モバP『こずえェ!結婚しろオォ!!』 (82)

ちひろ「……休憩室から邪な叫びが」

ガチャッ

こずえ「ぷろでゅー、さー…?」

P「いいか、家を出るんだ。今日は俺の家に来い!いいな?吉幾三」ヒョイッ

こずえ「ふわぁー…?」

ちひろ「待て待て待て待て」

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P「……ちひろさん、すいません今それどころじゃないんです。俺はこずえを守らなきゃいけないんですよ」ギュッ

こずえ「ぷろでゅーさー…ぽかぽかー」スリスリ

P「こず、え…」ポロポロ

ちひろ「とうとう本性を現しましたねP(edophilia)さん。早苗さん、来てください!こっちです!!」

こずえ「なんで泣いてるのぉー…ぷろでゅーさー…お腹痛いのー?」

P「違うんだ…違うよこずえ……大丈夫だ。俺がついてるからな…」ギュッ

こずえ「ふわぁ」

ちひろ「いいから離れてください。今日のところは親御さんに連絡を入れて迎えに来てもらいますからね、こずえちゃん」



P「余計なことをするな千川ァッ!!!」



ちひろ「せ、千川!?」ビクッ

P「……いや、やっぱり入れてください。”仕事の都合で事務所に泊まる”と。いいですか?いいですねちひろさん」

ちひろ「は、はぁ?そんな事するわけないじゃないですか、何言ってるんですか?開き直ってるんですか?」

P「じゃあそういう事で」スタスタ

こずえ「ちひろさん…またねー…」

ちひろ「待て待て!何するつもりですか、事務所で勝手な行動は慎んでください!」

P「今日の業務、明日の業務。明後日の業務ノルマは終わらせました。何か問題が?」

ちひろ「ば……馬鹿な。あのプロデューサーさんにそんなこと…いや。どちらにせよ、アイドルをプロデュースする身分でありながら…!」

P「あと明日・明後日、休みます。来ても来なくても同じなので」

ちひろ「………あ、アイドルのスケジュール管理もありますよね。それは流石に…」

P「俺の机の中にアイドル毎のミニノートが入ってます、それを配ってください。いかなる状況でもアイドルが困るような事は無いはずです」

ちひろ「もう!なんなんですか!そんなに勝手な事をするつもりなら辞めてもらっても構わないんですよ!!!」


P「分かりました辞めます」


ちひろ「は……………………!?!?!?」

P「それ相応の覚悟はあるって事です。今辞めるとアイドル達に迷惑が掛かるのは分かってるので、本当には辞めませんが。いざとなったら、辞めます。辞められます」

ちひろ「そこまでする理由が、……あるんですか」

P「すいません、今は俺自身もちょっと混乱してるので整理整頓したらきちんと説明します。でも、決して下心とか、そういうのじゃ無いです」キリッ

P(半分は)

ちひろ「……………わかりました、分かりましたよ。まったく……」ブツブツ

こずえ「ねむ…ぃー…」

P「おっと、わるいわるい。今日は俺の家に行くぞー」

こずえ「ふわぁ…おとまりー?」

P「そうだ!お泊りだぞ、こずえ!」

こずえ「うんー…こずえ…ぷろでゅーさーのおうちにおとまりするー…」

ちひろ「………」

P「じゃあ、くれぐれもよろしくお願いします」








ちひろ「もしもし、346プロの千川ちひろと申します。遊佐こずえちゃんの親御様でいらっしゃいますか?」

ちひろ「はい。本日、急な仕事がこずえちゃんに入ってしまって、仕事先にお泊りする事になってしまいまして……」

ちひろ「はい、はい。………はい?」

ガチャッ


P「こずえ!着いたぞ!」

こずえ「…ここが、ぷろでゅーさーのおうちぃー?」

P「そうだぞ!お腹減ったよな!?飯食おうぜ!」

こずえ「うんー」

P「こずえは何が食べたい?」

こずえ「??」

P「今日は…俺が、こずえの好きなもんをいくらでも作ってやるぞ!」

こずえ「ほんとぉー?」

P「当たり前だ!」

こずえ「やったぁー…じゃあねぇー…こずえはー……オムラス食べたいー」

P「いいぞー」

こずえ「あとー…ウィンナー…からあげも食べたいのー」

P「あぁ、あぁ!いっぱい、いっぱい食べような!」

ガチャッ


P「こずえ!着いたぞ!」

こずえ「…ここが、ぷろでゅーさーのおうちぃー?」

P「そうだぞ!お腹減ったよな!?飯食おうぜ!」

こずえ「うんー」

P「こずえは何が食べたい?」

こずえ「??」

P「今日は…俺が、こずえの好きなもんをいくらでも作ってやるぞ!」

こずえ「ほんとぉー?」

P「当たり前だ!」

こずえ「やったぁー…じゃあねぇー…こずえはー……オムライス食べたいー」

P「いいぞー」

こずえ「あとー…ウィンナー…からあげも食べたいのー」

P「あぁ、あぁ!いっぱい、いっぱい食べような!」

P「こずえー」

こずえ「なにー…?」

P「ごはんだぞー」

こずえ「わぁー…」





P「……」

こずえ「…まっくろこげなのー」

P「ごめん…オムライスは、俺にはちと厳しかった。さっきコンビニでかったのがあるからそっちを食べてくれ」

こずえ「こっちがいいー」

P「あ……やっぱマズいだろ?」

こずえ「…でもー……おいしいのー」

P「そうか………そうか…ありがとう」

こずえ「ふぁぁ…」

P「唐翌揚げとかは大丈夫だ。安心して食っ」

♪♪♪♪

P「…」

【緑の悪魔】

P「なんだちひろさんか……もしもし」


ちひろ『手ェ出してないでしょうねぇ』

P「出してないです。……すいません、さっきは。取り乱してしまって」

ちひろ『いえ…余程の事があったんですよね?プロデューサーさんがそれだけアイドル一人一人に親身に接してるって事でしょうし。ロリコンでは無いと信じてますよ』

P「………」

ちひろ『冗談でもだんまりはやめてくださいね?このシリーズはシリアス感出そうとすると作者が不安定に暴走してしまうんですからね!』メメタァッ

P「ぐっ、は!……で、電話越しに殴られた…?まさか…スタンド……!?」

ちひろ『あぁ、それとこずえちゃんの親御さんとお話しました』

P「あぁ、何て?」

ちひろ『「こずえは1人でお風呂に入れます」だそうです』

P「はい?……あぁ、そういう…」

ちひろ『はい?』

P「いえ、何でもないです!じゃあそういう事で!」

ちひろ『あちょっ』

~二日後~

P「じゃあ定時なんで」

ちひろ「ちょっとプロデューサーさん!もう誤魔化しきれませんよ!昨日、親御さんが突撃してきたんですからね!?」

P「そこを何とか…」

ちひろ「何か必死でしたけど。何なんですか?」

P「おkおk。ちょっと待っててくだされ」

ちひろ「?」




P「この紙を親御さんに渡してください。こっちの封筒も」

ちひろ「はい?なんです、これ」

P「魔法の紙です」

ちひろ「は?」

P「魔法の紙です」

こずえ「…お腹いっぱいぃ…」

P「………子育てって、仕事やりながらだと難しいね。全国のシングルマザー・ファザーの皆さん。いつもお疲れ様です」

こずえ「こずえもー…おさらあらうよー…」

P「ありがとなー……仕方あるまい。この手だけは使いたくなかったんだが…」





巴「……はぁ。今日は今日で…相も変わらず進まないのう、この距離感とやらは…もっと素敵なオナゴにならにゃ、振り向いてもくれんのじゃろか」

巴(……プロデ)

「お嬢ッ!お電話です!」

巴「ゅさあぁぁぁぁ?!だ、誰じゃ、こんな時間に!」

「失礼しやす!」

巴「…おう、なんじゃい。誰からじゃ」コホン

「それが……お嬢のプロデューサーからd」

巴「う、ううううちじゃけど!?」


P『おー、巴か?』


巴「な、何のようじゃ?こげな時間に…」

P『大事な用事があるんだ。よく聞いてくれ』

巴「な、なんじゃい。改めおって」






P『俺と家族になってくれ』




.

巴「ほ…本当に来てしもた」ドッドッドッ

「お嬢!頑張ってくだせぇ!」

巴「お、おう!」




巴(666号室……ここか。えぇい、女は度胸じゃ)

ピンポーン

P『はーい?』

巴「う、うちじゃけんど」

P『今開けますよーっと』

巴「………」ドキドキ





P『俺と家族になってくれ』

巴「は……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!」

「お嬢!大丈夫っスか!?」

巴「問題無い!さがっとれ!」

「ウス!」

P『俺とな、家族になって欲しいんだ。少しの間だけでもいい。頼む』

巴(か……家族?家族って…つまり、”そういう事”でえぇんか!?えぇんじゃな!?)

巴「ぷぷ、プロデューサーは……ふ、不甲斐ないところもあるから、うちがビシビシ鍛えて尻叩いてやらんといけんよな!」

P『ハハハ(?)とにかく、俺ん家に来てくれないか?何なら、お泊りセットとか学校のカバンとか持ってきてくれても構わない。結構広いからさ』

巴(いきなり同棲!?プロデューサーは…いつのまにこんな強引なオトコに……うぅむ)

巴「ちょ、ちょっと待っててくれや。親父にも聞かんと…うちの一存では決められんけぇの」

P『あぁ、そうだな。悪い』




巴「山本ォ!」

「へい!」

巴「至急親父に電話をしぃ。ハワイ?国際でもなんでもえぇ、今すぐじゃ!」

「わかりやした!…お前等ァ!頭に電話繋いで持って来いやぁ!!」



P「親御さんは大丈夫だったか?さすがに男の居る家はマズイよなーとか思ったんだが…」

巴「かっ…覚悟決めて行けや、と」

P「そうか。急に呼び出したりして、本当にすまない」

巴「大丈夫じゃ………うぅ」

巴(うちはとうとうオンナになるんじゃな……緊張して…いかんいかん、うちがバシッとキメてやるんじゃ)


こずえ「ふわぁ…おきゃくさんなのー…?」

巴「」ピシッ


P「こら、もう時間が時間だから寝てなさい。こずえ」

こずえ「ふわぁ……はぁーい…」

巴「」

P「それで……巴?」

巴「」



巴「」


巴「……どぉいぅ事かァ、説明して貰おうかいワレェ…」ズンッ

P「な、何か怒ってませんか村上さん…」ビクビク

巴「当たり前じゃゴルァ!うちがどんな思いで来たと……あぁもうえぇわい!………はぁ」

P「話すと長いんだが…端的に言えば俺の家に住んでくれ」

巴「………はぁぁ!?」ガタンッ

P「まぁ落ち着いてくれ。…俺1人だと仕事しながら子育てって結構キツいんだよ。かと言ってちひろさんに託すのは色々無理があって……」

巴「待ちいや。あの…こずえ?言う子の親んトコに帰させたらええんじゃろが」

P「事情があって…」

巴「じゃかましい!うちをここまで呼んでおいて事情があって話せませんが通るかい!」バンッ

P「ひぃっ、ですよねー…はは」

巴「………」

P「実は………」




P「というわけでして……はい」

巴「…………」

巴「………」

P「身勝手だとは自分でも思う。だけど、それでも俺の一生の頼みを聞いてはくれまいか」

巴「…………」

P「頼む!」ドゲザッ

巴「……………」

P「………」

巴「……プロデューサーはいつもいつも周りに迷惑をかける事が好きじゃのう」

P「……すまん」

巴「でも、それが全部うちらアイドルの為で、プロデューサーはもっと汗水垂らしてしんどい事しとる。そんな事も知っとるんじゃ」

P「…」

巴「プロデューサーには、うちを見つけてくれた恩と、アイドルとして育ててくれとる恩がある。ここで恩義を返さず土下座してまでの頼みを聞けんとくれば、村上巴の名が廃るってもんじゃろ?」ニカッ

P「……巴…!」

巴「あいわかった。プロデューサー、お前さんの頼み…引き受ける」

P「ありがとう、恩にきる!」

巴「だがひとーつ!……聞いておきたい事があるんじゃが」

P「なんでも言ってくれ」

巴「どうしてうちなんじゃ?もっと歳上のだったり、近しいのがおるじゃろうに」

P「それは……巴が1番仕事に入ってなブッ!!」

巴「…ほほーう?」ピキピキ

P「いや、落ち着け。落ち着いてくれ。それもあるんだが…」

巴「次の一言次第では、沈めちゃるけぇの。慎重に、正直に話すんじゃ」

P「…子育て(?)とかってさ、ほら、家事できたり気が利いたり優しかったりの良妻賢母感が必須条件じゃん?一瞬考えて、真っ先に頭に浮かんだのがお前だったというか……いや、齢13の女の子にそれはどうなのと思ったけど………まぁ、そんなところですごめんなさい殺さないでください沈めないでください」

巴「……………そ、そうか…それなら…まぁ、ええんやないけ?」

P「あ、ありがとうございますお嬢…」

巴「ソレはやめんさい」

P(あー死ぬかと思った)

巴「でも、そう長くは続かん」

P「…」

巴「このやり方も、正しいかどうかは分からん。できるだけ早くに、あの子を家に帰せるようにせんといけん」

P「あぁ。わかってる」

巴「で、具体的にはどうすればえぇんじゃ?」

P「そうだな。こずえには…」


こずえ「ふわぁー…」


P「こら、まだ起きて…………こずえ、ちょっとおいで」

こずえ「なにー…?」

P「新しいママだぞー」

巴「マっ、ママぁ!?」

こずえ「ふわぁ……ままなの…ー?じゃー…ぷろでゅーさーが…ぱぱー?」

P「お、おう!そうなる、かな?」

巴(プロデューサーが父親でうちが母親…つまり…うちとプロデューサーが夫婦に……?)

巴「…………わ、わはははは!!」

P「?」

こずえ「??」



巴「プロデューサー!うちらは先に帰っとるけぇの!」

こずえ「かえるのー…」

P「おう」

ちひろ「あれ?プロデューサーさんのお家って巴ちゃん家と真逆じゃなかったですか?」

P「かくかくしかじか」

ちひろ「は?」




P「……つー事です」

ちひろ「私情にアイドルを巻き込まないでくださいませんか!?」

P「いやぁ、だって仕事場ではこき使われるし家では飯の支度もしないといけないし……ねぇ?」

ちひろ「ねぇ、じゃねぇ!………それなら私に声かけてくれればいいのに」

P「はい?」

ちひろ「なんでもないです!……スキャンダルにはしないでくださいね」

P「ウッス」

ちひろ「とりあえず、今更ですけど一から十まで詳しく事情を説明してもらいましょうか」

P「…う、ウッス」


ちひろ「……なるほど?」

P「……」

ちひろ「一応、証拠とかあります?」

P「写メならここに」

ちひろ「これ……こずえちゃんの背中ですか?」

P「…はい」

ちひろ「ひどいですね……………ですが、なるほど。そういう事ですか。分かりました。幸い、あの封筒を郵送してからは何の連絡もありません」

P「中、見ました?」

ちひろ「いいえ?でもここまでの流れで想像はつきます」

P「さいですか」

ちひろ「あと2つほど言いたい事があるので正座!」

P「は、はいっ!」

ちひろ「さっきも言いましたが、これからは私情にアイドルを巻き込まないでください。アイドル達のために奔走するのはいいですけど、ちゃんと甲斐性を持てるようになってから行動してください」

P「…はい」

ちひろ「あと………こずえちゃんの背中の写真、ありますよね」

P「はい」

ちひろ「背中の写真……だけですよねぇぇぇ?」

P「は、はい」

ちひろ「なら良し。邪な考えはしないように」

P「肝に銘じます」


P「ちひろさんに怒られた……」

巴「実際その通りじゃ。プロデューサーは甲斐性が足りとらん」

P「そんなぁ」

こずえ「いいこ…いいこ…なのー」

P「はぁぁ癒されるぅー…こずえと結婚したい」

こずえ「けっこんー…?」

「テメェ!お嬢という人がありながら!!」

巴「よしんさい。そもそもコレも仮の夫婦じゃ…仮の、な」

「お嬢ォ…」

P「冗談、冗談だって………えー…ところで、そこのイカツイ兄さんはどなたですの?」

「チワッス!山本サンからお嬢の身辺護衛を任されやした、川田と申します!」

巴「隣の665号室にも若い衆がおるけぇ、何が起こっても安心安全じゃろ?プロデューサー」

P「………そ、そう、だな…?」

P(人選…ミスったかな……ハハ)

ちひろ「プロデューサーさん!こずえちゃんのご両親が謝りに来ましたよ!」

「「すみませんでした!ちゃんと娘を幸せにします!」」

P「やったぜ!」







P「………夢か…そんな上手くいくくらいなら困ってないよな」

「兄貴、おはようございます!」

P「あぁ、どうも…こずえと巴は?」

P(何で俺が自分家でイカツイ兄さんと添い寝しなくちゃいけないんだ…いや、今までも別々で過ごしてましたよ?巴が来てからは)

「姐さんとこずえちゃんは早々に起きてラジオ体操を終えられた後、風呂に入られてやす!こずえちゃんの自宅からは両親不在中に教科書等筆記用具類の押収、こちらへの運搬全て完了済み。いつでも皆さまの送迎ができる手筈が整っておりやす!」

P「あ、あぁ…どうも」

巴「プロデューサー!起きちょるか!」

P「あ…はい。おはよう」

巴「何をしとるんじゃ、仕事場まで送らせちゃるけぇ、とっとと着替え!」

P「は、はいっ!」



P「姐さん女房、だな…いい嫁さんになりそうだ」

「姐さん素敵でしょう?どうです、このまま娶っちまっ」

巴「川田!何を言っとるんじゃ!お前も着替えんかい!」

「「へ、へい!!」」




巴「こずえ、手拭いとティッシュは持ったんか?」

こずえ「あるー…」

巴「忘れ物は!」

こずえ「なーい…です」

巴「よし。行ってきぃや!」

こずえ「…行ってきまーす…」

P「…………」

巴「何をボサッとしよって、プロデューサーも!」

P「あ、あぁ。こずえ、行ってらっしゃい」

こずえ「ぱぱー、ままー、行ってきまーす…」

巴「帰りは迎えにくるからのー!」

P「…………」



巴「しっかし、こういうのもええもんじゃ」

巴(ママ…か……うちが、なぁ)

巴「ふふふっ…」

P「………」

巴「プロデューサー?うちの顔に何か、ついとるんか?」

P「あ、いや…」

P(いい、お母さんです……)



P「巴がいいお母さん過ぎてヤバい……俺殆どやることないでござる」

ちひろ「それはよかったじゃないですか。父親らしく仕事してください」

P「いや、違うんだよ。違うんだよちひろさん。俺はもっとこずえと触れ合いたいの。つけこむわけじゃないけど、いい機会だと思ってもっとこう、触れ合いたいの!!」

ちひろ「うるっさい!」

P「はい」



巴「プロデューサー、おるかいの」

P「お、時間ぴったりだな」

巴「こずえが背中で寝ちょる。休憩室に寝かせてくるけぇ」

P「あ……うん」

こずえ「…ふゎ…zzZ」

P「おっと」

巴「あぁ、手ぇはかさんでいいから、下にこずえが図工の時間に作った粘土のおもちゃやらうちらのカバンやら置いたまんまじゃから拾っといてくれや」

P「……はい」


ちひろ「…」

P「……ね?」

ちひろ「……よかったじゃないですか」

P「…拾ってきます」






巴「こずえ、口元汚れとる」

こずえ「ふわぁ…」

巴「プロデューサー!左手でお茶碗持って食べぇ!」

P「は、はいっ」

P(なんだかなぁ…いや、むしろいいんだけど)

P「こーずーえー」

こずえ「……」

P「…どうした?」

こずえ「じむしょのまえにねー…ぱぱたちがいるのー」

P「ぱぱは俺………何?」

こずえ「あそこー…」

P「………!」



ちひろ「Yo say!夏が胸を刺激するゥ、生足魅惑の千川ちひろぉ~」カタカタッターン

P「ちょっと外回り行ってきます」

ちひろ「モデル部門との打ち合わせがあるので早く戻ってきてくださいねー」


P「うちに何かご用ですか」


「「………」」

P「…読みましたよね、アレ」

「「……………」」

P「こずえは今、それなりに幸せな日々を送ってると思います。…子供を持ったことがない俺には父親母親の気持ちなんてのは多分わかってないと思います。それでもね、無意味に自分の子供を殴ったり叩いたりなんてことは絶対にしないと思います」

「「……………」」

P「……俺の言いたいことはそれだけです。それでは」





P「……イカンイカン俺がこんな調子でどうする。俺がこずえを守らなくてどうするってんだ」

ガチャッ

P「ただいまーっす」

ちひろ「プロデューサーさん……」

巴「……」

早苗「……」

仁奈「ぷろでゅーさー…」

P「こ、これはこれは珍しい組み合わせ……一体何が」


仁奈「こずえの背中に…いっぱい痛そうな傷があったでやがりますよ……」

P「それは……」

早苗「この…」

P「へ?」




早苗「この最低野郎ッ!!!」






P「ちょっ違痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!」ギリギリ

早苗「あたし、プロデューサー君の事は結構信頼してたのに……最低!小さい子をあんなに酷い目に…!!」

P「俺じゃない!俺じゃないって早苗さん!!!あぎゃぁぁぁぁぁぁ変な音しゅるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」バキボキポキュメキュンッ


早苗「言い訳なんて聞きたくないわ!」

P「俺じゃないってぇぇぇぇぇぇぇぇアンッ!」ポキッ


P「俺の回復能力を持ってしても全治1週間、か…」フッ

早苗「ごめんなさいでした……」

P「誠意が足りませんよねぇぇ…?そうさなぁ、その胸に実ったたわわな果実を一揉み二揉み……いや、三揉みくらい…!」

早苗「くっ…」

ちひろ「私がプロデューサーさんの下にぶら下がってる棒をへし折ってあげましょうか?」

P「まぁ冗談はさておき。ですよね?ハハッ」

早苗「…本当ごめん」

P「いいですよ。俺が毎夜毎夜理不尽にも早苗さんに腕を折られた事を悔やみながら泣き寝入りするだけですから」

早苗「うっ」

ちひろ「大丈夫ですよ。腕一本動けばうちの仕事はできますからね!」

P「えっ…ひどくない」

ちひろ「そもそも黙っていたことにも問題ありますよ」

P「そりゃあ……こうなるからさぁ。しかもよりによって子供組にまで」

仁奈「……こずえ、痛くねーですか?」

こずえ「…さわっちゃ…だめ……なの…」

仁奈「でも…」

こずえ「あ…ご………いぃ…」


P「あ、まずい」

巴「ん?」



こずえ「ごめんなさい…ごめんなさい……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」

P「こずえー、大丈夫だぞー」

こずえ「ごめんなさい…ぱぱ…まま…いたいのは…いやぁぁー……ごめんなさい……いやぁぁ……」ジタバタ

P「よしよし、こずえを痛くなんかしないからな。おっ、いいパンチだぞーボクサーの才能があるかグハッ…よしよし、落ち着けー、俺だぞーP君だぞー」

こずえ「…ぷろでゅーさー……」

P「そうだぞー。プロデューサーだぞー」

こずえ「……zZZ」

仁奈「……?…!?」

早苗「…っ」

ちひろ「プロデューサーさん…」

P「……先は長いかなぁ」

巴「…こずえのためじゃ。うちも手伝うけぇ」

P「……ごめんな」

巴「…乗りかかった船じゃ」



こずえ「………ごめん、…なさい………zzZ」





お疲れ様です
ごめんなさい俺には書けませんでしたヘタレですいません
本当にすいませんご迷惑おかけしました
途中まで書いてて本当後悔と罪悪感がすいません
胃に溜まった黒いモノを破壊すべくなんとか捻り出した次スレに進みます

見てくださった方は本当クソスレですいません

コメント痛み入ります
心に余裕ができたらまた筆を取らせて頂きます
ありがとうございます

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