ヤンデレって、良いよね
男「こ、これは……」
友「おーい、男。
下駄箱の前で固まって如何した?
爆弾でも仕掛けられてたか?」
男「友、コイツを見てくれどう思う?」
友「凄く、ラヴレターです……」
男「おぉ!
やはり、お前にもそう見えるか!!」
友「よーし、死ね。
テメーは俺を怒らせた」
男「黙れ、年齢=彼女いない歴の負け組が!!
俺はッ!!
彼女をッ!!
作るぞーッ!!」ダッシュ
友「待てこの野郎!!」
男’sルーム
男「では早速、このラヴレターを開けさせて貰うとしよう…」ックックック
妹「お兄ちゃん!?
幾ら彼女居ない歴年齢だとは言え、その妄想は痛いわよ!!」バンッ!!
男「私が書いたのではない…
俺に恋する純情な乙女が書いたのだ……」ククク
妹「童貞を抉らせているとは言え、妄想だよ!?」
男「童貞を忘れるな……」
妹「お兄ちゃん!?」
男「フフフ」ビリッ
手紙『拝啓、男様へ
突然のお手紙驚かれていると存じます
私の名前はヤンデレと言います
貴男は覚えていないでしょうが、私は貴男の事を覚えています
受験の日に、緊張して気分を悪くした私を、貴男は私を介抱してくださいました
あの時から、私は貴男に一目惚れしてしまいました
それから、1年間、私は悩みに悩んで、このお手紙を出す事を決意しました
もし、この手紙を読んで下さったのなら、明日の午後、校舎裏まで来てください
敬具』
男「ヤンデレさんか……
と、言うか入学式の日の事なんか覚えてないや。
そう言えば、そんな事をした様な気がしないでもないけど、覚えてないや」
妹「お兄ちゃん……
その手紙、本当だったんだね」ジーン
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