カツラ工場

リアップァンマン「ただいま戻りました」ぴゅーん

アートネイヂャームおじさん「おかえりリアップァンマン、おや？どうしたんだいその頭は」

リアップァンマン「パトロールしていたら困ってる人がいたので髪を分けてあげたんです」

アートネイヂャームおじさん「そうかい、それはいいことをしたんだねリアップァンマン、いま新しいカツラを用意してあげようね」

リアップァンマン「ありがとうございます、アートネイヂャームおじさん」

アートネイヂャームおじさん「ふふふーん♪ピアノが～、ふーふーんたーなら～♪」コネコネ

ガタンッ

アッコ「大変やでリアップァンマン！」

リーブ「あんあんっ！」

リアップァンマン「どうしたんですか？アッコさん」

アッコ「町の方でバイキンハゲが暴れてるらしいんや、早うなんとかせな町中パニックやで！」

リーブ「あんあん！」

アートネイヂャームおじさん「大変だ、それは早くなんとかしなければ」

リアップァンマン「ぼくがいってこらしめてきますよ、アートネイヂャームおじさん」

アートネイヂャームおじさん「そ、そうかい？気をつけて行くんだよ」

アッコ「頼むでリアップァンマン！」

リーブ「21」

リアップァンマン「はい！」ぴゅーんっ

「「それーいけー！リアップァンマン！」」

バイキンハゲ「はひふへほー！オレ様より髪が多いなんて生意気なのだ！禿げにしてやるのだ！」

禿げルンルン「ハゲハゲーwwwwww｣ﾜｻﾜｻ

フサコ「いやっやめて！ハゲ菌が、ハゲ菌がうつるからやめて！！」

ハゲオ「こらバイキンハゲ！フサコちゃんをはなせこのハゲー！」

バイキンハゲ「お前もハゲだろうが！このハゲ！｣ﾋﾞｼｯ

禿げ同士の醜い争い
争いは、同じ禿げ同士でしか発生しない！！

ハゲオ「ぎゃっ！」

フサコ「ハゲオくんっ！ハゲオくんって前からだけじゃなくて天辺からもハゲてたのね……ぷふっw」

リアップァンマン「やめるんだバイキンハゲ！」

バイキンハゲ「むっ、でたなお邪魔虫！」

リアップァンマン「いますぐフサコちゃんをはなせ、ハゲだからって人に迷惑かけていいわけじゃないんだぞ！」

フサコ「そうよ！ハゲなんてみてるだけで不愉快なんだから！せめて人目につかないようにひっそり生きてなさいよ！」

バイキンハゲ「うるさいうるさーい！オレ様はハゲじゃなくて剃ってるだけなのだ！」

リアップァンマン「死んだ毛根はもう生き返らないんだ！手遅れなんだ！」

バイキンハゲ「だまれ！オレ様とくせい水鉄砲をくらえ！｣ﾊﾞｼｭｰｯ

リアップァンマン「うわっ！｣ﾋﾞﾁｬｯ

フサコ「たいへん！リアップァンマンの髪が」

リアップァンマン「う、うう……髪が濡れて力が出ないよぉ～」

バイキンハゲ「はっひふっへほー！髪を濡らしてお前のハゲも露呈させてやったのだ！ざまぁみろー！」

リアップァンマン「うぅ……ぼくのスーパーミリオンヘヤーが」ドロッ

ハゲオ「ぼくに髪を分けたばっかりに、リアップァンマンが」

バイキンハゲ「オレ様大勝利なのだ！」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛｯ
アッコ「リアップァンマーン！」

バイキンハゲ「むむっ！あれは」

アッコ「新しい≪リアップX5プラス≫やで、それぁっ！｣ﾎﾟｲｽｯ

リアップァンマン「うっ！｣ﾌﾟｽｯ

バイキンハゲ「げげっ、しまったのだ！」

テッテレッテテーテーテー♪

リアップァンマン「強く、太く、発毛！リーーーーーアップ！！｣ﾌｯｻｧ

フサコ「すごい！リアップァンマンの髪の毛が一瞬でフサフサに！」

ハゲオ「いいなぁ」

※効果には個人差があります

バイキンハゲ「こなくそーっ！」

リアップァンマン「リアーープァーンチッ！」

ボカッ

バイキンハゲ「バイバイキーン！｣ｷﾗﾘﾝｯ

アッコ「よーやったなリアップァンマン、これで町の平和も守られたで！」

アートネイヂャームおじさん「よくやったね、リアップァンマン」

フサコ「ありがとうリアップァンマン！」

ハゲオ「ありがとう！」

リーブ「あんあんっ」

リアップァンマン「へへへ」

ハゲオ「ねえねえリアップァンマン、ぼくにもさっきのリアップ使わせてくれないかなー？」

リアップァンマン「うーん……それはね、ダメなんだよハゲオくん」

ハゲオ「え？どうして？」

リアップァンマン「リアップは成人男性しか使っちゃいけないんだ、だから使うなら大人になってからなんだ」

ハゲオ「そんなぁ～」

「「あははははははは～～！ははははっ！！あーーっはっはっはっは！ひーひひひ、くふっくひひひあーーはっははははっ！！wwwwwwwww」」

フサこ「このハゲw」

ハゲオ「うう…｣ｸﾞｽﾝ

※リアップは医薬品です。用法用量を守って正しくお使いください

終