千早「さすが春香、やってくれるのね？」

春香「しまった、ついノリでやるって言っちゃったよ」

千早「まぁでも元から春香は頭数に入っていたんだけど」

春香「えぇそうなの！？」

千早「当然じゃない、生まれた日は違えどデレステを始める日は一緒だと誓ったのを忘れたの？」

春香「いやそんなこと言ってないし、それ二人でやるやつじゃないし」

千早「そんなことより春香、いつものあれお願い」

春香「自分から振っておいて…まぁいいや。じゃぁ画面の前の皆さんも一緒にいきますよ！デレステですよ、デレステ！！」

千早「ちょっと春香！」

春香「えっなに？」

春香「何って、千早ちゃんがいつものって言うから」

千早「いつものって言ったら、はいたーっち、イェイ！ に決まっているでしょ？」

春香「分かるか！今まで私たちで、はいたーっち、やったことないじゃん！」

千早「タッチと言えばデレステなんだけどね…」

春香「繋げ方下手くそすぎない？」

千早「まぁいいじゃない、あんまりきっちり繋げ過ぎると火計で痛い目に遭うわよ？」

春香「事務所の中に風は吹かないよ」

千早「ふふふ、それはどうかしら？」

春香「なっ…扇風機…だと…？」

千早「はぁぁ！」

春香「東南の風…如月千早…やつは鬼神か…ってやかましいわ！」

千早「ノリノリだったくせに」

春香「と、とにかくデレステ始めますよ！デレステ！」

千早「さて、早速始めましょうか」

春香「ちなみにリセマラはするの？」

千早「春香、私たちはデレステをやるのよ。ニセマラじゃないわ」

春香「いやリセマラだよ千早ちゃん！というか千早ちゃんリセマラ知らないの？」

千早「し、知ってるわよ！今のはお茶と言い間違いを…」

春香「どんな言い間違いなのか分からないけど…そうだよね、さすがにリセマラは知ってるよね」

千早「当たり前でしょ？じゃぁまずはデレステとリセマラをダウンロードするわよ」

春香「ちょ待てや！」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「リセマラとは、リセットマラソンの略であり、ゲーム開始時の特典として回せるガチャで良いカードが出るまでインストール、アンインストールを繰り返す行為のことよ」

小鳥「ちなみにデレステの場合、一番レア度の高いSSRは現在6枚存在しており、出現率は1.5%になっているので、46回引けば50.1%で当たることになります。以上設定的説明part1終了」

千早「なるほど…ま、まぁ知っていたけれどね」

春香「ふーん」

千早「と、とにかく始めるわよ！」

春香「ちなみに千早ちゃんは誰か狙ってるキャラはいるの？SSRなら誰でもいいの？」

千早「愚問だわ春香、そんなの私が事務所に入ったときから決まっているわよ」

春香「えっ、デレマスってそんな昔から…」

千早「高槻さん狙いに決まっているじゃない！」

春香「のワの」

千早「どうしたの春香？…ひょっとして最初の6枚に高槻さんは入っていないのかしら？それなら春香か私でいいわ」

春香「のワの」

千早「えっ、まさか春香と私が入っていないというの？」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「デレステとは、『アイドルマスターシンデレラガールズ　スターライトステージ』の略であり346プロのゲームなので、当然765プロは出てきません。以上設定的説明part2終了」

千早「もう、765プロじゃないならそう言ってくれないと分からないじゃない！」

春香「たぶんデレステやろうとして、765だと思ってたの千早ちゃんくらいだと思うよ…というか765じゃないならやらないよね？」

千早「いえ、ここまで来てしまったからにはやりましょう春香！」

春香「ここまでって、まだダウンロードすらしてないんだけど…」

千早「そうだったわ！早くダウンロードしましょう」

春香「あぁやっぱりやるんだ」

ζ*'ヮ')ζ＜ うっうー ダウンロード中です！


春香「結局誰を狙うことにしたの？」

千早「346プロだし、正直誰でも良いんだけど、しぶりんとちゃんみおはだめね」

春香「なんで？」

千早「まずしぶりんは、あのクールビューティーを気取ってるところが嫌ね。自分は自分みたいに妙にお高くとまってるのもイライラするし」

春香「千早ちゃんがそれを言うのか…ちなみにみおちゃんは？」

千早「ちゃんみおは、家に引きこもってみんなに迷惑かけたところがね…」

春香「千早ちゃん、どの口がそれを言うの？」

千早「上の口に決まっているじゃない」

春香「いや、そういうことじゃないよ！」

ζ*'ヮ')ζ＜ うっうー ダウンロード完了です！


千早「さて、ダウンロードも出来たことだし早速始めましょうか」

春香「とりあえず最初の一回は普通にやってみようか」

千早「そうね」

ｱｲﾄﾞﾙﾏｽﾀｰ ｼﾝﾃﾞﾚﾗｶﾞｰﾙｽﾞ ｽﾀｰﾗｲﾄｽﾃｰｼﾞ

春香「あっ、まずはセンターを選ぶんだって、千早ちゃんは…」

千早「卯月ちゃん一択ね」

春香「ですよね」

千早「あら？もうガチャを引けるの？」

春香「あれ本当だ…でも早すぎるような…」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「リセマラの流れは

1.アプリダウンロード

2.最初のダウンロード

3.シナリオパート

4.ローカルガチャ

5.ライブパート

6.追加ダウンロード

7.プラチナガチャ

8.リセマラ(98.5%) or ゲーム開始(1.5%)

となっています。」

小鳥「千早ちゃん達が話しているのは4のローカルガチャのことで、ここは毎回同じキャラが出てきます。基本的にどのパートでもスキップがあるので一回目以降はスキップをしましょう。以上設定的説明part3終了」

春香「つまりこのガチャはチュートリアルの一環なんだね」

千早「そうと分かれば次に進みましょう」

春香「次はライブか…あっ、5個のボタンを押していくシステムなんだね」

千早「ふん、5個なんてスクフェスで鍛えた私にかかれば楽勝よ」

ｵｰﾈｶﾞｲ ｼｰﾝﾃﾞﾚﾗ

春香「やった、フルコンできたよ！千早ちゃんは？」

千早「ちょっと何よこれタイミング調整がクソ過ぎるわよ！」

春香「ち、千早ちゃん、アイドルがそんなこと言っちゃだめだよ」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「基本的には最初にうまくタイミング調整されているけれど、上手く調整されていないときがあります。」

小鳥「そんなときはチュートリアル中、もしくはチュートリアル終了後に調整しましょう。リセマラを行うならリセマラが終了してゲーム開始してからをおすすめします。以上設定的説明part4終了 」

春香「名前を決めるんだね」

千早「これって後からでも変えられるのかしら？」

春香「えっと…変えられるって書いてあるね。どうしようかな」

千早「春香は『すってんリボン』なんてどうかしら？」

春香「何それイミワカンナイ！第一入れにくいから嫌だよ！とりあえず『春香』にするね」

千早「じゃぁ私も『千早』にしましょう」

春香「あっダウンロード画面になったね」


ζ*'ヮ')ζ＜ うっうー ダウンロード中です！


千早「このダウンロードの後にいよいよガチャが待っているのね」

春香「100秒くらいなのに長く感じるね」

ζ*'ヮ')ζ＜ うっうー ダウンロード完了です！


千早「さぁいよいよガチャね！最初からSSRが当たってしまったらどうしましょう。リセマラできないわね」

春香「千早ちゃん、そんなことあり得ないって」

千早「と、言いつつ春香も出るかもって思っているんでしょ？」

春香「ま、まぁ多少はね…」

千早「行くわよ春香。どちらかが当たっても恨みっこ無しだからね」

春香「分かってるよ千早ちゃん」


ζ*'ヮ')ζ ＜ SSRカモーン！！


春香「あぁ、幸子ちゃんだ。可愛いんだけど今は狙ってないんだよね。千早ちゃんどうだった？」

千早「う、卯月ちゃん…」

春香「えっ！？」

千早「やったわ春香！卯月ちゃんを引けたわ！」

春香「えっすごいよ千早ちゃん！見せて見せて」

千早「えぇ、これよ」

春香「うわぁすごい…ってこれレアの卯月ちゃんだ！」

千早「レア…？」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「プラチナガチャではレア、Sレア、SSレアの3種類(以降R,SR,SSR)が出現します。リセマラで狙っているのはSSRの卯月ちゃん・杏ちゃん・凛ちゃん・蘭子ちゃん・未央ちゃん・きらりちゃんの6人です。」

小鳥「ただ、この6人はSSRだけでなくRにもカードがあります。今回の千早ちゃんはRの卯月ちゃんを引いたということになります。以上設定的説明part5終了」

千早「ま、まぁ最初から引けるなんて思っていなかったし当然よね」

春香「すごい嬉しそうだったのに残念だね」

千早「き、気にしていないわよ！それよりも早くアンインストール&ダウンロードしましょう」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「リセマラをする際は、わざわざアンインストールをしなくても、設定→アプリ→デレステからアプリ内データの削除を実行すればアンインストールしてインストールしたのと同じ状態になります。時間の短縮になるので覚えておきましょう。以上設定的説明part6終了」

春香「こんな裏技があったんだね」

千早「じゃぁ2回目始めましょうか」


ζ*'ヮ')ζ＜うっうー、10分をお知らせします！


千早「み、見て春香！」

春香「どうしたの千早ちゃん？」

千早「付箋の色がゴールドよ！」

春香「本当だ！これはまさか…」

千早「…く、くるわ…」


ζ*'ヮ')ζ＜ かな子さんです


春香「あぁ、千早ちゃん残念…これはSRのかな子ちゃんだよ」

千早「もう！少し期待しちゃったわよ」

春香「金色だもんね、そりゃ期待するよね」

千早「でもR,SRといい流れで来ているわよ！次はSSRだわ」


ζ*'ヮ')ζ＜またまた10分後です！


千早(あら？なんかさっきまでより書類が豪華なような…)

春香「あーまたダメだったよ…千早ちゃんは？」

千早「…」

春香「千早ちゃん？」

千早「…見て春香」

春香「れ、レインボー！これは、間違いなくSSRだよ！」

千早「えぇ…」

ζ*'ヮ')ζ＜ SSR凛さん おめでとうございます！



春香「す、すごいよ千早ちゃん！3回目でSSR引けたよ！」

千早「…」

春香「どうしたの千早ちゃん？嬉しくて声も出ないの？」

千早「ダメね！もう一回よ！」

春香「えっ！？だってSSR出たんだよ？」

千早「でもしぶりんじゃない？」

春香「確かに最初にそんなに欲しくないって言ってたけど、せっかく1.5％引けたのに…勿体ないよ…」

千早「春香、今私はR→SR→SSRっていい流れなのよ！今日の私はついているのよ！だからこそ、ここは狙いの子じゃなければ続行するべきだわ！」

春香「いや、でもこの後もラッキーが続くとは…」

千早「とにかく私はリセマラを続けるわ！」

春香「せ、せめてデータ保存だけでも…」

千早「えっ？」ﾎﾟﾁｯﾄﾅ

小鳥「説明しよう！」

小鳥「狙ったアイドルがいる人でもSSRが出たら、データ引継ぎをしておきましょう」

小鳥「その後リセマラを諦めて、あの時引継ぎしておけば…なんてことがないようにしましょうね。千早ちゃんもそうならないといいんだけど…以上設定的説明part7終了」

千早「とにかく、そんな保険をかけるようなやり方をしていたら出るものも出なくなってしまうわ！アイドルは常に前だけを向いていればいいのよ！」

春香「なんか千早ちゃんが急にアイドル論を語りだしたんだけど…」

ζ*'ヮ')ζ＜4回目です！

千早「あら、Rね」

ζ*'ヮ')ζ＜5回目です

千早「SRよ！」

春香「すごいね千早ちゃん、5回でSR2回、SSR1回引くなんて」

千早「だから言ったでしょ？今日の私はついているのよ！きっと次はSSRよ！」

ζ*'ヮ')ζ＜6回目です！

千早「…！R…まぁ、さすがにそんなすぐには出るわけないわよね。春香、次に行きましょう？」

春香「のワの」

千早「春香？」

春香「当たった…」

千早「えっ？」

春香「当たったよ千早ちゃん！きらりちゃんが当たった！やった！嬉しい！」

千早「そ、そうなの、良かったわね。春香もなかなか運がいいじゃない」

春香(名前を『すってんリボン』にしたら当たったのは偶然だよね…？)

千早「じゃぁ私は続きをやるわ」

千早(春香だって6回で当たっているんだし、確率なんて怪しいものね)

春香「あれ、千早ちゃん、なんか招待っていうのがあるみたい」

小鳥「説明しよう！」

小鳥「他のプレーヤーのIDと自分のIDを招待ページで入力すると招待された方(自分)がスタージュエル250個(ガチャ一回分)もらえます。」

小鳥「招待した方は50個で、最高で5回までもらうことができます。招待される側はリセマラするたびにIDが変わるため何回でも250個をもらうことができます。」

小鳥「つまり、一回のリセマラで2回ガチャを引くことができるということです。これは絶対にやらなきゃ損ですね。以上設定的説明part8終了」

千早「そんな便利なものがあるなら最初から使えばよかったわ！」

春香「私たちを招待してくれる人がいなかったから…でも次からは私のID使っていいからね！」

千早「ありがとう春香(これで確率も2倍、この調子ならすぐ出るわね)」

ζ*'ヮ')ζ＜7回目

千早「RとRだわ」

ζ*'ヮ')ζ＜8回目

千早「あら、またRだわ」

ζ*'ヮ')ζ＜9回目

千早「えっ、またR？」

…

…

ζ*'ヮ')ζ＜n回目

ζ*'ヮ')ζ＜n＋1回目

…

…は…ち…

…千早ちゃん

春香「千早ちゃん！」

千早「春香…」

春香「どうしたの千早ちゃん？」

千早「春香…私って…ほんとバカ…」

春香「千早ちゃん青髪だからなんかそれっぽいね」

千早「うぅ」ｼｸｼｸ

春香「って千早ちゃん泣かないで…どうしたの？」

千早「…だって…出ない…もん…」

春香「えっ、なに？」

千早「SSRが出ないんだもん！」

春香「そ、そっか…えっと何回くらいやったの？」

千早「136回…」

春香「えぇ！？」

千早「136回も…ガチャ引いた…」

春香「えっと、最初の6回はガチャ1回ずつでそれ以降は1回で2回引けてるから…とにかくすごい数だったね…」

千早「春香の言う通り、しぶりんが出たところでやめておけばよかった…」

春香「そうだよ！」

千早「…」ｼｸｼｸ

春香「もう、泣かないでよ千早ちゃん。」

千早「だって…」

春香「千早ちゃん、辛かったんだね…よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千早「ありがとう…春香…」

春香「私も手伝うから、一緒にSSRだそう？ね？だから泣かないんだよ？」

千早「うん…うん…春香、大好き」

ζ*'ヮ')ζ＜○○回目です！千早さん頑張ってください！


春香「ち、千早ちゃん…これ、レインボーだよ！」

千早「や、やったわ春香！私、もうしぶりんでも構わない！」

春香「大丈夫！きっと凛ちゃんじゃないよ！」

千早「いいえ、私さっきから何故かしぶりんに親近感が沸きだしているの…」

春香(だってキャラ被ってるもん…)

千早「だから、私はしぶりんとこの道を歩むことをためらわない…いいえ、むしろしぶりんと歩みたい…もちろん春香とも…」

春香「千早ちゃん…」

千早「春香…」