今暇ですか？
暇であれば手伝ってほしいことがあるのですが…

お菓子作ったんだけど今から行ってもいいかな？

穂乃果「うーん、これだとどっちかを選んだらどっちかを断らなきゃいけないよね」ﾑﾑﾑ

穂乃果「穂乃果としてはことりちゃんのお菓子を食べたい！けど、海未ちゃんが珍しく穂乃果に頼ろうとしてくれてる……」

穂乃果「あーん、迷っちゃうよ～～～！」

穂乃果「……そうだっ！海未ちゃんのお手伝いを、ことりちゃんと一緒にすればいいんだよ！穂乃果天才！」

穂乃果「そうとなったら、ことりちゃんにメールしてっと……えっとえっと、『海未ちゃんのお手伝いをしに行くから、ことりちゃんも一緒にお手伝いして、そのあと3人で食べようよ！』っと……」送信

穂乃果「……そういえば海未ちゃんが手伝って欲しいことってなんだろ？……まあ、行ってから聞けばいいか！」

そのだけ

海未「待ってましたよ、穂乃果……おや、ことりも一緒ですか？」

ことり「海未ちゃん、こんにちはっ♪」ﾆｺｯ

穂乃果「お手伝いなら人手が多い方がいいよね！ことりちゃんにも頼んだんだー、それにお菓子…あっ」

海未「お菓子？」

穂乃果「う、ううんなんでもないよ！ところでお手伝いってなに？」ｱｾｱｾ

海未「そうでした、それが、実は>>9なのです」

道場の大掃除

海未「実は、道場の大掃除をしようかと思いまして」

穂乃果「え、海未ちゃんのおうちの？門下生の人とかがしてくれるんじゃ」

海未「園田の娘として、私を育くんでくれた道場を自らの手で磨くのもこの私が生まれ持った使命なのです」ﾌﾝｽ

穂乃果「穂乃果が手伝うのはいいんだ……」

穂乃果「でも、ことりちゃんはともかく穂乃果お掃除とか苦手だよ？なのに、なんで海未ちゃんは最初に穂乃果だけを誘ったの？」

海未「えっ……そ、それは」

ことり「そんな聞き方は良くないよ～、穂乃果ちゃんっ♪海未ちゃんだってことりを仲間はずれにしようとか思ったわけじゃないんだから、ね？海未ちゃ……」

穂乃果「……ことりちゃんもだよ」

ことり「……えっ？」

穂乃果「ことりちゃんだって最初、穂乃果のことしか誘ってなかった……よね？メールのタイミングが丁度良かったし、穂乃果は二人とも大事で、だからこうやって」

海未「……」

ことり「……」


下レスコンマ
偶数=ほのぼの展開
奇数=ドロドロ展開
ゾロ目=ﾃﾞ-ﾃﾞｯﾃﾞ-

海未「もう、穂乃果は本当にそそっかしいんですから！ことりのことも誘うつもりだったに決まっているでしょう？」

穂乃果「へっ？」

ことり「ひどいよ穂乃果ちゃん～～、ことりは海未ちゃんが今日道場の大掃除だって聞いてたから、忙しいと悪いからって後で穂乃果ちゃんと一緒にお邪魔する予定だったんだよ？」

穂乃果「え？え？？」

海未「……良いですか穂乃果。私達３人は、なにをする時も一緒だったでしょう？誰かが誰かを仲間外れにしたり、嫌ったりなんてことはありません」ﾊｧ

ことり「そうだよっ♪ことりは海未ちゃんも穂乃果ちゃんもだーい好き！」

穂乃果「う……ふぇぇ～ん良かったよおおお……穂乃果もことりちゃんと海未ちゃん大好きいい………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「泣かないで穂乃果ちゃ～ん、海未ちゃんも穂乃果ちゃんとことりのこと大好きだよね♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

海未「えっ！？その……うう……そ、そうですよ！私だって穂乃果のこともことりのことも大好きです！だから、その、掃除！早く掃除しますよっ！///」

ことり「海未ちゃん照れてる～」

穂乃果「照れてる～～～～」

海未「もうっ、茶化さないでください！」

海未「さて、掃除を始めましょうか」

穂乃果「う……掃除する場所として改めて道場を見渡してみると、なんだかいつもより広く見えるよ……」ｸﾗｯ

海未「では穂乃果は床を拭く係で」

穂乃果「海未ちゃん話聞いてた！？なにがじゃあなの！？穂乃果ひとりじゃ日が暮れちゃうよー！」ｳｶﾞ-

海未「この広い道場の床を、自分の心だと思って磨き上げるのです！！！」

ことり「な、何かのスイッチが入っちゃったみたいだね……」