2015年秋、都内某所───
TOKIOのメンバー5人が集結した。
長瀬「リーダー、今日はどこに行くか聞いたの?」
城島「とりあえずあそこの魔・甲斐に行くことに決まったらしいよ。」
長瀬「またあそこに?」
松岡「俺はあれからどうなったのか気になる。」
山口「短期間のうちにお邪魔してもいいのかなあ?」
長瀬「というかまた行けるの?」
城島「まあ、やるしかないやろなー。」
国分「足立、今日は魔・甲斐に行ったらどうするか聞いてるの?」
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足立「魔・甲斐から人間界へ向かうそうです。」
山口「また魔・甲斐へ行けたらの話だけどね………。」
足立「そこで0円食堂です。」
国分「ついに日本を飛び出しての0円食堂なの?」
足立「ある意味そうなりますね……。」
城島「一応調味料用意せなあかんな………。」
北村「調味料なら大丈夫です。30種くらい用意してます。」
城島「流石俺のライバルやな~。」
北村「いえいえ。」
山口「じゃあ乗ろうか。」
城島「そうやね。あら、バスは前回より小さいのか。」
メンバー一同を乗せたバスは東京を出発、一路甲州街道へ。
と───
運転手「うわ、何だこれは?!」
山口「どうしました?」
運転手「何か道を間違えたみたいで大月市を走っているみたいです。」
城島「おい、これ大丈夫なん?そのまま甲府市に向かってるぞ?小遊三師匠は喜ぶけども。」
国分「うわああああ!!」
長瀬「太一、大丈夫か?!」
国分「ファンタグレープをこぼしたァ!」
運転手「あー、結局甲府市の隣の隣の甲州市に入ってしまったみたいです。」
山口「何故そうなったの?」
運転手「わかりません。」
城島「戻れへんの?」
山口「Uターンしても入口がどこか分からないから難しいだろ………。」
一方───
女騎士「あー、オークと戦いたくない!何度も陵辱に遭いそうになってるから嫌なのにッ!!」
女騎士「何であの豚はいつも私狙いなのよ!!」
女騎士「私の初めては好きな人とじゃないと………。」
TOKIOたちは魔・甲斐に入れずに山梨県内をさ迷っていた。
運転手「すみません。今回は意図的にやっているせいか中々入れません。」
山口「実に厄介ですね……。」
運転手「このままだとガソリン代ばかり嵩みます。」
長瀬「中東は早く原油を値下げしとけばいいのに。」
松岡「困ったねえ………。」
山口「まあ適当に山道走らせておけば入れるでしょう。」
運転手「さすがに事故してはいけないので休憩したい時はさせてもらってもいいですか?」
城島「構わへんよ。」
運転手「ありがとうございます。」
TOKIOを乗せたバスは山梨県内の山中を走行していた。
そして運転手の集中力が切れて油断をしていた時だった。
運転手「あッ!!!」
城島「どうしたの?」
運転手「林道に入ったみたいです。」
山口「おっ、来たか!」
長瀬「魔・甲斐に入る入口が見つかったか?」
運転手「わかりません。道幅がギリギリで進めるかもわかりません。」
松岡「さーて、どうなるのかな?」
国分「このプリンうめぇーッ!!」
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