美琴「黒いノート...?」 (71)
美琴「いきなり空から降ってきたけど...DEATH NOTE....直訳で死のノート。」
美琴「趣味の悪いノートね....誰が落としたのかしら?取り敢えず持ち帰りましょ。」
帰寮後
美琴「ただいまー!黒子は...風紀委員の仕事だったっけ。じゃあゆっくりこのノートを見れるわね。」
美琴「もし見つかったら...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黒子『お姉様!なんですの?このノートは。落とし物?風紀委員として私が預かりますの!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
美琴「...ということになりそうだし。何か書いてあるわね....」
美琴「英語...このノートの使い方、【このノートに名前を書かれた人間は死ぬ】....!?」
美琴「馬鹿馬鹿しい...科学の街たる学園都市でこんな非科学的なものが落ちてるなんて...」
美琴「...もう少し読んでみましょう。」
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美琴「.........と、大体理解できたわ、」
【ノートに名前を書かれた人間は死ぬ】
【名前を書く場合、その人物の顔が分からなければ効果はない。】
【前項により同姓同名の別人は死なない】
【名前は本名でなければ効果がない。通称やペンネーム等は不可】
【名前を書き込んでから40秒以内に死因を書けばその通りになる】
【死因を書き込むと更に6分40秒、死の詳細を書き込む時間が与えられる】
【死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。】
美琴「....誰かがいたずらで作ったのかしら?...さすがに使いはしないけど。」
美琴「少し外に出よっかな。」
美琴「アイツに会えたら今度こそ勝負を...」
美琴「...? 何だか騒がしいわね。」
佐天「あ、御坂さーん!!」
美琴「佐天さん!偶然ね。初春さんたちは?」
佐天「それが...初春は、というか白井さんもそうなんですけど...今大変なんですよ。」
美琴「大変って...具体的に何が?」
佐天「銀行強盗ですよ、犯人は人質をとって立て篭り....ほら、そこの電光掲示板にも出てますよ」
ニュース『◯×銀行に立て籠もった丘原燎多他3名は未だに人質を取り...』
佐天「うわぁ〜、顔も出てますよ。確かに悪人面ですねー」
美琴「そうね...それで黒子たちは駆り出されてるの?」
佐天「そうです、犯人が能力者で銃も所持しているので手が出せないそうです...」
美琴「大変ね...黒子も無理しなければいいけど。」
佐天「あ、そろそろ完全下校時刻ですね。さようなら御坂さん。」
美琴「ええ、さようなら、佐天さん」
帰寮後
美琴「学園都市も物騒ねー...結局アイツにも会えなかったし...ってあたしは何でアイツのことを///!!!違う!別にそんなんじゃない////////!!!!」ジタバタ
美琴「....そうだ。」ピコ-ン
美琴「使ってみるか...デスノート」
美琴「どうせ死んでも犯罪者、死んでもいいし。死ななければそれが普通だし。」
美琴「【丘原燎多】他3名の名前...と」カキカキ
美琴「...馬鹿馬鹿しい。ノートに名前を書くだけで人が死ぬなんて...。さて、ニュースでもみよっかな。」パチッ
ニュース『ここで緊急ニュースです。先ほど報道された◯×銀行立て篭り事件ですが、犯人グループが突然倒れ、その後死亡が確認されたとのことです。死因は心臓麻痺と思われ、警察は...』パチッ
美琴「.......え、嘘でしょ!?」
美琴(何で!?確かにそう書いてあったけどどうやって...!?何の能力....!?)グルグル
美琴(いや、こんな能力あるはずない。どうやって...何で!?)グルグル
美琴「嘘...でしょ...?」パタリ
美琴(私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が殺した私が)
美琴「ハァッ...ハァッ....」ハァ...ハァ...
美琴「...これは本物。仕組みはわからないけれど、書かれた人間は死ぬ。」
美琴「...どうしよう。取り敢えず隠さないと...熊の縫いぐるみの中でいいか...」
では
月 L 等の主要人物以外は出さないことにします。
その日の夜
ガチャ
黒子「ただいま帰りましたのー」バタン
美琴「あ、ああ。黒子...おかえり...お疲れ様。」
黒子「本当に疲れましたの...何しろ犯人グループが突然苦しみだして倒れたと思ったら、死んでいたのですから...」
美琴「そう...大変だったわね。...膝枕してあげよっか?」
黒子「! ではお言葉に甘えて...!」ジュルリ
美琴「変なことしたら電撃だからね。」
黒子「分かってますの...」クンカクンカ
黒子(今日のお姉さま...優しいですの!まさか日頃の黒子の苦労を知って?)ハスハス
美琴「ねえ、その...犯人たちの死因は?」
黒子「詳しいことは分かっておりませんが恐らく【心臓麻痺】と思われますの。犯人たちは皆、左胸を抑えてましたから。」ペロペロ
美琴「...........そう。」ナデナデ
美琴「黒子、明日...電撃だからね。」ビリビリ
黒子「」
翌日 放課後
美琴「さて...どうしようかな...」
美琴「もう使っちゃったし、自分のために使う?」
ニュース『学園都市内の犯罪件数が、過去最高となり....』
美琴「...そうよ。これで犯罪者を消していけばいいんだわ。」
美琴「学園都市内外共に法律では裁けない犯罪者で溢れてる...これがあれば!」
一時間後ーーーー
美琴「.....」カキカキ
二時間後ーーーー
美琴「......」カキカキカキカキカキ
三時間後ーーーー
美琴「.......」カキカキカカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキカキ
美琴「...あー、疲れた。こんなもんでいいかしら?さて、ニュースでも見てみよっかな」
ニュース『臨時ニュースです。世界中で犯罪者が大量に心臓麻痺で死亡したという.......』
美琴「よし、こんなもんでいいかn....」クルリ
リューク「....おお、ようやく気がついたか。さっきからいたけどよぉ、声掛け辛くてな。」
美琴「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?!?」ガタタタタッ
リューク「おいおい、気持ちはわかるがそこまで驚くこともないだろ。俺はそのデスノートの落とし主、死神のリュークだ。」
美琴「落とし主...死神....?」
リューク「そうだ、どうやら気に入ってるようだな。400人以上書き込んでるじゃねえか。」
美琴「そう、アンタがこれの落とし主って訳ね、それで?勝手に拾った私を殺しに来たの?」
リューク「いいや、俺はお前に何もしない。使いたきゃいくらでも使うがいい。いらねえなら所有権を放棄してもいい。」
リューク「だがこれだけは覚えておけ。デスノートを使った人間が死後、天国や地獄に行けると思うな。」
美琴「別に死後なんてどうでもいいわよ。これはありがたく使わせてもらうわ....」
黒子「オネエサマ-!!タダイマデスノ-!」
美琴「やばっ...ちょっとアンタ...リューク!隠れて!!」
リューク「安心しろ。デスノートに触れた人間にしか俺は見えない。逆に言えば、欠片にでも触れられれば危ないがな」
美琴「そう?...ならいいけど。」
黒子「お姉さま〜〜〜っ!!!」ガバッ
美琴「やめろっ!!」ビリビリ
美琴(本当に見えてないのね。ならいいか。デスノートは取り敢えず引き出しにしまったけど..黒子にばれたらまずいわね)
美琴「黒子、シャワー浴びてきたら?少し汗臭いわよ。私はさっき浴びたから。」
黒子「お、お姉さま...黒子を気遣って...お言葉に甘えますの。」
黒子(お姉さまの残り香を堪能しますの)グヘヘヘ
美琴(とか考えてるんでしょうね。この隙に...熊のぬいぐるみに隠す!!)
美琴(デスノートの1ページだけは切り取っておこう)
展開は早めに進めたいと思ったので、巻きで行きました
>>1です
それはググって下さい。
その頃、イギリスではーーーー
ステイル「なあ神裂、今起こっている犯罪者の連続不審死...学園都市でも起こっているそうだぞ。」
神裂「知っています。今のところ犯罪者だけに標的を絞っているようですが、いつあの子が狙われるか...」
ステイル「それにしてもどうやって殺しているんだ...?魔術か学園都市の超能力か...」
神裂「いずれにせよ、禁書目録に聞けば分かることです。さあ、学園都市に行きましょう。」
同時刻 東京
モブ警察官「大変です!またも指名手配中だった男が心臓麻痺で死亡が確認されました...」
総一郎「世界中で同じようなことが起こっているそうだ。何かのテロか...?」
松田「怖いっすねー。まるでカミサマの裁きみたいだ。」
模木「松田!そんな不謹慎なことを言うな!」
松田「スイマセーン...でもこれって解決のしようがないじゃないですか。超能力じゃああるまいし。」
総一郎「超能力...そういえば学園都市でも同じことが起こっているそうだが。」
松田「いっそあの【L】に頼んじゃったほうがいいじゃなんすかー?」
総一郎「あのLにか...それもそうだな。コンタクトを取ってみよう。」
松田「ところでーーーーーーーーーー
なんで俺らって今の時点で一緒にいるんすかね?」
総一郎「>>1が原作を読んでないからだ察しろ」
下手にメタやんない方がいいですかね?
原作を読まずに、wikiとドラマを参考にしてるので、原作とは違うところもありますが...
そして数日後
総一郎「世間ではキラと呼ばれている連続殺人犯を捕まえるためにLにコンタクトを取ったが、動きがないな...」
松田「あ、連絡し忘れてましたけど、今日動くそうですよ。何でもキラの居場所を絞るって。」
総一郎「一体どんな手を使うというんだ?」
相沢「さあ...そこまでは。」
その日の夜
美琴「ハァ...アイツを追いかけてたらこんな時間に...あれ?あそこにいるのって...」
佐天「〜〜〜♪」スタスタ
美琴「おーい!さてn....」
ブロロロロ....
シブタク「よう!お嬢ちゃん!俺らといいことしない?あ、俺は渋井丸拓男。略してシブタクって呼んでよ!」ニカッ!
佐天「え、あの...私今帰りなんで...」オドオド
モブA「まあまあ、そう言わずにさぁ...帰りは送ってやるから。もっとも、いつ帰れるかはわからないけどww」ギャハハハ
佐天「い、いやぁっ!!」バッ
シブタク「おいおい、こっちはバイクだっての。」ブロロロロ
美琴(佐天さん!? 待ってて、今助けr....)ビリビリ
美琴(待てよ...今まで死因は書いてこなかったけど、これで死因を書いたらどうなるんだろ)カキカキ
美琴(少し書きにくいわね...)
【渋井丸卓男 交通事故】
【渋伊丸拓夫 交通事故】
【渋井丸拓男 交通事故】
美琴(どれか当たれ!!!!)
佐天「いやぁっ....」タッタッタッタッ
シブタク「ったくすぐに追いつけるっつーの...」
モブ1「タクさん!!横!!横ォ!!!!」
シブタク「え?」クルリ
トラック「」プップ-!!!
ドグシャアアアアアア!!!!!!
佐天「!!何が起きたの....!?」グルリ
シブタクだったもの「」
佐天「え....?.......イ...イヤァァァァァァァァァァ!!!!!」バタッ
モブA「拓男ォォォォォォォ!!!!」
美琴(やっぱり...使える!!じゃあ、死の時間も好きにし放題って訳ね....あ、そうだ。)
美琴「佐天さん!しっかりして!」ユサユサ
今日はここまでとしたいと思います。
次回、レイペンバー的立ち位置の...誰でしょうね?
ご期待ください
結局あの後、佐天さんは意識を取り戻すことなく...
美琴「死んではいないけど、恐らく死体を見たショックで気絶したんでしょうね。まあ、当然だけど。」
リューク「おいおい、それをお前が言うか?」ケラケラ
美琴「それもそうね。」フフッ
リューク「なあ、そろそろ【カンゼンゲコウジコク】って奴じゃねえのか?帰らなくていいのか?」
美琴「ヤバっ!忘れてた!!」
リューク(人殺したってのに自分の門限の心配って....人間ってやっぱ面白ッ!!)ククッ
帰寮後
美琴「さーてと...黒子も風紀委員の仕事でいない事だし、ゲコ太の大冒険でも見よっかな。あと30分ぐらいあるけど。」
リューク「アニメって奴か。あれはなかなか面白いよなぁ。やっぱ死神界より人間界の方が面白いな!」
美琴「リュークが楽しめそうな作品じゃないと思うけどね...ん?ICPOからの緊急ニュース?」
ニュース『ええー、ここでICPOからの世界同時生中継です。通訳者は一一一さんです。」
美琴(キラの何かでも分かったっての?)
テイラー『私はリンド・L・テイラー。通称Lです。現在世間を騒がせている、キラを私は必ず捕まえます。』
テイラー『キラ!お前が何を考えているのかは分からないが、お前のしている事は正義でも何でもない。ただの殺人。お前はただの人殺しだ。救世主でも何でもない。』
テイラー『キラ!お前は悪。そして私が正義だ!!世の中は正義が必ず勝つように出来ているんだ! キラ、私はお前を必ず死刑台に送ってみせる!!!!』
リューク「おいおいミコト、言われてるぜ。言われっぱなしでいいのか?お前の力を見せてやれよ!ああ、こいつの名前は本物だぜ?」
美琴「ああ、そういえば死神の目なんてのもあったわね。今は必要ないわ。」
美琴「確かにムカつくけど、Lといえば世界三大探偵の一角。顔も名前も明かさないってのはもう調べがついてる。」
リューク「へぇ、すげえじゃん。どうやって?」
美琴「ああ、説明してなかったわね。ここ学園都市の超能力は知ってるでしょ?」
リューク「ああ、あれはすげえよなぁ!やっぱ人間界って面白えよな!」
美琴「私はその能力者の系統の一つ、電気系能力者の最高峰。超電磁砲って呼ばれてるの。」
リューク「電気?ああ、あのビリビリ!!ってくる奴か。」
美琴「電子データなら何でも干渉出来るから、少し調べたのよ。敵になるかもしれないからね。」
リューク「ヒュゥ〜〜!!流石ミコトだなぁ!」
美琴「...んでリューク。ここで一つ質問。普段顔も名前も明かさない奴がこんな全世界に向けて堂々と顔と名前を出すと思う?」
リューク「あー...確かに出さねえな。けどこいつの名前は本物だぜ?」
美琴「そ、だからこいつはニセモノ。多分全世界放送ってのも嘘でしょ。実際は学園都市...いや、関東圏にしか放送されてないんじゃない?それで時間差で広げていく...と。」
リューク「よっ!名探偵ミコトの名推理!!」ヒュゥ-
美琴「恐らく本物はこいつじゃなくて、こいつの通訳をしてるこの声じゃない?私が殺そうものなら、すぐさま真実を明かして動揺させるためにね。」
美琴「だけど替え玉に使うって事は恐らく一週間以内あたりに死刑が執行される死刑囚じゃない?犯罪者だから明日にでも殺すけど。」
リューク「ふーん...でもいいのか?これ、あと一時間は続くぞ?」
美琴「あ。」
リューク「俺もゲコタってのに興味があるからなぁ〜。見れなくなるのはつまんねえな。」
美琴「しばらくしたら殺すか。」
リューク(アニメのためにこいつ殺されるってかわいそ過ぎだろ...)
L「死なないですね。キラは関東にはいないのでしょうか...」
L「ワタリ。放送を東北、中部に拡大して。k
ワタリ「了解です。」
美琴「...私にも見たいアニメがあるから...ごめんねー」カキカキ
【Lind.L.Tailor】
リューク(最初の頃のが嘘みてえだな。全く躊躇いがない)
テイラー『うっ...ぐっ...うがああああああああああああああ!!』バタリ
テイラー『がっ...あ....』カクン
美琴「...さあ、私の推理が正しければ、ここでLが...」
L『驚いた...お前は直接手を下さずに人を殺せるのか?』
美琴「思い通り。」
リューク「お前の能力って未来予知か何かか?」
美琴「電気よ...」
L「実はこの放送は最初に関東地区。次に東北、中部地方という順番に放送していた』
L「そして中部地方に流してからしばらくしてリンドLテイラーが死んだ...つまり。」
L「お前は中部地方にいるんだろう?』
美琴「〜〜〜〜〜〜〜wwww!!!」ププププ
リューク「ククッ...バカ丸出しじゃねえかwこいつw」
L『いいや...それとも、学園都市かな?』
美琴「!?」
リューク「!」
L『学園都市の超能力...噂には聞いていたがまさか超能力で人を殺しているのか?だとしても私は必ずお前を捕まえてみせる。』
美琴「...超能力ってのは外れてるけど、学園都市ってのは合ってるわね...」
リューク「バカなのか天才なのかわかんねえなこいつ。」
美琴「バカと天才は紙一重って奴でしょ。とりあえず警戒はしておくに限るわ。」
リューク(やっぱ人間って面白!)
もうHTML化依頼してこいよこんなクソスレ
L「放送の通りキラは学園都市にいると断言していいでしょう。念のために関東地方のこの二人をFBIに捜査させますが。」
総一郎「これは...月!? 月がキラだとでもいうのか?」
L「あくまで可能性の話です。但し学園都市に長期間行くのに怪しまれないよう、学園都市に居てもおかしくない...要は学生を調査に使いたいと思います。」
松田「いや、さすがに学生を使うってのは...」
L「心配いりません。すでにこちらで用意しておきました。というより向こう側から依頼が来たのですが。」つ写真
総一郎「ふむ...この青年に捜査させるというのか?」
L「学園都市内の捜査はこの青年の他10名にさせます。関東地方の二人はFBIに頼みます。」
松田「へぇ...ほとんどメキシコ系の人達ですね。」
L「人種はこの際どうでもいいでしょう。キラは人種は関係なく殺すのですから。」
松田「...さいですか」
数日後
美琴「...?リューク、私誰かにつけられてるようなきがするんだけど。」ヒソヒソ
リューク「やっと気づいたか。あの男だ」ユビサシ
美琴「海原さん? 海原さんが何で私を...」
リューク「海原ぁ?」
美琴「ああ、あれは海原光貴。私が通う常盤台の理事長の孫よ。」
リューク「ふーん....」
美琴「...」
美琴(リュークのこの反応...まさか偽名?いや、あれは確かに海原さんだけど...変装か?)
美琴「今日はちょっと、面倒なことになりそうね。」
美琴(ただ単純に海原光貴と書けば本物が死ぬ。そうすれば必然的にLは私を疑う。)
美琴(なかなか面白いことしてくれるじゃない。L)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
L「本当にあなたたちに任せてよろしいのですね?命を賭ける気はありますか?」
エツァリ「もちろんです。上からの命令ですから。....ところでL
魔術の存在を信じますか?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
L「魔術...か。そんなものがあれば今までの捜査も無意味...いや、それ以前に立証のしようがあるのか...?」
ワタリ「L、頼まれた東京ばな奈をお持ちしました。」
L「ワタリ...一つお願いがあります。」
ワタリ「何でしょうか?」
L「学園都市への編入手続きをお願いできますか?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
美琴「えーと...ここ一週間で学園都市に入ってきた人間は...くそ!多すぎる!!これじゃ特定できない。」
リューク「困ってるみたいだなミコト。そんなお前にぴったりなのが死神の目だ。」
美琴「通販番組みたいなこと言わないでよ...何?死神の目って。」
リューク「要は顔を見れば名前と寿命が分かる、俺たち死神と同じ目だ。もっとも、自分とデスノートの所有者の寿命は見えねえがなぁ。」
美琴「へぇ、中々便利そうだけど...」
リューク「代償として残り寿命の半分を頂くがな。まあ、よく考えろ。取引はいつでも出来るし一瞬で終わる。ついでに視力も上がるぞ。」
美琴(中々いいけど代償が大きすぎるわね...協力者を作るか?)
美琴「今のところは必要ないわ。それにもう特定出来たし。」
リューク「マジかよ...」
美琴「ええ、少なくとも一人は。」
美琴(さあて...【エツァリ】さん。どうしたものかしらねえ)
その頃 夜神月はーーーーーー
月「何者なんですか?あなたは。僕に何の用があるのですか?」トリオサエ
レイ「ぐっ...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月「なるほど、あなたはLの命令で僕を尾行していたわけですか。つまり僕がキラだと?」
レイ「少なくとも、Lは疑ってるみたいだ...」
月「...そうですか。ありがとうございました。」
レイ「...私をどうもしないのか?」
月「まさか。キラじゃあるまいし。もう行っていいですよ。但し粧裕や母や父に何かしたら容赦はしませんよ。」
レイ「...わかった。」
月「ああ、もしもし。父さん?」
総一郎「本気かL...学園都市にいくとは!!」
L「ええ、本気です。幸い私はまだ大学生と言える年ですから。」
総一郎「...わかった。学園都市にいくとなれば向こうの警察組織の協力が必要だが...大丈夫なのか?」
L「その点は問題ありません。ワタリ。」
ワタリ「学園都市の警察組織である警備員に協力を要請したところ二つ返事で協力するとのことです。」
総一郎「そうか...そうだ。Lに会いたいという人がいるんだが...」
L「どなたです?さすがに今すぐというのは無理ですが。」
総一郎「.....」つ携帯電話
L「もしもし。私がLの一人です。」
月『あなたがLですか?僕をキラ捜査に協力させてください。』
L(....!?夜神月...キラである確率1%未満...)
月『レイ・ペンバー氏から聞きました。僕がキラ容疑者として捜査されていると。」
L(FBIは何をやっているんだ...)
月『僕はキラではありません、と言っても信じて頂けないでしょう。ですから監視も兼ねて僕をキラ捜査に協力させてください』
L「...三日後、午前十時 学園都市西入り口です。」
総一郎「本気かL!いくらなんでもキラ容疑者であり警察官でもない月を捜査に協力させるなど...」
L「今はどんなことをしてでも協力者がほしい状況です。それがキラ容疑者なら監視もできて一石二鳥。違いますか?」
松田「いや、だけどもし...もしキラが月くんだったらLは死ぬのですよ!?」
L「つまり私は死ぬとしたら月君以外にキラはいないということです。」
L「...もし月君が犯人だとしても私は容赦なく逮捕します。よろしいですか?」
総一郎「ぜひそうしてくれ」
月『Lは学園都市に行かれるのですか?それはよかった』
月『実は僕も学園都市に転入手続きをしているのです。』
月『では三日後。また会いましょう。』
L(夜神月...キラである確率 限りなくゼロ。)
L(それにしても....)
L「学園都市の甘味は楽しみですね。」
松田(遠足かよ....)
翌日
エツァリ(詠矢空希、そして御坂美琴の調査を続けていますが何も怪しい動きは見せませんね...)
エツァリ(この任務が終わったら、ショチトルと学園都市巡りをしたいものです)
エツァリ「....! すみません、L。詠矢空希を見失いました。」
L『探して調査を続けて下さい。海原さん』
エツァリ「了解。」ブチッ
エツァリ「...ん?紙袋....落し物でしょうか?」
エツァリ(おもちゃのトランシーバー、ボールペン、そして穴開きの封筒...?)
エツァリ「つけてみましょうか....」カポッ
???『こんにちは。海原光貴さん。いいえ、エツァリさんと言った方がいいでしょうか?』
エツァリ(ど、どうして私の名前を.....!!まさかこいつは!!!)
エツァリ「あなたは誰ですか?」
???『それはあなたが一番分かっているでしょう?』
???「キラです。」
キラ『どうやら何かの仕事の途中のようですが...中断して頂きましょうか。』
エツァリ「お前がキラか。なぜ人を[ピーーー]?」
キラ『そんなことはどうでもいいでしょう。今から指示に従ってください。妙な動きを見せたりした場合、あなたの大切な人に無残な死を与えます。』
エツァリ「....!わかった。どうすればいい?」
キラ『まず、あなたの目の前にモノレールがありますね?それに乗ってください。』
エツァリ「分かった。1番線か?2番線か?」
キラ『どちらでも構いません。乗ったら入り口に1番近い席に座ってください。』
エツァリ(きたな....乗るか。)
エツァリ「乗ったぞ。」
キラ『では、穴開きの封筒がありますね?それの一番上にある穴に入っているボールペンで、あなたの上司、つまりあなたたち捜査官を送り込んだ人間の名前を正しい綴りで書いてください。』
エツァリ「分かった。」カキカキ
エツァリ(こんなことに何の意味があるんだ...?)
エツァリ(! テクパトルからの通信術式...顔と名前のデータ...?)
エツァリ「書いたが....」
エツァリ(それにしても...くそ!!!おもちゃのトランシーバーだから通信記録も残らない上に、ボイスチェンジャーか何かで声を変えている...)
キラ『あなたの元に、捜査員の情報が来ましたね?ではその名前を穴に書いてください。一字一字丁寧に、顔と名前をしっかり見てね』
エツァリ「分かった。」スラスラカキカキ
エツァリ(キラはなぜこんなことをやらせるんだ...?こんなことに何の意味が...)
キラ『ああ、そうそう。もしLの名前を知っているのならそれも書いてください』
エツァリ「Lの名前は知らない。本当だ。信じてくれ。」
キラ『わかりました。では最後にあなたの名前を書いてください。封筒を網棚に置き、そして一時間以上モノレールに乗り続け、あなたが封筒を忘れていることに誰も気づかないと判断したら降りてください。もちろんボールペンとトランシーバーも紙袋の中にね』
エツァリ(...何なんだこれは。こんなことに何の意味が....)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二時間半後
エツァリ「そろそろいいでしょうか....」
エツァリ「結局何だったのでしょ......!!!」ドクン
エツァリ(な..なぜ...!?いつの間に....?)バタッ
エツァリ(...!電車の中に誰か...紙袋を持った人間...?........!!!!!!!!!)ミアゲ
エツァリ(み...御坂美琴.....!!!あいつが....)
美琴「さようなら、Etzaliさん」
エツァリ「キ......ラ.......」ガクン
キャ-!! ダイジョウブデスカ!? オイ! キュウキュウシャヲ!!!
数日後
ワタリ「L...学園都市に入ったメキシコの捜査員が全員死亡しました。心臓麻痺です。」
L「...分かりました。」
月「やはり学園都市内にキラはいる...FBI捜査官が全員無事なのがその証拠だ。」
松田「危険ですよ!学園都市に行くなんて...」
総一郎「いや、キラを捕まえるためには必要だ。現地の警察組織にも協力を要請した。」
L「もう門の前につくんですから今更言わないでください。」
L&月(学園都市....キラ。必ずお前を死刑台に送ってみせる!!!!)
美琴「とりあえず今後の課題は...Lを殺すこと。恐らく学園都市に入ってくる。」
リューク「なぜそう思うんだ?」
美琴「多分Lは学園都市だけでなく関東地区、中部、東北地区にも捜査員を送っている。だけど学園都市外の報道では何も言われてない..ネットですら何も出てない。ということは...」
リューク「そいつらは死んでねえってことか。」
美琴「そ、ただ私が学園都市に住んでてよかったわよ。ここじゃあ...
【キラ=学生】では絞れないからね。」
リューク(本当にここってガクセイってのが多いよなぁ)
美琴「だからLは絶対に学園都市に来る。そうすればいずれ私の力で見つけ出せる。」
リューク「...そういえばクロコってやつはまだ帰らねえのか?3日前から見ねえが...」
美琴「...着替えくらい持って行ってあげよう。」
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