山口「ヘルシング機関が動き出したみたいなんだけど」 (32)

少し出遅れたタイミングですが、城島リーダー24時間テレビチャリティーランナー決定&TOKIOデビュー20周年記念ということで、TOKIOと漫画ヘルシングのクロスSSを書きました。
TOKIOの五人がアーカードと戦います。

記念と言いつつ、あまりTOKIOに優しい展開ではないので、sage進行でこっそり投下します。
大筋は書き上げてあるので、ささっと完結させて本日中にHTML化依頼までするつもりです。

文章力が低かったり、説明台詞がわざとらしかったり、わかりにくいところもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403225836

国分「まさかさー、俺らが吸血鬼になるとか、だれが思うよ?」

松岡「まあねえ」

国分「それもこれも……リーダーが島で変な地下施設見つけたら、それがミレニアムの極東支部でさ。俺ら捕まって吸血鬼になる手術受けさせられるとか。全部リーダーのせいじゃん!」

城島「すまん……」

松岡「まあまあ、太一くん。リーダーに悪意があったわけじゃないし。過ぎたことは仕方ないじゃん」

国分「まあね。なんとかミレニアムから抜け出して、今はロンドン郊外に潜伏できたし。そもそもミレニアムはあの島が日テレの持ち物だって調べなかったのかね?」

長瀬「でも俺、ロンドンのライブハウス行きまくって結構充実してますよ」

松岡「俺らがいなくなって日本はどうなってんのかね?」

国分「ニュース検索したらさ、しばらく集団失踪ってことで騒がれてたけど、すぐ忘れられたっぽい」

城島「世間様は厳しなあ」

長瀬「リーダー・山口・松岡・長瀬は早く見つかってほしいけど国分は別にいいや、とか掲示板に書かれてたよね、太一くん」

国分「うるさいよ、お前は! もう! 僕はバラエティもキャスターもがんばってTOKIOの知名度向上に貢献してきたんだよ。どうしてそんなこと書かれなきゃなんないの!」

城島「太一はほんま、昔っからがんばっとったで」

国分「くそー! なんか書き込んでやろうかな!」

長瀬「炎上するだけっすよ、太一くん」

松岡「しばらくはおとなしくしてよーぜ。幸い、俺らあんまり食欲ないし」

城島「もう年やからな、俺ら」

国分「吸血鬼にも加齢による食欲減退ってあるのかな」

山口「たいへん、たいへん! ちょっとみんな集合!」

松岡「何よ?」

山口「ヘルシング機関が動き出したみたい」

長瀬「ヘルシング機関てなんすか?」

国分「おい。前に説明したろ。ちゃんと聞いとけよ、長瀬」

城島「吸血鬼を狩るためのイギリスの組織なんやってな。アーカードいう吸血鬼も配下においとるゆう」

山口「それがこのアジトに向かってきてる」

松岡「マジか!」

国分「でも、どうしてそんなことわかるの?」

山口「この前ね、大工に変装してヘルシング機関の建物改修工事に潜り込んだんだよね。その時に、こっそり盗聴器をしかけてきた」

松岡「マジか! すっげーな、兄ぃ!」

山口「俺らのこと嗅ぎつけて、すぐに軍からヘリを借りてこっちに向かってきてる。たぶん、あと三十分くらいか……。まさか、こんなに動きが速いとはなあ……」

城島「どないしよ……今、真昼間やからみんなで逃げられんで」

国分「山口くんレベルだと太陽もあんまり関係ないんだけどね。正直、俺は今外に出たらヤバい」

長瀬「俺も太陽苦手……」

松岡「リーダーは別に今逃げようと思えば逃げられるっしょ? あの能力で」

城島「一人で逃げるなんてできん。俺はみんなと一緒やないとアカン」

山口「よし。じゃあここで迎撃するか」

松岡「先陣は俺俺! 俺にやらせて! つーか、やらせろ!」

国分「いやいや。向こうがヘリで来るなら俺と長瀬だろ、まず」

長瀬「そうっすね」

山口「そしたら、俺と松岡はそのサポートだな」

城島「俺も……」

松岡「リーダーはいいよ」

山口「茂くんはその辺座ってて」

国分「つーか、邪魔だし」

長瀬「腰とか肩とか痛いんでしょ?」

城島「せやけど……」

松岡「いーから、いーから。大将はどーんと後ろに控えてるもんなんだって」

長瀬「太一くん、ヘリが見えてきたよ」

国分「任せなさい。僕のマスケット銃に撃ち落とせないものはない!」

松岡「太一くん、すげー! ヘリがどんどん落っこちてるよ! フマキラーさんの蚊取りベープみてえ!! かなりベープだよ、これ!」

山口「でも、思ってたよりヘリが多いな。長瀬、そろそろスタンバイして」

長瀬「了解っす!」

城島「おお! 外に長瀬が巨人になっておんで。ゴジラみたいやな」

松岡「懐かしいな。俺、ゴジラ出てたんだよなー」

山口「よしよし。太一が撃ち洩らしたヘリを巨人長瀬がどんどん叩いてるぞ。巨人は幻術だから太陽が当たってても大丈夫なのは便利だよな」

松岡「いーねいーね! 調子いいじゃんアイツ! って、おい。なんか、長瀬のやつ、張り切りすぎじゃね?」

城島「どわわわわ!」

長瀬「やっべ! アジト少し壊しちゃった」

松岡「なにやってんだよ、長瀬!」

山口「退避退避。太陽光が来るからみんなちょっとアジトの奥に入るよ」

国分「長瀬ー!」

長瀬「すいません……」

城島「ええて。ええて。長瀬はようやったよ。また夜にみんなで改修すればええねんから」

国分「まあね。ていうか、ほとんどヘリ落としたからもう大丈夫でしょ?」

山口「ちょっと見てくるわ」

山口「ほとんどは倒してたけど、ダメだ。肝心な奴はあんなのじゃノーダメージだったみたいだぜ?」

国分「マジで?」

山口「一人生き残ったアーカードが墜落したヘリから這い出て、こっちに向かって悠々と歩いてきてる」

松岡「ムカつく奴だな!」

長瀬「どうしよう」

国分「一斉攻撃しかないでしょ。少年マンガみたいにさ、一対一とかやってらんないじゃん」

松岡「えー、そこは一対一(サシ)が基本じゃね?」

山口「この場面でリスクは取れないから太一の意見がいいだろうな。でも、同士討ちを避けるために、アーカードがこの部屋に入ってきたら四人で波状攻撃しよう」

島「え、四人?」

山口「俺と松岡と長瀬と太一」

城島「俺は?」

国分「リーダーは年なんだから休んでなさいよ」

城島「で、でも。みんなが戦うのに、俺だけ休んどるなんて……」

長瀬「つーか、リーダーは攻撃できる能力がないじゃないっすか」

城島「……」

松岡「こら、長瀬。リーダーが気にしてることを言っちゃいかんだろ」

山口「まあまあ。リーダーはそこの椅子にでも座っててよ」

国分「そうそう。俺たちがちゃちゃっと敵をやっつけるのを見てて」

城島「……すまん」

アーカード「なかなか楽しませてくれる。貴様らをカテゴリーA以上の吸血鬼と認識する。拘束制御術式第3号第2号第1号解放。状況A「クロムウェル」発動による承認認識。目前敵の完全沈黙までの間能力使用限定解除開始」

松岡「ごちゃごちゃうるせえんだよ! くらえ!」

城島「よっしゃ。松岡のカードがアーカードを切り裂いてるわ!」

長瀬「押しつぶしてやる!」

城島「長瀬の幻術も効いとるみたいや!」

国分「魔弾の射手!」

城島「太一のマスケット銃も命中や!」

山口「おりゃあ!」

城島「ぐっさんのパワーはすごいわあ。腕力と握力でアーカードを床に押しつぶした! これで奴も終わりやろ!」

アーカード「……くくくくく!」

TOKIO「!」

アーカード「なかなか楽しい舞踏会だ。さて。そろそろ私が踊らせてもらうぞ」

城島「な、なんで立ち上がれんねや、あんな体で! あんたは……いったい……」

アーカード「クククク。恐ろしいか?」

長瀬「く、くそ! お前なんか怖くないぞ!」

山口「長瀬、待て!」

アーカード「私に貴様のの幻術は効かんよ」

長瀬「ぐわあああ!」

城島・山口・国分・松岡「長瀬!」

城島「な、長瀬……い、犬が長瀬を……! そんな!」

国分「やめろ! 長瀬を離せよ!」

アーカード「彼は美男子だな。死に顔も美しかろう」

城島・山口・国分・松岡「やめろおおおおお! 長瀬ええええええええ!」

山口・国分・松岡「うおおおおおお!」

アーカード「フハハハハハ! どうした? まだまだまだまだ! そんなのではこの私は倒せんぞ、弱い吸血鬼どもめ」

国分「うわ!」

城島「あかん! 太一がつかまってもうた!」

アーカード「さて。次は貴様か」

国分「ちょ、ちょっと待って!」

アーカード「何かね?」

国分「僕と取引しない?」

アーカード「取引き?」

国分「この中で一番力があるのは、あそこにいる山口くんなんだ。僕が山口くんを倒せたら、僕をヘルシングで雇ってくれない?」

アーカード「ほう?」

松岡「太一くん……?」

国分「俺、日本にいた頃もキャスターとかバラエティとか司会とか帯番組とか色々やっててさ。TOKIOである必要性、いまいち感じてなかったんだよね、ぶっちゃけた話。だからもう義理立てするのもいいやって」

城島「太一……」

アーカード「しかし奴は貴様より強いのだろう? どうやって倒す?」

国分「山口くんは仲間思いだから裏切られても僕を倒すことはできない。そこにつけ込もうかなーなんて」

アーカード「なるほど、面白い。やってみろ」

城島「アーカードが太一を離した。た、太一……本気なんか?」

松岡「太一くん、冗談だよな……?」

山口「太一……」

国分「ごめんね、山口くん」

城島「うわあ! 太一のやつ、ホントに撃ちよった!」

松岡「あれ? でも、弾丸が……?」

アーカード「弾丸が彼から逸れて外に向かっていった。どういうことだ?」

国分「僕が本気で裏切ると思った?」

アーカード「……?」

国分「弾丸は今、ヘルシング機関に向かってるよ。あんたの大切なお姫様、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシングに向かってね」

アーカード「!」

国分「はやく戻ってお姫様を守った方がいいんじゃないの? あんたならどうにかできるんじゃない? 俺たちはその間に逃げるけど。太陽光は苦手だけど、もう仕方ないよ。こっちも死ぬ気で逃げる」

アーカード「なるほど。そういうことか」

国分「ついでにいうとさ、俺、色々仕事はさせてもらってたけど、一番楽しいのはTOKIOのライブでキーボード弾いてるときなんだよね。だからさ、長瀬を倒したお前を許すわけねえだろ」

城島・山口・松岡「太一(くん)!」

国分「みんな早く逃げる準備しようぜ…………え…………あれ……!?」

城島・山口・松岡「わあああああ! 太一(くん)があああああ!」

アーカード「フハハハハ。問題ない。我が主に弾丸が到達する前に貴様を殺して血を吸い、貴様の放った弾丸を私の支配下に置けばな」

国分「……ごぼ(吐血)」

城島「太一……そんな……」

松岡「兄ぃとリーダーは逃げてよ」

山口「松岡……!」

松岡「俺は日光無理だし、逃げるのに足手まといになるのは嫌だからさ。それに、先輩支えて踏ん張るのが年下の役目っしょ?」

城島「そんな。松岡、何言うてんねん!」

松岡「ほら、俺言ったろ? 一対一(サシ)が基本だって。俺に太一くんと長瀬の仇を正々堂々とらせてよ。俺を信じて」

山口「松岡……」

松岡「兄ぃ、リーダーのこと頼んだぜ」

山口「……行こう。茂くん」

城島「松岡、必ず生きて後で会おうな。生き残らなあかんで!」

松岡「よし。二人とも外に行ったな」

松岡「来いよ、糞野郎。リーダーと兄ぃには指一本触らせねえ」

アーカード「ククククク。素晴らしい。吸血鬼になりながらも、貴様らは人間であった頃の強さを失っていない。先程、弱い吸血鬼と言ったことは訂正しよう。だが、貴様らは潰す。悲鳴をあげろ、伊達男」

山口「く……」

城島「どないした、ぐっさん? あ! 血が出てるやないか!」

山口「さっき、アーカードに一発もらっちまったんだ。こんな傷、普通ならすぐ塞がるのにな。きっとアイツのは何か特別な銃弾なんだ」

城島「くそお。俺の能力が他人も連れて逃げられる能力やったらよかったのに。そしたらぐっさんも……みんなも連れて逃げられたのに! 一人でどっかに行けたかて、しょうもないやんか」

山口「しょうもなくないよ。俺らの誰か一人でも生き残って俺らのこと覚えていてくれたらそれだけで勝ちでしょ。リーダーが生き残ってくれたらそれでいいや」

城島「何弱気になっとんねん!」

山口「ねえ、覚えてる? 長瀬と初めて会ったとき、アイツまだ小学生でランドセル背負っててさ。松岡は生意気な中学生でヤンチャだったよな。太一も尖ってて、でも、チャレンジ精神旺盛でさ。茂くんはバンド続けるために社長に談判したり、マネージャーみたいな仕事してくれたり。懐かしいな。みんなでたくさん曲作って、ライブも楽しくてさ」

城島「ぐっさん……」

山口「アーカードが来る。足音が聞こえる」

城島「じゃ、じゃあ、松岡は……」

アーカード「前の二人と同様、その命は私の中に取り込んだ」

山口「くっそおおおおお!」

城島「ぐっさん!」

山口「うおおおおおおお!」

城島「ぐっさん、すごい戦闘や! せやけど、どんどんボロボロに……ぐっさん……」

アーカード「さて、残りは貴様一人だ。逃げないのか?」

城島「アーカードさん。僕には、戦えるような能力はなんもないんです。せやから、はよう皆の元に行かせてください」

アーカード「せっかく彼らが命を張って守ろうとした大将が死を望むか。報われん。私は自ら死を選ぶ者は人間であろうと吸血鬼であろうと軽蔑する」

城島「……うぐ……!」

アーカード「他愛無い。お前も血ごととりこんでやろう」

アーカード「なんだ……?」

城島(アーカードさん、みんなの仇、取らせてもらいます)

アーカード「取り込んだのに……まだ私の中で意識を保っているのか。無駄だ。もうすぐ貴様の意識は消える」

城島(そうですね。でも、その時、あなたにも消えてもらいます。情けない俺やけどね、そんな俺にも、どうしようもない能力が一個だけあるんですわ)

アーカード「?」

城島(シュレディンガーの猫て知ってます? どこにもおって、どこにもおらん猫)

アーカード「なに?」

城島(アーカードさんも俺と同じになんねや。どこにもおって、どこにもおらん。俺は自分一人やから、自分を認識して、TOKIO城島として存在できた。でも、アーカードさんはアーカードさんの中に数えきれん命をもっとるから、自分を認識できなくなってアーカードとして存在できんくなる。一緒に消えましょ)

アーカード「……」

城島(あかん。俺もアーカードに取り込まれて意識を保てのうなってきた)

城島(どこにもおって、どこにもおらん。俺の能力はアーカードに吸収される。)

城島(せやからな、みんなも。アーカードに取り込まれたみんなも、どこにもおらんけど、どこにもおるようになんねん、きっと。きっとどっかにはみんな生きとるて、楽しく音楽やっとるて信じてる)

城島(みんな、楽しうやっとって……。俺はもうええから。吸血鬼やから願っても無駄なんかもしらんけど、神様、どうかみんなのこと、よろしうお願いします……)

松岡「ちょっと、リーダー! いつまで寝てんの!」

山口「寝かしてやりないよ。老人は疲れやすいんだから」

城島「あ、あれ? ここ、日本……? 武道館の楽屋やないか……?」

国分「ちょっとやばいよ。この人、マジでボケちゃったんじゃないの?」

長瀬「リーダー、そろそろ老人ホーム探した方がいいんじゃないすか?」

城島「みんな……生きとる。よかった……よかった……!」

松岡「ちょ! 何泣いてんの、リーダーw」

国分「泣くのは走り終わってからでしょw 今から走るんだから、24時間テレビのチャリティーランナー」

長瀬「リーダー、見てよ。俺、リーダー応援するために横断幕作ってきたんすよ。『負けるな、オレたちのリーダー!!』って」

山口「長瀬、字、間違ってるよ。負の字、横棒1本多い」

長瀬「マジっすか!?」

松岡「直せ直せ! まだ本番まで時間あんだろ!?」

国分「よし。関ジャニ∞にマジック買いに行かせようぜ。ついでに何か飲み物も」

山口「太一w 一応あいつらがメインパーソナリティーなんだから」

城島「みんな……楽しそうにしとる。あー、あれ夢か。夢でよかったわ」

国分「なに? 悪い夢でも見たわけ?」

城島「かくかくじかじか、いう夢を見たんや。走りの練習の合間にヘルシング読んどったからかな? いやあ、ヒラコー先生は最高やわ」

松岡「つーか、今ヘルシング!? ドリフターズだろ、そこは」

城島「え? 松岡、いかりやさんのファンやったっけ?」

松岡「そう言うと思ったよw」

国分「おじいちゃんになって疲れが取れにくくなったから悪い夢見るんじゃないの? 今度いい枕買ってきてあげるよ、リーダー」

城島「ありがとうなあ、太一」

山口「リーダー、そろそろアップ始めようぜ。ストレッチ手伝うよ」

城島「おお、せやな。ありがとうな、ぐっさん」

長瀬「そこにあった化粧品で横断幕の字、直してみたよ!」

松岡「長瀬、そんなに無理くり線を潰すなって。シミみたいだぞ」

国分「しかもきったねー字だしよー」

城島「ええやん。長瀬らしい、あったかい字ぃやんか。ありがとうな、長瀬」

松岡「よし! リーダーが完走したら、俺がうまい料理振る舞ってやるぜ!」

城島「楽しみやわ。ありがとう、松岡」

スタッフ「そろそろスタンバイでーす。城島さん、お先にこちら来てくださーい!」

城島「よっしゃ、シゲちゃんマン、みんなの夢を乗せて行ったるでー!!」

長瀬「リーダーがんばって!」

山口「年なんだから、無理しないようにね」

国分「死んでも骨は拾ってあげるからね」

松岡「ゴールで待ってるからな、リーダー!」

四人「……」

国分「今のリーダーが楽しそうで、よかった。イギリスは辛い経験だったからさ」

松岡「やめてよ、太一くん! 泣きそうになるだろ! さっき、あの人がいきなりその話を始めたから、俺結構やばかったんだぜ!」

山口「あのことはさ、リーダーが夢と思ってるなら夢ってことにしとこうぜ。さ、俺たちは応援だ。今できることをやるよ」

長瀬「俺、沿道に応援行こうかな。リーダーファイト!って」

スタッフ「TOKIOさん、残りの皆さんもスタンバイお願いします!」

山口「わかりました!」

羽鳥「さあ、サポートギターに関ジャニ∞の安田さんが入った編成で、TOKIOのAMBITIOUS JAPAN!でリーダー城島さんの走りを応援します!」



城島(沿道にたくさんの応援が!みなさんありがとう)

城島(俺らを支えてくれるファンのみんな、スタッフさん、家族、友達、番組で知り合った人たち、ジャニーズの先輩・後輩……何より、メンバー。ほんまにありがとう)

城島(今年はTOKIOデビュー二十周年。ええ曲作って皆に届けななあ。島も海岸もまだまだやらなあかんこと、やりたいことがいっぱいあるし、ラーメンも美味しいもん作ったる。司会業・キャスター業もメンバーに負けんようがんばらな。そして、サマソニはじめ、ロックフェスには初挑戦や! 男一匹43歳城島茂、これからもやったるで~!)

【END】

基本的にヘルシングのミレニアム幹部の能力を五人に分けたのですが、色々能力を曲解して、ご都合主義にまとめてしまいました。すみません。
一番書きたかったのは終盤の武道館楽屋でのやりとりと、リーダーのかっこよさ。そして、ネット上で嫌われがちな太一くんについて、たまに毒を吐くけど頭の回転が速いし、やっぱりTOKIOが大好きと思ってるんだろうなという部分です。


これを書く前に、TOKIOとかV6とか嵐とかの映像を色々漁っていたのですが、それぞれグループの特徴があって面白かったです。

V6は(学校へ行こう全盛期の映像がメインだったせいかもしれませんが)、グループ内の年齢差が大きいせいか、坂本・長野という保護者がいて、ヤンチャなカミセンの諸々を受け止めたり、怒ったり。長男的な立ち位置のイノッチはカミセンのヤンチャに乗っかったり、逆に諌めたり。そういう疑似家族的な雰囲気を感じました。

嵐は同年代男子同士のわちゃわちゃした仲の良い雰囲気が魅力だなあと。

TOKIOも年齢差が大きいけれど、V6の家族みたいな雰囲気というよりは、体育会系の先輩後輩の関係みたいなものをベースとした、団結力の強さと切磋琢磨し合う雰囲気を感じました。その清々しさが素敵だなと。長瀬くんとリーダーは孫とおじいちゃんみたくなってる時がありますが。

以上、蛇足な追記でしたが、お許しください。


SSを読んで楽しんで頂いた方がいたならば嬉しいです。ありがとうございました。
そして、あんまり良い話を書けなくて、TOKIOの皆さんごめんなさい。
夏のライブツアー、野外フェス(リーダーはマラソンも)応援しています。

それでは、HTML化依頼をして参ります。

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