城島「みんなとすごすリゾラバ」 (56)
城島「これからが僕たちのはじまりや」
城島「“下地作り”をはじめた僕たち」
城島「すべては一歩の村づくりからやで」
城島「素材を変えるっちゅうこと」
の続きになります。
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ミーンミンミンミン
亜美「涼しくなるシリーズ、白いモノ~…」グデー
真美「かき氷ー…」
亜美「杏仁豆腐ー…」
松岡「巨大雪だるま…」
真美「しろくまー…」
亜美「シベリアのブリザード…」
松岡「空飛ぶそうめん…」
真美「へ?」
春香「響ちゃんもプロデューサーさんも扇風機取らないでくださいよ~…」
響「あ゛ーつ゛ーい゛ーぞぉぉぉお」ブォォォ
長瀬「とらべりんぐま゛あ゛ぁぁぁあぁん」ブォォォ
真美「もー!壊れたエアコン!」プンプン
亜美「オンボロのエアコン!」プンプン
長瀬「リーダー!!」プンプン
松岡「まだ動くからあの人」
律子「明後日には修理してもらえるから我慢しなさい」
亜美「遅いよー!」
真美「真美たち怪獣ヘドロンになっちゃうよ~!」
山口「海岸もヘドロだったよね」
城島「もう7年経ったんやなあ」
小鳥「あら、おかえりなさいプロデューサーさん」
国分「熱いねー アイス持ってきたぞー」
「「わあー!」」
山口「はいこれ」ドンッ
亜美「氷!?」
城島「村の天然氷やねん」
響「て、天然氷…?」
国分「かき氷にしたから食べて食べて」ガリガリ
真「おいしいですね!」
雪歩「涼しくなりますぅ」
長瀬「うめえ!!!」モグモグモグモグ
城島「長瀬 それ僕の」
伊織「このシロップなかなかいけるじゃない♪ どこの商品?」
国分「うれしいなあ」
山口「作り甲斐があるってもんだ」
伊織「えっ」
※天然氷:村の池を使って作成。切り出した氷は氷室で夏まで保管し、かき氷にして手作りのシロップと一緒に食べた。
春香「はぁ~生きかえる~…」
響「自分の実家はちょっと行けば海だったんだけどな~」
春香・響「!!」
春香「プロデューサーさん!海ですよ!海!」
城島「へ?」
響「慰安旅行だな!」
城島「いやいや お財布厳しいんよ…」
亜美「兄ちゃん、いや~ん旅行いきたーい」
真美「イヤ~ン」
城島「!!」ガーン
松岡「いや取られたみたいな顔するなよ」
山口「でも本当にいいの?レッスンの方が大事じゃないの?」
国分「基本ができてなきゃ何もできないよ?」
春香「うっ」
長瀬「免許も資格も勉強が必要だよ?」
雪歩「資格?」
小鳥「あら、いいんじゃないですか。福利厚生・健康増進もプロデューサーのお仕事ですよ?」
城島「確かに 小鳥さんの言うことも一理あるなあ」
「「……」」ワクワク
城島「じゃあ スケジュール空いてるコだけやで~」
「「やったー!」」
「「おっしゃ────!!」」
山口「もしもし桝君? 次のZIPちょっと用事できちゃった!」
国分「すみません!ビビット休みます!」
松岡「申し訳ないっす!ミタゾノの打ち上げ行けなくなりました!!」
長瀬「ナガスタ早めに収録できませんか!?」
城島「行く気 満々やないか」
***
ブォォォォォォ
律子「…で、全員来ちゃうワケね……」ハァ
城島「みんな時間あったからなあ 律っちゃんもやろ?」
律子「私は、プロデューサーだけじゃ大変だと思って…」
山口「もうちょっとで着くぞー」ブォォォォォ
真「プロデューサー、船も操縦できるんですね!カッコいいなぁ…」
真美「兄ちゃーん、おなかすいたー」
松岡「簡単なのでいいか?」チャッチャッ
やよい「家庭菜園の土が固いんですー。どうしたらいいんでしょう…」
国分「そういう時はアルギン酸を土に混ぜればよくなるよ」
長瀬「デブ犬を克服するには食生活と運動が大切で 具体的には…」
響「ためになるぞ…」メモメモ
律子(ついて来なくて良かったかも……)
伊織「…そこを見ると、車の窓に無数の手形が張りついていたの」
雪歩「……」ガタガタ
真「ちょっと伊織…やめてよ…」ブルブル
伊織「拭き取ったのに、どうしても一つだけ拭けない…なぜならそれだけ…」
伊織「内側についていたからよ…!」
雪歩「ひっ…!」
茂子「汚れた窓ガラスには みかんの皮の煮汁と新聞紙や」スッ
伊織「ちょっと、水差さないでもらえる?」
真「あ、全然怖くなくなった」
山口「着いたぞー」
亜美「わあー!」
春香「あっ! 見てみんな!!」
「「海だ───!!」」
ザッパーン
春香「無人島………!?」
松岡「内緒にしてたけど……実はココ、オレたちが開拓してる島なんだ!!!」
「「!?!?」」
響「村だけじゃなかったのか!?」
千早「じょ、冗談ですよね?」
貴音「プロデューサーは一体何者なのでしょうか…」
律子(開拓者……?)ハッ
───────────────────
♪ Na Na Na(太陽なんていらねぇ) / TOKIO
作詞・作曲 玉置浩二
───────────────────
美希「無人島でもミキが一番なのー!」タタタ
響「一番は自分だぞー!」
真「そうはさせないよー!」
長瀬「俺がいっちば───ん!!」ズダダダ
山口「日焼け止め忘れるなよー」
伊織「海くらいではしゃぐなんてお子様ねえ」
城島「紫外線強いし しっかり肌対策せんとね」ヌリヌリ
律子「いやアイドルじゃないんですから…」
国分「アイドル アイドル」
千早「…そんなに海が楽しいのかしら」
あずさ「海がっていうより、みんな一緒だから楽しいのよ~」バイーン
貴音「夏の太陽の眩しさは、心を開放的にさせてくれますね」バイン
クレイジー・ガール松岡「夏がそうさせるんだよ…!」バアーン
千早「!?」
※クレイジー・ガール:島に漂着したビキニ(上)。リゾラバの棒倒しで負けた松岡が着用した。
国分「はーい 集合ー」
山口「島には危険な生物もいるから もし出会ったら落ち着いて…」
真美「逃げるっしょ!」
亜美「ダッシュ!ダッシュ!」
松岡「駆除?」
山口「正解」
律子「は?」
ニョロニョロ
春香「きゃっ! へへへ、ヘビ!?」
松岡「ムリムリムリ!オレやだよ! 絶対嫌だからな!! もう帰る!!」ダッ
山口「駆除するぞー」
城島「防具あってよかったなあ」
春香「!?」
ブーン
響「うぎゃー! スズメバチだ!!」
国分「また?」
山口「駆除するぞー」
城島「ワンセットあってよかったなあ」
響「!?」
ヌッ
真「プ、プロデューサー! 海にサメが!」
長瀬「この前やってたね」
山口「駆除するぞー」
城島「ぐっさん強いなあ〜」
真「!?」
貴音「面妖な…」
伊織「アイドルって何なのよ…」
※駆除:外敵から身や舟屋を守るために専門家から毎年教わっている。スズメバチとハブに加え、今年から新たにサメの駆除方法を学んだ。
***
真「響!あの岩まで競争だ!」
響「望むところさー!」
山口「あの岩か よし」
真「泳ぎならプロデューサーにも負けませんよ!」
山口「ほほう 俺に勝てるかな?」シュコー
響(ウェットスーツにシュノーケルにヤス!?)
真「何しに行くんですか!?」
※ヤス:サザエを捕まえる時に使った道具。3つに分かれた先端で貝や魚を挟む。現在は壊れているため鋳造候補に。
***
長瀬「……」コソコソ
長瀬「みんなサクランボ忘れてるし 一人で食っちゃお」ワクワク
貴音「なかなかの美味ですね」モグモグ
長瀬「!?」
貴音「この種も集めて、プロデューサーにこぉひぃを作ってもらいましょう」ゴソゴソ
長瀬(すげえ種集めてる…)
***
国分「よっしゃー! 舟で海行くぞー!」
真美「雇われせんちょー!」
やよい「お魚たくさん捕まえちゃいます!」
伊織「ちょっと!本当にこの舟大丈夫なの!?」
亜美「兄ちゃん、帆がミシミシ鳴ってるよ?」
国分「やべっ 畳め 畳め!!」
やよい「はーい!」
国分(俺の子もこんな素直な子になるのかなあ)ホンワホンワ
伊織「流されてる!流されてるから!このバカ船長っ!!」
***
雪歩「一つ掘っては 父のため~♪ 二つ掘っては~♪」ザックザック
城島「ええ穴やなあ」ウットリ
雪歩「えへへ。プロデューサーも一緒にどうですか?」
城島「ええよ~ ちょっと待っとって」
城島「ユンボ持ってきたよ~~」ズゴゴゴゴ
雪歩「えええ────!?!?」
***
春香「ちーはーやちゃん!せっかくの海だよ、一緒に泳ごう?」
千早「私、泳ぎはあんまり…」
春香「みんなと一緒なら楽しいよ!ささ、上着脱いで」バサッ
千早「きゃっ!?」
松岡「おいおいおい この漂着した木! フォルム共々かなりまな板じゃねえか…」ウットリ
千早「くっ…」
***
齋藤D「…キミキミ、どこから来たの?」
美希「キミじゃないよ? ミキだよ」
AD北村「かわいいねー」
AD佐藤「アイドルになれるんじゃない?」
美希「ん、そだね。ミキならなれるって思うな!」
AD佐藤「じゃあ 投石機作れる?」
AD北村「線路の復旧できる?」
AD足立「漂着物のニオイ嗅げる?」
美希「ア、アイドルはそんなことしないもん!」
齋藤D「!?!?!?」
春香「ふう、ちょっと休憩…」
松岡「お集まりの皆さーん!アレの時間がやってきましたよー!」
やよい「なんですかー?」
松岡「島恒例 夏の行事…その名もリゾラバ!!」
長瀬「本物のリゾラバだ!!」
山口「恋愛してないけどな」
───
小鳥「はっ、呼ばれた気が…」ガタッ
伊織「何よリゾラバって」
城島「島でみんなして遊ぶんよ~」
貴音「この島にそのような遊技場が?」
律子「水路とか井戸とかトロッコならあったわよ」
長瀬「漂着物使って遊ぶんだ!」
響「そんなもので何して遊ぶんだ…」
国分「ウェイクボード、スイカ割り、飛び込み台」
山口「あとは巨大棒倒しにウォータースライダー」
松岡「今年は大人なゴルフ!!」
響「!?」
やよい「うっうー!楽しそうですー!」
国分「今回はみんなで楽しめるのがいいね」
山口「せっかくなんだから 初めて体験することがいいんじゃ」
松岡「このコたちにとっちゃ 全部初体験じゃねえか?」
「「……」」
城島「全部やろか」ポン
長瀬「スイカ見つけたー!」
あずさ「プロデューサーさんに呼ばれたんですけど…」バイーン
松岡「リーダー 糖度は?」
城島「11」
─ スイカ割り ─
響「目が回る~…」フラフラ
国分「響ちゃん まっすぐまっすぐ!!」
松岡「……」スッ
山口「そこだ!!」
響「てやーっ!」バンッ
響「って、これブイじゃないかー!入れ替えたなー!?」
松岡「あっはっはっはっ かわいいなあ」
伊織「全くもう…いい大人が騒いじゃって」ハァ
やよい「でも、プロデューサーすっごく楽しそうだよ!」
「「ようこそここへ~♪ 遊ぼう~よパラダ~イス♪」」ザッザッ
─ 巨大棒倒し ─
春香「こ、このくらいですか?」サッ
松岡「違う違う!このくらい一気に砂取らなきゃ…」ザッザッザッ
城島「倒れる倒れる!!」ドーン
あずさ「棒、倒れてしまいましたね…」
長瀬「松岡君 罰ゲームね!!」
国分「白ビキニ落ちてたぞー!」
リトル・マッチ・ガール松岡「ぴったりフィット」キュッ
千早「だから何で着るんですか!?」
律子(しかし妙に似合うわね…)
松岡「やだ…律っちゃんがオレのこと狙ってる──!!」
律子「誰が狙いますか!! 誰が!!」
─ HARU CUP(ハルカップ)2016 ─
響「…」コンッ
響「うぎゃ───!! 外した───!!」
春香(あの角度じゃダメ…)
伊織「当たって当たって当たって…」ブツブツ
千早「……」ジッ
真美(力加減はこのくらいで…)
美希「ミキ…本気で一番のゴルフ、目指してみる」キリッ
国分「なにこれガチじゃん」
城島「どうなってんねん……」
山口「そこまで罰ゲームがイヤだとはなあ」
長瀬「ビンの中のにおい嗅ぐだけなんですけどね」
松岡「おいおい バラエティはこんなもんじゃ…」
律子「バラエティの方がマシですよ!?」
城島「いや~ やられてもうたわ」
長瀬「結局リーダー負けたかー」
響「はい! ビリのプロデューサーには罰ゲームね!」
城島「勘弁してえなホンマ…」
真(とか言いながらちゃんとやるんだ…)
城島「…」クンクン
城島「うっ」
長瀬「リーダー何のにおい?」
城島「これよう分からんわ… 足立くん」
城島「いくで? ほいっ」カパッ
足立「!!!」カコッ
真美(のけ反った!!)
松岡「足立 何だった?」
足立「あれっす あの」
足立「イチゴババロア」
美希「…」フラーッ
やよい「み、美希さん!!」
伊織「アイドルがあんなの嗅いでいいと思ってるの!?」
城島「うっ」
国分「うっ」
松岡「うっ」
長瀬「うっ」
山口「俺なんて味見したことあるよ」
伊織「はあ!?」
────
───
やよい「楽しかったですね!」
響「いーっぱい体動かしたぞ!」
伊織「ふーん、ここが今日泊まるホテ………!?」ドサッ
あずさ「あらあら。歴史があっていい感じですね~」
長瀬「船宿になりまーす!」
春香「これは建てるの大変だっただろうね、なーんて…」
千早「ふふっ、春香ってば」クス
山口「そうだね 船で木材運んでね」
国分「粘土も取ってさ」
城島「石運ぶの大変やったなあ」
松岡「レール作ってからは大分楽になったよな」
春香・千早「!?」
真「わっ、大部屋…っていうかここだけ…」
亜美「スコップが飾ってある!」
山口「笑点出た時のだね」
長瀬「歌丸師匠の超レア物だよ!」
伊織「ねえ、テレビとかないの?」
松岡「囲炉裏なら作ったよ」
城島「伊織ちゃん、囲炉裏ちゃん」ブツブツ
伊織「は?」
城島「すんまへん…」シュン
響「あっ、お茶だ。ちょっともーらおっ」ゴク
山口「あっ それは」
響「うぎゃーっ! 何だこの味──!?」ケホケホ
貴音「きのこや木が入っていますね…」
雪歩(慣れるとなかなかクセに…)ゴクゴク
真「雪歩!?!?」
国分「やるなあ 雪歩ちゃん」
城島「やっぱりこの味やね」ゴクゴク
────
───
城島「みんないっぱい食べや~」ジュー
美希「ごちそうごちそう♪」
やよい「本当においしいです…」ジーン
城島「やよいちゃん もっと食べてええんやで」ニコニコ
国分「魚も山菜もたくさんあるからね」
山口「アワビと牡蠣 焼けてるぞー」
長瀬「デザートはアケビ!ビワ!柿! それから…」
松岡「しげるも作ったからジャンジャン飲みな!!」
やよい「こ、こんなに食べれませんー!」
あずさ「全部この島で取れたらしいわよ~」
真「こんなに大きな牡蠣もですか!?」
律子(この島どうなってるのよ…)
松岡「飯食ったら花火だ───!!」
真美「いえっさー!」
美希「たまやなのー!」
ニョロニョロニョロニョロニョロ
真「うわあっ!?何ですかこれ──!!」
雪歩「ひいいいいいぃぃ!?」
山口「巨大ヘビ花火だよ」
松岡「うわあああ!! こっちくんな─────!!」ダダダ
真美「兄ちゃん、フツーの花火がしたいよー」
城島「はいよ 今できるから待っとって~」
山口「線香花火の火薬の分量は……」
春香(手作り!?)
プルルル
律子「あら、電話」ピッ
律子「もしもし小鳥さん? え、リゾラバ? プロデューサーとしましたけど…」
律子「えっ…プロジェクトが…!?」
律子「…」
亜美「兄ちゃん花火屋さんだったの?」
長瀬「巨大線香花火作ったことあるんだって(※本当です)」
国分「硫黄とか原料から集めて 和紙は手作りで」
松岡「ラーメンかよ」
────
───
あずさ「かんぱーい♪」
山口「かんぱーい」
松岡「華があるとやっぱ違うねー!」
あずさ「もうっ、プロデューサーさんったら」テレテレ
律子「あんまり飲みすぎないでくださいね?」
あずさ「はーい♪」
城島「オリコン1位取りたいんよお…」シクシク
あずさ「!?」
松岡「リーダー泣き上戸だったな」
国分「新曲 週間4位だったもんね」
山口「キンキはまた1位だってよ」
長瀬「さすがキンキ!!」
松岡「オレら音楽番組で絶滅危惧種トークするくらいだし こんなもんだろ」
律子「音楽番組で!?」
山口「しかしまあ こうやってみんなと親睦深められて良かったな」
松岡「リゾラバもできたしな!!」
律子「改めて、今日は本当にありがとうございました」
律子「仕事もあるのに、短期間で計画するのは大変だったでしょう?」
松岡「それはほら スターの宿命だから」
国分「やっぱり行くなら みんなと楽しくやりたいじゃん?」
律子「ふふ、私も見習わないといけませんね」
山口「計画も何も いつも通りだったような」ボソッ
城島「そこは黙っときぐっさん」
長瀬・あずさ「かんぱーい♪」ゴクゴク
律子「私、これからガンガンいきますよ。見ててください!」
山口「?」
城島「顔見ればわかるで律っちゃん 新しい挑戦するつもりやろ?」
律子「ええ! でも…正直不安もあって」
松岡「失敗は成功の母って言うじゃん まずやってみようよ!」
国分「ダメだったら俺らも支えるし!」
山口「意外に何とかなるから大丈夫!」
律子「プロデューサー…」
城島「ただ一つ 僕からも言わせて欲しい…」
律子「……」ゴクリ
城島「結婚おめでとう……!!」グスッ
律子「!?」
松岡「このタイミングで酔ってんじゃねえよ」
国分「長野君じゃないから」
長瀬・あずさ「zzz…」
***
響「くかー」
真美「ムニャムニャ…」
春香「…」
春香(こうしてみんなで一緒の部屋で寝てると、まるで修学旅行みたい…)クス
城島「ぐかー」
山口「ぐおお」
国分「くかー」
松岡「ぐおーぐおー」
長瀬「…」スヤァ
春香(プロデューサーさんも一緒だけど)
やよい「…おにぎりの具は……」ムニャ
美希「いちごババロア…」ムニャ
春香「ふふっ、寝言で会話してる…」
貴音「……らぁめんは…」ムニャ
城島「とんこつ…」
山口「…みそ…」
国分「……しょうゆ…」
松岡「しお…」
長瀬「アグーぶたも…」ムニャムニャ
春香「!?」
響「ブタ太ぁ…どこにいくんだよぉ…」ウーン
千早「…」
春香「千早ちゃん、起きてる?」
千早「…ええ、起きてるわ」
春香「今日、楽しかったね。いろいろ作ったり遊んだり」
真「…来年も来れたらいいよね」
春香「うん!…ねえ、来年の私たちってどうなってるかな?」
真「やっぱり、仕事もだんだん増えてきて…」
春香「ゆくゆくは歌番組に出て、自分の番組も持って」
真「ちゃんとライブやったり、CD出して…」
長瀬「村作って…」
国分「野菜育てて…」
松岡「島開拓して…」
山口「生態系創って…」
春香「そうそう、生態系を……えっ?」
城島「くかー」
伊織「お気楽ね…律子ならともかく、あのプロデューサーよ?」
真「週3回、国内線使ってるって聞いたよ?」
春香「一生懸命頑張ってると思うけど…」
伊織「逆よ」
伊織「あのプロデューサーなら…『どんな』仕事を取ってきてもおかしくないのよ…」ブルブル
千早(確かに……)
城島「徹夜は勘弁してえな……」ムニャムニャ
伊織「ま、何だかんだで楽しかったけど。私たちのことを考えてくれてるし」
真「そうだね!今日は本当に楽しかったよ」
伊織「ただ、プロデューサーとしてはまだまだよ。だから私たちみんなでフォローしていかないとね」クスッ
春香「伊織…」
春香「すぐに慣れそうだけどね…」
真「何でもチャレンジしたがるし…」
千早「知識や技術も多すぎるわ…」
伊織「本当にアイドルなのかしら…」チラ
城島「土俵の外で安定…」ムニャムニャ
***
美希「ただいまなのー!」
小鳥「みんなおかえりなさい。クーラー直ってるわよ」
亜美「リゾラバ楽しかったねー!」
小鳥「リ、リリリゾラバッ!? 一夜限りの恋愛のことじゃ…」
真美「また兄ちゃんとやりたいね!」
小鳥「プロデューサーさんと!?!?!?」
社長「ウオッホン。随分と楽しんできたそうじゃないか君たち」
長瀬「社長さんも日焼けしまくりじゃないすか!」
城島「こらこら 長瀬」
松岡「いや~社長!! 今日もイカしてますね! オレもそんなシブい黒に染まりてえなあ」モミモミ
社長「そ、そうかい…? いやはや照れるねえ」ハッハッハ
国分「これお土産です 島の名物なんですよ!」
社長「おやおや、すまないね」
社長「」ズシッ
山口「三和土で社長の像を作ってみました」
城島「ええ出来やな」
社長(どうすればいいんだ…これ…)
社長「そ、それはそうと、律子くん!」
律子「はいっ!」
社長「君が企画していた新ユニット…竜宮小町の始動が正式に決定した!おめでとう!」
城島「…はえ?」
「「竜宮小町?」」
社長「そして新企画…765村も正式に決定した!!」
律子「!?」
社長「さらに765島、765海岸、765PR課、765vsリレー、徹夜765…」
社長「面白そうだから全部決定したよ! 頑張ってくれたまえ」ハッハッハ
松岡「よっしゃ!」
国分「2倍忙しくなりそうだね」
長瀬「リーダー大丈夫?」
城島「アイドルはプロデュース諦めたりせえへん」グッ
山口「もうワケわかんねえな」
律子(竜宮小町…本当にいけるのかしら……?)
おわり
クリスマス生放送楽しみですね。ありがとうございました。
次作までしばらく期間を空けることになりそうです。
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