由比ヶ浜結衣「ゆきのんが建国した」 (7)

黒人もユダヤ人も日本人も外国からの移民も、またカトリック教徒も白人プロテスタントもそれぞれに団結し権力を持っている。
しかし、我々総武高校の出身の総武人のみが独自のコミュニティーを持っていない。
それゆえ我々は余所者に財産を狙われ、搾取の対象となってきたのだ。
我々だけが生粋の総武人であり、人種的に優れているのは明らかであるにもかかわらずである。




――大総武帝国初代皇帝 雪ノ下雪乃著「臣民」より

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2015年10月2日 16:52


平塚「雪ノ下」

雪乃「あら先生なんでしょう」

平塚「話がある。進路調査表の事だ」

結衣「ヒッキーじゃなくてゆきのんが呼び出しなんて珍しいね」

八幡「お前何て書いたんだよ」

雪乃「貴方が知るところでは無いわ。行きましょう先生」

八幡「……」

どうして気付かなかったのだろう

計画はすでに始まっていることを


なぜ呼び止めなかったのだろう

雪ノ下が職員室に行くことを


もし人生の時計を戻せるなら

その時は俺は……













やはり雪ノ下雪乃の野望はまちがっていた。

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