前々作:モバP「アイドル達にモテてつらい」(モバP「アイドル達にモテてつらい」 - SSまとめ速報
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前作:モバP「アイドル達にモテてつらいと言えないこんな世の中じゃ」(モバP「アイドル達にモテてつらいと言えないこんな世の中じゃ」 - SSまとめ速報
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過去作を読まなくても話は理解できます
パッションアイドル達とあれこれくっちゃべるだけの話なので
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443181858
P「まだ20代なのに増毛に手を出してどうするんだ」
友紀「いやいや、最近は若い人でも普通にその辺やったりするらしいよ?」
P「たとえそうだとしても、現状俺が手を出す理由がない」
P「まだ俺の髪は元気だし。全然平気だし。あと10年はフルイニング出場できる」
友紀「でも近いうちに守備位置がバレンティン相手にしてるみたいになりそうじゃない?」
P「ならない。せいぜい対山田哲人くらいだわ」
友紀「どのみちスタンドまでかっ飛ばされそうだね」
きらり「チャーチャラチャ☆」
莉嘉「やまーだてつと!」
きらり「チャーチャーチャラチャ☆」
みりあ「やまーだてつと!」
3人「ゆーめーへーとーつーづーくーみーちー♪」
P「きらりがちびっ子たちに布教してるな」
友紀「まーあれだけ活躍されたら布教したくもなるよ。あーあ、キャッツにもあれくらい活きのいい若手バッター出てこないかなあ」
友紀「話が逸れたけど、増毛するなら早めにしといたほうがいいかもってことだよ」
P「だからまだ大丈夫だって。そりゃ同年代に比べればちょっと薄毛な気はするけどさ」
友紀「いいの? そんな悠長にしてると、気づいた時にはもう手遅れなんてこともあるかもしれないよ……」
P「真顔で近づいてくるのはやめてくれ。なんでちょっとホラーテイストなんだ」
友紀「数年後、プロデューサーは後悔していた」
友紀「ああ、あの時ユッキーの言葉を素直に聞いていればこんなことには……もう、すべてが手遅れなのか」
友紀「白球は無情にも、外野手の頭の上を越えていく」
未央「逝くな! 逝くな! 越えるな!」
仁奈「イッテイーヨ!!」
光「逝っていい……ってさ」
友紀「悪夢のような現実が、そこには待っていました……」
P「ネタがごちゃ混ぜだけど、君達打ち合わせでもしてたの?」
P「うーん……しかし、やはり増毛に手を出すのはな」
友紀「なかなか折れないね」
P「それはそっちもだと思うが……というか、なんでそんなに執拗に俺に増毛させたがるんだ」
友紀「えっ?」
P「ひょっとして……そんなに俺の頭部は見苦しいのか?」
友紀「ち、違う違う! そんなんじゃないって!」
友紀「あたしはほら、ただ単純にあたしの将来を考えてね」
P「将来?」
友紀「う~……恥ずかしいからこの話は終わりっ! あたしレッスン行ってくるね!」
P「お、おい友紀! ……行ってしまった」
P「急にどうしたんだ?」
日菜子「むふふ……教えてあげましょうかぁ……?」にゅっ
P「うお、びっくりした! いつの間に背後に」
日菜子「実は最近気配を消す方法を習っていましてぇ」
P「気配を消す? 忍者みたいだな。ということはあやめにか?」
日菜子「いえ、芳乃さんです。というか、あやめさんも日菜子と一緒に習ってる側です」
P「なんで忍者が習う側なんだ。確かに芳乃はふらっと現れて気がついたらいなくなってる時が多いけどさ」
日菜子「いいじゃないですかぁ、細かいことは……それより、今は友紀さんの態度のほうが気になるんじゃないですか?」
P「まあ、それはそうだけど」
P「それで、友紀の様子がおかしかった理由ってなんなんだ?」
日菜子「むふ……そんなの、答えはひとつに決まっています」
日菜子「友紀さんは恋をしているんですよぉ」
P「鯉?」
巴「カープ、カープ、カープ広島♪」
日菜子「野球から離れましょうねぇ。あとそのギャグは使い古されすぎてつまらないです」
P「友紀が恋だって? いったい誰に」
日菜子「そんなの、プロデューサーさんに決まってるじゃないですかぁ」
P「……いやいやいや。全然意味がわからん」
P「何をどう考えてそういう結論が出たんだ」
日菜子「一連の流れを見ていればわかりますよ。ねぇ、美嘉さん?」
美嘉「へ?」←近くにいた
日菜子「カリスマギャルならわかりますよねぇ」
美嘉「え、えーっと……そ、そうだね! わかるね! もう一目瞭然だね!」
P「絶対わかってないな」
日菜子「友紀さんのセリフを思い出してください。あたしの将来を考えて、と言っていたでしょう?」
日菜子「どうしてプロデューサーさんの髪の増毛が友紀さんの将来につながるのか……簡単です。友紀さんが、プロデューサーさんを将来の伴侶として認識しているからです。むふふ……」
日菜子「お嫁さんとして、旦那様の外見に気をつかっているんですねぇ」
P「……理屈としてはなくもないけど、さすがにそれは断言できるレベルの推理じゃないと思う」
美嘉「はー、なるほど」
日菜子「美嘉さんは納得してますよ?」
P「この子は経験ないうえに純粋だからしょうがない」
今日はここまでです
オトメモリ稼いできます
キレそう
ちなD
>>16
遠藤(と一応亀澤)いるからいいじゃん
こっちなんて倉本(.197)山崎(.107)白崎(.225)の守備も打撃も残念トリオ
白崎に至ってはスペったし
未央「ね、ねえ。プロデューサー」
P「ん、どうした未央」
未央「もし、もしだけど、ホントにユッキーがプロデューサーのこと好きだったら、どうするの?」
P「どうするって、もしかして君まで日菜子の言うことを信じてるのか」
未央「そ、そういうわけじゃないけどさ。ほら、あくまでもしもの話で」
P「そうか。うん……もしそうなら、まあうれしいかな。可愛い子に好かれるっていうのは男にとっては幸せなことだし」
未央「えっと、じゃあ告白とかされたらOKしちゃったり?」
P「いや、それとこれとは別だよ。彼女はアイドルで、俺はプロデューサーなんだし」
P「ただ、その一言だけで突っぱねるのもよくないから……ま、いろいろ悩むだろうな。自分の気持ちと相手の気持ちをじっくり整理して」
P「……って、たとえばの話なのについのめり込んじゃったな。なんか恥ずかしい」
未央「ううん。答えてくれてありがとう」
未央「やっぱりプロデューサーっていい人だよね」
P「なんかうれしそうだな」
未央「さて、どうでしょうか。えへへ」
翌日
友紀「え? 昨日の話の続き?」
友紀「あー、あれね。うん、実はあたしも、自分が将来薄毛になるんじゃないかって心配しててさー。お世辞にもバランスのいい食事とか心がけてるほうじゃないし」
友紀「だから、事前に薄毛と戦う人の姿を見ておけば将来の参考になるかな、と」
友紀「ちょっと心配しすぎかなって考えたら、素直に説明するの恥ずかしくて。昨日は逃げちゃった」
P「そんな理由だよな。やっぱり」
友紀「?」
未央「ほっ……」
美羽「どうかしたの?」
未央「う、ううん! なんでもないっ」
翌週
早苗「おはよーっと」
早苗「あれ? 誰もいない……P君もまだなのかな」
P「おはようございます、早苗さん」
早苗「(あ、背後から声が。ちょうどP君も来たみたいね)」クルリ
早苗「………」
P「早苗さん?」
早苗「えっと、どちら様で?」
P「いやいや、俺ですよ。Pです。今日はエイプリルフールでもなんでもないですよ」
早苗「だって前髪が……もっさりしてるじゃない!」
P「普段あなたがどこを見て俺を識別しているかよーくわかりました」
P「これはカツラです。全部すっぽり覆うやつじゃなくて、頭の一部分だけカバーするタイプのやつ」
早苗「あー、なるほどカツラか」
早苗「でもなんで急に?」
P「この前友紀が増毛したらっていう話をしてきまして。それ自体は断ったんですけど、実際髪を増やした場合の俺の外見はどうなるのかなと」
早苗「それが気になったから、増毛よりお手軽なカツラを使ったわけね」
P「その通りです。で、どんな感じですかね」
早苗「そうね……さっきの反応は大げさだったかもしれないけど、イメージだいぶ違うのは事実かな」
早苗「普通にかっこいいと思うぞ♪」
P「おお、ホントですか」
早苗「ホントホント。街中で見かけたら『お、イケメン発見!』てなるくらい」
P「おおっ! やった!」
洋子「3割増しでイケメンだと思いますよー」
P「おお!」
紗南「装備名・カツラ。プロデューサーのViを35パーセントアップさせるよ」
P「ほう!」
愛結奈「あら、イケメンがいると思ったらプロデューサーじゃない」
P「うおおっ!」
P「カツラもいいかもしれないなあ」
裕子「プロデューサー、なんだか元気そうですね!」
未央「そうだね。私はカツラあってもなくてもあんまり変わらないと思うけど……この様子だと、これからはカツラつけて通勤してきそう」
裕子「ですね」
翌日
未央「あれ? プロデューサー、カツラは?」
P「やめた」
未央「なんで? 好評だったじゃん」
P「ああ、そうなんだが……ほら、俺の担当してるアイドルってパッション溢れる子達ばかりだろ?」
未央「うん」
P「そういう子達と一緒にいるとだな……危ないんだよ」
未央「危ない?」
P「薫を肩車したら面白がってカツラをずらされたり、ナターリアには物珍しさゆえに無邪気にぐいぐい引っ張られたり、あとは茜が走った時に発生する風圧で一部が吹き飛んだり……」
未央「最後すごいなぁ」
P「というわけで、職場で外れたりするのは嫌だからカツラはやめたんだ」
未央「なるほど」
未央「でも別にいいんじゃない? カツラなくてもプロデューサーってイケメンだからさ」
P「ははは、ありがとう。お世辞でもうれしいよ」
未央「むう、別にお世辞じゃないんだけどなー」
別の日
P「愛梨って天然なところあるから、大学で悪い男に引っかからないか少し不安になるんです」
心「あー、なんとなくわかる☆」
梨沙「わかるわね」
P「本当にわかってるのか12歳児」
梨沙「12歳ともなれば立派なレディーよ、レディー!」
愛梨「もう、みなさん心配しすぎですっ」
P「お、愛梨。聞いてたのか」
愛梨「確かに私は天然だけど、ちゃーんと最低限の常識はあるんですからっ」
愛梨「それに、困った時にはいつも友達が助けてくれるので大丈夫です」
心「友達?」
愛梨「はいっ。大学にいる時は、ほとんどいつも一緒にいるんですよ? すっごく強い子で、柔道をやると男の子を投げ飛ばしちゃうんです」
梨沙「それはすごいわね。そんな友達がついてくれてるんなら、ボディーガードやってくれそう」
P「愛梨がお世話になってるんなら、一度ご挨拶しておきたいな」
心「おいおいあんたは愛梨ちゃんのお父さんか☆」
梨沙「プロデューサーに挨拶されたって向こうが困るだけでしょ」
P「あ、それもそうだな」
愛梨「その子の写真ありますよー。見ます?」
梨沙「どれどれ……わ、ホントに強そう。てか絶対強い」
P「俺にも見せてくれ」
P「……あれ? この人」
愛梨「? どうかしたんですか?」
友紀「おっはよー! あれ、みんなで何見てるの?」
友紀「あ! この前プロデューサーのお見合い写真に写ってたブストス似の人だ!」
心「ブストス?」
P「世間って狭いなあ」
夕方
P「ふう。ずっとパソコンに向かってると肩が凝ってくるなあ」
ガチャリ
未央「ただいま、撮影終わったよー」
P「お疲れ様。悪いな、送迎できなくて」
未央「へーきへーき。私ももうベテランだからさ」
P「それは頼もしいな」
未央「でしょ? ……ところでプロデューサー、肩凝ってる?」
P「ん? ああ、凝ってるけど。なんでわかったんだ?」
未央「乙女の勘!」
P「なんだそりゃ」
未央「まあまあ、いいじゃん。それより、肩凝ってるなら揉んであげるよ」
P「いいのか?」
未央「全然OK。未央ちゃんに任せるがよいっ」
P「ははっ。ならお願いしようか」
未央「力加減はこんな感じでいいかな」モミモミ
P「ああ、ちょうどいい。肩もみ上手いな、未央は」
未央「えへへ。いまだにうちでのお父さんの肩もみ役は私が担当してるからね」
P「後進は育成しないのか?」
未央「あと1年以内に弟に押しつけるつもり」
P「ははっ、そうか」
未央「………」モミモミ
P「ああ……気持ちいい」
未央「……ねえ、プロデューサー」
P「ん?」
未央「この前のさ、ユッキーがプロデューサーのこと好きかもーって話になった時のことなんだけど」
P「ああ、あったなそんなことも」
未央「あの時、私聞いたよね。もしユッキーに告白されたどうするのって」
P「うん」
未央「そのこと、なんだけど……いやその、直接関係あるわけじゃないんだけどさ」
P「おう」
未央「私ね……私、その。結構前から、プロ――」
薫「ただいまーっ!」
仁奈「ただいまですー! あっ、未央おねーさんがPの肩もみしてるですよ!」
みりあ「みりあも揉んであげるー!」
莉嘉「あ、じゃあアタシもー☆」
P「お、おいおいみんな。そんないっぺんに来られても俺の肩は二つしかないぞ」
未央「あはは。じゃあ順番に揉んであげよっか。私はもういいから、次は仁奈ちゃん」
仁奈「仁奈にまかせやがってくだせー!」
ワイワイ ガヤガヤ
美嘉「モテモテだね、プロデューサー」
未央「あ、美嘉ねぇ。おかえり」
美嘉「ただいま★」
未央「いや本当、愛されてるねえプロデューサーは」
美嘉「そうだねー」
美嘉「でも、一番プロデューサーのこと愛してるのは誰なんだろうなー?」
未央「……なんでこっち見るの」
美嘉「さあ?」ニヤニヤ
美嘉「で、今のアタシの質問についてはどう思う?」
未央「うっ……ノーコメント、ノーコメントでお願いします!」
美嘉「へ~★」
未央「に、ニヤニヤしないでよっ」
おしまい
終わりです。お付き合いいただきありがとうございました
デレステで10回のリセマラの末引いたのがSSR未央
その後もガシャでも引くのはPaのSRばかりなので、私は本質的にPaPなのだと思います。みんなかわいいですよね
でも一番好きなアイドルは飛鳥君なので飛鳥君はPaってことでいいですかね
彼女も心の内にはパッションを秘めているので大丈夫でしょう
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