モバマス事務所は三次元 (28)
ちひろ「今日から、我が事務所も3次元。すなわち、3D化ですね」
モバP「平面だった2次元から、立体的な3次元になりましたねぇ」
ちひろ「スターライトステージで3D化ですからね」
ttp://cinderella.idolmaster.jp/sl-stage/
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菜々「3次元ですか。3次元といえば、ナナが小学生の頃、ニン○ンドー64ってありましたね」
ちひろ「ありましたねー。そのゲームは、どんなゲームだったんです?」
菜々「お髭の配管工が、ジャイアントスィングしたり、バック転したり……衝撃的でしたねえ」
モバP「菜々さん。今の発言は、キャラの設定的にアウトです」
菜々「あばばっ~!!また、やってしまいました…てへっ」
ちひろ「アウトですね。キャラを無視した発言として罰金です。ギャラから天引きしておきます」
菜々「……はい。仕送り、復活してもらおうかな」
モバP「仕送り?」
菜々「アイドルとしてある程度、売れるまでバイトと仕送りで生活していました」
ちひろ「そう…でしたか」
菜々「アイドル志望なんて、掃いて捨てるほどいますから……ハハハ」
モバP「何だか生々しいです……」
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かな子「おはようございます!事務所が3Dになったと聞きました!」
ちひろ「………」
モバP「………」
かな子「あ、あれ?私のお腹を見つめて…どうしたんですか?」
ちひろ「かな子ちゃん、ここに来る前に、何を食べました?」
かな子「ぎくっ……何も食べてませんよ?」
ちひろ「その割に、お腹が飛び出ていますけど」
かな子「実は、事務所3次元化を祝して、ケーキバイキングにいきました」
かな子「ホテルで2時間、ケーキが食べ放題だったんです!」
モバP「ああ…それで。食べ過ぎちゃって、お腹がポッコリしているわけだね」
ちひろ「今日から、事務所が3次元化して3Dとなりました。横から見れば、お腹の膨らみも分かります」
かな子「アハハ……ハ」
モバP「今までのように、平面の2次元なら誤魔化せたんですけどね」
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ぶるん ぶるん
愛梨「プロデューサーさん!3次元化おめでとうございます」
ど ん っ !
モバP「ありがとう!とうとう、このスーツも立体化だよ」
ちひろ「3次元化して、胸の揺れもハッキリとわかるようになりましたねー」
モバP「愛梨、南無阿弥陀仏……」
ぶるん ぶるん
モバP「雫、南無阿弥陀仏雫、南無阿弥陀仏」
雫「プロデューサーさん、手を合わせてどうしたんですかー?私は仏様じゃあないですよ~?」
ど ん っ !
ちひろ「プロデューサーさんですら思わず手を合わせますか」
モバP「はい。見事な揺れです」
愛梨・雫「…?」
ふるん ふるん
ふるん ふるん
藍子「~♪」
ふるん ふるん
ふるん ふるん
モバP「何を詰めたんだい?」
モバP「何を詰めたんだい?」
ちひろ「特盛りですね。高森なだけに特盛り、マシマシ、盛り盛り…精一杯、詰め込みましたね」
ど さ っ …
藍子「うあああああパッドが―――!」
モバP「南無三」
ちひろ「エイメン」
藍子「勝手に殺さないでくださいよ~!」
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プシュー プシュー
夏樹「あー…キマらねえ」
モバP「夏樹も、3次元化したんだね」
夏樹「ああ。3Dでも、なかなかロックだろ?」
モバP「最高にロックンロールだね」
夏樹「でもなぁー…まだダメなんだ。髪が問題だぜ、プロデューサーさん」
ちひろ「………」
夏樹「3次元化してから、髪のセットに時間がかかっちまうんだ」
モバP「なるほど。2次元の頃は、ある程度は髪型を誤魔化せたわけか」
夏樹「そんで、3次元化した上に、スターライトステージは踊るだろ?これが曲者なんだよな」
モバP「セットしたヘアスタイルが、跳んだり踊ったりする衝撃に、耐えられないとダメなわけか」
夏樹「そういうことさ。ヘアスプレーがいくらあっても、足りねぇーな」
プシュー プシュー
ちひろ「事務所の整髪料が消えていく……はぁ、3次元化は失敗かしら…ガクッ」
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文香「ハァハァ……もっと、もっと」
モバP「レッスン、頑張ってるねー」
文香「3次元で表現されますから……ステージ上での息切れ、ダウンは一目で分かってしまいます」
月曜日
Back Squat 5set×5rep
Dips 5set×5rep
Chin-ups 5set×5rep
Boxjumps ×1set
Sprint 50m×3set
水曜日
Back Squat 5set×5rep
Bench Press 5set×5rep
Deadlift 5set×5rep
Boxjumps ×5set
Sled Pushes 10m×2set
金曜日
Back Squat 5set×5rep
Overhead Press 5set×5rep
Chin-ups 5set×5rep
Boxjumps ×1set
Sprint 50m×3set
文香「ですから……上記のメニューで体力と……3次元パフォーマンスの向上に、努めているんです」
ちひろ「ハードなトレーニングですが大丈夫ですか?パートーナーなどは必要ありませんか?」
ちひろ「私でよければ、トレーニングで立てなくなるまで補助しますよ?」ニッコリ
文香「私は、読書をするときには……誰かに側に立ってもらって」
『Come on Fumika, one more book!』カモン、フミカ ワン モア ブック!
文香「……と叫んでもらなくても、私1人だけで本を読みます……レッスン・トレーニングも同様です」
モバP「自分の意志でやっている、誰かの補助も鼓舞も必要ない…ということだね」
文香「そういうことです」
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モバP「あれ?加蓮の顔色が悪いような……気のせいかな?大丈夫?」
奈緒「加蓮が3次元化した3Dボディを維持できるのは、1日3分間だけなんだ」
凛「ついさっき、3次元化に全エネルギーを使いきった反動で」
加蓮「今は、3次元は3次元でも、木彫り……だね」
モバP「デジタルではなく、アナログか」
ちひろ「全身、木彫り彫刻のアイドルですか。芸術性がある気がしますね」
凛「運慶の作品にも劣らない気がする仕上がりなんだよね」
加蓮「ハハハッ……3次元な間は、まだ良いんだけどね」
モバP「ま、まさか……死ぬと?消えてしまうと言うのかい!?」
凛「違うよ」
加蓮「ハァハァ……うっ、エネルギーが…」
ちひろ「加蓮ちゃんの体から光が……!?」
奈緒「ああ、ついに!」
凛「プロデューサー!私達と一緒に、加蓮の手を握ってあげて!!」
モバP「まかせろー!」
加蓮「ハァハァ……うっ…プロデューサー…さん」
奈緒「加蓮、しっかりしろ!!」
凛「頑張って加蓮。プロデューサーも、私達も、そばにいる!」
ちひろ「お産みたいで、おもしろいですね」
モバP「頑張れ―――!」
加蓮「うんあー!うんあーうんあー!」
ちひろ「REC●」
奈緒「お……終った?全部、終ったのか!?」
凛「無事に終わってよかったよ」
ちひろ「ああ……加蓮ちゃんが、2次元の水墨画になりましたね」
加蓮「ZZZ」
モバP「し…白黒になってる…」
凛「加蓮は2次元の水墨画の姿で、しばらく昼寝して体力を回復するんだよ」
モバP「水墨画な加蓮もかわいいね」
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ちひろ「加蓮ちゃんが死亡するかと、ヒヤヒヤしましたが無事でしたね」
モバP「本当ですよね。アイドルには健康でいてほしいですからね」
びちゃっ…
モバP「おや…?デスクの下に何かが……液体?」
ちひろ「キノコでもありました?」
モバP「うわあ!」
ちひろ「乙女のような声を出して、どうしたんですか!?プロデューサーさん!」
モバP「血液でした」
ちひろ「何ですってー!?ああああああ、まゆちゃんが血塗れで…!!」
…
……
まゆ「プロデューサーさんの3D化した、お姿を拝見したら…その、鼻血を出してしまいました…」
モバP「怪我とかしてなくて、よかったよ」
まゆ「あqwwせdrftgyふじk」
どばっ じょぼぼぼぼっ
ちひろ「大量の鼻血が……鼻血というより、失血というべきでしょうか…」
モバP「はい、ハンカチどうぞ」
まゆ「あびばどう…ございばす……ズビッー!」
ちひろ「まゆちゃんには、3D化したプロデューサーさんの姿は、刺激が強いみたいですね」
ちひろ「まゆちゃんの鼻血をとめるため、プロデューサーさん3Dガチャを作りましょうか」
モバP「誰も買いませんよ」
ちひろ「仕方なくですよ?まゆちゃんの鼻血のために、ガチャを作るんですよ!?」
モバP「怪しいですね。そんなもの、必要ありません」
ちひろ「売り上げのためとか、勘違いしないでくださいね!!」
まゆ「いいえ、必要です!」
モバP「!?」
ちひろ「ほらほら、まゆちゃんも、ああ言ってますよ」
まゆ「まゆがやります。プレイするのは、まゆだけで良いんです。まゆがやります。まゆだけが回します」
まゆ「まゆがやります、課金します、永遠にプレイします、永劫にまゆがやります」
まゆ「まゆがプレイし尽くして、やってやってやり尽くし、未来永劫しゃぶり尽くします、まゆだけのプロデューサーさん」
まゆ「睡眠時間から食事中も、排便中の時間までも使って、ありとあらゆる時間を費やしてエンジョイします」
ちひろ「なるほど、ここまで重度だとは思いませんでした」
モバP「重い重い重い、ラブコールを受けたような…受けてないような…気のせいかな」
ちひろ「プロデューサーさんSSSR!!……これで制限するしかありませんね」
まゆ「そんなぁ……酷いです、ちひろさん!!」
ちひろ「3Dのプロデューサーさんに会いたいなら、いっぱいいっぱい課金してくださいね」
おわり
2D→3D の弊害とか思って書きました
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