モバP「加蓮、おいで」 (55)
モバP「ほら、こっちにこいって」
北条加蓮「ちょっ…Pさん、ここ事務所だよ?」
P「いまならだれもいないから大丈夫だって」
加蓮「でも…」
P「しばらくしてないから溜まってるだろ?」
加蓮「それは…そうだけど…」
P「加蓮、おいで」
加蓮「ずるいよ…そんなこと言われたら、断れるわけ…ないじゃん」
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P『ほら、横になって』
加蓮『うん…』
P『どれ…』
加蓮『んっ…!』
P『あぁ…やっぱりやってなかったなぁ』
加蓮『だって…』
P『自分でしたりしないのか?』
加蓮『Pさんがシてくれるから…自分じゃあんまりしないよ』
P『おぉ…俺の為に我慢してくれてるのか。嬉しいねぇ』
加蓮『あ…あんまり耳元でしゃべらないで…!』
P『おっと、すまんな。…ふぅ~』
加蓮『あっ!?ちょ、ちょっと!』
P『ははは、悪い悪い。さて、そろそろ挿れるからあんまり動くなよ』
加蓮『ん…うん』
P『まずは周りをなぞるように…』
加蓮『んん…!』
P『どうしたー。久しぶりだと気持ちいいか?』
加蓮『うん…』
P『素直でよろしい。中はどうかな?』
加蓮『あっ!』
P『痛かったか?』
加蓮『ううん、いきなりだったからちょっとびっくりしただけ』
P『すまんすまん。ちょっと奥の方まで挿れるぞ』
加蓮『うん…』
バァン!!
渋谷凛「あ、あんたたち!事務所で何やってんの!!!!!!」
加蓮「り、凛!?」
P「おい!いきなり動くな危ないだろ」
加蓮「ご、ごめん…」
凛「プロデューサー、加蓮…何、してんの…?」
P「何って耳かきだけど?」
凛「えっ」
P「加蓮に膝枕耳かきをしてるだけだけど?」
加蓮「いえーい」ピース
P「動くなって…なんだ、凛。固まっちゃって。お前もするか?耳かき」
凛「え、えっと…」
P(何かと勘違いしたのかは聞かないでおこう)
加蓮「私とPさんが何してるって勘違いしたの?」
P「おい」
凛「…っ!!!」
加蓮「真っ赤になっちゃってかわいー」
P「あんまり茶化すなよ。ほら、凛。次やってあげるからそこで待ってな?」
凛「えっ?あっ、えっと…………ウン」
P(真っ赤になって俯いて小声で頷いて対面のソファに座った)
加蓮「クールな凛でもあんなに真っ赤になるんだねー」
凛「加蓮!」
加蓮「きゃー♪」
P「動くなって…」
凛「…でも、なんでいきなり耳かきなんてしてるの?」
加蓮「好きなの」
凛「は?」
加蓮「Pさんがね、耳かきするの、好きなの。他の子もしてもらってるみたいだよ?」
凛「そう、なんだ…」
凛(知らなかった…)
P「ほい、加蓮。反対向いて」
加蓮「ん」
凛(反対って…!プロデューサーのお腹に顔を埋めて…!)
P「俺さぁ」
凛「え!?…あ、うん。どうしたの?」
P「耳かきするの好きでな。暇さえあればしょっちゅうほじってたんだ。自分の」
凛「うん」
P「したら、外耳炎になっちゃってな。痛くて夜は眠れないし、親にも医者にも怒られるし散々でさ」
凛「ふーん…」
P「で、気づいたの。自分の耳をほじれない時は、人のをやればいいって」
凛「…」
加蓮「…」
P「加蓮、寝てるぞ」ペシペシ
加蓮「…んがっ。ご、ごめん…」
凛「寝てるって…疲れてるの?」
加蓮「いや…だいぶ、慣れたんだけど…Pさんに…耳かきしてもらうと…ねむ…」
加蓮「…」
凛「寝てる」
P「ほい、終わり。おーい、起きろ」
加蓮「…ん~…お、起きた。起きてるってば」
P「まだ半分寝てるな。ほら、どいてくれ」
加蓮「ん~…!」ノビー
凛「耳かきされて寝ちゃうって、よっぽど疲れてるんだね」
加蓮「…いや、そういうわけじゃないんだけどね。Pさんに膝枕耳かきされると、どうしても…ね」
凛「ふぅん」
P「ちなみに仁奈は1分持たずに寝るぞ」
凛「えっ」
加蓮「だいぶ慣れた私でも、やっぱり眠くなるしね」
凛「なにそれ…耳かきで眠くなるって子供みたいじゃない?」
P「…ほほぅ」
加蓮(あっ…)
P「よし、凛。最近耳かきはしたか?」
凛「いや…最近は、してないかな?知ってると思うけど忙しくってさ。自分でやってる時間がなかったから…」
P「よーし、それじゃあ俺がしっかり掃除してやる。準備するからちょっと待っててな」
加蓮「あ、私は…眠気覚ましにスタバでも行ってこようかな~…。それじゃ、凛。ごゆっくり!」
凛「あ、ちょっと、加蓮…行っちゃった」
―――数分後―――
P「りーん。和室来てくれー」
凛「あ、うん。わかった」
・・・
凛(…なんかいろいろ道具が置いてある…)
P「さぁ、凛。お待たせ。耳かきしようか」
凛「う…うん」
P「じゃあまず俺に背を向けて座ってくれ」
凛「わかった…けど、膝枕じゃないの?」
P「いいから。ほい、じゃあ支えてるからゆっくり後ろに倒れてくれ」
ポスン
凛(うわ、顔、近…)
P「どうだ。さすがに正座して膝枕はつらいから胡坐だけど、上下逆さまなのも新鮮だろ?」
凛「…」
P「凛?」
凛「あ、うん。そうだね…」
凛(緊張する…)
P「ほい。じゃあ、まずはこのレンチンした蒸しタオルで耳を拭くからな。熱かったら言ってくれ」
凛「ん…」
ギュッギュッ
凛(あったかい…)
P「耳もなー、意外に凝るんだよ。こうやって暖めながら揉んで凝りをほぐすからなー」
P「…よし。じゃあまず右耳を見るから左を向いてくれ」
凛「うん…」
P「んー…思ったよりは綺麗だな。まぁ、でも初めてだししっかりやろうか」
カチャカチャ
凛「…耳かきじゃないの?」
P「前準備かな。意識しないと耳なんて風呂入った時に拭くくらいだろ?こういう時くらいしっかり綺麗にしないとな」
P「んじゃあ、柔らかいブラシで泡立てた石鹸を耳に塗るからな。熱かったり痛かったりしたらすぐ止めるから言ってくれ」
ジュワー
凛「んっ…」
凛(なんか…変な感じ。くすぐったいような…)
ジュッジュゥ
P「熱くないか?」
凛「ん…大丈夫だよ…」
P「耳の裏側も…ここってよく洗うのが疎かになったりするからな」
P「……よし、塗り終わった石鹸を綿棒を使ってこするからな」
クチュッ
凛「ひゃっ」
P「ん…痛いか?」
凛「う、ううん。びっくりした…だけ」
P「いきなり過ぎたな、すまん」
凛「だ、大丈夫…」
グチュッゴシゴシ
クチュクチャゴシゴシ
P「耳の周りから、なぞるように…」
グググ
凛「んん…っ」
P「くぼみもしっかりとな」
グチュ
ゴシゴシ
クチュクチュ
ズズッ!
凛「あっ!?」
P「うぉっ、すまん。耳の入り口も少しこするぞ」
凛「さ、先に、言って…!」
凛(変な声出ちゃった…)
P「すまんすまん。じゃあ、蒸しタオルで石鹸を拭いてくからな」
ゴシゴシ
凛(な…なんだろう)
凛(なんか、ふわふわした感じが…)
P「よーし、綺麗になった。入口に残った石鹸は新しい綿棒でくるくるっと」
凛「ふぁ…」
凛(よ、よだれが…)
P「うし。じゃあ、こっから耳かき棒の出番だな」
凛(や…やっと始まるの…?)
P「じゃあよくほぐれた耳の周りから」
凛「えっ…?」
P「耳も凝ると同時に、いっぱいツボがあるんだな。それを耳かき棒の丸い背の部分でなぞったり押したりするんだ」
スッスッスー
グッグググッ
凛「んっ…」
凛(むず痒い…)
ククッ
コリコリ
ススッ
凛「ん…はぁ」
凛(なんか、力が…抜けて…)
P「よーし、じゃあまずは耳の浅い所から。軽く引っ掻く感じでな」
凛「ぅん…」
凛(プロデューサーの声もぼんやりした感じが…)
スッ
ススッ
ゴソゴソ
カリッ
凛「ぁ…」
P「お、よく見れば案外あるねぇ」
凛(なんか…楽しそ…ぅ…?)
カリッ
コリコリ
ゴソゴソ
ペリッ
凛「んっ」
ペリッ
カリカリ
ペリペリッ
ズズッ
凛「んぁっ」
P「おし、取れた。この調子だな」
凛「…」
凛(こえ…でない…)
ススス
ゴソゴソ
凛(なんか…きゅうに…くらく…)
P「やっ…奥に…るな。いた…ら言っ…よ?」
凛(こえが…ちゃんと…きこえない…)
ズッ
コリコリ
コソコソ
凛(ぷろ…でゅ…さ…)
・・・
神谷奈緒「あれ、加蓮じゃん。事務所行ったんじゃないの?」
加蓮「いや…行くには行ったんだけど」
奈緒「ん?」
加蓮「プロデューサーが本気で耳かき始めちゃって。凛の」
奈緒「マジか…」
加蓮「あれ?奈緒はやってもらったことあるの?」
奈緒「ちょっと前に…な」
奈緒「起きたらあんなことになってるなんて…。凛もそうなるのか…」
加蓮「だから終わるまで外にいよっかなーって」
奈緒「アタシも見られなくなかったしな。仕方ないな…」
加蓮「でも、いつ終わるかわからないから凛に終わったかどうか電話で聞いてみようかなぁ♪」
奈緒「…意地の悪いヤツだなぁ」
・・・
ムーッムーッ
凛(けいたい…なってる…)
凛(すかーとのぽけっと…)
オーイ、ウゴクナヨ
凛(おとこのひとのこえ…おとうさん?)
凛(このまくら…しめってる…)
凛(あ、かれんだ…きょうれっすんだっけ)
凛「もしもし」
加蓮『あ、凛?起きてる?』
凛「いま…おきたけど…なに?」
加蓮『今どこにいるの?』
凛「いま…いまは…」
凛「…………」
凛「!!!」ガバッ
P「おはよう」
加蓮『おはよう♪』
凛「あ…ああ…」
凛「いやあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
ドタドタ
バタン
<ミラレタアアアアアアアアアアア
チョ、リンチャン!?
加蓮『おーい、凛?』
P「もしもし?」
加蓮『あ、プロデューサー。凛は?』
P「携帯ほっぽって顔真っ赤にしてどこかへ駆けてったよ」
加蓮『やっぱりー♪』
P「意地の悪いやっちゃな」
加蓮『アタシも見られたしね。ちょっとお返し』
P「あとでフォローしていてな」
加蓮『はーい』
ガチャ
「あのー」
P「あ、はい。なんですか?」
千川ちひろ「あ、プロデューサーさん。凛ちゃんが全力疾走してどこかへ行っちゃったんですけど…この部屋見たら納得しました」
P「ちひろさんもします?」
ちひろ「時間のある時でお願いします…。プロデューサーさんにされると…その…寝ちゃうので」
P「はーい、いつでもウェルカムですよ」
その後。
顔を真っ赤にして更衣室の隅っこで蹲ってた凛が奈緒に無事保護された。
プロデューサーの所へ連れていかれ、枕を濡らしたのは加蓮も奈緒もやったと言われ恥ずかしさが柔らいだのかいつもの調子を取り戻したようだった。
そして…。
凛「あ、プロデューサー…その…」
P「ん?どうした、凛」
凛「あの…あのね…」
凛「耳かき…して欲しいかなって…」
凛「2週間くらい掃除してないの。だから、きっと、いっぱい溜まってるから…」
P「そうか。わかった」
P「…たくさん、気持ちよくしてやろう」
凛「うん…」
・・・
佐久間まゆ「おはようございます」
加蓮「おはよー」
奈緒「おう、おはよう」
まゆ「…」キョロキョロ
奈緒「…あー、Pさんならいま和室だよ」
まゆ「ありがとうございますぅ♪」
奈緒「あっ、いま行かない方が…行っちゃったよ」
加蓮「まぁ、いーんじゃない?面白ものが見れそうだし」
奈緒「お前なぁ…」
加蓮「そういう奈緒も強く止めなかったじゃん」
奈緒「…たまにはさ、凛がやられる役になってもいいと思うんだ」
加蓮「顔真っ赤な凛は珍しいし可愛いかったもんねー♪」
和室前
まゆ(和室ってことは…Pさん、仮眠中でしょうかぁ)
「…んぅ」
まゆ(えっ)
まゆ(なに…いまの声…)
「どうだ?気持ちいいだろ?」
「うん…」
まゆ(Pさんと…凛ちゃんの…声…)
ススス
まゆ(ドアそっと開けて…こんな覗きみたいなこと…よく見えない…)
凛「うぅん…」
まゆ(凛ちゃん…!Pさんのこっ…こかっ…んんっ、お股の間に顔埋めていったい何を…!)
凛「はぁっ…!」
まゆ(凛ちゃん…そんな声出して…なに…なにをしてるの…そんな…)
P「凛…そろそろ」
凛「ん…」
まゆ(そろそろって…!なにがそろそろ…!?いや…そんな…!!)
P「逆向いて」
凛「うん」
まゆ「だめぇ!!!」
P「ん?」
凛「えっ?」
まゆ「…あれ?」
・・・
<だめぇ!!!
加蓮「ぷっ…!くくく…っ」
奈緒「お…おい、加蓮…笑うなよ…っ」
加蓮「だ、だって…案の定っていうか…!まゆ、ばっちり勘違いしてるし…!」
奈緒「どんな勘違いしたんだろうなぁ…ははは!」
ちひろ「…ちなみにお2人はどんな勘違いを?」
加蓮「…」
奈緒「…」
ちひろ「…」
加蓮「スタバいこー」
奈緒「アタシもー」
ちひろ(2人ともお年頃ですねぇ)
・・・
まゆ「耳かきですかぁ?」
凛「うん」
P「俺の耳かき欲をな、発散させてもらってるんだ」
凛「耳かき欲て…」
P「もう二度と外耳炎は御免だ。…ホレ、綺麗になったぞ。仕上げに梵天だな」
ゴソゴソ
凛「んぁっ」
まゆ「ちょっ」
凛「どうしたの、まゆ」
まゆ「そんなはしたない声出さないで下さいよぉ」
凛「…出ちゃんだからしょうがないじゃん」
凛「初めは信じてなかったけど、Pさんの耳かき、これ仁奈が1分で寝るのも理解できるよ」
P「最近は美優さんの膝枕より寝つきがいいとかで、美優さんに嫉妬されたな」
まゆ「あ…あのっ」
P「ん?」
まゆ「あの…まゆも…その…耳かき、して…欲しいです…!」
P「やだ」
まゆ「えっ…なんで…」
P「なんでって…まゆ、いつも耳綺麗にしてるじゃん。それ以上やったら俺みたいに外耳炎になるぞ?」
まゆ「でもっ!」
P「だーめーだ。まゆも大切なアイドルなんだ。俺の手で傷つけてどうする」
まゆ「…」
凛「…」
P「おい、凛。梵天で寝ちゃってないか?」ペシペシ
凛「んがっ。お、起きてるよ、大丈夫」
P「まったく。ホレ、終わりだ」
凛「…んんっ」ノビー
P「まったく、よく2週間もためたもんだ」
凛「プロデューサーがするの好きだって言うからね。たくさん出来た方がいいと思って」
P「アイドルなんだから少しは気にしてくれ。気持ちは嬉しいが、次は耳を拭く程度はしといてくれな?中の掃除は俺がやるけど」
凛「うん、わかった。それと…ありがと」
P「おう。…まゆ?」
まゆ「Pさん…まゆ、耳かき、我慢します…!」
P「は?」
・・・
3週間後
まゆ「Pさぁん♪」
P「まゆか。どうした?」
まゆ「あのぉ…約束通り、耳かき我慢しましたぁ。だから…」
P「え?この前のあれか?まさか、あれからずっと?」
まゆ「はい♪凛ちゃんが2週間と言っていたので、まゆは3週間頑張ってみました」
P「おいおい…」
まゆ「あ、もちろん見える所は綺麗にしてますよぉ。でも中は手つかずです」
まゆ「Pさん。まゆにも耳かきしてくれますかぁ?」
P「…覚悟しておけよ?」
まゆ「…?えぇ、Pさんにされるならなんだって平気です♪」
―和室―
P「さて、準備もしたし早速耳かきしてしまおう」
まゆ「はい♪」
まゆ(Pさんの…膝枕…!)
P「ほいじゃあ、俺に背を向けて座って。うん、そう。じゃあ、抑えてるからそのまま後ろに倒れてくれ」
まゆ「はぁい」
P「ん。よし。頭、痛くないか?」
まゆ「大丈夫です」
まゆ(Pさんの顔が近いです…♪)
P「んじゃ、まずは耳の周りから綺麗にしようか。自分でやったみたいだけど、一応、な」
まゆ「お願いしまぁす」
P「レンチンしたタオルで耳の周りを拭くから、熱かったら言ってくれな?」
まゆ「はい、大丈夫です」
グッグッ
グググ
P「もうちょっと右向いて」
まゆ「はい」スッ
グィー
P「んー、確かにこれはたまりっぱなしだなぁ」
グリグリ
P「左向いてー」
グッズズズ
P「こりゃあ楽しみだ」
まゆ「…」
P「まゆ?」
まゆ「…はっ!はい、起きてますよぉ」
P「いや、寝ててもいいんだけどね?」
まゆ(なんでしょう…この心地よさは…!)
P「じゃあ、まずはこの象牙のツボ押し棒で…」
まゆ「耳掃除じゃ、ないんですか?」
P「まぁ、いいじゃないか。少しオプションがついても」
グッグッ
まゆ「んっ」
P「耳ってのはなぁ、たくさんツボがあってな。耳を見れば体のどこが悪いのかわかるって人もいるんだってな」
グリグリ
まゆ「んぅ」
P「俺はそこまではわからんけど、ちょっとしたマッサージなら出来るから、この時間くらいはリラックスしてくれ」
P「ここは親指と人差し指で挟んで、ぐりぐりっと」
まゆ「ん…」
P「ここは温めるような感じで、押して揉むっと」
P「それから耳のラインに沿ってツボ押し棒で…」
まゆ「あ、あの」
P「ん?どうした?」
まゆ「耳の中が…か、痒いです」
P「あぁー、ほぐれてきたんだな。じんわりと耳の中で汗をかいて、耳垢が少しずつ剥がれてるんだ。もうちょい我慢だな」
まゆ「は…はいぃ」
まゆ(この刺激が…もどかしいです…)
P(まゆが悩ましげな声を出しながら、太腿を擦り合わせてる。靴下越しだけど、足の指も盛んに動いてる)
P(いやぁ、もどかしいの我慢してるんだなぁ。もうちょっと意地悪してやろ)
P「えぇと、次は…っと」
まゆ(痒いです…痒いです!Pさんが見てないうちに、ちょっとだけ…)スッ
ガシッ
まゆ「あっ!?」
P「まゆ、なんだ、この手は?」
まゆ「あの…えと…」
P「ん?」
まゆ「その…」
P「あぁ、そうか。我慢できなかったのか。俺がやるって言ってるにも関わらず、自分で耳の痒さを解消しようとしたな?」
まゆ「うぅ…」
P「そうかぁ。じゃあここで終わりにして、あとは自分でやるか?」
まゆ「そ、それは…!」
P「嫌か?」
まゆ「う…はい…」
P「じゃあ、どうすればいいんだ?」
まゆ「ま、まゆ、は…」
P「まゆは?」
まゆ「まゆ、は…Pさんに耳掃除して、欲しいです…!」
P「うん」
P『良く言えました』
まゆ(声…!顔が近い…!)
フゥ
まゆ「ひぃ!?」
P「ごめん、びっくりしたか?」
まゆ「だ、大丈夫…です…」
P「そうか。それじゃあ、そろそろ始めようか」
カサッ
P「ん~。3週間って言ってた割には、そこまでだな」
コソッコソコソッ
P「入口の方からな~」
まゆ「んぅ…」
コソコソ
カサッ
コリコリ
パリッ
まゆ「あっ!」
P「おい、動くなよ。危ない」
まゆ「す、すいません…」
カリ
カリカリッ
ペリペリッ
まゆ「~ッ!」
ゴソゴソッ
P「おぉ~、大物が取れたな」
まゆ「ふぅ…はぁ…」
P「まだとるぞー」
ズズズ…
まゆ「ひぅ…!」
コリコリ
ズズズ
カリッ
カリカリ
ペッ
まゆ「ふぁ…」
ペリペリ…
まゆ(目を…開けてられません…)
まゆ(やだ…よだれが…)
ゴソッ
P「んんん」
P「細かいの、残っちゃったな」
P「綿棒ーっと」
ズリズリ
グググ
ズゾゾゾ
まゆ「ふぅ…ぅん」
まゆ(声が…出ちゃう…!)
ゴソゴソ
スススス
P「…」
P(ちなみに)
P(声を我慢したいのか、まゆはいま甘く指を食んでいる)
P(漏れる声)
P(少し胸元の緩い服を着ているので、そこから覗く肌色)
P(エロい!)
P(いかん、これではqがσになってbになってしまう…!)
P(しゅ、集中…!)
P「よ、よーし、それじゃあ片耳の仕上げに梵天入れるからなー」
ボソボソ
ズゾゾッ
ゴソゴソ
ズッズッ
ゾゾゾ
まゆ「ん…」
ズゾッ
まゆ「…はぁ」
P「ふ~っ」
まゆ「んぁっ!」
P「ごめんごめん、驚いたか?」
まゆ「も…もぅ…Pさんたら…。終わり、ですか?」
P「うん」
まゆ「あ…ありがとうございます」
まゆ(思ってた以上に気持ちよかったです…これ以上は、だめ…)
まゆ(心地よさから微睡んで、思考が口から漏れちゃう…)
P「まゆ」
まゆ「はぁい?」
P「まだ左耳が残ってるぞ」
まゆ「…」
ンァー
ドウシタ、キモチイイカ
キモチイイデスゥ
アンマリタメルトヨクナイカラナ、チャントコマメニヤルンダゾ
ハイィーワカリマシタァ
・・・
まゆ「…あの、凛ちゃん」
凛「ん?どうしたの、まゆ」
まゆ「…あの時は、はしたない声を出してとか言ってしまってごめんなさい」
凛「いや、気にしてないけど…どうしたの?」
まゆ「あっ…」
凛「あ?」
まゆ「あんなの…っ!無理です!まゆ、おかしくなっちゃうかと思いました…!」
凛「あぁ、やっぱり。私もさ、初めてはそんな感じだったから、大丈夫だよ」
まゆ「でも…!」
凛「そんなこと言って、いま耳かき我慢してるでしょ?」
まゆ「あんなことされたら、自分でする気が起きません…」
凛「私も、かな。プロデューサーの膝、次いつ開いてるかな?」
・・・
P「…のあさん」
高峯のあ「何?」
P「いや、何?、じゃなくて終わったのでどいてくださいよ」
のあ「P、今この時間はあなたの膝は私だけのものよ。もう少し我慢しなさい」
P「いや、みくそこで待ってますからね?むっちゃ見てますからね?」
前川みく「そうにゃ!Pチャンの時間だって限られてるんだから終わったならさっさとどくにゃ!」
のあ「にゃん・にゃん・にゃんのリーダーは常に下に優先権を譲るものよ。そう、今みたいにね」
みく「都合のいい時だけそんなこと言わにゃいの!あれだけ悶えてたの見られて恥ずかしがってるの、わかってるんだからね!」
のあ「…」
みく「…」
のあ「気のせいよ」プイッ
みく「んにゃー!さっさどPチャンの膝を明け渡すにゃー!!」
P「どうでもいいからどいてくれないかなぁ…」
みく「どーくーにゃー!!!」
P(耳かき予約券とか作ろうかなぁ…)
終凛「ちょっと待って」わり
奈緒「ん?どした?」
凛「一つ、腑に落ちない事がある」
まゆ「なんですかぁ?」
凛「私はさ、膝枕は逆さまに覗き込まれる形でやったんだけど、奈緒とまゆは?」
奈緒「ん、アタシもそうだな」
まゆ「まゆもです」
凛「聞いてみた感じ、他のみんなも耳かきやるときはわざわざ和室でやるみたいなんだ」
奈緒「そういえばそうだな。それがどうかしたのか?」
凛「ソファでしてた」
まゆ「?」
奈緒「?」
凛「加蓮は、ソファで、思いっきりプロデューサーのお腹に顔を埋めてた」
奈緒「なっ」
まゆ「本当ですかぁ?」
凛「これは…なにかある…!」
P「ただいまー」
「あ、おかえりー」
P「ん?なんだ、来てたのか」
「うん。お母さんが肉じゃが持ってけって」
P「うわー、まじか。今度お礼しなきゃなぁ…」
「いいよ、別に」
P「つっても最近毎日ご馳走になってるし、食費くらいは…」
「ウチの親も受け取らないと思うよ」
P「だよなぁ…共働きで親が夜遅くまでいないかった俺の世話を焼いてくれた人だもんなぁ」
「それに」
P「ん?」
「病弱だった私を外に連れ出して、夢だったアイドルにまでしてくれて…私もそうだけど、お父さんもお母さんもPさんにはすごい感謝してるって」
P「…。あ、いや、なんか照れるな」
「ふふっ。だから、遠慮、しないの」
P「…そうだな。じゃあ、着替えたらおいしくいただくかな」
「うん、じゃあ温めておくね」
P「お、サンキュー」
・・・
P「ご馳走様」
「お粗末様でした」
「ねぇ…代わりと言ってはなんだけど」
P「ん?」
「最近事務所でばれちゃったから時間なくなっちゃったからさ…その、耳かき、して欲しいな」
P「おう、いいぞ。…最近は予約制にしたからな、言えば事務所でもできるぞ?」
「ん~…いいや」
P「そうか?」
「だって、こうやってPさんのお腹に顔を埋められるのは小学生組と、私だけの特権、でしょ?」
P「俺の腹のどこがいいんだか…まぁ、妹代わりの幼馴染のお願いだからな」
「ふふっ。ご飯食べてすぐだと意外にぽっこりしたお腹とか、好きだよ?」
P「なーに言ってんだ…。よし、準備も出来たし…と。ほら」
P「加蓮、おいで」
終わり
以上です。
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