アルミン「好奇心と探求心と冒険心」(26)

アルミンが自慰する話。104期の他の子も自慰する予定。結末は決めているけど、途中はまだ考え中。

キャラ崩壊甚だしいしら下らないから、なんでも許せる方向け。

お子さまはご遠慮してください。

よろしくどうぞ



 消灯時間を過ぎて皆の身動ぎが止み、寝息が規則的に聞こえだした頃、そっと寝所を抜け出した。

 自分の棚から隠すように布でくるんだ荷物を持ち部屋を抜け出して、調査兵団の詰所になっている古城を後にし、月頼みの灯りの乏しい屋外へと足を進める。ちょっとばかり前までは夜中も汗ばむくらいの暑さが続いていたけれども、いつの間にか朝晩は肌寒く、緩く流れる風であっても体に触れると少し身を縮ませ強張ってしまう位には肌寒く感じる季節へと変化しているのに気が付いた。



アルミン(寒いな…。羽織るものを一枚持ってきたら良かっただろうか)

アルミン(誰も後はつけてきていないな)キョロキョロ

アルミン(よし…いつもの物置小屋へ行こう)

 踏みしめる枯れ葉はかさかさと音を立てる。時たま乾いた木の枝を踏んでしまい、パキリと高い音を出してしまう度に辺りの様子を伺いながら、こんな夜更けに誰も足など踏み入れないだろう林の中を進み、目的の場所まで向かった。


林の中 物置小屋


アルミン(中には誰もいないよね…?)

アルミン(扉に耳をつけて、中の音を探っても…うん、誰もいない)

アルミン(辺りにも…いない。よし、入ろう)

アルミン(小屋の中は扉を閉めると真っ暗になる)

アルミン(長いこと使われていなかったから、隙間だらけだったけれど僕が不自然にならないように隙間をうめて、修繕…と言うか改造をしたんだ)

アルミン(だから、中で灯りを灯しても外には漏れ出さないようにしてある)

アルミン(ランプに火を灯して…一旦外に出て…よし、明かりは漏れていないな)

アルミン(扉に内側からかんぬきをして…)

アルミン(…僕だけの空間)

小屋の中は持ち手が朽ちて鉄部分が錆びたクワやスキなど農作業に使うもの、昔の訓練で使ったのだろう壊れた何らかの機具が散乱していた。誰かがここへ来たときに、使用している者がいると知られないように内部の元備品の整理や片付けなどはしていない。

 散乱している道具類を避けながら奥へ進み、小屋のすみに寄せてある藁の山を少し押しやりスペースを作った。埃が立って鼻がむずむずするけれど仕方がない。

 持ち込んだ荷物をくるんでいた布をといて藁の上に敷いて、壁に凭れて腰掛けた。

 膝の上にのせたのは、二冊の本。


アルミン(シガンシナで、巨人の襲来から逃げるとき)

アルミン(この二冊の本だけは絶対に手放したくないと、必死で家に帰ったんだ)

アルミン(持ち出せたのはこれだけだったけど…)

アルミン(今となってはおじいちゃんの形見だし)

アルミン(どちらも禁書だから、所持しているのを見つかると、取り上げられて罰せられる)

アルミン(僕の、夢や好奇心、探究心をくすぐる、大切な資料)
 
アルミン(誰にも教えない、僕だけの世界)

アルミン(僕だけの…快楽の世界)

膝の上にのせた本の表紙を撫でた。動物の皮を鞣したもので装丁されている。古びて染みだらけで、色はまだらになっているが、艶やかな茶色は光沢を帯びていて、ランプの頼りない光を受けるとぬめりとあやしげに煌めいた。

 その表面に刻まれた文字は昔の文字で、おじいちゃんに聞いたり、個人的に学び読み方を知っている僕以外は、誰にも読めない。

『世界のすべて』

 小さい頃から毎日のように読んだ。あるときからはエレンやミカサも一緒に読んだ。炎の大地、氷の世界、塩水を湛えた海。壁の中では見る事ができない外の世界。いつか見てみたい。


アルミン(この本は中身を全部暗記している)

アルミン(だからめったに読み返さなくなったな)

アルミン(これは脇に置いといて…っと)

アルミン(読みたいのはこっちだ)

アルミン(こっちも暗記しているけど…)

アルミン(三日にいっぺんは必ず読んでる)

アルミン(僕だけの…)

アルミン(外の世界の)

アルミン(壁の中の誰も知らない)

アルミン(失われた方法)

アルミン(僕だけの悦楽)

アルミン(誰にも教えない)







『自慰行為辞典』




アルミン(さて、今日は道具が手に入ったんだ。388番のにしようっと)パラリ…


338番 水風船

 この本によると、伸び縮みする薄い膜で作られた風船に生温かい水を入れて膨らませたもので自身の陰茎を挟みシゴくものらしい。それは滑らかでいてなおかつ柔らかで、豊満な女性の乳房に挟まれるような感覚を味わえるらしい。

 しかし、壁の中ではそのようなものは無い。いろいろ考えた末に、代替えとして肉を詰めたりする羊の腸を購入してきた。多少伸び縮みして滑らか、だからだ。

 片方をキツく縛り水が漏れないようにしてから、温かい水は用意できなかった為に冷たいままの水筒の水をそれへ注ぎ込んだ。


アルミン(……っと)

アルミン(これで……口を縛って止めて…)

フニフニフニ

アルミン(おぉぉ……)

フニフニフニフニフニフニ

アルミン(ひやっとするけれど、いい手触りだ)

アルミン(女の子のおっぱいってこんな感じなのかな……)フニフニフニフニフニフニフニフニフニ


アルミン(…よし、もうひとつ作ろう)

 同じものを再度作り、両手に一つずつ持った。…なるほど、手触りや感触は悪くない。これなら楽しめるかもしれない。

アルミン(ズボンを脱いで…下着を脱いで)

アルミン(足首までおろすだけでいいや)


 これからの行為に期待して、外気に晒す前から既に膨らみかけていた僕のぺニスに、持ち込んだ油をほんの少量垂らす。

 それを手でシゴくようにして全体に伸ばすと、下腹辺りに全身の血液がぎゅうっと集まってくるような感覚と焦燥感を伴うむずむずしたような、もっともっと刺激が欲しくなる、そんな気持ちでいっぱいになる。


 全体に擦り付けたあと、水の袋を手に持ち、ゆるく立ち上がったぺニスに両側からあてがう。

アルミン(つめた…っ)

アルミン(寒いから鳥肌がたっちゃった)ゾクゾク


アルミン(…っ、ふ)

アルミン(柔らかい…滑らかで)

アルミン(女の子のおっぱいってこんな感じなのかな…)

アルミン(……いい)

 目をつぶり、誰か、女の子のおっぱいに挟まれている想像をする。おっぱいの大きな娘…アニ、かな。

大きいけれど常にキツい半眼な目の中にきらめく薄青の瞳はこちらを見上げているが、それは羞恥と快感のために蕩けそうにぼんやりと開かれている。

 白い肌は滑らかでたわわな胸はアニが自分で寄せて僕のぺニスを包み、シゴく。小さく細い指先は自分の乳首をつまんでいる。

 フワフワとした肉で上下に擦られるのは見た目も感覚も堪らないし、アニが自分の乳首を捏ねるさまを僕に見せつけるようにしながらじっとりとした視線でこちらを見てくるのが更に堪らない。

アルミン(…アニ)


アニ(気持ち、いい…?アルミン)

アルミン(んっ…ふ、はぁ、いい、凄くいい)

アルミン(ねえ、アニも…?)

アニ(…見れば、わかるでしょう)

アルミン(…っ、は、そうだね…自分で弄ってる乳首が、膨らんで…)

アルミン(いつもはきりっとした表情だって…)

アルミン(今はこんなに、だらしない)

アニ(…っぁ、言わないで、よ)

アルミン(あっ、ん…っ、アニ、早めないで)


 アニ乳首に僕の指先を伸ばす。人差し指で硬い腸の結び目…いや、アニの乳首を何度も弾いた。

アニ(や…っ、あ)

アルミン(アニ…乳首、硬い)

アニ(やだ、やっ…)

アルミン(ね…僕に触って欲しいから指を外したんでしょう)

アニ(違っ…そんなんじゃ)



アルミン(ねえ、弄ると気持ちがいいの…?)

アニ(あ…ルミン、そ、ん…強くつままない、で…っ)

アルミン(アニ…んっ、アニ、ね、動き…速い)

アルミン(アニのおっぱい、気持ち、いい)

アルミン(なんてやらし…顔、するんだ)

アルミン(ダメだ…よ、僕、も…ぅ)

アルミン「は、……っ!!」






ブッシャァァァァァァァア!!







アルミン「!!?」



 下腹にぎゅうぎゅうに溜めこまれていた快楽の痺れが駆け上り吐き出されると同時に、アニ乳首から冷たい液体が勢い良く噴出し僕の体を濡らした。

 薄れかけている意識の中で、どくどくと波打ちながら繰り返し訪れる体の震えに身を委ねながら消えていくアニの残像を探った。

 なにこれ………母乳…?


アルミン(…なわけないか)

アルミン(羊の腸の水袋が破けたのか)

アルミン(辺りが水浸しだ…)

アルミン(なんとか本は濡れてない…ズボンは少し濡れちゃった)

アルミン(でも、羊の腸…いいな、いける。二重にしたり、水を少なくしたり…改良の余地がありそうだ)



アルミン(アニ…良かった)

アルミン(母乳をかけられるのも悪くないな)

アルミン(新しい扉開いちゃったな)

アルミン(片付けをしたらここを出よう)

アルミン(次は三日後位に抜け出せるだろうか。…どのページを試そうかな)


 揺れるランプの明かりを見つめながら、オナニーの方法について考えを巡らせる。この時間が一番好きだ。誰にも教えない、誰にも知られたくない、僕だけが知っている快楽の方法。

 座学では誰にも負けないが、肉体的な能力となると皆より劣ってしまう。

 力のある奴ら走るのが速い奴ら馬に乗るのが巧みな奴ら立体起動装置の扱いが上手い奴ら男らしく筋肉質な体の持ち主な奴ら…そんな奴らは手でシゴくだけの原始的なやり方でいたらいい。

 僕はもっと自慰行為をする奴らが知らない気持ちがいい刺激を知っている。僕のもつ劣等感を払拭させてくれる程の優越感を僕にもたらしてくれるこの禁書は僕の宝物だ。



たぶんそのうち続く

確認したはずなのに誤字あったし。…脳内補整お願いします。

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