白坂小梅としゅうまつろん (11)
ガチャで小梅ちゃん引いたのでなんとなく書いてみようかと。
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小梅「・・・Pさん、その面白い恰好してるね?なにそれ」
P「これか?半跏思惟っていってな、弥勒菩薩がしている恰好だな」
小梅「ミロクボサツ・・ってなに?」
P「釈迦の入滅56億7000万年後にこの世に現れ、世界を救済する存在だな」
小梅「56億7000万・・・なに、その蘭子ちゃんが喜びそうな数字の並び」
P「俺が適当に並べたんじゃないんだぞ、まぁ色々と理由があってな。とりあえずそう決まってるんだ。」
小梅「・・・ふーん、で、Pさんは世界を救済したいの?」
P「いやぁ、まさか。俺にはスケールがデカすぎる。ポーズだけでも弥勒菩薩を真似てみたが・・・俺には終末より週末どう過ごすかで手いっぱいだな。
なぁ、小梅よ。今週末はどうする?」
小梅「・・・新作ホラー映画みよ?」
P「相変わらずホラー映画好きだな。例のよってゾンビか?」
小梅「うん。」
P「しかしゾンビかぁ。ゾンビ映画って、人間社会の終末なんだなぁ。」
P「小梅的には人間がみんなゾンビになる社会ってうれしいのか?」
小梅「確かに、ゾンビが増えるのは嬉しい・・けど、皆がみんなゾンビってのはちょっと違うかな。」
P「というと?」
小梅「あの人、ゾンビになったら可愛いんだろうなぁ。とか想像するのも、楽しい。」
P「なんだそれ、夏休み前の計画を立ててるときが一番楽しいみたいな感覚か?」
小梅「まぁ・・・そんな感じかな」
P「なるほど。俺もお前たちをプロデュースしてるとき、これからこういう仕事させよう、って考えてるときが一番楽しいし、わからないでもない。」
小梅「それって、プロデューサーとしてどうなの?」
P「そういうことをいわれると弱い・・・が、俺はなんかが終わるのがひどく残念に思える人種でな。現にいま筆をおくことを躊躇ってる。」
小梅「メタ発言だ・・・」
P「でも、終わりのない世界なんてないんだよな。弥勒菩薩のような救世主になれなくても、裁きを、救いを受けるいち人間としてそこに立ち会わなければいけないし、アイドルをプロデュースした者として舞台裏にいなきゃいけない。終わるのがいやだからといって8月を8回繰り返すとバッシングされかねん。あ、ちゃんと微妙に作画とか変えるぞ?」
小梅「・・・途中まで感心したけど、最後の一文で色々台無しだよ。」
P「真面目な話だけ言えない人種でな・・・ただ、悔いのないように終末を過ごしたいな、やはり。しっかりと駆け抜けたという証がほしい。」
小梅「・・・じゃあ、最後はびしっと決めてね?」
P「いいだろう・・・・・ 俺たちの冒険はこれからだ!」
小梅「打ち切りじゃん・・・」
終わり お読みいただきありがとうございました。
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