友利「引くな!!」(132)
友利(乙坂さんが帰ってきてから早数週間、相変わらず私のことも、歩未ちゃんのことすら思い出してくれません)
乙坂「友利さん、何か考え込んでるの?」
友利「いえ、大したことではありません。気にしないでください」
友利(大人しい乙坂さんにも慣れてきましたが、やはり以前みたいにケンカ腰な方が...)
乙坂「友利さん、やっぱり悲しそうに見える...僕が何かしましたか?」
友利「いえ、本当に大丈夫ですから!そういえば、あなたが出発する前に預かったMP3プレイヤー返しますね...」
乙坂「これは...」
友利「何か思い出しましたか?」
乙坂「いら、そう言うわけでは無いんだけど、これも凄く大切な物だったような...」
友利「ふふっ、元々は私があなたに差し上げた物なんですよ。今日はもう帰ります、また明日会いましょう」
乙坂「うん、気をつけて」
乙坂(これって音楽を聴くものだよね、少し聴いてみよう...)
~ズンチャッチャ
Come now heading to the oblivion~~
乙坂「!!!」
翌日
友利「乙坂さんこんちわっす~」
乙坂「友利!」
友利「へ?今日は元気ですねぇ」
乙坂「やっぱり僕は帰ってこれたんだな!」
友利「え...、もしかして記憶が戻ったんですか...?」
乙坂「記憶が戻った?僕は記憶喪失だったのか...」
友利「昨日までのこと、覚えてないんですか?」
乙坂「ああ、アラブ辺りで略奪してたハズなんだが、気づいたらここで寝てたんだ」
友利「......」
乙坂「俺は失敗したのか...?」
友利「......いえ、あなたは凄いです」
乙坂「友利、泣いてるのか?」
友利「2回も乙坂さんに泣かされるとは思ってません、でした...」
乙坂「友利...」
友利「乙坂有宇さん!本当にお帰りなさい!!」
乙坂「ああ、ただいま」
友利「グスッ...ふふっ、乙坂さんこっち向いてください」
乙坂「!!??」
友利「恋人なんですから、キスくらい普通ですよね?乙坂さん顔真っ赤っすよ~」
乙坂「お、お前もかなり顔赤いけどな!と言うか、心の準備とかあるだろ、初めてなんだぞ!」
友利「私も初めてですよ、てか乙女みたいなこと言わないでください...」
乙坂「...」
友利「...」
乙坂「...」
友利「...」
乙坂「友利、一ついいか?」
友利「なんでしょう」
乙坂「もう一回頼む」
友利「はい、いくらでもしてあげますよ」
乙坂「あと、セックスも頼めるか...?」
友利「.........引くな!!」
凄く短いですが、終わりです。
友利と乙坂のイチャイチャが見たかっただけです。
気づいたら書いていたので投下させていただきます。
駄文ではありますが、もう少しお付き合いください。
退院
乙坂(家に帰るのもかなり久々だな...)
歩未「ただいま帰りましたでごさる!そして有宇お兄ちゃん、お帰りなさいなのです!」
乙坂「ただいま」
歩未「あとで、有宇お兄ちゃんの退院祝いをするために、皆さまが来てくれるそうなのです!」
乙坂「いつ頃来るんだ?」
歩未「夕方くらいにはいらっしゃるそうなのです!」
夕方
友利&柚咲「おじゃましまーす」
高城「失礼します!」
乙坂「いらっしゃい」
歩未「ゆ、ゆ、ゆさりんなのです~!!」
友利「止血します!」
乙坂「いい加減慣れろよ」
柚咲「だ、大丈夫でしょうか...」
乙坂「友利、すまんな」
歩未「ごめんなさいなのです」
友利「大丈夫ですよ」
乙坂(なんとなく、友利の雰囲気が優しくなったかな...)
友利「ん、止まりましたね」
歩未「ありがとうなのでした!では、皆さま中へどうぞなのです」
...
友利「では、乙坂さんの退院を祝して、乾杯」
一同「乾杯!!」
乙坂(机の上は、歩未が作ったオムライス、柚咲のシチュー、友利が買ってきたなめこと肉等で隙間がほとんどない)
乙坂「って、なめこどうすればいいんだよ!!」
友利「保存しておいてください、今食べようって考えるのがおかしいんですよ」
乙坂「そ、そうか...(それにしても10瓶は多すぎないか?)」
高城「柚咲さん!シチュー本当に美味しいです!!」
柚咲「そう言ってもらえると、ゆさりん嬉しいです!」
友利「高城、なんで号泣しながらシチュー食べてるんすか...」
歩未「パクパクパクパク」
乙坂「歩未、そんなに急いで食べなくても、柚咲のシチューは逃げないぞ?」
歩未「有宇お兄ちゃん、今歩未は集中しているのです、パクパクパクパク」
乙坂「お、おうごめん...」
友利「それにしても、乙坂さんは幸せですね。こんなに料理上手な妹さんがいるんですから」
乙坂「あぁ、そうだな...僕は幸福者だ」
乙坂(友利も実は料理上手いんだよな、歩未のオムライスを完全にコピー出来るくらいだし)
友利「何をにやついているんですか、少し気持ち悪いです」
乙坂「いや別に」
友利「なんでにやつきながら、頭撫でてるんすか...ハァ」
しばらくして
高城「では、私が持ってまいりましたケーキを食べましょう!!」
歩未「ケーキなのです!歩未が冷蔵庫から持ってくるでござる!」
乙坂(さっきも思ってけど、ケーキの箱がやたらと大きいんだよな)
高城「では、ご覧いただきましょう!私の手作りケーキを!」
乙坂「手作り!?ってでかいし、めっちゃファンシー!?」
柚咲「うわ~、凄いですね!食べるのもったいないくらいです」
友利「では切り分けていきましょ~」
ワイワイ
......
乙坂「今日は皆ありがとうな」
高城「いえいえ、乙坂さんが楽しんでくださったようで何よりです」
柚咲「では、私達がずっと仲良しでいられるおまじないをしたいと思います!」
高城「で、でたーー!!!おまじないシリーズ12!仲良しこよしのおまじないーーー!!!」
歩未「なのですーーー!!」
柚咲「おっまじない~、おっまじない~、なっかよしこっよしのおっまじない!ずっと仲良くしましょうね!」
高城「ゆっさりん!ゆっさりん!ゆっさりんんんんん!!!」
歩未「ゆ"さ"り"ん"ーー!(鼻血ドバーーー)」
乙坂「なんだこれ」
友利「ほんっとに引くな!!」
続く
隻眼の死神(笑)
友利「隻眼の死神さ~ん」
乙坂「!!!???」
高城「隻が...?」
乙坂「友利!!」
友利「なんすか、隻眼のし」
乙坂「友利、ちょっとこっちに来い!」
柚咲「手首つかんで凄い勢いで行ってしまいましたね~」
高城「ヤレヤレ、学校内で逢引するのはやめて欲しいものですね」
柚咲 (そういう雰囲気には見えなかったような...)
柚咲「お似合いのいいカップルですよね~あはは...」
......
乙坂「な、な、何で知っているんだ!!」
友利「隻眼の死神と言う二つ名をどうして知っているか、ですか?」
乙坂「あ、ああ」
友利「隼翼さんから聞きました」
乙坂「兄さん...?」
友利「はい、あなたが活躍するにつれて、隻眼の死神と言う名前が隼翼さんの耳に入ったようですね」
乙坂「日本にまでその名前が広まってたのかよ...恥ずかしすぎる」
友利「カンニング魔の乙坂有宇よりも100倍くらいイカしてますよぉ~」
乙坂「頼むから、高城や柚咲には言わないでくれ!」
友利「う~ん、ちょっと言うのが遅かったようですねぇ」
乙坂「え?」
友利「高城、柚咲、そこに居るのはわかってますよ」
高城「い、いえいえ...私たちはたまたまここを通りかかっただけで、何も聞いてないですよ?」
柚咲「せ、隻眼の死神って格好いいですね!!素敵です!」
高城「ゆさりん!?」
乙坂「バッチリ聞いてんじゃねぇかぁぁぁ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
高城「不味い!!崩壊の能力が!?」
友利「くっ」
ゴゴゴ.........
柚咲「友利さんが乙坂さんを抱きながら、頭を撫でてます.....」
高城「なるほど、崩壊しそうになったら、乙坂さんを抱けば良いのですね!」
友利「乙坂さん、落ち着きましたか?」
乙坂「あ、あぁ...だけど、もうちょっとこのままにしてもらって良いか?」
友利「はい」
高城「我々はお邪魔なようですね」
柚咲「はい、戻りましょう!」
ナデナデ
乙坂「友利...」
友利「大丈夫ですか?私もちょっとおふざけが過ぎました、すみません」
乙坂「いや、良いんだ...友利、お前って実は結構隠れ巨乳なんだな!!」
友利「...は?」
乙坂「これからが楽しみだ!」
友利「ひ、引くな!!」
友利「ところで隻眼のなんたらって、なんかとても懐かしいような気がするんスよね...」
乙坂「き、気のせいじゃないかな~、あはは」
続く
卒業
乙坂(1学期分くらいしか行っていない学校の卒業式か....まあ、卒業させてもらえるだけましか)
司会「答辞、卒業生代表友利奈緒」
友利「大地に降り注ぐ雨粒にも温かみが感じられるようになってきた、この春の良き日............」
乙坂(やっぱり生徒会長があんな感じのはやるよな。そう言えば、入学式で僕も挨拶やったっけ...)
友利「この3年間、様々な出来事がありました...............」
乙坂(確かに僕が生徒会のメンバーとして過ごした時間は少なかったけど、あの時間を一生忘れることはないだろうな)
友利「私たちを指導してくださった先生方、保護者の方々、感謝申し上げます。私たちの母校、星ノ海学園のさらなる発展を祈りお礼の言葉とさせていただきます。」
パチパチパチパチ
乙坂(あいつの制服姿を見るのそろそろ終わりか)
高城「ヒッグ...ヒッグ...ヒッグ」
柚咲「ポロポロポロポロ」
乙坂(めっちゃ泣いてる...)
司会「一同起立!校歌斉唱!」
......
柚咲「友利さん、凄く感動的な答辞でじだ~ヒッグ」
高城「涙を禁じ得ません...うぅ」
友利「それはよかったです」
乙坂「友利、お疲れ様」
友利「はい、ありがとうございます」
乙坂「随分と清々しい顔してるな」
友利「そうですね、本当に色々ありましたから」
乙坂「ああ」
友利「それに、これから夢に向かえるって考えると楽しみなんです」
乙坂「夢、か...」
友利「はい、まずは大学ですが」
乙坂「友利と高城は進学、柚咲はアイドル、俺は...」
友利「私の恋人です」
乙坂「友利......」
高城「友利さん男前ですね~」
柚咲「乙坂さん、頬を染めちゃって乙女みたいです」
友利&乙女「そこ!聞こえてるぞ!!」
高城「いや、悪気はないんですよ、あはは!」
柚咲「この後は打ち上げでも行きますか~!?」
高城「良いですね!行きましょう!」
友利「はぁ、では荷物まとめて出発しましょうか」
乙坂「ああ、行こう!(今くよくよ悩んでいてもしょうがないな)」
......
乙坂「なあ友利」
友利「どうしたんすか、耳打ち何てして」
乙坂「いや、なんと言うか...」
友利「ん~?ハッキリ言ってくださいよ」
乙坂「...友利、制服を着ているうちにセックスさせてくれ!頼む!!」
友利「いきなり何かと思えば、バカじゃないんですか!?引くな!!!」
卒業と言えば、クラナドを思い出しますね。
まだ続きます。
事務のおっちゃんを目指して
乙坂(兄さんから呼び出されて、近所の喫茶店に来ている)
乙坂「何か話があるのかな...なんだろう」
隼翼「お、待たせたな」
乙坂「いや、今来たところだよ。今日は何か話があるの?」
隼翼「そう言うことだな。そう言えば、奈緒ちゃんとは上手くいっているのか?」
乙坂「あ、ああ、普通かな...?」
隼翼「まあ、それは全く関係ないんだがな」
乙坂「?」
隼翼「お前は特に、この後やることとかないだろ?」
乙坂「やること?うーん、今日はこと後スーパーに買い物いくくらいかなぁ」
隼翼「いや、今日の話ではないんだ。早い話が、4月からニートだろ?」
乙坂「に、ニート!?」
隼翼「仕事とか決まってないだろ?」
乙坂「ま、まあそうだけど...」
隼翼「そこでだ、お前には星ノ海学園の事務員になってもらおうと思う」
乙坂「え?事務員!?」
隼翼「ああ、完全なるねじ込みだが、もう決まったことだ」
乙坂「もう決まってるの!?」
隼翼「ああ、そう言うことだから、明日は一緒に学園に行くぞ」
乙坂「パワープレー半端ないな...」
......
乙坂「ただいま~...」
歩未「おかえりなさいなのです~!」
乙坂「はい、今日の買い物」
歩未「ありがとうなのです!って有宇お兄ちゃん、なんでそんなに微妙な表情をしてるのですか!?」
乙坂「ああ、歩未には話しておかないとな」
...
乙坂「まあそう言うことだ」
歩未「有宇お兄ちゃん、お仕事決まって良かったのです!」
乙坂「うん、まあ良かったのかな」
歩未「それに、高校の事務員と言うことは、いつでも歩未に会えるでごさるよ!?」
乙坂「それはいいな」
歩未「友利お姉ちゃんには言ったでござるか?」
乙坂「まだ言ってない、今度会うときに言おうかな」
歩未「有宇お兄ちゃんが事務員か~、高校生活がさらに楽しみにたったのです!」
乙坂「じゃ、飯でも作るか~」
歩未「はいなのです~!」
続く
熊耳
友利(今日は熊耳さんのお墓参りに、乙坂さんと来ています)
乙坂「熊耳さん、お久しぶりです...来るのが遅くなってしまって、すみませんでした。友利を...守ってくださって、ありがとう、ございました...!ぅうう...」
友利(そう、熊耳さんは私を庇って死んだそうです...熊耳さんがいなければ、私も...)
友利「乙坂さん、これで涙を拭いてください...」
乙坂「ぁ、ありがとう...後で洗って返す」
友利(熊耳さん、どうか私たちを見守ってください...)
......
友利(お墓参りをした後、私達は多摩川の河川敷を訪れていた)
乙坂「ここは全然変わってないな」
友利「当たり前じゃないですか、まだあれから3年もたってないんですよ?」
乙坂「懐かしいなぁ、ここでお前におもいっきりボコボコにされたっけ...」
友利「ふふっ、あの時の乙坂さんは、滅茶苦茶ダメ人間でしたね」
乙坂「あー、まあただのカンニング魔だからな、ははっ」
友利「綺麗な夕焼けですね...」
乙坂「ああ...」
友利「そう言えば、何か私に話があるのでは?」
乙坂「そうだった...僕は4月から星ノ海学園で、事務員として働くことになった」
友利「なして?」
乙坂「その反応、色々思い出すからやめてくれ!!」
友利「え~、あの時、私は嬉しかったんですよ?」
乙坂「本当かよ?告白してあんなに怪訝な顔されるとは思ってなかったんだぞ...」
友利「ふふふっ」
乙坂「とにかく!僕は働くことになった、以上!」
友利「良かったですね、これでニート回避じゃないすか」
乙坂(ニート生活に心残りがあるなんて言えないな...)
友利「なんですか、ニート生活に心残りがあるなんて言えないって考えてるような顔して」
乙坂「そ、そんなこと思ってないぞ!?」
友利「どうですかね~、乙坂さんですからね~」
乙坂「ひどいやつだ...」
友利「そうだ乙坂さん、私たち恋人なんですから、名前で呼びあいましょうよ」
乙坂「名前でか...」
友利「はい!」
乙坂「な、な、な、奈緒!」
友利「はい、有宇さん」
奈緒&有宇「.........なんか引くな!!」
続く
卒業旅行
有宇(柚咲と高城から話があると言うことで、元生徒会メンバー4人がうちに集まっている。ちなみに、歩未は今日も景気よく鼻血を吹き出していた)
奈緒「高城、話と言うのはなんでしょうか?」
高城「はい、私たち4人と歩未ちゃんで、旅行にでも行こうと言う話になりまして」
柚咲「そこで、ですね!私の実家の蕎麦を食べてほしいと思いまして!」
有宇「長野旅行か?」
高城「その通りです」
奈緒「卒業旅行ってところでしょうか」
歩未「あの~、歩未も連れていっていただいても大丈夫なのでしょうか...」
柚咲「歩未ちゃんも中学を卒業したじゃないですか!是非一緒に行きましょう」
歩未「か、か、感謝感激雨嵐なのです~!!」
有宇「ところで、日程はどんな感じなんだ?」
高城「月末に1泊2日を考えています」
柚咲「私の家に泊まっていただこうとかなって!」
奈緒「いいっすね、是非行きましょう」
高城「ちなみに、移動手段は私の車です!」
有宇(あー、そう言えば車買ったとか言っていたな...)
奈緒「高城の運転すか...大丈夫なんすかね」
柚咲「この前少し乗せてもらいましたが、安全運転でしたよ!」
有宇「5人乗れる車なのか?」
高城「もちろんです。後部座席は3人座っていただくことになりますが」
歩未「楽しみなのです~!」
高城「では詳しい計画をたてましょう」
......
有宇「なあ高城、あとどのくらいで着くんだ?」
高城「そうですね、カーナビによると2時間ほどとなってますね」
奈緒「安全運転で頼みますよ~、ほんとに」
有宇(ちなみに助手席には僕が座り、後ろに女性3人が座っている。妥当な席順と言えるだろう)
柚咲「歩未ちゃん!ゆさりんと一緒に、歌を歌いませんか!?」
歩未「そ、それはマジなお誘いなのですか!?歌うでござる~!!」
高城「乙坂さん、繋いである音楽プレイヤーで、ハロハロを再生していただいても大丈夫ですか?」
有宇「ハロハロな、えーと...これか」
歩未「発熱デイズなのです!」
有宇(奈緒は微笑みながら手拍子してる...楽しそうだし、まあ賑やかなのも良いな)
有宇「って、高城!泣かないでしっかり運転してくれ!!」
高城「ゆさりんの生歌が響く車でドライブ出来るなんて...」
有宇「前を見てくれぇぇぇぇ!!」
ちなみに高城の車は、BL5のLEGACY B4をイメージしてます。
高城「乙坂さん、そろそろ着きますよ」
有宇「...あれ、僕は寝てたのか」
高城「はい。もう高速は降りたので、そろそろですよ」
有宇「案外近かったな」
高城「乙坂さん、2時間くらい寝てましたからね」
有宇「うわ、本当だ...高城、すまん」
高城「構いませんよ、空いていたので楽でしたし」
有宇「後ろの3人も寝てるのか」
高城「はい」
有宇(肩を寄せあって気持ち良さそうに寝ている、平和な眺めだ...)
ナビ「目的地周辺に到着いたしました、案内を終了します」
高城「私のバック駐車の腕前をお見せいたしましょう!」
有宇「お、おう...」
......
歩未「本物のお城なのです~!!」
奈緒「はえ~、これが松本城ですか、結構立派なお城ですねぇ」
有宇(柚咲のおすすめで、僕たちは松本城を訪れていた。流石国宝なだけあって、外観は素晴らしいな)
柚咲「皆さん!入場しちゃいましょ~!レッツゴー!!」
高城「私が入場券をまとめて買ってまいりますので、少々お待ちください」
有宇「あ、僕も行くよ」
......
有宇「へえ、中も本当にお城なのか。すごいな」
歩未「有宇お兄ちゃん!凄いのです、この階段急すぎるのです~!!」
柚咲「一通り回るのも、案外体力が必要だったりするんですよ~」
奈緒「撮影が捗るっすね。有宇さん、武将っぽいポーズください!」
有宇「武将っぽいポーズってなんだよ...」
高城「抜刀とかですかね」
有宇「こ、こうか?」
奈緒「う~ん、イマイチ間抜けっすねぇ...」
有宇「間抜けってなんだよ!間抜けって!!」
歩未「有宇お兄ちゃん、大きい声出したら他のお客さんに失礼なのです」
有宇「ぅ...僕が悪いのか...?」
柚咲「高城さん、こっちから見ると町の景色が綺麗ですよ~」
高城「おお!綺麗な町並みですね!」
奈緒「有宇さん、早く一番上まで行きましょう!」
有宇「はいよ~っておい!奈緒、大丈夫か!?」
奈緒「も、申し訳ないっす...足を踏み外しました...」
有宇「後ろ向きながら上ろうとするからだ...怪我はないな?」
奈緒「大丈夫っす、有宇さんが受け止めてくれたので...」
歩未「こ、こ、これは!ロマンスの香りがぷんぷんするのです~!」
奈緒「あ、あの~有宇さん?もう離していただいて大丈夫っすよ?」
有宇「あ、そ、そうだな」
有宇(奈緒の髪の毛、案外いい匂いがしたな...)
......
このSSまとめへのコメント
ww
なぜ、なぜ、ここで終わった
いいかんじに読んでいくと止まってた...
ショックっすよー
本当になんでこんないいところで終わるんですか!?続きが気になる…。
でも、すごく面白かったです!