ひたすら甘いだけのSSです。
八幡「まぁ特に予定はないが、どうしてだ?」
雪乃「そ、その…」
八幡「何だ?」
雪乃「買いたいものがあるから付き合って欲しいのだけれど…」
八幡「それ俺とじゃないとダメなのか?由比ヶ浜と行ったほうが絶対いいぞ?」
雪乃「本来ならば私だってそうしたいわよ。でも」
八幡「でも?」
雪乃「カップル限定商品なのよ」
八幡「!!!」
雪乃「どうしたのかしら?」
八幡「それ、俺と行っても買えなくないか?だってカップル限定なんだろう?」
雪乃「そういう風に振舞ってくれればいいのよ。」
八幡「でも学校の奴らいるかもしれないぞ?妙な噂が立つかもしれないぞ?」
雪乃「私はそんな事気にしないわ。」
八幡「そうか」
雪乃「で、付き合ってもらえるのかしら?無論、食事代ぐらいは報酬として私が支払うわよ。」
八幡「まぁ…特に予定もないしな。」
雪乃「念のためだけれど、連絡先を交換しておかないかしら?」
八幡「そういえば俺ら互いに知らないんだったな。」
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小町「えっ!?お兄ちゃん、雪乃さんと遂にデートするの!?」
八幡「んなんじゃねぇよ。ただ買い物に付き合うってぐらいの話だよ。」
小町「こうしてはおられませんなー。今のうちに当日のファッションを小町考えてあげる!」
八幡「まだ水曜だぞ?別に金曜でもいいだろう」
小町「善は急げって言うでしょ?似合わなかったら洋服買いに行かないといけないし。」
八幡「そんなに本気出す必要あるのか?ただの買い物だぞ?」
小町「雪乃さんと一緒に歩くなら目の腐り様をせめてファッションで補わないといけないよ?」
八幡「確かに…周りの視線とか超気になりそうだな。」
小町「学校一の美少女と学校一のひねくれ者がデートなんて何かドラマみたいだね!」
八幡「だからそんな大層なもんじゃねぇって」
小町「それに雪乃さんと連絡先も交換したんでしょ?」
八幡「まぁ一応な、電話番号とLINEぐらいはな。」
小町「こうしてはいられないよ!お兄ちゃん!早速雪乃さんにLINE送らないと!」
八幡「何でそうなるんだよ?」
小町「お昼食べたいものとか色々聞いてお兄ちゃんが考えないと」
八幡「その心配はいらん。昼飯は雪ノ下が奢ってくれるらしいからな。」
小町「お兄ちゃん!それだからゴミィちゃんなんだよ!」
八幡「は?」
小町「雪乃さんはそうは言ってるものの本当はお兄ちゃんにエスコートされたいんだよ?それに女の人に奢ってもらって恥ずかしくないの!?」
八幡「だって付き合ってもらう報酬に奢るって言ってんだぞ?断る方が失礼だろう。」
小町「はぁ…」
八幡「ため息なんてついてどうしたんだよ?それに雪ノ下が俺にエスコートされて喜ぶ訳無いだろう。他に相手がいないから仕方なく俺に頼むだけなんだから。」
小町「本音と建前って言葉があるでしょ?」
八幡「あいつの場合事実と本音が適切だろう。」
小町「まぁまだお兄ちゃんには分からないか。時期に分かるだろうからいいか。」
八幡「あっ、雪ノ下からLINEが来てた」
※『』はLINEでのやりとりです。
雪乃『こんばんは』
八幡『うっす。』
雪乃『ちゃんとLINE送れてるかしら?』
八幡『問題ない。』
(確認しちゃうゆきのん可愛い)
雪乃『土曜日の時間なのだけれど、9時に貴方の家に迎えに行くわ。』
八幡『え?現地集合で良くないか?』
雪乃『貴方は寝坊しそうだからダメよ。それにこっちが付き合ってもらうのだから、交通費出させるわけにはいかないわ。』
八幡『へいへい 分かったよ。』
雪乃『そういう事よ。また明日。』
八幡『おう。おやすみ。』
雪乃『おやすみなさい。』
小町「どうだった!?雪乃さんとのやり取り!」
八幡「普通に時間の確認だけして終わった。」
小町「だからお兄ちゃんはダメなんだよ!そこから日常会話や他愛もない会話に持ち込まないと!」
八幡「そんなスキルあったら俺はぼっちじゃないっつーの。」
小町「妙に説得力あるよね~」
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