魔王「我の元までよく辿り着いた。褒めてやろう、勇者」
勇者「御託はいい。俺の質問に答えろ、魔王ッ!!」
魔王「質問だと?」
勇者「オナニーを知っているか?」
魔王「オ、オナ? よく聞こえなかった、もう一度言ってみろ」
勇者「シコシコしたことはあるかと聞いた」
魔王「しこしこ、だと?」
勇者「そう、マスターベーションのことだ」
魔王「ますたー…… すまん、勇者。なんのことだかサッパリだ」
勇者「その反応から察するに、魔王はオナニーを知らないんだな」
魔王「それがなんだと言うのだ?」
勇者「哀れな男よ。俺は貴様に同情する!!」
魔王「な、なにッ!?」
勇者「オナニーを知らいないと言う事は、人生の半分――否、六割ちょっと損してるぞ!」
魔王「そうなのか?」
勇者「ああ。それほどまでに素晴らしい行為なんだよ、オナニーはッ!!」
魔王「しかし勇者よ、それを私に解いてなんの意味がある。これから戦うと言うのに……」
勇者「だからだ。ここで俺に倒されればお前はオナニーも知らずにこの世を去る事になる」
勇者「それはあまりにも、あまりにも悲しい。よって、これからお前にオナニーを教える!!」
魔王「我にそれを教えるとな?」
勇者「そうだとも」
魔王「フッ、笑止な。誰が敵である貴様に教えを請うものか」
勇者「ならば見て自分のものにするんだな。本来、オナニーとはそういうもの」ボロンッ
魔王「血迷ったか!? 自ら下半身の装備を外すなどと……っ!」
勇者「これがオナニーだ。その目に焼き付けろ!!」シコシコッ
魔王「イ、イチモシを上下に擦っている。そうか、だからシコシコというのかッ!?」
勇者「おおんっ、最高だぜお。気持ちがいい。宿敵の目の前でシコるなんてぇー」シコシコッ
勇者「これ以上の背徳感と危機感はないーーッ!!」シコシコ―
魔王「き、気持ちがよい? 痛くはないのか、勇者!?」
勇者「チソコのことをよく知らないんだな。これくらいが気持ちいいんだよッ!!」シコシコッ
勇者「うおおおおおおおおっ。気持ちいい、気持ちいいぜぇーー」シコシコッ
魔王「ごくっ…… オナニーとはそんなにも夢中になれるものなのかっ!?」
勇者「いく、いくぅ、いくぞォ、魔王ォーー!!」ドピュンッ
魔王「ふ、噴射した!?」ビクッ
勇者「ハア、ハア、ハア……」ビクンッ デロッ
魔王「なんだ、この白いものは。尿とは違う。少し粘り気があるな」ネチョッ
勇者「それは精液だ」
魔王「聞いたことがある。しかし、それは生殖行為に必要な……」
勇者「だから良いんだよ。この背徳感こそ、オナニーの醍醐味だと言っていい」
魔王「それがオナニーだと?」
勇者「そうだ、オナニーとは多くの犠牲の上に成り立つ極の快楽」
魔王「勇者だと言うのに、貴様という奴は……」
勇者「俺から言わせれば魔王だと言うのに知らないとは、と言った感じだが?」
魔王「くぅっ!」ギリッ
勇者「さあ、お前もやってみろ。意識がブッ飛ぶほどに気持ちがいいぞ!」
魔王「で、できん」
勇者「なぜできない」
魔王「確かに興味はでた。しかし、この様な場所ではできん。……は、恥ずかしい////」
勇者「ま、それもそうだろう。オナニーとは人目を忍んでするもの」
勇者「しかし、お前は魔王。俺の対の存在――そう、闇の勇者だと言っても良い存在だ」
魔王「闇の勇者だと? 考えた事もなかったが、そうかも知れんな」
勇者「だったら人前でオナニーくらい平然とできなければお話にならない」
勇者「なぜなら、勇者とは勇気ある行動をとる者に与えられる称号だからだ!」
魔王「ん? いや、意味がわからんぞ!?」
勇者「闇の勇者であるお前が、ごく一般的なオナニーなんかしちゃいけないってことだよ!」
魔王「むうぅ、納得しかけたが…… やはりそれは可笑しいぞ!」
勇者「理屈じゃないんだよ、オナニーはッ!!」
魔王「そうであっても人前ではできん」
勇者「ええい、面倒。こうなれば腕ずくでも勇者式オナニーの素晴らしさを教えてやるぜ」バッ
魔王「なにをする勇者!?」ビクッ
勇者「まずは普通に肉欲を知ってもらうぞ」ズルンッ
魔王「や、やめろ。あ、あああっーー!!?」ボロン
勇者「流石は魔王。ココもその名に劣らぬ立派なイチモシじゃないかあ!!」ニギッ
魔王「ば、ばか、やめろ。我のアソコを掴むなぁああんっ/////」ビクン
勇者「おいおい、俺は軽く握っただけだぜ? フッ、敏感なんだな」シュシュ
魔王「うあぁっ、勇者ぁあ、なぜぇ上下にぃぃいんっ////」ビクンビクンッ
勇者「怒張してきたな、魔王。よっしゃああああ、ペースをあげるぜぇええ!!」シュコシュコッ
魔王「あ、あ、ああーっ。や、やめろぉおお////」
勇者「チッ、愛撫ではこの程度か。――ならばああッ!!」ペロンッ
魔王「な、なにをするぅん勇者ぁー、し、舌で舐めるなどぉおおおおおおっ////」
勇者「いくぜぇええええええええええ!!!」ガッポガッポ
魔王「くあっ、くあぅぅうん。ゆ、ゆうちゃの口の中にぃ、我のアレがぁああああんっ////」
勇者「最大まで怒張した、これでぇーー!!」ジュブジュブッ
魔王「んあっ、勇者ぁああああ、いってしまぅうううううう////」
勇者「ふぅ……」ピタッ
魔王「な、なぜ、なぜそこでやめてしまうのだ!?」ビクンッ
勇者「言ったはずだぜ、魔王。俺はお前にオナニーを教えるとな」
勇者「このまま俺が最後までヤッたらオナニーではなくなっちまう」
魔王「ぐぬぅ、しかし……」ギンギンッ
勇者「さあ、今度は自分の手でシコるんだ!」
魔王「だ、だが……」オドオドッ
勇者「いきたいんだろう? 気持ちよくなりたいんだろう?」
魔王「うぅ、うぅ……」ビクンビクン
勇者「だったらやれよ。俺はここでお前の独り立ちを見守るッ!!」
魔王「あう、あぅ、うぅ……/////」シコシコッ
勇者「ああ、そうだ。いいぞ、いいぞォ、その調子でシコれッ!!」
魔王「くあっ、あぁ、ああ、ああああ……/////」シコシコッ
勇者「よおし、もっと強く激しくシコってみろ。更に気持ちよくなるはずだぜぇー」
魔王「ふあぅううっ/////」シュコシュコッ
勇者「ハハッ、最高だ。マジでお前は最高の魔王だよ」
勇者「宿敵の目の前だってのに肉欲に溺れ、自らチソコを握ってシコってんだからなああ!」
魔王「言うな、言うな。ゆ、勇者ぁああああっーー/////」シコシコッ
勇者「いいんだよ、誰も欲には勝てない。それがヒトってもんだろうがーー!!」ハハハハッ
魔王「あ、ああっ、いくぅっ、いくぅううううーーっ!!!!」ドビュゥゥゥゥッ
勇者「凄いぞ、凄いぞォー。アッハハア、初オナだけあって凄い量だァー」ニカッ
勇者「んーっ、味も濃くていいぞォー。バッチリじゃないかァー!」ペロリッ
魔王「んはっ、はあ、はぁ……」ガクッ
勇者「で、どうだった。オナニーは?」
魔王「まだ、よくわらからん」ハアハアッ
勇者「けどよ、悪くはなかっただろう?」
魔王「ふむ、そうだな。凄く衝撃的だったぞ。オナニーとやらは……」フゥ
勇者「それはよかった。だが、これで満足して貰っちゃ困るぜ」
魔王「どういうことだ?」
勇者「オナニーはもっと奥が深い行為なんだ。今知ったオナニーは、オナニー道の入り口に過ぎない」
魔王「なに? これはまだ触りだというのか!?」
勇者「そうだ。オナニー道を目指す者は常に更なる高み――至高の快楽を求め探究し続けている」
魔王「つまり、もっと気持ちいいシコシコがあると?」
勇者「ああ。しかし、性感はヒトによって違う」
勇者「だから自力で見つけなきゃならない。自分がもっとも感じる自分だけのオナニーを」
魔王「我だけのオナニー……」
勇者「オナニーはヒトの数だけ存在する。まるで夢や希望みたいだろう?」
魔王「素晴らしいな。だが、我はそれを知らずにいる」
勇者「なあに、これから見つければいい」
魔王「見つかるだろうか?」
勇者「見つけるんだ。魔王だって知りたいだろう?」
魔王「し、知りたいっ!」
勇者「んじゃ、見つけにイこうぜ。そして極めるんだ、オナニー道をッ!」
魔王「う、うんっ/////」コクンッ
数ヵ月後
人間の国 王宮、謁見の間――
国王「勇者よ、よくぞ戻った」
勇者「ハッ!!」
国王「で、魔王は? 魔族達はどうなったのだ?」
勇者「まだ生きております。ですが時期に滅ぶでしょう、自らの手によって」
国王「なに? 魔族が滅びの道を辿るだと?」
勇者「はい、奴等は禁断の行為を覚えてしまった」
国王「禁断の行為…… ま、まさかっ!!」
勇者「オナニーです」
国王「なんということだ。もしや、ソナタが教えたのか!?」
勇者「フッ……」ニヤッ
勇者「思った通り魔王を含め、魔族達はオナニーを知りませんでした」
勇者「そこで私が彼等に説いたのです、オナニーの素晴らしさを……」
国王「だから魔王は快楽に溺れ、今も夢中でシコり続けていると言うのだな」
勇者「はい。このままいけばテクノ=ブレイクすることは間違いないでしょう」
国王「勇者よ、残念だがそれはない。確かに覚えたては誰もが夢中になる」
国王「しかし、いずれオナニーは生活の一部となり溶け込む。オナニーとはそういう物だ」
勇者「国王の言う通りです。オナニーだけで滅亡させることは不可能に近い」
勇者「ですから、もう一つ手を打ちました」
国王「そ、それは一体!?」
勇者「オナニーをも超える禁忌――、ホモセクロスです」
国王「ホモセクロス!!!!」
勇者「男同士の強烈な一発。一度それを知ってしまえば、もう二度と元の道には戻れない」
勇者「奴等は永遠にオナニーとホモセックルをし続けるでしょう。精子が枯れるその日まで……!」
国王「ホモックルっ!!!!????」
勇者「これでお分かり頂けたと思います」
勇者「魔族は子孫を残すことが出来ず、いずれ滅ぶと」
国王「ホモ、ヘイッ! おホモ・ホモ、ヘイ・ヘーイッ!!」カモンックイッ
勇者「おや、国王の様子が?」
大臣「勇者よ、何と言うことを……」
勇者「どういうことです、大臣!?」
大臣「国王は勇者の話を聞き、思い出してしまったのじゃよ。ホモの素晴らしさを」
勇者「ま、まさか!!」
大臣「国王はかつてホモだった」
大臣「じゃが、国王ゆえにホモは許されぬ。ホモのままでは跡継ぎは残せんからの」
勇者「私は、なんということを……」
大臣「このまま国王のホモが治らなければ争いが起こるかも知れん」
勇者「後継者のことで国が荒れる可能性があるのですね」
大臣「うむ、そうじゃ」
勇者「くぅっ、私の責任です。私がホモの話をしなければ……」
大臣「悔むのは後じゃ勇者。今は一刻も早く、国王のホモを治す術を捜さねばならん」
勇者「しかし、どうすれば……」
大臣「以前は男の娘を使いノーマルの道へと誘導し、性癖を拡大したのじゃが……」
勇者「まずはそれを試しましょう。今回も上手くいくかもしれません」
大臣「残念じゃが、以前頼った子はもう男の娘じゃないのじゃ。老いとは残酷なものでな」
勇者「ぐぅっ…… では城下町に行き、新たな男の娘を捜してきます」ダッ
大臣「頼むぞ、勇者」
城下町――
勇者「しかし、男の娘などそう簡単に見つかるものなのか?」キョロキョロッ
魔王「やっと見つけたぞ、勇者」バッ
勇者「お前は魔王。なぜここに!?」ビクッ
魔王「そのような顔をするな。幾度も肌を重ねあった仲だと言うのに酷いではないか」
勇者「そ、それは……」
魔王「わかっている。あれは我を快楽に溺れさせる為の罠だったのであろう?」
勇者「くぅ」ギリッ
魔王「気にするな。我はその事で勇者を責めるつもりはない。むしろ逆、感謝しているくらいだ」
勇者「感謝だと? 俺の策を知った上で何故そんな台詞が吐ける!?」
魔王「不思議に思うも無理はない。貴様のせいで我を含め、魔族は皆ホモの道へと落ちた」
魔王「これでは生殖など不可能、絶滅は避けられぬ」
勇者「そうだ、ホモは子を残せない。それなのに、何故……?」
魔王「乗り越えたからだ、その危機を」
勇者「乗り越えただと!?」
魔王「そう。魔族の英知を結集し、男同士でも子を成せるようしたのだ!」
勇者「馬鹿な。そんなこと出来っこない。好い加減なことを言うなッ!!」
魔王「確かに、常識的に考えれば不可能だ。男が子を生むなど」
魔王「だが、それでも我等は諦めなかった。生き延びることも、愛も……!」
勇者「愛、だと?」
魔王「子は皆、祝福されて生まれてこなければならん」
勇者「確かにそうだが……」
魔王「そのためには両親の愛は不可欠。子孫繁栄の名の下に、愛のない男女を結びつけ、子を産ませるなど――」
魔王「言語道断、もっての外、下衆の極み。ヒトとしてやってはならん行い」
勇者「だから、男同士でも子を産めるようにしたってのか!?」
魔王「ああ、そうだ。男同士でしか愛せなくなった我等にはこれしかなかったのだ」
勇者「しかし、それは神への冒涜だ。そんなことが許されるものか!」
魔王「愛を認めん神など不要。ゆえに許しを請う必要はない」
勇者「!?」
勇者「なんて覚悟だ、恐れ入ったぜ」クソッ
魔王「……」
勇者「チッ…… 結局、俺の策略は失敗に終わったってことかよ」ガクッ
魔王「結果的にはそうなるな」
勇者「さぞ満足だろう、魔王。俺を出し抜き、至高の快楽までも手にしたんだからよ」
魔王「残念だが、まだ道半ばだ」
勇者「そうだったな。まだ人間を根絶やしにするという野望は達成してなかったな」
魔王「いや、そのことではない。人間を滅ぼすなど、もうどうでもよいことなのだ」
勇者「なに?」
魔王「言ったはずだ、勇者。我は貴様に感謝していると」
魔王「貴様が教えてくれたオナニーとホモセクロスのお陰で、我は人生の半分以上を損しなかった」
勇者「だから、人間を滅ぼす気が失せたってのか?」
魔王「人間はオナニーやホモセクロスという素晴らしき文化を築ける――」
魔王「そのような者達を滅ぼそうなど、我は間違っていた」
勇者「お笑い草だぜ。それでもお前は恐怖の象徴、魔王なのかよ?」
魔王「フッ、本当だな。我もそう思う。そして、もっとお笑いなのが……」
勇者「?」
魔王「心から貴様を愛してしまったということだろうな」
勇者「な、なんだとぉおおおお!!??」ビクッ
魔王「驚くことではない。我等は幾度となくオナニーやホモセクロスをし合ったのだ」
魔王「むしろ恋に落ちるのは自然。そうは思わないか?」
勇者「自然なわけがあるか、俺達は相反する存在なんだぞ?」
魔王「やはり自然だ。相反するということは、惹かれあうのも道理……」
勇者「自分勝手な解釈をするんじゃねーっ!」
魔王「そんなに嫌なのか、我が貴様の愛を欲するのは?」
勇者「そういう次元じゃない。俺は勇者で、お前は魔王で……」
魔王「どうでもよいではないか、そのような肩書など。大切なのは互いの心であろう?」
勇者「しかし……」
魔王「勇者は我が嫌いか?」
勇者「……」
魔王「どうなのだ?」
勇者「き、嫌いじゃない。むしろ好きだ。そうでなきゃ、あんな策を思い付くものか!!」
魔王「やはりな」フフッ
勇者「ば、馬鹿野郎がっ////」テレッ
魔王「無事こうして我等の愛が実ったのだ。早速だが、一発ヤろうではないか!」バッ
勇者「何を言いやがる。こんな場所で出来るか!?」
魔王「この様な場所だからこそするのであろう?」
勇者「あの時はそう言ったが、それはお前を落とす為であって……」オドオドッ
魔王「勇者よ、城下町に住む者達に見せてやろうではないか」
魔王「我等の愛が成せる究極奥義、勇者式ホモセクロスをッ!!!!」
勇者「む、無理だ。出来っこない」
勇者「ここは生まれ故郷、俺が育った町。俺の家族が、友達が、知り合いがいるんだーっ!」
魔王「問答無用!!」バッ ズル
勇者「ひゃうっ!?////」ボロン
魔王「嘘は良くない。勇者のココは戦闘準備完了しているではないか?」フフッ
勇者「み、見るなぁああああ////」ボキーンッ
魔王「では、参るッ!!」パクッ
勇者「く、咥えるなぁああああああぁんっ////」ビビンッ
魔王「どうだ? 貴様に教え込まれた技だぞ!!」ガッポガッポッ
勇者「あっあー、くっそぉおお、気持ちがいいお。こんなの逆らえないぃいいだろっ/////」
子供「あっ! ママー、勇者様だよー」
子の母「あら、本当に勇者様だわ。こっちに戻って来てたのね」
勇者「ハッ!? あれは御隣のオバさんとその娘ちゃんじゃないか!?」ジュプジュップッ
子供「ねーねー、アソコでナニしてるのかなー?」
子の母「なにって…… あ、あれはッ!?」ジッ
勇者「やめろ、俺を凝視するなぁああああああああっん////」ジュブジュブッ
子の母「勇者様が町中でチンパクされてるぅううううううううッ!!!!!!」
勇者「い、いやあああああああああっっ/////」ドビュゥゥゥッ
子供「ちんぱく?」
子の母「そう、フェ○チオ。口でご奉仕することね」
子供「えー、なんでー? なんでそんなことするのー?」
子の母「それはね、そうすると……」
勇者「なんで子供に説明してんだよ!!」オコッ
魔王「この量、かなり溜まっていたのだな。我慢はよくないぞ、勇者」ペロペロッ
勇者「お前も普通に続けんなっ////」ドプッ ビクンビク
魔王「しかし、やはり興奮する。見られるのは最高だ。……我はもう止まらんぞ!!」
勇者「馬鹿、待て。もう無理だってぇ////」ビビンビン!
子供「うーん、よくわかんない」
子の母「まだ早かったみたいね。じゃあ、町のみんなを集めてきなさい」
勇者「はあーッ!?」
子供「みんなをここに呼ぶのー?」
子の母「そうよ。勇者様が淫乱なところ、ママが独り占めするのは良くないでしょ?」
子供「そうだね。勇者様が帰ってきたことをみんなに教えてあげないとね」
勇者「おいいいっ!?」
子供「じゃ、行ってきまーす!」テテテッ
魔王「どうやら、母親の粋な計らいでギャラリーが増えるようだな」ヌギヌギッ
勇者「バッカじゃねーの。下手したら牢獄もんだろうが!!」
魔王「問題ない。勇者を捕まえられる者など世界中を捜しても我しかおらん」
勇者「そういう話じゃない!」
魔王「では、第二回戦と参ろうぞ!!」ボロンッ
勇者「こ、これは!?」
魔王「どうだ、我のイチモシは? 禍々しいモノだろう」
勇者「ああ、見違えたな。思わず息を飲んだぜ」ゴクリッ
魔王「貴様の穴に相応しい棒を目指し、日々特訓を重ねたのだ」
勇者「俺のために……?」
魔王「もし愛が実らず、心が求められなくても、身体だけは求めて貰えるようにと……」
勇者「馬鹿野郎。こういう時は、身体だけでも俺の物にしてやるって言うんだよ!」
魔王「ゆ、勇者……/////」
勇者「さあ、こいよ。成長したお前の魔剣で、俺の聖なる盾を貫けッ!!」クイッ
魔王「本当にいいのか? 貴様は乗り気では……」
勇者「うるせい。そんなチソコを見せつけられちゃ、疼いて疼いて――」
勇者「ああーー、もう御託はいらない。ヤろうぜ!!」ビリビリ クパッ
魔王「わかった、もう何も言わん。肉体で語り合おうぞ!!」ズポッ
勇者「ンア、アッーーーー!!」ジユポンッ
魔王「これが、勇者の聖なる盾…… やはり、素晴らしいな」ヘブンッ
勇者「お、おおっ、おぉおん。こ、これが成長した魔剣なのかッ!?」ビクッ
魔王「ぐぅうう。では切り込むぞ、勇者!!」
勇者「おう、深く切り刻んでくれいッ!!」ビクビクッ
魔王「いくぞおおおおおおお!!!!」パパパパパパンッ
勇者「ひゃうおおおおおッッ、たまらねーぜええええ!!!」ジュププ
おっさん「呼ばれてきたが、一体なにが起こっているんだ!?」ビクッ
青年「おいおい、アレって魔王……だよな?」
女「間違いないわ、アレは魔王よ。なのに、なんで?」
商人「まぐわっている。勇者と魔王がまぐわっているッ!」
おばさん「勇者と魔王が一つになってて、勇者が掘られてて……」
子の母「戦っていの。勇者と魔王は互いの存亡をかけてね」
おっさん「な、なんだって!?」ビクッ
青年「だけど、こんな戦いってあるのか!?」
女「勇者と魔王なんだから、きっとこれは私達には理解できない高次元の戦いなのよ」
商人「じゃあ、見守ることしか出来ないのか、俺達は……」
おばさん「歯がゆいわね、勇者が頑張ってるっていうのに……」
魔王「ふおおおお、んおおおおッ!!!!」パパンパンパン
勇者「おおおう、あぅあおおおんっ。何て剣だ、もうイギそうだぜェ」ビクビクッ
おっさん「ハッ!?」
青年「どうした、おっさん?」
おっさん「よくわからんが…… 今、勇者は押されているのか?」
商人「そうかも知れんな。あんなに感じているし」
女「凄くマズイってことじゃない!」アセッ
青年「だけど、俺達には何も……」
子の母「応援するの、勇者を応援してッ!!」キリッ
一同「「!?」」
おばさん「そうね。今のアタシ達ができることと言ったらそれだけ……」
商人「んじゃ、気張って応援しようぜ!!」
おっさん「勇者、イグな。魔王より先にイクんじゃないぞー!」
女「そうよ、相手より長く快楽を感じてぇー!」
青年「頑張れ、勇者。負けるなーっ!」
勇者「み、みんな…… ぐくうっ、だが……もうっ!」グッチョグッチョ
魔王「これで終わりだ。勇者あああああああああ!!」ドビュウウゥゥゥ
勇者「くあっ、あっ、うああああああああーー!!??」ドプビュビュビュウ
魔王「はあ、はあ……」ピュピュ
勇者「ひゃう、くぬうう……」デロォ
おっさん「で、どっちが勝ったんだ? 正直、よくわからないんだが……」
青年「雰囲気的には勇者の負けぽいけど」
女「まあ、掘られてる方だし印象悪いわよね」
商人「んじゃ、掘り返したら勝ちなのか?」
おばさん「それよ!」
おっさん「なるほど。じゃあ……」
女「立って。もう一度立ち上って、勇者ー!」
青年「立ってくれ、立って掘り返すんだ。勇者ーー!!」
勇者「無茶を言うなよ、俺は本日二回目なんだぜ。しかも内容が濃い二発だ」ヘナッ
おばさん「そ、そんな……」
商人「声援が足りないのかも知れん。組合のみんなを集めて来る!」タッ
女「それだけじゃ足りないかも。町中の人を掻き集めましょう!」
青年「俺、隣町に声かけてくるよ!」ダダッ
魔王「盛大な第三回戦になりそうだな、勇者よ」フフッ
勇者「無理だって、俺はもう……」ヘナヘナ
魔王「勇者よ。我は勇者であるための条件は二つだと思っている」
勇者「なに?」
魔王「一つは貴様が言っていたように、未知に立ち向かう勇気がある者だ」
勇者「二つ目は……?」
魔王「誰かの期待に応えられる者、応えようとする者!」
勇者「ハッ!?」
町のみんな「「勇者ーー! 負けるなー、頑張れー!!」」
隣町のみな「「駆けつけたぞーー、だから負けるんじゃない。頑張れー!!」」
勇者「み、みんな……っ!」
魔王「さあ、光の勇者よ。人々の願いを抱きしめ、立ち上るのだ!」
勇者「うっ、うぅっ、うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ガバッ
人々「「やった、勇者が立ったぞ。俺達の声が届いたんだ!!」」
勇者「おおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」ボキキーン、ビキキッン
魔王「なんという見事なイチモシ。これが勇者の本気――、真の姿だというのか!?」
勇者「いくぞ、魔王。俺の全てを受け止めて見せろーー!!」
魔王「無論だ。しかし、少し待て」
勇者「なに!?」
魔王「激しい戦いになりそうだからな。これを飲んでおこうと……」スッ
勇者「なんだ、その薬は?」
魔王「例の秘術だ。これで男でも子を授かれる」
勇者「魔王、お前は……」
魔王「安心しろ、貴様に面倒はかけん」
勇者「お前って奴は本当にわかってないな。子供には愛が不可欠なんだろう?」
魔王「そうだったな。我のわがままに、生まれる子を付き合わせるわけには……」
勇者「馬鹿にするなよ。俺にその覚悟がないとでも思ってんのか!?」
魔王「ゆ、勇者!?////」キュンッ
勇者「さあ、飲めよ。そしてやろうぜ、至高の第三回戦いを!!」
魔王「うん!」ゴクリッ
おっさん「みんな始まるぞ、おそらく最後の戦いが……」
女「準備はいい?」
青年「オッケー、腹の底から声出してやるよ」
商人「呼び込みで鍛えたこの喉で精一杯応援してやるぜ」
おばさん「さあ、みんなで勇者を応援するんだよ!!」
人々「「おおーーッ!!!!」」
勇者「受け止めろ、魔王ォォォオオオオオオオオ!!!!」ズブゥウウウッ
魔王「ア、アッ、アアッーーーーーー。ゆう、ゆうちゃああああああああ」ヌプゥウウ
人々「「頑張れ、頑張れーーーーーーーっ!!!!」」
勇者「くはっ、くぅ…… なんて穴だ。何度も味わったはずの穴なのに、いいんっ」パパン
魔王「愛だ。それは愛と言うスパイスが効いているから……んっ!」ジュジュププ
勇者「そ、そうか。愛し合った者だけが行きつく至高の果てというわけか……おおぉん!」
魔王「そうだ、そうだとも。愛が究極の快楽なのだ!!」
勇者「意味がまったくわからないが…… そうだよなっ!!」パパパパパンパン
魔王「ふ、ふぅうむん。そう、考えたって仕方ないのだぁああああん」ジュポジュポポポ
勇者「あ、ああ、ふぅーっ…… くそッ、フィニッシュが近くぅう……!」ブル
魔王「わ、我も……だ」
勇者「イ、イクぞッ!!」グイッ
おっさん「決着がつくぞ。みんな、もう一声だ!!」
人々「「「ガンバレェエエエエエ!!!!」」」オーオー!
勇者「俺の、俺の子を孕め、魔王ォオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ドビュヘブン
魔王「産ませて下さいィィイイイイイイイイ!!!」ドププウウウウウ
おっさん「終わったな。――で、どっちが勝ったんだ?」
商人「途中で折れることなく掘り返したんだ。もう勇者の勝ちでいいんじゃ……」
おばさん「そうね。もう勇者の勝ちでいいわよ!」
人々「「勇者の勝ちだそうだ。やったーーーーッ!!」」
魔王「聞こえるか、勇者よ。我等を祝う声が……」
勇者「聞こえるぜ、魔王。しっかし、すげーことになってなー」ハハッ
魔王「ふふっ、素晴らしいことではないか?」
勇者「ああ、超ハッピーだぜ。お前の秘術があれば例の件も解決だしな」
魔王「例の件?」
勇者「後で話すよ。今は余韻に浸ろうぜ!」
魔王「そうだな。フフッ、フハハハハハッ!!」
勇者「アハハハハハッ!!!!!!」
人々「「あはははははは!!!!!!!!」」
おわり
ポッと浮かんだので勢いで何となく書きました。
ゆえに酷い所(ケツ穴妊娠とか)が結構ありますが、慈悲の心でスルーしてくれたら嬉しい限りです。
それでは
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