疾風アイドル伝説 特攻の春香 (165)

ストーリーは特攻の拓より
キャラは一応アイドルマスター内のみ もしかしたらデレマスも出すかも
アイドル同士の喧嘩とか嫌なら見ない方がいいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441989002

春香「まさか私が765アイドルスクール 通称76校に入れるなんて...!」

春香「76校といえば 何人ものアイドルを産み出してきた名門アイドルスクール!きっとみんな可愛くてダンスも上手いアイドル候補生たちがたくさんいるんだろうなぁ よし!私も頑張らないと!」

春香「けど...なんか雰囲気が変な感じ... 駐輪場はバイクばっかりだし...そういうのが流行ってるとか?」

ブロロロロロロロンッ!

?「おいコラァ!オマエなに 人の駐輪場所にだせぇママチャリなんて停めてんだよ!」

春香「へ?」 ?!

真「そこは763アイドルスクール "地獄"のマコちゃんの指定駐輪場だ っつってんだよ!!」

春香「763... アイドルスクール?」

真「聞こえねーのか オイ!」

ブォオオン!!ブロォオン!

春香「ひ、ひぃ!ご、ごめんなさいー!」ピューー!

真「ちっ... なんだあのだせぇヤツは...」



春香(そ、そんなまさか...76校「なむこう」とあの悪名名高い63校「むざんこう」を間違えてたなんて...)

センコー「え、ええと うちの学校は特殊な校風でね 生徒たちの個性と自由を大事にしてるんだ...」

春香「は、はぁ」

センコー「それでまぁ...少し個性的すぎる子も多いんだが...その....が、頑張ってくれ」

春香「は、はい....」

ガラッ

春香(ひえええっ...見るからに不良!って感じ....)

センコー「ほら 自己紹介して」

春香「は、はい」(よ、よし ここは渾身のギャグてなんとか...!)

春香「で、でも自己紹介って言われても私 大きな事故はしたこと...えっ?そうじゃない?あ、天海春香です!」

シーン....

春香「え、えへへ... は、はずしちゃったかな...?」

センコー「じゃ君の席は そこの列の一番うしろね」

春香「は...はい」

春香(そうだ もしかしたら足を掛けられて転ばされたりするかも知れないし 気をつけ...)

春香「きゃあっ!」どんがらがっしゃーん!

「何アイツ...何もしてないのに転んだよ...」
「あれでホントに大きな事故したことないの..?」

センコー「ど..どうか..しました?」

春香「い...いえな...なんでもないれふ..」

春香「はぁ...私やっていけるのかな...こんな怖いところで...」

響「ねぇ たしか...春香だっけ?」

春香「えっあっはい!」

響「ははは!そんなに怖がらなくても大丈夫さー!」

春香「え?は、はは...」

響「自分、響っていうんさー! 春香~ ママチャリなんて乗ってるから皆に舐められちゃうんだぞ?やっぱこう カッコイイバイクに乗ってシブくいかないと!」

春香「え?いやぁ バイクは免許はあるんだけど ちょっと怖くて...」

響「まぁもし乗るならFZRが良いぞ!バラチョンにしたら すっごく良い音がなるんだぞ!」

春香「へ、へぇ」(バラチョン?)

春香(でも なんかやさしそーな人だな もしかしたら友達になれる...)

センコー「あ、あのー出来れば 授業は静か
に...」

響「あぁ?!うっせーのはテメーだぞ!!潰すぞボケが!!」

センコー「ひ、ひぃ!す、すいません...」

春香(....やっぱり 怖いよぉ...)

春香(まぁでも こんな学校でも話してみるぶんにはいい人もいるみたいだし...ここでもやっていける....かも)

女生徒「おい天海」

春香「えっ? な、なんでしょうか」

女生徒「ちょっとついてきな...」

春香「え?あ、あのう いったいどこに...」

女生徒「.......」

春香(こ、これって...ちょっとヤバイじょーきょーってヤツ....?)


女生徒「ここだ 入りな」

春香「は、はい 失礼しまーす...」

.............

春香(な、なんでうちのクラスの皆が勢揃いで...)

伊織「それじゃあ 新入りも来たことだし、恒例のタイマンダンスを始めるわよ!」

春香「タイマン...ダンス?」

真「へへっ!新しく入ってきた人はクラスの誰かとダンスで勝負するってのが 伝統なんだ! 別にいいでしょ? "ただの"ダンス勝負なんだしさ」

春香(あっ、あの時の人...駐輪場で会った でもなんだか話し方が違う... そっかあの時は怒っててあんな口調だったのかな...?)

真「それでさ 出来れば相手は僕にしてほしいんだけど...伊織 どうかな?」

伊織「うん...そうね 真をタイマンダンスの相手にしましょう いいわね?春香」

春香「は、はい!」(タイマンダンス...ど、どうしよう...)

響「なぁ やっぱり止めにしないか?こんなダサイヤツにわざわざ タイマンダンスなんてしなくていいと思うぞ?」

春香(ひ、響ちゃん!)

真「へぇ あははは そっか...やっぱり響は優しいなぁ」

響「え?いやぁ別にそんなことは...」

ベキィッ!!

響「がっ な...は....!」 ?!

真「ゴチャゴチャ言ってんじゃねーぞ 響ィ!!なんならテメーが代わりにやるか オイ?!」

春香(ひぃいいいいっ! なに?!い、いきなりクラスメートを殴った....?!)

真「あーあ 春香のせいで響がケガしちゃったじゃないか... 敵は僕がとってあげるからね、響...」

春香(め、めちゃくちゃだぁ...!)

伊織「それじゃあ始めるわよ! 音楽スタート!」

~♪

春香(よ、よし!ここはとりあえず 頑張って踊るしか...)

ドグシャアッッ!!

春香(.........え?)

バタッ!

真「あ、ごめん当たっちゃった この教室狭いからさぁー」

春香(私...今 殴られ......)

女生徒「おーい 春香ー ダンスの途中に寝たりなんかしたらダメじゃねーかよぉー」

女生徒「ひひ..」 「くくく...」

春香(そっか.....これって元々..私をいたぶるための....)

女生徒「ほら 立った立った さぁ」

春香「う、うう...」

真「ふんふふ~ん おりゃっ!」

ドバァン!

春香「きゃあ!!」

真「ごめんねー、 また当たっちゃってさぁ」

春香(わ、私...どうしたら....)

春香(私も 殴りかかってみる? ...いやそんなことしても喧嘩で勝てるわけない....)

女生徒「ほーら 起こしてやるよ おら」

春香(なんで私こんなことしてるんだろう.... 私はそもそも アイドルになりたくて...)

真「へへっ ~♪ 」

春香(...そうだ 私はアイドルになるために...この学校に入ったんだ....!)

真(へへっ 僕の指定駐輪場に勝手にチャリを停めたんだから これぐらいはしないとねー)

真「あーら よっ!」

ヒュッ!!

真(あれ?!よけられた?!)

春香「.......」

キュッ!キュッ!

春香「START!!START!!START!!
EVERYDAY OK♪
アレだってコレだってドレだって全部TRY
嫌いなモノでも好きになりたい♪」

女生徒「な、なにこいつ...もうこれがダンスバトルじゃなくてただのリンチだって分かってるだろ...?」 「こいつ 殴ったせいで変になったんじゃ...」

春香「START 始めて
START なっちゃおうよ
FIGHT OH!!LET`S START!!♪」

伊織「.........」

真「こ、この!テメェ!」

伊織「待ちなさい
真!」

真「い、伊織...?」

伊織「この勝負 "タイマンダンス"は 春香の勝ちよ!」

真「あぁ?!なに言って...」

春香「や、やったぁ...かっ」

春香(あれ...?なんか意識が....)

バタッ....

.............

真「ねぇねぇ 響ー 機嫌治してよー 悪かったってばぁ」

響「......」

女生徒「でもさー あんなボロボロにされたんだから もうアイツこれないだろうねー」

真「そりゃそうだよ!きっと今頃新しい学校でも探して...」

ガラララッ

春香「す、すいませーん 遅刻しましたー...」

真「あ?」 響「...!」

春香(あちゃあ... 歓迎されてない感じ...)

響「春香!来たんだな!やったぞ!」

春香「え?」

真「」

真「....ちっ あーあ 伊織と響の二人勝ちかぁ~」

女生徒「まじかよー 絶対来ねぇと思ったのに...」

春香「? あのーどういう...」

響「実は春香が今日来るかどうかで賭けをしてたんさー けど春香が来るに賭けてたのは自分と伊織だけだからな!みんな かっかしてるんだぞ」

春香「え?」(あの伊織ちゃんが....私に....)

伊織「....ふふん」

響「やったぞー!これで皆のご飯が買えるぞ!」

真「響...さっきまでふてくされたのに元気だなぁ」

響「あ!まだ自分は真のこと許してないぞ!」

真「ええ~?」

春香「は、ははは.....」

この地獄の"763アイドルスクール"にきてはや....いや やっと2日め...

春香「ふー 転校初日はすさまじい1日だったけど なんとか2日は平穏無事に....」

ギャバババババ ギャッッ

真「探したよ春香! ちょっとさ 元町のゲームセンターいかない?」

春香「げ、ゲームセンターって 私と真ちゃんが...?」

春香(や、やっぱり平穏には終わらないよね...)

真「へへっ! タイマンダンスを一緒にした人とは もう友達だからね!」

春香「友達...? う、うん!」

春香(そ...そーなんだ!)

そのころ....

女A「キャー すごーい あの961プロの社長さんなんですかー?」

女B「あ!それじゃあそれじゃあ!私Jupiterのサインがほしいなー」

黒井「ははは!もちろん良いとも まぁ我が961プロのアイドルたちは 765や763のチンケなアイドルなんかと違って洗練されているからなぁ はははははは!」

女A「あ....」

女B「でも や、やっぱしサインはいいかなー」

黒井「なに?」

女A「きゅ、急に用事思い出しちゃった」

女B「や...やっぱ今の流行りは346かなー」

黒井「お..おい!」

黒井「まったく...なんだと言うんだ突然...」

?「スイマセ→ン」ドッドッドッ

黒井「ん?」

亜美「どもども~~♪」

真美「やっほー!そこいらのチンケなアイドル!亜美真美参上!!」

黒井「なっ!」

真美「へぇー かっこいい車に乗ってるんだねー おっちゃーん」

黒井「お前ら...くそっ!」バムッ

ヴォルルルルン!

亜美「おっちゃーん なーにシカトしてん....のっと!!!」

ダァァァァァンッ!!

黒井「なっ!車体がひしゃげ...くっ!」

ギャギャギャッ!

真美「おーっと逃がさないかんねー!」

ドガッ! ドガッ!

黒井「ぐううう...!」

ポリコー「そこのオートバイ!!止まりなさい!!」

黒井「警察...!助かった!」

亜美「おっとっと...ほーらプレゼントだよ!兄ちゃん!」 ヒュンッ

ビシィッ!

ポリコー「なっ!ヘルメットが...!うわぁぁ!」

ギュルギュギャギャギャッ

黒井「な、なにぃ!」

真美「おっちゃーん? まえまえー」

黒井「まえ....?」

黒井「!!電柱..!」

ドッシャア!!!! シューーー...

亜美「ありゃー 派手に行ったねー 車なんてベコベコじゃんか」

真実「あれじゃ走る屍って感じだねー いや、もう走んないかな?」

黒井「ぐ...ぐほ...」

ポリコー「コラァーーーッ!!」

亜美「わっ マッポだよ真美!さっさと逃げよ!」

真美「おっけー!ゼッツーはっしーーん!」

バリバリバリバリッ!

パンピー「うあ~...こりゃひでぇ」

パンピー「こりゃあ多分 元「屠華血憑」(とかちつく)"恐るべき双子" の真美さんと亜美さんだぜ... 」

パンピー「えっ?!じゃああの新幹少女に特攻かけて 二人で潰したって言う...」

パンピー「ライブ会場で戦争起こすわ パトカーを何10台もぶっ壊すわで 屠華血憑の幹部も見放したっていう...」

................

亜美「あーあー マッポのせいでイマイチ盛り上がんなかったねー」

真美「まぁちかたないね こんな昼間から暴れたらねー ...あ、そうだ アイドマスターでもしにいく?」

亜美「いいね!行こう行こう!」

真美「よーし それじゃバリバリいくよー!」

亜美「いぇーい!」

バリバリバリバリッ!ブォォォン

春香「ひぃぃぃぃ」

真「ほらちゃんと捕まって!もうすぐつくから!」

春香「す、スピード出しすぎだよぉ~~!!」

真「大丈夫大丈夫!それ!」

ブンッブォォォン!

春香「きゃあーーー!!」

.........................

真「よぉーし 着いたよ!春香」

春香「死ぬかとおもった....」

真「へへっ でも気持ちよくなかった?」

春香「え?...うーん まぁ風は気持ちよかったけど...」

真「そっかぁ 春香も早く自分のバイク持てば?僕のGS400Eみたいなシッブイのをね!」

春香「ははは....考えとくね...」

春香(でも なんかここ.....)

ホームレス「......」 ヤンキー「......」

春香(ちょっと危ない雰囲気だなぁ...)

真「それじゃあ早速 ゲームでもしようかな!」

春香「あ、うん!そうだね なんのゲームしよっか」

真「? 春香なに言ってるの?」

春香「え?」

真「こんなところで普通にゲームするわけないじゃないか 今からするのは...」

真「ケンカゲーム だよ!」

春香「け、ケンカゲーム?」

真「そうそう 春香も63校に馴染みたいならさ こういうこともしないとね!」

春香「い、いやあの私別に不良になりたいんじゃなくて...アイドルに....」

真「でもケンカに強くないと63校じゃ ろくに生きていけないよ?」

春香「そ、そんな...」

真「それじゃあさ 手本見せてあげるから 春香はそこで見ててよ」

春香「えっ?真ちゃん?!」

不良「...ん?」

真「......」

バゴォッ!!

不良「なっ...!このやろう!なにしやがんだ!」

真「いやぁ ちょっと暇でさぁ... 誰かをのしたい気分なんだよ....」

不良「あ?!なにいってんだ このアマがぁ!」

ヒュンッ バン!

春香(パンチを鞄で受け止めた!)

真「よぉし これでゴングってことだなぁ...?」

不良「えっ?」

バギィッッ!!!

不良「ぶげぇっ!」

春香(うわっ!鞄の角で鼻っ柱を思いっきり!)

不良「うごぉっ! ぐ、ぐぉ」

真「おいコラ...弱すぎんぞテメェよぉ!! さっさと起きろ タコォ!」 ガッ!ガッ!!

不良「.......」

真「......あれ? もう気絶してる... もぉ いくらなんでも早すぎるよー」

春香(い、いくらなんでも 性格変わりすぎなんじゃ....)

真「ま、こんなかんじかな 春香はまだケンカ慣れしてないだろうから鞄を使うといいと思うよ!ほら あそこのアマなんていいんじゃない?しょぼい女子校の半ツッパだよ ありゃ」

春香「えっ?いやあの本当にするの...?」

真「もちろん!ほらこの鞄貸したげるからさ! 僕はちょっと...トイレにでも行ってるよ」

春香「ま、真ちゃん?ちょっと?」

ギィーー バタン

春香「そ..そんなぁ」

真(....へへ)

真(伊織はなぜか春香を買ってるみたいだけど 僕はイマイチ納得出来ないんだよなぁ...タイマンダンスも僕の負けなんて... まぁ多少 よその人にでもヤキいれてもらって いよいよヤバくなったら 助けにでも行こうかなぁーっと)

真「~♪」

春香「ど、どうしよぉ.. ケンカなんてしたくないし...でも もししなかったら...」

(真「ああ?!テメェそれでも63校生のつもりかコラ!!63校が舐められねぇようにテメェの根性叩きなおしてやんぞオラァ!!」)

春香「みたいなことに....」

春香「も、もうやるしか....」

ウィーーン

「あれー?なんか荒れてない?」
「いつもこんな感じじゃないっけ?」

春香「?!」

真美「ん?なーに見てんの?」

亜美「....あっ!ま、真美!見て!アイドルマスターが!」

真美「えっ?!うあうあー!アイドルマスターのアーケード版なんてここくらいしか無かったのにー!」

亜美「.......もしかして これをやったのって...」ジロッ

春香「え?!いや、あのそれは 真ちゃんが...」

真美「なにしてくれてるのかな...真美たちこのゲームするの楽しみにしてたのに...」

亜美「亜美たち今ちょっと機嫌が悪いんだよ....?」

春香(ひぃぃぃぃ な、なにこの子たち...こ、怖い!)

真「よーし そろそろかな? ケンカでもしてたら少しくらいは助けてあげるけど もしまだだったらテキトーなやつをけしかけちゃおっかなーっと」 ガチャ

亜美「楽しそうだねー ねーちゃーん」

真美「じゃあ 代わりに遊んでくれるのー?」

真「.......」 パタン

真(あ、あれって 元 屠華血憑 恐るべき双子 亜美真美 じゃないか!)

真(屠華血憑の風神雷神なんて呼ばれてる極悪コンビが なんでこんなところに?! ど、どーしよう...)


真「....あ、そっか バックレちゃえば 春香がヤキ入れられてちょうどいいや やーりぃ!」

春香(ま、真ちゃーんどうしたら...)

真美「んー?誰か仲間でもいるのかな?」

バキィッ!

亜美「んーと いや別に誰もいないよー」

春香「うそ!?」

真美「なんか 友達に見捨てられちゃったかんじー?」

春香(お、落ち着くのよ 天海春香! さっき教えてもらったみたいにすれば... 確か 鞄で攻撃を受けて 鞄で相手の鼻を...)

真美「させないよ?」ガシッ

春香「えっ!?」(腕をつかまれ...これじゃあ鞄が使えない?!)


真美「真美を鞄なんかで倒そうなんてさぁ...」カチャッ

春香(あ...!て、鉄パイプなんてどこから!)

真美「100万光年早いんだよね!!」ブンッ!!

春香(し、死んじゃう!!)

真美「あ....」

春香「....アレ?えっ?」

真美「ねーちゃん ひょっとして...」

真美「はるるん じゃない?」

亜美「え?」

春香「え...あ、あの誰....」

真美「ほら!真美たちだよ ほら! 亜美真美!」

春香「え...うぇぇ?! 亜美と真美?!」

亜美「えーっ!はるるんだったの?!すごくひっさしぶりじゃんかー!元気だったー?」

春香「う、うん...」

真美「いやー最後に会ったのが小学校だかんねー 気づかなかったよー 」

春香「 ま、真美がサングラスなんてかけてるから分からなかったよー! は、ははは... 」(う、うそぉ あのカワイイいたずらっ子って感じだった 亜美真美がなんでこんなに怖くなってるの?!)

真美「へへーん ダンディーでカッコイイでしょー」

亜美「真美~ 今度 亜美にも貸してよ~」

春香「....はぁ なんか...気が抜けて力が...」 どてっ

真美「! どうしたのはるるん?!」

亜美「あ!このケガどーしたの?!」

春香「あ、いや それは昨日の...」

亜美「ははーん 分かったよ...ここの奴らにやられたんだね...?」

不良「え...?」アマ「いや あたし達関係な...」

真美「はるるんは真美たちの友達だーー!!」

ドガァッ!!

不良「ぐおぉっ!?」

亜美「覚えてやがれーーー!」

バキィッ!!

アマ「キャアアッ!!」

春香「あ、あのー その人たちは関係ない...って 聞こえてないかー... 口調は子供っぽいのに やってることが怖すぎ...」

そりゃー!! グエェッ! ていやー! ウゲェッ!!

カラーン コローン

響「なぁ 真~ 昨日春香とどこか行ったのか?なんか遅刻してるみたいだぞ?」

真「へ?遅刻?」

真「いやぁ 春香ならもう学校には来ないと思うよ?今ごろはどっかの病院の緊急治療室にでも...」

春香「す、すいませーん 遅れましたー!」

真(..........幽霊?)

春香「途中で自転車パンクしちゃって...はは」

真「は、春香...?」

春香「あ!真ちゃんひどいよー 先に帰っちゃうなんて」

真「あ、その お腹壊しちゃったからさ...」

春香「なーんだ そうだったんだ もービックリしちゃったよ~」

真(うそぉ!あの亜美真美とやりあって 無傷って...! も、もしかして春香ってスゴい人なんじゃ...)

春香「また ゲームセンター行こうね 真ちゃん!」

響「え?」

真「う..うん」

すいません 忙しくて
再開します


春香「えへ えへへ...買っちゃったぁ!」

春香「FZR250! 響ちゃんに進められたからこれにしたけど バイクっていいなぁ~ 自転車よりスイスイ動けるし! うーん風が気持ちいい!」

春香「でもチェーンナップとか良く分からないしなぁ...こんど 響ちゃんに聞いてみようかな?」

春香「あ!そんな場合じゃない!早く行かないと遅刻しちゃう....」

ヴォルン!!

春香「へ?この音は....」

亜美「やっほー!はるるーん!」

真美「なにやってんのー?こんなところでさー」

春香「あ... 亜美と真美...」

亜美「へー バイク乗るようになったんだ」

真美「でもノーマルかー もっとイケイケに改造しちゃいなよー!」

春香「え?あはは いやぁちょっと前に買ったばかりで...」

真美「ふーんそうなんだ ...あっ!そうだ はるるん 一緒にゲームセンターいこうよー!」

春香「ええっ?!で、でも今から学校に...」

真美「いいからいいから!早くー!」

ヴォルルルッ

春香「ちょ、ちょっとまって!」(こ、ここはついていかないと後が怖い...!)

ヴォンッ

春香「ね、ねぇ二人とも...」

亜美「あ!コラコラー なにかねそのナンバープレートは」 ぐにゃっ

春香「えっ?ちょっ ナンバープレートが曲が...」

真美「ちゃんと見えないようにしとかないとー 常識だよ チミー?」

春香「じょ...常識って...」

真美「おっと...ちょーっと急ぐよ はるるん 今追われててさぁ」

ファンファン...

春香「えっ?なに またスピード超過とか....」

ファンファンファンファンファンファンッ!!

春香「どえええっ?! なにこの数のパトカー!!」

真美「やっぱりあれかなぁ マッポがいない隙に白バイをシマウマにしちゃったのがバレたのかな~?」

亜美「この前大暴れしたとき 誰か死んじゃったのかもねー 鉄パイプがモロで泡ふいてたかんね~」

春香(や....やばすぎ...)

小鳥「こらぁーーーー!! そこの2台止まりなさーーーい!!」ファンファン

亜美「うわっ 少年課のピヨちゃんだ!」

真美「もう年なのに無理しちゃって...」

小鳥「私はそんな年じゃなーーーーい!!」

春香「どうしよう このままじゃ私捕まっ...」

真美「しょーがない あそこに行くっきゃないでしょー」

春香「あそこ...?」

亜美「ほらっ 置いてっちゃうよ はるるん!」

春香「えっ? まっ 待って!」

春香(こ、こんなに大勢から逃げられるの...?!)

ファンファンファンファンファンファン...

春香「ひぃ~~っ!! もう追いつかれちゃうよ~~っ!!」

亜美「安心したまえ はるるんくん!」

真美「ここで一発 代打逆転満塁サヨナラデッドボールだよー!」

春香「へ?」

[WARNING U.S.NAVY PROPERTY] !?

真美「マッポはここには はいってこれないんだよね~」

[米軍居住区]

小鳥「くそ~っ!!あの子たち~!!」

ポリコー「小鳥さん!ここは強行突入を!!」

小鳥「ダメよ!子供捕まえるだけで国際問題起こせるわけないでしょ!」

ポリコー「はっ...」

春香「はえぇ...二人ともあったまいい~~!」

亜美「んっふっふっ~ そうでしょ~」

真美「伊達にアイドルやってないからねー!」

春香「アイドルは関係ないんじゃ...」

亜美「それじゃあ まったね~~!!」

真美「こんなことしてないでさぁ 早く結婚相手見つけるんだよ~~?じゃあね~~!」

小鳥「こ、この~!」

春香(か、カッコイイ!まるで映画みたい..! )

春香「ねぇ 真美..」

亜美「ありゃりゃ 真美...」

真美「あちゃー これはまた...冴えない人が来たね~」

春香(? 誰....)

ブロロロロロッ

真美「ポールか....」

春香「ポール? マッカートニーかな?」

キキッ ブロンッ

春香「ひっ!なにあのマッチョな人... なんでボクシンググローブなんて...」

MP「なぁポール また ボクシングか?」

ポール「ああ」

ポール「ガキどもの教育も兼ねてな....」


ポールを知らない人はポールフェニックス アイマスで検索しよう!

春香(MP...? ミリタリーポリス 軍の警察...?!)

真美「ふーん こっちだって最初からやる気だかんねー?」

亜美「まったく...世界感どころか制作会社が違うみたいな見た目しちゃってさ」

真美「....はるるん 行きなよ」

春香「え?」

真美「さっきは遠足みたいで楽しかったよ..」

亜美「真美もそう言ってるし 早く逃げなよはるるん」

春香「え、で、でも...」

真美「"足手まとい" だよ!」

春香「!!」

春香「あ...ご、ごめんね 真美......」

ヴォルン!

真美「....さ~~ってと」

亜美「無線からこれだけ離れるってことは 亜美たち"舐められてる"みたいだね」

真美「一人倒しちゃうと騒ぎになるかなー」

亜美「これはもう ちょっと暴れてパパーッと逃げちゃわないとねー....」

MP「YO! MONKEY!」

亜美「なにを~!モンキーだとー!」

真美「モンキーなのは宣伝用の写真だけだよ!」

ポール「ふん... 今このポール様に」シュボッ

ポール「何か言ったか?」 フーッ

亜美「カッコつけてん....ねっ!」ヒュンッ!

ポール「ぎゃ! 犬のクソ!」

亜美「しかも チープでデシリャス!」

メコォッ!!

ポール「グアッ!! ぎぃひぃぃぃ~~っ!」

亜美「へっへーん どーだ この前買ったばっかりの鉄板入り安全グツは!」

MP「この猿が!!」

真美「おーりゃ!!」ドカッ! バキッ!

MP「ぐぁ.. なんだコイツら.. ただのガキじゃない!」

真美「よーし それじゃあ行くよ!亜美!」

亜美「おっけー!かっ飛ばして..」

パァン!! カンッ!!

亜美「へっ?」

MP「このガキ... ぶっ[ピーーー]!」カチャッ

亜美「じゅ、銃って 反則じゃんか..」

ブロロロロロッ

春香「私なんて...居ても...」

(真美「"足手まといだよ"!」)

春香「そう 足手まといだよね... 私なんて二人の友達なんかじゃ...!」

フォンッ ルンッ!

春香「......」

~~~~~~~~~~~~~~~~

真美「はるるん大丈夫かな~?」

亜美「大丈夫っしょー 流石にバイクでどんがらなんてして...うーん ちょっと心配だね」

真美「だよねー まぁMPなんかに捕まってはいないだろうけどさ」

亜美「でも今は はるるんの心配してる場合じゃないでしょー? いつまた撃たれるか...」

真美「んっふっふっ~ だいじょーぶ!」

真美「ジープなんかに捕まるほど この風神真美ちゃんスペシャルの Z2 は遅くないよ!」

ギャギャギャッ!!!

亜美「わっ! ハサミ撃ち?!」

真美「くっそー!左行くよ!」

亜美「え?でもこの先は 地獄のコークスクリューがっ」

真美「何年 双子やってんのー!まっかせなってー!」

ギュギュギュッガリリ!!!

やよクリ「うっうー」とててっ

!?

真美 亜美「なっ...!」

フワッ.........


ズシャアッッ!!!

ザザザザザザッ!

ズサササッ!!

真美(あーあ... 最期なんてこんなもんかぁ...)

ドッ!ガサササッ ズザザザザザッ

真美(一回くらいは...はるるんと ライブしたかったな....)

.....がしっ!!!

真美(えっ?)

春香「はぁ..はぁ..ま、間に合ったぁ...」

真美「はる..るん...!?」

春香「へ、へへ...戻ってきちゃった...」

真美「....やっぱし やさしいねぇ はるるんは...」


亜美「真美ーー!大丈夫?!」

真美「あっ亜美 大丈夫だよ!はるるんが助けてくれたから!」

Wooo...Wooo...

真美「あーあ まずいねこりゃ...MPだ」

亜美「Z2もおじゃんだし...」

春香「二人とも...」

真美「もうゲームセット...みたいだね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガーッ バンッ

無線「わかった 今から出発する」

MP「ふん 日本の警察が引き渡しを要求してうるさいからな... ポールには悪いがこのまま警察署に向かうぞ」

真美「あー ここらの警察署にって言うと...」

亜美「ちょーっと やっかいだねぇ」

春香「け、警察... 私 アイドルにもなれずに鑑別所行き...?!」

ポリコー「警察を舐めてんのか コラァ?!テメェの身元はだいたい割れてんだよ!」

亜美「.........」

ポリコー「じゃあこっちの女は誰なんだ?」

春香「!」ビクッ!

春香(も、もうダメだぁ... さよなら皆 私は鑑別所に...)

亜美「知らないよー?そんな人」

春香「えっ?」

真美「ただの通りすがりっしょー? そんなねーちゃん見たこともないよー?」

春香(二人とも....)

ポリコー「っ! このアマいい加減なことを...!」

?「ちょっと待ってください」

春香「?」


あずさ「その子たちには何を聞いてもダメだと思いますよー?」

ポリコー「あ、あずささん」

真美「はるるん この人は通称 女神のあずささん おっぱいが大きいのに柔道がスッゴク強いんだよー」

あずさ「みんな?もう帰っていいわよー」

ポリコー「ま、待って下さいあずささん!このガキ達は 2日の午後 スピード違反の取り締まり中... 」

あずさ「あらあら~ バイクのスピード違反は 現行犯逮捕じゃなきゃダメなのよ...?」

ポリコー「ぐっ..」


真美「さっすが あずさお姉ちゃん! やっさしー!」

亜美「今日も器とおっぱいが大きいねー!」

あずさ「あ、あら~ もうっ恥ずかしいわ~」

ポリコー「くっ...」

春香「....」

あずさ「あら?あなた 新メンバー?」

春香「えっ...?あっいや メンバーだなんて..そのぉ 二人とは小さい頃に仲よくて あ、もちろん今もですけど 私は二人みたいに強くなんかはなくて...」

あずさ「ふふっ 自分のために頑張ってくれるような友達は 大事にしなきゃダメよ?」

春香「!」

春香(友達...かぁ...)

春香(私に友達って言われる資格は....)

真美「はるるん?いくよー?」

春香「う、うん!」 タッタッタッ....


真「結局...今日は来なかったねー春香」

響「FZR買ったから見せたいって言ってたのに... どうしたんさー?」

真「まさか 買ってすぐにどんがらして...」

響「そ、そんなまさか...いや充分ありうるぞ...」

伊織「皆!大変よ!」

響「ええっ?!やっぱり春香が事故に...!」

伊織「違うわよ! 雪歩が...雪歩が無期停学から帰ってくるのよ!」

真「え... ほ、ほんとに!? ユキポが?!」

響「そ、それじゃあ...」

伊織「ええ.."爆音少女"復活よ!」

その次の日・・・

春香(あぁ 昨日休んだこと 色々言われたらどうしよう...)

春香「お、おはよー...」

がやがやがや ざわざわざわ

春香「...あれ?なんか皆集まってる....?」

真「もうすぐ帰ってくるねー 伊織!」

伊織「ふふ そうね 楽しみだわ」

春香「帰ってくる?誰が...」

響「ん? あっ 春香!聞いた?ユキポが帰ってくるって!」

春香「ユキポ...?」

響「ああ そっか知らないか... ユキポは自分たち"爆音少女" 七代目の頭なんだ!それで今度 無期停学から帰ってくるんだぞ!」

春香「へ、へぇ...」

響「それに 碧鳥我壁(ブルーウォール)や 髑輪(トクバイ)なんかも動いたら それはもう凄いことに...」

春香「あ、あのー なんとか少女とか ウォールブルーとかって いったい?」

響「えっ?..もう 春香はもうちょっとここの事知っておくべきだぞ!」

春香「ご、ごめん..」

響「しょうがないなぁ それじゃあ 世界観なんかと合わせて いっぺんに説明してやるさー!」

春香「ありがとう.... 世界観?」

響「おおまかに表すと族としてはこんな感じに別れるんだ! で、自分たちは爆音少女だぞ!」

1年D組 爆音少女(バクオンショウジョ)
2年 碧鳥我壁(ブルーウォール)
2年 髑輪(トクバイ)
2年+1年 慈愉婢咤(ジュピター)

その他ヤンキー
3年+1年 狂魔神(キョウマジン)

響「基本的には皆が敵対してるけど 慈愉婢咤 だけは髑輪に取り入ろうとしてるみたいだぞ..」

響「昔は爆音少女、慈愉婢咤、髑輪の3つだけだったんだけど... 爆音少女と 髑輪の戦争で死んだ人がいたらしくて そのまま爆音少女は解散 そして抜けた千早さんが 新しいチームブルーウォールを作ったんだぞ」

春香「し、死んだ...?」

響「で、その後ユキポは爆音少女を復活させ伊織とたった二人で七代目 爆音少女をつくったんだぞ!」

響「でも ある時七代目爆音少女と髑輪との全面戦争になったときに 警察が入ってきて 髑輪の頭のやよいさんと ユキポが警察に連行されて... ユキポは停学処分 やよいさんは鑑別所に行くことになったんだぞ...」

春香(ええっ? ってことはそのユキポが帰ってきたら...また全面戦争の幕開けに...!)

響「ま、春香も気をつけないとダメだぞ?」

春香「え?」

響「だってもう 春香は爆音少女の一員みたいなものだし いつ狙われるか分からないぞ?」

春香「そんな 私が一員なんて...いつのまに..?」

春香(な、なんか いやな予感が....)

真「ふふんふふ~ん あぁ ユキポが帰ってくるのか~楽しみだな~」

真「.....ん?」ジロッ

冬馬「........」

真「....冬馬 アイサツがないよ?」

冬馬「へっ... 俺たちはお前らの舎弟じゃねーぞ?」

真「」ピクッ

真「....上等だよ.. 上等だ テメー!ちっと裏こいや!? オイ!!」グッ!

がしっ!

真「あ...伊織」

伊織「冬馬 アンタたち慈愉婢咤はウチにケンカ売ってるの?」

冬馬「あ...いや」

伊織「そうじゃないなら...さっさとどっかいっちゃいなさい」

冬馬「....ちっ」スタスタ

真「伊織ー どうして止めたの?慈愉婢咤なんてザコなのに!」

伊織「今始めたら...火種になるわ 雪歩が潰したいのは 碧鳥我壁と髑輪よ慈愉婢咤なんて放っておきなさい」

真「...ちぇー」

その日の帰り道....

クソアマA「おい見ろよ あれCB400Fじゃない?」

クソアマB「シブイ!ショートの直間かあ」

クソアマA「ねぇねぇ ちょっと脅かしていただいちゃおーよ」

クソアマB「だな..乗ってるやつ チビみたいだし....」

春香「ん...なんだろ?怖そうな人が前のバイクの回りに集まってる...」

クソアマA「へへへ ねーちゃんシブい単車乗ってるじゃーん?」

クソアマB「ねぇ アタシたちも乗せてくんないかなー?一回10円でさー」


雪歩「えへへ シブイですかぁ? 私の自慢なんですぅ」


クソアマA B「へっ.......?!」

クソアマB「な、なーんだ ゆ、ユキポさんじゃないですかぁ あははは..」

春香「えっ」

クソアマA「し、失礼しましたぁ~!」スタタタタ
クソアマB「あっ!ちょっと待ってよ!」

春香「こ、この子が....七代目爆音少女頭のユキポちゃん....?」

雪歩「え? あの~ 誰ですか...?」

春香「えっ あっ あの私63校の1年D組の 天海春香 って...」

雪歩「あ、それじゃあ私たち同じクラスだね 名前は雪歩なんだけど よくユキポって呼ばれてるの よろしくね?」

春香(これが噂のユキポちゃん...?ぜ、全然怖くない...)

春香「あ...うん よろしくね ユキポちゃん」


雪歩「えへへ..その これから 遊園地に行こうと思ってるんだけど...春香ちゃんも来る?」

春香「え?遊園地? う、うん!いいよ!」

雪歩「よかったぁ 一人じゃ心細くてぇ...」

春香(心細い?)

雪歩「それじゃあいこっか? 春香ちゃん」

春香「うんそれじゃあ 着いてく...」

ブオンオオンッ!!

春香「って は、早!」

春香「ちょ、ちょっとまってー!」

真「ええっ?!ほんとに?ユキポを見た奴がいるって!」

響「そうらしいぞ?だってユキポのCB400F見たって言ってたぞ」

伊織「でも ユキポが帰ってくるのは一週間後よ?」

響「うーん そうだけど.. それになんか一緒に並んで走ってた子もいたらしいぞ?」

真「え?誰?それって...」

響「なんでも どノーマルのFZRに乗ってヘルメットにリボンのマークが付いててフラフラ走ってたって....」

真「そ、それってさ....」

伊織「.....春香?!」

真「ちょ、ちょっと! もし春香がユキポにあの言葉を言ったら...!」

響「い、生きて帰れないぞ....」

春香「ええっ?お化け屋敷?!」

雪歩「う、うん 私怖がりで お化けとかも苦手で... だからここで特訓して 怖がらないようになろうと思ったの!」

春香「そ...そーなんだ...」(私もお化け苦手だけど...)

雪歩「そ、それじゃあ行くよ?」

春香「う、うん」

.........きゃーーーっ!! わーーーーーっ!

そして....

春香「こ、怖かった~~ ユキポちゃん大丈夫?」

雪歩「は、はう...」

春香「わー!しっかりして!」

春香(ほ、ほんとにこの子があの伝説の ユキポちゃんなの....?)

春香「あ、そうだ!なにか冷たいもの買ってくるよ!アイスとか!何がいい?」

雪歩「え?あ、それじゃあ...バニラアイスがいいな」

春香「オッケー!すぐ買ってくるから!」

雪歩「ありがとう...春香ちゃん」

春香「え?はは いえいえ!」 タッタッタッ...



雪歩(はぁ.. 私っていつもダメだなぁ.. 私...もっと強くならないと...!)

ヤンキーA「ねぇ おじょーちゃん 今暇してるの?」

雪歩「えっ?あ...あのぅ」

ヤンキーB「うおっ スゲー可愛いじゃ~ん ねぇねぇ 遊ぼーよー」

春香「よーし 早くアイスを......! ユキポちゃん!」


春香「ちょっと止めてください!」

ヤンキーC「あれ?もう一人いたんだー へへへ 君も一緒に遊ぼーよー せっかくの遊園地だぜー?」

ヤンキーD「そうそう 絶対たのしーからさ!」

春香「ちょっと..! 」

雪歩「すいません できれば春香ちゃんと二人で遊びたいんです...」

ヤンキーA「は?なに?俺たちとは遊びたくないの?」

雪歩「は、はい 嫌です... あ、ごめんなさいぃ... は、春香ちゃん 早く...」

春香「う、うん 行こ!」バッ

ヤンキーC「ちっ なんだよあの女 ビクビクしてるくせに いっちょまえに言いやがって!」

ヤンキーB「はっ! "ちんちくりん"で"貧相"な体しやがってよ!」

雪歩「....」ピクッ

響「うがー!春香にあの禁句を教えとくべきだったぞー!」

伊織「まぁ 大丈夫でしょ...あんな言葉 春香は言わないでしょうし...」


雪歩「今......なんて言ったんですか?」

ヤンキーB「は?」

メキィィィッ!!!

ヤンキーB「ぶげっ...!」

春香(ひっ?!は、歯が何本も折れ...!)

ヤンキーB「おごおおおお! うげげ」

雪歩「誰がちんちくりんで ひんそー って..?」

ヤンキーD「て、てめえ!」

ヤンキーC「ぶっこ...!」

カチャッ..

春香(び、ビンの入ったままのビールケースを片手で...!)

ズバァッッ!! ゴッパァァッ!!

ヤンキーD「ぐえぁぉぉっ!!」ズシャッ!

ヤンキーB「ぶえっ!!」ゴジャッ!

雪歩「あんまり 調子に乗ってると... 穴 開けちゃいますよぉ?」

ヤンキーA「ひ....ひぃぃーーーーっ!!」

春香(ゆ、ユキポちゃん.....こ...怖いぃ..!)

雪歩「......あ、 春香ちゃんごめんね? アイスありがとう~ ...あっでも アイスに血が付いちゃった...どうしよぉ...」

春香(や、やっぱり...噂どおりのスゴい子だった........)

別の日...

伊織「春香 アンタ、ユキポと一緒に遊園地で暴れたって本当?」

春香「う、うん...いやまぁ 暴れたのはユキポちゃん だけなんだけど....」

伊織「へー ま、アンタも気を付けなさいよ?例の言葉を言わないように...ね」

春香「わ、わかった...」


春香「それにしてもやっぱりスゴいよ!さすが 爆音少女を作っただけのことは...」

伊織「....いいえ 雪歩は作ったんじゃなくて 受け継いだのよ....爆音少女を」

春香「えっ?あ...そういえば確か 前の戦争で誰かが死んだって...」

伊織「そう そして爆音少女はそのまま解散したわ けど...雪歩がまた爆音少女を復活させた」


春香「え...でも...どうして?」

伊織「.....多分 忘れられないんだと思うわ 雪歩も私も あの日に死んでしまった....あの人の事を」

春香「あの人....?」

伊織「.....プロデューサー.......」

春香「プロ...デューサー...?」


そして伊織は その日に何があったかを話してくれました
~~~~~~~~~~~~~~~~~

プロデューサーは 確かに単車はうまかったけど ケンカなんてできない 優しい人だった...

けどある日 プロデューサーに爆音少女のメンバーから電話が かかってきて...

伊織「ちょっとあんた!なんで族のケンカなんかに...!」

P「はは ケンカじゃなくて単車の勝負だぞ? それに自分の大事なアイドル候補生に助けを求められたら...行くしかないだろ」

伊織「でも...!」

スッ..

伊織「あっ..」

P「大丈夫だ 伊織..」

P「俺のCB400Fは 無敵だからな!」

オンオオンオンブォンッ!

伊織「...プロデューサー....」

...けど プロデューサーが帰って来ることはなかった....

ガーッ ピーッ

~~区 海岸通り付近にて 2輪死亡事故発生ー

私たちが そこについた時にはもうプロデューサーは....

伊織「そん...な....」

雪歩「プロ.......デューサー」


ポリコーA「あーぁ こりゃひでえな...オイ早くそのバイクどかせろ!」

ポリコーB「は、はい!」

雪歩「....らないで」

ポリコーB「へっ?」

雪歩「そのバイクに触らないで!!!」

ポリコーB「ひっ?!」

ポリコーA「バカ野郎 道路は公共物なんだ! こんなもん置いとけるか!」

伊織「私達で...押して帰るわ....」

ガチャッ...ギシッ...ズッ...ズッ...


春香「そんなことが...」

伊織「ええ ...そのころからね雪歩が変わったのは」

春香「変わった..?」

伊織「そうよ 昔はね おどおどしてスゴく臆病な子だったんだけど プロデューサーがいなくなってから 怖くて乗ることも出来なかったバイクに乗るようになって...」

伊織「プロデューサーのCB400Fを受け継いで ケンカや危ないこともたくさんするようになったわ...」

春香「そうなんだ...」

伊織「...私 心配なの 雪歩のことが きっと雪歩はプロデューサーが死んでから自分を責め続けてる それでいつも強くなろうとしてる..」

伊織「でもこのままじゃ いつかまたプロデューサーみたいに雪歩も死んじゃうんじゃないかって....」

春香「.....」

伊織「...ふふ ごめんね?突然こんな話」

春香「え? う、ううん!そんな謝らなくても! 私は...その そんな話を私に話してくれて 嬉しかった...から」

伊織「....にひひ まぁいいわ!これから色々と大変だろうし 爆音少女の"一員"として 春香頑張りなさいよ!」

春香「えっ?!私いつのまに一員に..」

伊織「い い わ ね ?」

春香「は、はい...」


真「おーい!春香ー!いくよー?」

春香「えっ? どこに...?」

真「どこって...ユキポの停学あけ祝いに パーティーだよパーティ~」

春香「ぱ、パーティー?」

響「そうだぞ! どこかで泡盛でも飲んで 単車で流してパーッと遊ぶんだぞ!」

春香「それって 飲酒運転に未成年飲酒じゃ..」

真「いーからいーから さぁ行こー!」

響「おー!」

雪歩「ふふ ありがとう みんな....よーしそれじゃあデッパ...」

スコンッ

雪歩「あれ?」


伊織「雪歩?どうしたの?」

雪歩「え、ええと..どうしたんだろぅ...ガスは入ってるし..またキャブがオーバーフローしちゃったのかなぁ」

春香「そ、それじゃあ 私はこれで..」

真「じゃ "春香"と響と僕とで先に行ってるよ!」

春香「え?あ、あのー私は そのちょっと」

響「春香...自分たちと春香は"友達" だよね...?」

春香「は...はい...」

伊織「じゃあ 雪歩のバイクが走れるようになったら追ってくから」

雪歩「ごめんね 伊織ちゃん...」

真「よーし じゃあ競争だ!一番遅い人は奢りだからね!」オオンッ

響「へっへーん 負けないぞー!」ウォンッ

春香「うえぇっ?!ちょっと!」オン

春香「うう.. 私が勝てるわけないのに..」


真「へへっ!響ー!遅いよー! やっぱりバラチョンなんてスピード出ないんじゃなーい?」

響「何いってるんだ!真の化石みたいなGS400に負けるわけないぞ!」

春香「ひぇぇ 次元が違う..なんであんなに早いの...」

真「あ!そうだ春香ー!いいこと教えてあげるよ!」

春香「えっ?」

真「走ってるバイクのすぐ後ろはー "スリップストリーム"って言って 空気抵抗が少ないから 前のバイクよりも少ないパワーなのに同じスピードで走れるんだー だからそこでパワーを温存して 一気に抜けば 勝てるかもよー?」

春香「そ、そうなんだ!よぉし それじゃぁそのスリップストリームに...」

真「ま、僕のスリップストリームには 入らせないけどね~ へへっ!」オオンッ!

春香「ああっ!」(け、結局 後ろに追いつくこともできない... うぅ)


春香(お、落ち着くのよ春香 とりあえず着いていかなきゃ..!)

春香(よーし じゃあ このカーブを曲がってから一気にアクセルを開けて...!)

ドッドッドッ...

春香(へっ?! 二人とも止まってる..?!)

ギャババッバババッ!

春香「ひえええええええっ!!」

どんがらがっしゃーん!ドサッ

春香「う、うぅ ひ、ひどいよ二人共...カーブの出口で止まってるなんて~」


真「.....」ビキッ

響「.....」ギンッ

春香(...な、なに..こ、この 重くるしくて張りつめた雰囲気....)

ドッドッドッ...

春香(あれ?バイクがもう一台....)

?「......随分と楽しそうね...雪歩の所のパシリ達が....」

真「......千早ァ...」

春香(えっ...千早ってどこかで....)

春香(.......も、もしかして... 碧鳥我壁[ブルーウォール]の頭の千早さん?!)

千早「雪歩が帰って来たからって 浮かれてるのかしら?」

真「テメェ.....」

春香(ま、また これってぇ ヤバい状況なんじゃ....?!)


響「こ、このクソがぁっ!!」

ヒュッ.. ゴッッ!!

響「がっ....な は」ずるっ

千早「私に..."ケンカ" 売ってるつもり?」

真「上等だよ!ぶっこ...!」

ドゴォォッ!!

真「うげ...っ」

千早「"上等"だけじゃあ... 」

がしっ...

千早「ケンカには勝てないわ!」

ベキイッッ!! ずしゃっ..

春香「ま、真ちゃん!!」

春香(そんな...!あの真ちゃんがたった二発で...!)

千早「....アナタも 爆音少女なのかしら?」

春香「ひ、ぇ、ぁ」(私... ころさ...!)


オンッオオンッオォンッ!!!

春香「!!」

千早「....雪歩..!」

雪歩「千早さん... のうのうとこの街で走らないで下さいよぉ...?」

千早「アナタこそ...未練がましく死んだ人のバイクになんて乗らないでちょうだい?」

雪歩「......」千早「......」

雪歩「絶対に...」

雪歩「許しませんから...!」ビキッ

伊織「ゆ、雪歩...」

春香(こ、このままじゃ..せ....戦争に?!)



女生徒A「ねぇ そういえばさぁユキポってどうして こんなに早くに帰ってこれたんだろ?」

女生徒B「えーと 普通は、やり合った人の処分が解けたらだからぁ」

女生徒A「え... それってさ」

キッ...ドッドッ...

女生徒A「え?」

?「うっうー なんだか 鼻がむずむずしますー...」

女生徒A「や...やっ..やよいさん!!」

やよい「ちゃんと治したはずなのに...折られた鼻が 雪歩をころしちゃえーって......」


やよい「....あっ!それもだけど今日はデパートでタイムセールがありましたー!早くいかないとー!」

ブロロロンオンッ!

女生徒A「や...ヤバイ....」

女生徒B「やよいさんが...帰ってきた...!」

ファンファンファン...

千早「チッ....パトね」ブォンッ

雪歩「逃げるンですか!千早さん!」

千早「...明日は16号から回って ブルーウォールの集会よ やりたいなら...そこでやりあいましょう」

雪歩「.....わかりました」

ォオン ブォオオンッ!

雪歩「.....」

春香「ゆ、ユキポちゃん...!」

雪歩「ごめんねぇ 春香ちゃん」

雪歩「今日のパーティーは中止だからぁ...」

春香(...! か、完全にキレちゃってる...)

次の日

春香「...はぁ~」

春香「どうしよう ...今日ユキポちゃんと千早さんが やり合うっていってたし あの後 目を覚ました真ちゃんも」

(真「絶対...!絶対に 殺してやる...!」)

春香「なんて言ってたし ...どうなっちゃうんだろう....」

春香(...うう、扉を開けるのも怖い...)

ガララッ

春香「お、おはよー...」

しーーーーん

春香「......あれ?誰もいない...?」

ガラッ

響「あれっ 春香!来てたんだな!」

春香「あ、響ちゃん! 皆はどこに...!」

響「ユキポの提案で今から学校フケて遊びにいくんだぞ!春香もくるか?」

春香「えっ?あ、いや私は いい..かな」

春香(ええ?ブルーウォールとヤバい感じなのにそんな悠長に遊びに行っていいの?!)

響「そっかー 春香は真面目だなー ま、行ってくるぞ!」

春香「う、うん! バイバーイ」

ガラララッ..

春香「.......だ、大丈夫なのかなぁ..」

そして 授業も終わり

春香「はぁ~よかったぁ 今日が無事に終わった~ ...まぁ 私しか授業にでてなかったけど...」

春香「よし! じゃあ帰ってお菓子でも...」

ゴマウェーゴマウェー ♪

春香「うぇっ?電話?誰から...? もしもし」

真「あっ!春香!僕だよ僕!」

春香「ま、真ちゃん..?!」

真「うん!あ、ユキポが用事あるみたいでさぁ 電話かわるねー?」

春香「えっ?う、うん」

雪歩「あ、あのー もしもし..春香ちゃん?」

春香「うん 春香だけど...」

雪歩「あっ 実は今ね 昨日出来なかった代わりに 夜に集会(パーティー)しようって話になったんだぁ それで...春香ちゃんも来ないかなって思って...」

春香「えっ! あ..そ、その~」(ど、どうしよう!もし行ったら 今度こそ大変なことに..)

真「ねぇ春香ー?来るよねー...?」メキッ...

春香「は......はひっ」

雪歩「よかったぁ それじゃあ夜に 市民公園にね? それじゃあ..」 ピッ ツーツー

春香「...はは どうにでもなっちゃえ...」



やよい「やっぱり 雪歩も帰ってきたんですねー...」

絵理「やよいさん...でもまた校舎の中で暴れると すぐに警察が来るんじゃ?」

舞「あっ!そういえば今日は千早も集会してるらしいですよーー!」

ヤンキー「あ、あのー、お話し中悪いんですが やよいさん ちょっとお願いが...」

やよい「え?」

ヤンキー「じ、自分 ジュピターにダチがいまして.. その 今夜の集会に合流したいと...」

やよい「えっ?そうなんですかー? うーんでも...」

ヤンキー「あ、も、もちろんダメでしたら その...」

やよい「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよー? ...あっそうだ!モヤシでも食べませんかー?」 ごそごぞ

ヤンキー「へっ?モヤシ...?」

ベキィイィッ!!! ボキッ....!


ヤンキー「ブゴゲェェッ!! ふぁ、歯がっ..!!」

ドゴォォッ!! ガサガサガサッ

ヤンキー「ウグゥエッ!ゲッ 止め...!モゴッ!モヤシ..止め..!」

やよい「うっうー!! ジュピターなんて笑わせないでください! 私たちの"集会"は"ケンカ"ですー!!うっうー!うっうー!」

ガサッ バゴォッ! ガサッ ベキィッ!

舞「や、やっぱり こわいですねーー....」

絵理「うん...」

しまった 舞じゃなくて愛だ
すみません


ブオオオオオンッ!! ドドドドドドドッ

女生徒「ヒュー!マックスターン!!」
女生徒「でさー あのときのポリのアホづらったら...」
女生徒「どんどん 回せーー! キャハハッ!」

春香「す...すっごい騒ぎ.. これが爆音少女の 集会(パーティー)....!? ひゃ~...」

雪歩「あっ 春香ちゃん! よかったぁ 来てくれたんだぁ 」

春香「ゆ、ユキポちゃん! う、うん もちろん!ははは...」

真(...なぁーんだ ほんとに来たんだ..)

雪歩「ちょうど これから "出る"ところだったから 間に合ってよかったぁ」

春香「え?出る....? ここでパーティーなんじゃ...」

響「何いってるんだー?春香 集会なんだから 走るに決まってるぞ!」

春香「は、走るって...えぇ?!」


雪歩「よーし それじゃあ みんないくよー?」

ヴオヴォ オオンッ ブオオオンッ

春香「な、なんで私もバイクで走ることに....」

雪歩「それとぉ 今日は80kmナガシで16号登っていくから もし ブルーウォールや髑輪 見つけたら...」

雪歩「殺しちゃいましょう...?」

爆音少女「うぉーーーーーーーーっ!!!」

春香「...だからなんでそう 物騒なことに...」


パラリラパラリラ... フォン! オオンッ!

春香「うわー みんなすっごく 運転がうまいなぁ....」

フォオォン ゴワワワンッ

春香「けど あの前に付いてる変な飾りとか 走りにくくないのかな...?」

真「イッエーーイ! へへっ 飛ばせ飛ばせー!」

春香「でもなんか...みんな楽しそうでいいな」

春香「それに....こんなにたくさんで走ってると なんだか私も強くなったみたいな..」

ファンファンファンファンファンッッ!!

春香「!?」


小鳥「こらぁーーーーっ!止まりなさーーい!!」

春香「け、警察!」

響「ゲ..ぴよ子だぞ...」

小鳥「まずは頭からよ! 萩原雪歩と水瀬伊織をパクるわ!!」

伊織「雪歩... どうするの?」

雪歩「うーん それじゃあ 私と伊織ちゃんがケツもちをするから! 皆は..」

真「ちょっと待ってよユキポ!」

雪歩「真ちゃん?」

真「アイツらの狙いはユキポと伊織なんだから 僕が 囮になるよ!」

雪歩「え..でも....」

真「ユキポ...信用してよ!大丈夫だからさ!」

雪歩「....分かった みんなー!散ってー!振り切ったら B突堤に集合するよーー!」

女生徒「おーっ!」

ギャギャギャギャッ ヒュンッ!ヒュンッ!

春香「え? えっ? みんなど、どこに?!」

真「...! もう春香ってば...!」


ファンファンファンファンッ

春香「うわぁーーー! もうだめーー!つかまっちゃうーーー!!!」

ギャギャギャギャッ!! ゴワワッ

春香「! 真ちゃ..」

真「ほら 早く行って!ここは抑えるから!」

春香「ま..真ちゃん....ありがとう!」

グンッ ォオオオオオンッ....

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

春香「はぁ...はぁ...」

キョロキョロ

春香「逃げ切った....のかな?」

春香「はぁーー... でも皆とはぐれちゃった...どうしよう...」

春香「....あっ! そういえば確かユキポちゃんが...」

(雪歩「振り切ったら B突堤に集合するよーー!」)

春香「よし!それじゃあ B突堤に....って」

春香「B突堤って...どこ?」


オオンッブオオオンッ

雪歩「春香ちゃんと真ちゃん...大丈夫だったかな...?」

伊織「大丈夫よ 春香はともかく...真もいるしね」

雪歩「うん...二人とも今頃どこにいるのかなぁ...」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

真「はぁ~ 疲れたーっ まったく あの行き遅れは いっつもしつこいんだからさ.. あんなのに捕まるマコちゃんじゃないっての」

真「へへっ ま、いいや 早く皆と合流しよーっと」

ウォルルルルッ!

真「! ....なんで ジュピターがこんなとこでいるの?」

冬馬「なんだよ...いちゃ悪いってのか?」

真「あ? なに?その口のきき方は...」

冬馬「....へっ なんなら 降りて "やる"か?」

真「は? あまとー野郎が今日は随分と 威勢が....」

ベキィィッッ!!

真「な...!」(うし....ろから..!)

ガシャンッ! バタッ!

冬馬「はっ! 喧嘩は売らねーが さらってやるよ!真ォ!」

真「て....め」(くっ...意識が..)

翔太「ね、ねぇ これはやっぱりやり過ぎじゃ...」

冬馬「うるせぇ! さっさとB突堤に運ぶぞ!」

北斗「冬馬....」


秀人のキャラも出したかったけど765の人数とストーリーの都合上 出せませんでした

[ピザ]崎も出てないけど 最初はかな子にしようかと思ってたから 出さなくて良かったと思います

ひとまず今日はおわり


伊織「雪歩...そろそろ 例の場所に向かいましょう きっと二人もそこにいると思うわ」

雪歩「うん そうだね... よーし みんなー!このままB突堤に行く.... んっ?」

オオオンッ ゴワワッ パラリラ...

雪歩「あれ? なにか前から...」」

伊織「なに...? どっかの族みたいだけど」

雪歩「....!」

[狂乱麗舞 碧鳥我壁] ?!

雪歩「"ブルーウォール"...!!」


伊織「まって雪歩 今は頭数が...」

雪歩「千早ァッッ!!!」 ?!

伊織「...そうね やるしかないわね..!」

伊織「碧鳥我壁(ブルーウォール)よ!! "踊る"わよ! みんな!!!」

爆音少女「おぉぉぉぉーーっ!!」

ドッッ!!

雪歩「"くしゃくしゃ"に してあげますよぉっ!!千早さぁん!!」

千早「ぶっ殺してあげるわっ!! 雪歩ぉ!!」


「喧嘩だぁっ!!」「行くとこまで行くぞおらぁっ!」「ガアアアッ!!」

響「テメーらの相手はこっちだぞ ふらァッ!」

族「おい お前らっ!アイツ止めろォ!」

族「こいやッ コラァ!」

バキゴッ!!

雪歩「邪魔ッですッ!!」

ドゴォッ!!

族「ひっ...!」

グシャアッ!! ベキベキ...

族「なにアイツ...!メチャクチャ強い!?」


族「ぐひっ...」 ドサッ...!

雪歩「千早さん 埋めてやりますよぉ...!」ビキッ

千早「上等よ 雪歩...!」ビキッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

春香「うーん B突堤ってどこなんだろー.. ここら辺の道 慣れてないから.... わー どうしよー!」

ウォンッ

真美「あーっ! はるるんじゃーん」

春香「えっ? 真美?!」

亜美「亜美もいるよー!」

真美「はるるん なにしてんのー? 一緒に遊びにいかなーい?」

春香「ご、ごめん 私 今行くところがあって..」

亜美「なーんだ つまんないのー」

春香「はは、ごめんね... あっそうだ!ねぇ二人とも B突堤って場所知らない?」

真美「B突堤?」



春香「....なるほど わかった!ありがとう二人とも!」

真美「いえいえー どういたしまして」

亜美「じゃっ 亜美たちはもうちょっと走ってくるから はるるん 気を付けてねー」

春香「うん B突堤の場所 教えてくれてありがとう!」

真美「いーのいーの じゃーねー!」

ウォルルルルッ!ギャバッ

春香「良かったぁ... 二人のおかげでB突堤の場所も分かったし 早くいかないと!」

ウォンッ

春香「...そういえば 遊ぶって なにして遊ぶつもりだったのかな?....ま、いっか」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

B突堤 コンテナ内

バシャッ!

真「がっ!....?」

冬馬「へっ 生きてたのかよ さすが"地獄のマコ"ちゃんだな..」

真「冬馬ァァッー!!」

ビンッ!

真「ぐっ!」(くそっ 縛られてる...)


冬馬「おいおい またこの木刀が折れるくらいに殴られたいのか?」

真「冬馬ァ てめー..」

真(ここは... コンテナの中? 突堤...?)

真「お前ら分かってんだろうなぁ? 爆音少女に 正面きって上等くれてんだぞ..?」

冬馬「こっちには バックに やよいさんが着いてんだよ... お前はやよいさんにアピールするための"土産"ってことだ」

冬馬「お前は この"B突堤"で 行方不明になるんだよ!」

真「B突堤...?」

真(やーりぃ! このあまとう 僕をB突堤に連れてきたんだ ユキポが集会かけるこのB突堤に...!)


雪歩「言ったハズですよ.. この街で走らせないッて!!」

千早「それだけかしら アナタの ノーガキは..」

族「のやろぉっ!」

ガキッッ!

伊織「タイマンよ.... 邪魔ァ させないわっ!!」

バギイッッ!!

ベキィッ!

響「あーもう! キリがないぞー!」

伊織「! 響 後ろ!」

響「えっ?」

ガッ!!

響「な..はっ」

女生徒「ちょっ... アイツらって...!」


真美「んっふっふっー たのしそ~~だね~?」

亜美「亜美たちも混ぜてよぉ~?」


伊織「屠華血憑の 亜美と真美...?!」


バギイッッ!! グワワワワンッ!!

女生徒「ぐべぇっ!!」族「おごっ!!」

亜美「全員めっためたにー!」 ゴシャッ!

真美「しちゃうかんねー?!!」 ベゴォッ!

族「ひぃぃぃっ!」

伊織「なによ アイツら...まるでメチャクチャじゃない...」

カッ!!ウーーー ウーーー

亜美「ん?マッポ?」

「それぐらいにしましょう...?」

真美「えー? いったい誰...」


あずさ「うふふふっ」


亜美「げっー!」
真美「あずさお姉ちゃんっ!!」

伊織「あ..あずさまで...」


千早「...!」(あずささん..!)

亜美「やばっ..」真美「に、にげよーっと...」

雪歩「どこォ 見てるんですかっ!!」

ズパァッ!!

千早「ぐっ...!」

雪歩「警察が来たくらいで 気を抜かないで下さいよぉ... こっちは上等 なんですよぉ!」

伊織「雪歩 落ち着いて!」

小鳥「よぉーし 全員検挙でいいですね あずささん!」

あずさ「あらあら~ ダメよー?そんなの」

小鳥「へ?」


あずさ「子供が子供の理由で喧嘩しているだけだもの 捕まえるほどのことじゃないですよ~」

小鳥「で、でも...」

あずさ「ただし...」


あずさ「これ以上 天下の公道で"ケンカ"続けるってなら 鑑別所は覚悟しなさい! あなた達!!!」


千早「....くっ.. 皆 行くわよ」

雪歩「千早さんッ!!」

伊織「雪歩 待って! プロデューサーも言ってたでしょう!?」

雪歩「..! プロデューサー.....」

(P「あずささんの言うことは聞いた方が良いぞー? あずささん 怒るとおっかないからなー はははっ」)

雪歩「.....わかった ごめんね 伊織ちゃん..」

伊織「にひひ いいわよ ほらB突堤に行きましょう」

雪歩「うん... それじゃあ みんなー"B突堤"いくよー?」

ブゥオオオオンッ ドッドッ...

遅くなってまことに申し訳ない
再開します

B突堤 コンテナ内

真「へへっ... どうしたの? 僕はまだまだ...」

ガクッ!

真「.....! くっ..」

冬馬「強がんなよ.. 足に来てんだろうが?」

真(くっそー.. ユキポ達さえ来てくれれば...!)

ドヒュルルルンッ!

冬馬「?!」ビクッ

翔太「だ、誰かきたみたいだよ?!」

冬馬「お、落ち着けっ....」

キッ

春香「あれー?みんな まだ着いてないのかなぁ....」

冬馬「だ、誰だテメェ!」

春香「うぇっ?!いや私は怪しいものじゃなくてぇ...!」

冬馬「あ...? お前 最近入学してきた 春香とかいう...」


真「は...春香ぁっ!」

冬馬「!?」

春香「えっ? 真ちゃ...?」

ヴォオオオオオオオオンッ

春香「うわぁぁぁぁぁぁっ?!!」

冬馬「あっ?」

春香「び...びっくりしたぁ 力入っちゃって凄い音出しちゃった....」

冬馬「お前... 単車で勝負仕掛けようってか?」

春香「へっ?」

冬馬「おい!北斗!翔太! 真のヤツ おとなしくさせとけ!」

翔太「う、うん」

北斗「わかったよ..」

冬馬「それじゃ... もしもお前が 俺のGSXR400R(ジスペケアール)に勝てたら"マコちゃん"を 帰してやるよ?」

春香「ど、どゆこと?」

春香(こ、これってもしかして...真ちゃんが捕まってて それを私が助けに来たと思われてる"...?)


冬馬「でももしそっちが負けたら... お前ら二人とも ここで行方不明になってもらうぜ?」

春香「な...なんで、そんなことに...」

冬馬「あ?なんだ?まさかやらねーってのか?」

春香(......でも 今真ちゃんを助けられるのは 私だけ....!)

春香「や、やるしかない....!」

冬馬「よーし それじゃあ 準備しな!」

春香(....あれ そういえば)

春香(この人のバイクがGSXR400R で、私のがFZR250RR.... バイクのことよく分かんないけど数字の大きい方が速いんだよね...?)

春香(ってことは....)

春香「もしかして... 私すっごく不利?」


冬馬「ルールは簡単だ この タバコが地面に落ちたと同時にスタートだ いいな?」

春香「わ...わかった」(ど、どーしよー...)


翔太「冬馬..大丈夫かなぁ」

北斗「冬馬のバイクはあのエンジェルちゃんのよりも速い きっと大丈夫さ」

真(春香....)

冬馬「それじゃあ いくぞ...?」

春香(....真ちゃんを助けないと!)

スッ... ヒュッ!

.........トンッ

ヴォオオオオンッ!!!


ヴォッ オオオオンッ!!

冬馬「こいつ... 生意気に着いてきてやがって..」

春香(くぅっ..!離されちゃダメ...!フルスピードで!!)

冬馬「ちっ...!」

春香(真ちゃんは 私の為に警察を引き付けてくれたり.. 私のことゲームセンターに誘ってくれたて... )

春香(バイクが壊れちゃってもいい! 絶対負けない!!)

ギャアオゥンッ ヴォオオオンッ!!


雪歩「あれ...?伊織ちゃん 見て!」

伊織「あれって... 春香?!」

雪歩「なんで ゼロヨンなんて...?!」


冬馬「オラァッ!!」オオオンッ!

春香(ダメ... 追い付けない...! )

春香(なにか..なにか手を....!)


春香(そういえば....)

春香(真ちゃんが 前になにか言ってたような...)

(真「走ってるバイクのすぐ後ろはー "スリップストリーム"って言って 空気抵抗が少ないから 前のバイクよりも少ないパワーなのに同じスピードで走れるんだー だからそこでパワーを温存して 一気に抜けば 勝てるかもよー?」)

春香「....! そうだ! スリップストリーム!」

フオオオォンッ!

冬馬(......? 春香のヤツ どこに...)

冬馬(.....! コイツ 俺の真後ろに....!!)

春香(相手の後ろで...パワーを貯めて.... 一気に....!!!)

春香「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!」

冬馬「!?」

ギャッ!!ドッコアアアアンッ!!


春香「....っ やっ、 やった!抜いたぁ!!」

雪歩「春香ちゃん!!ブレーキッ!!!」

春香「へ?」

ザザーン.. ザザーン....

春香(う...み?)

ギャギャギャッ!! ガッ!!


ザッパーーーーーンッ!!!

雪歩「春香ちゃんっ!!」

伊織「春香ぁっ!!」

響「そ、そんな....」

伊織(こんな暗い海で一度沈んだら見つかるわけない...! どうしたら....!)


真「春香....?!」

翔太「ど、どうしよう?!こ、これってマズイよ! だから爆音になんて手を出すのは止めようって...!」

北斗「は、早く冬馬を呼んで逃げ...」

バキイッッ!!

翔太「ぶぇっ!!!」

北斗「?!」

真「なに 逃げよーとしてんだ コラ....」

北斗「ひっ?!」


冬馬「くそっ アイツ海に落ちるなんて...!」

ベキィッ ドゴォッ!!

冬馬「!?」

北斗「う...ぁ 」

冬馬「ほ、北斗っ!」

真「やぁー 冬馬... さっきはよくもやってくれたね....」

冬馬「お、おまえ 紐を引きちぎって...!」

真「それに 春香を.... っ」

真「テメェも海に沈めてやるよ 冬馬ァッ!!」

冬馬「真ォ... イキがりやがって!!怖くなんてねーぞ オラァッ!!」

シュッ! ヒュンッ!

真「! .....ナイフだぁ? そんなもの出して 脅かしてるつもり?」

冬馬「へっ....! 俺が刺せねーと..... 思ってんじゃねぇ!!」 バッ!

真「っ!」 (クソッ!こんなときにキズが...!)

冬馬「うぉおおおおおおっ!!」

真「ぐっ...!」


ガシィッ!!

冬馬「げっ?!! 手が?!」

ザパーーーッ!!

春香「ど、どひいいいいいぃぇっ」 びしょぉーっ

真「は....春香?!」

雪歩「えっ? 春香ちゃん...?」

伊織「春香....!」

冬馬「なっ...」

ガゴォォッ!!!

冬馬「ぶっ..!?」 メキョッ..

真「この....ドグサレ野郎がああぁぁぁっ!!!」

ズッガアアアアッンッ!!!

冬馬「ぶぐえぇぇっ!!」

真「凶器出してゴタゴタ言う前によぉ! テメーの"スジ"通してみろよ冬馬ァァ?!」

冬馬「う...げ......」

真「.....そうだ 春香!!」

響「春香ぁ!大丈夫か?!」

春香「えへへ...だ、大丈..ぶ」

響「よ、良かったぞぉ...」


伊織「けど...あんな海でどうやって」

春香「私...落ちて なにがなんだか分からなくなっちゃったんだけど バイクのライトがかろうじて見えて...それで...」

雪歩「そっか....春香ちゃんのFZR250RRが 助けてくれたんだ」

春香「.....!」(私の FZR250RRが...)

真「春香....」

春香「真ちゃん....?」

真「ありがと...春香 一個"借り"....だねっ へへっ!」

春香「真ちゃん... えへへ...」


雪歩「カッコよかったよ!春香ちゃん!」

春香「え?あはは いや そんな」

雪歩「... 春香ちゃん 私の後ろに乗る?」

伊織「えっ?」

春香「えっ!いいの?」

伊織(雪歩... 春香を今まで誰も乗せたことのない CB400FOUR の リアシートに?! )

雪歩「うん いいよ 春香ちゃん」

春香「そ、それじゃあ失礼して...」

伊織(やっぱり...春香には何かある....のかもね)



オオンッ...!


チュンチュン...

春香「.....んっ 朝かぁ ふぁ~...」

春香「はぁー...昨日は本当に疲れたなぁ まっ今日は休みだし ゆっくりしよーっと それじゃ二度寝でも....」

ピンポーーン

春香「? だれだろう こんな朝から...」

カチャッ タッタッタッ....

春香「はーい?」 ガチャ

雪歩「おはようー 春香ちゃん」ニコッ

春香「ゆ、ユキポちゃん?」

真「おっはよー 春香!」 響「おはようだぞ!」

伊織「なに?まだ寝てたの?春香」

春香「み、みんなも!?」


春香「ど....どうしたの?みんな」

真「昨日 春香のバイクが壊れちゃったでしょ?」

春香「う、うん」

響「だから 自分たちで新しいバイクを組むことにしたんだぞ!」

春香「ええ? 自分でって...そんなことできるの?!」

伊織「私の家がね 板金屋の株を持ってるからそこを自由に使えるのよ」

春香「へ、へぇ...」(伊織の家ってお金持ちなのかな?)

真「さっ 後ろに乗って乗ってー」

春香「あっ うん よいしょっ...」

雪歩「それじゃあ皆 いこっかー」

オオオンッオオン!


ブロロロロ...

春香「うわー...すごーい 壊れた車やバイクがたくさん....」

伊織「ここからバイクを組むのよ 部品や工具はなんでも使っていいそうだから」

真「へっへー カッコいいの作っちゃうからねー!」

伊織「それじゃあ まずは ベースの単車をどうするかだけど...」


雪歩「やっぱり CB400F のホンダが良いと思うなぁ」

伊織「待ちなさい雪歩 ここは カワサキしかないでしょう? KH400 の カワサキ よ!」

真「ウソぉ? 二人とも GS400E の渋さが分かんないの? やっぱり スズキ だよね!春香!」

春香「え?う、うん」

響「いーや FZR400RR の ヤマハ がいいぞ!春香だってFZR乗ってたしな! 」

春香「そ、そーだね」

雪歩「だから...言ってるじゃないですかぁ.. GSやFZRなんかより ホークⅡ なんかの方が渋いってぇ..」

響「うがー!なんでホークⅡがFZRより渋いんだ?!そんなわけないぞ!」

真「いくらユキポでもさー.. 僕はこだわって GS400E 乗ってるからー...」

伊織「やっぱり カワサキよ!」

春香「な....なにこの 状況...」


別の場所

翔太「たっ 助けてください やよいさん!」

やよい「う?」

北斗「あ、あの僕ら ジュピターって言って... 多分 話が行ってると...」

やよい「...あぁ あのつまらない話をしてきた 人ですかー...」

北斗「へっ?」

ガゴォッ!! ゴキャッ!!

北斗「べ...」 翔太「あ...ぅ」

やよい「うっうー むかつきますー!!」

愛「や、やよいさん」

やよい「..... そろそろやりしょうか」

愛「え?」

やよい「雪歩を潰しちゃいましょー.... うっうー!」

絵理(こ、こわい..)


春香「それで...なんで こんなことに?」


雪歩「やっぱりがパッションが良いと思うなぁ きらりちゃんや美嘉ちゃんもいるし...」

伊織「何言ってるの雪歩 ミリマスが一番でしょう? 王道765の ミリマスよ!」

真「ウソぉ? 二人とも クール の良さが分かんないの? 蘭子ちゃんに小梅ちゃんのクール! 」

響「いーや 杏ちゃんや幸子ちゃんの キュート がいいぞ!そもそも真もキュートタイプだぞ! 」

真「そんなこと言ったら 僕は最初は響ってパッションだと思ってたよ!」

響「キュートはみくちゃんにかな子ちゃん まゆちゃんだっているぞ!」

雪歩「で、でも パッションにも雫ちゃんやみりあちゃんなんかが...」

伊織「ミリマスなんて元々全員声つきよ?!」

真「ちょっと 伊織 そういうメタなのはだめだよ!」

雪歩「だ・か・ら...言ってるじゃないですかぁ.. クールやキュートなんかより パッション の方が可愛いアイドルが多いってぇ.... 」

響「うがー!なんでパッションがキュートより可愛いいんだ?!そもそも雪歩はパッションって合ってないぞ!」

真「いくらユキポでもさー.. 僕はこだわって クールアイドル 押してるからー...」

伊織「やっぱり ミリマスよ!」


春香「なんで途中からアイドルの話題に....」

その後....

雪歩「できたよ!春香ちゃん」

ゴォォオオオッ ゴォオオオッ!

春香「す...スゴい!」

伊織「どう?ゼファー400爆音仕様よ!FⅡレースで使うようなエンジンを積んでるわ!」

真「くぅ~ いいなぁ、こんな怪物マシン!」

響「音もスゴいぞ!まさにモンスター!」

春香「....で、でもこれは 私にはもったいないような」

雪歩「ほら春香ちゃん 乗ってみて?」

春香「え? うん...」

ゴロゴロゴコッゴコッ!

春香「ひぃ~ スッゴい音...」


春香(でも みんなが作ってくれたんだし大切にしなきゃ...)

伊織「あ、そういえばいい忘れてたけどそれ すぐフロント上がっちゃうから気をつけ...」

春香「え?」 ぐんっ

ドギャアアアアアアアッ

ゴワッシャアアアアアアッ!!

伊織「」

雪歩「」

真「」

響「」

春香「ご...ごめん....こわしちゃった...」

伊織「」

雪歩「」

真「」

響「」


結局 また1からゼファーを組み直し 完成するころには もう朝になっていました...

伊織「はぁ...やっと出来たわ...」

春香「ごめんね...みんな....」

雪歩「い...いいよ 春香ちゃん...」

真「はぁー..今からガッコーか...」

響「ね....ねむいぞ...」

伊織「それじゃあ 皆 解散しましょう... 事故らないようにね...」

真「はーい....」オオンッ

響「一旦家に帰って みんなにご飯をあげてくるぞ...」オンッ

春香(私のせいでみんなに迷惑かけちゃった... 今度こそ 壊さないようにしないと!)

トロ...カッタン トロ...カッタン

伊織「.....春香 別にもうちょっとスピード出して大丈夫よ?」

春香「えっ? そ、そう?」

そして....

春香「うわー!学校に遅れちゃうー!」

春香(伊織ちゃんに言われた通りもっとスピード出しとけばよかった~ うぅ...)

春香(それに... 今日のラッキーアイテムのもやしも わざわざ探しちゃったし... あぁ朝の占いなんて見るんじゃなかったー!)

春香「いそげー!」 オオオッ!

...........................

伊織「まだ春香は来てないの?」

雪歩「そう見たい...それに真ちゃんもまだ...」

響「え?でも確かさっき 真は来てるのみたぞ?」

伊織「そうなの?ならどこに行ったのかしら?」

響「でもなんかこう 目が血走ってたぞ...」

雪歩「それって まさか.....」

1-B 教室

女「ねぇ聞いた...?」

ヤンキー「なにが?」

女「爆音とブルーウォールが昨日 かち合ったっていう...」

ヤンキー「マジ?!」

女「ヤバイよねー これからは気を付けて走んないと... トバッチリが」

真「ケンカの話の時間だ!コラァ!!」 バキイッ!!

ヤンキー「なっ...」

真「寝不足で機嫌悪いんだよ! ジュピター出てぉこいッ!」


ヤンキー「....おいおい 見てわかんねーのかよ」

真「あ?!」

女「....ジュピターの奴等は今日きてねーよ」

真「......へ?」


ヤンキー「だからよー 冬馬も翔太も北斗も きてねーってのぉ」

真「えぇー?! そんなぁ...」

アマ「ちょっとあんたさぁ... 授業中にカチコミしてくるなんて 調子乗りすぎじゃない?」

真「....は?」

アマ「うちの族の 狂魔神の 頭がさぁ マサトウザいってんだよねぇ 」 ガタッ

ヤンキー「そだな...礼儀教えてやろーぜ?」

真「んだ コラ... テメエら舐めてんじゃねぇぞ オラァッ!?」

女「ちょ、ちょっとまって!」

アマ「あ?」ヤンキー「なによ..」

真「?」

女「あそこ... や、やよいさんがっ!!」

「?!!」

真(や....やよい....?!)


春香「遅刻だー!また真ちゃんにどやされちゃうー!」 たたたた

真「なっ?! 春香!?」

春香「えっ?」

やよい「..........」

春香「....?」

真(ヤ...ヤバイよ...!)

春香(誰だろ? あんまり見ない顔だけど...)


春香(ん?そういえばこのくるくる髪 どこかで聞いたような...)

(響「いい?髑輪の頭のやよいさんの特徴は 髪の毛がくるくるんとしてちょっと子どもっぽく見えることなんだぞ!あともやしが大好物だな 覚えておいたほうがいいよ?」

春香「.....えーっと ということは.....」

やよい「.....うっうー」ジャリッ

春香(こ...この人がやよいさん?!!)

やよい「.......」

春香「ひ、ひぃっ?!」(こ、ころされ...!)


やよい「うっうー!もやしの販売所ですー!」チャリンッ

春香「」

やよい(....やっと帰ってこれました.. 私の母校に..!)

やよい「待っててくださいー 雪歩....」タッタッタッ


春香(よ....よかったぁ もやしの販売所にしか思われなかった...... ラッキーアイテムのもやしを持ってきてて良かった....)

真(ひ、ひやひやさせるなぁ...春香は...)


絵理「やっと....やよいさんが学校にも....戻ってきたね?」

愛「はい!これでもう"髑輪"の天下ですねー!」

絵理「やよいさんが....爆音少女も碧鳥我壁も やってくれるだろうし....」

愛「雪歩も千早も バキッ!っと一発です!!」

「誰が...私に一発ですって?」

絵理「!」愛「!!」

千早「......」

絵里「千早.....」

土日なんで一気にやります
ゆっくりでスミマセン


愛「千早....」

絵理「......」ギロッ

千早「なにかしら?二人でなら私に"かなう"つもり...?」

絵理「そっちこそナメないで....?」

愛「私たちは 髑輪のナンバーツーなんですよー!!」

千早「そう...なら教えてあげるわ 誰が 誰に口をきいてるか....」

ヒュッ


ゴガアッッ!!

絵理「ぎぃっ..!?」

愛「あっ!」

ゴシャァッ!!

絵理「ブェッ!?」

ドパァッッ!!

絵理「ブゴッ!!」

ドガッ!!バギッ!!

愛「ひ、ひ や、やよいさんを 呼ばっ」


ガシッ!!

千早「...なに逃げてるのかしら?」

愛「あ....」

千早「そういえば さっき言ってたわね? バキッ!と一発とか...」


千早「それは コレ かしら?」


メッコォォッ!! ビキッ....


愛「べっ..!」

バタッ!!


千早「ふん...」

千早「やよいに言っときなさい 私は逃げないからって...ね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

真「.......で、だ」

ヤンキー達「........」ギロッ..

真「どーしよっかなー...これは」

ヤンキー「テメー さっきは やよいさんに気ぃー取られてたが...逃がさねーからな 真ォ...」

真「うーん さっきの間に逃げときゃ良かった...」

真「ねぇ 僕も悪かったからさ 許してくれない?ほらやよいも帰ってきたんだし あんまり暴れないほうが....」

アマ「へっ!だからよー タコ殴りですぐに片付けてやるからさー...?」

真(ああもう!やるっきゃないかー!相手は15人!死ぬ気でいけば...!)

「待ちなさい アンタたち!」

?!

アマ「いっ 伊織!!」

伊織「ケンカは止めてくれない?爆音は学校の中じゃ したくないの」

ヤンキー「ケンカ売ってんのはお前らだろーがよ?!」

アマ「狂魔神の頭も アンタたち潰すっていってんだよねー」

伊織「狂魔神がウチを....なんですって?」

ヤンキー「テメェ!! 雪歩も居ねーのに粋がってんじゃ....!」

ゴキ...バキッ

真「ご、ゴキバキって....」

ドサァッ!

ヤンキー「へっ....げ.....があ...」ダラッ

アマ「ひっ?!」(顎が砕けてる...?!)

真「ヒュー!さっすがぁ!」


伊織「今日はこれで許してあげるわ...早くソイツ病院にでも連れてきなさい」

アマ「く......くそっ」

伊織「ふんっ....」

......................

真「いやぁ やっぱり伊織はスゴいなぁ 一発ワンパンだよ!?」

響「いや...それより もともとなんでケンカ仕掛けにいったんだ....」

伊織「ほんといい迷惑よ!」

真「へへっ ごめんごめん... 悪かったって」

真「....あれっ? 春香...まだ来てないの?」

響「ああ 春香ならさっき顔真っ青にして来て お腹が痛くなったからトイレ行ってくるとか....」

真「へー トイレか...」

真(......まっ これ以上面倒くさいことも起きないかなっと)


やよい「それで だれにやられたんですかー?」

絵理「.....」 愛「......」

やよい「.....もしかして 雪歩」

絵理「ち、違っ」

やよい「それじゃあ そんなにケガするなんて たっくさんの人に囲まれちゃったんですか?」

絵理「いえ...」

愛「ち、千早にやられてしまいました!」

やよい「」ピクッ...


やよい「うっうーーーーーーー!!」


バシィッ!! 絵理「ひっ?!」

ガシィッ!!愛「ぎゃっ!?」

やよい「...行きましょー 二人とも...」

絵理「え?」 愛「ど、どこにですかー?!」

やよい「.....」

やよい「うっうー... 無敵の髑輪(トクバイ)の"払い戻し"ですー!」

絵理「!」愛「!」


2-E教室

アマ「千早ちゃんマジで日高と絵理ボコしちゃったのー?」

千早「....」

ギャル「でもさー ヤバくない? やよいとかがさー..」

アマ「ダイジョーブだって! もし来たって やっちまえば....」


ガラララッ!

「?!」


アマ「や....やよい?!」ガタタッ

やよい「千早....ちょっと来てくれませんかー?」

千早「.....いいわ タイマンね?」

ギャル(こ...これ ヤバいよぉ!)

やよい「それじゃあ トイレにでもいきましょー!」

千早「......分かったわ」

アマ(これじゃあマジで 殺しあいに...!)

一時期どうしても書けない時期があり
だいぶ時間も空いたのでもういいかと思っていましたが どうしても心残りなので続きを書きます すいませんでした


春香「はぁ 緊張のせいかお腹痛くなっちゃった...」

春香「でも出るものも出ない... 青汁でも飲もうかなぁ」

バタンッ!!

春香「」ビグゥ!

千早「............」

やよい「.............」

春香(ええっ!?だ、誰が来たの?!)

千早「.....あなたの所の二人の事だけど」

やよい「........」

千早「あの二人が"No.2"ですって?たかが知れてるわね... 髑輪も」

やよい「」ピクッ


春香「えーと この声って...」

春香(ヴぇえええっ!?千早さんとやよいさん?!)

春香(ど、どうしよう 見つかったら殺...)フラッ

ジャアアアアアアアッ

千早「ん?」

春香(げえっ!?トイレの音消し 音姫が?!)

ギュンッ ドゴッ!!

千早「ぐっ....?!」

やよい「よそ見はダメですよぉー!!」

ベッゴオオオッ!! ブシュゥッ....

やよい「うっうーー!"ベコベコ"ですー!!」

春香(ひええええええええっ!)

やよい「あの二人をやったぐらいで のぼせないで下さい!!」

ゴオッ!! ゴジャアッ!

.....ドンッ!


春香(い...今 にぶぅい音が....)

やよい「うっうー 碧鳥我壁も"たかが知れて"ますね...」

やよい「...そこにいるのは 誰ですかー?」

春香(ひぇっ?)

ガンッ! ベギイイイイイッ!!

春香「わああああっ!?」(ど、ドアが蹴破られ...?!)

やよい「? 朝のもやしの販売所の...」

春香(まだもやしの販売所の人だと思われてる!)

ゆらっ....

春香「あっ...」

やよい「!」

ゴジャッ.....!!


千早「やよい....」スゥッ..

やよい「千早..まだ....!」

ガァンッ!!ドガッ!!

やよい「ぶっ....!」

千早「どーしたのかしら...?その程度?」

やよい「....うっうーー!!」だらっ...

ベキィッ!!

愛「やよいさーん!大丈夫ですかーー?!」

絵理「!... やよいさん?!」


やよい「.....」だらっ...

千早「あら...何かしら また泣かされに来たの?」

絵理(や、やよいさんを...?やっぱりとんでもなく強い...!)

愛「あーーーーー!やよいさーん!!」

春香(ひぃーー!また増えたぁ!)

やよい「............う"っう"ー」

千早「!」

ドオオオオンッ!!

春香(うわぁー!!パンチが木の壁を突き抜けたーっ?!)

愛「やったー!やよいさんが"キレ"ましたよー!!」

絵理「これでもう...千早は勝てない!」


ビュンッ!!

千早「くっ....!」ダッ!

ガキバゴドガッ....

千早「なっ...! 洗面台が粉々に..!」

やよい「.......」

春香(な、なにあれ ほ、ほんとに化け物...!)

春香「ひ...に...逃げなきゃ..!」

ギィィィィッ

愛「?!」絵理「?」春香「!」

「はぁ..もう...さっきから騒がしいわよー?」

絵理「な....?!」

愛「"律子"!!」

春香「へ..?律子?」

絵理「なんで狂魔神の頭なんかがここに..!」

春香(え....頭って)

春香(こ、この人が 狂魔神の総会長?!)

律子「............」

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