二宮飛鳥「Cum On Feel The Noize」 (32)


・Sladeを意訳、飛鳥が朗読します


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446038441


飛鳥「………」

飛鳥「……ねぇ、プロデューサー」

P「どうした?」

飛鳥「………」

P「………?」



飛鳥「……呼んだだけさ」

P「………」キュン…


こちらを聴きながらお楽しみください
https://www.youtube.com/watch?v=uTEGxVDHpGU



***Baby, baby, baaaaaaby!!!!!***



"So you think I got an evil mind, well I'll tell you honey"


飛鳥「…え?」

飛鳥「ボクがやましい事を」

飛鳥「考えてるんじゃないかって?」

飛鳥「………」

飛鳥「……一つだけ、質問しようか」



"And I don't know why, and I don't know why"


飛鳥「そんな事」

飛鳥「ボクにも分からないのに」

飛鳥「余所者のキミがどうやって」

飛鳥「分かったんだい?」



"So you think my singing's out of time, well it makes me money"


飛鳥「ボクの歌はいずれ」

飛鳥「時代遅れの古臭い化石になるのに、だって?」

飛鳥「そうだね、そうかもしれない」

飛鳥「………でも決して」

飛鳥「その価値は失われないんだ」

飛鳥「ずーっと、永遠にね」



"And I don't know why, and I don't know why"


飛鳥「何故、と聞かれると」

飛鳥「答えられないんだけどね」



"Anymore, oh no"


飛鳥「………何故、だろう」

飛鳥「………」

飛鳥「……とりあえず」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


飛鳥「ボクたちの『古臭い化石』」

飛鳥「体験していきなよ」

飛鳥「きっとキミの」

飛鳥「お気にも召すと思うから」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild"


飛鳥「どうかな」

飛鳥「アイドルのボクは」

飛鳥「なかなかどうして」

飛鳥「カッコいいものだろう?」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


飛鳥「ほら、遠慮せずに」

飛鳥「この『騒音』を楽しんでくれ」

飛鳥「きっと、いや」

飛鳥「必ず」

飛鳥「キミたちを魅了してみせるから」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild at your door"


飛鳥「だってボクは今」

飛鳥「いつも通りのボクじゃないんだ」

飛鳥「目を離す暇なんて」

飛鳥「無いと思うけど」



"So you say I got a funny face, I ain't got no worries"


飛鳥「アイドルのくせに」

飛鳥「変な顔してるね、だって?」

飛鳥「……フフ、ボクの悩みの種になるには」

飛鳥「今一つだね」



"And I don't know why, and I don't know why"


飛鳥「何故って」

飛鳥「そんな下らない事」

飛鳥「気に病む理由が」

飛鳥「一体どこにあるって言うんだい」



"Say I'm a scruff bag well it's no disgrace, I ain't no hurry"


飛鳥「…二宮飛鳥が恥知らずの」

飛鳥「嫌なやつ、だって?」

飛鳥「………」

飛鳥「……それを言えば」

飛鳥「ボクが落ち込むとでも?」



"And I don't know why, I just don't know why"


飛鳥「陰口にかまう時間なんて」

飛鳥「ボクには無いんだ」

飛鳥「すまないね」



"Anymore, oh no"


飛鳥「ああ、そうか」

飛鳥「君には人を貶して笑えるだけの」

飛鳥「時間があるってことかい」

飛鳥「だったら」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


飛鳥「暇つぶしに」

飛鳥「ボクの歌でもどうかな」

飛鳥「耳と一緒に」

飛鳥「心まで奪われないように」

飛鳥「せいぜい気をつけておきなよ」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild"


飛鳥「今まで以上に」

飛鳥「『変な顔』で」

飛鳥「『恥知らず』で

飛鳥「『嫌なやつ』に」

飛鳥「なるんだからさ」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


飛鳥「どうかな」

飛鳥「けっこう良い暇つぶしに」

飛鳥「なったろう?」

飛鳥「でも、まだ終わりじゃないよ」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild at your door"


飛鳥「ここからもっと」

飛鳥「もっともっと」

飛鳥「シンデレラになっていくんだ」

飛鳥「キミにとっても、ね」



"So you think we have a lazy time, well you should know better"


「いいよなーあいつら」

「だよなー、楽ばっかりしやがってさー」

「俺ならそんだけ時間がありゃ」

「もっと有意義に使ってやんのになー」



"And I don't know why, I just don't know why"


飛鳥「分からない」

飛鳥「ボクにはさっぱり分からないよ」



"And you say I got a dirty mind, well I'm a mean go getter"


「どうせ裏では」

「汚ねー事ばっかやってんだろうな」

「良いこと言ってっけど」

「結局、金のためだろ」

「アイドルなんてそんなもんだろ」

「まあ、それもそうか」



"And I don't know why, and I don't know why anymore, oh no"


「分からない」

「ボクには」

「さっぱり分からない」



「だけど」

「ボクは」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


「今日もキミたちに」

「『騒音』を届けようと思う」

「気に入ってもらえるかどうか」

「分からないけど」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild"


「だから、誰よりも」

「頑張らなくちゃいけない」

「狂ったように」

「狂ったように」



"So cum on feel the noize, girls grab the boys"


「明日になれば」

「消えているかもしれないし」

「誰の目にも」

「留まらないかもしれない」



"We get wild, wild, wild. We get wild, wild, wild at your door"


「それでもボクは」

「やるしかないのさ」

「キミのもとへ」

「届くまでは」

「狂ったように」

「狂ったように」



***Repeat and F.O.***


・事務所


P「陰口とか言われてんのか!?」

飛鳥「え?いや、特に…」

P「本当だな!?信じていいんだな!?」

飛鳥「う、うん……」

P「はぁ…よかった…」

飛鳥「……いちいち大袈裟だよ、キミは」

P「プロデューサーとして当然の反応だろ!!」

飛鳥「……ま、まあ…そう、かな…?」

P「そして!!!」

飛鳥「?」



P「未来の夫としてもな!!!!!!!!」

飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………」

P「………」



飛鳥「………………はい……///」

P「よし」


おしまい

半年ぶりでした

一瞬でも見てくれたらありがとう

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