モバP「ある日の事務所」膝枕編 (27)
・モバマスss
・本編に関係無いオマケ有り
・下記作品の続編
棟方愛海「プロデューサーが捕まえようとしてくる」
棟方愛海「プロデューサーが捕まえようとしてくる」 - SSまとめ速報
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大原みちる「おはようございます!」
モバP「おはよう、みちる。……しかしスゴい量だなそれ」
みちる「Pさん達がまだ出る時間じゃないのを知ってたので、一緒に食べようと思って!」
モバP「俺甘い物以外そんなに食えないんだが……。こいつはそもそもあんまり食わないだろうし」
みちる「あたしが沢山食べられるので大丈夫ですよ!ところで何でソファーに座って……桃華ちゃん?」
櫻井桃華「…………」
モバP「来たときにはもう船漕いでたから、疲れが溜まってたんだろうな。どうせ出るまで時間有るし少し寝とけと言ったら、俺の膝使いたいとか言い出すからさ。まあ半分夢心地だったんだろうが、素直に甘えたいって言い出す姿も珍しかったから、貸し出してる訳だ。しかし何かブームでも来てるのか、俺の膝」
みちる「あはは……あ!じゃあさっきからうるさくしてごめんなさい!」
モバP「見ての通り、よく眠っているから気にするなと勝手に言っておく」
みちる「なら良いんですが」
モバP「しかし俺なんかの膝でよく熟睡出来るもんだ。こういうの相応の雰囲気纏った大人の女性がやるもんだが……」
みちる「うちの事務所は未成年とちひろさんしか居ませんからね!」
モバP「そうなんだよな……。ちひろさんにはそういう雰囲気皆無だしな」
みちる「ですね!」
モバP「……うん、止めよう。聞かれたらあの人絶対凹む」
みちる「物申したくても出来なくて、涙目でプルプルするかもしれませんよ?」
モバP「言うね、お前……」
ヤバい。想定以上に進まない。
ここで中断を。
とりあえず夜にまた。
でわでわ
みちる「でも桃華ちゃんがPさんの膝枕で寝てるなら……」
モバP「まあ一緒に飯は食えないな。そもそも俺朝飯食ってきたから、この時間に食うのはちょっと……」
みちる「そんなぁ……」
モバP「別に一人で食べても良いんだが」
みちる「それは駄目です!」
モバP「駄目?」
みちる「それに誰かと食べる体になってたので無理です!」
モバP「なんだそりゃ」
みちる「好きな人と一緒にご飯食べると、楽しくって美味しいってことです。あたし、Pさんが、事務所の皆さんが大好きですから!」
モバP「それは光栄だ。……でも誤解されるから大きな声では言わないでなー」
みちる「へ?」
モバP「それなら昼飯時に一度桃華起こすつもりだったから、その時一緒に食べよう」
みちる「おー!それなら三倍美味しくなりますね!」
モバP「数値化出来るものなのか……。それなら事務所のみんなと一緒に食べるとしたら?」
みちる「それなら……うーん……!百倍ですね!」
モバP「予想の十倍!?」
みちる「そんな機会なかなか無いので。最近だと特に」
モバP「……そうか」
みちる「Pさん?」
モバP「いや、俺ももっと頑張らないとな」
みちる「……そうだ!この後時間ありますか?」
モバP「んー?今日は桃華の付き添いと事務仕事位だから大丈夫だぞ?と言うかそうじゃないと悠長にこんな事してないし」
みちる「良かった。ならこのままお話しませんか?口が寂しいんで!」
モバP「ああ、良いとも。しかしどうした。わざわざ改まって」
みちる「考えてみたら、こんな風に二人きりで話すこと無かったですし」
モバP「そう言えばそうだな」
モバP(今度他のみんなとも、そういう場を設けるべきか?)
みちる「そうでなくてもあたし基本何か口に入れてますしね!」
モバP「何言ってるか理解出来るし、それは気にしなくても良いぞ?」
みちる「フゴフゴ言ってるだけなのによくわかりますね!」
モバP「そうか?志希やこずえだってわかるみたいだし、もっと難解な言葉使いのアイドルも居るって聞くぞ」
みちる「そもそもあたしのは言葉なんでしょうか?」
モバP「それで、折角だし何か聞いておきたい事とかあるか?」
みちる「うーん……思い付きだったので、パッと出てこないですね」
モバP「じゃあ俺から。気になってたんだが、そのパン……パンだよな?何処で買って来たんだ?」
みちる「パンですよ?これは両親に、皆さんで食べてくださいと持たされたんです!」
モバP「え?……え?その量を?」
みちる「はい!今後ともあたしをよろしくだそうです!」
モバP「それは、まあ今後お礼させてもらうか」
みちる「気にする必要ないとも言ってましたよ?」
モバP「そういう訳にもな。で、飲み物とかは……無いよな。どう見ても」
みちる「はい!」
モバP「……桃華起こしたら一緒に買いに行くか」
ごめんなさい、急用出来たので此処まで。
残りは大した量では無いです。いえ、自分遅筆ですが。
しかし寝ている人間に対する配慮の全くない二人である。
また明日もお付き合いを
みちる「そう言えば、ふれあい牧場に連れて行ってもらってありがとうございました!」
モバP「もうお礼は聞いたぞ?仕事だったんだから、そんなに感謝されてもな」
みちる「いえいえ!買った牛乳をパンに使ったら、とても美味しく出来たので!」
モバP「みちるも、あとかな子も一心不乱に買ってたなぁ。かな子は賞味期限告げたら結構戻してたが、みちるは全部使えたのか、あれ」
みちる「はい!今日のパンにも使ったのが有りますよ。こずえちゃんや智絵里ちゃんが触れ合ってた動物達の姿を模した物とかも」
モバP「撮ったんだったか。まあ画になってたからな。……浄化されるとか言い出した志希がくるみ引っかけて失踪したのは予想外だったが」
みちる「帰る前にはもう居ましたけど、どうやって見付けたんですか?」
モバP「散々探したんだが、気付いたら戻ってきてた。くるみを慰めるのが大変だったぞ。初めて会った時といい、どんなステルススキルだ。おかげで見てくれって言われてた桃華の乗馬を見れなかったし」
みちる「とても微笑ましかったですよ?詳細は口止めされてるので言えません!」
モバP「気になる言い方をするな?」
みちる「あと気になってたんですが、愛海ちゃんが行く前は凄くわくわくしてたのに、着いた途端目の光が消えた理由をPさんは知ってますか?」
モバP「お仕置きの一環だから、あまり気にしなくていいぞ?」
みちる「お、お仕置きですか」
モバP「ああ。今桃華がレギュラーで出てるテレビ番組があるだろ?」
みちる「はい。きらりさんと愛梨さんが司会進行のですね」
モバP「それに愛海がゲストの一人として呼ばれたんだ。そして本番の前に散々注意したのにアイツは……」
みちる「自己紹介もそこそこに、二人に襲いかかってましたね!」
モバP「『ママー!』じゃねえだろ。何が狙いかはわかったが、何で大丈夫と思ったかは本気でわからん」
みちる「きらりさんすぐに捕まえちゃいましたね!愛海ちゃんを普通の言葉で優しく諭しだいたのには驚きました!」
モバP「俺は特にカットも無く地上波で流した事の方が驚きだ。で、その後あの仕事があったから、愛海好みに脚色して伝えた訳だ。今度の仕事はお山に登り放題だぞって」
みちる「だから道中で、『こんな大自然の中だからこそ豊かに育つんだろうね!』とか言ってたんですね」
モバP「まあなんだかんだで牛の乳絞りハマってたみたいで良かったが」
すいません、今日はここまでです。
明日には終わらせるつもりです。
でわ
モバP「しかしお前達もソロで呼ばれる事増えたな」
みちる「あははー。だからこそPさんがあのお仕事取ってきてくれたのは嬉しかったです」
モバP「そう言ってもらえるなら、こっちこそ嬉しい。……その、付き添い出来なくても顔を合わせられる様にしてるが、無理はしてないか?」
みちる「少なくともあたしは大丈夫です。多分皆さんも。Pさんこそ最近遅くまで残ってるみたいですが、大丈夫なんですか?」
モバP「お前達に迷惑は掛けないから安心しろ。だからいひゃいいひゃい……も、桃華?」
桃華「…………すーすー」
モバP「え、えー?」
みちる「……寝相みたいですね」
モバP「そんな馬鹿な!」
みちる「もしかしたら桃華ちゃんも、Pさんに誤魔化しをせず、これから無理しない事を誓って欲しいのかもしれません!」
モバP「俺が無理をしている前提かい」
みちる「さあさあ!他の皆さんにもちゃんと拡散しますんで!」
モバP「わ、わー。確実に逃げ場を無くそうとしてらっしゃる」
みちる「ほら、桃華ちゃんの指がまたPさんの頬に向かう前に!」
モバP「ぼ、暴力には屈しないぞ!と言うか何時から示し会わせてたんだ!」
みちる「アドリブに決まってます!」
モバP「あー、もうわかったよ!……その、無理しない事は約束は出来ないが、絶対にお前達を悲しませはしない。……これで良いのか?」
みちる「もう一声、と言いたいところですが、それは皆で揃ってから追及しましょう。あ、もちろんちひろさん込みで」
モバP「勘弁してくれ……」
みちる「あ、そう言えば、最近新しいケーキバイキングを見付けたんです」
モバP「切り替えはやっ!?そしてパン屋じゃないのか!?」
桃華「…………」
桃華「……すぅ」
桃華「………んんっ」
モバP「今度こそちゃんと起きれたみたいだな。あの時は何時から起きてたんだ?」
桃華「それはご想像にお任せしますが、あんな頭上で声量落とさず喋っていたら、嫌でも起きてしまいますわ」
モバP「……ごめんなさい」
桃華「まあそのお陰であの言質を取れたのですから、良しといたしましょう」
モバP「でもなぁ」
桃華「Pちゃまがわたくし達を心配する様に、わたくし達だってPちゃまを心配するのは当然ですわ」
モバP「それは、まあそうだが……」
桃華「それとも、わたくし達に心配される筋合いは、資格は無いと?子供はただ庇護されるだけの存在であれば良いと仰いたいんですの?」
モバP「……本当にごめんなさい。いや、うん。心配してくれてありがとう」
桃華「ふふっ、どういたしまして」
モバP「さて。みちるも用意して待ってるし、今からコンビニで飲み物買って来ようか
桃華「わかりました。でもPちゃまの膝枕から離れるのは名残惜しいですわ……」
モバP「何が良いんだ、こんなの」
桃華「秘密です。……その、Pちゃま?」
モバP「なんだ?」
桃華「わたくしはまだ寝起きで足下がおぼつきませんわ?ですので、お買い物には手を繋いで行ってくれませんか?」
モバP「……ハハッ。ああ、喜んで」
みちる「フゴ、フゴフゴ!(あの、いい加減限界です!)」
モバP「……既に食ってるじゃねーか。いや、良いんだが。じゃあ食い尽くされる前に行ってくるか!」
桃華「ええ!」
終
オマケ1
・ある日のスカウト
モバP「ただいま戻りました。……まあ今の時間誰も居ないんだが」
一ノ瀬志希「ハスハスハスハス」
モバP「ん?……え!?だれキミ!?」
志希「おっと、夢中になりすぎて、此所まで着いてきちゃった。ゴメンね☆」
モバP「何時から背中に見知らぬ美少女くっ付けた新種の変質者になってたんだ俺!?」
志希「いやん!美少女なんて照れる!」
モバP「まあ前例無い訳じゃないから良いか」
志希「……軽いにゃあ。自分で言うのもなんだけど、あたし普通に不法侵入の不審者なのに。しかも前例有るの?」
モバP「そうか?まあ一応名前と、できれば身分を証明できる物出してくれ」
志希「まああたしも気にしない性質なのでした!あたし、一ノ瀬志希!新種の変質者の後ろ側!これ学生証。ところでキミは?」
モバP「それはやめい。俺はこういう者だ」
志希「……おー。アイドルのプロデューサー!道理で未成年と思わしき女の子の匂いが沢山するわけだ」
モバP「おい、言い方」
志希「しかしアイドル。アイドルかー……」
モバP「ん?どうしたんだ?」
志希「先生!あたし、アイドルやりたいです!」
モバP「お、おう?」
志希「キミから見てあたしって美少女なんでしょ?だったら良いじゃん!キミが居るなら面白そうだし!」
モバP「……まあ良いか。手続きその他で本決まりはまた後日になるが、それでも良いか?」
志希「えー!?それまで待てないよ!」
モバP「おい、こら」
志希「にゃはは!冗談だよ、半分は。じゃあヨロシクね、新種の前側さん?」
モバP「それはもう良いよ!」
終
オマケ2
ある日のデスクワーク
遊佐こずえ「ぷろでゅーさー……ひまー……」
モバP「……そっかー」
こずえ「ひまー……」
モバP「いや、こずえ?俺仕事中なの。忙しいの。と言うかお前オフなのに何で事務所に来てるんだ」
こずえ「……あいたかったからー?」
モバP「それは嬉しいが、流石にお前でも、長時間膝の上に乗られるのはキツいんだが」
こずえ「……だめだめー」
モバP「はんへいがきびひふぎうお!」
こずえ「……ふにふにー」
モバP「はへはおはへ、おへのほほひっぱいはいはへはお!」
こずえ「きょうは……おひるねしないのー?」
モバP「……あの、俺忙しいって言葉聞いてたか?」
こずえ「……じゃあいっしょにー……?」
モバP「聞いて?何で今日はそんなにフリーダムなんだ。眠いならお家帰ろうぜ。キツいが送っていくし」
こずえ「でもこのまえはねたー……」
モバP「あれは仮眠中の俺にお前が乗っかってただけだろ。本気でびっくりしたんだぞ」
こずえ「んー……こずえわかんないー……」
モバP「……この!お前の頬っぺこそ引っ張ってやる!」
こずえ「きゃー……」
ちひろに見付かって仲良く怒られたと言う
終
計画性マジ大事。
今さらなアニメネタ+劇場ネタでしたー。
アニメの人の集まってる場面やシリアスな場面にあつみんぶっ込みたい。
見てくれた方に感謝を
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