提督「ショタ提督だ女提督だなんだ」(11)

提督「気持ち悪いんじゃボケ メスとガキに提督が勤まるかってんだよ 消え失せろ」

提督「ただただ艦娘共とイチャイチャしながらごっこ遊びしやがって… 殺すぞコラ」

提督「それに比べ俺は成績は優秀だと言うのに艦娘共から微塵も尊敬されている気がしない……何なんだこれは」

大淀「そんな性格だから皆にもキモがられるんですよキモオタデブ提督」

提督「うるさい!それに別にキモオタではない!太ってはいるが!」

大淀「明らかに見た目がもうキモオタ何ですよ…それに汗臭いですし」

提督「え?そんな臭うか……?」スンスン

大淀「とにかく痩せてもっと身嗜みとかに気をつけ見たらどうですか?別に顔自体パーツごとで見ればそんな悪くは無いんですし」

提督「なるほど………よし決めた。ライザップ通うわ」

大淀「は?」

提督「じゃあ俺は今日から1ヶ月くらいここ開けるんでよろしく」

大淀「ちょ、みんなのことはどうするんですか!?」

提督「別に俺がいなくなっても皆きがつかないだろ、任務とかはお前が全部やっといてくれ」

大淀「冗談もいい加減に!……はぁ…ホントに勝手な提督です…」

ー1ヶ月後ー

提督「おお、ここに来るのも久しぶりだなぁ」

提督「しかし人間やればできるもんだな……本当に1ヶ月で30キロも痩せられるとは」

提督「初めての美容室も緊張したし……でも髪型とかセットしたところでどうせ帽子かぶるんだよなぁ」

提督「まあええわ、はよ大淀にでも会って驚かさせたろ」

吹雪「あのぉ…」

提督「ん?」

吹雪「あ、すみません!見慣れないお方がいたものでつい…」

提督「なんだ吹雪じゃないか、久しぶりだな」

吹雪「へ?あ、あの………失礼ですが私達どこかでお会いしましたっけ…?」

提督「お会いしましたっけってひどい!俺はお前らの提督だろ!!」

吹雪「え!?提督ってあの豚司令官?」

提督「しどい……普段はそんな呼び方してたんだ……」シクシク

吹雪「あ………ち、ちがうんですこれは…!」

提督「いいんだいいんだ……だって本当に昔の俺は豚みたいな男だったもんな……」

吹雪「でも本当に司令官…?でも確かに少し面影が……あんなり覚えてないけど……」

提督「ライザップに行ってきたんやで」

吹雪「ライザップってあのCMの?」

提督「んだんだ、まさか本当に痩せられるとは思わなかったけどな」

吹雪「そうだったんですか……」

提督「制服も新調したんやで!どや、似合っとるやろ?」

吹雪「はい、かっこいいと思います」

提督「え…?」

吹雪「あ……わ、わたしこれから演習があるので!」ドヒューン

提督「……なんや、いまかっこいいって言われたんか?」

提督「いやまさかな、痩せたくらいでそんないきなりちやほやされるはずがないやろ アホくさ」

提督「そんなことより大淀にあってぎゃふんと言わせてやらないとな」

ネーアノヒトダレー
テイトクライイヨー ゲキヤセシタンダッテー
エ?アノブタ? アンナニカワモンナンダ
ナンカチョットカッコイイヨネー

ざわざわ…


提督「なんややけに騒がしいな…俺が帰ってくるのがそんなに嫌なんか」

提督「おーついたついた、いやー懐かしいなぁこの部屋…」

提督「さーて、久しぶりにいっちょ仕事でもしてやるか…」

ガチャ

提督「……………え?」

提督「な、何やこれ……部屋中に昔の俺の写真が沢山……」

テイトク……テイトク………

提督「うわぁ!!??」ガタッ

大淀「提督……提督………」ブツブツ

提督「お、大淀……?お前何して……?」

大淀「………」ギロッ

提督「ヒエッ……」

大淀「………どなたですか?」

提督「あ……お、俺だよ!俺!お前らの提督!」

大淀「……貴方が提督?」

提督「そ、そうだよ!忘れるなんてひどい奴だなぁ……」

大淀「巫山戯るな!!」

提督「ヒィッ…」ビクッ

大淀「提督はそんな痩せていないです………もっと太ってて、不潔で……どうしようもなくて……私なしでは艦娘達と意思疎通もできないような駄目駄目な……」ブツブツ

提督「…………大淀」

大淀「提督はどこ……ねえ?あなたは知ってる?……私の………私だけの提督はどこに行ったの!!??」

―――
――


提督「はーまーたショタ提督やら女提督だのスレがたってるわ…」カタカタ

提督「ほんなこいつらは提督って仕事をなんだと思ってるんや…」

大淀「提督、遊んでないで仕事して下さい」

提督「別にええやろ………やることはやって成績も残してるんやし……」

大淀「そんなんだから皆と会話すらできないんですよキモヲタクソ[ピザ]ヒキニート」

提督「流石にひどい!しかも俺はニートではないぞ!!」

大淀「部屋から出ないで指令だけしてるようじゃニートと変わりませんよ」

提督「ぐぐぐ……」

大淀「まあでもそれでいいんですよ提督は……」

大淀「ずっと………私がついていてあげますから…」ニコ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom