有宇「安価とコンマで世界を生き抜く」 (95)

「我思う ゆえに我あり」とは昔の哲学者の言葉だそうだが

僕 乙坂有宇は我ではなく他人を思ってみたあの人も僕なのではないかと

他人を思う、そうしたら僕はーーー他人になっていた。


安価です

1.アニメ第1話から。有宇はなにも知らない

2.友利と熊耳の誘拐後、2度目のタイムリープの後の世界

下1



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442797058

マフィアの少女に刃物で切りつけられた時、手でかばっていたおかげで奇跡的に有宇の目は無事だった。

マフィアとの戦いの最中タイムリープした有宇は……

有宇「うわぁぁあ!?」カバツ

有宇(タイムリープに成功したのか!?)

歩未「ゆ、有宇お兄ちゃんなにごとでござるか!?」ビク

有宇「あ、歩未……?それにここ……」

有宇(星ノ海学園の学生寮じゃない?一体今はいつなんだ?時計は……)

有宇「ってもう8時じゃないか!」

歩未「あ!ほんとだ!有宇お兄ちゃん、早く!」

有宇「僕は後から行くよ、歩未は先に行くんだ」

歩未「う、うん。いってきまーす!」タッタッタッ

有宇(……さて、どうしようか)

下1
1.急いで準備。その後学校に

2.今日は休む。現在の状況確認をする

………

有宇「なんとか間に合ったぁ……」ゼエゼエ

有宇(ん?なにやら騒がしいな。あれは……)


『前期実力試験』の結果が貼り出されている。


有宇(今日はこの日だったのか……)

モブ女子「乙坂君また一位だ〜」

モブ女子2「かっこいいだけじゃなくて頭もいいとかスペック高すぎー」

有宇(……満点をとれたのはカンニングのおかげなんだよな)ハァ

??「……」ジーー


……………

ブーブー

有宇「ん?メールか」

ーーーーーーーーー
突然のメール失礼します
ーーーーーー
1-2の杉本と申します。

放課後、校舎裏に来てもらえないでしょうか

夜まで待ちます。

ーーーーーー

有宇(そういえば、こんなこともあったな……)

??「……」モグモグ

………

杉本「あの……ごめんなさい!!!こんなところまでお呼びして!」

有宇「大丈夫だよ、それよりなんで呼び出しを?」

杉本「……とっ友達からでいいのでっ
あたしと付き合ってもらえませんでしょうか!」

有宇「……僕は」

下1
1.「好きな人がいるんだ。ごめん」

2.「寝る間も惜しんで勉強しなきゃならないんだ」


有宇「僕には好きな人がいるんだ……」

杉本「……っ……ゴメンなさいでしたぁーー!!」

有宇「……こちらこそ、ゴメン」

有宇(これならば前より幾分かは誠実な断り方だろうか。嘘はついていない訳だし)


有宇(……友利、今お前はどこにいるんだ?)


友利「……」ジーー

友利「……そろそろですかなあ」ジーー

…………

有宇(そろそろ友利達に会う頃だろうか)

有宇(生徒会を伝ってなるべく早く熊耳さんにコンタクトを取っておきたいな)

『1年1組乙坂有宇君至急生徒会室まで来てください。繰り返します。1年1組……』

有宇(きたっ!!)

……………

大村「生徒会長の大村です」

有宇(ここはどうするべきか……)

大村「この前のテストと同じ問題がそこにおいてあります。この場でもう一度解いてみてください」


大村「あなたにはカンニングの容疑がかかっています」


有宇「……」

下1
1.「解けません。僕はカンニングをしました」

2.「それよりも、この人は誰ですか?」成功率30%

(成功率はコンマ下二桁によって選べる選択肢です。新たな挑戦や勘だよりの行動にはこれがつきます。

成功率30%はコンマ30以下で成功)

失敗!

有宇(一か八か!友利はここにいるはずだ!)

有宇「それよりも、この人は誰で」

大村「私語は慎み早く解いてください」

有宇(最後まで言わせてくれないのかよ!……まあいい。どうせこの学校に未練はないし……)

有宇「僕にこの問題は解けません。カンニングをしましたので」

大村「……そうですか」

有宇(さて、どうなる?)

友利「ほおー、こんな展開になるとは少々驚きです」スッ

有宇「うわぁ!!?」

有宇(わかってても驚くわ!)


友利「あ、大村さん。協力ありがとうございました。おーい高城ー!」

高城「お呼びでしょうか。おや、これは……」

友利「はい。予想とは少しずれた結果になりました。」

友利「どうも生徒会長の友利です。別の学校の、ですが」

高城「同じく生徒会役員の高城です」

友利「あなたには他人に乗り移る能力がある。あっていますね?」

有宇「ああ……」

有宇(実際は《略奪》なんだけどな。あれ?この時点でこいつらは知ってるんだっけ)

有宇「……これから僕はどうなるんだ?」

友利「我々の学校、星ノ海学園に転入してもらいます。」

友利「そこであなたのように力を悪用している奴らをこらしめる協力をしてください」


友利「あたしたちは、そういう存在なのです」

……………

有宇「ただいまー」

歩未「あっ!有宇お兄ちゃんおかえりなさいなのですーー!」

有宇「あ、そういえば。これを見てくれ」

歩未「?……ふむふむ。……!うおおーー!!!」

歩未「星ノ海学園に特待生で転入だなんて家計が助かりますーー!」

有宇「不安じゃないのか?」

歩未「有宇お兄ちゃんと一緒なら!というわけでお祝いのオムライスでござるー!!」バーーン

有宇「そっか。いただきます」パクッ

歩未「いただきまーーす!どう?美味しい?」ニコニコ

有宇「ああ、美味しいよ」ニコッ

有宇(以前ならばこの甘さにうだうだいっていただろうが今はこの甘ささえ美味しく感じる)

歩未「お母さんと同じくらいうまくなれてるかな?」

有宇「母さんかそんな人のことはどうでもいいだろ」

歩未「有宇お兄ちゃんこの前も言ってたよね。家族はあゆとお兄ちゃんの2人だけだって。でも、あゆ……」


歩未「もう1人家族がいたような気がするのです」


有宇「!……」

下1
1.「そうかな、それはないと思うよ」

2.「それならきっと優しいお兄さんだろうな」

3.「母さんの話題をださないでくれ」


(今回から好感度システムを導入します。
正解なら好感度 3
不正解なら±0です。
大事な場面だと振れ幅が大きくなります)



有宇「それならきっと……優しいお兄さんだろうな」ニコ

歩未「!2人も優しいお兄ちゃんがいたらあゆ、幸せすぎて困ってしまいます〜!!」

有宇「……それをいうなら、僕のほうこそだよ」

歩未「な、なんだか恥ずかしいのですー!」テレテレ

有宇(隼翼兄さんにも、早いとこあっておかなくちゃな……)

……………

有宇「歩未、また星をみてるのか。本当に好きなんだな」

歩未「だって人が行けない遥か彼方にあるんだよ?」

歩未「それはとってもすごいことだと思うのですーー!」キラキラ

有宇「……なら今度、天体観測にでもいくか?」

歩未「!!うん!」

有宇「……」ニコ

有宇「明日は引っ越しで早いんだからそろそろ寝ないと朝起きれないぞ」

歩未「はーい」モゾモゾ

有宇「やけに素直だな……いつもはゴネるのに」

歩未「えへへ〜だって今度天体観測いくんでしょ?だから今日はもういいのです!」

有宇「……そうか。おやすみ」

歩未「おやすみなさいなのですーー!」


……………

歩未「うわぁ!!すっごいおっきい建物なのですーー!!」キラキラ

歩未「すごい!!すっごーーい!!」キラキラ

有宇「おいおい今日からここに住むんだぞ?」

歩未「本当にいいんでしょうかー?身の丈に合わないような気がしてならないのですー……」

有宇「そんなことないって。いいからいくぞ」ニコ

……………

有宇「やっと段ボールは全部運び終えたか……ふぅ」

友利「おじゃましまーす。というかしてまーす」スッ

有宇「うわっ、友利!と高城!」

友利「へえ、よく名前覚えてましたね。」

有宇「……手伝いに来てくれたのか?」

友利「そうです。放課後になりましたので」

ドタドタドタ

歩未「有宇お兄ちゃーん!ってあれ?みなさん有宇お兄ちゃんと一緒の学校の方でしょうか?」

友利「そうです。なにかお手伝いできることはないか来てみました」ニコ

歩未「わーい!助かるのですーー!ありがとうございます!」ニコ-

友利「では、手分けしていきましょう」

高城「はい!」バッ!!

高城「家事の時はやはりこの格好でなくては!」

歩未「メガネの方もよろしくお願いしまーす!」

乙坂(割烹着!?というかお前ら動じないのかよ!)

……………

友利「歩未ちゃん、手品見せてあげよっか」

歩未「手品?ぜひ見せてほしいのです〜!」

友利「じゃあいくよ〜」スッ

有宇(能力を遊びにつかうな!!歩未の度肝を抜きすぎだろ!!)

有宇(でも……)

有宇(なんだか微笑ましいな)


……………

友利「では我々はこれで失礼します」

歩未「帰っちゃうの?晩御飯作るから食べていって欲しいのです〜」

有宇「……そうだな」

下1
1.「そういえば四人分の皿は無い」

2.「いや、こいつらも帰る場所があるんだから」

3.「あれ?誰かの携帯が鳴ってるぞ」

4.「食べていったらいいじゃないか」


有宇「食べていったらいいじゃないか」

友利・高城「えっ」

有宇「なんだよ……」

高城「いえ、絶対に拒否されると思っていたものですから……」

有宇「ふーん、で、どうするんだ?食べていくのか」

歩未「私はぜひとも一緒に食卓を囲みたいですー!ね!友利さん!」

友利「歩未ちゃんがそういうなら、そうしようかな」

高城「では、私もそうしましょう。………妹さんとは少し、話がしてみたいので」ニヤリ

歩未「?」キョトン

有宇(しまった!こいつは誘うべきではなかったか!?)

有宇(……いや、高城はそんなにやましい思いがあるようなやつではない……はずだ)

友利「さて、どうしましょうか」

下1
1.歩未と友利が料理。高城と乙坂が会話

2.歩未と有宇が料理。高城と友利が会話

3.高城と有宇が料理。友利と歩未が会話

4.高城と歩未が料理。友利と有宇が会話

5.有宇と友利が料理。高城と歩未が会話


酉つけられてるかな?

友利「じゃんけんで決めましょうか」

有宇「え?なにを」

友利「誰が料理をするかです4人いるので2対2に分かれれば楽っすよ」

歩未「面白そうでござる!」

高城「ほう、ではじゃーんけーん」

「ほい!」

……………

有宇「こういう分かれ方になるとはな……」

高城「割烹着を持ってきていてよかったです!」

有宇「というか、何を作る気だ?僕はそれほど料理できないぞ?」

高城「冷蔵庫の中を拝見してもよろしいでしょうか?…………ふむ」

高城「では、ハンバーグなどいかがでしょう?」

有宇「おおお!それはいいな!」キラキラ

高城「ふふっ、では作りましょう!」


……………

友利「お兄ちゃんは優しい?」

歩未「はい!有宇お兄ちゃんはとーっても頭がよくてすごいお兄ちゃんなのです!」

友利(あいつ、カンニング魔のくせして意外にいいやつなんだよな。どうも解せない……)

歩未「あっ!友利さんも兄弟がいるのですかー?」

友利「……うん、いるよ。とっても優しいお兄ちゃんが1人」

歩未(友利さん、寂しそうなのです。なんで?)

友利「歩未ちゃん、あたしに対してそんなにかたくならなくてもいいよ」

歩未「了解なのです!奈緒さんって呼んでもいいですか?」

友利「うん、もちろん」ナデナデ

歩未「えへーー」

有宇「できたぞーー」

歩未「はーい!」

友利「………」

友利「兄弟、か」

……………

「いただきまーす!」

歩未「あ!テレビをつけてもよろしいでしょうかー!」

有宇「ああ、いいぞ」

歩未「ありがとうなのです!」ポチツ

『では、How-low-helloの新曲を……』

歩未「わーーい!ハロハロでござるー!!」

高城「…………ぅぉぉお」プルプル

高城「ゆっさりん!ゆっさりん!ゆっさりん!」

歩未「!!もしかしてあなたも……」

高城「高城です!」

歩未「高城さんもハロハロファンなのですか!?」

高城「はい!」

高城・歩未「ゆっさりん!ゆっさりん!」

友利「ひくな!」

有宇「引かないでやってくれ……」

……………

友利「では、今度こそ帰りますね」

高城「それでは、お元気で」

歩未「はい!……でも少し寂しいのです」

友利「大丈夫です。絶対また会えます。ていうか会いに行きますよ。高城も私も」

歩未「やったあー!」

有宇「じゃあな」

友利「はい」

……………

歩未「奈緒さんも高城さんもいい人でしたー!」

有宇「歩未はほんとにだれとでもすぐ仲良くなるよな」

歩未「そうかなー?」

有宇「ああ。その才能、分けて欲しいくらいだよ」

有宇(僕の能力は使用している間無防備になる。一対一ならまだしも、僕1人が大勢の相手と戦うとなればまず勝ち目はないだろう)

有宇(だから僕は考えた。人と絆を深め、信頼できる仲間を増やすこと。それがこの世界を生き抜くなによりの方法なのではないかと)

有宇(そして友利、おまえにはいつかーー)

歩未「有宇お兄ちゃん!電気きっちゃうよー?」

有宇「あ、そうか、頼んだ」

歩未「じゃあ、おやすみなのですー!」

有宇「ああ、おやすみ」

有宇(今日はもう寝よう)


有宇(と、思ったものの……)

有宇(僕がタイムリープしてきたことはほかのみんなに伝えるべきなのか、伝えるとしたらどのタイミングで?)

有宇(考えていたらキリが無いな……)

有宇「誰かに伝えるべきか?」

下1
伝える?伝えない?
伝えるならば誰にどのタイミングで?(アニメ2話の範囲で)

(この安価は毎話の範囲が終わったら行うので、2話の範囲ではいいかな、と思う場合は伝えないを選択してください)


有宇「……いや、まだだ」

有宇(僕とみんなの間にはまだ明確なつながりがない……いうなれば絆パワーが足りない状態なのだ!)

有宇「……なに考えてんだ僕」

……………

有宇「いってきまーす」

有宇(いや、最後にもう少しだけ鏡を見るとしよう)

有宇(昨日も碌に話せなかったしあいつの中での僕のイメージはただのカンニング魔だここらで挽回を…)

有宇「ってなに考えてんだ!僕は!」

歩未「有宇お兄ちゃん?これ!」

有宇「え、ああ弁当か、ありがとな」

歩未「えへへ、わたし、有宇お兄ちゃんと一緒に学校へ行きたいでござる!だめですか?」

有宇「ん?いいぞ。せっかく中高翌隣同士になってるんだからな」

歩未「やったー!」

……………

有宇「失礼しました。」

有宇(職員室は緊張するな……)

高城「おはようございます、乙坂さん」

友利「ようこそ、我が校に」

有宇「……友利と高城か。何か用か?」

友利「初めての学校で戸惑っているかと思ったのですが。そうでもないんですね。職員室の場所もちゃんとわかってるし」

有宇「!そ、外にいた教師に聞いたんだ」

友利「ふうーん」


高城「どうです?広い学校でしょう生徒数もそれなりに多いんですよ。まあ、この学校の生徒の大半は能力の徴候がみられるだけの人ですが」

有宇「まあ、そりゃそうだよな。みんながみんな超常の力をもってたら危険ってもんじゃないだろ」

友利「いや、能力者達も自分がこの学校に守られていると自覚してるので、むやみやたらに能力を使用したりしませんがね」

有宇「へぇ、そういうもんか」

有宇(やっぱりよくできているんだな隼翼兄さんの作ったシステムは)

友利「……なにから守られているのか、とは聞かないんっすね」

有宇「え、いや、科学者とか、マフィアとかか?あ、ま、漫画とかだとよくあるよな!」

友利「……よくわかりましたね。ま、早く教室に行きましょう」

高城「今のでバレてしまいましたが、私達は同じクラスですよ」ニコ

有宇「そ、そうか」

……………

キーンコーンカーンコーン

有宇(あ、もう昼か)

有宇(弁当の中身は……やっぱりオムライスだ)クス

有宇(さて、誰と食べよう)

下1
1.「友利と食べよう」成功率30%

2.「よければ一緒に学食へ行きませんか?」


高城「乙坂さん、よければ一緒に学食へ行きませんか?」 ヌッ

有宇「ん?」

高城「おや、お弁当を……愛妹弁当を持ってきているのですね」

有宇(なぜ言い直した)

有宇「いや、実はあまり足りそうにないんだ。金は持ってるから僕も学食へ連れて行ってくれないか?」

高城「はい、では行きましょうか」

……………

高城「来たはいいものの……相当混んでいますね」

高城「では。どんなパンが掴めるかは運次第ですが!!」ビュン!!!

有宇「え」ビュオオオォ

有宇(しまった!能力使うのとめとけば良かった!!!)

ガッシャーーーン

有宇「おいおい……」

高城「おお!今日のは素晴らしい収穫です!カツサンド!」ピュー

有宇「血が出てるんだけど!絶対成功じゃないだろ!」

高城「制服の下に防具をつけているので深い傷は有りませんが?」

有宇「……お前、自分の命は大事にしろよ?」

高城「どういう意味でしょう?」

……………

有宇(やっぱり友利も誘えば良かっただろうか。いやそういうのちょっと恥ずかしいし……)モグモグ

高城「……おっと、友利さんがこっちに来ますよ」


友利「協力者が現れます」


有宇「!」

有宇(熊耳さんに会えるのか!)

高城「生徒会室へ行きましょう」

有宇「ああ!」

……………

ポタ

熊耳「能力は……念写」

有宇(どうするべきだ……?)

1.「お前いいキャラしてんな!友達になろうぜ!」成功率20%

2.「まだ、今ははなしかけなくてもいいかな」

3.「能力者発見の能力とはな……この分だとああいう能力の持ち主もいそうだな」

4.その他自由(やりすぎない程度で) 成功率15%

(失敗すると2になります)

下1でお願いします

有宇(まだ、今は話しかけなくてもいいかな)

熊耳「………」ガチャ

バタン

友利「念写、念写ねえ……」

友利「ま、とりあえず水滴が落ちた辺りに行きましょう」

高城「はい」

友利「あ、乙坂さん。能力者絡みで私達が早退した場合は成績に響きませんので、ご心配なく」

有宇「そうなのか」

有宇(金ももらえるし至れり尽くせりだよなぁ)

……………

友利「この周辺、この時間帯、能力者は思春期の若者しかいない。それを考えると……この学校っすね」

友利「では、手分けして探しましょう」

下1
1.「僕もそこら辺をさがそう」

2.「僕は友利についていこう」

3.「僕は弓道場にいこう」


有宇(僕は弓道場に行こう。確か能力者は弓道場主将の有働……だったか)タッタッタッ

有宇(こうしてショートカットすれば高城の瞬間移動タックルも食らわなくてすむ、よな?)タッタッタッ

友利(……あいつ、迷いもなくあっちにいったな)

友利「………まあ、あたしはあたしで仕事しますか」

……………

有宇「ここが弓道場だよな」

「部長!お先に失礼します」「ああ、おつかれ」

有宇(誰かでてきたぞ、有働の後輩か?)

有宇「あの、有働さんにお話が有るんですが~」ニコッ

後輩A「部長にですか?部長ーー!他校の人が呼んでますよーー」

有宇「あ、どうも……」

後輩A「いえ、じゃあこれで」タッタッタッ

ガラッ

有働「……?だれだ?」

有宇「あ、僕は他校の者なのですが……」

下1
1.ここで乗り移りかたを付ける!

2.まず反省してもらってから奪っても遅くはないな

3.「早いですね、乙坂さん」



有宇(……ここで乗り移り、かたをつける!)キュィィイン

ーーこのとき僕は考えていた。あいつが『人道に反する』と否定していた行為を僕は今、しているのではないか、と……

有宇「……!」ハッ

有働「……?…?」

有宇「……有働さん、あなたの能力はもう、使えない」

有宇「……これからここに来る僕と同じ制服の奴らには僕の説得により改心したのだ、と話してくれ。

それと、能力が使えなくなったことにそのとき気づいたフリをしろ」

有働「え……あ、ああ?」

タッタッタッ

友利「乙坂さん……それと有働」ゼェゼェ

有宇「ああ、有働さんは改心したぞ。能力の悪用はしないと誓わせた」

友利「そんな口約束、信じられるんすか?」

有働「……っ」

有働「あれ……?おかしいな、能力が発動しない」

有宇(へえ、割と演技は上手いじゃないか)

高城「……乙坂さん、この人になにをしたんですか?」

乙坂「少し説得しただけさ。それと、足どめのために乗り移った」

乙坂(友利はこの時点で確実に僕の真の能力を知っている。さて、どうなる?)

友利「そうか……。」

友利「有働さん、お金が欲しいのならばバイトでもしてください。なんのためのお金かは知りませんが」

有働「そう……だな」

……………

その後、友利は一応納得したのか学園に帰ることになった。そういえば……

有宇「科学者の犠牲って一体どうなるんだ?」

友利「……特に隠すことでもないので明日行きますか」


友利「兄のところに」



(選択肢によっては、有宇の性格に影響します。性格によって選択肢も変化ます。
ちなみに1.ここで乗り移りかたを付ける!はゲス度が上がる選択肢でした)


そして乗り換えたバスの中で、僕は友利の過去の話を聞いた。

有宇(友利の言う信頼できる人。それが隼翼兄さんのことなんだよな)

僕は少し、隼翼兄さんのことが羨ましかった。僕はどうやって友利に恩返しすればいいのだろうか。

友利「あ、次降ります」

……………

「友利奈緒です。兄の面会に来ました」


友利「この部屋です」コンコン、カララ


「ゔあぁぁあぁああぁあ」


友利「……また鎮静剤きれてる」

有宇「……作曲か」

友利「よくわかりましたね。これでも兄はギターを弾いてるつもりなんですよ」

有宇「……」

友利「また布団がダメになった。」

友利「外に出ませんか?この時間帯が一番絶景です。……あ、車椅子に乗せます、手伝ってください」

有宇「……ああ」


……………


有宇(……綺麗な海だな)

有宇「すごい…」

友利「すごいっしょ」

友利「私の唯一信頼できる人が、一番美しいところにある病院に無償でいれてくれたんです」

友利兄「…………」

友利「……やっぱり興味を示さない」

有宇「……きっといつか治るよ」

友利「それ、無責任な発言だってわかってます?」

有宇「いや、絶対に治る」

友利「……はあ?医者でも科学者でもねーくせになにいってんすか」

有宇「友利……」

友利「……なんだか寒くなってきましたね。戻りましょう」

友利「…………その気持ちだけで、十分です」


……………

歩未「むううぅ」

有宇「歩未、そう拗ねるなって。仕方ないだろ、生徒会がこんなに忙しいとは思ってなかったんだ」

歩未「……え?有宇お兄ちゃん生徒会入ってるの!?」

歩未「初耳なのですーー!!」

……………

歩未「ねーねー有宇お兄ちゃん」

有宇「なんだー?」

歩未「いつ天体観測いくの?」

有宇「さあな……」

歩未「えへへ」

下1
1.「絶対2人で行こうね」

2.「あゆの友達もさそっていいですかー?」

3「奈緒さんや高城さんも一緒に行くでござる!」


歩未「奈緒さんや高城さんも一緒に行くでござる!」

有宇「そうだな」

有宇(あいつら、僕じゃなくて歩未が誘ったとあれば来るかもな……って言ってて悲しくなってきた)

歩未「楽しみだなぁ~」ニコニコ

有宇「……そうだな。おやすみ、歩未」

歩未「おやすみー」

……………

有宇「僕がタイムリープをしてきたこと、今度は誰かに伝えるべきか?」

下1
伝える?伝えない?
伝えるならば誰にどのタイミングで?(アニメ3話の範囲で)

(この安価は毎話の範囲が終わったら行うので、3話の範囲ではいいかな、と思う場合は伝えないを選択してください)


有宇(……まあ、まだかな)

……………

有宇「おはよう」

歩未「おはようなのですーー!有宇お兄ちゃん、今日は珍しく早いね?」

有宇「ああ、歩未、もしかして今から弁当作るのか?」

歩未「そうでござる!」

有宇「そっか、」

下1
1.「でも今日から弁当いらないから」

2.「今日から代わりばんこで作ろうか」

3.「今日から手伝うから2人で作ろう」



(今回から少し安価を少し増やそうと思いますが、アドバイスを貰えたら嬉しいです)


有宇「なあ歩未、今日から僕も料理手伝うよ」

歩未「え?なんで急に?」

有宇「いや、特に理由はないけど……」

有宇(孝行のしたい時分に親はなし、とはよくいったものだ……僕の場合は親ではなく妹だが)

有宇(友利の兄さんを見ても思った。いつかの日に、後悔しないように)

歩未「……うん、じゃあ一緒につくるのですーー!」ニコーー

……………

高城「おや、今日もお弁当ですか……しかし今日の朝、妹さんは相当急いでいたようですね」

有宇「そんなことはないと思うが……なぜだ?」

高城「今日のお弁当はいつもより……なんというか整っていないように思えたので。この辺りとか」

有宇「……そのへんは僕が手伝った部分なんだけど」

高城「ええ!?そ、それは大変失礼いたしました」

有宇「別にいいよ……これからうまくなる予定なんだし……」

高城「そんなに拗ねないでください!……では乙坂さんは今日学食に行かないということで?」

下1
1.「いや、僕はこう見えて大食いなんだ」

2.「ああ、同じ弁当組の誰かを誘うかな」

3.「生徒会室で食おうかな。あそこ、広くていいし」

有宇「ああ。生徒会室で食おうかな。あそこ、広くていいし」

高城「そうですか……それでは」

……………

有宇(実は僕、この生徒会室の螺旋階段の先に行ったことないんだよな)

有宇「なにがあるんだろ」


下1
(コンマが30以下で2つのイベントが発生します
80以下なら1つのイベントが起き、それ以上なら何も無しです)

有宇「ちょっと見てみようかな」

……………

有宇「へぇ、こうなってるのか。ん?なんだこれ《押収品》?」

どうやら、今まで生徒会が折檻?してきた能力者達からの押収品がここに置いてあるらしい

有宇(げっ、僕のテストも置いてある……見事な満点だ)

有宇「あとは……って!なんだこれ!下着姿の写真ばかりじゃないか!有働さんからの押収品か」

有宇(そういえば僕、念写能力を持ってるんだよな…………未使用のポラロイドフィルム、貰っておこう)

有宇「さて、弁当を食べるか」

有宇(確かに僕が手伝ったところはぐちゃぐちゃだな……)

……………

ガチャ

友利「ん?乙坂さんですか」

有宇「ああ、今日はここで弁当を食べてみようとおもってさ」

友利「へえ。あ、今から協力者が現れますよ。高城を呼んでおきましょうかね」

プルルルル

友利「あ、もしもし、友利です。協力者が現れます」

……………

ポタ

熊耳「能力は……念写」

有宇(どうするべきだ……?)

1.「お前いいキャラしてんな!友達になろうぜ!」成功率20%

2.「まだ、今ははなしかけなくてもいいかな」

3.「能力者発見の能力とはな……この分だとああいう能力の持ち主もいそうだな」

4.その他自由(やりすぎない程度で) 成功率15%

(失敗すると2になります)


訂正

……………

ポタ

熊耳「能力は……口寄せ………と発火」

有宇(どうするべきだ……?)

1.「お前いいキャラしてんな!友達になろうぜ!」成功率20%

2.「まだ、今ははなしかけなくてもいいかな」

3.「能力者発見の能力とはな……この分だとああいう能力の持ち主もいそうだな」

4.その他自由(やりすぎない程度で) 成功率15%

(失敗すると2になります)


有宇(……よし)

有宇「しかし能力者発見の能力とはな……」

熊耳「……」

有宇「……この分だと《タイムリープ》や《記憶消去》なんかもいそうだな」

熊耳「!お前……まさか」

友利(なんだ?)

高城「?」

有宇「そのまさか、かもな。」

熊耳「……放課後、校長室に来い」

有宇「ああ」

バタン


友利「……」

高城「あの、一体どういうご関係で?」

有宇「あ、ああ。僕の親族の友人、みたいな。なんていうか、そんな感じかな」

友利(片方は初対面のような反応。対して片方は既に知り合いのような……これは……)

高城「そうなのですか。……地図によると、能力者は道に居るようですね」

友利「つまり、移動中か。平日の真昼間に。若者が」

高城「事件の香りがしますね……」

有宇「とりあえず、行くか」

……………

友利「ふむ、足跡と歩幅の関係性から見てどうやら女の子が大柄な男性に追われているような状況らしいですね」

有宇(よくそんなに分かるよな)

友利「このへんで少し聞き込みしてみましょうか」

……………

女性「ああ、さっきの?アイドルが大男に追われてるっていう……撮影でしょ?」

有宇「アイドル……」

有宇(そういえばここで柚咲と美咲に会ったんだった)

女性「うーん、そうそう。西森柚咲ちゃん。あの子だったと思うよ」

友利「へー」

高城「えっ ゆ さ り ん !?」

高城「ももももしかして私、ゆさりんにあえたりするんでしょうか!??」

友利「ひくな!って不審者発見!」

有宇(確かこの先には男がいる。どうする?)

下1
1.(……仕方ない。瞬間移動タックルを食らおう)

2.(僕が先に行けば殴られるのは僕なはずだ!)

3.(もしかして僕は今、念動力を使えるのでは?)

有宇(仕方ない!瞬間移動タックルを食らおう!)

有宇「高城!男にタックルだ!」キュィィイン

高城「?は、はい!」

男〈有宇〉「早く!!」

ガッシャーーーーン

男〈有宇〉(いってぇええ!!!)

有宇「………はっ」

友利「お前何者だ?」

男「………そっちこそ」

友利「正直に吐けば救急車呼んでやるからさあ。多分あなた、どっかの組織の下っ端っすよね?」

男「……………」

友利「もう一度タックル食らわせてやってもいいんですよ?」

男「……俺は……西森柚咲を探してるんだ」

友利「誰に頼まれて」

下1
1.「大洋テレビに……」

2.「ある研究所に……」

3.「海外の裏組織に……」



男「海外の裏組織に頼まれたんだ!!」

友利「……そうっすか。」

友利「既に救急車は呼んであります。病院では長ーーい事情聴取があると思いますので、覚悟しておいてくださいね?」

有宇(ん?前と展開が違う……?)

……………

高城「しかし、ゆさりんを探していた、とは」

友利「やはりそのゆさりん……西森柚咲が口寄せか発火の能力者なのでしょう」

赤髪「……おい」

赤髪「お前ら、何なんだ?……柚咲を探しているのか?」

友利「ん?はい」

高城「通称ゆさりんです!」

赤髪「何のために?」

友利「理由は分かりませんが、追われているので助けようと」

高城「そりゃあゆさりんに会いたいという多少の下心はありますが……」

赤髪「柚咲の知り合いなのか?」

高城「大ファンです!」

友利「いちいち話の腰を折るな!!」ゲシッ

赤髪「……」

有宇「あなたは西森柚咲の知り合いか?ならば柚咲の所へ連れていって欲しいんだが……」

赤髪「ただのファンを会わせるわけにはいかない。じゃあな」

有宇「ちょっとまて!」

友利「……西森柚咲さん。彼女は特殊な能力を使えますよね?私のように」スゥ

赤髪(消えた!?)

友利「ご理解頂けましたか?」

赤髪「……お前らも特殊能力者だったのか。わかった、着いて来てくれ」

……………

赤髪「戻った」

高城「おおぉぉおぉおお!!」

高城「まさに本物のゆさりん!ハロハロのCD全部持ってます!大ファンです!握手してください!!」

友利「ひくな!!」

柚咲「えへへ、ありがとうございます!」

帽子男「おい、誰だそいつら」

赤髪「柚咲と美咲と同じ特殊能力者だよ」

友利「柚咲と美咲?美咲さんはどこに?」

赤髪「それがややこしいところなんだ……」

友利「そうですか。では、まず直接話を聞かせてもらいますねー」

友利「西森さん、初めまして。友利といいます」

柚咲「あ、初めまして!ゆさりんこと、西森柚咲です!」

友利「まず、あなたの本名を教えてもらえますか?」

柚咲「はい!黒羽柚咲です!」

友利「へえ、本名のほうが芸名っぽいですね」

柚咲「えへへ、芸能界に入ったとき、つけてもらったんです!」

友利「で、黒羽さんには自分が自分でないときがある。それは自覚していますか?」

柚咲「えーっと、それは私の眠り病のことでしょうか?」

友利「眠り病?」

柚咲「はい!どうやら私、眠り病と夢遊病を同時に発症しているらしくて……」

友利「なるほどー。そういう感じですか」

友利「彼女には死人を降霊させる能力があるはず。おそらくあなたたちの言う美咲さんは……」

帽子男「ああ、美咲は柚咲の1つ上の姉。半年前に事故で亡くなっているんだ……」

「てめぇ……」

美咲「見ず知らずの相手にあれこれ教えてんじゃねーよ!」ガッ

帽子男「ゔっ」

美咲「せっまい場所にそろいもそろってうっぜえな!!!」

高城「」

有宇「……」

美咲「建物もろとも燃やしてやろうか!!?」

赤髪「落ち着け美咲!焼き[ピーーー]つもりか!」

美咲「……そいつはセンスがないな」

友利「やっぱりお姉さんの方に主導権があるんですね。」

友利「柚咲さんが自分の能力に気づいていないのも、納得です」


美咲「……なんか文句でもあるのかよ」

友利「いえ。あ、この2人との関係は?」

美咲「生きてたころにヤンチャしてた私の仲間だ」

友利「なぜ妹さんが狙われているのかはご存知で?」

美咲「……これだ」

友利「なんすかこれ。脅迫状ぅ?」

ーーーーーーー
黒羽柚咲
お前の能力が欲しい。
明日、この場所へ来い→……

来なければ力尽くでいく。覚悟をしておけ
ーーーーーーーーー

友利「うわっひくな!気持ちわりー」

美咲「ああ。私も最初はタチの悪いイタズラだと思ったんだ」

美咲「でも今日、変な男に追われて分かった。これはホンモノの脅迫状だ」

有宇「ちなみに、いつ届いたものなんだ?これ」

美咲「一昨日だ」

友利「んで、今日から力尽くで追われてるってことっすか」

美咲「ああ」

友利「うーむ。では今日のところは帰りましょう。………あ、柚咲さん、美咲さんには私達の学校の学生寮に寝泊まりしてもらいます」

美咲「はあ?なんでだよ」

友利「セキュリティは万全ですので」

美咲「……ちっ、そうかよ」サァア

柚咲「……あれ?私今、寝てました?」

高城「ゆさりん!!」

友利「ひくな!」

柚咲「あはは……あの、何かあったんでしょうか」

友利「あ、柚咲さん。あなたには今日から私達の学校の学生寮で寝泊まりしてもらいますから」

柚咲「え?なんでですか?」

友利「……友達が友達の家に泊まりに行くのに、理由なんて必要あるんでしょうかー?」

有宇(すっごい棒読みだな)

柚咲「でもでも私達、そんなに仲良くは……」

友利「どうやら柚咲さんは眠る前後の記憶が曖昧になるようですね。私達その間にすっごく仲良くなったんですよ。ね?」

有宇「あ、ああ」

柚咲「えーー!そうだったんですかー!」

有宇(信じるのかよ!)

友利「はい。では行きましょう」

柚咲「了解でっす!」

有宇「…………」

有宇(大丈夫か?こいつ)


友利「では、タクシーを2台呼んであるのでそれに乗って帰りましょう」

有宇(僕は……)

下1コンマが
00-30友利と乗ろう

31-60高城と乗ろう

61-99柚咲と乗ろう

有宇(友利と乗ろう)

有宇「友利、僕と一緒に乗ろう」

友利「は?……まあいいですけど」

高城「ととということは私はゆさりんと……!」

柚咲「よろしくお願いしますね!えーと……」

高城「高城です!」

柚咲「高城さん!とあなたは?」

有宇「乙坂有宇だ」

柚咲「乙坂さん!」

高城「ゆさりんと同じタクシーに乗れるとは……感激の限りです!」

柚咲「あはは……」

美咲「……てめぇ柚咲に迷惑かけんじゃねぇ!ぶっ[ピーーー]ぞ!!?」

高城「ひぃぃい……」

有宇「おいおい……」

友利「あ、タクシーきました。乗りましょう」

……………

友利「……なぜ私と同じタクシーに乗ろうと?」

有宇「聞きたいことがあるんだ。その……」

下1
1.「海外の裏組織についてなんだ」

2.「能力の存在についてなんだ」

>>41ってなんでスルーされたんだ?
コンマ00って成功じゃないのか?

>>84
ごめんなさい!選択肢が書かれていないので無効にさせていただきました
是非またレスしてください


有宇「海外の裏組織についてなんだが……一体どう対処するつもりなんだ?」

友利「んー。とりあえず柚咲さんを私達の近くに置いておくことは確定ですかね」

有宇「へえ……」

友利「まあ……相手が大きな行動を起こすであろう時間帯にほとんど目星が付いていますから」

友利「明後日、柚咲さんが生放送の音楽番組に出演するという情報を誰でも知ることができる状態にあります。恐らく組織の人物はそのすぐ後を狙うでしょう」

有宇「じゃあ、そのとき勝負を決めるってことか」

友利「はい、でも………」

有宇「どうした」

友利「……あたし、大口を叩いておきながら、こんなこと、初めてなんです。情報として知ってはいましたが、マフィアなんて……」

有宇「……そうだったのか」

友利「あなた、本当は結構度胸あるんすね。それに比べてあたし…」

下1
1.手を握る

2.頭を撫でる。コンマ50以下で拒絶

有宇「……」スッ

友利「……やめてください」バシッ

友利「あ……すみません。だったら言うなって感じですよね」

有宇「いや……こっちこそごめ」

友利「着きました。さ、降りましょー」

有宇(なんだよ……落ち込んだと思ったら急になんでもないような感じで……)

有宇(やっぱり友利のことについては分からない事だらけだ)

……………

友利「ここらで解散しましょう」

高城「はい」

柚咲「あの~わたしはどうしたら?」

友利「あ、柚咲さんは私と一緒に来てください」

柚咲「了解でっす!」

有宇(僕は校長室に呼ばれてるんだっけ?)

……………

有宇「ここか……」

有宇(……一応ノックするか)コンコン

「はいれ」

ガチヤ


熊耳「そろそろ来ると思っていたぞ。で、お前はどこまで知っているんだ?」


下1
1.「なにをっていわれても……なにも知らない」

2.「自分の能力が乗っ取りではないことぐらいかな」

3.「僕はタイムリープしてきた。自分の家族構成くらいは知っている」



有宇「僕が知っているのは……自分の能力が乗っ取りではないことぐらいかな」

有宇(やはりタイムリープはまだ知られない方がいいだろう)

熊耳「なに、そんなことか……ではあのときの発言はなんだったんだ?」

有宇「なんだ?あの時の発言って」

有宇(十中八九タイムリープ能力が……とか言った事だろう。あくまで知らないふりをしておこう)

熊耳「それにしても……自分の能力の本質…略奪に気づいていたとはな」

熊耳「他にこの事を知っているやつはいるのか?」

有宇「いや。僕が教えたのは熊耳が初めてだ」

有宇(まあ友利と高城は知ってるだろうけど……)

熊耳「ほう……そういえば、口寄せと発火の能力者の対策はうまくいったのか?」

有宇「今のところは友利が学園で保護する事に決めたらしい。どうやらそいつは海外にある組織に狙われてるらしくて……」

熊耳「ああ、お前達が病院送りにしたあの男はその組織に雇われていたのだろう」

有宇「どうやら友利は明後日の夜、勝負を決める予定らしい」

熊耳「……だれか手伝いに行かせるべきか?しかし、俺たちの中で前線に立てるのは……壁抜け能力者くらいだろうか……いや、それもなあ…」

有宇「……」

下1
1.「手助けは必要ない」

2.「じゃあ、是非その壁抜け能力者を……」

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