兄「お兄ちゃん大好き病?」(49)
医者「はい、妹さんはその病気にかかっています」
兄「それってどういう病気なんですか?」
医者「知りたいですか?」
兄「は、はい」
医者「分かりました」
作者「知りたいですか?」
俺「は、はい」
医者「妹さんがかかっている「お兄ちゃん大好き病」には、
3種類あるんです」
兄「3種類ですか?」
医者「はい、一つは素直になれないけどお兄ちゃんが大好きな『ツンデレタイプ』」
兄「ツンデレ妹か…」
医者「もう一つはお兄ちゃんに仕える『奴隷タイプ』」
兄「ど、奴隷妹…」
医者「最後はお兄ちゃんを自分の物にする『ヤンデレタイプ』
兄「ヤンデレ妹!?」
医者「中でも『ヤンデレタイプ』が一番危険です』
兄「それで、妹のかかってるのはどのタイプなんですか!?」
医者「妹さんのかかってる病気は…」
兄「…!」ゴクリ
医者「>>5-10です」
ミスった
医者「妹さんのかかってる病気は…」
兄「…!」ゴクリ
医者「>>7-12です」
奴隷しかあるまい
医者「妹さんのかかってる病気は…」
兄「…!」ゴクリ
医者「『奴隷タイプ』です」
兄「良かったぁ~」
兄(ヤンデレじゃなくて…)
医者「いやぁ~、ヤンデレタイプじゃなくて良かったですね~」
兄「一応聞きますが、治る方法は…?」
医者「この病気は最近発見したものですので、治療法などはありません」
医者「ですが、日常生活に影響を及ぼすようなことは無いでしょう」
兄「そうですか、ありがとうございました」
兄(奴隷の妹か…)
兄(何かやばい事を起こさなければ良いんだけど)
兄「妹には何て言えば良いんだろう」
兄「はぁ…」タメイキ
奴隷と書いたが、何かメイド?っぽくなると思いますが、
そこはご了承ください(-人-)
~自宅~
兄「ただいま~」
妹「お帰りなさいませ、お兄様」
兄「な、何やってるの?」
妹「お兄様をお出迎えでございます」
兄「そ、そう?」
妹「お兄様、まずは何になさいますか?」
妹「お風呂にしますか?ご飯にしますか?」
妹「それとも、私になさいますか?」
兄「妹も良いけど、それはもうちょっと大きくなってからだよ」
妹「そうですか…」ショボン
兄「何か俺が悪いように見えるんだけど…」
今日はここまでです、
続きは明日です
兄「もぐもぐ」
妹「どうですか?お兄様」
兄「うん、美味しいよ」
妹「そうですか、それは良かったです」
兄「妹は将来良いお嫁さんになるよ」
妹「そんな、私なんて全然…///」テレテレ
兄「いやいや、本当になれるって」
妹「あ、ありがとうございます…///」
兄「それじゃ、お風呂入って来るよ」
妹「あ、はい、行ってらっしゃいませ」
~お風呂~
兄「あぁ~、良い湯だな~」
「お兄様、湯加減はどうでしょうか?」
兄「丁度良いお湯だよ」
「そうですか、着替えはここに置いておきますね」
兄「ありがとう~」
~リビング~
妹「…」
妹「何故なのでしょうか…」
妹「お兄様の事を考えると、胸がキュンキュンします」
妹「お兄様…///」
兄「妹、お風呂上がったよ」
妹「あ、はい、お布団は既に敷いてあるのでいつでも寝れますよ」
兄「うん、ありがとう」
妹「いえいえ、私はお兄様に仕える者ですから」
兄「あ、そうだったね…」
ちょっと訳あって今日はここまでです
~兄の部屋~
兄「妹が…奴隷…」
兄「…!!」ブンブン
兄「いけない、そんな疚しい事を考えたらいけない」
兄「そういえば、妹に病気の事言ってない…」
兄「どうすれば、治るんだ?」
~妹の部屋~
妹「…」スルスル
パサッ
妹「…」
妹「はぁ…」タメイキ
妹「お兄様に伝えたいです、この気持ち…」
~学校~
兄友「なるほどなぁ、妹ちゃんはそんな病気にかかってるのか」
兄「うん、どうやらメイドみたくなるのは、俺と一緒にいるときだけらしいんだ」
兄友「ほほぉ~?」
兄「何?」
兄友「妹ちゃん可愛いから嬉しいだろ?」
兄「まぁ、嬉しくはなくはないけど…」
兄友「良いな~、羨ましいな~」
兄「どうすれば治ると思う?」
兄友「これは俺の予想だが、妹ちゃんの気持ちに答えたら良いんじゃないか?」
兄「妹の気持ち?」
兄友「ここから先は自分で考えるんだな」
兄「…」
~妹の教室~
妹「はぁ…」タメイキ
妹友「妹ちゃん、どうかしたの?」
妹「え?ううん、何でもないよ」
妹友「そう?さっきからずっと溜息ばっかりついてたけど」
妹「本当に大丈夫だから」
妹友「それなら良いけど…」
妹「うん、ごめんね」
~放課後~
兄友「兄、一緒に帰ろうぜ」
兄「ごめん、妹と帰る約束してるんだ」
妹「お兄様、お迎えに上がりました」
兄「ほら」
兄友「うおぉぉぉぉぉ!!メイド口調の妹ちゃんぺろ…」
兄「人の妹に欲情すんな」
兄友「じょ、冗談だって…あははは」
ちょっと別の方も書いてるので今日はここまでです
妹「兄友さん、いつもお兄様がお世話になってます」ペコリ
兄友「いえいえ、こちらもお世話になりっぱなしですから」
妹「ふふっ、そうですか」
兄「妹、帰るぞ~」
妹「それでは」ペコリ
~自宅~
兄「疲れた…」
妹「大丈夫ですか?」
兄「大丈夫だ」
妹「そうですか…」
妹「辛くなったらいつでも言ってくださいね、私はお兄様に仕える者ですから」
兄「あ、あぁ…」
兄(仕える者か…)
~兄の部屋~
兄「妹、病気にかかってから凄く俺に優しくなってる…」
兄「本当は自分が辛いはずなのに…」
プルルルル プルルルル
兄「誰からだ?」
兄「もしもし?」
医者『もしもし?兄さんですか?医者です』
兄「医者さん?どうかしたんですか?」
医者『妹さんの病気を調べた所、大変な事が分かったんです』
兄「大変な事?」
医者『話は明日の昼、病院に来てください』
兄「わ、分かりました…」
医者『それでは』
兄「は、はい…」
兄「何だ?大変な事って…」
兄「悪い話じゃなければ良いんだが…」
~リビング~
兄「…」
妹「あの、お兄様?どうかされたのですか?」
兄「え?」
妹「先ほどからあまり喋られないので…」
兄「あ、あぁ、ごめん、ちょっと考え事してただけだよ」
兄「悩みとかそういうのじゃないから、心配しないで」
妹「それなら良いのですが…」
兄(ごめん、妹…)
他のも書いてるので、遅くなるかもしれません
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