9月のショートランド鎮守府。
夏の大規模作戦も終わり、提督と艦娘たちは暇を持て余していた・・・


提督「大規模作戦前に日本へ帰省したついでに見てきたんだが。ジュラシックワールド、スッゲー面白かったぞ」

漣「マジっすか！？」

提督「最後にT.Rexがギャオオオオオオオン！！って登場して、インドミナスが吹っ飛ばされてドカーン！って」

漣「うっほぅっ！」

提督「クライマックスなんか最高だったよ。マジで感動しちまったわ俺・・・」ｸﾞｽﾞ

朧「朧も見てみたかったです！」

祥鳳「ふふ、それほど良い映画だったんですね・・・」

提督「ああ！」ﾆｯｺﾘ

祥鳳（この話題何度目かしら・・・。でも提督が幸せそうだし、いいかな・・・）

暁「ふん！　そんなお子ちゃま映画なんかでいい気になるなんて、司令官も子どもね！」

提督「・・・なんだって？」

曙「まったくよ、だいたい怪獣映画とか恐竜映画とか子どもの見るもんじゃない、このクソガキ提督！」

潮「あ、曙ちゃん・・・」ｵﾛｵﾛ

提督「・・・ほぅ？」ﾋﾟｷ

祥鳳「ふ、二人とも・・・。人には人それぞれ趣味があるんだから、そういうことは言わないの」ﾒｯ

提督「そうだそうだ、祥鳳の言うとおりだ。大の大人が恐竜映画見て何が悪いっていうんだよー」

暁「し、司令官がお子ちゃますぎるんだもん！　レディーとして心配になるわ！」

提督「・・・もしかして、お前ら恐竜怖いのか？」

暁「あ、暁はレディーだから恐竜なんて怖くないもん！」

曙「フン！あたし達はね、毎日深海棲艦と戦ってんの！　アイツらに比べれば、恐竜なんて其の辺のトカゲも同然よ！」

提督「ほほう・・・。ならば見に行こうではないか、日本まで！」

曙「え・・・？」

暁「今から・・・？」

提督「もちろん」ﾆﾔﾘ

12時間後、日本本土


提督「いやー、ヘリの中で12時間はきつかったが・・・。よーやく日本だなー」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

祥鳳「もう！　提督はいい加減すぎです！いきなり日本に行こうだなんて！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

提督「いいじゃねーの、SN作戦も終わったんだし、普段頑張ってる愛すべき少女達に暫しの憩いを与えるくらい」

祥鳳「まったく・・・。思いつきで日本本土に帰って映画を見に行こうだなんて・・・」

漣「まぁまぁ、祥鳳お姉さま。たまには肩の力抜いて、楽しみましょっ！」

祥鳳「さ、漣ちゃんまで・・・。んもう・・・」

提督「しかし、なんかこうして歩いてると・・・」

祥鳳「なんです？」

提督「子連れのお母さんとお父さんに見えるな」

祥鳳「えっ・・・。そ、それって・・・？」ｶｧｧ

提督「俺とお前のことだが？」

祥鳳「そ、そんな・・・。お、お母さんって・・・」///

提督（チョロい）

漣（お姉さまかわいい）

祥鳳「そうするとお父さんは提督でお母さんは私で、私と提督は夫婦で漣ちゃん達が私たちの子どもで・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

祥鳳「えへへ・・・、提督・・・?」

曙「・・・バカップルウザい」ﾁｯ

潮「あ、曙ちゃんダメだよ。舌打ちなんて・・・。この間もそれで・・・」ｵﾛｵﾛ


朧「提督！　朧、映画楽しみです！カニさんもいいですけど、恐竜さんもカッコいいですよね！」

雷「雷も楽しみだわ！」

電「電も楽しみなのです！」

響「・・・私はみんなで旅行ができるだけで嬉しい」

提督「おぅ、むっちゃ面白ぇから、楽しみにしてろよ！」ﾆﾔｯ

朧「はいっ！」ﾆｺ

電「なのです！」

祥鳳「提督。私、子どもは三人欲しいです・・・。それで、大草原の小さな家でみんなで仲良く暮らして・・・」ﾎﾟｯ

響「・・・祥鳳さん、みんな行っちゃったよ」

祥鳳「ハッ！？」

某所の映画館



ヲ級「オトナサンニン・・・」

祥鳳「あ、アレは、駆逐イ級と空母ヲ級・・・！？」

曙「チッ、こんなとこで・・・。提督、艤装はどこよ！？」

提督「・・・待て。様子が変だ」

チケット売りのお姉さん「はい、5100円になります」ﾆｺ

ヲ級「チョウドダ・・・。ウケトレ・・・」

お姉さん「ごゆっくりどうぞ！」

ヲ級「・・・」ｺｸﾘ

曙「し、深海棲艦が、ちゃんとお金を払って映画を見ようとしてる・・・」ﾎﾟｶﾝ

漣「しかも日本円でぇす・・・」ﾎﾟｶﾝ

暁「ま、待ちなさい深海棲艦！！」

ヲ級「ナンダ・・・？」

暁「そのお金は誰から奪ったのよ！？」

ヲ級「コウジゲンバデハタライテ・・・、モラッタ・・・。ニンゲンノルール、チャントマモッタ・・・」

提督「本当なのか？」

ヲ級「ウソヲツクヒツヨウハナイ・・・。ココハリクバ・・・。タタカイハムイミ」

提督「よし、いいだろう。今日のところは休戦といき、お互い映画を楽しもうじゃないか」

ヲ級「テイセンジョウヤクカ・・・、カンシャスル・・・」

イ級「ヲキュウネエチャン、エイガエイガ！」

ロ級「ナルト、ハヤク、ミタイ！」

ヲ級「デハサラバダ、カンムスタチ・・・」

暁「ちょ、ちょっと待ちなさいよ！このまま映画館を破壊する気でしょ！そうはさせないわよ！」

電「ダメなのです！」ﾊﾞｯ

暁「電！？」

電「深海棲艦さん達だって、映画を見に来ただけなのです！邪魔しちゃダメなのです！」

ヲ級「エイガカンデハシズカニスルノガ、ニンゲンノルールデハナイノカ、レディーヨ・・・？」

暁「うっ・・・」

提督「すまんな、部下が失礼なことを言ってしまった」

暁「司令官まで！」

提督「なーに、いざとなれば祥鳳の熟練度マックスの爆撃機でお仕置きしてやればいい」

暁「わ、わかったわよ・・・」

ヲ級「デハ、サラバダ・・・」ﾀｯﾀｯ

祥鳳「提督、彼女達はいったい・・・？」

提督「まぁ悪さはしないようだから、ほっとこーぜ」

祥鳳「は、はい・・・」

雷（映画館の人たちは深海棲艦が怖くないのかな・・・？）

受付のお姉さん「お待たせいたしました、何名様でしょうか」

暁「はい、大人三人で子どもが一二・・・」

提督「大人二人に子ども八人だ」

受付のお姉さん「はい、かしこまりました」

暁「ムッキー！また子ども扱いしてー！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

提督「まぁ、お前もまだまだお子ちゃまだからな。悔しかったら、映画をちゃんと最後まで怖がらずに見るんだな」ﾆﾔﾆﾔ

暁「大丈夫だもん！暁、絶対怖がらないもん！」

響「暁、それよりポップコーンと飲み物買いに行こう。何がいい？」

暁「あ！　私、キャラメル味がいい！」

響（暁かわいい）




同刻、ショートランドにて


睦月「ふぇっくしっ！」

如月「あらあら睦月ちゃん、風邪かしら？」

睦月「にゃしぃ・・・。ちょっと寒くなってきたのです・・・」

如月「じゃあ、如月が、あっためて・あ・げ・る?」ｷﾞｭｯ

睦月「ふぇぇ・・・、如月ちゃん顔近いのですぅ！」///

弥生（ちょっと羨ましい・・・）

望月「だるい・・・」ﾌｱｧ

上映室７


提督「今日は提督権限で貸切にしといたから、どんだけ悲鳴あげても構わんぞ。暁ちゃん、曙ちゃん？」ﾆﾔﾆﾔ

曙「はぁ？　私が悲鳴なんか上げるわけないでしょ、このクソ提督！」

漣「ほら暁ちゃん、ちゃ～んとお手洗いに行かないと。おもらししちゃいますよ～？」ﾆﾔﾆﾔ

暁「あ、暁は大丈夫だもん！」ﾌﾟｲ

雷「大丈夫！　怖い時は私が一緒についていってあげるわ！」

暁「もー！みんなで暁を子ども扱いしてー！　分かったわよ！　行けばいいんでしょ、行けば！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

曙「まぁいいわ。時間もあるようだし、行ってくるわね」ｽﾀｽﾀ

提督「ちょっと俺も行ってくるね。祥鳳、みんなを頼む」

祥鳳「はい」

響「・・・あ、映画泥棒の人が出てきた」

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数分後・・・


提督「・・・そろそろ始まるな。みんな、3Dメガネはかけたか？」

雷「はーい！」

提督「言っておくが、この映画は結構刺激が強いし怖いぞ。

お金のことなら気にしなくていいから、見るのをやめるなら今のうちだ。みんな、大丈夫か？」

祥鳳「はい、大丈夫です」

雷「私は大丈夫よ！」

響「問題ない」

漣「暁ちゃん、レディーだから泣いちゃだめだよ～♪」ﾆﾔﾆﾔ

暁「ふん！暁は怖くなんかならないもん！」

曙「クソ提督が怖がってないんじゃ、大したことないんでしょ！？平気よ！」

潮「わ、私は曙ちゃん達が一緒なら・・・」

電「電もちょっと怖いですけど、頑張って見るのです！」

朧「恐竜、楽しみです！」


提督「ふむ。では、映画を楽しむがいい！」

映画開始約15分後・・・
【BGM:Welcome to Jurassic World】https://youtu.be/FkVfNf8ADec


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祥鳳「すごい綺麗な映像ね・・・」

電「電も行ってみたいのです・・・」

漣「ご主人様ー、恐竜まだー？」

潮「まぁまぁ落ち着いて」

曙「何よクソ提督！　ぜんぜっん、恐竜が出てこないじゃない！」

暁「暁もがっかりだわ！　全然怖くないじゃない！」

提督「まぁ待ってなって。くくく・・・」

映画開始30分後・・・

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オーウェン『ブルー、止まれ・・・！』
ブルー『ぐぬぬ・・・』


暁「ラ、ラプトルって言うのよねあの恐竜・・・。な、なかなかやるじゃない？」ﾌﾙﾌﾙ

朧「ラプトル、かわいい・・・。私も飼ってみたいな・・・」

曙「さっきはちょっと危なかったけど、まだ全然怖くないわよ」

暁「な、なによ。全然怖くないじゃない。恐竜もラプトルっていうの以外は、おとなしいのばっかりだし」

曙「ほんとよね。ったく、何がお子ちゃまには早すぎるよ？このクソ提督！」

電「電も早く大きい恐竜が見たいのです」

漣「お～い、恐竜はどこだ～？」ｶﾝｶﾝ

祥鳳「・・・漣ちゃん、メガネ叩いても恐竜は出てこないわよ」

提督「まぁお前らそう慌てるな。ゆっくり待ってなって」

>>11が大きくなりすぎてごめんなさい


映画開始40分後・・・

モササウルス『サメ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ』ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ
ザック・グレイ『すっげぇぇぇ！！！』

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祥鳳「すごい・・・」

電「なのです」

雷「かっこいいわ・・・」

響「ハラショー」

漣「うっほぉぉぉぉ！！！」

提督「でたーーーー！！モササウルスだーーー！！」

朧「かっこいい！」

暁「こ、この暁をときめかせるなんてやるじゃない！」

曙「すごいすごい、かっこいい！！」ｷｬｯｷｬｯ


提督（このあたりからみんな映画にひきこまれるんだよなぁ・・・）

映画開始50分後・・・


インドミナス『いただきまーす』
飼育員A『ぎゃぁぁぁっ！！』
ﾊﾞｷﾎﾞｷﾊﾞｷﾎﾞｷ
飼育員B（デブ）『うわぁぁぁん！！』（逃走）
オーウェン（ガソリン臭で匂いを隠す・・・）
インドミナス『あ、うまそうなデブがいた。いただきまーす♪』
デブ『ギャァァァ！！』

ﾊﾞｷﾎﾞｷﾊﾞｷ


漣「脱走(ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!!」

朧「いよいよ映画本番ですね！」ﾜｸﾜｸ

響「・・・ハラショー」

暁「((;ﾟДﾟ)」

曙「((((;゜Д゜)))」

提督「・・・」ﾆﾔﾆﾔ

雷「だ、大丈夫よ二人共！私がついてるから！」ﾌﾙﾌﾙ

祥鳳（そういう問題じゃないと思うなぁ・・・）←特に怖がってない

電「み、みんな映画なのに怯えすぎなのです・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

潮「ま、まぁこれくらいなら・・・」ﾌﾙﾌﾙ

映画開始約1時間後・・・


ハマダサン『これは・・・、インドミナスの探知機・・・？　ムッ！？』
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インドミナス『ドーモ＝インドミナスデス』ﾇｳｯ
ハマダサン『アイェェッ！？　インドミナスナンデ！？』
ﾄﾞｽﾝ ﾌﾞﾁﾝ
インドミナス『イヤァァァァッ！！』
ハンターの皆さん『アイエェッッ！？』
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心拍モニター『ﾋﾟｰｰｰｯ』


暁「え、ウソ・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

曙「なんで、あんなに、あっさりと・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

提督「恐竜を舐めてると、痛い目に遭うといことだ」

電「し、司令官・・・。あのモニターが止まったってどういうことなのです？」

提督「あのハンター達が死んだってことだ」

暁「ぴやぁぁぁぁっ！！！」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

曙「いやぁぁぁぁっ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

草食恐竜ゾーンのシーン
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ザック・グレイ『すっげぇぇ！！』


電「すごいのです！」

雷「恐竜がいっぱいダー！」

祥鳳「きれい・・・」

響「すばらしい・・・」

漣「トリケラ(ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!!」

朧「ステゴサウルスさんカッコいい・・・！」

暁「よかった、もう怖いのはないのね！」ﾎｯ

曙「この子たちは植物食恐竜だから、大人しいのよね！」ﾎｯ


提督「そうだなぁ・・・」ﾆﾔﾆﾔ



五分後・・・

↓

アンキロサウルス『ぶっ飛ばす！』ﾊﾞｷｯ
インドミナス『ひっくり返って氏ね』ｹﾞｼｯ
ｶﾞﾌﾞﾘﾝﾁｮ
アンキロサウルス『ぎゃあァァァっ！！』
インドミナス『このボールおもしろ～い！」ｷｬﾊｯ
ｶﾞﾌﾞﾘﾝﾁｮ
ザック・グレイinボール『うわあぁぁぁぁっ！！！』


暁「ぴやぁぁぁぁっ！！怖いぃぃい！！」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

曙「いやぁぁぁぁっ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


提督「やっぱりこうなったか」

インドミナスが虐殺した後の草原のシーン

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アパトサウルス『ｵﾃﾞﾉ･･･ｶﾗﾀﾞﾊ･･･ﾎﾞﾄﾞﾎﾞﾄﾞﾀﾞｧ･･･』ｶﾞｸ
オーウェン『もういいﾝﾀﾞ・・・。もう楽になれ・・・』
アパトサウルス『・・・』ﾊﾞﾀﾝ
クレア（・・・ごめんなさい）ﾎﾟﾛ



朧「アパトサウルスさん・・・」ｸﾞｽﾞ

祥鳳「かわいそうに・・・」

漣「インドミナスKOEEE...」

電「あの子もできれば助かってほしかったのです」

雷「そうね・・・」

響「・・・」

提督（電ちゃんマジ天使」

インドミナスVSヘリのシーン


マスラニ「さぁ、行くぞ諸君！」
ﾌﾞﾙﾙﾙﾙ･･･


雷「このマスラニっておじさん、結構いい人ね！」

響「うん、ちょっと大雑把だけど、責任感が強い社長だね」


数分後・・・
↓

プテラノドン『突撃ー！』ﾄﾞﾝ
マスラニ（くっ・・・、操縦が・・・！）
ﾄﾞｶｰﾝ


雷「」

響「」

漣「ちょｗｗｗ　あれだけかっこよく飛び立って爆死とかｗｗｗ」

プテラノドン『私がザラたんを痛めつけるリョナ系の薄い本ﾏﾀﾞｰ?』ﾎﾟｲ
ザラ『いやぁぁぁぁ！！！』ﾎﾞｼｬｰﾝ
プテラノドン『ザラたん(*´Д`)ﾊｧﾊｧ』
ｽｳｨﾐﾝｸﾞｱﾀｯｸｼﾃﾓﾁｱｹﾞ
ザラ『もういやぁっ！！』
モササウルス『ザラたんとプテラノドンたん(*´Д`)ﾊｧﾊｧ』ｶﾞﾌﾞﾘﾝﾁｮ
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プテラノドン『ｲﾔｧｧｧｧ!!! モササウルスとはカミツキ合体したくねぇ！！！』
モササウルス『こう見えてシャイなんです(*´Д`)ﾊｧﾊｧ』ｺﾞｯｸﾝ


暁・曙「いやぁぁぁぁぁっ！！((((つд⊂)))))」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

漣「ｷﾀｺﾚ(ﾟ∀ﾟ)!!　秘書ｳﾏｰ!!」

朧「すごーい！モササウルスが出たわ！」ｷｬｯｷｬｯ

雷「すっ、すごい・・・」

電「た、食べられちゃったのです」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

響「・・・」ﾑｽ

提督「ひゃぁぁぁ、こぇぇな・・・！」

祥鳳「す、すごい・・・」

祥鳳（・・・提督、恐竜のことばっかり・・・。少しは私のことも・・・）

（※モササウルスとプテラノドンは恐竜ではなく、それぞれ蒼龍（海トカゲ竜）と翼竜という爬虫類のグループです）

映画開始後約二時間後辺り・・・

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ブルー・チャーリー・デルタ・エコー『ヒャッハー！！』



朧「提督、すごいです！あんなに凶暴な恐竜が人間の味方になるなんて！」ﾜｸﾜｸ

提督「ふむ」

暁「こ、これでもう怖いのはないわよね・・・」ﾌﾙﾌﾙ


数分後・・・
↓


オーウェン『奴等、ラプトルの遺伝子まで・・・』
インドミナス『おい、ラプトル』
ブルー『なんだい？』
インドミナス『私の味方をしろ』
ブルー『オーケー！』ｷﾞｬｵｰﾝ
オーウェン『ｵﾝﾄﾞｩﾙﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ!!』
ブルー『ハンターおいしいです』ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ハンター『ギャァァァァァ！！！』


漣「ｳｿﾞﾀﾞﾄﾞﾝﾄﾞｺﾄﾞｰﾝ!!」

朧「ウソ・・・。ブルーちゃん達が・・・。裏切るなんて・・・」ﾎﾟｶﾝ

提督「あぁ、なんてこった・・・」

暁「あ・・・、また誰か食べられてる・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

曙「もう・・・いやぁぁ・・・」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

提督「あ、悪いおっさんが食われた」

暁・曙「ぴぃやぁぁぁぁぁっ！！！」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

オーウェン『落ち着け、落ち着けブルー・・・』
ブルー『・・・』
オーウェン『今、頭のカメラを外してやる・・・』
ブルー『・・・やっぱりパパが一番大好き！』

提督「ええ子や・・・」

祥鳳「オーウェンさんのことはちゃんと覚えてたんですね・・・」

朧「やっぱりブルーちゃん達いい子ね・・・。泣ける・・・」ｸﾞｽﾞ

漣「朧ちゃん、カニに加えて恐竜も・・・」

インドミナス『・・・何してる？早くやらんか？』
ブルー『やめて、パパには乱暴しないで！』　デルタ・エコー『そうよそうよ！』
インドミナス『私のことを好きにならない恐竜は邪魔なんだよ・・・！』ｷﾞｬｵｰﾝ
ブルー・デルタ・エコー『ぎゃぁぁぁぁぁっ！！』


朧「い、いやぁぁぁぁっ！！！ラプトルさん達がぁぁぁっ！！」

漣「・・・朧ちゃんは人間と恐竜とどっちの味方なの？」

朧「恐竜です！」

祥鳳「そ、それもどうなのかな・・・」ｱﾊﾊ

暁「・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

曙「・・・」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

クレア『発炎筒着火しますた』ｼｭﾎﾞｫｫｫｫ
？？？『ん？　メシかぁ？』


ﾃｯﾃｰﾝﾃｯﾃﾃｰﾃﾚﾚﾚｰﾃｯﾃｯﾃｰ(※例のテーマ）


漣「ご主人様、発炎筒ってまさか・・・」

提督「そう、そのまさかだ・・・!」

朧「まさか・・・！」

暁「え・・・、まだ何か出るの・・・？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

曙「もう勘弁してよぉ・・・」ｸﾞｽﾞ

提督「大丈夫、このあと人は死なないし、最高にカッコいいヤツが出てくるぞぉ・・・！」ﾜｸﾜｸ

二人「えっ・・・？」

【BGM：Our Rex Is Bigger Than Yours】ttps://youtu.be/8ITdQ3sbkFg
(意訳：俺たちのT.Rexはインドミナスなんかよりもでかくて強くてカッコいいゼ！！)

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レクシィ『スピノもインドミナスもくたばりやがれぇぇぇ！！！』ﾄﾞｶｰﾝ　　　※


提督「うぉぉぉぉぉぉぉっ！！」

漣「んっほぉぉ！！　キタコレ！！」

朧「か、かっこいい・・・！」

響「・・・ハラショー」

電「す、すごいのです！」

雷「かっこいい・・・！」

暁「お、おぉ・・・」

曙「か、かっこいい・・・！」

祥鳳「すごい・・・！」

祥鳳（なんで艦これのアニメはこのくらいのクオリティで作れなかったんだろう・・・）ﾊｧ



（※レクシィとはティラノサウルスの愛称。第一作に登場した個体と同一という設定だよ！）

レクシィ『アタイが最強じゃぁ！』ｶﾞﾌﾞ
インドミナス『引っ込んでろババァ！』ﾄﾞｶﾝ
レクシィ『痛ェッ！』
ブルー『よくもアタシの妹達をぉぉ！！！』ｼﾞｬｷﾝ
インドミナス『！？』
レクシィ『助かったぞチビ！』ｶﾞﾌﾞ　　
インドミナス『ぎゃぁぁぁぁっ！』
レクシィ『もう終わりだ、てめぇの負けじゃあ！』　　
インドミナス『う、うるせぇ・・・！まだ・・・』
モササウルス『いただきまーす』ﾊﾞｸﾝ
インドミナス『いやぁぁぁぁぁぁっ！！！』
ﾁｰﾝ
レクシィ（おいしいとこ持ってきやがった・・・）


漣「T.Rexマジ強すぎです！」

朧「でも、カッコよかったですね！ブルーちゃんもさすがです！」

提督「あぁ、やっぱりティラノサウルスはすごいな！」

響（トドメを刺したのはモササウルスじゃ・・・？　いや、黙っておこう）


ブルー『あの・・・。オーウェンさん・・・私・・・』
オーウェン（もういいんだ・・・。自由に生きろ・・・）
ブルー『さよなら・・・！』


朧「ブルーちゃん・・・、元気でね・・・」ｸﾞｽﾞ

【BGM:Jurassic WorldのEnding（T-Rexの吠え声付き）】https://youtu.be/u7DdPhDA-0Q



今やこの世界を支配するのは彼女であり、小さな者たちはいない。

レクシィ『ギャォォォォォォォン！』

ここへは二度と近づくな。彼女は小さな者たちにそう告げたつもりだった。





提督「ティラノサウルス最高ゥゥゥッッッ！！！！」

漣「最高ゥゥッッッ！！！！」

朧「カッコいいッッッ！！！！」

曙「おわっ・・・た・・・」ﾎｯ

暁「もう怖いのは・・・、出ないのね・・・」ﾎｯ

曙「ふぅ・・・」ﾊﾞﾀﾝ

暁「恐竜・・・、こわかったよぉ・・・」ｶﾞｸﾝ

暁・曙「」ｷｭｩ･･･

潮「曙ちゃん！？」

電「はわわ、暁ちゃんと曙ちゃんが！」ｱﾀﾌﾀ

雷「大変大変！　司令官！」ｱﾜﾜ

夜、ホテルまでの帰り道


暁「う、うーん・・・。モササウルス怖いよぉ・・・」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

曙「く、クソ提督・・・。帰ったらとっちめてやる・・・」ﾑﾆｬﾑﾆｬ


提督「やっぱりこうなったか。まっ、おもらししないだけマシだったがな」ﾖｯｺｲｼｮ

祥鳳「・・・分かっててやったんですか？提督もひどい方ですね」ﾄﾞｯｺｲｼｮ

提督「だからお前を呼んだわけ。君なら、何があろうとこの子達を見捨てたりはしないだろ？

その点は信頼して、来てもらったわけだ。要は保護者ってことだ」

祥鳳「まったく・・・」ｸｽ

電（だっこされてる・・・、ちょっと羨ましいのです）

朧「提督、映画面白かったですね！」

漣「漣、チョー感激でしたよ！」

雷「そうね、結構面白かったじゃない！」

響「・・・」

雷「どうしたの響？悩みがあるなら私を頼ってくれてもいいのよ？」

響「いや、なんでもない」

ホテル


祥鳳「ふぅ・・・。なんだか長い夜でしたね・・・」

提督「まぁ楽しかったじゃないか」


ｺﾝｺﾝ


提督「はいどうぞ」

響「司令官、響だよ」

提督「おぅ、構わんぞ。入りな」

響「失礼します」

提督「どうした、こんな夜中に？」

響「・・・みんなの前では言わなかったが、私は映画に結構不満があるよ。司令官」

提督「ほぉ？　聞かせてみたまえ」

響「恐竜は確かにカッコよかったけど、人間ドラマが微妙だよ。

あの女の人（※ザラ、秘書の女）が特に何も悪いことしてないのに食い殺されるのは後味が悪いと思う」

提督「あー、それは俺も思ったわ。あれは確かに胸糞悪いよな」

響「正直、初代ジュラシックパークの生命倫理に関するテーマも薄れがちだったんじゃないかな。

恐竜が飼いならされてるんじゃ、『自然はコントロールできない』ってテーマが薄れると思う」

提督「どっちかーつうと、ラプトルは人間っていうよりオーウェンだけに従ってる感じだったがな」

響「あと、あんな危険な恐竜を飼ってるのに、監視体勢が甘すぎるよ。アレじゃ、大惨事になるのも無理はない」

提督「ふむ・・・。一理あるな・・・」

響「司令官、怒らないのかい？」

提督「正直好きな映画をディスられるのは嫌だが、別に怒りはせんよ。

お前のそういう否定的な意見もまた認められて然るべきだ、俺はそう思う」

響「・・・ありがとう」

提督「それにしてもよく朧たちを気遣って今まで黙っててくれたな。えらいぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

祥鳳「そうね、偉いわよ。みんなの気持ちをかんがえるなんて」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

響「く、くすぐったいよ二人とも・・・。もう寝るよ・・・」///

提督「おう、お休み」



ﾊﾟﾀﾝ


祥鳳「・・・」

提督「・・・」

祥鳳「・・・そろそろみんな、寝静まったようですね」

提督「あぁ」

祥鳳「提督・・・。今から、その・・・、私と・・・その・・・」ﾎﾟｯ

提督「いいよ、ここまで付き合ってもらったしな」

祥鳳「やったー！　私、嬉しい！」ｷﾞｭｯ

提督「はいはい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

祥鳳「えへへ・・・。今夜は寝かせませんからね・・・」ﾃﾚﾃﾚ


♡

夏休みの日記　　　９月×日　晴れ


綾波型駆逐艦7番艦　朧


昨日は第七駆逐隊と第六駆逐隊のみんなで映画鑑賞に行きました。


映画もすごく面白かったです、ティラノサウルスさんもラプトルさん達もインドミナスさんも、みんなすごくカッコよかった

です！　


あ、でもやっぱり朧はカニさんが一番好きです。


そしてなにより、みんなで旅行に行けたのが楽しかったです。今度はカニさんも連れて行ければ嬉しいです。


翌朝、ショートランドへ帰る飛行機の中で、何故か提督がグッタリしていました。


祥鳳さんに理由を聞いたけど、一晩中ふたりで夜遊びしていたそうです。


でも、なぜか祥鳳さんはキラキラ輝いて元気そうでした。


きっといつも出撃しているから、提督とは鍛え方が違うのかな？


「どうしたんですか？」と聞くと、祥鳳さんはちょっと顔を赤くして「なんでもない」と幸せそうに微笑んでました。


よくわからないけど、きっと何かいいことがあったんだと思います。



おしまい


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◎　よくできました　（　祥鳳　）

その後、暁と曙は、しばらくモササウルスが怖くて海に出られなくなり、遠征や出撃の編成が大変になりましたとさ


以上、艦これ×ジュラシックワールドのSSでした。
ジュラシックワールドは今年最高の映画でした！！
ちなみに私はT.Rexの登場シーンで拳を握るほど大興奮してラストシーンで感激してました。



最後にひとつだけ。


T.Rexは最高にかっこいいぞぉぉぉぉっ！！！！！

>>27
イメージ画像忘れてました、すみません
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira087976.jpg

乙
読み終わってからジュラシックパークじゃないことに気づいた。
観たくなってくるいいダイマ

皆様、乙ありがとうございます。

>>20に漢字の誤りがありましたので訂正しておきます。

×蒼龍
○滄竜（モササウルス類）



>>37
初代ＪＰも最高にクールな映画ですので、機会があれば

蒼龍「わたし、モササウルスじゃないもん！」