にこ「落ち着きなさいって」

海未「け、警察を呼びますよ…」

海未母「どうしたんですか？急に騒いで」

海未「不審者ですよ！いきなり私の部屋に入ってきたんです！」

海未母「何を言ってるんですか？」

海未母「誰もいないではないですか」

にこ「無駄よ、あなたにしか私は見えないわ」

海未「え！？」

海未母「疲れているのではありませんか？」

海未母「早く横になった方が良いと思いますよ」ｶﾞﾁｬ

海未「…」

海未「憑かれたの間違いですよ…」

にこ「あら、上手いこと言うじゃない」

海未「私は何かしたでしょうか？」

海未「取りつかれる様な覚えは無いのですが…」

にこ「とりつくってやめなさいよ！にこが悪者見たいじゃない！」

海未「違うのですか？」

にこ「違うわよ！」

にこ「ふふっ、聞いて驚きなさい！私は幸せの女神なのよ！」

海未「幸せの女神…？」

にこ「そっ、悩める少女の前だけに現れ願いを叶えてあげる素晴らしい存在よ！」ﾌﾝｽっ

海未「それが私の前にですか…」

海未「私は今の生活に十分満足していますが…」

にこ「本当にそう？」

にこ「穂乃果とことりの間に入れないのに？」

海未「…」

にこ「正確に言うと、穂乃果もことりと海未の間にもはれない」

にこ「ことりもそうね」

海未「なんの事かわかりませんが…」

にこ「まだ逃げるつもり？」

海未「私は…、逃げてなんかありません、今に満足しています…」

にこ「へぇ…」

海未「もう消えて下さい、私は明日も学校なんで」

にこ「そうね、おやすみなさい」

海未「…」




ことり「なんで…、話が違うよ海未ちゃん…」

海未「すみません…」

ことり「なんで謝るの…、なんで…？」

海未「…」

ことり「死んでよ…」

ことり「海未ちゃんなんて死んじゃえ！」



海未「…」

海未「またあの夢ですか…」

ドロドロ予定なので苦手な方は…

にこ「おはよう」

海未「またあなたですか…」

にこ「ひとりで登校とは、寂しいものね」

海未「…」



穂乃果「いってきまーす！」ﾀｯﾀｯﾀ

穂乃果「！」ﾁﾗｯ

穂乃果「えへへ」ﾌﾘﾌﾘ

にこ「あら、穂乃果が手を振ってるわよ？無視していいの？」

海未「いいんです、これが穂乃果の為であり私のためです」

にこ「へぇー…」ﾁﾗｯ

穂乃果「…」ｼｭﾝ

にこ（今にも泣き出しそうじゃない…）

担任「よーし、出席とるぞ」



担任「今日も南は休みか…」


モブ1「穂乃果ちゃーん！お昼食べよ！」

穂乃果「うん！」

モブ1「さっ！早く行こっ」

穂乃果「まって！あの、もし良かったら海未ちゃんも…」

モブ1「園田さんならとっくに居ないけど…」

穂乃果「ほんとだ…」

海未「はぁ…、今日も1人で弁当ですか…」


ｶﾖﾁｰﾝ！

ｷｬｯ!

ﾀﾞｲｽｷﾆｬｧ

海未「私たちも…ほんとなら…」



ことり「私！穂乃果ちゃんに告白しようと思うの！」

海未「おおーっ！ついにですか！検討を祈ります！」

ことり「ありがと！海未ちゃんも大好きだよぉ」




海未「…」

にこ「1人の食事はおいしいかしら？」

海未「本当にしつこい人ですね…」

海未「何が目的なんですか？」

にこ「そりゃあなた達に幸せになってもらうことよ」

ゆっくり更新していきます

同時進行で
ことり「指パッチンで服が弾け飛ぶ能力を手に入れちゃったよ…」
も書いてるのでよろしければm(_ _)m

海未「…」

にこ「ことり、今日も学校に来ていないらしいわね」

海未「私には関係ありません…」

にこ「…」

にこ「以前の海未だったら今のあなたをビンタしているでしょうね」

海未「…」

海未母「今日も稽古をしないのですか？」

海未「はい…、体調が優れないもので…」

海未母「わかりました…」

にこ「…」

にこ「ねぇ、いつまでこんな生活を続けるつもり？」

海未「…」

にこ「…」

海未母「海未さん！」

海未「どうしたんですか？」

海未母「ことりさんが…」

海未母「病院に運ばれたそうです…」

海未「え！」

にこ「…」

海未母「すぐに会いに行って来なさい！」

海未「…」





穂乃果「海未ちゃん！」

海未「あぁ…、穂乃果ですか」

穂乃果「ことりちゃん…、大丈夫かな…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「さぁどうでしょう…」

にこ「頚動脈を自分で切った、正直厳しいわね…」

海未「自殺…、でしょうか」

にこ「えぇ…」

穂乃果「ことりちゃん…ことりちゃん…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「ねぇ海未ちゃん…、何でこんな事になっちゃったのかな…」

海未「…」




ことり「海未ちゃん…、少し相談があるの…」

海未「どうしたんですか…？」

ことり「実はね…、私穂乃果ちゃんが好きなの…」



海未「ことり…」

海未「私はことりを応援しますよ」ﾆｺ

ことり「海未ちゃん…」ｳﾙｳﾙ

ことり「ありがとー！」ﾀﾞｷｯ

海未「ちょ、こ、ことり///！」

ことり「えへへー」

海未「まったく…」

海未（苦しいです…、とても…）

海未（応援しなければ…）

海未（二人とも大切だから…）

海未（でも…、どちらかと言われたら？）

海未（…）

海未（もし、ことりと穂乃果が結ばれたら…）

海未（私は、穂乃果を祝福してあげられるのでしょうか…）

穂乃果「海未ちゃん…、隣、良いかな？」

海未「どうぞ」

穂乃果「ありがと、よいしょっと」

海未「…」

穂乃果「こうして2人で話すのも久しぶりだね…」

海未「さっき話したでは無いですか」

穂乃果「あ、そっか…」

海未「穂乃果はいつまでも穂乃果ですね」

穂乃果「えへへ…」

海未「…」

穂乃果「…」

穂乃果「ことりちゃん、目が覚めるといいな…」

海未「そうですね…」

穂乃果「でも…」

穂乃果「本当は、目が覚めなければなって思う自分もいるんだよね」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「私って本当に最低…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

34さん、暖かいお言葉ありがとうございます！

無事センターも終わったので更新開始したいとおもいます！

海未「穂乃果…」

穂乃果「ごめんね、今のは忘れて！」

穂乃果「ことりちゃんも大切な友達…それには変わりないもの！」

海未「…」

理事長「2人とも来てくれたのね、ありがとう…」

理事長「でも、遅いからもう今日は帰って？」

海未「わかりました…」

海未「穂乃果、送って行きますよ」

穂乃果「あ、大丈夫、お父さん来てくれてるみたいだから！」

海未「そうですか、それではまた明日」

穂乃果「おやすみ…」

穂乃果（また明日…か）



海未（あんな事さえ無ければ…）

私は、小さい頃から穂乃果を尊敬していました

元気で、誰とでも仲良く話せる彼女は私の理想だったのです

同じようにことりの事も

しかし、高校生になった頃、私は気がついてしまいました

私がことりに対し持っている感情は恋心だと言うことに…

そして、穂乃果もまた私に好意的な事は気がついていました

時は過ぎ高校二年生に上がる春休み

ことりから衝撃の事実を知らされました

ことり「私、穂乃果ちゃんが好き！」

知っていました

ずっと近くであなたの事を見ていましたから…

毎日少しずつ更新していきたいと思います

私はその後ことりから穂乃果に告白したいから手伝って欲しいと言われました

ことり「ありがとー！！」ﾀﾞｷｯ

あなたはずるいですよ…

海未「それでは、私は放課後穂乃果を呼び出せば良いのですね？」

ことり「うん！凛ちゃんとかと遊びに行かないように捕まえておいて欲しいの！」

海未「わかりました」

この日、ことりは生徒会の仕事があり残ったので私が穂乃果を止めておかねばなりません

ことり「それじゃ海未ちゃん…放課後にね…」

海未「はい、頑張って下さい」





海未「穂乃果、放課後少し良いでしょうか？」

穂乃果「放課後？大丈夫だけど…どうしたの？」

海未「いえ、少し話したいことがありまして」

穂乃果「え…」

穂乃果「わ、わかったよ！」

海未「ありがとうございます」ﾆｺｯ



穂乃果「放課後の教室か…」

穂乃果「どうしよう…///」

穂乃果「緊張しちゃうよぉ///」

最近、穂乃果は女の子らしくなりました

いえ、根は彼女何ですよ？元気で明るい

でも最近、より一層女の子に近づいた気がしました



海未「穂乃果、早かったですね」

穂乃果「う、うん…///」

穂乃果「掃除終わってすぐきたから…//」

海未「あなたがこんなに早いなんて驚きましたよ」

穂乃果「むぅー！それは心外だよ！」

海未「それに少し顔が赤いような…」

穂乃果「き、気のせいだよ！///」