京太郎「百合だって!?」 ハギヨシ「んっふ♪」 (27)


京太郎「ハギヨシさん、説明してもらいますよ・・・何なんですか百合って」

ハギヨシ「まぁ落ち着いてください京太郎君」

京太郎「落ち着いてなんか居られるかよ!こんなもの見せられた後によ!」バンッ!


コミック百合雀士


ハギヨシ「おや?お気に召しませんでしたか?」

京太郎「ふざけるな!!」

京太郎「最高だったんだよーー!!」

ハギヨシ「んっふ♪」
 

京太郎「もっと!もっと俺に百合の良さを教えてください!」オナシャス!

ハギヨシ「ふむ…手始めにこんなカップリングはいかがでしょうか?」

京太郎「」ゴクリ


姫松高校3年生愛宕洋榎は、同3年生末原恭子のお墨付きである上重漫の事を気にかけていた。

実力はレギュラーになるには心もとなく、本来レギュラーの席に座るはずだった3年生などからはあまりいい印象を持たれていなかった

何故自分なんかをレギュラーに…プレッシャーに押し潰されそうな上重に末原恭子は自分の推薦なのだと明かす事は無かった…

そんな状況を見かねた主将愛宕洋榎は、上重漫の実家でもあるお好み焼きやへと足を運んだ

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洋榎(漫のヤツえらい落ち込んでたみたいやな)

洋榎(恭子も恭子やで…なにが恥ずかしいから漫ちゃんには言わないでください!やねん)

洋榎(そんな勝手な理由で悩んでんのは漫やないか…恭子のアホ)

ガラガラ

洋榎「こんちゃ~!」

漫「しゅ、主将!?どないしたんですか…」

洋榎「ムッ、なんやうちが飯食いにきたらおかしいんか?」

漫「あ、お客さんやったんですね…うちはてっきり…」

漫「今度のレギュラー外されたんかと思って期待したんですけど」ハハッ

洋榎「…そんなん思ってても言うたらあかんで漫ちゃん」

漫「せやかて!皆言うてますやん!!あいつは先輩方に媚を売ってレギュラーを勝ち取ったって…」

洋榎「それはちゃうで漫ちゃん」

洋榎「そんなん気にする必要無いやん。絹なんかうちの妹やから選ばれたって噂になっとったけど全然気にしとらんで」

漫「絹ちゃんは強いですね…正直羨ましいです」

洋榎「漫ちゃんはそうやって逃げてるだけなんちゃうか?」

漫「ッ!!」

洋榎「自分に力が無いから誰かのせいにして」

洋榎「そんなん自分の事嫉んでるやつ等と変わらんのと違うか?」

漫「・・・」

洋榎「大事なのは与えられた事をどれだけこなせるかやないんか?」

洋榎「うちはそんなん漫らしくないと思うで…」

漫「主将…!」

洋榎「いらんことべらべら喋ってもうたな!ほな豚玉もらおか!」

漫「・・・はい!少々お待ちください!」

漫(主将がわざわざ家に来てくれた理由はなんとなくわかってたんです。前、末原先輩に一回言われた事があったんです…)

末原『主将が漫ちゃんのこと心配や~!って騒いでかなわんわ!心配かけんようにビシッとせなあかんで~』

漫(本当はすごく甘えたかったんですけど…主将にはかっこ悪いとこ見せたくなくて意地張って心配かけて)

漫「はい豚玉お待ちどうさんです!」

洋榎「よっしゃ!ほんなら漫も横来て一緒に食べ!うちのおごりや!」

漫「え!?でもまだ手伝いが…」

洋榎「オバチャーン!!漫ちゃん借りるでー!!」

洋榎「さ!食べるでー!」グイ

漫「わわっ!もう主将!」クスッ

漫(出来る事ならこれからも少しだけ・・・ほんの少しだけでいいから・・・)

洋榎「それじゃあ手を合わせて~」

漫 洋榎「いただきまーす!」

漫(あなたの隣にいられますように…)




京太郎「あ…あぁ…」

ハギヨシ「いかがでしたか?京太郎くん」

京太郎「尊い…尊いよハギヨシさん…」

京太郎「この二人はちゃんと結ばれたんですよね!?ハギヨシさん!?」

ハギヨシ「んっふ♪ここからの物語考えるのは京太郎君。あなたですよ…」

京太郎「…え?俺がこの物語の続きを?」

ハギヨシ「私はこの作品にここで終止符を打ちました」

ハギヨシ「この先の展開はあなた達の頭の中でしか作られないのです」

京太郎「で、でも俺ハギヨシさんみたいに上手に出来ないと思うし…」

ハギヨシ「百合を愛するのに必要なのは作者の腕や文字数ではなく」

ハギヨシ「カップリングが女の子かどうかが一番大事なのです!」

京太郎「!!ハ、ハギョーシシャー!!」ブワッ!

ハギヨシ「百合の道はまだまだ険しく私も未だ道半ば…成長なさい!京太郎くん!」

京太郎「は、はい!」

ハギヨシ「では京太郎君には次回までに宿題を出しておきましょう…こちらを」

京太郎「こ、これは!?




京太郎「あ…あぁ…」

ハギヨシ「いかがでしたか?京太郎くん」

京太郎「尊い…尊いよハギヨシさん…」

京太郎「この二人はちゃんと結ばれたんですよね!?ハギヨシさん!?」

ハギヨシ「んっふ♪ここからの物語考えるのは京太郎君。あなたですよ…」

京太郎「…え?俺がこの物語の続きを?」

ハギヨシ「私はこの作品にここで終止符を打ちました」

ハギヨシ「この先の展開はあなた達の頭の中でしか作られないのです」

京太郎「で、でも俺ハギヨシさんみたいに上手に出来ないと思うし…」

ハギヨシ「百合を愛するのに必要なのは作者の腕や文字数ではなく」

ハギヨシ「カップリングが女の子かどうかが一番大事なのです!」

京太郎「!!ハ、ハギョーシシャー!!」ブワッ!

ハギヨシ「百合の道はまだまだ険しく私も未だ道半ば…成長なさい!京太郎くん!」

京太郎「は、はい!」

ハギヨシ「では京太郎君には次回までに宿題を出しておきましょう…こちらを」

京太郎「こ、これは!?





数日後

ハギヨシ「お待ちしておりました、京太郎君」

京太郎「ハギヨシさん…言われた通り書き上げてきましたよ!」バンッ


京太郎「 【咲×智美】 をね!」


ハギヨシ(ふむ、長野の高校で会話などの絡みが無いマイナーカップリングは王道カプに肥えた京太郎君に何か刺激を与える事になればいいと考えてましたが)


ハギヨシ(あの指…そうとう打ってる…)注 キーボードです

ハギヨシ「では早速見せていただきましょうか…」ペラッ




四校合同合宿中に土手で本を読み気持ちを落ち着かせる宮永咲

そこにジョギング中の蒲原智美が通りかかり他愛の無い話をする

部長という立場も有り人の感情の起伏には人一倍敏感な蒲原が

宮永咲の異変に気付き、彼女の独特な雰囲気に次第に咲も心を開いていく…

智美「清澄の宮永じゃないかー。こんな所で読書とはガリ勉さんだなー」ワハハ

咲「あ…鶴賀の蒲原さん、なんだか全国に行けると思ったら落ち着かなくて…」

咲「いつもどおりにしようと思ったら私、普段本しか読まなくてそれで…」

智美「緊張するのは仕方が無い事さ。私なんか県予選が始まってからずっと緊張しっぱなしだったさー」ワハハ

咲「え!?蒲原さんでも緊張することがあるんですか?」

智美「心外だなー私だって人間なんだ、緊張もすれば悩みだってあるぞー」ワハハ

咲「す、すみません…そういう意味じゃなくて!いつも落ち着いてるから緊張してる所とか想像できなくて!」アセ

智美「冗談だよー。そういう宮永は絶賛お悩み中みたいだけどなー」ワハハ

咲「えっ!?」

智美「部長なんて役職についてしまうとなーそういう些細な変化も見えてきてしまうんだ。お節介だったら悪いなー」ワハハ

咲「いえ、お節介だなんて…でも悩んでるのは事実なんです…」

智美「これも何かの縁だ。私で良ければ聞くぞー?」ワハハ

咲「…宮永照」

智美「うん全国チャンピオンだなー。麻雀を打ってて知らない人はいないだろうな」ワハハ

咲「…お姉ちゃんなんです。私の」

智美「宮永…あー」

咲「まだ私が小学生だったころにお姉ちゃんとお母さんは家を出て…それから東京に会いに行った事もあったんですけど…」

咲「お姉ちゃん…一言も口を利いてくれなかった」

咲「だから昔家族皆で打った麻雀でなら、話す事が出来るんじゃないかって思って…」

智美「わざわざ全国に向けて麻雀をまた始めたって事かー」ワハハ

咲「はい…」

智美「ずっと気になってたんだ。あんなに麻雀が強いのにインターミドルでも名前は聞かなかった」

智美「チャンピオンの妹さんなら納得だなー」ワハハ

咲「私…怖くって…もしまたお姉ちゃんが口を利いてくれなかったらと思うと…」

咲「お姉ちゃんはすぐ目の前に居るのに…私だけ遠くにいるみたいなあの感覚が…」ジワッ

智美「泣けばいいじゃないか」

咲「え…?」

智美「私は君のお姉ちゃんでもなければ特別親しい間柄でも無いんだ」

智美「あいにく全国出場っていう重荷も無くなってしまったからな」

智美「人1人受け止めるくらいのスペースは空いてるよ」ワハハ

咲「蒲原…さん」グスッ

智美(それから宮永は今まで張り詰めていた何かが切れたように私にすがりつき泣いていた)

智美(強がって一人で立とうとしてるけど、まだまだ子供なんだこの子は)

智美(この子には姉の存在が必要なんだな…)

咲「すみません蒲原さん…すっかり甘えちゃって///」

智美「良いんだぞーたまには甘えておかないとお姉ちゃんに会ったときに甘え方を忘れてたら困っちゃうからな」ワハハ

咲「あはは、蒲原さんがお姉ちゃんだったら良かったのにな。なーんて」クスッ

智美「そんなこと言ったらお姉ちゃんに怒られちゃうぞー、そうだなー咲は妹って言うかお嫁さんに欲しいなーなんてな」ワハハ

咲「わかりました、考えておきますね智美さん!」

智美「ワ、ワハ!?そ、それはどういう!」アセ

咲「自分で考えてください!それじゃあまた後で、智美さん!」

智美「ま、待ってくれ宮永!さ、咲ーーーー!!」



ゆみ「これは中々…」

もも「蒲原部長もやるっすね…」

睦月「う、うむ…」

佳織「さ、智美ちゃーん!」


智美「ワハ!?み、見るなーーーー

京太郎「…いかがでしょうかハギヨシさん。僕が持てるものは全てぶつけたつもり…ハッ!?」

ハギヨシ「くっ…」ツー

京太郎「な…みだ…?」

ハギヨシ「素晴らしかったですよ京太郎君。君の心に確かに百合魂を感じました!」

京太郎「じゃ、じゃあ!」

ハギヨシ「はい、百合妄想男子検定。免許皆伝です」

京太郎「や、やった!なれたんだ!百合を語るものに、俺もなれたんだ!!」ジョバー

ハギヨシ「ふふっ…私も嬉しいですよ。それでは最後にあなたに贈るカップリングを一つ…」

京太郎「は、はい!先生!」

麻雀を始めて数ヶ月、自分は人より運が強く練習をしたことより自力の強さで牌を引いてきてしまう。

初めはこれでいいんだと思ってた、ただ全国への道が閉ざされてしまった時「これではいけないんだ」そう思った


麻雀を始めたのは小学生の頃からで、ひたすら理詰めで物事を考えてきた。

自分の麻雀は正しい、よくわからないオカルトじみた物にそれを否定されるのが嫌だった

そんな少女達が麻雀を通して分かり合う軌跡を描いた物語


佳織「むむむむ…ここはこれを切れば良いのかな?」

和「いいえ、それを残しておけば良形の満貫手も見えてきます」

和「なのでこちらの牌を切るのがベストかと」

佳織「そうなんだー!やっぱり原村さんは教え方が上手だね!」

和「そんなことありません。まだまだ初歩の段階ですからこんな所で躓いてもらっては困ります」

佳織「うぅ…そうだよね…ごめんね他校の和ちゃんにこんな事頼んで…」

和「いいえ、真面目に麻雀に取り組む姿勢に共感を覚えたのでお手伝いさせていただいてるんですから」

和「そこまで気にする事はありませんよ。少し休憩にしましょうか、適度に休憩を挟まなければ覚えられる物も覚えられません」

佳織「うん、あ!私お菓子作ってきたんだよ!一緒に食べよ?」

和「では私はお茶を淹れてきますね、少し待っててください」

和「妹尾さんに一つ聞いてもいいですか?」

佳織「ん?なぁに?和ちゃん」

和「妹尾さんは…その、普通の人に比べて少し…ほんの少しだけ役満を上がることが多いようですが…」

和「なぜ今更になって本格的に麻雀を勉強しようと思ったんですか?」

佳織「う~ん…私も最初は何がなんだかわからない内に上がれてて、加治木先輩にもそのままで良いって言われたんだけど…」

佳織「なんだかそれって自分の力じゃなくて、誰かに上がらせて貰ってるんじゃないかな?って思ったの」

佳織「だからこのままじゃ駄目だ!私自身の力で皆を助けてあげたい!そう思ったんだ」

和「そうだったんですか…」

佳織「和ちゃんの麻雀は教科書みたいで憧れてたんだ。私もあんな風に麻雀を打ちたいって思った」

佳織「だから和ちゃんがこの話を引き受けてくれたとき私ほんとに嬉しかったの」

和「妹尾さん…」

和「私は妹尾さんとは真逆の考えでした…」

佳織「え?」

和「昔の事なんですが、私は中学生まで奈良に住んでいました」

和「そこで私は始めて麻雀の打ち方に偏りのある人と対局したんです」

和「その人はドラが他の人より集まりやすくて、実際私の手配や河でドラを見ることが無かったんです」

和「その方と何度も対局する度、少し羨ましいと思うようになっていました…」

佳織「え?和ちゃんが?」

和「はい…自分はセオリー通りに打つことを考え、それまで打ってきました」

和「ただその人の前ではそんなセオリーが通じなかった。その時思ってしまったんです…」

和「羨ましい、自分にもそんな力が有れば…なんて。でもそれを払拭するようにそれからは今まで以上に理詰めで麻雀を打ってきました」

和「だから少し嬉しかったんです、そんなセオリー外の所にいるあなたに麻雀を教えて欲しいって言われて…」

和「私はこの打ち方をしてきて良かったんだ。人に羨ましがれる麻雀をしてこれたんだって…」

和「ありがとうございます妹尾さん、あなたのおかげで少し救われました…」

佳織「違うよ…」

和「え?妹尾さん?」

佳織「私そんな事言われる程立派じゃないの…」

佳織「私、ほんとは和ちゃんともっと仲良くなりたかったんだ…麻雀が強くて、綺麗でかっこよくて」

佳織「だから加治木先輩や智美ちゃんじゃ無くて和ちゃんにお願いしたの…」

和「・・・」

佳織「あわよくば和ちゃんと仲良くなってずっと一緒に居られればって考えてた…でも…」

佳織「でも和ちゃんには宮永さんが居る!だから少しだけでも私が和ちゃんを独占できる時間が欲しかったの!」

和「妹尾さん?」

佳織「いいの和ちゃん…ごめんねこんな話聞かせちゃって…もう付き纏うのもやめにするね」

佳織「でも私が麻雀を本気で練習してたのは本当だから…それじゃあね…原村さん」

和「妹尾さん!!」

佳織「・・・」

和「どうしてそこで咲さんの名前が出てくるんですか?」キョトン

佳織「へ?だ、だって和ちゃんと宮永さんは付き合ってるんじゃ…」

和「咲さんは大事な友人です。付き合うとかそんなオカルトありえません」キリッ!

佳織「じゃ、じゃあ…」

和「私自身今現在お付き合いしている方や好意を寄せている方は居ません。まだ妹尾さんにも付け入る隙は有るんじゃないですか?///」

和「なので、これからも麻雀の特訓に付き合います、途中で投げ出すなんて絶対に駄目です。それに…」

佳織「それに…?」

和「そ、そうなったら…少し寂しいじゃないですか…///」ゴニョゴニョ

佳織「の、和ちゃ~ん!」ギュッ!

和「きゅ、急に抱きつかないでください!危ないじゃないですか!///」

佳織「私!麻雀も和ちゃんもどっちも頑張るよーーー!!」

和「も、もー!練習始めますよ!」

佳織「うん!よろしくね!和ちゃん!」

和「///」




ハギヨシ「ふぅ・・・如何でしたか京太郎君?」

京太郎「そうですね、一見ツンツンして人からのお願いを聞いてくれないように見える和と、どこか放って置けない妹尾さんの王道と言えば王道のカップリングでしたね」

京太郎「その中でも目を引いたのは妹尾さんから積極的に和に恋心を告げるという健気なシーンが印象に残りました」

京太郎「また、和のカップリング相手が咲以外だったのも僕の中では新鮮に感じました。以上です」

ハギヨシ(あぁ京太郎君…君は一体どこまで進化を続けるつもりですか?このまま君は神にでもなるつもりなのか・・・)

ハギヨシ「さぁお行きなさい京太郎君、TU・BA・SAの生えた君はもう自由なのだから!」ビシッ!

京太郎「ハギヨシさん…お世話になりました!!」ダッ!

ハギヨシ(京太郎君…君は今に知るでしょう…百合を愛したものの業を…)

純「お?なんだ帰るのか京太郎」

透華「純お客様に失礼でしてよ!」

京太郎「ん?」

純『透華…あんなヤツの事ほっといて、俺達は楽しいことしようぜ…」

透華『じゅ、純…そんなはしたないこと私出来ませんわ…』

純「ん?どうしたんだ京太郎?」

京太郎「し、失礼いたしましたー!」ドヒューン!

純「なんだったんだ」

透華「さぁ」

京太郎「はぁ…はぁ…一体なんだったんだ今のは…まさか俺の…ハッ!?」

通行人A『ねぇ…いいでしょ?』

通行人B『だ、駄目よこんな所で…嫌じゃないけど///」

京太郎「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ

京太郎(どうしちまったんだ一体…俺の体に何が起こってやがんだ!)

咲「あれ?京ちゃんどうしたのそんなに急いで」

京太郎「さ、咲!助かった!なぁ咲!お前にはあの光景どう見える!?」

団地妻A『奥さん…今は旦那の事なんか忘れて…ね?///』

団地妻B『もう…すぐそうやって///』

咲「?普通に世間話してるだけだけど?」

京太郎「あ…あぁ…」ガックシ

咲「どうしたの?体調悪いんだったら早く家に帰って休んだほうがいいよ?」

京太郎「そうか・・・そういうことかよ・・・」

ハギヨシ(そうです京太郎君…百合を愛するばかりに、君はこの世の女性同士の会話が全てイチャラブに見えてしまう呪いを背負ったのです…)

ハギヨシ(私も君にそれほどの才能が有るとは思わなかった…許してください…

京太郎(そうか…そうかよ…なら背負ってやる!この美しくも儚い、百合の世界をな!)

咲「京ちゃん…?ほんとに大丈夫?」

京太郎「あぁ…すっかり目が覚めたぜ…俺はこんな小さな街で納まる器じゃねぇ!」

咲「え?」

京太郎「咲、少しばかり留守にする。後のことは頼んだぜ!」ダッシュ!

咲「あ!京ちゃん!…もう、なんなの一体」


数ヵ月後、久しぶりに姿を見せた京ちゃんはアコシズやトキリュウカなどの良くわからない単語を喋っていました。

もう京ちゃんのような人が増えないことを私は切に祈ってます…

京太郎「次は…東北を攻める!」


カン!

読んで下さった方ありがとうございました

このままダラダラ引き延ばしてしまおうかと思ったのですが、鮮度が落ちては元も子もないと思いここで終わりとさせていただきます

自分自身マイナーカプが好きなのでもっと増えないかな?とこのSSを書かせていただきました

次回のSSの構想も出来てるのでまたどこかで見かけたらよろしくお願いします

長文蛇足失礼しました。ではでは

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