男「僕はモテる男とハーレムが嫌いだ」 (159)
どうも 前に 男「俺は女もハーレムも嫌いだ」を書いた者です
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前回の 賛否両論の賛の方 ありがとうございました 否の方 お叱り心に染み入りました
今回の男はキチガイではないのでご安心ください
また 前回と同じように 質問があればストーリー内で解説を入れたりするので よろしくおねがいします
カァッ カァッ
男「.....ん あれここは...」
「男さん!なにをしているんですか!」
男「...あっ!生徒会長さん!」
生徒会長「もう会議の時間です!早く起きなさい!あなた"生徒会副会長"としての自覚を...!」
男「す、すいません!」
男(しまった....寝ちゃってた...)
男「すぐに向かいます!」タッタッタッ!
生徒会長「...でも 珍しいですね 男さんが居眠りなんて」
生徒会室
生徒会長「えーそれでは 生徒会臨時会議を始めます それでは 報告を男さん」
男「はい!ええと 今回の会議はここ最近の風紀の乱れへの改善案をだすための会議で...」
......................
天然「ひゃー 男くんの話は疲れるっすー 難しい言葉づかいばっかり!」
男「そ、そうですかね?」
高飛車「ふん あなたの頭が悪いだけよ 天然」
天然「あー!ひどいっすー!」
生徒会長「こらこら なにを喧嘩しているんですか...」
男(........うぅ やっぱり 女の子に囲まれるのは慣れない...)
いまさらですけど 別に前回を見てなくても大丈夫です
廊下
男(はぁー 僕は女の子が苦手すぎるんだよな 本当は彼女だって作りたいのに...)
ガヤガヤガヤ ガタガタッ
男(......ん 1-B 教室がさわがしいな)チラッ
主人公「お、おい!宇宙人!なにしてんだよ!」
宇宙人「わわわッ!私の触手ちゃんガー!」
幼なじみ「な、なによこれ!」
お嬢様「きゃあっ!」
男「....また あいつらか..」
男(何ヵ月か前 あそこで狼狽えている宇宙人が この学校に やって来てから 我が学校の風紀は下がる一方になっている)
男(宇宙船がこの学校に墜落し 帰れなくなった宇宙人がここで住み始めたときは 現実を信じられなかったが 今では慣れてしまった自分がいる 慣れとは恐ろしいものだと思う)
ガララッ!
男「きみ達!なにをしているんです!」
うにょうにょうにょ
男「!! 化け物...!」
幼なじみ「きゃー!放しなさいよ!」うにょうにょ
お嬢様「ひっ なにをするんですの!」うにょうにょ
モブ女達「きゃーーーーっ!」
主人公「み、みんな!」
男「.........」(なんというか..)
男(.........実にエロい...)
うにょうにょうにょ!
男「はっ! 何を考えているんだ僕は!」
ヒュンッ!
バリーーーンッ!
悪友「うわぁぁぁぁぁ!」
男「!! 悪友君が窓から落ちた!」
男(女の子は触手で捕まえているのにどうして男性は投げ飛ばすんだ...!)
男「大丈夫か!悪友君! そこで待っていろ!」タタタタッ!
主人公「みんな すぐに助けてやるからな!」
うにょうにょうにょうにょうにょうにょ
幼なじみ「ど、どこさわってんのよ!主人公!見ないでよ!」
お嬢様「ひやぁ!服が溶けだしましたわ!み、見ないでください!」
主人公「ええっ!?そ、そんなこと言われたって!」
男「悪友君! 大丈夫か....!」
悪友「あっ 男さん... だ、大丈夫ですよ 慣れっこですから...」
男「な、慣れっこって...」
ザシュッ!!
男「!」
「きゃー!やったー!すごーい!」
悪友「どうやら また男が解決したみたいですね...」
男「そうか... なら良かった 早く保健室に...」
幼なじみ「な、何見てるのよ! バカーーッ!」
バリーーーンッ!!
男「?!」
主人公「ぐえっ!」どしゃぁ!!
悪友「主人公?! だ、大丈夫か!?」
主人公「だ、大丈夫....だ」
男「...」(どうなっているんだ....この学校は?!)
保健室
男「君達...三階から落ちて無傷ってのはおかしくないか...」
悪友「いやぁ やっぱ慣れですよ!慣れ!」
主人公「慣れですね...はは」
男「そんなこと...それに男君に至っては幼なじみさんに殴りとばされたんだろう?!幼なじみさんに何か言うべきだ!」
主人公「いやぁ あれは幼なじみの裸を見ちゃった俺も悪いし...」
男(........なにを言っているんだこの人は...)
男「いいかい男君! 相手が女性だからといって...」
保健の先生「二人とも元気なんだったら 早く授業に戻りなさい?」
男「! 保健の先生 まだ早...」(うわ すごい胸....)
保健の先生「....あら?いやねぇそんなに胸をジロジロ見ないで?」
男「えっ?!いや 見てないですよ!」
悪友「あっ 男さんムッツリすね~」
男「何をいってるんですか!」
主人公「ははは...」
男「.........」
男(なんださっきのは!!)
男(こちらが胸を見ていたと主張されると もはや反論もできず 晒し者だ!)
男(........まぁ見てたんだけど)
男(....落ち着くんだ僕 そんなことでカッカするな すぐに怒るのは頭が悪い証拠だ)
男「しかし 男くんへの忠告を忘れたのは失敗だった」
男(女性ならなにをしてもいいと言うわけではないだろうに...)
ふよふよふよふよ
男(....そして 宇宙人の存在も とても危険なものではないのか? ...皆の認識が甘すぎる)
男「....とりあえず 生徒会長に報告しよう」
生徒会室
生徒会長「またそんな事件があったのか..」
男「はい それでですね今回のような様々な事件は....おおよそ 宇宙人の仕業によって起きています」
生徒会長「ん...そうね たしかに」
男「ですから もっと宇宙人について知るため 調査をしようと思うのですが...」
生徒会長「なるほど! 積極的でよろしい じゃあ宇宙人さんの調査は頼んだわ」
男「はい 頑張ります!」
生徒会長「それじゃあ 私はもう少し仕事があるから お願いするわね」
男「は、はい!」
ガチャン
男「..........」
男(美人だなぁー...生徒会長...)
男(ああっだめだ! 今日はボンヤリとすることが多すぎる!)パンッ!
男「よし...! とりあえず...屋上かな」
..........................
屋上
男(何ヵ月か前 ここに宇宙船が落ちた そして今もその宇宙船は半壊しながらも宇宙人の家として機能している)
男「でも....宇宙人は いないみたいだね」
男「................」
男「......なら今のうちに宇宙船の中を...」
「.........ダメ」
男「えっ?!」
無口「...........アナタは入っちゃダメ」
男「む、無口さん!」
男「あなた その宇宙船の中でなにを...」
無口「............入っちゃダメ」
男「...なぜですか」
無口「...........入ったら あなたを消すことになる」
男「! ..........脅しですか?」
無口「................」
男「...では なんとかして入らせて貰うことはできませんか?」
無口「................ 条件が一つ」
男「条件?」
無口「................あなたが....」
男「.......」
無口「.............この学校で彼女をつくったら 入れてあげる」
男「....え?」
無口「..................彼女」
男「ええええっ?!なんでですか!?」
無口「............なんででも」
男「そ..そんな......出来るわけない...」
男(まず僕は女性が苦手だし なにより....)
男(この学校の女子は ....皆 主人公君にホレてるじゃないかぁ!!!)
無口「.........彼女が出来たら開けてあげる」ガシャンッ!
男「ああっ?!ちょっと?!」
男「.....ど どうしよう...」
つまらんのはなんとか頑張りますが
男は今のとこ本編では一度もモテる男とハーレムが嫌いって言ってません...
質問などあればどうぞ
今日は終わり
本当にすいません
男が主人公を男と呼んでるのは
間違いです
男(落ち着くんだ僕....)
男(.....無口さんがこれほどまでに隠すということは 何かがあるということだ)
男(....しかし彼女だなんて....)
男「仕方がない....宇宙人を探して直接」
ガシャン
無口「..............宇宙人ちゃんは草津に旅行中」 ガシャンッ!
男「ええっ?!うそだろ!」
男「そんな 僕に彼女を作れなんて...この学校の女子はほとんどが 主人公君にホレているっていうのに....」
男「..........そうか!主人公君だ!彼にどうすればモテるのか聞けばいいんだ!」
主人公「はぁ.. モテる方法ですか?」
男「そうなんだ 恥を忍んで聞く どうすればモテるのか どうすれば彼女ができるのか!」
主人公「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!俺彼女なんていませんよ!」
男「そ、それは知ってるが」(とはいってもこの学校の女子のほとんどが彼女みたいなものだろうに)
主人公「でも まぁ 男さんが彼女が欲しいってのは伝わりました 手伝いますよ!」
男「おお!ありがとう男君!君は優しいヤツだ!」
主人公「えっ?そ、そんな はは」
男(うーん この優しさもまたモテる理由なんだろうな...)
主人公「モテる方法ですか... うーんなんでしょうかね」
男「君はモテるんだ モテる方法も知っているだろ?」
主人公「え?やだなぁ 俺全然モテたりなんか....」
男「?!!!」
主人公「?」
男「君は本気でそう言ってるのか?!!」
主人公「ええ?!な、なんですか急に!」
男「謙遜とかでなく マジでか?!!」
主人公「えええ? 俺モテませんよ!!」
男「いいか....ハッキリさせておく 君はモテる 君の思ってる以上にモテているんだ わかったか!?君は知らずとも僕は知っているんだ!」
主人公「は、はい....」
男(....そして 生徒会長も.....)
主人公「....あ、そ、それなら」
男「ん?」
主人公「そ、その 幼なじみのヤツは俺のことどうもってるのかなーっとか...」
男「......君は幼なじみさんが好きなの?」
主人公「いやぁ そ、それは....」
男「........君は本当にアホか」
主人公「えええっ?」
男「人の悪口は言いたくはないが なぜ 君を突然殴るような女子を好きになるんだ?!」
主人公「いや だからあれは理由が...」
男「それだけじゃない!君を理不尽な理由で怒鳴り 殴るのを何度も見てきたぞ!?」
主人公「いやまぁ それもそうなんですが....」
男「ええ?」
主人公「アイツにも可愛いところがあって....」
男「......もういい 好きにして.... 今度幼なじみさんに告白でもしたらどう? そしたらこの学校が落ち着くか もしくは地獄と化すかのどちらかだから」
主人公「な、なんなんですかそれ....」
...........................
主人公「彼女ならやっぱり近くの人からじゃないですか?」
男「近く...か」
主人公「はい 男さんの近くの女性っていうと...」
男「生徒会役員....かな」
主人公「そうですね! なら 天然ちゃん 高飛車さん 生徒会長さん...あ、弱気もよく皆さんの手伝いをしてますよね?」
男「あ、ああ そうだね」
主人公「なら この中の誰かと仲良くなって...ってのがいいんじゃないですか?」
男(多分 全員 君にホレてるよ....)
主人公「男さん?」
男「まぁ....そうだね それがいいかもね」
男(今はそれでも 少ない可能性に賭けよう...)
主人公「それじゃあ まずは...やっぱり接しやすい子っていったら 天然ちゃんですかね」
男「確かに 彼女とは話しやすいね」
主人公「なら さっそく 仲良くなりにいきましょう!」
男「なりにいくって...」
主人公「男さん なんか急いでるみたいですし 早い方がいいんでしょう?」
男「....わかった じゃあ 話にでもいこうか」
主人公「はい!」
廊下
男(天然ちゃんか...確かにいい子だよな)
主人公「あっ いましたよ 天然ちゃん」ヒソヒソ
男「!」
天然「あっ!主人公くーん!それに男くんも!二人揃って何してるんすかー?」
男(今 僕の方が呼ばれるのが後だったな...これは...)
主人公「い、いや そこで偶然ばったりしただけだよ! そ、そうだ!俺ちょっと用事があってさ!ふ、二人で話したりでもしたらどうかな?!」
男(君は優しいけど不器用だな....)
天然「そうなんすか.. いいっすよ!男くん休み時間の間でもそこらへんブラブラしましょう!」
男「えっ は、はい!」
主人公「上手くいきましたね!」ヒソヒソ
男「あ、ありがとう主人公くん」ヒソヒソ
天然「どしたんすかー?」
男「あ、ごめん 行こうか」タッタッタッ
主人公「よし..俺は後ろから見守ろう...」
天然「でもなんかあれっすねぇ 男くんとこう二人っきりで喋るのも初めてっすね!」
男「そうだね...はは」
天然「そうっすねぇ なに話すんすか?」
男「え、えーーっと が、学校の風紀についてとか...」
天然「ええっ?!男くん やっぱ硬いっすねぇ.. ぷらいべーとでもお仕事の話っすか..」
主人公「..........大丈夫かな..」コソコソ
男「あっ ごめん...話題が思い付かなくて」
天然「いやいや全然いいっすよ!アタシたち生徒会役員っすもんね!」
天然「それにしても うーんむむむ 風紀っすか... むむむ」
男「え?いや そんなに悩まなくても...ほら 遅刻を減らすにはどうしたらいいかとか...」
天然「むむむむむむ だめだぁ なんも思いつかねっす やっぱ自分バカっすね...」
男「そ、そんな バカだなんて それにこの学校に入学できたんだし..」
天然「いやぁでもアタシ 成績はオール1っすよ?」
男「オール1 ?!!」
天然「そーっすよーテストも0点とかばっかで」
男「えええっ?!」
男「ちょっと待ってくれ 君は二年生だろう?!こんなこというのは失礼だがなぜ進学できた?!」
天然「えっ? さぁー?なんか留年はしなかったっすね..」
男「いやいや! それは常識的に考えておかしくないか?!」
天然「ええ?!どうしたんすか!?」
主人公「...なんか変な感じになってきたぞ...」
男(まて....落ち着くんだ ...今思えば 僕は何度もこんな話を聞いたはずだ )
天然「お、男くん?大丈夫っすか?」
男(そうだ 天然ちゃんが何度も またテストが0点だったというのは 何回も耳にしてきた)
男(それだけじゃない!他の女子生徒で点数がとてつもなく低い子を何人か聞いたことがある)
天然「お 男くーん?」
男(なら....なぜ だれも留年したりしないんだ?いや それに 色々と問題を起こす生徒だって多い 学校の損壊もしょっちゅうだ なのに一人の退学者も出ていない...)
男(なんだ...なんなんだこの学校は...)
天然「ほ、本当に大丈夫っすか...」
男「え、あ ごめん考え事してたんだ...」
天然「そーなんすか.. やっぱ頭いい人は考え出すと集中しちゃうもんなんすかね?」
男「そう...かな? はは」
天然「あっ!そうだ!なら今度勉強教えてくんないすか?!」
男「えっ? 勉強?」
天然「そーっす!アタシもずーっと0点ばっかりは嫌だったんすよ~ だからお願いするっす!勉強教えてください!」
男「あ、うん...いいよ もちろん!」
主人公「..おお、いい感じ」コソコソ
天然「やったっすー!じゃあまた今度お願いするっすね!」
男「うん 分かった...」
ちょっとストーリーで考えたいことがあるので
一旦止めます
質問があればお願いします
随分と更新してませんでしたが 続けてもいいですか...?
パシュッ!
男「ん?」
うねうねうねうね..
主人公「!」
天然「うわ!な、なんすかアレ!」
モブ女「きゃー!!」
男「またか......」
男(....待てよ?今 宇宙人はいないはず..)
カランカランッ
男「!....剣?なんでこんなものが...」
天然「ああっ!誰か捕まってるっす!早く助けないと!」
男「あ、ああ わかった!」
主人公「た、大変だ!!」
天然「あっ!主人公くん!助けてあげて欲しいっす!」
男「あ..........」
男(................)
男「主人公くん これを使って!」
主人公「えっ? な、なんでこんなものを!」
男「いいから 早く!」
主人公「わ、分かりました!」
タタタタッ! ザシュ!ザシュ!
男「.............」
その後....
「ありがとう 主人公くん!」「大丈夫?」
天然「よかったぁ なんとかなったっすね!」
男「そうだね....」
天然「いやぁ さすが主人公くんすねぇ 強いつす!」
男「....ねぇ 天然ちゃん もしかしてさ」
天然「ん?なにっすか?」
男「主人公くんのこと 好き?」
天然「でええっ?! なんでそれを!?」
男「やっぱりか....」
男「いやまぁ 分かるよ...なんとなく」
天然「ひゃ~... しゅ、主人公くんには言わねでくれっす..」
男「もちろんだよ! 言ったりしないよそれどころか応援するよ!」
天然「あ、ありがとうっす! 男くんは優しいんすね!」
男(......いや 僕は天然ちゃんが 失恋するって知ってて応援するなんて...)
天然「でも意外っす 男くんはいつも 校内での恋愛はダメだーとかばっかり言ってたのに」
男(.......?)
男「ん?そう...だけど まぁ 付き合うまでは恋愛じゃないしね」
天然「かー!粋っすね!」
男(...言ってたかな そんなこと)
天然「あ!ならアタシも男くんの恋を応援するっすよ!誰か好きな人はいないんすか?」
男「え? あーいや.....好きな人は...いないんだけど 彼女は欲しいかなって...」
天然「なるほど....分かったっす!男くんに彼女が出来るよう 手助けするっすよ!!」
男「ええっ?」
男(.......嬉しいけど 元々 天然ちゃんと仲良くなろうとしてた分...複雑だ)
主人公「おーい 男さん!」
男「あっ主人公くん 凄かったねさっきは」
主人公「いや そんなことは...」
主人公「...で、その天然ちゃんとは..」ヒソヒソ
男「いや....それがね」ヒソヒソ
天然「?」
..........
主人公「ええっ?!天然ちゃんが男さんの彼女づくりの手伝いって...」
天然「あっ!もしかして主人公くんも手伝ってくれるんすか?!」
男「いや...いろいろあってね とりあえず天然ちゃんを彼女にするのは無理だろうね...」ヒソヒソ
主人公「ええ...?」
天然「でも彼女っすかぁ どうすればいいんすかね?どうすか?主人公くん」
主人公「あぁ それなら..」
男(.....にしても やっぱモテてんだなぁ主人公くんは)
男(......でも)
モブ女達 チラッ チラッ
男(...流石にモテすぎじゃないか..?)
天然「分かったっす!それじゃあ高飛車ちゃんのところに行くっすよ!」
男「えっ?」
天然「ほら!善はイカゲソっすよ!」
男「君はその間違い方を本気でしてるのか?!本気でか?!」
天然「いいっすから 早く!」ガシッ びゅーんっ!
男「な、なんだこのスピードは?!おかしいだろう!?人間が出せるスピードじゃない!」びゅーん!
主人公「......似合ってると思うのになぁ..」
この度は遅くなりすいませんでした
本編そんなに長くならないと思いますので暇があれば見てください
質問とかお願いします
今日は終わり
ガララララッ!
天然「おーい 高飛車ちゃーん!」
高飛車「?! な、なによ突然 ビックリするじゃない!」
天然「あっ!いたっす!」
男「ちょちょ 天然ちゃん...」
高飛車「何よ?二人とも....」
主人公「...ど、どうも」
高飛車「.....あら 駄犬も居たのね」
主人公「はは....」
男(..駄犬?!主人公くん駄犬ってよばれてるの?!)
高飛車「で?なんのようなの」
天然「それはっすねぇ! .........」
男「...?」
高飛車「...?」
天然「........あー....」
男(この子なにも考えずに来たな...)
天然「....あー......」
高飛車「.....もういいわよ」
高飛車「私は片付けがあるの なにも用がないなら さっさと...」
高飛車「........いや 駄犬 疲れたわ イスになりなさい」
主人公「ええっ?!」
男「!」
高飛車「疲れたって言ってるの 早くしなさい?さもないと...」ニコッ
男(....なんで笑いながら怒ってんだ..?)
主人公「は、はい...」
男(...なんで従ってるんだ....?)
スッ ドカッ
高飛車「ふぅ.... ふふ 駄犬にはお似合いね」
主人公「はは...そうですか?」
男「.....それは酷くないですか?」
高飛車「え?」
天然「!」主人公「!」
男「いや さっきから主人公くんの事を駄犬呼ばわりしたり 椅子がわりにしたり それって酷くないですか?」
高飛車「....な、なによ だ、駄犬にはそれがお似合いで...」
男「.....そうだよ 主人公くん 君はなぜ従ってるんだ?!」
主人公「え....いや」
天然「ど、どうしたんすか 男くん? 別にいつものことで...」
男「いつも...?いつもって...! そうだよ..いつも主人公くんの扱いがあまりに酷くないか?!」
主人公「えっ?」
男「高飛車さんだけじゃない! よく考えてみれば 幼なじみさんに君は "殴られて二階から落とされた"んだぞ?!ただごとじゃすまない!」
主人公「えっ.... でもそれは..」
男「あれ... なんだこの感じは...」
天然「お、男くん?!大丈夫っすか?!」
男「おかしいことだらけじゃないか...君は何度 命の危機にあってるんだ?! 宇宙人だなんてありえないだろう?!この学校は...!」
高飛車「ど、どうしたのよ 男?」
男「......ぐっ!」バタッ
天然「男くん!」
主人公「男さん!?」
高飛車「お、男?!だ、駄犬!ほ、保険室に..!」
主人公「わ、わかった!」
男(また....主人公くんが頼られているのか...)
男(...................僕は)
今晩は終わり
今回は質問が少ないですね...
質問が本編になることも多いので是非
なるほど ありがとうございます
とても参考になりました
男「ん...んん ここは...? 保健室...?」
保健の先生「あら おはよう 起きたのね 」
天然「男くん!よかったっすー!てっきり死んじゃったんじゃないかと心配したっすー...」
男「ええと... あっそうか 突然気を失って...」
保健の先生「ほんとに大丈夫?突然気を失うなんて」
男「はい... 大丈夫です すいません」
天然「もう本当にびっくりしたっすよー」
男「ごめん...驚かせて」
天然「ま、いいっすよ!大丈夫なら! 主人公くんも心配してさっきまでは居たんすけど...」
男「どうかしたの?」
天然「いやぁそれが 電話で誰かに呼ばれてどこかにいっちゃったんすよー」
男「そうなんだ」
天然「そうなんすよー でも主人公くんほんとに心配してたっすからね!きっと大事な用だったんすよ!」
男「.....そっか うん ありがとう天然ちゃん 主人公にもお礼をいわないとね」
天然「あ、そういえば高飛車ちゃんから伝言で...」
男「ん?なにかな」
[高飛車「駄犬には あれで丁度いいのよ!口出ししないで! .....まぁ アンタは早く具合を良くしなさい 一応心配はしてるから」]
天然「とのことっす」
男「はは... なんというかなぁ キツイ性格だね」
天然「ツンデレというんすよ」
男「僕には違うんじゃない?」
天然「僕には?」
保健の先生「いいわ 大丈夫みたいね 別に寝てたいならまだ寝てても構わないけど...
どうする?」
男「あ、いえ もう起きます ありがとうございました」
天然「そうだ!大丈夫なんだったら 男くんの彼女づくりを再開しないっすか?!」
男「はは... 僕よりやる気なんだね 天然ちゃんは」
男(.......それにしても 何だったんだろう あの感覚 気絶する前の..)
天然「それじゃあ行くっすよー!」
ガラララッ
保健の先生「......ねぇ 男くん」
男「はい?」
保健の先生「これから彼女を作りにいくの? ふふ 起きてすぐ元気ねぇ」
男「あー いや お恥ずかしい ...」
保健の先生「なら 私からアドバイスをあげるわ」
男「アドバイス?」
保健の先生「"男はガツガツしてる方がモテる"よ 積極的に行きなさい!」
男「は、はい ありがとうございます!」
天然「どうしたんすかー? いかないんすか?」
男「あっ ごめん すぐ行くよ それじゃあ先生失礼しました」
ガラララッ
保健の先生「..........」
保健の先生「....可哀想ねぇ あの子も...」
廊下
天然「よーし 男くんがちょうど一時間分寝てくれたっすから 休み時間はたっぷりあるっすよ!誰のとこに行くっすか?!」
男「え?いや まぁそんなに張り切らなくてもさ...」
ダダダダダッ
男「ん?」
「きゃあ~~~!!」
どんっ!
男「わわっ だ、大丈夫 って... 弱気ちゃんじゃないか」
弱気「す、すいません~ 急いでたら転びそうになっちゃって...」
天然「弱気ちゃん 大丈夫っすか?」
男(......あれ そういや 弱気ちゃんがぶつかるのって大抵主人公君とだよな?)
男(ぶつかられたのは初めてだな.... ちょっと柔らかかった..... )
弱気「ふぇ~..さっきも 主人公さんとぶつかって 乗っちゃってぇ... 」
男(......乗った?)
天然「ほんとに気を付けないと危ないっすよー?」
弱気「うう... 生徒会長にも同じことを言われちゃいました...」
男「.....生徒会長? 男君は 生徒会長と一緒に居たの?」
弱気「はいぃ 私 体育館への渡り廊下でぶつかっちゃって... そこでお二人でいましたよ?」
男「........................」
天然「男くん?どうしたんすか?」
男「......そこに行ってみよう」
天然「えっ?」
男(何か....嫌な予感がする)
ダッ!
天然「あ、ちょちょっと!まってほしいっすー!」
タタタッ...
弱気「...?」
体育館裏
男「.......」
天然「はぁっはぁっ どうしたんすかー?」
男「しっ....見てみて」
天然「えっ? あっ 主人公くんと生徒会長さんすねぇ」
男「......悪い予感が 当たったかもしれない」
天然「悪い予感?.....あっ も、もしかしてあの感じ.....」
天然「こ、告白っすか?!」
主人公「どうしたんです? 突然呼び出して...」
生徒会長「あ、あの その....」
主人公「?」
生徒会長「きょ 今日は月が綺麗で...」
主人公「えっまだ昼間ですよ?」
生徒会長「そ、そうね いやそうではなくて...」
男「.........」
天然「あわわわ 生徒会長って主人公くんが好きだったんすか!? 勝てるわけないっす...」
男(いや... 主人公君が好きなのは "幼なじみ"さんのはずだ つまりこの告白は...)
男(失敗する.....)
生徒会長「....分かった...言うわ」
主人公「は、はい」
男(頼む せめて少しでも生徒会長が傷つかないように....)
天然「あわわわわわわ」
生徒会長「私は....」
生徒会長「私は あなたのことが...」
キィィィィィンッ....
生徒会長「好きなの!!!」
男「........」
天然「わー!言ったっすー!」
主人公「...え?ごめん 飛行機の音で聞こえなかった」
生徒会長「?!!!」
男「?!?!」
天然「???!」
生徒会長「え...あ」
主人公「ほ、ほんとにごめん 何て言ったかわかんなくて...」
天然「そ、そんな?!こっちにだって聞こえてたっすよ?!」
ザッ...
天然「え....? 男くん?」
男「.................」
天然「もしかして 男くん...」
天然「生徒会長の事を..........」
ダダダダダッ!!
男「主人公くんっ!!!」
主人公「お、男さん?!」
生徒会長「あ、あなたどうしてここに...」
ガシッ!
主人公「ぐあっ」
男「ふざけるんじゃない!! 主人公くん!!」
主人公「な...なにが...」
男「君は....なんださっきのは?!? なぜあれだけの声量の言葉が 飛行機の音程度で聞こえなくなるんだぁッ!??」
主人公「ちょっと....くるし..」
男「いや 別に聞こえなくとも! 状況や!前後の言葉からでも!いくらでも推察出来るだろう?!!」
主人公「ぐっ..! な、なにを言って...」
男「....はっ」
バッ
主人公「けほっ!けほっ!」
生徒会長「し、主人公くん?!大丈夫?!」
男(そうか....彼に悪意が有るわけではない けれど....ありえないほどに彼は 鈍感なのか)
男「...すまなかった 主人公君」
主人公「え?」
男「君は...そうだね 良いヤツだけど」
男「....ヒドイヤツだよ」
すた...すた...
生徒会長「....あっ 男さん...!」
天然「お、男くん....」
男「....今日はありがとう 天然ちゃん 僕は今日は早退するよ」
天然「あ....」
すた...すた...
前回と比べ今回の話は少し物足りないですかね?まぁ出来れば最後まで見てください
質問なければコメントなんかを残してくれると嬉しいです もちろん批判もいいですよ
今日は終わり
公園
男「はぁ....」
男(あの場の怒りに任せて主人公君の胸ぐらを突然掴むなんて...僕はなんてヤツだ)
男(.....それに...)
男「やっぱり 好きな人の告白なんて
見たら つらいなぁ.....」
「どうしたんですか?」
男「え?」
少女「あ、いえ 元気がなさそうだったからつい....」
男「そっか...ごめんよこんな辛気くさい顔してて」
少女「そんな 辛気くさいなんて...」
男「........いや 今日ね..... 自分の好きな人が 自分以外の人に告白してるのを見たんだ それでちょっと落ち込んでたんだよ」
少女「そうなんですか...それは辛いですね.....」
男「..............」
男「...........いや」
少女「?」
男「今ね 僕の友人達が僕に彼女を作ってくれようとしてるんだ」
少女「へぇ そうなんですか!」
男「うん.... 皆 いい人ばかりだよ」
男「それに....良い学校だ 僕の学校は」
男(そして...何故か僕だけが違和感を持っている)
少女「いいですねぇ... あっそうだ! 私のお兄ちゃんってスゴくモテるんですよ」
男「へぇ?そうなんだ」
少女「なので そんな兄を持つ妹としてアドバイスです!」
男「ん?なに?」
少女「"男の子はあまりガツガツしない方がモテる" です!」
男「.........?」
少女「どうかしました?」
男「いや....なんでだい?」
少女「え?それはもう うちのお兄ちゃんがそれでモテモテだからですよ お兄ちゃん草食系というか草みたいで...」
男「ちょっとまってくれ ええと君の兄って名前は...」
少女「? 主人公ですけど..」
男(この子主人公君の妹なのか....)
主人公妹「実際 お兄ちゃんは全然ガツガツ行かないですが...」
男「.....! ちょっとまってくれよ?それっておかしくないか?」
主人公妹「?」
男「モテようとしないのに モテるってのはなんというか.....変じゃないか?」
主人公妹「そう...ですか?」
男(そうだ 確かに主人公君はとても良いヤツだ それに顔だっていい けど 性格が良くて顔が良い男性なんて うちの学校には何人もいる)
主人公妹「?」
男(その上で 彼だけがモテるってのは... とてもおかしいことじゃないか?)
主人公妹「ど、どうかしました?」
男「あっいやごめんよ なるほどね アドバイスは参考にさせてもらうよ」
主人公妹「あ、はい!」
男「.....それじゃあ 僕はそろそろ帰るよ じゃあね ありがとう」
主人公妹「いえいえ それじゃあ さよなら...」
男(....今日はなんなんだ? 違和感を感じることばかりだ...)
主人公妹「なんか思い詰めた顔してたけど大丈夫かなぁ...」
自宅
男「ふぅ... 今日はやけに疲れたな...」
男「......」
男「彼女か......」
男「.........生徒会長」
男「! ダメだダメだ 考えるな!」
男「.........僕にはどうしようもない」
男「....だけど 彼女が出来なければ 宇宙船の中には入れてもらえない」
男「でもどうすればいいんだ? やっぱり女子の全員が 主人公君に惚れてるんじゃないか....?」
男「..............いや」
男「あの子なら.... もしかして」
次の日
屋上
コンコン
男「無口ちゃん 居るかい?」
無口「....................居る」
男「はは しっかり守ってるんだね...」
無口「..............................」
男「それでね 彼女づくりのことなんだけどさ」
無口「...........彼女は出来た?」
男「いや 出来なかった」
無口「.....................そう」
男「それでね 1つお願いがあってきたんだけど」
無口「..............なに?」
男「.....君が僕の彼女になってくれないか?」
無口「...................................」
男「........」
無口「............わかった」
男「え?ほんとに?」
男(積極的に行け...か)
カシャンッ
無口「.............それじゃあ 恋人らしいことを .......しよ」
男「えっ?」
無口「.................デートとか 貴方がしたいこと」
男「......それを聞いて何となく分かったよ」
無口「.......................」
男「君は僕に無理を言って この宇宙船に入らせないようにしてたんじゃなくて」
男「"僕に 彼女を作らせる" こっちの方が目的だったんだね?」
無口「......................」
男「なんでそんなことをさせたのかは分からないけど... まぁ僕もこの宇宙船に入りたいだけだし デートなんてしなくて構わないよ」
無口「...................本当に?」
男「.......うん」
無口「..................それで後悔しない?」
男「....?」
無口「......貴方には本当に好きな人がいるんじゃないの?」
男「......はは いいんだ 彼女のために働ける それだけで十分幸せだから」
無口「....................分かった 入れてあげる」
男「ありがとう 無口さん」
カシャンッ!
無口「.......................ごめんなさい」
男「え?」
宇宙船内
男「うわっ.... 中って 見た目よりスゴく大きいんだね....やっぱり宇宙の技術ってやつかぁ」
無口「....................」
男「....あっ あれって いつも出てくる道具達かな うわ たくさんある... これのせいでいつも騒ぎに....」
無口「.......................」
男「....無口さん どうしたの?」
無口「...........覚悟はいい?」
男「え?」
無口「..........本当に後悔はない?」
男「....君は....」
無口「............もし 後悔がないのなら.....ついてきて」
男「.....う、うん」
無口「.............これを見て」
男「......? なにかなこれ....大きなケースだけど中が見えにくい....」
男「............!? これって....... 僕?!」
無口「......................」
男「な、なんなんだ?! なんで 僕と同じ顔の人間が こんなところに入ってるんだ?!」
無口「.......貴方は 宇宙人ちゃんについて 知りたくてここに来たんでしょう?」
男「えっ?...そうだけど」
無口「............教えてあげる 」
男「............」
無口「...元々 宇宙人ちゃんが この星に来たのは ある目的があったから」
男「目的....?」
無口「.....他の惑星での "生殖活動や異性間感情の調査"」
男「そ、そんな目的が....」
無口「....あの道具たちも 地球人の 性的興奮を高めるためのもの....」
男「.....なるほど... だから 触手が出たりだとか 女性ばかり狙ったり いかがわしいものばかりだったのか!」
無口「.....そう けれど 宇宙人ちゃんがこの星に来たとき 多くの問題が起きた」
男「....それは?」
無口「......まず宇宙船が この学校に墜落し... 宇宙人ちゃんは記憶を失った」
男「! 記憶をなくした....? そうだったのか?」
無口 「そして...もう1つとても悪い問題が起きた」
無口「........とても強力な催淫作用を持たせる効果のある細菌が 宇宙船から漏れだし ....主人公の体の内部へと侵入した」
男「 主人公君....? 催淫作用?」
無口「.........つまり....そのせいで主人公は "とてもモテる"ようになった」
男「.....!」
男(そんな...そんなことが理由で あれほどまでに主人公君はモテていたのか.....!?)
無口「...これほどまでの騒ぎ 普通なら周り全ての人間の記憶を消去しての帰還が必要」
無口「 ....けれど 宇宙人ちゃんの記憶の一部の喪失と宇宙船の損壊のせいでそれは出来なくなった」
男「なるほど.... 驚いたな そんなことがあったのか... 宇宙人の記憶喪失 主人公君のモテる理由 謎の道具たちの意味... 」
男「........でも なぜ 君がそんなことを知ってるんだ?」
無口「...................宇宙船には 独自に思考の出来るシステムが内蔵されていた」
男「ちょっと、質問に...」
無口「....そして宇宙船は 宇宙人ちゃんの迎えが来るまでの間 混乱を出来るだけ抑えることを優先させた」
男「.....」
無口「....そして宇宙船の補佐の為に起動させられた ロボット....それが私」
男「!! なんだって?!」
無口「..........」
男「ロボット....?! いや....待ってくれ君は宇宙人が来る前からこの学校にいたじゃないか? 僕は覚えているぞ? 」
無口「............そのロボットは誰かの遺伝子情報を得ることで その"誰か"の記憶を持ちながら同じ姿になることができる」
男「..........! それはつまり....」
無口「.........あそこにある ケースの中で冷凍保存されている人間 それが本物の私」
男「なっ.........! まて.....まってくれよ それじゃあ .....この 僕にそっくりな...」
無口「......起動したロボットは2体 私の方はなんの問題もなく 形態の変化と記憶の継承が行われた」
無口「....しかし もう1体は記憶の継承だけは上手くいかなかった.....」
男「.........?」
無口「........ロボットとしての役割と記憶だけを忘れて 男 と入れ替わったロボット それがあなた」
男「................は?」
無口「.........あそこにある ケースの中で冷凍保存されている人間 それが本物の私」
男「なっ.........! まて.....まってくれよ それじゃあ .....この 僕にそっくりな...」
無口「......起動したロボットは2体 私の方はなんの問題もなく 形態の変化と記憶の継承が行われた」
無口「....しかし もう1体は記憶の継承だけは上手くいかなかった.....」
男「.........?」
無口「........ロボットとしての役割と記憶だけを忘れて 男 と入れ替わったロボット それがあなた」
男「................は?」
男「...............な....何いってるんだ?!僕がロボットって....!」
無口「............ごめんなさい」
男「えっ?」
無口「........失敗した以上 バグの起きる可能性も考えて あなたを破壊し 男には入れ替わっていた間の記憶を偽造して 元の生活に戻ってもらう」
男「ちょっとまってくれまってくれ!」
無口「.......」
男「つまり....僕がそのロボットで、 僕を ころ...いや 壊して そこの本物の僕を戻す.......ってこと?」
無口「...........そう」
男「そんな.......? 嘘だろう....」
無口「....貴方が入れ替わってから 時々 この世界の不可解な点に気付きそうになること それが証拠 」
無口「.....普通の人間が この世界の異常に気づくことはない それに貴方も自分の不自然さに感づいてるはず」
男「......はは .....なんだそりゃ......」
男「....でも ほんとだ なんとなくこの状況もそうなんだって納得できちゃうね.....これが証拠か」
無口「...............」
男「.............それじゃあ なんで 僕に彼女を作れなんて...?」
無口「..........私が無口の記憶を継承する際 私に....段々と感情ができた」
男「....」
無口「....そして........ 何も知らずにただ破壊される貴方を..."可哀想"と思った」
男「..........えっ」
無口「......だからせめて"人間の男子高校生"として 楽しんでもらってから 破壊しようと思った」
男「.......なら僕を破壊しなけりゃいいじゃないか」
無口「.......私が しないなら 宇宙船は他の方法を考えるはず」
男「........はは... 僕もこんなところにわざわざ来ちゃって....バカみたいだ」
無口「.............ごめんなさい」
男「謝らないでよ まだ信じられないけど......どっちにしろ君は僕のことを破壊するんだろう?」
男「..........分かったよ 逃げたりしない 僕が失恋でナイーブなうちに さっさとしてくれ」
無口「............私が謝りたい"人"がもう一人いる」
男「?」
無口「.........絶対的にモテるようになった主人公による混乱を抑えるために 宇宙船はある行動を私に命じた」
無口「....それは主人公の性欲の除去」
男「....は?」
無口「....そしてこれが...」コトッ
無口「.....抜き出した主人公の性欲」
男「......う、うわっ! 抜き出したって 本当に"脳の一部をくりぬいた"のか?!!」
男(...はっ そうか....性欲がないから 彼はあれほどまでに女性に鈍感で...!)
無口「....彼にも謝りたい」
男「か、彼って主人公君にか?」
無口「..........違う 主人公は幸せに毎日を生きている 謝りたいのは.... 」
無口「......この脳に」
男「...? どういうこと?」
無口「これは 主人公が性欲を持っていた頃の彼そのもの... つまり 本当なら モテながら幸せな人生を送っていた 主人公」
男「......なるほど これはもう一人の主人公君な訳か...でも待ってくれ 謝るったってどうやって? この脳は耳が聞こえてたりでもするのか?」
無口「........私達ロボットは何度も別の人間へと擬態することができる」
無口「.........もちろんあなたも」
男「..........あっ」
無口「..........この脳を使って 貴方は主人公の体と記憶を引き継ぎ.....そして」
無口「.......体が壊されるまでに... 貴方...いえ "貴方達"のしたいことをして」
男「.......はは そっか.....そういうことか モテるはずだった"主人公"と モテもしない"モブ"に 最後に好きなことをさせてくれるって事か.....」
無口「...........それが 私からの 謝罪」
男「..........どうせ僕は壊されるんだ」
男「...最後くらい"モテる男になってハーレムを楽しんでも"いい...かもね」
もう終盤です 明日には終わります
なんか 説明ったらしくてすいません
まぁ本当に書きたいのはこれからの終盤にかけてなので 暫くのお付き合いを....
質問やコメントあったらまた
今日は終わり
...................................
男主人公「............」
無口「.....どう?」
男主人公「..はは スゴいね本当に主人公くんそっくり... それに」
主人公男「はぁ....いいなぁ 今の俺...俺もモテたかった...」
男主人公「...まさか記憶を引き継ぐどころか 人格として成り立ってるなんて」
主人公男「男さんも大変ですね...こんなことに巻き込まれて」
男主人公「はは.. なんだろうね一つの体で二人で喋ってるのって変な感じだね..」
無口「.......ごめんなさい」
主人公男「え? あっ いいって謝らなくて 男さんの記憶から無口が悪いと思ってるのは知ってるから」
主人公男「それに...男さんの方がとっくに諦めてくれてるし」
男主人公「まぁ...ね 実際 こうやって主人公君になってるわけだし ...僕がロボットなのが本当なら壊されるのも本当だろう」
主人公男「.....あっ!なんですかこの記憶 いいなぁ パンツとか丸見えじゃないですか!」
男主人公「....君は性欲があるとそういうキャラなのか?」
主人公男「いいじゃないですか 今日が最後の日なんですから」
無口「........」
主人公男「...あっそうだ 無口」
無口「.......?」
主人公男「悪いが パンツを見せてくれ」
男主人公「ほんとになんだキミそのキャラは!?」
主人公男「いいじゃないですか!そりゃ今の俺も男さんもそんなのいくらでも見てるかもしれませんが 性欲を持った俺は見たことはないんですよ?!」
男主人公「いやしかし...」
主人公男「男さんだって色々とエロイベントを楽しんでたじゃないですか!ロボットの間だってエロイベントあったし!」
男主人公「そっ!それは...その 」
無口「..........わかった 見せる」
ピラッ
主人公男「おおっ.....!」
男主人公「キミ そんなガン見を..」
主人公男「......ううっ」じわっ
男主人公「うわっ!泣かないでくれよ!突然 涙が出たら驚くだろう?!」
主人公男「いや...だって 僕だって普通の高校生ですよ? そんな 女子のパンツなんて見たらその日は眠れないくらい嬉しいじゃないですか...」
男主人公「そ、そういうもの..かな」
主人公男「.....決めました 俺 今日は」
主人公男「エロいことをたくさんします...」
男主人公「えぇ....?」
無口「..........もういい?」
主人公男「ああ ありがとう とても嬉しかった」
男主人公「でもキミ ちょっとそれは..」
主人公男「男さん....俺は今あなたと記憶を共有してるんですよ...? あなただって そういうことをしたいのは分かってるんですよ..」
男主人公「ぐっ.. いやそれはまぁ 一般的な男子高校生として...」
主人公男「いや!それに男主人公さんは 他にもしたくてしたくて堪らないことがあるはずだ!」
男主人公「そ、それは...」
主人公男「さぁ その欲求をまずは彼女にぶつけてみるんです いいよな?無口」
無口「......こうなったのは私の責任...どうなっても構わない」
主人公男「だそうですよ! アナタがこの学校にいて ずっとしたかったことを!さぁ!」
男主人公「....わ、分かった 分かったよ....その...無口さん」
無口「...........なに?」
男主人公「...もう少し人間らしい会話をしてください 変な子にしか思えません....」
無口「.........」
男主人公「後 今回の件 謝っても許されるものではないですし かなり怒ってます それに普段は喋らないのに無駄に説明が長いです それでいて喋るのが遅いのが気になりました もっとシャキシャキ喋って下さい」
無口「...........」
男主人公「.....あと 眼鏡が大きすぎると思うのと...たまに眼鏡が完全に白くなるのが怖いです...」
主人公男「やった! 言えたじゃないですか "女の子に本音を言う"ことが!」
男主人公「はぁ....いやぁ女の子に言いたいことを言うのは...初めてだ」
主人公男「男さん 女の子苦手でいつも言いたいこと言えてなかった見たいですしね.. 」
無口「........これだけでいいの?」
男主人公「え?ああうん なんか.....はは いいね すっきりした」
主人公男「したいことをするって良いもんでしょ?積極的にですよ!」
男主人公「...そうだね 積極的にだ」
男主人公「....あ、そうだ 無口ちゃん ちょっと」
無口「...?」
男主人公「えーっと」カチカチ シャシャシャッ
男主人公「よし書けた ...僕たちが破壊されたら 元の僕を男として戻してくれるんだろう?」
無口「.........そう 確実に」
男主人公「それじゃあさ このメモを"本物の僕"に渡してくれないか?」
主人公男「.......」
無口「...........分かった 必ず」
男主人公「.......よし それじゃあ行こうか」
主人公男「いいですね...死を覚悟した最終決戦ですか!」
男主人公「はは...やろうとしてることはしょうもないことだけどね」
主人公男「俺は "エロいことをしまくって"」
男主人公「僕は"言いたいことを言う"」
主人公男「よし!最後の大暴れといきましょう!」
カシャンッ!!
無口「.............」
無口「頑張って」
...................................
幼なじみ「もう 主人公ったらどこに行ったのかしら...」
主人公男「...............」
幼なじみ「..あっ 主人公!ちょっと一体どこに...」
ダダダダダッ!
もにゅっ
幼なじみ「ひゃうっ?!」
主人公男「幼なじみ 結婚してくれ」
もみもみもみもみ
幼なじみ「ななななっ!」
主人公男「くっそーー!なんで今の俺はさっさと告白しないんだよぉぉ! 俺の意気地なしぃい!」
もみもみもみもみ
幼なじみ「ちょちょっ...!な、なにするのよーー!」
ヒュンッ パシッ
主人公男「幼なじみさん...暴力はいけません 暴力は体と心両方を傷つけるものです」
幼なじみ「なっ....」
もみもみもみもみ
主人公男「確かに主人公君は優しいから許してくれるのかもしれません ですがだからといって人の気持ちを考えずすぐに暴力に訴えるのは絶対にしてはいけないことです そういう人は俗にキチガイと呼ばれます」
もみもみもみもみ
幼なじみ「む、胸を揉みながら何言ってるのよ!!」
主人公男「.....いや ほんとに揉みすぎだよ...」
男主人公「だって好きな子の胸は揉みたいものでしょう!?」
幼なじみ「す、好きって...」
幼なじみ「.......!は、放して!」
男主人公「わっ!」
幼なじみ「あ、あなた.....主人公じゃないわね!」
主人公男「うーん 主人公じゃない...か まぁ確かにそうだけど...でも俺主人公だし..」
男主人公「.....なんでそう思うの?」
幼なじみ「だ、だって...」
幼なじみ「主人公が自分から好きだなんて言うわけないもの!」
主人公男「....はぁ 今の俺...性欲もないくせにヘタレだなぁ...」
男主人公「はは...」
幼なじみ「あなた達本物の主人公をどこに...」
主人公男「仕方ない...逃げましょう!」
男主人公「しょうがないね...」
幼なじみ「あっ ちょっと!」
男主人公「それじゃあ幼なじみさん!他の女性は気にしなくて大丈夫ですから頑張って!それと暴力はダメですよ!」
主人公男「一番お前の事が好きだから!安心しといてくれ!」
ダダダダダッ
幼なじみ「....な、なんなの..」
.................
男主人公「よし..追っては来てないね」
主人公男「はぁ...初めて女の子に告白しましたよ...」
男主人公「初めての告白が胸を揉みながらってのは...どうなの?」
主人公男「いいんです やりたいことをやりきりました」
男主人公「はは 性欲のある君も面白くていいね」
主人公男「そ、そうですか?」
タタタタタタタタッ
「きゃあーーーー!!」
男主人公「......あ」
どんがらーーーん!
弱気「いたたたた...あっ! しゅ、主人公さん!」
主人公男(ああ...いい 女の子に顔に乗られたのは初めてだ...)
男主人公「もがもがもがっ!」
弱気「ご、ごめんなさぃぃっ」
男主人公「もがが!もがが!(どいて!どいて!)
主人公男(このまま死ぬのもまたいいな..)
バッ
男主人公「はぁーっ!はぁーっ!死ぬかと思った... 主人公くんはいつもこんな目に遭ってるのか...」
主人公男「ほんとに羨ましいな...俺..」
弱気「ほ、ほんとにごめんなさ...」
男主人公「そうだ...僕は君にどうしても言いたいことがあるんだ....」
弱気「え?...な、なんですか?」
男主人公「....君は多分 病気だ」
弱気「....へ?」
男主人公「いいか?落ち着いて聞くんだ ...そんなに転ぶのは普通じゃない それは脳の異常か..骨格からなのか もちろん精神的な要因も考えられる」
弱気「は、はぁ」
男主人公「とにかく普通じゃない 早くどこかの病院に相談しにいくんだ いいね?」
弱気「わ、わかりました...」
主人公男「それとすまないが胸を触らせてくれ」 もみ
弱気「きゃあっ!?」
主人公男「うわっ なんだこの大きさ... スゴいな...」もにゅ
弱気「わ、わ、しゅじんこうさ..」
男主人公「...もういいだろ?」
主人公男「男さんの方は?」
男主人公「もういいよ ずっと言いたかった事が言えたからね」
主人公男「そうですか...名残惜しいですが じゃあさよなら 弱気ちゃん 足元は気を付けて!」
ダダダダダッ
弱気「ふ....ふぇぇ」
主人公男「あっ!そういえば君のしゃべり方はあざとくて女子に嫌われやすいから気を付けるんだよーー!!」
弱気「...し、主人公さん どうしちゃったんだろ...」
男主人公「はは!いいね すっきりする!」
主人公男「ですねぇ! ああ今の俺はわざわざこんなことしなくても楽しめるんだなぁ いいなぁ!」
ダダダダダッ..
主人公男「おっここは...」
男主人公「生徒会室だね」
主人公男「ということは誰かいるんじゃ...」
ガチャッ
高飛車「あっ」
男主人公「あっ」
高飛車「な、なによ 駄犬じゃない 」
主人公男「.............」
高飛車「その...あの 昨日ね ほら男のヤツがいろいろ..言ってたじゃない?それで...その ちょっとだけ反省して...」
男主人公(! 高飛車さん ちゃんと俺の話を..)
主人公男「高飛車....」
高飛車「な、なに?」
スッ ダンッ!
主人公男「........俺に乗ってくれ」
高飛車「......え?」
男主人公「おいおいおい キミ そんな趣味があったのか?!」
主人公男「男なら誰しも女の子に乗られたいものなんです!分かってないのは男さんだ!」
男主人公「ええ?!間違ってるのは僕なのか?!」
高飛車「ちょ、ちょっと..」
主人公男「早く乗ってくれ!!早く!!」
高飛車「わ、分かったわよ!えい!」
ドカッ!
男主人公「ぐえっ!」
高飛車「だ、駄犬 だいじょう..」
主人公男「ああ....いいなぁ..これ」
高飛車「ええっ?」
主人公男「こんな美人に乗られるんだ 本望だよ」
高飛車「びっ、びっ美人って..」
主人公男「さぁついでにケツを叩いてくれ!」
高飛車「ええっ?!」
男主人公「ちょっと待ってくれよ 僕にはそんな趣味はないんだよ!」
主人公男「俺だって別にマゾじゃないですけど 今日は最後の日なんですよなんでも楽しまなきゃ! さぁ!高飛車ァ!」
高飛車「わ、わかったわよ!」
パァンッ!
主人公男「あーいいなぁ!」
男主人公「なにがいいんだよ....」
パァンッ!
パァンッ!
パァンッ!....
..............
主人公男「はぁっはぁっ あー...楽しかった!」
男主人公「.....痛い...」
高飛車「たく...なんなのよこの駄犬..」
主人公男「いやーありがとうわざわざ」
高飛車「ふ、ふん!なにお礼いってるのよ..調子が狂うわ」
高飛車「..それで あなたどこにいたの?」
男主人公「え?」
高飛車「いや アナタがいなくなったって皆探してたのよ?」
男主人公「そう....なんだ」
男主人公(そっかそういえば幼なじみさんも最初主人公君を探してたし 弱気ちゃんが走ってたのもそれが理由か...?)
主人公男「よし! 俺は楽しみましたよ 男は言いたいことは?」
男主人公「え?う、うん そうだね ええと」
高飛車「?」
男主人公「....ワザワザ椅子になりなさいとか言ってくる女子は正直ウザいよ」
高飛車「」
男主人公男「いや...それにツンデレなのかもしれないけど上から目線すぎじゃない?さすがにそれはヘイト集めるよ?それに駄犬って...なんていうか 呼んでる君の方が痛い子に思えるよ」
高飛車「」
男主人公男「あと 笑いながら怒るのは キモい」
高飛車「」
高飛車「...う」
高飛車「な、なによ! 駄犬の癖に!」
パァンッ!
男主人公「ぎゃっ!」
主人公男「おぉう!」
主人公男「...!そこだ!人生で一度はしたいスカートめくり!」バッ!
高飛車「きゃあっ!?」
ヒラヒラ
主人公男「黒か 汚れは目立たないけど織物は目立つ」
高飛車「ななな..」
男主人公「よし!逃げるよ!」
ダダダダダッ!
高飛車「な、な、なによ!バカ犬ーー!」
男主人公「はぁー!言えた言えた!ずっと主人公君が可哀想だと思ってたんだよ!」
主人公男「まぁ 俺的には乗られたって構わないんですけどね?」
男主人公「はは そうかぁ.... ん、」
主人公男「?どうかしました?」
男主人公「いや...ね そういえば主人公君はどこにいったのかな?」
主人公男「あーそういえばそうですね まぁいいんじゃないですか?いない方が好都合ですよ!」
男主人公「...キミは自分にそんなことを..」
男主人公「ははは まぁ自分ですから 多少はいいじゃないですか!自分を軽視したって!」
主人公男「えぇ?」
男主人公「それじゃ! 男さん何度も言いますが 最後ですからやりたいことをしましょう!」
主人公男「はは そうだね それじゃあ他の人を探しに....」
男主人公「..........」
主人公男「..........」
主人公男「はぁー...男さん」
男主人公「...なにかな?」
主人公男「....俺たち今記憶を共有してるんですよ?」
男主人公「....うん」
主人公男「なら 男さんが本当にしたいことも分かってますって」
男主人公「....はは そう...か」
主人公男「言いたいことを言う それが男さんのしたいことなのはわかります けど本当に言いたいことがある人がいるでしょう?」
男主人公「.......うん」
主人公男「じゃあ その人に会いに行きましょう」
主人公男「俺も...難聴な自分の為に 言わなければならないことがありますし」
男主人公「そっか...ごめんね なんだか言いだせなくてね」
主人公男「だから言い出さなくてもわかりますって それじゃ 行きましょう」
男主人公「....ああ」
すいません今日中に終わりませんでした
明日はもう早くからします
今日は終わり
生徒会長「...........」
生徒会長(......昨日は主人公に告白できなかったな...)
生徒会長「.........あら?」
「........................」
生徒会長「! 主人公君!」
..................................
天然「はぁ... 男くんも主人公くんもどこにいったんすかねぇ...」
天然「特に男くんは昨日のことがあるから心配っす...」
天然「.....! あれって... 生徒会長と主人公くんっすか?!」
天然「あわわ も、もしかして 昨日の続きが...」
生徒会長「しゅ、主人公くん あの」
「..................」
生徒会長「.....? 主人公くん...?」
「.....すまん 生徒会長」
生徒会長「え?」
「.......俺は...多分 今の俺も 君の思いには答えられない」
生徒会長「.......!」
天然「! せ、生徒会長が...フラれちゃったっす....」
生徒会長「...あ...」
「...........でも あなたには あなたの事を心から考えている人がいることを 忘れないでください」
生徒会長「......え?」
天然「....あれっ?なんか....」
「"僕"には出来なくても その人なら きっとあなたを幸せに出来ます」
生徒会長「主人公くん...?何を言って....」
「......ずっと好きでした!! 幸せになってください!!!」
天然「.....! もしかして...」
生徒会長「ど、どういうこと? 思いには答えられないけど 好きって.... 」
天然「男くんっ!!」
「!」
生徒会長「! 天然さん!?」
天然「男くん....男くんじゃないっすか..?」
生徒会長「あなた 何を言って....」
「............」
天然「じ、自分でも変なこと言ってると思うんすけど .....男くん....じゃないっすか?」
「............違うよ 僕は"男"じゃない」
「...........俺も"主人公"じゃない」
偽物「..............ただの"偽物"だよ」
天然「え........?」
生徒会長「ど、どういうことなの?!偽物?!」
偽物「..............」
ダッ!!
生徒会長「あ、あなた!待ちなさい!」
生徒会長「天然さん!あの人を追うわ!ついてきて!」
天然「えっ あっ は、はいっす!」
お嬢様「主人公さんがそんなことを?!」
弱気「は、はいぃ~ 私に病院に行くのを薦めたあと 胸を揉んで逃げて...」
高飛車「私の時は 私に上に乗らせたあと尻を叩かせたあげく 私にアドバイスとスカートめくりをして逃げたわ....」
お嬢様「な、なんて人!まさか主人公さんがそんな人だったなんて...」
幼なじみ「ちょ、ちょっと待ってよ!」
お嬢様「え?」
幼なじみ「みんな あんなのが主人公だって本当に思ってるの!?」
弱気「で、でもあれは確かに男さんで...」
幼なじみ「い...いやっ そりゃ確かに見た目はそっくりだったわよ?!でも 主人公はそんなことをするような.....!」
お嬢様「.....」弱気「....」高飛車「....」
幼なじみ「え.....?」
幼なじみ(....なに?なんなの?...こいつら 自分の好きな人の事も分かってないの...?)
幼なじみ(なら.....なんで私はこんな奴らに主人公を取られないようにいつも頭を悩ませてるの.....?!)
幼なじみ「あ、あんた達 ふざっ!」
生徒会長「大変よ!みんな!」
一同「!!」
生徒会長「主人公くんの偽者が出たの!」
お嬢様「なんですって?!」
幼なじみ「ほ、ほら!やっぱりあれは主人公じゃなかったのよ!」
弱気「ふぇぇっ どういうことですかぁ?」
生徒会長「多分 だけど 主人公がいなくなってからその偽者が主人公と入れ替わってたのよ!」
高飛車「そ、それじゃあ 本物の主人公はどこに...?」
生徒会長「それなら 探すための応援を呼ぶのを天然さんに頼んで....」
無口「........居たよ」
生徒会長「む、無口さん?! それに...主人公くん!」
主人公「み、みんな...どうしたんだ? 俺 なんかいつのまにか眠らされてて...」
無口「.....体育倉庫に....居た」
幼なじみ「きっと その偽者がやったのね!探さなくちゃ!」
主人公「に、偽者?」
高飛車「だけ... あんたが寝てる間にあんたの偽者が暴れてたのよ!」
主人公「ええっ?!そんなことが!?」
弱気「よかったぁ.. あれは主人公さんじゃなかったんですね...」
偽物「........」
偽物「....はは そうか 無口ちゃんどうやって俺たちを壊すつもりなのかのかと思ってたけど...」
偽物「.....なるほど ニセモノは本物に倒される よくあるお話って事ですね」
偽物「........本当に最後ですね ...やりたいことはありますか?」
偽物「........あるよ 僕が"本当に"やりたいことがね」
偽物「そうですか....俺もありますよ "一番"やりたいことが」
幼なじみ「.....! 見て!あそこ!」
主人公「えっ?」
偽物「はは! どうやらバレてしまったみたいだね!」
生徒会長「主人公の偽者....!」
偽物「そうさ! 俺は宇宙船から逃げ出したロボット!」
高飛車「あの宇宙人また...!」
偽物「はは!主人公に化けて 楽しませてもらったよ!」
弱気「あぅぅっ」
お嬢様「ならどうして のこのこと出てきたんですの?!」
偽物「.......やりたいことがあるんだ」ザッ
主人公「え...?」
偽物「したいことはするべきだよな 後悔の無いようにな?」ザッ
無口「............」
主人公「....くっ!お前!みんなには近づくな!」
幼なじみ「主人公...」
お嬢様「主人公さん...」
生徒会長「主人公くん...」
弱気「主人公さん...」
高飛車「主人公....」
無口「.....」
偽物「別にこれは 僕の好きな人を傷つけただからとか...」
偽物「俺がするはずの良い思いをしやがったからとかじゃあなくて...」
偽物「ただ 単純に」
「モテる男とハーレムが嫌いなだけだ」
ドッゴオオォォォォォォッ!!!!
バッリィィィィィィィンッ!!!!
幼なじみ「きゃあああああ!!主人公?!!」
生徒会長「ま、窓からっ!!落ちっ!!」
偽物「はは...なんだかんだ言って"嫌いな"モテる男とハーレムを楽しめたね」
偽物「と言っても暴れてただけですけどねぇ」
偽物「...楽しめたかい?」
偽物「...ええ とても!」
偽物「ならよかった...」
偽物「もう"最後"だ」
主人公「ぐっ...うっ...」
幼なじみ「主人公!大丈夫?!」
弱気「主人公さぁん!!」
主人公「ああ... 大丈夫...だ!」
高飛車「すごい...」
お嬢様「よかった...」
生徒会長「! 大変! ニセモノがそっちに!!」
主人公「!!」
偽物「..........」
主人公「ぐっ.....くそっ...」
幼なじみ「どうしようあれじゃあ...!」
生徒会長「なにか武器でもあれば...!」
無口「.......これを」
シュッ! カランカランッ!
主人公「! 剣?!」
高飛車「あなたそんなものどこで...!」
無口「.........」
主人公「ありがとう 無口!借りるぞ!」
ダッ! ガシッ!!
偽物「...............」
幼なじみ「がんばって!主人公!」
お嬢様「頑張って!」
弱気「主人公さぁん!」
高飛車「主人公!やっちゃって!」
生徒会長「主人公くん!!頑張って!!」
主人公「うおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
ガシュッ.....
「はぁっ...!はぁっ...!」
ガラララッ!
天然「"男くん"!!」
カァッ カァッ
男「.....ん あれここは...」
天然「....は はは...なーんだ そんなわけないっすよね!」
男「え?」
天然「なんでもないっすよ!...それより寝てる場合じゃないっす!大変なんすよ!」
男「な、なんだい!?」
天然「主人公くんのニセモノがあらわれたんすよ!」
男「ええっ?!」
天然「早く行くっすよ!生徒会長が呼んでるんす!」
男「わ、わかった!すぐ行く!」ガシャ
男「....ん? 何かポケットに...」ガサガサ
男「...?なんだこの紙」
天然「ほら!早くーー!」
男「あっ ご、ごめん!行くよ!」
...パラッ
[彼女を作って幸せになれ!
...キミの偽者より]
終わり
やっとやっと終わりました!
皆さんのコメントを見ていて今回はキチガイじゃない主人公を書きたいと思い どういう話にするかをうんうんと考えて書きました
分かる人は分かるかもしれませんが前作の過去の話なんです 幼なじみがあんなことをした理由の事件ですね
前作を見てない人は是非見てくださると嬉しいです
今回は作中でのミスが非常に多く本当にすいません もっと推敲するべきでした
....しかしやっぱり批判されてもキチガイが書きたいですね 皆さんからの評価が全て最低になろうとも またアイツを主人公になにか書くかもしれません
とにかくこんな駄文をチラリとでも見てくれた方 本当にありがとうございました
我ながらめんどくさいストーリーなので質問またはコメントあればお願いします
今日で終わり
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