―――――ある日の司令室。
暁「ねえ、しれーかん」
提督「どうした?」
暁「最近、夜になると、川内さん達と何か遊んでるの?」
提督「どうして、知ってるんだ?」
暁「夜中トイレに行ったときに声が聞こえたから」
提督「ああ、ちょっとな」
暁「むー、なんではぐらかそうとするの!」プクー
提督「まだお前らには早いと思う」
暁「失礼ね!もう立派なレディーなんだから夜も10:00まで起きてられるんだから!」
提督「あーはいはい」
暁「しれー!かんー!」
提督「分かった、分かった。ただ麻雀してるだけだよ、もういいか?」
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今日の秘書官は暁に一任している。
暁「麻雀・・・?」
提督「牌を使ってやる・・・まあ、ドンジャラとか絵合わせみたいなゲームだ」
暁「ドンジャラなら知ってるわ。ドラOモンのものを持ってるわよ」
提督「厳密にいうと違うんだがな、そんなところだ」
暁(麻雀を覚える=司令官と一緒に入れる+夜の遊びを覚えれてレディーっぽい・・・。)
暁「しれーかん!」
提督「ん?」
暁「麻雀を教えて!」
提督「まあ、そういうとは思ったよ」
暁「いっぱしのレディーはドンジャラよりも麻雀がふさわしいと思わない?」
提督(レディーと言うかおっさんのイメージだけどな)
提督「悪いが、川内達と麻雀打ってたから夜の時間が仕事に当てられなくて少したまってるんだ」
暁「ちょっと!」
提督「だから、まずは自分で覚えてくれ。本は貸してやる」つ【土田システム 麻雀が強くなるトイツ理論】
提督「自分の力で覚えるのが大人だ」
暁「大人・・・」
暁「分かったわ、まずは自分で覚えるわ」
提督(ちょろい・・・・いやいや素直ないい子だ)
秘書官の仕事も終わり、暁型四姉妹の部屋
暁「んー・・・?」
響「暁が本を読むなんて珍しいね、何を読んでいるんだい?」
暁「麻雀の本よ!けど何が書いてあるかさっぱり分からなくて」
響「麻雀か、ロシアの旧友と少し打ったことはあるな」
暁「ほんと!?響、教えて!」
響「私もそこまで詳しいわけじゃないが・・・」
暁「麻雀を覚えて司令官に夜の遊びに付き合ってあげるの!」
響「!? ど、どういう意味だい?」
暁「麻雀は大人の遊びらしいの!レディーになるためにはドンジャラじゃだめなのよ!」
響(暁のことだ、また勘違いしてるのだろう・・・。司令官と暁が・・夜・・・)
暁「響?」
響「ん!?ああ、私も麻雀を覚えるの付き合うよ」
暁「ほんと!けど、覚えたらレディーになる私が一番をもらうからね」
響(ロシアにいるころに聞いた話では、麻雀はチップを掛けたり負けたら服を脱いだりするという麻雀もあるということ。まさかうちの司令官はあないとは思うが・・・。)
響「あと、その本で、麻雀は覚えにくいよ」
暁「え!?」
―――――数日後・・・。
提督「暁、少し執務休憩してていいぞ」
暁「分かったわ、あと司令官に聞きたいことがあって」
提督「ん?」
暁「ここのフリテンってルールなんだけど」
提督「え?お前、あれから麻雀覚えてたの?」
暁「そうよ!大人のレディーになるためのステップアップなんだから」
提督(まさか暁が麻雀覚えるなんてな。てっきりすぐ難しいからあきらめるものだと思っていたが)
暁「響や雷、電も覚えてるわよ!みんなでやろうって決めたの」
提督「あいつらもか」
提督(妹達と一緒に覚えようとしているからモチベーションが続いたのか)
暁「司令官も来る?」
提督「ああ、仕事量も落ち着いてきたし打つ時には顔を出すよ」
暁「やった!絶対よ?私が華麗な打ちまわしを披露するんだから!」
提督(暁だけじゃなく響、雷、電達も打つのか。響はすぐ覚えて華麗な打ち筋を見せそうだな)
暁「それで、司令官。フリテンって?」
提督(暁が勝てるビジョンが見えん)
眠いのでいったん中断。
起きたら続き書きます。
ぼちぼちと再開します。
その会話から、2日後の夜。暁姉妹の部屋。
暁「じゃあ、早速やってくわよ!」
響「了解」
雷「とりあえず、司令官にもらった箱をあけてみましょ!」
電「私たちのために、家具コインを使ってもいいのでしょうか?」
雷「買ってもらったんだからいいってことじゃない!」
暁「牌がいっぱい」
響「花牌に赤3pまであるのか、整っているな」
暁「とりあえず、混ぜるわよ!」
響「5m、5pは2枚、5sと花牌と赤3pは抜いてくれ」
雷「花は抜いたわ」
電「5の牌の取り替えたのです」
響「これでOKだ」
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ・・・
電「詰み終わったのです」
暁「サイコロを振って親決めよ」つ□コロン
雷「じゃあ、暁から、響、私、電ね」
電「ちょうど姉妹順になったのです」
東1局 親:暁 ドラ6s
暁:23赤556m449p268s西白發
暁(これっていいの?とりあえず、字牌はいらないっと)つ發
雷「ポンよ!」
暁「え?」
雷「」つ發發
暁「ちょ、ちょっと!早いんじゃない!」
雷「ルール的には問題ないはずよ、早く上がったもの勝ちなんでしょ?」
電「早くてついていけそうにないのです」
暁「うぅ・・・」
暁(早くしないと親がなくなっちゃう)
電「」つ7s
暁「ち、チーよ!」つ68s
電「はわわ」
響「いきなり鳴き合戦だね」
暁「」つ白
響「」つ白
暁(白は鳴かれなかった)
雷「」つ2m
電「・・・・・・」
雷「どうしたの?電」
雷「あ、ごめんなさいなのです、ちょっと考えてました」つツモ牌
響(電は、鳴かず・・・。)
↑
誤:雷「あ、ごめんなさいなのです、ちょっと考えてました」つツモ牌
訂正:電「あ、ごめんなさいなのです、ちょっと考えてました」つツモ牌
5巡目・・・。
響「」つ4p
雷「チーよ!」
暁「ポンよ!」
雷「私の方が速かったわ」
暁「暁の方よ!」
響「この本によると、同時発生の場合、ポンが優先されるらしいね」
暁「やった!じゃあ暁のものね」
雷「響、それってどんなに遅くてもポンが優先されるの?」
響「いや、邪魔ポンと呼ばれる相手の邪魔が目的のポンもあるから同時発生の場合はという条件らしい」
雷「ふーん、ならしょうがないわね」
暁:223赤5566m ポン444p チー768s
雷:123m56788p44 ポン發發發
響「」つ6m
暁「ポンよ!」つ66m
暁「」つ2m
暁(やった、これでテンパイ!)ニヤニヤ
響(暁はテンパイしたな、顔がほころんでいる)
雷(暁はテンパイね)
電(暁お姉ちゃん張ったのです)
7巡目・・・。
響「リーチだよ」つ9p
雷「響リーチ?じゃあ、私は降りるわ」
電「電もちょっとやめておくのです」
暁「」
暁(3回も鳴いちゃったし、もう降りれないじゃない!どうするどうする)
暁「」ツモ チラッ
暁つ4m
暁「あ、あがりよ!」
響「おー、タンヤオドラ2で2000オールだね」
暁「やった!!!」ニコニコ
提督「お疲れー」ガチャ
雷「司令官!」
電「お疲れ様なのです」
暁「司令官!見てみて!今、上がったのよ!」
提督「おー、初上がりか?」
暁「そうよ!一番最初に上がったのよ!」
響「今、東1局の暁が親番で、これから一本場」
提督「そういう状況か、ってことは暁は6000点か。東1局にしては持って来いの点数じゃないか」
暁「ふふーん」ドヤア
雷「次行きましょ!今度は上がってやるんだから」
電「電もがんばるのです!」
響「」パタン
提督(今、来たばかりだと何とも言えんが、暁はタンヤオの上がりをした。だが、待ちは1―4m待ち。下手をすればフリテンだった。そして一瞬見えた響の手・・・。)
響:123789m789p89s中中
提督(全帯ヤオ九、三色・・・。満貫、ツモ跳満まで見えた手恰好だった。暁のあの打ち方だと響にやられそうだな)
東1局一本場 親:暁 ドラ6p
暁:1247m3678p2347s東北
暁(良い手ね!またタンヤオで上がりたい)つ北
提督(暁の手は2面子ある、配牌にしてはすさまじく良い手だ。さっき上がった勢いが残ってるな)
2巡目
暁:1247m3678p2347s東 ツモ6m 東切り
3巡目
暁:12467m3678p2347s ツモ5p 1m切り
4巡目
暁:2467m35678p2347s ツモ7s 2m切り
5巡目
暁:467m35678p23477s ツモ北 北切り
提督(いいツモ来てるなー・・・。)
一旦、休憩。また気が向いたら
再開。
6巡目
暁「」つ西
雷「ポンよ!」つ西西
雷「」つ8s
暁(またポンされちゃった・・・。早く上がらないと)
電「」つ8m
暁「ち、チー!」つ67m
暁「」つ4m
提督(ん?その好形をチーするのか。せっかくいいツモがきているんだからもうちょっとメンゼンで粘れると思ったんだが)
響「」つ4p
暁「響!それ上がりよ!」
暁:35678p23477s チー678m
暁「タンヤオドラ1で2000よ!」
響「親だから2900だね、それと一本場で3200」
暁「見た、司令官!」
提督「ああ、上がれて良かったな!」
暁「ふふーん」
提督(結果論だが、チーしなければ4pが入ってメンタンピントドラ1の手。少しもったいないな)
NO4 暁 好きな手役:タンヤオ
雷の早く上がらないとダメと言う言葉に妙に思入れを込めてしまい、早く上がろうとする傾向にある。
一番、早く上がりやすいタンヤオを軸に置いている。手役に走る傾向とは真逆の早く上がりたい速攻派。
メンゼンよりかは鳴きに走りやすい。防御はからっきし。しかも、まだフリテンを熟知していない。
東1局二本場 親:暁 ドラ北
暁:1479m228p69s東西北白發
暁(さっきと違って手がバラバラ・・・。と、とりあえず字牌)つ西
雷「ポン!」つ西西 9m切り
暁(また!?)
提督「雷はよく役牌が来るな」
雷「これが三枚くれば役になるんでしょ?一番簡単じゃない?」
提督「確かにその通りだな。けどそれが毎回来れば苦労しないんだよなあ。雷は役牌に恵まれてるのかもな」
雷「さ、今回は私が上がるわよ!」
6巡目
暁「・・・・」
暁:12479m1228p67s東北
暁(もう!さっきから全然進まない!!)
響「」つ8s
雷「」つツモ
雷「ツモよ!」
雷:123m57p111s北北 ツモ:6p ポン西西西
雷「初上がりぃ!やったわ!」
電「おめでとうなのです」
響「」つ1500
提督「子の3藩40符だから1300・2600だな。んで二本付け」
暁「暁だけ2600?」
提督「親だからな。自分の得点は約1.5倍になる代わりに子にツモられたら約1.5倍支払わなければいけないんだ、まあ、どこの世界も親は大変ってことだ」
暁「ふーん、まあ、暁は大人だから支払ってあげるわ」
響「親は変わるから、暁は次、子供だよ」
暁「え?親って一回だけ!?」
響「今回は、東風だから一回だね。昨日教えたじゃないか」
暁「か、確認よ!」
提督(忘れてたな)
NO6 雷 好きな手役:役牌、混一色
役牌が手に来やすい。それを一鳴きするために役牌重視の速攻派になりつつある。
主に電と一緒に麻雀の本を見ていたため、一緒な役を好きになった。
役牌バックはあまり好きではなく、役を確定してから鳴いていく。守備はそこそこ。
東2局 親:響 ドラ8s
響:2478m579p23499s白南
提督(暁と響の手が両方見れる位置にずっと座っているが、見ていて面白いのは響だな。ロシアで少し麻雀をしていたと暁が言っていたが。)
響「」つ4m
提督(ここまで手役派なのも響らしいと言えば響らしい。しかもチャンタを主としている。かっこいいぞ)
2巡目
響:278m579p23499s白南 ツモ8p 5p切り
3巡目
響:278m789p23499s白南 ツモ北 北切り
4巡目
響:278m789p23499s白南 ツモ白 2m切り
5巡目
響:78m789p23499s白白南 ツモ9p 9p切り
提督(思惑通りにチャンタの方向に手が進んでいく・・・。)
6巡目
響:78m789p23499s白白南 ツモ8s
提督(さすがに、ここは南打ちだろう。白暗刻の可能性もあるからな)
響「」つ9s
提督(うお、チャンタ三色確定決め打ち!かっこいいが、白が重なったら最悪だぞ・・・。南を残す理由なんて・・・ああ!)
提督→雷の後ろ
雷「どう?司令官、私の手がんばってるでしょ!」
雷:23445678m135p南南
提督「ああ、雷らしいな」
提督(南は、雷の役牌。そのためだけに絞ってるのか。雷が南をトイツにする可能性なんて高いわけでもないのに)
響つツモ牌:9m
提督(張った。チャンタには出来なかったが、手変りがあまり見込めないこの手・・・。リーチドラ1で妥協だな)
響「・・・・・」
響「」つ4s
提督(そこまで行くか!?)
>>28
三色も確定してない?
>>29 そうでした・・・。
自分で書いてるのになにしてるんでしょうねえ。
普通リーチですが、響のチャンタこだわりがすごいってことにしといて下さい。
やっぱり、一度ミスると物語が変になりますね。
書き続けるのはやめておきます。
見てくださり、ありがとうございます。
スレは静かに落としてください。
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