アンガールズ田中「俺、レイヴンになるよぉ!」 (49)

山根「ちょw いきなりどうしたんすか?」


田中「ほら、みてよこれぇ。試験に合格すればレイヴンになれるみたいだよぉ!」ブンブン


山根「田中さんがレイヴンとか無理に決まってるじゃないすかww」


田中「なぁんでそんな事言うんだよ! 俺だってレイヴンになれるよぉ!」ブンブン


田中「今から試験を受けに行くから山根も一緒に行くよぉ!」


山根「え、僕バイトあるんで」


田中「そぉんな事より俺の試験の方が大事だろぉ!」ブンブン


山根「うーん、わかりました。じゃあ僕バイトあるんで」


田中「なぁんで二回も同じ事を言うの?!」ブンブン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445180760

ーーネスト内AC訓練場ーー



『レイヴンを目指す者に対し、我々は唯一の試験を行わせてもらう。
与えられた機体で戦闘を行い、生き残る事。その瞬間から君はレイヴンとなる。それでは、がんばってくれ』


山根「ほらなんか、今から戦うらしいっすよ。田中さんACに乗ったことあるんですか?」


田中「え?ないよぉ」


山根「無いのに試験を受けるんすかww絶対落ちるでしょww」


田中「シミュレータでなら何回もやったよぅ!それにビギナーズラックがあるかもしれないだろぅ!」ブンブン


《メインシステム、戦闘モード起動します》


山根「うぉ、始まるみたいですよ」


田中「俺のかっこいい所を後ろで良くみてろよぉ!」ブンブン


山根「いいから前向けってww」


田中「ちょっとぉ!なにドサクサに紛れてタメ口きいてるのぉ?!」ブンブン

シュトルヒ先生1「ーーーー」


シュトルヒ先生2「ーーーー」


田中「あれが敵なの?なんか細くて弱そうだよぉ」


山根「細くて弱そうとか田中さんだけには絶対言われたくないですよ」


田中「なんだよぅ。俺は細マッチョだろぉ! この前女の子になぁ――」


シュトルヒ先生1「ーーーー」ババババババ……


シュトルヒ先生2「ーーーー」ババババババ……


山根「うぉ、来ましたよ」


田中「無視するなよぅ! もう、こいつらなんか速攻でたおしてやるよぉ!」ブンブン

シュトルヒ先生1「ーーーー」ババババババ……


シュトルヒ先生2「ーーーー」ババババババ……


田中「あ、あれぇ。視界からいなくなったよぉ!」


山根「うぉ、上っすよ!田中さん!」


田中「上ぇ?」


シュトルヒ先生1「ーーーー」バララッ!!バララッ!!



シュトルヒ先生2「ーーーー」バララッ!!バララッ!!



田中「うわぁ! や、やったなこいつぅ!」


ババババババ……


ババババババ……


山根「ちょ、逃げられてるじゃないすか。田中さん下手すぎww」


田中「下手とはなんだよぅ!難しいんだぞぉ!」ブンブン


バララッ!!バララッ!!


バララッ!!バララッ!!


田中「うわぁ!う、上からなんて卑怯だぞぅ!」


山根「田中さんボコボコじゃないすかww」

田中「んもぉ!もう怒ったよぉ!」ブンブン

田中「卑怯な奴らには容赦しないからなぁ!」ヒキウチ


山根「その割りには逃げてるじゃないすかww」ヒキワライ


田中「逃げてないよぉ!生き残るのが最優先だよぉ!」


山根「ほら、後少し食らったらヤバイぞw」


田中「だからぁ、どさくさでタメ口使うなよぅ!」


『……なるほどそれなりの力はあるようだ。認めよう、君の力を。今この瞬間から君はレイヴンだ』  


山根「あ、なんか生き残ったから合格みたいすっよ」


田中「やったぁ!俺も今日からレイヴンだよぅ!これで俺もキモいって言われなくなるよぉ!」


山根「いや、レイヴンなのはかっこいいですけど、田中さんは普通にキモいっすw」


田中「なぁんだよそれぇ!意味わかんないなぁい!」ブンブン

ーーーー
ーーーー


山根「田中さん、僕もレイヴンになりましたよ」


田中「えぇ?そぅなのぉ?」


山根「田中さんがなれるなら、僕もなれるかなってww」


田中「んもぉ! 馬鹿にしてんのかぁ?」


山根「それよりほら、このメール来ました?」


「新規レイヴンへ」from「R」
『レイヴンズ・ネストへようこそ』

我がレイヴンズ・ネストは、レイヴンとなられた方々に、ネットワークを通じて様々なサポートを行っています。

依頼の配信は勿論のこと、機体の修理や弾薬の提供、最新型パーツの販売などがその主な内容となります。
また、各自の受けた依頼に関する情報もメールでお伝えいたします。

ネストは依頼主にも、また各レイヴンに対しても、一切干渉いたしません。依頼主との間で何らかのトラブルが発生した場合も、我々は関知しません。ご了承ください。

申し遅れましたが、私、あなたの担当となりました「R」と申します。
おつきあいが長くなるか短くなるかは、全てあなたの腕次第ですが。
それではまた』


田中「えぇ?!なにこのメールぅ?俺にはきてないよぉ!」


山根「早速ハブられてるんじゃないですか?ww」


田中「そんな事ないよぉ!きっと手違いだよぉ!」ブンブン


山根「まぁ田中さんのハブられ問題は置いといて早速依頼を受けましょうよ」


田中「だからハブじゃないってぇ!」ブンブン

山根「えーと、依頼は…ザムシティ・ガードからと、クロームからですね。うぉ、クロームって大企業じゃないすか。流石はレイヴンすね。どっちにします?」


田中「クロームかぁ。うーん俺はザムシティ・ガードの依頼にするよぉ」


山根「そういえば田中さん、前にクローム社の就職試験に落ちたんでしたっけ。私怨ですねww」


田中「う、うるさいなぁ!あの企業は胡散臭いから嫌なだけだよぅ!かえって落ちてよかったから!」


山根「まぁ、そういう事にしときますよ。それより、出撃前にアセンを組んできましょうよ。田中さん、1人で組めます?」


田中「馬鹿にするなよぉ!山根こそちゃんと組んでこいよぉ!」ブンブン

ーーーー
ーーーー

《システム、キドウ》


山根「じゃ、行きましょうか。僕は奥の奴らをやるんで、田中さんは手前のをお願いします」


田中「よぉし!再開発を邪魔する無法者達に社会のルールをきっちり教えてやるぞぉ!」ブンブン


ーーーー
ーーーー


山根「ふぅ…簡単な依頼でしたね。報酬金はすくないですけど」


田中「……」プルプル


山根「どうしたんですか、田中さん?」


田中「どぉして俺だけ赤字なんだよぉ!依頼は成功な筈なのにぃ!」ブンブン


山根「田中さん被弾し過ぎなんですよww それに何でわざわざ初期装備売ったのに、買ったのが実弾兵器なんすかww」


田中「えぇ、だってかっこいいし強そぅじゃん!」ブンブン


山根「弾薬費がかさみますって。初めはエネルギー兵器の方が良いですよ」


田中「そうなのぉ?早く言ってよ山根ぇ!」


山根「だから最初に1人で組めますか
って聞いたじゃないすかww」


田中「んもぉ!笑うなよぉ!」ブンブン

山根「あ、何かレイヴンにもランキングがあるみたいですよ」


田中「どれどれぇ?うわぁ、この1位のACかっこいいなぁ。ナインボールっていうのかぁ」


山根「ポイントに応じてランキングが上がってくらしいですよ」


田中「ヘぇ〜、俺もいつか載りたいなぁ」


山根「絶対無理でしょww」


田中「なぁんでそんな事をいうんだよぉ!」ブンブン


田中「ん、2位のACはヴァルキュリアCって言うのかぁ。女の子のレイヴンもいるのかなぁ。でへへ」


山根「田中さんキモいっす」ヒキワライ



ーーーー
ーーーー


田中「山根ぇ!次はこの採掘施設奪回の依頼を受けるよぉ!」


山根「あれ、これ田中さんの嫌いなクロームの依頼じゃないすか。いいんすか」


田中「テロリスト《ストラグル》の活動は許せないからねぇ!この際、クロームだとか関係ないよぉ!」


山根「あれ、これ田中さんの嫌いなクロームの依頼じゃないすか。いいんすか」


田中「だ、だからぁ。テロリストの活動がゆるせなくてぇ」


山根「あれ、これ田中さんの嫌いなクロームの依頼じゃないすか。いいんすか」


田中「三回も同じ事言うなよ!わかったよ!白状するよぉ!お金が無くて依頼を選り好みしている場合じゃなぁいんだよ!」


山根「そ、そうすかw田中さん今、借金40000Cですもんね」


田中「その通りだよ!知ってるなら心の傷を抉るなよぉ!許さないぞぉ!」


山根「でも田中さん、テロリストが許せないとか正直かっこいいっす」


田中「な、なんだよ突然。おだてても無駄だからぁな!」


山根「いや、田中さん。かっこいいっす」


田中「ん、んもぉ。許してやるよぉ!しょうがないなぁ!」


山根「あ、実は支給された弁当食べちゃいました。ごめんなさい」


田中「そうなのぉ?まあ今は機嫌がいいから許してやるよぉ」


山根「あ、田中さん。実は依頼で拾ったACの装備こっそり独り占めしてました」


田中「それは許さないよぉ?!流れで何でも許してもらえると思ったら大間違いだからねぇ!?」


山根「す、すいませんww」

ーーーー
ーーーー


山根「今回は中々でしたね。援護射撃があって助かりましたね」


田中「………」プルプル


山根「どうしたんすか」


田中「何でこんな報酬が少ないんだよぉ!実弾兵器使ってないだろぉ!」


山根「だから、被弾し過ぎなんですってw」


田中「エネルギー兵器を使ってるからエネルギーが無くなって避けれないんだよぉ!」


山根「初期ジェネレータのままだからですよwそろそろ変えましょうよww」


田中「んもぉ、お金がないんだよぉ!山根、ジェネレータ拾ったらくれよなぁ!」ブンブン


山根「…………」


山根「は、はいw」


田中「なんで間を開けるんだよぉ!意味深で疑心暗鬼になるだろぉ!」ブンブン

山根「それより、ほら。クロームとネストからメールが来ましたよ」


「採掘施設事件」from「クローム」
『ご苦労だったな。今後もその調子で頼む。なかなか、いい腕をしているようだ。だが、それだけでは生き残れん。それだけではな。よく覚えておくことだ。』


「ストラグル」from「R]
『反クローム社を掲げる武装集団「ストラグル」は、活動の規模こそ小さいものの武装の充実ぶりでは、武闘派で名高い、イミネント・ストームさえ凌ぐといわれています。

つまり彼らの背後にも、強力な支援者がいるとみて間違いないでしょう。今現在、クローム社に対抗しうる勢力といえば、ムラクモ・ミレニアムをおいて他にありません。

クロームの勢力を削ぐため、彼らが組織的な援助を行っている、十分あり得る事態ですね。それではまた』


山根「へー、企業も大変ですね」


田中「ま、また山根にしかメールが来てないよぉ!なんなんだよもぉ!俺のストレスの方が大変だよぉ」


山根「クロームからもハブられてるんすかねw」


田中「だぁからぁ、ハブじゃなあいいぃ!それになんだよこのメールぅ!クロームは偉そうだなぁ!どうせクロームは《インミネント・ストーム》の支援をしてんだろぉ!」ブンブン


山根「そんなまさかw」


田中「もぉ!とにかくクロームは嫌いだよぉ!」


山根「僕は田中さんの事、嫌いじゃないですよww」


田中「え?そ、そぉなの?でへへw白々しいけど騙されてやるよぅ。でへへww」

ーーーー
ーーーー


田中「今日は山根がいないから1人で依頼に行くよぉ!ACの武装が落ちてたら俺がもらうからなぁ」


田中「今日は輸送トラックの奪回だな。クロームの依頼だけどこの際プライドは捨てるよぅ。借金45000Cだからそろそろ返さなきゃ」ブンブン


《システム・キドウ》


田中「よぉし、いくぞぉ!」


田中「うわぁ、一般車両が通ってきてやりにくいなぁ……あ」グシャ


アカーン!


田中「ま、まあ多少は気にしないよぉ!」


オペレーター《トラックの積荷は毒ガスです 発見した場合は攻撃しないよう注意してください》


田中「分かってるよぉ!あ、ねぇねぇそういえば….」


オペレーター《……》ブチッ


田中「通信切られたよ!もう、メールといいなんなんだよネストは!俺の心はボロボロだよぉ!」

田中「あ、あれが輸送トラックだなぁ!敵もいるぞぉ!」


田中「このぉ!すばしっこい奴めぇ…………あ」


輸送トラック「」ドカーンッ


《サクセン、チュウダン》


田中「んもぉ!誤射しちゃったよぉ。トラックもろ過ぎだよ!俺の肋骨の方が強靭だよぉ!」


田中「はぁ……ついに借金が50000Cオーバーか。そろそろネストに何か言われそうで怖いなぁ…」


ーーーー
ーーーー


「――これが今度の実験体かね?」


田中(……ん?あ、あれぇ……ここ…は?)


「はい、資料では元レイヴンだとか」


「なるほど、例のルートからか」


「負債は相当の額だったそうです
よ」


田中(なんだ……体が…ぼーっと……してうごかない…)


「夢破れたりか……ふっ、だがこの実験で生まれ変わるさ」


「生きていれば、ですが」


「まっそういうことだな、では始めようか」


田中(え――――)


バチンッ

ーーーーーーーー
ーーーー
ーー


田中「………ん……あれ? ここは俺の部屋?」


田中「……俺、何してたんだっけぇ?」


山根「あ、田中さん。帰って来てたんですか?」


田中「山根。帰って来たって、俺どっか行ってたんだっけ?」


山根「何いってるんすかw借金返すって遠征にいっんじゃないですか。ほら、借金も無くなってますし」


田中「本当だ……」


山根「田中さん、呆けたんすか?」


田中「………」


田中「……ん、んもぉ!呆けてないよぉ!ほら、早速依頼を受けにいこうよぉ!」


ーーーー
ーーーー


山根「うぉ、田中さんのブレードから光波が出てる!どうやってんすか?!」


田中「す、凄いだろぉ!」


田中(な、何で出来るんだ?なんか敵も良く見えるし…)


山根「田中さんはかっこよくないすけど、田中さんのブレードはかっこいいっす!」


田中「んもぉ!素直に褒めろよぉ!」

ーーーー
ーーーー

田中「んん、敵かぁ!」


山根「こいつら最初の依頼で叩いた再開発を妨害してた奴らですね」


「来たな!レイヴンだからって調子に乗るなよ!」


山根「そうですよ、田中さん調子に乗っちゃだめですよ」


田中「何で敵に同意してんだよぉ!つーか山根もレイヴンでしょお!俺一人に敵のヘイトが集まってる設定にしないでよ!」ブンブン


山根「す、すいませんww」


田中「んもぉ!さっさと倒してかえるよぉ!MTなんかでACに刃向かう無謀さを教え込んでやるよぉ!」ブンブン


山根「うぉ、田中さんの動きすごいっすね。まるで別人みたいっす」


田中「そ、そう?でへへ」


ーーーー
ーーーー


山根「ふぅ、終わりましたね。あ、メールが来てます」


田中「今回は俺にも来てるよぉ!」


「テロリストの影」from「ザムシティ・ガード」
『先日はご苦労だった。再開発作業も、これで無事再開できる。連中への武器提供者だが、厄介なことに
テロ組織「イミネント・ストーム」が、関わっていた可能性が高い。
本来なら、本格的な調査を行わなければならないのだが、奴らでは相手が悪い。直接の事件でもない限り、関わる訳にはいかん。
理由はまあ、色々とあるがな。
ガードといえども、所詮は企業の歯車にすぎん。自分の首を締めるような真似をしたくはない。残念だが、そういうことだ。ま、これからもよろしく頼む』


「クロームとムラクモ」from「R]
『ザムシティは地下都市開発のごく初期に建設された都市であり、現在では各地の開発が進行しています。
かつて、この地域はクローム社が権力を握っていましたが、近年、ムラクモ社がその地位を逆転し、再開発計画も多くがムラクモ社の主導で行われています。
今回の事件にそのあたりの事情が絡んでいることは、想像に難くありません。それでは、また』

山根「へー、やっぱ複雑ですね」


田中「ほらぁ!やっぱりクロームも怪しい事してるじゃん!やっぱりクロームはクソ野郎だよぉ!」ブンブン


山根「どっちも変わらないような気がしますけどww田中の背比べですよ」


田中「ドングリの背比べでしょぉ!俺ことわざになった覚えはないよ」ブンブン


山根「まあでも、僕たちレイヴンもあまりに調子に乗りすぎない方が良いですね」


田中「んぅ?どういう事?」


山根「ほら、出る田中は打たれるって言うじゃないですか」


田中「んもぉ!それは杭でしょお!だから俺をことわざにするなよぉ!でも、ことわざになれたらちょっと嬉しくて複雑だよ!」


山根「すいませんww」

ーーーー
ーーーー


田中「今日は燃料倉庫の襲撃に行くぞぉ」


山根「ムラクモの依頼ですか?」


田中「うん、クソなクロームと違ってムラクモはちゃんと丁寧な礼状までくれるからね。ほら見てよぉ」


「礼状」from「ムラクモ・ミレニアム」
『ご苦労様でした。速やかに事態を打開していただき、感謝しております。クローム社の横暴ぶりは日々激しくなるばかりです。我々は彼らのような不当な力に屈することなく、戦わなければならないのです。
では、また何かありましたら、よろしくお願いします』


山根「へー、丁寧ですね」


田中「でしょ!これからはクロームよりムラクモだよぉ!」ブンブン


山根「田中さんって詐欺とかに騙されそうですよねw」


田中「なんだよもぉ突然!俺はそんなにちょろい奴じゃないよぉ!」

ーーーー
ーーーー


田中「よーし、さっさと燃料タンクをぶっ壊して帰ろぅ!」


山根「結構ありますね…」


田中「良くみたら上の方にもあるなぁ。ちょっと見てくる」


田中「ん、武器が落ちてるぞ。お、なんかすげー強そう。KARASAWAって書いてあるなぁ。よーし、山根には内緒で俺がもらおう!」


山根「田中さーん」


田中「どきっ!な、なんだよもぉ、何も隠してないぞぉ!」


山根「なんすか突然wwそれより上はどうでした?下は壊し終わりましたよ」


田中「お、じゃあこの上のを爆破して帰ろう。じゃあ飛び降りるから、いいよって言ったらタンクを撃ってね」


山根「いいよ、ですね」


田中「そう、いいよで撃つ――」ドカーン


田中「うぎゃあー!」


田中「山根ぇ!何で撃つんだよぉ!まだ上に俺がいるだろぉ!」ブンブン

山根「だって、今いいよって言ったじゃないすかww」


田中「復唱しただけだろぉ!融通を利かせろよぉ。んもぉ!」


山根「すいませんww武器を拾ったのを見なかった事にするから許してください」


田中「ばれてた!武器拾ったのばれてたよ!んもぉ、許すよぉww」


ーーーー
ーーーー


田中「ちょ、KARASAWAつえぇ!」


ピーピーピーボボボボボ

ピーピーピーボボボボボ

ピーピーピーボボボボボ


山根「うぉ、田中さんヤバすぎっすww」


ーーーー
ーーーー


田中「んもぉ!強過ぎてついにランキング乗っちゃたよぉ!」


山根「凄いっすねwwでも登録名KARASAWAにしたほうが良くないっすか?」


田中「なんでだよぉ!それだと俺がオマケでKARASAWAが本体みたいだろぉ!」


山根「えっ?」


田中「えっ?」


山根「……」


田中「……」


田中「ってなんだよこの間!気まずいだろぉww」


山根「すいませんww」

 KARASAWAを手に入れた強化人間田中は打倒クロームを信条としムラクモの依頼を次々とこなして行く。


ーーーー
ーーーー


田中「んもぉ!やっぱりクロームはとんでもない奴らだったよぉ!あんなキモい生体兵器まで作ったり、毒ガスなんかしかけたりしてさぁ」


山根「いやーあの生体兵器はキモかったすね。僕、あれは人生で二番目にキモいと思いましたよ」


田中「あれで二番目なのかよぉww一番は何なんだよ?」


山根「えっ、それはww」


田中「ちょ、お前こっちみんなしww俺が一番キモいみたいだろぉww」


山根「………」


田中「んもぉ!何で黙るんだよぉ!」


山根「すいませんww」

田中「そういえば何で山根はレイヴンを続けてんだぁ?俺は、まあクロームを倒して平和な未来を掴むためだけどぉ」


山根「田中さん理想高いすねっwwかっこいいっす」


田中「そぉ?でへ、でへへ。山根もランカーになったんだし、なんか理想があるんだろぉ」


山根「僕は女の子にもてるからっすねww」


田中「なぁんだよそれぇ、不純だなぁ」


山根「冗談っすw俺も平和のためっすww」


田中「本当かぁ?」


山根「やっぱり冗談っすww」


田中「ころころ変えんなよぉ!」


山根「実は復讐のためっす」


田中「おおい、今度は物騒だなぁww」


山根「………」


田中「えっ、山根?」


山根「冗談っすww」


田中「なぁんだよ!選りに選って変な所でためるなよぉ」


山根「すいませんww」

ーーーー
ーーーー


田中「よぉし、後はこのクローム残党を片付ければ終わりだぞぉ!」


山根「田中さん、張り切ってますね」


田中「当たり前だろぉ!このために戦ってきたんだからなぁ。さっさと基地内の残党を片付けるよぉ!」


ーーーー
ーーーー


山根「残党だけあってたいした事ありませんね」


田中「んもぉ!拍子抜けだよぉ!」


山根「あ、もう直ぐ出口です」


『レイヴン!助けてくれ!!化け物だ!』


田中「な、なんだぁ!?」


山根「田中さんの事かな?」


田中「んもぉ!俺は化け物じゃないよぉ!」ブンブン


デヴァステイター「ーーーー」ゴゴゴゴ


山根「うぉ、何だあのでかいMT」


田中「クロームの最終兵器かなぁ。んもぉ!往生際の悪い奴らだよぉ」


ピーピーピー

ピーピーピー

ピーピーピーボボボボボ


デヴァステイター「」ボボボボボ


田中「ふぅ、あんまり強くなかったかなぁ」


田中「よぉし、これでクロームは終わりだぁ。ついに平和への一歩を人類は踏み出すんだよぉ!」ブンブン


山根「うぉ、田中さん強過ぎwww」


山根「………」















山根「…もう普通じゃないんですね。出る田中は打たれるんですよ。田中さん」

ーーーー
ーーーー



『ムラクモ社と新興のバージュ社とのシェア争いはさらに激化する傾向にあり、今後の動向が注目されています――』ガシャーンッ




田中「んもぉ!何も変わらないのかよぉ!結局ぅ!」ブンブン


山根「ちょ、鉄パイプでテレビ割らないで下さいよ田中さんww」


田中「だって、これじゃあ何も変わらないじゃないかぁ!また企業間の利潤戦争の繰り返しだよぉ!」ブンブン

山根「仕方ないですって。世の中そんなもんっすよ」


田中「んもぉ!これじゃあ何の為に必死でクロームを潰したのか分からないよぉ………」


山根「………」


ーーーー
ーーーー



『クロームと、ムラクモ。互いに対立し、争いを繰り返した二つの巨大な組織は、その一方の崩壊によって急速に、衰退の道をたどった。そしてそれは真の終わりの始まりでもあった』

ーーーー
ーーーー


田中「はぁ……クローム基地再調査かぁ。最近、山根も見ないし、なんかやる気でないよぉ」


田中「んまぁ、ネストからの依頼だから断れないけどさ。さっさと終わらしてかえるよぉ」


『レイヴン、どうやら何もないようだな。それぐらいで十分だ。戻ってくれ』


田中「はいはい、じゃあ帰りますかぁ」


田中「……んん?!敵の反応?どっから湧いてきたんだぁ?」


シュトルヒ先生他多数MT「ーーーー」ガシャンガシャン


田中「うわぁ!ね、ネストのMTじゃないかぁ!何で俺を攻撃するんだよぉ!」


田中「しかも、めっちゃいる。めっちゃいるし!こ、このぉこのぉ!」


田中「ふ、ふぅ…どういうことなんだよぉ、んもぉ!とにかく早くここからでるよぉ!」


「まだ生きていたんですか。さすがですね。だけど、それも終わりです」
 

田中「だ、誰?え、お、お前は…」


山根「久しぶりですね、田中さん」

田中「山根……ちょ、ちょっとそれどういう意味だよぉ」ブンブン


山根「分からないんですか。田中さんはもうイレギュラーなんです。言ったじゃないですか。出る田中は打たれるって!やり過ぎたんです、田中さんは!」


『敵AC。ランカー《山根》確認』


山根「さぁ、行きますよ!秩序の為に死んでください!田中さん!」バララッバララッバララッバララッ


田中「う、うわぁ!やめてくれよぉ、山根ぇ。お前とは戦いたくないんだよぉ!」


田中「なんでこんな事するんだよぉ!山根は女の子にモテるためにレイヴンにのってるんだろぉ!」


山根「言ったじゃないですか!復讐のためって!イレギュラーをこの世から消し続けるの為に僕はレイヴンになったんですよ!」バララッバララッバララッバララッ


田中「なんだよそれぇ!意味わかんないし!」ブンブン


山根「うるさいっ!イレギュラーに家族を殺された気持ちは田中さんには分かりませんよ!」バララッバララッバララッバララッ


田中「お、俺は殺してないよぉ!」


山根「関係ないんですよ!イレギュラーは皆死ね!」バララッバララッバララッバララッ

田中「んもぉ!どうすれば良いんだよぉ!」


田中(山根、前より凄い強くなってるなぁ。ブレードから光波が出てるし、ブーストがめちゃくちゃ早いよぉ…)


田中「く、くそぉ!この野郎ぉ!」


ピーピーピー

ピーピーピー

ピーピーピー

ピーピーピーボボボボボ


山根「くっ……ここまでですね。流石は田中さん…」ボボボボボ


田中「あ、ああああ…やっちゃった……。や、山根ぇ!早く脱出しろお!」


山根「いいんですよもう……イレギュラーへの復讐の為に生きるのは疲れました…」


田中「な、何言ってんだよぉ!」


山根「イレギュラーを憎み続けても家族は帰ってこない……多分僕は誰かに止めて…いや、殺して欲しくてACに乗っていたんだと思います…」ボボボボボ


田中「や、山根ぇ……」


山根「ありがとう…田中さん……田中さんは少しキモかったすけど….嫌いじゃなかったすよ……いやどちらかと言うと好きな方でした…」ボボボボボ


田中「何言ってんだよぉ……ホモかよぉ…」


山根「ありがとう….…さようなら――」








ーーーードカアアアアン!!










田中「や、山根ぇぇぇえええええ!!」

ーーーー
ーーーー

ーーネスト本部ーー


《と、止まれ!》


ーードカアアアアアァァン!


田中「……….…」ガシャンガシャン


田中「全てクロームもムラクモもネストが手を引いていたんだねぇ。とんだピエロだよぉ僕は」


田中「お前らがイレギュラーなんか作り出したから、山根は死んだんだよぉ」


田中「何が秩序だよぉ……そんなもん俺がぶっ壊してやるよぉ…」


ーードカアアアアアァァン!


ピーピーピーボボボボボ

ピーピーピーボボボボボ

ピーピーピーボボボボボ


『無駄なことはやめろ……』


田中「誰?何を言っても俺はやめないよぉ」

ピーピーピーボボボボボ

『…反抗してももはや無意味だ』 

『お前の運命はもう決まっている』


『ナインボール。確認』


ナインボール「ーーーー」


田中「やっぱりでてきたねぇ。邪魔するならお前も殺すよぉ」


ナインボール「ーーーー」バババババババ


田中「そうかぁ、死にたいんだねぇ。でへへ」


ナインボール「ーーーー」ババババ


田中「うわぁ!は、早いぃ!」

ピーピーピーピーピーピー

ナインボール「ーーーー」ババババ


田中「ぐっ…さ、流石に強いよぉ…」


田中「でも……なんでその強さで……山根を救ってくれなかったんだぁ!!」


ピーピーピーピーピーピ
ピーピーピピーピーピーピーピーピ
ピーピーピーピーピーピーピーピーピー


ナインボール「ーーーー」ボボボボボ

ナインボール「」ドカアアアアン!

田中「ふぅ…やっと倒したよぉ…」


『帰れ…今ならまだ間に合う…』


田中「何がぁ、帰れだよぉ。山根を返してくれたら帰ってやるよぉ」


田中「よし、もう敵は……」


ナインボール「ーーーー」


田中「え……な、なんで?さっき倒した筈じゃ…二体目?!」


ナインボール「ーーーー」バババババ


田中「う、うわぁ!」


ナインボール「ーーーー」バババババ

田中「く、くそぉ……んもぉ!何なんだよぉ!ネストは理不尽過ぎるよぉ!」


ナインボール「ーーーー」バババババ


田中「こうなったら、刺し違えてでもお前は殺してやるからなぁ……山根の形見のブレードでぶっ殺してやるぅぅ」ブンブン


田中「うああああああああ!!」ブンブン


ナインボール「」ドカーンッ


田中「ふ、ふぅ……もういないよのねぇ…」


『……何が望みなのだ、お前は』


田中「お前らをぶっ殺して、山根を殺した秩序をぶっ壊す事だよぉ」ブンブン


『…それ以上近づくな』


田中「やだよぉ。……このでっかい機械がお前かぁ」

田中「じゃあ……死ねぇ!」


ピーピーピーボボボボボ



『これで満足か。秩序を、世界を破壊する。それがお前の望みなのか。
我々は必要だった。だからこそ我々は生まれた。秩序無くして、人は生きてゆけん。たとえそれが偽りであってもだ』ボボボボボ


田中「うるさいなぁ……混沌は人間の本質でしょ。胡散臭い秩序より数百倍ましだよぉ」


『…ならば生き抜くが良い、レイヴン。我らとお前、どちらが果たして正しかったのか。お前にはそれを知る権利と義務がある』


田中「そんな事言われなくても分かってるよぉ。たくっ、機械の癖に最後まで生意気な奴だなぁ…」





『この瞬間、「再生の時代」は終局を迎えた』






田中「ふぅ……山根、仇は討ったよぉ……」



ーー完ーー

最後のブロック上りが出来なくて、カッとなって書いた。寝る

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