男「あぁ… そうだよ。まだ幼には言うつもりはなかったんだけど、夏が終わったら引っ越すよ」
幼「そ、そうなんだ。今日、友がさぁ「男が東京に引っ越す」って騒いでいたからびっくりしちゃって…」
男(友め…騒ぐなってあれほど言ったのに…)
幼「…本当にびっくりしちゃたんだ…だからこうやって男に直接聞いたの…」
男「…ごめん」
幼「…お、男が謝る必要はないよ。な、何で東京に引っ越すのかわからないけど、理由あって引っ越すんでしょ?仕方ないよ」
幼「そ、それに別れなんてよくある話じゃん。 中学の友達とか皆違う学校いったりしてバラバラになったじゃん。 むしろ、今まで男とずっと別れなかったほうが奇跡だよ」
女(だからこそツラいんだよ……でも仕方ないよね。男の都合だし…)
男「…」
幼「…」
男「…ごめん…部活あるから」
~剣道場~
女先輩「幼!」
幼(はっ…!)
モブ1「めぇぇぇぇん」
幼(痛っ…)
女先輩「何やってるの。覇気が感じられないわよ」
幼「女先輩さん。すみません…」
女先輩「待ってるばかりで動かないじゃない?返し技でも狙おうとしたの?」
幼「いえ…それに私が返し技を狙う人間じゃないっていうのも知ってます。ただ、自分の間合いに入れないんです」
女先輩「…」
幼「…情けないですよね。相討ちすらも出来ないんですから…」
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