千早「春香」春香「何?千早ちゃん」 (70)

千早「明日休みやろ?」

春香「うん、そうだけど……?」

千早「実は私も明日オフなんよ。二人でどっか遊びにでも行かん?」

春香「……千早ちゃん、言葉どうしたの?」

千早「最近方言が密かなマイブームなんよ。」

春香「へえー。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370408385

ガチャッ

小鳥「ただいま戻りました…あら、春香ちゃんに千早ちゃん。来てたのね。」

春&千「おはようございます。」

春香「小鳥さん、千早ちゃんがですね———」

ガチャッ

やよい「うっうー!おはようございまーす!」

春香&小鳥「おはよう、やよいちゃん。」

千早「おはよう。いやぁ、やよいはいつ見ても愛らしかね〜。癒されるばい。」

やよい「う?」

間違えた。千早は名字で呼ぶんだったな。


やよい「千早さん、今なんて言ったんですかぁ?」

千早「“愛らしか”…“可愛らしい”って言ったんよ高槻さん。」

やよい「うぅ〜そんな照れますぅ…。」モジモジ

春&小「(かわいい…。)」

〜〜〜〜


小鳥「へえー。千早ちゃんは方言にはまっているのね。」

千早「はい。今、方言が見直されつつありますけんね。“これは良かことやね”と思って。」

春香「千早ちゃんはどこの言葉を話しているの?」

千早「博多弁。ネットで調べて気に入ったってのもあるんやけど、最大の理由は…。」

春香「理由は?」

千早「>>1の出身地が福岡で、さらに>>1によると、福岡市内に“千早”という地名や駅もあるとげな(=あるみたいなの)。それが最大の理由やね。」

春香「(単純だなあ)」

何だ書き間違いか…
てっきり普段は恥ずかしくて苗字呼びしか出来ないから
名前呼ぶ為のカモフラージュとして方言を使い始めたちーちゃんかと思ったのに(´・ω・`)

やよい「でもネットで調べてそれをすぐ実践しちゃう千早さんカッコいいですぅ〜!」

小鳥「そうね。方言が自由自在に扱える女の子にはちょっと憧れるわ。」

春香「千早ちゃん!私たちにも教えて!」

千早「ふふふ、良かよ(=良いわよ)。」






規制解除

<a href="http://www.fgchs.ed.jp/student/club/multimedia7/data2/hougenn.html">博多弁表</a>

〜〜〜〜




ガチャッ

P「おはようございます。」

春&千&小&や「おはようございます!」

春香「プロデューサーさん!今日もクッキー焼いて来たんですけどどうですか?」

P「いやー、いつもすまんな。ありがたく頂くよ。」

春香「それじゃあ私、お茶入れてきますね!あっ、小鳥さんたちもどうぞ!」

春香「あの…どうですか?」ドキドキ

P「うん、旨い!やっぱり春香はお菓子作りのスペシャリストだな!」

やよい「うっうー!とーっても美味しいです!」

小鳥「甘みの加減が絶妙ですごく美味しいわ。」

千早「春香の入れてくれた紅茶と良く合うわね。ほんなごと旨かばい(=本当に美味しいわ)。」

春香「えへへ、良かったぁ〜。あ…プロデューサーさん。」

P「ん?どうした春香。」

春香「その…あの……。」モジモジ

全員「(……?)」

春香「私…いや違う。ウチ、プロデューサーさんのこと“すいとーよ”……///」カァァ

小鳥「ピヨッ!?」

やよい「えっ!?」

千早「……くっ!」

P「?」

P「水筒?水筒がどうかしたのか?」

春香「な…な、なんでもありません!」ダダッ

P「あっおい!……行っちゃった。」

P「小鳥さん、何かあったんですか?小鳥さんたちは意味が解ったようですけど。」

小鳥「ええ。実は———」

P「———なるほど。千早の博多弁を皆で真似していた、と。」

小鳥「はい。」

P「そうだったんですね。そういえばさっき春香が言ってた“すいとー”って水筒じゃないんですか?」

小鳥「ソレデアッテマスヨー(棒読み)」

P「……怪しい。ここは一つネットで調べて———」

や&千&小「それだけはダメー!!」

P「うおっ!?」

P「なんか三人の気迫が凄かったので調べるのはやめましょう。」

や&千&小「」ホッ

P「しかし面白そうですね。これでアイドル全員が違う方言を話せば……あっ、閃いた。」

\ガチャッ/

オハヨーゴザイマス ナノー ワイワイガヤガヤ

P「おう、みんなおはよう。まだ時間あるだろ?ちょっと集合して……やよいは春香を呼んできてくれ。」

P「———というわけで、お前たちにはこれから日本各地の方言について勉強してもらう。」

社長「なるほど。765プロ所属のアイドルたちを方言アイドルとして売り出すことによって他の事務所との違いをつけるだけではなく、ファンの皆さんに方言を通じて日本の良さを再発見してもらうのか!なかなかいいところに目をつけたね君ィ!」

P「ありがとうございます。それじゃあ、実際に話してもらう方言の発表だ!」


千早→博多弁

春香→>>18

雪歩→>>22

やよい→>>24

あずさ→>>26

律子→>>31

伊織→>>34

亜美→>>37

真美→>>39

響→沖縄弁

真→>>42

貴音→>>46

美希→>>49

>>6
その手があったか!
気づかんかったばい…orz

うちなーぐち

京都弁

>>22
いいね!
雪歩の京都弁は合いそうな気がする。

英語

鹿児島

加速
自分でやるのもなんだけどね…。

安価の付け方あれで良かったんかな?
VIP初心者やけん分からんわ。

いいさ

>>28
ありがとう。
安心しました。

栃木弁

こっちはあんまり人いないから安価は1置きでいいかも

なまら北海道弁

>>33
了解。今度からそうするわ。
どっちにせよ、この話しの続きを書くのは明日の夕方以降になると思います。悪しからず。


あと、安価追加。
P→>>51

新発田弁とかやってくんねがねっす

>>38
しばた…。
新潟弁ってことでいいですか?

湖北弁

≠″ャ儿言吾

せっかくだから取ろうかな
関西弁

高知

なんJ語

(名前 言葉)
千早→博多弁

春香→江戸言葉

雪歩→京都弁

やよい→英語訛りのルー語

あずさ→鹿児島弁

律子→栃木弁

伊織→北海道弁

亜美→新発田弁(新潟)

真美→湖北弁(滋賀)

響→ウチナーグチ

真→ギャル語

貴音→関西弁

美希→土佐弁

P→なんJ語




真は黒歴史扱いされそうだ…。
では、ネタを考えてきます。

※方言を調べながら書いているので更新速度はかなり遅めです。






ある日の事務所


\ガチャッ/

響「ただ今戻ったぞー!」

雪歩「あっ、ちょうど良かった。響ちゃん!」

響「雪歩さん、ぬーやが(=何ですか)?」

雪歩「今から貴音ちゃんが出演しとるバラエティ番組が始まるんやて。響ちゃんも見いひん?」

響「おお、見りんぞー(=見るぞー)!」

\テーテー♪テレッテッテー♪/

司会者「お茶の間の皆様こんにちは。今回のゲストはいま話題のアイドル、四条貴音さんです。」

貴音「毎度ー!らぁめん大好き、四条貴音やで!」

司会者「四条さんは大のラーメン好きで知られていますが、そんなに好きなんですか?」

貴音「“好き”なんてモンやあらへん。らぁめんが生活の一部なんや!」

司会者「なるほど。ではすでに洗礼は済ませてあると…。」

貴音「当たり前やんか!ああ神よ…ってそれ“アーメン”や!イエス様ちゃうで!」

\ワハハハハ/


〜〜〜〜


亜美「お姫ちん、えらい変わったな→。まるで別人や。」

真美「んだね→。真美もびっくりだぁ。」

美希「ミキ、方言一つで人がこじゃんと変わると思っちょらんかったきに驚いたがよ。」
(訳:ミキ、方言一つで人がこんなに変わると思ってなかったから驚いたの。)

伊織「そういう美希もなまら訛ってるんでないかい?」

千早「終わったごたあね(=終わったみたいね)。」

あずさ「貴音ちゃん、凄く訛ってたわね。私もあげんなっとやろか(=私もあんな風になるのかしら)?」

小鳥「あずさちゃん、既に訛ってるわよ。」

社長「さて、次はやよい君の“お料理さしすせそ”だな。」

律子「やよいがどんななってっか、楽しみですねー。」

やよい『Hello,Everyone!!高槻やよいの“お料理さしすせそ”のTimeでーす!』

やよい『This時間は、これからのseasonにjust fit!!な夏vegetableのサラダをmakeしちゃいますよー!』

小鳥「やよいちゃん、何気に発音上手いですね。」

社長「うむ。中学生とは思えんな。」

やよい『うっうー!その前にtoday is guestをご紹介したいと思いまーす!』

社長「そういえばプロデューサー君。今日の“お料理さしすせそ”のゲストは誰だね?」

P「え〜っと確か、今日は真ですね。あっ・・・(察し」















やよい『本日のguestは私のoffice workの先輩の菊地真さんです。どうぞ!!』

真『きゃっぴぴぴ〜ん☆菊地真ちゃんなりよ〜♪』

社長「」

小鳥「」

律子「」

あずさ「」

雪歩「」

伊織「」

亜美「」

真美「」

春香「」

千早「」

美希「」

響「」

P「(アカン)」

やよい『うっうー!真さん、いつにも増してvary coolですぅ〜。』

真『マジで→?何か今のボクぅ、チョ→光輝いてるってゆ→かぁ、チョベリグって感じィ→。』

やよい『はい。憧れちゃうかなーって!』キラキラ


〜〜〜〜


P「うわーこれはいたい」

〜〜〜〜


\ガチャッ/

やよい「ただ今戻りましたー!」

P「おう、お疲れ!」

真「……お疲れ様です。」ズーン

P「真、(トラウマを与えてしまって)すまんな」

真「ええんやで」ニッコリ

真「ボーイッシュなイメージを持たれるよりはまだマシです。まあ周りから変な目で見られたかもしれませんが……。」

P「真……。」

貴音「そないなことあらへん!」

真「!?」

貴音「……他の皆から聞いたのですが、真はおんえあ中ノリノリだったそうですね?」

真「……はい。」

貴音「それは“心からぎゃるを楽しめた”という証し…。これからどんどん“ぎゃる”を演じて自分のいめーじを塗り替えていけばいいだけの話しです。」

真「……はい。」

貴音「それに私たちは貴女のぎゃる語、嫌いじゃありませんよ?」

真「……へ?」

春香「本当だよ真ちゃん。私、真ちゃんの生き生きした表情を見て“ああ、真ちゃんはこんな人に憧れてるんだな〜”って思った。それくらい良い顔してたよ?」

千早「真の気持ちは良く分かるわ。私も博多弁使い始めた時は“イメージに合ってないんじゃないかしら?”って何度も思ったから……。だけど不思議なもので、博多弁を使いこなすうちにイメージが結びついたの。だから真もギャル語を使いこなすうちにきっと“真=ギャル語”のイメージが定着すると思うわ。」

P「二人の言う通りだ。俺もギャルな真を見て“生き生きしてるなあ”と思ったし、決して嫌ってなんかいない。」

真「プロデューサー…。」

律子「そうそう。それに方言アイドルを初めてまだ五日だっぺ?慣れない言葉を使いこなせるようになるには時間がかかるんだから、ゆっくりイメージを浸透させていけばいいじゃない。」

真「……はい!」

亜美「やっぱりまこちんは笑顔が一番らの(=一番だね)→」

真美「せやね!…まあ確かにイメチェンはむっかい(=難しい)けどね→」

P「そういうことだ。まあ、色々と難しいところもあるだろうけど頑張ってくれ。応援してるからな!」

真「……はい!」

P「他のみんなもだ。大変だろうが、お互いにフォローしあいながら少しずつ自分のイメージを確立させてくれ。期待してるぞ!」

全員「はい!」



〜〜〜〜



それから数ヶ月後。
真を含むアイドル全員が方言アイドルとしての地位を確立。
その結果、若者を中心とした全国的な方言ブームが巻き起こった。それは方言の解説書まで出るほど凄まじいものだったという。


(完)

終わりです。
本当はもっと色々書きたかったんですが、それだけの気力とアイディアがありませんでした。すみません。

一応、最低でも一回はキャラ全員に指定された言葉を喋らすようにしています。
ちなみに春香がPに言った“すいとーよ”は博多弁で“好きだよ”の意味です。

これを機に皆さんが少しでも方言に興味を持っていただけたらと思います。
ありがとうございました!



参考文献

・日本語の方言(Wikipedia)
http://www.google.com/gwt/x?client=ms-kddi-gws-jp&gl=JP&guid=on&wsc=tb&source=sg&u=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org/wiki/%25E6%2597%25A5%25E6%259C%25AC%25E8%25AA%259E%25E3%2581%25AE%25E6%2596%25B9%25E8%25A8%2580&ei=sd4gUOSQGMWxkAXtsYDIDA&ct=pg1&whp=30

スマンがどうしても見逃せない点について

>>58
>やよい『うっうー!その前にtoday is guestをご紹介したいと思いまーす!』
「今日」が客になってる

>>60
>やよい『うっうー!真さん、いつにも増してvary coolですぅ〜。』
vary→変わる・変える(動詞)

>>67
ご指摘ありがとうございます。
実は英語の文法やスペルはそこまで確認してないので、もしかしたら結構ミスがあるかもしれません…。


だが圧倒的ボリューム不足…
アイデアはいいと思うんだけどな

>>69
その点については本当に申し訳ない…。
次書く時はもう少し構想を練るようにします。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom