ココア「あなた誰!?」レオン「俺はレオン、大統領の命で君たちを助けに来た」 (14)

・レオンがココア、チノ、リゼを救うお話

・SS初心者です

・かなりの長編になる可能性大

・レオンの口調がおかしいかもしれません

・ペースは遅めです

・バイオハザード4をベースとしております

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442240076

ラビットハウス


ココアチノリゼ「ありがとうございました!」

チノ「そろそろ閉店の時間です。ココアさん、リゼさんお疲れ様でした」

ココア「ふぅ!今日も疲れた~」

リゼ「おいおい、まだ片付けが残っているぞ」

ココア「え~、リゼちゃん後の片付けお願い!」

リゼ「だ、そうだチノ。途中で抜けたということでココアの給料その分引いといてくれ」

チノ「わかりました。ココアさん、お疲れ様でした」

ココア「うわ~ん!嘘嘘、冗談だよ~」


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更衣室


ココア「今日も疲れたねーチノちゃん」

チノ「はい、今日はいつも以上にお客さんが来ましたからね」

リゼ「変だよな。別に特別サービスとか行っていたわけじゃないのにな」

チノ「でもそれだけラビットハウスが人気になっているというわけですから嬉しいです」

ココア「そうだね♪これもチノちゃんの淹れたコーヒーのおかげだね!」

チノ「あ、ありがとうございます////」

ココア「あーチノちゃん今照れたでしょ!」

チノ「ち、違います。決して照れてなんか……」

ココア「照れてるチノちゃん可愛い~♪」モフモフ

チノ「こ、ココアさん、離れてください///」

リゼ「おいココア、モフモフはいいがその姿だと風邪ひくぞ」

ココア「大丈夫、チノちゃんとモフモフしているから暖かいよ~」

チノ「私は寒いのでいい加減離れてくださいココアさん」グイッ

ココア「えー!そんなぁー…」

リゼ「まったくお前らは……………ん?」

チノ「どうしましたか?リゼさん」

リゼ「あ、いや暗い雲が多いなと思ってな。もうすぐ雨が降るかもしれないぞ」

ココア「…………そうだね」

リゼ「ココア?暗い顔してどうかしたのか?」

ココア「あっ、いや何でもないよ……」

リゼ「なんだよ。気になるじゃんか。教えろよ」

ココア「うん……この暗い雲を見ていたらね、あのときの『出来事』を思い出しちゃって……」

リゼ「あぁ……」

チノ「…………」

ココア「ご、ごめんね!今の事は忘れて」

リゼ「いや、何も気にしていないよ。ところでココア、今日何月何日だ?」

ココア「え?えーと、今日は確か、9月14日だよ」

リゼ「そうか……ということは、あの出来事から今日で1年が経つのか…」

チノ「あれから一年も経つんですね……あっという間です」

ココア「あの人今頃何してるんだろうなぁ…」

チノ「あの人のことですから、また何かの事件に巻き込まれてる気がします」

ココア「そうだねぇ。またあの人に会いたいよ。ね?リゼちゃん!」

リゼ「……………」

ココア「?おーい、リゼちゃーん」

リゼ「…ん?ああ、すまない……そうだな」

ココア「ははーん……リゼちゃん今あの人の事考えていたでしょ!」

リゼ「な!?け、決してそんなことない!!」

ココア「リゼちゃんってわかりやすいね。だって今顔真っ赤だもん♪」

リゼ「うっ……//////」

チノ「ココアさん、リゼさんをからかうのはその辺にしてあげましょう」

リゼ「もう私の事は放っておいてくれーー!!!」

ココア「ごめんごめんリゼちゃん。でもリゼちゃんもあの人にまた会いたいって気持ちあるよね?」

リゼ「……ああ、そうだな」

チノ「あっ、もうこんな時間です。ココアさん、リゼさん、話はそのくらいにしましょう」

ココア「うん、わかった」

リゼ「……………」

リゼ(あの時の『出来事』は忘れもしない。あの時もこんな曇り空だった)

リゼ「じゃあな。お疲れさん」

ココア「リゼちゃん!ばいばーい!また明日~」

チノ「お疲れ様です。リゼさん」

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リゼ「まずいな、雷の音が聞こえてきたぞ…こりゃちょっとしないうちに雨が降るな。早く帰らないと……」

リゼ(あれはちょうど1年前の出来事だった………)

リゼ(一年前にチノとココアが有給休暇を使ってヨーロッパに旅行するということが事の発端だった。そして2人はヨーロッパへ飛んで行った……)

リゼ(予定では3日したら帰ってくるはずだった。しかし、3日どころか1週間経っても2人は帰ってこなかった。私は不安に思い、このことを親父に伝え、2人の情報収集をお願いした)

リゼ(しばらくして親父から連絡が届いた。それはヨーロッパのとある村で2人を見かけたという情報だった。私は親父にお願いして親父と一緒にヨーロッパに行く予定………だった)

リゼ(出発の前日に親父が倒れた。原因は心臓病だった。私は親父抜きで行くのはマズイかと思ったが2人の事を考えると、いてもたってもいられなかった)

リゼ(私は1人で行くと決めた………)

リゼ(ヨーロッパに着き、親父の情報を元にその場所へ向かった。その場所は森で私は不安で怖かったが先を進んだ)

リゼ(そしてとある民家?みたいなのを見つけた私は、だれかいるかもしれないと思って先に進もうとしたその時)

リゼ(何者かが後ろから口を抑えられ、そこから私は意識を失った。そこから先は思い出せない)

リゼ(これは、アメリカ合衆国のとあるエージェントと私たち3人が体験した話である)


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1998年、俺にはトラウマだ。発端はアークレイ山地での猟奇殺人事件だった。
この裏にはアンブレラ社のウィルス実験が絡んでいた。T-ウィルスがラクーンシティに流出。人は次々とゾンビ化し、市全域が地獄となった。
事態を重く見た大統領及び連邦議会は市全域の『滅菌作戦』を実行に移した。政府はアンブレラ社に対し業務停止命令を発し、株価は暴落、事実上の崩壊となった。




biohazard 4×gochiusa

あの事件から6年…
俺は大統領の命で特殊訓練を受けていた。大統領の一家を護衛する任務に就くはずだった…


警官A「…ったく、貧乏くじだぜ」

警官B「お前 一体何者なんだ?あー?アメリカからわざわざご苦労なこったな?」

レオン「ごあいさつだな。用件は聞いているだろ。迷子の娘3人の捜索だ」

警官B「何?一人でか?ははっ!」

レオン「男3人でこんな山奥にパーティでもないだろう。お前らならやりかねないか…」

警官B「はっ。変なヤツだぜ。まあ、署長の命令でしょうがねえけどよ ちょろい仕事じゃねえな」

レオン「頼りにしてるぜ」


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ブゥゥゥゥ、キキッ!ガチャ


レオン(その護衛任務に担当になるはずだったのだが、大統領からいきなり任務の変更を言い渡された)

レオン(それは行方不明になった3人の日本人を捜索しろという任務だった。俺はいきなりの変更に混乱した)

レオン(大統領に護衛はしなくてもいいのかと聞いたのだが、『私の護衛より大事な任務ができたから俺に任せる』ということだった)

レオン(その捜索の為ヨーロッパの片田舎までやってきたのだ。情報部の話ではこの辺りで黒装束の集団が日本人らしき少女を連れていたとの情報をつかんだらしい)

レオン(最初の任務が日本人少女の救出とは…)

ガサガサ……

警官B「おい…何だよ。急に冷えてきやがった」

ガササ…

警官B「!………気のせいか…」

ガチャ

警官B「待たせたな」バン!

ブゥゥゥゥゥゥォォォォォン

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ブゥゥゥ、キキッ!

警官A「こっから先が例の村だ」

レオン「ちょっと行って様子を見てくる」

警官B「駐禁とられたくねえし、俺らは車を見張っておくぜ」

レオン「まあ、そうだな」

警官A「頼んだぜ」


ガチャ

レオン「なけるぜ」バン!

警官A「何か言ったか?」

ピピーー!!  ザザッピピッ!

ハニガン『あなたがレオンね。今回あなたのサポートをすることになったハニガンよ』

レオン『ああ、よろしく頼む。思ったより若いな』

ハニガン『それはどうも』

レオン『ターゲットの名前は保登心愛、香風智乃、天々座理世の3人だな』

ハニガン『そうよ。ラビットハウスという喫茶店の一人娘、そこに下宿している高校生とバイト店員』

レオン『ふっ、なぜ大統領はこんな任務を俺に任せたのかは知らないが……デートに誘う相手を間違えた事を連中に思い知らせてやるか』

ハニガン『彼女らを拉致した集団についてこちらでも調査を進めておくわ』

レオン『頼む』


ピピッ!


レオン「さて、行くか」

レオン「………」スタスタ

カラス「カァー!カァー!カァー!」

レオン(カラスがやけに多い気がするが…不吉だな)パンパン!

レオン(ん?なんだこの赤い宝石は?………アメリカに帰ったら金になるかもしれん、拾っておくか…)

レオン「………」スタスタ

レオン(まずはあの民家に行ってみるか…誰かいるかもしれないしな)

村人「……」

レオン(誰かいるな…)コツコツ

レオン「失礼、ちょっといいか?」

村人「……」

レオン(聞こえてないのか?)

村人「………」ジロッ

レオン「この3人の娘のこと何か知らないか?」

村人「キッカラオフダザイオフキーロリガデカローン!」

レオン「ふっ、お邪魔のようだな、出ていくよ」

村人「………」ガタ

レオン(……は!)

レオン「はっ!!」←横にローリング

村人「ぁぁあああぁぁ!!」ブン!

レオン「」ガタッ!

レオン「動くな」チャッ!

村人「ゥゥゥ……」

レオン「止まれ!」

村人「ゥゥ…」

レオン(…やむをえんな。足を撃たせてもらう)パンパン!

村人「アア!!……ゥゥ…」

レオン(何?足を打っても動けるとは……これはまるで……)

村人「アアア!!」

レオン(チッ!)パンパンパン!

村人「アァァ………」バタッ

レオン(自分の身を守るためとはいえ殺してしまったな)


ガガッブゥゥゥゥゥブォォォォ!!

レオン(何だ?)


―何だあいつら?

―早く降りろ!

レオン(………くっ!)

ブォォォォ!!キキキィィィ!!!

―ヤバイぞ!
 来たー!

ガンガタンドカン!!!


レオン「クソッ!」


ピピーー!!  ザザッピピッ!

ハニガン『どうしたの、レオン?』

レオン『村人に襲われた。この村で間違いなさそうだ。外にも2,3人いる囲まれたみたいだ』

ハニガン『包囲を突破して村の中心に向かって。発砲許可されているわ』

レオン『…わかった』


ピピッ!

レオン(あの村人は俺の忠告を無視していきなり襲ってきた、そして足や手を撃っても少し怯むだけですぐ襲いかかってきた。普通の人間ならまず動けなかったはずだ……こいつらはやはりゾンビなのか?)


レオン(しかし、足を撃ったとき足を抑えて苦痛の声をだしていた……ということはゾンビではない?気になるな)

レオン(ここで考えても仕方ないな。先に進むか。まずはこの民家の周りにいる奴らと相手しなければ)

レオン「なけるぜ…」

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