あっあぅんん!」

女「おおきなこえだしたらようじょちゃんおきちゃいますよ?」 にゅるぬちゃ

運転手「んん、あ、ぅ」

女「ふふふ、わるいこのくちはふさいじゃいますよ」 にゅちゅぬちゅ

運転手「んんー、う、ん!」

女「ん、はぁ、んっちゅっ……はぁはぁ」 くちゅ

運転手「あ、あん、やぁ。やぁなの……」

女「そうですか? こっちはすごくあついですよ? にほんめもすってはいっちゃう」 にゅるる

運転手「あぁ! ん、やぁ、やだぁ……」

女「ふふ、そうですね。いじわるしないですよ」

運転手「うん」

女「こっちもかわいがってあげますから」 ぎゅうううううう

運転手「んんー!! いた、いたいよぉ」

女「あら、そうですか」 クリクリ

運転手「ゆびさきではさむなぁ。かんじんっ、ちゃ、うから」

女「じゃあこうですか?」

運転手「あ、あ、ん、おし、おしこま、ない、でぇ」

女「いーやですよぉ?」 グリグリ

運転手「あ、んんっ、やあだ、から」

女「ふふふ、ひとさしゆびがうもれてみえないですよ?」 グリリリリ

運転手「ああ! ん、はぁ! あん」

女「そんなによがらなくてもしたもしじってあげますから」 ぬちゅ

女「というわけでさんぼんめです」

運転手「あ、んん! いはい、いはいからぁ」

女「いたいですか? おっぱいつままれるのとどっちがいたいですか?」 ぎゅうううぅ

運転手「いは、りょうぅ、ほういはいん! いはいからぁ、やめふぇ……」

女「そうですか……ざんねんです」 ぬちゅ……

運転手「あん……はぁ、はぁ……」

女「」 さわ

運転手「!?」

女「かたくなってますよ、これ?」 とんとん

運転手「そ、それは、だめぇ」

女「……」 とんとん

運転手「あ、んぅ」

女「どっちがいいですか?」 とんとん

運転手「ふぇ?」

女「これをかまれるのと、ゆびでされるのです」 とんとん

運転手「いや、もうしなんぅ、しないで」

女「だめです。はやくきめないとなにしちゃうでしょう?」 とんとん

運転手「え、え?」

女「じゅう、きゅう、はち――」 さわさわ

運転手「あ、あぅ」

女「ななろくごー」 さわくり

運転手「あんぅ! いう、いうからぁ」

女「よんさんいちぜろ」 くりくりくりくり

運転手「ゆひ、ゆびで」

女「」

運転手「」

女「うーん」

運転手「……」

女「じかんすぎたからだめ」 ニコ

女「なんていわないからおねだり、して」

運転手「え?」

女「できるよね? お・ね・だ・り」 くり

運転手「あうっ! は、い」

運転手「はぁ……ゆびで、いじって、ください」

女「」

運転手「」

女「ゆびが、いいの?」

運転手「え?」

女「くちでここをかみかみされたくないんですか?」 ぐりぐり

運転手「んあっ! やぁ、やだぁ」

女「そうですか……」

運転手「はぁはぁ……」

女「」 にゅ

運転手「はぅ!?」

女「ならいっぱいくりくりしてあげますからね」 ぬるぬる

運転手「そこ、んっ、ちが、うぅ」

女「そうですね、なかですね」 にゅる

女「でもひとさしゆびでうえのほうさわられるのすきなんですよね?」 ぐっぐっ

運転手「いあっち、がうっ、からぁ」

女「ほんとうですか?」 ぐぐっ

運転手「もひあげ、るなぁ」

女「」 ぬるう

運転手「はぅ」

女「にほんのほうがいいんですね?」

女「じゃあこれでどうですか?」 くりくり

運転手「やっ、あんっ、ら、めぇ。らめらって」

女「わかりますか? なかとそとからいじられてるの」 ぎゅう

運転手「はさむなぁ、うっ、あっんんん」

女「きもちいいですか?」

運転手「きも、ちよくなんかぁんあぁ、ないんっ」

女「じゃあきもちよくなるまでずっとずうっとやりましょうね?」 ぐりぐりぐりぐり

運転手「は、う、そこ、そこだめ、だってぇ」

女「」 ぐりいいいいいい

運転手「は、やいぃいぃかぁら! やぁ、なのぉぉぉ」

女「」 ぐりり、ぐりり

運転手「あ、んあ、も、う、きちゃう、きちゃうか、らぁあぁ」

女「」 ぐりりりりりりりいりりりりりいっりりいりr

運転手「あ、うううう、や、めぇぇ。やあぁぁぁ!」

女「」 ぬちゅうぐりり

運転手「ひも、ひもひいい、ひもひいいはらぁ、や、ん、んああぁ! ら、めぇえぇ」

女「」 くちゅうじゅちゅ、ぐりりり

運転手「は、ううううう、あ、あぁぁぁぁぁぁあぁあぁあぁ!」

運転手「んーーーー!」

女「」 ぐりりりり

運転手「はっ……い……て……る……」

女「」 ぐりぐり

運転手「あ……う……んーーー!」

運転手「も……う、いったからぁぁ、また、またくるっ! らっやっんんん!」

運転手「はぅぅぅぅ! んんんん……」

女「」 ス……

運転手「はっ、はっ……はっ、はぁ」

女「」

運転手「はぁはぁ……ふぅ」

女「」 ぎゅううううううう

運転手「いぎ!? ぅあん!」

女「そんなにここがいいんですか? ここをひっぱられるのもきもちよさそうですね」 ぎゅううう

運転手「はう! あ、ううう」

女「ふふふふ」 ぎゅ、ぎゅ、ぎゅぎゅ

運転手「あ、んん。あううう!」

女「こしがあばれてますよ。だらしなくくちもあけちゃって」 ぎゅぎゅぎゅ

運転手「あん! んんん! はぅ!」

運転手「あ、やぁぁぁ! いっ!!!」

運転手「ん!!!!!」 ビク

女「」 ぎゅぎゅ

運転手「!!!!」 ビクビク

女「」 ぎゅぎゅぎゅ

運転手「」 ビクビク

女「」

女「」

運転手「」 ビク、ビク

女「」 ぐりぐり

運転手「あ、んん……」

女「あら、かんぜんに、いっちゃい、ふあぁぁむ」

女「ね、むく、なっちゃう」 ペロ

女「おい、しぃなぁ」 ペロペロ

女「ぶら、じゃま」 プチ、ポイ

女「かわいい」 チュ

女「ん、はぁ、んん」 くちゃくちゃ

女「おや、すみ、なさい」 ぎゅう……

幼女「」

幼女「おねーちゃん……」

幼女「」 ニコ

二章完、なにをやってるんだ俺は

というわけで夕方頃続き各

うちの島じゃまだ夕方だから
チョットタッテ

運転手「……」

運転手「ん、あ」

運転手「さみぃ……」 ぎゅ……

運転手「ふぅ、ぬくいなぁ」

女「ん……」

運転手「」

女「zzz」

運転手「!」

運転手「風呂、入んなきゃ」

女「zzz」

運転手「」

運転手「幸せそうに寝てんな、こら」

運転手「」

運転手「」 ちゅ

運転手「寝てればかわいいのによ、ったく――」

幼女「うんてんしゅー」 コソコソ

運転手「!?」

幼女「うんてんしゅー」 テマネキ

運転手「」

運転手「」 トコトコ

幼女「やっちゃった?」

運転手「……あぁまぁな」

運転手「すまん、きぃ抜いてたらやられた」

幼女「いいよー。ぎゃくにいしきしてくれればおとしやすいよ!」

運転手「お、おう。そうか」

幼女「ねえねえ、きもちよかった?」

運転手「はぁ?」

幼女「すごくよがってたよね? きもちよかったの?」

運転手「」

幼女「ねーねー」

運転手「あ、あぁまぁよかったんじゃね?」

幼女「うー、いいなぁ」

運転手「……」

運転手「ま、まぁはい」

幼女「でもね」

運転手「?」

幼女「おねーちゃんのこと、ほんきになったらだめだよ?」

運転手「は、メンチ切っても俺には通じねぇって」 ナデナデ

幼女「うー」

運転手「はっはっは」

幼女「はだかなうんてんしゅになでられたー」

運転手「」

運転手「風呂……はいるか」

ニチヨウビー

女「じゃあ、いってくるね」

運転手「おう」

幼女「おねーちゃんいってらっしゃーい」

女「うん、いってくるね。ちょっと遅くなるかもだからご飯は先食べててね」

幼女「うん!」

ばた、とてとて

女(あれから運転手さんには謝ったけどけっこう簡単に笑って流してもらえたし)

運転手『おう、気にすんな。向こうじゃ気ぃ抜いた奴はだいたい同じ目にあってんだ。過失は俺にある』

女(それでいいのかって感じだったけど向こうがああいうなら気にしてもしょうがないよね)

女(そんなことより今日だよね。一体どこ行くんだろう……)

女(待ち合わせは駅前だけど……)

デ

女(十五分前か……まだ来てないかな)

女(ん? あれって……)

女「あ、彼氏くん」

彼氏「お、来たな」

女「ごめん、待たせちゃった?」

彼氏「うーん、十分くらいだし全然」

女「そっか」

彼氏「じゃあいこっか」

女「うん」

イロイロマワッテ

女(水族館に映画……)

女(そして時間もいいし疲れただろうからって今はレストラン)

女(ファミレスじゃない、そこそこ値のはるところ……)

女(うん、すごいなぁ。たぶんちゃんとしたデートなんだろう、けど……)

女(それを完全に楽しんでしまった私って何なんだろう……)

彼氏「大丈夫? なんか思いつめたような表情してるけど?」

女「あ、ううん。大丈夫大丈夫。それより私だけ楽しみ過ぎて、つまらなくなかった?」

彼氏「いや、楽しんでる女を見るのも楽しいから」

女「あ、うん」

女「……」 パクパク

彼氏「……」 パクパク

女「」 とてとて

彼氏「」 とてとて

彼氏「大丈夫?」

女「え? なにが?」

彼氏「いや、疲れてたりとか」

女「うえ? そんな顔してた?」

彼氏「うーん、いつもよりは。何かあるのかって」

女「いや、別に大丈夫だよ」

彼氏「そっか……」

女「……」

彼氏「なぁ、これから」

女「これから?」

彼氏「これからどうする?」

女「」

彼氏「もう暗くなってきてるけど」

彼氏「よかったらもうちょっと遊んでかない?」

女「……」

彼氏「それとも、どこかで休んでく?」

女「」

女(あとこのまままっすぐ行って右折後左折でホテル街だなぁ……そういう意味なのかな)

女(……そういう気分とかよくわかんないけど、いい、よね?)

女「うん、好きなところに連れて行って」

彼氏「!?」

彼氏「どこでも?」

女「うん、あんまり怖いところじゃなきゃね」

彼氏「うん、じゃいこっか」

ホテルノナカダヨ

女「はじめてきたけど中ってこんな感じなんだね」

彼氏「そうだな」

女(部屋を選ぶとき慣れてたなー。来た事あるんだ)

彼氏「よっと」

女(椅子に荷物置いたほうがいいかな?)

彼氏「」

女「」

女(……置こう)

女「ふう、コート脱ぐね」

彼氏「んー」

女「」 ハンガーハンガー

彼氏「」 スク

女「」 ヌギヌギカケカケ

彼氏「」 ぎゅ

女「ふえぇ!?」

彼氏「」 ぎゅう

女「ちょっと、くるしいから」

彼氏「」 ぎゅうう

女「」

彼氏「」 さわさわ

女(おなかまさぐんなし)

彼氏「」 さわさわ

女「ひゃう、つめたいよー」

彼氏「」 さわさわ

女(なんかいえし。つうかまさぐんな)

彼氏「」 ヌガシヌガシ

女「や、だめだよー?」

彼氏「なんで?」

女「はずかしい」

彼氏「大丈夫」

女(何が?)

彼氏「脱がしてあげる」

女「自分で脱げるよ」

彼氏「」 ヌガシヌガシ

女「もう」

女(結局私が両手あげなきゃセーターぬげねぇんだよ)

彼氏「」 ヌガスゼー

女「」 ヌガサレチュウ

彼氏「」

女「ふう」

彼氏「」 プチ

女「あ」

女(ブラのホックはずされちゃった)

彼氏「」 スルスル

女「もう、わたしだけ裸にしないでよー」

彼氏「ごめんごめん」

ミセラレナイヨー

女(ぬぐのはや!)

女「……」

女(おお、大きい)

彼氏「ベッドいこっか」

女「あーはい」

女(無感動。気分でないなぁ)

ボフ

女「あ、下ぬいだほうがいい?」

彼氏「う、うん」

ヌギヌギ

女「電気落として?」

彼氏「え、なんで?」

女「皆までゆわせないでよー。はずかしいの」

彼氏「大丈夫だよ」

女(なにが?)

彼氏「うん、綺麗」

女「はぁ?」

彼氏「……」

女「くだらないこと言ってないで電気消してね?」

彼氏「はい……」

女「見える?」

彼氏「あんまり」

女「」

彼氏「」

ちゅ

女「久しぶりだね」

彼氏「あぁ」

彼氏「触っても?」

女「うん、いいよ」

彼氏「」 ぴと

女「ん」

彼氏「冷たい?」

女「かなり」

彼氏「温めて?」

女「はいはい」

彼氏「」 さわさわ

女「ん」

女「」

女(……まどろっこしい。あと冷たい)

彼氏「」 さわ

女(触りたいならはやく胸さわれや)

彼氏「」 もみもみ

女「」

女(んー明日幼女ちゃんと何して遊ぼう)

彼氏「」 ツネ

女「ん」

彼氏「」 ツネリツネリ

女「あ、うん、はぅ」

女(きもちいーではなく痛いんですけど)

彼氏「どう?」 コロコロ

女「んっはう」

彼氏「きもちいい?」

女「う、うん」

女(いじりすぎて痛いですよ。いつか皮膚破けるんじゃない?)

ちょっとピエンローつくってくる

彼氏「」 カプ

女「んんー、はう!」

彼氏「」 カリ

女「ん、はう、やん」

彼氏「」 ちゅう、がり

女「あ、い、やめ」

彼氏「」

女「ううー。はうぅ」

彼氏「きもちいい?」

女「う、うん」

女(いたいっての! だいたいいうことそれだけかよ)

彼氏「そろそろ入れるね?」

女「え……うん、いいよ」

彼氏「」 さわさわ

女「ん、ふ、あう」

彼氏「濡れてるね」

女「やあん」

彼氏「あったかいよ」 くちゅくちゅ

女「ん、あう、ああん」

女(内臓だから当たり前でしょ、何言ってんの?)

女(つうかつめ切ってこい。軽く膣壁ひっかいてんだよ)

彼氏「そろそろいいよね?」

女「うん……」

ズ

女「!!!!!」

ズズズ……

女「んー!」

彼氏「痛い?」

女「ふー、う、えっと平気、かな?」

彼氏「じゃあ一気に行くね」

ズン

女「 」

女( )

彼氏「きついね」

女「 」

彼氏「きもちいいよ、女」

ズ、チャ

女「 」

女「……ぃ」

彼氏「は、はっ。いいよ、きもちいいよ!」

女「痛いって言ってんしょ!」 パーン

彼氏「」

女「」

女「ふううう。ちょっとどいて」

彼氏「」

女「どいてったら」 グイ

女「あー痛い、何これ痛すぎ」

彼氏「あ、ごめん」

女「別に痛いのは知ってたんだけど暴走すんな。知ってんでしょ? 女の子の初めてが痛いことくらい。童貞でもないんだから」

彼氏「……うん」

女「はぁ、帰る」

彼氏「は?」

女「無理、なんかないわ。さよなら」

バタン

女「はぁ」

女(最悪。あいつもだけど私もないわー)

女(無理してでもあそこは大丈夫っていうところなのかなぁ)

女(がさつで自分勝手な女っぽい……)

女(……)


運転手「くしゅん!」

幼女「ふえぇ……いがい」

運転手「うるせぇだまってろ」


女(……帰ろっか)

女「ただいまー」

幼女「あ、おねーちゃん、おかえり!」

女「ただいまー!」 だき

幼女「ふえぇ……ぎゅー。ん? おねーちゃん、いつもとちがうにおいがする」

運転手「あぁ、やってきたか」

女「短絡的思考と子供の前なので変なこと言わないでください」

運転手「へいへい。でも事実だろ?」

女「ふん!」 スタスタ

運転手「? なんだ?」

幼女「ごきげんななめだったの……」

運転手「……さては喧嘩別れでもしたか」

女「お風呂入ります!」

運転手「あー溜めてないから溜めてくれ」

女「はーい」

運転手「さてだ、幼女」

幼女「なに?」

運転手「女の機嫌は今かなり悪い」

幼女「……うん」

運転手「たぶんあれは強引に彼氏にホテルに誘われそうになって一発殴ってでも帰ってきたってところだな」

幼女「ふえぇ……しかたないよー」

運転手「まぁだから女の中では彼氏とやらの立ち位置はすでに彼氏ではなく、準彼氏くらいだな」

幼女「?」

運転手「うん、今のはわからん。俺にもわからんし。だけどな、これは好機だ」

幼女「そうなの?」

運転手「たぶん」

幼女「うー」

運転手「うなんな、うなんな。どちらにせよここらで幼女の評価をあげつつ、あわよくば彼氏の立場をなくそうというわけだ」

幼女「すごーい」

運転手「あぁ」

幼女「で、どうするの?」

運転手「慰めに行く。言いかえれば裸の付き合いって奴だよ」

女「」 ゴシゴシ

女(これから、どうしよう……)

女(謝り、たくはないんだよなぁ)

女(猫かぶってるのもばれてるだろうし)

女「初めてあった時緊張してたまんまの感じで付き合ってたからなぁ」

女「あーめんどい!」

ガラ

運転手「おうおう一人でうるせーぞ?」

女「はう!?」

女「あ、ごめんなさい」

運転手「はっ。マジで謝んなっての」

女「はぁ」

運転手「よっと。まだ湯は溜まってねぇな」

女「十分もたってな、えっと何故裸で?」

運転手「は? 風呂はいってるお前だって裸じゃん」

「そりゃ、お風呂入ってますし……」

幼女「おねーちゃん!」

女「はう!?」

幼女「おねーちゃんすべすべー」

女「こら! 浴室で急に動かないの。転んだら大変でしょ?」

幼女「はい……」

運転手「態度違くね?」

女「状況を理解しただけです。皆でお風呂なんですよね」

運転手「そういうこと」

幼女「あ、おねーちゃん、ちがでてるよ!」

女「!」

運転手「……ほう」

幼女「せいり?」

女「えっと……」

運転手「幼女、聞くな」

幼女「ふえ?」

運転手「大人になったんだよ、女は」

幼女「ふえぇ?」

女「皆までいうか、このアマ」

運転手「いいじゃねぇか。しっかしその様子だと入れて止めたか」

女「うー」

幼女「うー?」

運転手「なんだこのかわいいいきもの。と、彼氏も不憫だな。まぁ初体験じゃ向こうも察してただろうけど」

女「……」

幼女「うー?」

運転手「……」

女「う、っうぅ」

運転手「……はぁまじかよ」

幼女「ふえぇぇ?」

女「うぅ」

運転手「後悔すんならやんなっての。ほら」

だきっ

女「う、ううぅ。っく」

運転手「なー、痛かった怖かった。よくここまで耐えたよ」

幼女「」

運転手「ほら、頭なでてやれ」

女「うぅう」

幼女「い、いたくないよー。こわくないよー」

女「うわーん」 だき

幼女「ふ、ふえぇぇぇ!?」

運転手「おい、潰すな」

女「うぅ。ひくっ」

運転手「」

ざっぱー

女「!?」

運転手「ガキにまで頼んな、ボケ」

女「っ、はい」

幼女「だいじょうぶ?」

女「うん、っ、もう平気」

運転手「はぁ。世話の焼けるガキだな」

女「うっ、運転手さんにいわれたくないです」

運転手「はっ、いってろ」

幼女「?」

女「はぁ……ってまだ私体洗ってる途中だったんですけど!」

運転手「洗い直せ」

女「」

運転手「幼女、洗ってやれ」

幼女「うん!」

女「え、あ、いいよ。大丈夫だから」

幼女「できる!」

女「……はい」

ゴシゴシ

幼女「っいしょ、よいしょ!」

女「」

運転手「ち、湯がたんねぇな」

幼女「よいしょ! ……ふぅ」

女(撫でられてる?)

運転手「……」

女「なんですか?」

運転手「いや、埒あかないんじゃないかと思って」

女「」

幼女「よいしょ、よいしょ」

女「はぁ」

運転手「幼女、チェンジ」

女「!」

幼女「!」

運転手「パワー不足だ、鍛え直してこい」

幼女「うー」

運転手「ほらほら、こうやって洗うんだよ」 ゴシゴシ

幼女「ふ、ふぇっくすぐったいよー」

運転手「ほれほれ」

幼女「ふぁ……」

シャワー

幼女「ふぅ」

運転手「おっし、じゃあ入ってろ」

幼女「はーい」

女「いや、何洗おうとしてんですか?」

運転手「いいじゃねーか。一緒に風呂入ってんだし」

女「恥ずかしいじゃないですか!」

運転手「……ほう」

運転手「人にはあんだけやっといて自分の時はそんなことをいうのか。いい身分になったな、おい」

女「むう、卑怯です」

運転手「自業自得。変なことする気はねぇよ。めんどい」

女「めんどいいうな」

幼女「ふえーきもちいいよー」

運転手「ふい、手、あげて」

女「はーい」

運転手「……」 ゴシゴシ

女「」

運転手「前は自分で洗ったよな? なら流すぞー」

女「ふいー」 ザパー

女「はふー」

運転手「」

運転手「おりゃ」 もみ

女「」

運転手「」

女「」

運転手「なんか、いってくれよ」

女「なんていうか、どうしようもない人だなぁと」

運転手(イラッ)

運転手「幼女ー」

幼女「ふえ? なに、うんてんしゅー?」

運転手「ちょっとこい」 ガシ

女「は!? なに腕捕まえてるんですか?」

運転手「ほれほれ、無防備なこいつに何してもいいぞ」

女「えー!?」

幼女「ふえぇ!?」

幼女「」

幼女「ぎゅー!」

女「ぐふっ」

運転手「……」

運転手「なぁ幼女。常々思ってたんだがみぞうちにヘッドバット決めるのはやめとけ」

幼女「ふええ!?」

運転手「ほら、女の目が死んでる」

幼女「ふえぇ……ごめんなさい」

女「いや……ワンチャンいける」

運転手「ガッツあるなぁ。意味はわからんけど」

幼女「おねーちゃん!」

女「な、なに?」

幼女「ちゅー」

女「へ? あぁ、ちゅー」

ちゅっ

幼女「ふへぇー……」

女「やわらかっ!」

運転手「女、もうちょっと感想を変えろ」

女「いや、結構びっくりでしたから」

幼女「もっと!」

女「はいはい」

ちゅー

女(ふへへ)

幼女(ふへへ)

ちゅー

女「!?」

女(舌が、入ってる?)

女(入ってるのか入ってないのかわからん)

女(短いからなのか、たまたまなのか……)

女(うーん)

運転手(あれ、こいつら長くね?)

幼女「んー」

ぷはっ

幼女「ふえぇ」

女「???」

運転手「」

幼女「おっぱい!」


運転手「!?」

幼女「おっぱいなの!」

女「」

運転手「……よし、やれ」

女「!?」

幼女「へへ、いただきます」

かぷ

女「んっ……」

幼女「」 ちゅー

女「……」

幼女「」 ちゅうう

女「………」

幼女「」 ちゅうううう

運転手「まてまてまて。幼女、顔真っ赤」

幼女「ふぅ、ふええ」

女「うーん」

運転手「微妙そうな顔すんな」

女「後ろから見えないでしょうに」

運転手「いや、気配で」

女「はいはい」

運転手「幼女、幼女」

幼女「ふえ?」

運転手「いやな、お前じゃ圧倒的にパワーが足んないんだ」

幼女「むー」

運転手「だから大人のようにするんじゃなくてテクを使え」

女(何言ってんだこいつ)

運転手「要するに、噛め」

女「!?」

幼女「ふえぇ……わかった!」

女「!!??」

幼女「いただきます」 がり

女「いっ」

運転手「……もうちょい弱く、優しくな」

幼女「ご、ごめんなさい。おねーちゃんいたかった?」

女「ううん、平気だよ?」

運転手(抵抗は、しないのな)

幼女「きをつけます」 かり

女「はう! んぅ、ふぅ」

運転手「……」

女「はっ、ん、あうぅ」

運転手「……」

幼女「ん、はうぅ」 かぷかぷ

女「はっはっ、うぅん、あぅ」

運転手(カオス!)

幼女「」 かぷぅ

女「あんっ」

運転手「……」

運転手「」 もみ

女「はうっ!?」

女「な、何を?」

運転手「うーん、なんというか、手持無沙汰というか。とりあえず仕返しでいいだろ?」

女「はぁ!? いやん、うっ」

運転手「ほれほれ」 もみもみ

幼女「むー」

運転手「ん? なにむくれてんだ?」

幼女「うんてんしゅはだめ!」

運転手「いいじゃねぇか、片方くらい。もう片方の乳でも吸ってろ」

幼女「うー」

女「いや、両方とも私のおっぱいですから!」

幼女「うー」

運転手「……うん、そうだな。ならもっといいほうやるから」

女「?」

幼女「?」

運転手「ほら、下のほう。足開かせてやるから」

女「いや、ちょっと、足からめな――」

運転手「ほら、あばれると倒れるぞ?」

女「そんな場合ですか!」

運転手「よっと」

女「いや……」

幼女「?」

運転手「ほら、そこに指入れてみな」

幼女「ふえぇ」

女「いや、洒落になんないです」

運転手「はぁ? 前にさんざんしたろ? それより今までは良かったのかよ」

女「小さい子がおっぱい欲しがるのって普通じゃないですか」

運転手「……」

幼女「?」

女「え、なにか間違いました?」

運転手「いや、いいや」

運転手「なんかもういろいろめんどいしな。幼女いじっちゃえ」

幼女「うん!」

女「いや、こんな小さい子には刺激が強いっていうかまだそういう年じゃないでしょ!」

運転手「あー、施設じゃこの年くらいならセックスとかの知識は人並みに教え込まれてるんだよ」

女「なんですと!?」

幼女「うんてんしゅー」

運転手「これくらい問題ないだろ。というか小出しにしすぎなんだよ」

幼女「ふえぇ……あるじさまにおこられるよぉ」

運転手「いや、そろそろ進展ないとそっちのほうが困んだろ?」

女「……当事者がついていけん」

運転手「だとよ。はやくいじってやんな」

女「ちょ」

幼女「うー、うん」 ぬちゅ

女「う、やめようね。まだ幼女ちゃんには早いよ」

幼女「でもね、でもね、わたしおねーちゃんがすきなの!」

女「いや、わたしも好きだよ? でもそういうのは違うんじゃないかな?」

運転手「いや、幼女は本気だぞ。男女のアレみたいなもんだ」

女「ってえぇ! 女同士ですけど」

運転手「……女同士なら恋愛感情なくて押し倒していいってもんじゃないだろ」

女「あ、前の事やっぱり怒ってます?」

運転手「ぜんぜん」

女「顔見えないけど絶対真顔で応えてるよこの人」

運転手「それよりどうすんだ? 一応だけど幼女はガチで告白してんだぞ?」

女「……」

幼女「おねーちゃん……」

女「幼女ちゃん、私たち女の子同士だよね?」

幼女「うん……」

女「それでもいいの?」

幼女「おとこのひと、こわい」

女「」

女「運転手さん」

運転手「言いたいことはわかるがビデオ教育までだ。実地なんぞしてねぇ。それは誓える」

女「なら――」

運転手「そっから先はまだはえぇよ。幼女か主様しか言う権利もない」

女「……」

女「幼女ちゃん、あのね」

幼女「おねーちゃん……」

女「ありがとう」

幼女「!」

運転手「ほう」

女「でもね、ちょっとまだそういう気持ちにはなれないの」

幼女「ふえぇ……」

女「だからごめんなさい」

幼女「かれしさん?」

女「いや、あれはもう心底どうでもいい」

女「どっちかっていうと幼女ちゃんがかわいすぎるの」

幼女「ふえぇ?」

女「いや、付き合うっていうか彼女? になるというより家族のほうがしっくりくるというか」

幼女「ふえぇぇ!?」

運転手「言いたいことはなんとなくわかるが飛びすぎだろ」

女「いい言い方できないんです。でもここ数日一緒にいてやっぱり年の離れた妹みたいだなぁって思って」

運転手「さしずめ私は出来の悪い妹たちをもった姉だな」

女「はいはい。だから幼女ちゃんがもしよかったら、施設に戻れないようだったら一緒に住まない、かな?」

幼女「ふ、ふえぇぇ……」

運転手「おー泣かせた」

女「え、え?」

幼女「ふえぇー」

運転手「……」

運転手「ぷっ」

女「いや、何笑ってんですか」

運転手「いやさぁ、一人は股開いてて、もう一人はガチ泣きだろ? この状況は意味わからな過ぎてな」

女「はいはい」

女「もう、そろそろ離してくださいよ」

運転手「おー、いや、幼女まだする?」

幼女「ふえ、う、うんーするぅ」

運転手「とりあえず、泣き止め、な?」

幼女「うん……っ……」

幼女「なき、やんだ」

運転手「おうおう。そうだそんな感じで笑っとけ」

幼女「うん!」

運転手「じゃ、続きと行こうか」

女「ふえぇ!?」

運転手「まぁ、両手くらいは自由にしてやるよ」

女「はぁ」

運転手「だから、もむ」 もみもみ

女「ん、それかい」

幼女「じゃあわたしもいじるの!」

女「や、ほんとにそこはだめぇ」

幼女「ふえぇ、あったかいよー」 くちゅ、くちゅ 

女「は、うぅん、やぁ」

運転手「ここか?」 ぎゅ、ぎゅ

女「さっきっぽしごくのやめぇ。んっ」

幼女「ん、ん、にほんはいるね」 じゅちゅ

女「はうぅ、んんっ!」

幼女「さんぼん、よんほん……」 じゅちゅう

女「はっ、ふうん! やめぇ!」

幼女「……」 ずぽ

女「はううううぅ」

運転手「」

幼女「」

運転手「」

幼女「」

幼女「ふっ」

幼女「ふえぇぇぇぇ!?」

運転手「」

女「はっ、うっ」

幼女「うんてんしゅー!」

運転手「落ちつけ、いや、落ちつこう」

幼女「うんてんしゅー!」

運転手「苦しそう、ではないな」

幼女「ふえぇ!?」

運転手「……」

運転手「ぐっぱー」

幼女「ぐっぱー?」 グッパー

女「はっ、ああ! んんんっ!」

幼女「」

運転手「ほうほうほうほう。まさかのフィストファック。実物見んのも久々だな」

女「ひゃ、やぁ……ぬいへよぉ」

運転手「うーん、幼女ぐっぱー」

幼女「ぐ、ぐっぱー……」

女「あんっ! らめ、ほんとにこれらめらからぁ!」

運転手「一回抜いて」

幼女「ぬいて?」 ポン

女「あひゃん」

運転手「またいれる」

幼女「また入れる?」 ずぽっ

女「あっ……かはっ……」

運転手「なにかあるか?」

幼女「う、うん。ちょっとかたいのがある」 ごすごす

女「んんん!」

運転手「それ、押し込んでみな。足は押さえとくから」

幼女「うん……」 ぐりぐり

女「や、あ、そこぉ。そこらめぇ!」

幼女「う、うんてんしゅー」

運転手「大丈夫、問題ない」

幼女「」 ぐりぐり

女「ああああっ、んんっ! あふっ、うっ」

幼女「」 ぐりぐり

運転手「もっと、もっとだ!」

幼女「ふえぇぇぇ!?」 ぐりぐりぐりぐり

女「んんっ! っ……っ……」

運転手「まだまだいける!」

幼女「」 ぐりぐり

女「っ! ……っ」

運転手「おお、いい感じだな」

幼女「ふえぇ……おねーちゃんびくびくしてなんにもいわないよぉ?」

運転手「ほら、気持ちよすぎて何も言えないだけ。心の奥ではもっとしてって言ってるからオーケーだ」

幼女「わ、わかった」 ぐりぐり

女「っ……ぁ……」

幼女「よいしょ、よいしょ!」 うりうり

女「かはぁ! ……っはぁ……っはぁ」

運転手(息吸うので精いっぱいって感じだな。何回逝ってんだろう)

運転手(……あと十回くらいいけるだろう、たぶん)

幼女「よいしょ!」 うりり

運転手「ほらほら」 ぐりぐり

女「はっ……め……んっ!」

運転手「どうした?」 ぐりっ

女「く、り……ら、めぇ……んん!」

幼女「よいしょっ」

運転手「ふふふふふ」

ちゅ

女「っ……っは」 んちゅ、くちゃ

運転手「ん、っはぁ。んちゅ」 ぴちゃくちゃ

女「っは、んんんん!」 くちゅ

幼女「んっしょ」

女「!!!!」 ぴちゃ

幼女「んんっしょっと」

女「」

運転手「あ」

女「っはあ、はぁ……はぁ。マジで死んだかと思った」

幼女「ふえぇ……ごめんなさい」

女「幼女ちゃんに罪はないから。問題はあの駄目なお姉さまだからね!」

運転手「おうおう、睨むな睨むな」

女「はあ、もう反省してくださいね」

運転手「はいはい、んじゃ湯船につかるか」

女「もう……」

ザッパー

女「ふぅ」

幼女「ふぅ」

運転手「っはー!」

運転手「さて、女気持ちよかった?」

女「あ、沈められたいんですか? そうですか、頭出してください」

運転手「まぁ、まて。ちょっとした興味だよ。さすがにちょっと激しかったからな」

女「わかってるならやんないでください。まぁ、そのいっちゃったわけすし……それなりに……」

運転手「派手に逝ってたからな」

女「マジで沈めてぇ」

運転手「はっはっは」

幼女「にゃー」

Ⅲ章完
次回から主様との絡みが始まります。つまり真相ってやつだね。
明日明後日お出かけの用事があるのでそんなに上げられないと思う。
すでに遅筆なのにすまんな。
では

はっはー

全力で風邪ひきやがった、スマソ
まだ微妙だががんばる

四章 対峙

幼女「うんてんしゅー、ごはんできたよー」

運転手「お、いつもわりぃな」

幼女「ううん、おうちにいさせてもらってるだけでもかんしゃだから」

運転手「おーおー泣かせるねぇ。今日はオムライスか、よく出来てるな」

幼女「うまくできたの!」

運転手「おー偉い偉い」 ナデナデ

幼女「へへぇ」

運転手「うっし、じゃあ軽く汗流してくるからちょっと待っててな」

幼女「はーい」

シャワーアガリマシタワー

運転手「おっし、じゃあ食うか!」

幼女「うん!」

pururururu

運転手「」

運転手「ちっ、んだよこんな時に」

運転手(黒服、かよくそが)

運転手「くそが」

pi

運転手「おうおう、飯前に電話してくるとはいい度胸してるじゃねぇか。それなりな用件じゃなかったら

マジでぶっとばすかんな」

黒服『いきなりガンくれるな、番犬か、お前は』

運転手「はいよ、で?」

黒服『進捗は?』

運転手「あぁ、うーんいいほうじゃねぇの?」

黒服『曖昧だな。もうすこし詳しく話せないのか?』

運転手「そうだな、当初の計画は完全に無理だ」

黒服『……続けてくれ』

運転手「二人を結婚というより姉妹か親子にしたほうが早いってわけだ。女はそれなら構わないっぽいし

幼女もそれであらかた満足している」

黒服『ほう……なかなかいい調子なんだな』

運転手「まぁな」

黒服『それなら申し分ないだろう。主様から言伝っている』

運転手「はいよ」

黒服『女様を自分の後継者にするそうだ』

運転手「! なんでまた?」

黒服『年を考えてだろう』

運転手「いや、まだ還暦手前じゃん」

黒服『いつお倒れになるかなどご本人ですらわからんことだ。それに情勢が変わっているのも知っている

だろう? それに対する自分なりのノウハウなど昔では必要のなかった指導をするつもりだ』

運転手「ふーん、ほかには?」

黒服『……金銭的貢献があまり見込めないからだ』

運転手「ま、リストにゃあがらんか」

黒服『ごく普通の女子大生だ。調べても親は権力の無い地方公務員。本人に取り立てて能力もない』

運転手「ああ」

黒服『大学も平均少し上の私立大学。唯一褒めるべきといえばその学部と、あの容姿くらいだがどちらも……』

運転手「大成はしそうにないな、中の上って感じだし。そして学部については知らんぞ?」

黒服『なんだ、言ってなかったのか? 女様が通っている大学にしかない唯一の学科、リベラルを学びにあそこに行っているのだぞ?』

運転手「リベラルって自由主義? なんつうかあぶなくねぇの?」

黒服『自由なのは学問の壁がないという意味だ。学校内にあるすべての学部学科の施設の使用が許されている』

運転手「ちょっとまて、あそこ医学部あるぞ?」

黒服『問題ない。医師免許はとれんが座学も実習もある程度なら問題ない』

運転手「すげぇな。って相当頭いいんじゃね?」

黒服『卒業に推奨されている平均単位が年間200を下回っていればな、定員割れもないだろうに』

運転手「……」

黒服『週40コマに特殊実習等で受けることができるギリギリが年間216単位だそうだ。もちろんその中から52コマしか年間取得単位として認められてないがな』

運転手「うげぇ」

黒服『ちなみにだが女様は一年で216単位すべて取っている。学科開設以来四人目の快挙らしい。そのガッツを見込んで後継者選びもされている』

運転手「なる、ほど……すこし、見直したぜ」

黒服『そうだ。でだ、来週の土曜に女様にそのことを伝えるためまた施設まで来てくれ』

運転手「ん、了解。幼女つれてきゃいいな?」

黒服『ああ』

運転手「じゃ」

黒服『なるべく女様に粗相のないようにな』

運転手「おう、そこは問題ないぜ!」

黒服(あてにならん)

運転手「じゃあな」

pi

幼女「ながかったねー」

運転手「おう。どーでもいい話で飯が冷めちまうぜ、ったく」

幼女(どうでもよくないはなしじゃなかったとおもうけど?)

運転手「じゃ、改めていただきます」

幼女「いただきまーす」

キーンコーン

女「おおお! 終わったぜー!」

友「テンション高すぎ」

女「そんなこと言ってもさ、日に日に少なくなっていく私の先輩、同輩、後輩たちを横目に毎日板書しつつ予習しつつレポート書くなんて真似しなきゃいけないんだよ? 休み時間だけが唯一の救いなんですって」

友「……なんでそんな学科入ったのよ」

女「何したいかわかんなかったから」

友「すげぇよ。それはそれで」

女「まぁまぁ後悔はしてるけど一年乗り越えちゃったしね。慣れた」

友「さて、初の四年卒業なるかな」

女「初じゃないって」

友「他学科に転科した人はカウントせんて」

女「ついでに私じゃ無理。三年から研究室忙しいし」

友「あぁ、あれね」

あんまり長期にわたるから酉つける。がつけたことないから成功するまで頑張らせて

女「設備いいからねぇ。いろいろ出来るよ。きっと」

友「器用貧乏、ここに極まりって感じだけどね」

女「んじゃ今日はさっさと帰るね」

友「はいよ……っとまて」

女「? なに?」

友「あんまり聞きたくなかったんだけど彼氏君と、その……」

女「別れたよ」

友「……ごめん」

女「いやいいって。紹介してもらったのに中途半端な気持ちで付き合うことにしたほうが悪いし」

友「違う! そういうことじゃなくて!」

女「? なんだか知らんが笑えいな。泣きそうな顔してると似合わんぜよ」

友「……いや、だれだよ!」

女「ふへへ、サーセン。ではなっ!」 とてとて

友「……」

友「……ごめん」

女「ふへへぇ」

運転手「おっす」

女「 」

運転手「?」

女「うおう、スーツなのに車は一般車とはこれいかに!?」

運転手「おう、午前仕事だったからな。そのまんまだ」

運転手「一応風呂には入ったけどまた呼ばれるとも限らんし。まぁもうこの時間じゃそれもないけどな」

女「ご丁寧にどうも」

運転手「で、乗ってくだろ?」

女「あ、はい。じゃあよろしくお願いします」

運転手「かっかっか。おっしいくぜー」

女「待て、乗ってない。まだ車の前にいますから」

運転手「ほら、早く早く」 ブルルルル!

女「噴かすな!」 ガチャバタン

女「もう」

運転手「けっけっけ。シートベルト締めとけよ」

女「細い道で飛ばしたりしないで下さいよ?」

運転手「わあってるって……あ?」

女「ん?」

運転手「……」

女「……」

運転手「」 プー!

運転手「」 プー!

女(よかった。問答無用で轢こうとしないで)

運転手「おい糞ガキども! 道の真ん中にいんじゃねぇよ。あと三秒でどかねぇと轢き殺すぞ!」

不良1「あれ?」

不良2「……たぶん?」

不良3「お、助手席に乗ってんの写メのこにめっちゃ似てんぜ?」

不良4「んじゃ、あれでいっか」

運転手「……聞こえねぇな。なにうだうだやってんだ糞野郎!」

不良2「なんだ、あのおばさん?」

不良1「しらね。一緒に連れてっちゃえばよくね?」

不良3「あ、いらねぇなら俺もらっていい?」

不良2「おま、年増好きかよ」

筆者「まぁ俺もあっちのほうがいいかな」

不良3「そんな年じゃねぇよ!」

不良4「あーあーんなことより早くしようぜ? さみぃ」

運転手「ちっ。ちょっと待ってろ、話しつけてくる」

女「だ、大丈夫ですか?」

運転手「心配なんざいらねぇからそこでおとなしくしとけ」

女「……お、お気をつけて」

バタン

運転手「おう、どけよ。邪魔だ」

不良3「だってよ」

不良2「それより俺たちとどっか行かない? 助手席の子も連れてさ?」

運転手「却下。死ね」

不良1「おーこえぇ」

不良4「なぁ、めんどくせえからさっさと黙らせたほうがよくね? さみんだよ」

不良3「あぁ、まぁ結局そうするけどな」

運転手「? ただのナンパなら怪我しねぇうちに帰れ」

不良1「そうもいかないのよ。彼氏くんから頼まれてるからね」

運転手「彼氏? 誰だっけ?」

不良1「んなこたいいからついてこいこら」

運転手「……そうか。何したいんだ?」

不良3「あ? まぁいいことじゃね?」

不良4「そうそう、いいことだよ」

運転手「なるほど、死ね」

不良4「ぐへっ!?」

運転手「まだまだ寝るにははえぇって!」

不良4「おふ!? ぐっ、うおおぉ……」

不良3「お、おい!」

運転手「あー? 殺すぞ、ガキども」

不良3「……」

不良2(おい、どうすんだ?)

不良1(え、ちょっと聞いてねぇし)

運転手「はぁ。とりあえず死にたくない奴は避けとけ。車出すから」

不良3「は、はい!」

運転手「あー暇つぶしにもならねぇよ」

不良s「……」

女「あ、お帰りなさい」

運転手「くだらねぇことで時間食っちまった。さっさと帰ろうぜ」

女「はぁ」

女「……」

運転手「ん? どうかしたか?」

女「いえ」

女(腹にニ発、蹲った相手の頭つかんで膝にぶつけ地面に倒しまた頭を踏み付ける……非道だよね)

女「なんだったんでしょう?」

運転手「あーなんか言ってた気がするけど忘れた」

女「そういうのって案外大事だったりするんですから気を付けてくださいよ?」

運転手「今度なぁっとなんだ?」

女「はい?」

運転手「今度は女が来たぞ、そっち側」

女「ふえ? あ、友だ」

女「どした?」

友「大丈夫!?」

女「……アレのこと?」

友「……」

女「……」

友「……たぶん」

女「なら大丈夫なんだと思う」

運転手「たく、あいつらおいてくなよ。このままじゃひき殺すしかねえな」

女「あ、この人のことは気にしないで」

友「あ、うん……」

女「で、本当にどうしたの? 事情知ってそうだけど?」

友「……うん」

友「実は、彼氏君のせいなの」

女「彼氏って私の元彼のこと?」

友「うん、えっと私も最近しったんだけど彼氏君ってあんまりいい人じゃなくてそういう悪い人とも付き合いあって――」

運転手「面倒。つまり彼氏って奴は実は最低な野郎で女をうまくてごめにできなかった腹いせに舎弟よこしたってことだろ?」

友「えっと、はいたぶん」

運転手「最低だな、マジで。殺すか」

女「アクション映画にはまってるだけだから気にしないでね」

友「……なんかすごい人だね」

女「普段はいい人なんだけどね、きっと」

運転手「いつもいい人だぜ?」

女「はっ」

運転手「おう、喧嘩売ってんだろ?」

女「とりあえず状況は理解したよ。ありがとうね」

友「いや、感謝されることしてないよ。むしろ――」

女「いやいや、もし私が一人だったら助けに来た友まで一緒に連れ去られたと思うし。そんな危険犯してまで来てくれてありがとうって意味なのです」

友「女……」

女「でも困ったね。今後学校どうしょっか」

運転手「全員殺せばいいだろ?」

女「……えっと友。また明日ね。色々考えたいから、ちょっと混乱してるし帰るわ」

友「あ、うん。じゃあまた」

運転手「おい、そいつ退かせてくれ」

筆者「ん? はいよ」

女「じゃあね」

友「うん、また明日」

運転手「」

女「」

運転手「……そのすぐ強がる癖どうにかしろ」

女「……わかりますか?」
運転手「単純だからな」

女「その言葉、運転手さんには言われたくないんですけど」

運転手「それでこれからどうするんだ?」

女「とりあえずもう大学は行けないですね」

運転手「……」

女「彼氏君は用意周到な人なので私が少し考えて考え付くことなんてすぐに破られてしまうでしょう」

女「私も黙ってどうこうされる趣味はないですし」

女「大学も特になにがやりたくて入ったわけでもないですし。それにいつまでも運転手さんの家でお世話になるわけにもいきませんからね。ちゃんと就職して幼女ちゃんのことを考えていきます」

運転手「……」

女「怒ってます?」

運転手「もち」

女「なら、助けてくれませんか? 正直もう私が考え付くのはそれ位なんです」

女「情けないことに怖いんですよ。たった一度の間違いで今まであったものが崩れて行くのが。無理してそこを進んでもいいことはなく、違う道も獣道。気を抜いたら泣きそうで、足も震えてきて……」

運転手「俺は、それでいいと思うぜ?」

女「……」

運転手「自分の力でどうにもならねえことなんて腐るほどある。そんなときに大人に頼ってなにが悪い」

運転手「頼れ、ガキなら」

女「はい、はい」

運転手「おう。でだ、今お前には二つ選択肢がある」

女「そう、ですか」

運転手「一つは今までどおり普通に大学に通うこと」

女「……」

運転手「もう一つなんだが主様がな、お願いがあるそうだ」

女「?」

運転手「一応、お願いだから断れるとおもう」

女「そう、ですか?」

運転手「どこまで本気か俺にもわからんのが問題なんだが……」

女「……」

運転手「まぁ……悪いようにはならないだろ、たぶん」

女「えっと、大体どんなことをするんですか?」

運転手「詳しくはしらんが身寄りのないガキを探して引き取って引き取り先探してガキの教育して出資者探して帳簿付けて――」

女「大変なのはイヤってほど伝わりましたから結構です」

運転手「あ、あぁ」

女「はぁ……」

運転手「まぁあれだ。話だけは聞きに行くからその時決めてくれ」

女「……わかりました」

運転手「じゃこっちはこっちでやることあるし飛ばしてくぜ?」

女「安全運転でお願いします」

幼女「ふえぇぇぇ!?」

運転手「おおおう!?」

幼女「ふえぇ!?」

運転手「よし、落ち着け」

幼女「はい」

運転手「驚きすぎだ。風呂に入ってる女が出てくるだろ」

幼女「ごめんなさい……」

運転手「まぁいい。とりあえず今日んなことがあった」

幼女「ゆるせないよ」

運転手「だから落ち着けって言ってんだよ」

幼女「むー」

運転手「でだ、お前はどうしたい?」

幼女「せいさい?」

運転手「うん、なかなかぶっとんでて俺はいいと思う」

幼女「へへえ」

運転手「主様の了承も実はとってある」

幼女「じゅんびばんたんだね」

運転手「というわけで今から行ってくる」

幼女「……わたしは?」

運転手「は?」

幼女「わたしもいくの!」

運転手「……つっても血なまぐさいことにもなるぞ?」

幼女「うん」

運転手「……よし、行くか」

幼女「うん!」

運転手「書き置き残すからその間に準備しとけよ?」

幼女「はーい」




女「ふう……」

女「あがりましたよーってあれ?」

女「誰かいないですか?」

女「」

女「え? あ」

女「二時間くらい出かけるってこんな夜にかい」

いつの時代も風邪には勝てん。遅くなった書く、今日終える絶対、ぜったい…もう、つかれた

彼氏「んだよ。女にやられてくんじゃねえよ!」

不良1「す、すんません」

彼氏「いや、いい。運が悪かっただけだしな。まぁ人をコケにした分だけはきっちり払ってもらえりゃ俺としても言う事ねえんだし」

不良2「もちっすよ。俺らも舐められたまんまじゃいられねぇっすし」

彼氏「おう、頑張れ」

不良2「はい!」

彼氏「ま、今日は色々時間つかわしちまって悪かったな。好きなだけ遊んでってくれや」

不良1「あざーっす」

彼氏「不良4.てめぇはこれで病院いっとけな」

不良4「いいんすか? 手前がふがいないだけなのに」

彼氏「いい、いい。迷惑料込だ。次も頼むぜ?」

不良4「はい!」

不良3「今日も金回りいいっすね。女なら腐るほどいるのに何であんなのにこだわるんです?」

不良1「おい、バカ!」

最近気付いた。無理しないといいもの書けない。お前らも頑張れ

彼氏「あぁ、いいって。ああいうふらっふらした奴を落とした時のほうが燃えるからかもな」

不良3「あぁ遊んでるだけと」

彼氏「ん? あぁ」

不良3「あ、話変えちゃっていいですか?」

彼氏「? どうした?」

不良3「前々から思ってたんすけど何でそんなに羽振りいいんすか? 中学んときから先輩とつるんでますけど最近いい話でもあったんじゃないっすか?」

彼氏「あ? 話してなかったっけ?」

不良1「え? 聞いてないっすけど」

彼氏「おおう!? 忘れてたぜ。何ただの売人だよ。先輩にヤーさんがいてその人から合法ドラックっつうの? それもらって大学のダチに売ってんの。コンパとか上下関係強い部とかだと簡単だぜ?」

不良3「へぇ。そりゃ知らなかったですわ」

不良2「ちょ、そんないい話あるなら一枚かましてくださいよー」

彼氏「あ? お前らバカだし無理だって。今まで通りいいバイトさせてやるからそれでいいだろ?」

不良4「そんなことよりそろそろ飲もうぜ。さみぃ」

不良3「はい、あざっす。ちょっとトイレ行ってきますね」

彼氏「おう。まぁ楽しんでくれや」

不良3「」 とてとて

かちゃ

不良3「つうわけです」

運転手「こりゃひでぇな」

黒服「……」

幼女「ふえぇ……さいってい!」

運転手「おう、殺気出てんぞ。まだしまっとけ」

幼女「はい」

不良3「んじゃ、お気をつけて」

黒服「……いいのか?」

不良3「いや、別に恩義とか感じてませんし。それに一目ぼれってやつで目覚めました。この人に付いていっても一生どうにかしてくれるわけじゃない。筋者になりたいわけでもない。引き際ってとこでしょう」

運転手「んーいい奴と出会えなかったお前が悪い」

不良3「そっすね。見る目なかったと思います。何も考えてなかったガキですから」

幼女「?」

運転手「まぁいいや。とりあえず中は何人だ?」

不良3「彼氏先輩と昼の三人。中は基本広くないんで客はいませんがここはその筋の人がよく集まる場所なんでなるべくはやく――」

???「おう、なんだ? そこにいると邪魔だ、帰れや」

不良3「……このようにいくらか来ます」

運転手「おせぇ」

黒服「」 pi

ヤクザ「とりあえずどいてくれや? ついでにここはそんなガキ連れてくる場所じゃねぇぞ。まぁあんたなら俺の女として入れてやってもいいが」

黒服「あぁ、予備の人員のいくらかをこっちに。後は連絡を待て。あぁ確認次第いつものように」 pi

運転手「はぁ、また乗り込ませんのかい」

黒服「なら問題を増やすな。示談金が必要な時もあるんだぞ」

運転手「はいはい。っとおい、クソジジイ」

ヤクザ「はぁ? てめ、なんつった?」

運転手「この中にいる彼氏って奴知ってるか?」

ヤクザ「おい人のしつ――」

運転手「」 ボキ

ヤクザ「!?」

子分s「!!!!????」

黒服「額割れてるぞ。殺すなよ」

運転手「」 ガンッ!ガンッ!

ヤクザ「が! ぶっ!?」

子分s「」 ザワ……

幼女「かべあかいよ? だいじょうぶ?」

黒服「……またかたづけが面倒なことして」

運転手「で? なかにいる彼氏って奴知ってんのか?」

ヤクザ「あ、て……めぇ……」 ガン!

子分s「!!!!????」 ザッ

黒服「来てもいいが後ろにも目をやれ」

黒服s「」 ザッ

子分s「!!!!????」

運転手「あー、不良3。幼女守れ。何があっても指一本触れさせんな」

不良3「あ、はい!」

ボカスカ

彼氏「ん、外騒がしくね?」

不良2「そっす、ね。不良3も帰ってこないし様子見てきます」

彼氏「んだよ。気持ちよく飲んでるってのに」

不良1「ほんとっすよね」

彼氏「あ、そうそう。さっき言った先輩にお前らのこと話したらな、気に入ったみたいで紹介するから今日来てもらうように言っといたんだよ」

不良2「ちょ、そういう重要なことは早く行ってくださいよー」

彼氏「おう、わりいわりい。まぁ懐のひれえ人だから大丈夫だけど下手なことすんなよ? マジで喧嘩つえーし、舎弟も何人もいるから」

不良1「うわ、マジですか。超大物じゃないっすか。緊張してきたわー」

彼氏「まぁ大丈夫だって。っとちょっと電話してみるわ」 pi

プルルルルル

彼氏「あ? ドアの向こうからじゃね?」

不良2「……あ、ほんとだ」

彼氏「ちょっと行ってくる」

不良1「あ、はい」

とてとて

彼氏「先輩どうしたんすか? 早く入って――」 ガチャ

ヤクザ(運転手)「うっす」

彼氏「」

ヤクザ「……」

運転手(重い)

運転手「よいっしょ! っらぁ!」

どん!

幼女「わー」

不良3(突き出すように蹴り捨てたわ、この人。惚れる)

黒服(また、派手にやりやがって。!? なんだこいつ、頬赤くしてる?)

運転手「おう、邪魔するぜ」

不良124「!?」

運転手「とりあえず全員榛名湖に沈められるか全て見なかったことにして帰るかどっちか選べや、なぁ?」

不良124「……」

不良3「」

不良3「不良4、ほれ」 ポイ

不良4「?」 パスッ

不良3「ホッカイロ」

不良4「!」

不良4「お、れは帰る」

不良12「!?」

不良3「おう、温かくして寝ろよ?」

不良4「おう、じゃあな」

運転手(え?)

黒服(は?)

不良12(な?)

幼女「ばいばーい」

運転手「……で、ふたりは?」

不良12「え、いや」

不良3「マジで死にたくないなら帰っとけ」

不良2「は? てめぇ裏切っといてんなこと言ってんじゃねぇよ!」

不良1「そうだそうだ」

運転手「」 ガン

不良12「」

不良3「」

黒服(壁殴りで凹ますのはやめろ)

不良3「運転手さんが切れないうちにマジで帰ったほうがいいと思う、ぞ?」

不良12「」 コウコク

あ、4章はエロ無しだよ!!

小休憩もするよ!! 座イスないとできねぇなやっぱり

彼氏「ん……」

幼女「おはようございます」

彼氏「……」

幼女「あ、ぜんしんきつくしばられているのでおきあがれませんよ。それにさるぐつわもはめさせていただきましたのでたいしてはなせませんし」

彼氏「?」

幼女「おねーちゃん、じゃなくておんなってしってますよね?」

彼氏「?」 コク

幼女「そうですか」 ザク

彼氏「!」

彼氏「ふー! んー!」

幼女「ふえぇ……ほうちょうでてのこうさされたくらいでさわいじゃだめだよ」 グリ

彼氏「ふ、ふー、ふー」

幼女「と、おふざけはここまでにしてちゃんとむくいはうけるんです」

彼氏「ふー、ふー……」

幼女「おねーちゃんをこわがらせたのでしけいです!」

彼氏「!?」

幼女「ただ、おねーちゃんとのはじめてはどこかのわるいむしのせいでむりだったけどすむーずにえっちできたのでいたくないようにころしてあげます」

彼氏「ん、んーんー」 フルフル

幼女「ふえぇ……いのちごいなんて」

彼氏「」 フルフル

幼女「なんて、みっともない!」 ザク

彼氏「!」

幼女「てんしょんあがってはずれちゃったよー。ほんとはめでもえぐりとろうとおもってたのに」

彼氏「」

幼女「いいこですね。いまますいするのでしずかにしてるんですよ?」 プス

彼氏「ん、んー……」 フルフル

幼女「はいはい、こうかいしたらもうしちゃだめですよ?」

幼女「らいせで、ね」

彼氏「んー、んー……ん……」

運転手「包丁ボロボロにすんなよー高かったんだぞ」

幼女「ふえぇ……ごめんなさい」

黒服「……今手のまわしてある警察を呼んで身柄を引き渡すようにした。組のほうも薬の売買で検挙されるだろう。で、それより」

運転手「?」

幼女「?」

黒服「その……えっちとはどういうことだ?」

運転手「!」

幼女「!」 ポッ

運転手「な、な、なんでもねぇ! なんでもねぇよ!」

幼女「ふえぇ」

黒服「いや絶対何かあるだろ。まさかとは思うが――」

運転手「プライバシー保護!!」

黒服「」

幼女「」

運転手「立ち入らせんぞぉ。ここから先一切立ち入らせんからなぁ!」

黒服「……構えるな、暑苦しい」

幼女「?」

黒服「別に何しようと気にはしないが、そうだな、気にはしない」

運転手「」

黒服「」

運転手「ちがうんだー!」 ダダダ

黒服「」

幼女「ふえぇ」

黒服「……なにがあった」

ふえぇ……あがっててびっくりしたようぅ

続きは今日の22時から30レスくらいだよぅ

go/ji/tu

女「ふぁ……」

運転手「なんだ、ねみぃのか?」

女「いえ、そろそろ試験なので休んだ分の取り返しとかもあって取り合えず二徹空けなんですよー」

運転手(そうだったんか……)

運転手「そりゃ災難だったな」

女「いえ、なんかしてもらったおかげで無事大学にも通えるようになったので感謝しか言いようがないですよ」

運転手「お、おう」

幼女「おねーちゃん」

女「ん、なに?」

幼女「おねーちゃんはわたしが守るの!」

運転手(物理的にな)

女「うん、ありがと。じゃあ私も早く幼女ちゃんを守れるようになるね」 ナデナデ

幼女「へへえ」

運転手「おい、もうすぐつくからなぁ」

女「久々ですねー」

幼女「そうだねー」

運転手「まぁ悪いことはおきねぇから気楽にな」

女「……運転手さんにとって施設ってどんなとこなんですか?」

運転手「んー、死刑執行人のいる魔窟」

女「そんなところに子供が大勢はいんでしょう……」

運転手「目的によるなぁ。パトロン連れてる時は楽でいいんだが不祥事起こした奴とかなぁ……」

女「運転手さんのことですか?」

運転手「そんな不祥事起こしたこ……と……ねぇ」

女「少しでも覚えのあることはしたんですね」

運転手「いや、あれは絡んでくる奴が悪かった」

女「そういうことは自分でどうにかしてくださいよ」

運転手「仕方ないだろサツ殴っちまったんだから」

女「おい……」

運転手「飲酒運転でもねぇのに調べられて薬物検査されて。いらっときたから殴り飛ばした。次の日は大事な仕事あったから主様に手、まわしてもらってって感じだったな」

幼女「たいへんだね」

運転手「そうなんだよー、あの後黒服の奴に五時間説教で直仕事。きっちぃきっちぃ」

女(自業自得なんじゃ)

運転手「うっし着いたぞ」 キュ

ガチャ

黒服「お待ちしておりました」

女「あ、お久しぶりです」

幼女「おひさしぶりです」

黒服「はい」

運転手「自家用ですまん、他に仕事があるなら社用で行くから」

黒服「いや、ない。話如何では長くなるかもしれんから休憩室を使ってもいいぞ」

運転手「は? やだよ。おっさんばっかじゃねぇかあそこ」

黒服「」

運転手「外でヤニ吸ってっから終わったら呼んでくれ」

黒服「……」

黒服「では行きましょうか。主様がお待ちです」

女「あ、はい」

幼女「なー」

ガチャ

黒服「こちらでコート等をお預かりします」

女「あ、ありがとうございます」

幼女「んー」

女「はい、ここから手を抜いてね」

幼女「ふぅ」

女「これ、おねがいします」

黒服「かしこまりました」

黒服「」

女「」

黒服「?」

女「」

黒服「どうかなさいましたか?」

女「いえ。ただ黒服さんって運転手さんのことどう思ってるんだろうって」

黒服「がさつな奴ですね」

女「oh……」

黒服「挙げたらキリがありませんのでその質問はここまでとしましょう」

幼女「でもくろふくはうんてんしゅのことだいすきだよ」

黒服「……なにを馬鹿な、っと失礼」

女「幼女ちゃん、どうしてそんなこと思うの?」

幼女「くろふくはいっつもうんてんしゅのことさいしょにみるでしょ。あぶないときはいつもまもれるところにいるでしょ」

黒服「頼りにならないからです」

女「ふむ……他には?」

幼女「えっと、えっと……おねーちゃん」

女「ん? なに?」

幼女「くろふくはね、うんてんしゅのコートのにおいいつもかいでるの」 コソコソ

女「」

黒服「?」

女「このド変態!」

黒服「心外です。なにがあったんです」

女「もう知りません! 幼女ちゃんいこ!」

幼女「ふえぇ……」

パタン

黒服「……」

パタン

女「その服返してください」

黒服「は?」

女「うわーん」

パタン

黒服「まず誰が悪いのか教えてほしい」

コンコン

主「入りなさい」

女「失礼します」

主「? あら、黒服は」

女「置いてきました」

主「ん? どういうことなのかしら? 荷物も預からないなんてあの子らしくもない」

幼女「あのね、あるじさま。くろふくはどへんたいなの」

主「……」

主「……」

主「……」 チラ

女「」 コク

主「黒服!」

コンコン

主「中に」

黒服「失礼します」

主「担当直入に聞くわ。あなた変態なの?」

黒服「いえ、間違ってもそのような特殊性癖などはございません」

主「うーん」

主「女さん、悪いけど根拠は何なのかしら?」

女「黒服さんが運転手さんの服のにおいをたびたび嗅いでいるところを幼女ちゃんが目撃しています」

黒服「!?」

主「黒服」

黒服「誤解です」

主「すこし根を詰めて仕事しすぎているようね。中東のほうへでも休暇を取って行ってきなさい、一生」

黒服「誤解なのです。確かに匂いを嗅ぐようなことはしていましたが――」

主「シベリアで頭冷やしてくる?」

黒服「運転手は喫煙者なのでその匂いがお客様の鼻につかないよう確かめていただけなのです」

主「」

女「」

幼女「ふえぇ……」

主「熱心なのも考えものね」

女「正直、引きました」

黒服「」

主「とりあえず女さんの荷物を持って出て行きなさい。話にならないから」

黒服「……失礼しました」

パタン

主「はぁ……」

女「」

主「あ、そうそう。どこまで話したかしら?」

女「そうですね……何一つ話してないかと思います」

主「あらあら。じゃあ順を追って話して行きましょうか」

主「ようこそ。遠いところからわざわざ悪かったわね」

女「はい……ってそこからですか?」

主「あらあら。社会人たるもの常識じゃない。大学生だからって甘えてちゃだめよ?」

女「はぁ」

主「まぁちゃちゃっと本題行くわね。今日も時間があまりないのよ」

女「あ、ごめんなさい」

主「あなたのせいじゃないから。えっと、私の後継者の件は聞いてる?」

女「あ、はい。運転手さんから聞いてます」

主「まぁそれは絶対として」

女(絶対なんだ……)

主「あなたにはまず大学を卒業していただきます」

女「ふえ?」

主「さすがに私でも大卒じゃない子を迎える気はないのよ。でそんなに悠長なことしていられないから後二年まで待つわ」

女「……ストレートですか

主「そ。無理じゃないはずよ。あなたの学力なら」

女「買いかぶりです」

主「買いかぶられるくらいがいいじゃない。でその間の学費生活費は全てこちらで持つからバイトはやめなさい」

女「えっ」

主「もともとお金目当てなら構わないでしょ? それとも今のバイト先にでも就職する気だった?」

女「いえ……」

主「学業に専念しなさい。ついでにあなたの代わりに三、四年次に受講すべき授業は決めておいたわ。いくつか空きがあるからそこは自分の好きに入れて構わないわ」

女「何から何まで……」

主「しばらく、そうね言い方悪いけど私の傀儡になるんだからそれくらいするわ。まぁ十年も経てば週休三日ぐらいあげるから我慢しなさい」

女「いや、それは悪いです」

主「……変なところでまじめね。これなら気に入ってくれる人も多いでしょう」

女「だ、誰にでしょう?」

主「パトロン、出資者よ。それがいなきゃ始まらないでしょう?」

女「確かに……」

主「そうね。今後のあなたについてはこんなところかしら。失望させないでね」

女「はい……」

女(決定事項なんだね、やっぱり)

主「ではあなたに本当のことを話すわ」

女「隠してたことですよね?」

主「人聞き悪いわ。隠してたんじゃなくて言う必要がなかったのよ」

女「はい……」

主「といっても大体のことは普通の孤児院となんら変わりがないわ。震災や事故、虐待とかで身寄りのない子供を引き取り、預かってくれそうな人に子供を渡す。ね、普通でしょ?」

女「……確かに」

主「違うのはそうね、まず器量良しの子しか選ばないことかしら?」

女「え?」

主「話を聞けばおいおいわかるから質問は無しよ。でその器量のいい子を全国から探し出してここで、まぁ英才教育っていうのをするの。もちろん個人に合わせるけれど学力なら小学校卒業時には高校生クラスは最低ね。他に生活力やマナー、夜伽も実践はさせられないけど知識なら人並みにだんだんと教え込むわ」

女「……はぁ」

主「スケール大きい?」

女「まぁ想像外の出来事ですけど幼女ちゃんが運転手さんよりちゃんとしている理由がわかりました」

主「ふふ、話続けるわね。それで今度は引き取り手を探さなければいけないのよ」

女「こっちからですか?」

主「お金が掛かるからね。将来性のありそうなところに引き取ってもらうのが一番でしょ?」

女「……あぁ、なるほど」

主「そういうこと。だからなるべく眉目秀麗な子供を引き取って、才色兼備にして送り出すってこと」

女「うまいですね」

主「あら、怒るかと思ったわ。そんな商品みたいに扱うなって」

女「いや、まぁ思わないこともないですけどそれって結局いいところに嫁げるんですよね? その間の生活も幼女ちゃんの様子を見ていれば無理強いしているとは到底思えませんし」

主「へぇ。明治までは本当はここは政府要人や皇族相手の嫁修行の場所だったのよ。いうなれば江戸時代の大奥に近いのかしら?」

女「結構長いんですね」

主「原型は平安からあったから。当時は和歌を詠む学校のようなものだって聞いたけど」

女「」

主「まぁ相当古いってことよ。最近はぽっとでの議員も多くてなかなか二世議員だけじゃ出資も賄えなくてね。タレントとかにも手を出してるんだけど成功率低くて困るわ」

女「その……引き取られた子ってどうしてるんですか?」

主「基本的には自由よ? 定期的に連絡をもらうし監視もつけるけど。まぁ将来性のない子に当たった場合は残念ってわけで普通に恋愛してもらうしかないわね」

女「れん、あい?」

主「あら、そうよ? 嫁、婿になる子を育ててるのだから」

女「……」

主「聞いたことない? 突然女の子が玄関前にいたとか急に転校生が来たとか」

女「いやまぁ使い古されたネタってえ、あれ実話!?」

主「あの人が亡くなってすぐに始めたから三十年くらいかしら。そのころから始め出したのよ」

女「……聞きたくなかった」

主「そこが一番驚くところっていうのがあなたらしいというかなんというか」

主「家族まで斡旋してるから結構大変なのよ。まぁくっつけなければまたこっちで引き取って次の子次の子って回せるからいいんだけど」

女「……だからやさしいのかぁ。っというと幼女ちゃんも」

幼女「……」

主「えぇ……」

女「え?」

主「幼女ちゃんには本当に申し訳ないことをしたわ。幼女ちゃんの相手は有名な議員なの」

女「ぎ、いん?」

主「もちろん結婚相手ではなく養子という形よ? 相手も四十超えですし」

女「……なんかわかった気がします。つまりは、襲われたと?」

主「……えぇ」

女「幼女ちゃん、手にぎろっか」

幼女「……うん」 ギュ……

主「特に何される前に幼女ちゃんは逃げてね。引き取ってから一月何もなかったから油断してたわ。周りにも誠実で通っている人だった分余計にね」

女「……」

主「そして夜抜け出してその翌日の朝駅であなたに会ったって訳なのよ。お金もないから私たちと連絡も取れないし困ってたところを運良く財布がってわけね。警察に言ったら先にあっちに連絡がいくだろうし本当に助かったわ」

幼女「お金とってごめんなさい」

女「……全然気付かなかったよ。まぁ構わないけどね」

主「まぁ幼女ちゃんを怖がらせた人は海外に無一文で捨ててきたから安心してね。こういうとき伝手があるって素晴らしいと感じるわね」

女(あ、この人権力もっちゃだめじゃない?)

主「そういうわけ。質問は?」

女「いえ、特には」

主「結構。そうそう、アパート解約しておいたから」

女「ふえぇ!?」

主「引き続き運転手のところに住みなさい。移動時間がもったいないわ」

女「いや、本人の……」

主「なにか?」

女「……いえ、何でもないです」

主「なら話は以上ね。一緒に頑張りましょう?」

女「はい、二年後に」

主「そうそう。大学のほう、法律と会計学多めに入れておいたから。理系のあなたにはきびしいかも知れないかもしれないけどテンキーだけじゃなくて電卓もしっかり使えるよう頑張ってね」

女「……はい、しつれいします」

ガラ

主「……」

主「いい子ね」

主「本当は未亡人が代々肩代わりしてきたんだけどそうも言ってられないのよね」

主「本当に最近の子は気難しくてわからないわ」

ヒャッハー目標の半分しか行かなかったぜ。一応4章はこれで終わり。

後はepiloge?残しだから27日23時ごろになります。疑問あったら答えるよー

遅れた。今から書く

しかしうちに妹の彼氏がとうとう4泊目という偉業を成し遂げているのでモチベーション全く上がらん

超遅筆だが悪いのは全部妹の彼氏だ。そいつに言ってくれ

女「あ、運転手さん」

運転手「おう、終わったか」

女「えぇ、なんか確認みたいな感じでしたけど」

運転手「……それでいいのか?」

女「うーん、見えてなかったところが見えるようになっちゃったんでそっちで頑張ってみたくなってしまうという現金な感じなので」

運転手「まぁらしいっちゃらしいな。よしのれや」

女「あ、今後ともお世話になりますけど平気ですか?」

運転手「は?」

黒服「運転手」

運転手「あ?」

女「げっ」

黒服「……主様から言伝だ」

運転手「あ?」

黒服「」 ゴニョゴニョ

運転手「あーはいはい」

運転手「あいわかった。んじゃ帰るか」

女「はーい」

運転手「より先に黒服、お前なんかした?」

黒服「……」

幼女「くろふくわね、へんたいさんなんだよ」

黒服「違う」

運転手「……」

女「……」

黒服「違うといっておろう」

運転手「死ね」

黒服「おい!」

運転手「……まぁ、何した? 主様からクビになってはないんだろ?」

黒服「……」

運転手「……言えよ」

女「あー、えっと黒服さんは運転手さんのジャケットの匂いをたびたび嗅いでいたという……」

運転手「ん? あぁ知ってる」

黒服「!?」

女「!?」

幼女「ふえぇ!?」

運転手「あれだろ、ヤニ臭くないかのチェックだろ? 最初はうぜぇと思ってたけど仕事だしなぁ」

女「」

幼女「」

黒服(ほっ……)

運転手「でも傍からみたら変態行為だな。おい変態」

黒服「やめろ」

運転手「人前でやんな、以上」

女(もう結婚しろよ)

黒服「……」

運転手「んじゃ、帰るわ。明日も顔出すから詳しいこと話してくれ」

黒服「あ、あぁ」

運転手「おーい、ベルトしめろ」

女「はい」

幼女「はーい」

ソウコウチュウ

運転手「変態か、そりゃいいや」

女「何がですか?」

運転手「あいつの変な顔が見れる。サイコーだよ、かっかっか」

女「」

女「幼女ちゃん」

幼女「なーに?」

女「帰ったらハンバーグにしよっか」

幼女「やったー!」

女「……これからもよろしくね?」

幼女「……よろしくおねがいします」


運転手(家主、俺な)

fin...

というわけで1巻完結です。
需要があるなら続き書きますが、他に書きたいものもあるのでそっち優先で
あるわけないがなはっはっは。
もし仮に何か書いてほしい題材が奇跡的にあったら書くと思います。
新作でも本作のサブストーリーでも。
ただし黒服。てめぇと運転手の絡みはなしだ。
運転手は俺の嫁。異論は認めん。
最後まで幼女空気乙
遅筆すまん。が謝らん。

言いたいことはこれくらいか? ではまた。厳しい批評とかうれしいよね。

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